JPH0655254A - 吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構 - Google Patents
吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構Info
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- JPH0655254A JPH0655254A JP23315492A JP23315492A JPH0655254A JP H0655254 A JPH0655254 A JP H0655254A JP 23315492 A JP23315492 A JP 23315492A JP 23315492 A JP23315492 A JP 23315492A JP H0655254 A JPH0655254 A JP H0655254A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湯洩れ検出器の誤動作を防止する。
【構成】 本発明に係る吸引鋳造装置の湯洩れ検出器4
0は、鋳型12を囲むように、チャンバー14の内側面
の下端に沿って配設された一対の絶縁被覆電極30,3
2を備えている。そして前記絶縁被覆電極30,32が
検出器本体40kに接続されて、両電極30,32間の
電気抵抗が測定される。鋳造中に溶湯洩れが発生する
と、鋳型から流れ出た溶湯は絶縁被覆電極30,32に
接触し、この溶湯の熱によって絶縁被覆電極30,32
のビニール被膜30h,32hが溶かされて、各々の電
極が溶湯によって相互に接続されて前記電気抵抗が小さ
くなる。また、溶湯洩れが発生しなければ、絶縁被覆電
極30,32のビニール被膜30h,32hは溶けるこ
とがなく、両電極30,32は外部から絶縁されたまま
の状態に保持される。このため溶湯洩れが発生しないの
に外乱によって溶湯洩れの判定がなされることはない。
0は、鋳型12を囲むように、チャンバー14の内側面
の下端に沿って配設された一対の絶縁被覆電極30,3
2を備えている。そして前記絶縁被覆電極30,32が
検出器本体40kに接続されて、両電極30,32間の
電気抵抗が測定される。鋳造中に溶湯洩れが発生する
と、鋳型から流れ出た溶湯は絶縁被覆電極30,32に
接触し、この溶湯の熱によって絶縁被覆電極30,32
のビニール被膜30h,32hが溶かされて、各々の電
極が溶湯によって相互に接続されて前記電気抵抗が小さ
くなる。また、溶湯洩れが発生しなければ、絶縁被覆電
極30,32のビニール被膜30h,32hは溶けるこ
とがなく、両電極30,32は外部から絶縁されたまま
の状態に保持される。このため溶湯洩れが発生しないの
に外乱によって溶湯洩れの判定がなされることはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳型にチャンバーを被
せ、そのチャンバー内の空間を減圧することにより、前
記鋳型内のキャビティを間接的に減圧して、溶湯をその
キャビティ内に吸引する吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構
に関する。
せ、そのチャンバー内の空間を減圧することにより、前
記鋳型内のキャビティを間接的に減圧して、溶湯をその
キャビティ内に吸引する吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】吸引鋳造法では、鋳型内のキャビティを
減圧することにより、このキャビティと溶湯を貯留する
溶解炉との間に圧力差を生じさせて、前記溶解炉内の溶
湯を筒状のストークを介してキャビティ内に吸引する。
そして、キャビティ内に溶湯が充満した後も、キャビテ
ィと溶解炉間の圧力差を一定時間維持することにより、
押湯効果を持たせて、ひけ巣等の発生を防止している。
しかしながら、鋳型の割れや型合わせの不良等の原因で
溶湯洩れが発生すると、キャビティと溶解炉間の圧力差
によって溶湯の吸引が継続して行われ、大量の溶湯が洩
れ出ることになる。特に、吸引鋳造法では、前記鋳型に
チャンバーを被せ、そのチャンバー内の空間を減圧する
ことにより、前記鋳型内のキャビティを間接的に減圧す
る。このため前記鋳型の様子を外部から目視確認するこ
とができず、湯洩れの検出が難しかった。
減圧することにより、このキャビティと溶湯を貯留する
溶解炉との間に圧力差を生じさせて、前記溶解炉内の溶
湯を筒状のストークを介してキャビティ内に吸引する。
そして、キャビティ内に溶湯が充満した後も、キャビテ
ィと溶解炉間の圧力差を一定時間維持することにより、
押湯効果を持たせて、ひけ巣等の発生を防止している。
しかしながら、鋳型の割れや型合わせの不良等の原因で
溶湯洩れが発生すると、キャビティと溶解炉間の圧力差
によって溶湯の吸引が継続して行われ、大量の溶湯が洩
れ出ることになる。特に、吸引鋳造法では、前記鋳型に
チャンバーを被せ、そのチャンバー内の空間を減圧する
ことにより、前記鋳型内のキャビティを間接的に減圧す
る。このため前記鋳型の様子を外部から目視確認するこ
とができず、湯洩れの検出が難しかった。
【0003】上記問題を解決するために、吸引鋳造法に
おける湯洩れを検出する技術が、実開平2−32358
号公報に記載されている。この湯洩れ検出方法は、鋳型
の湯口に溶湯を導くためのストーク(導電性材料により
製作されている)を鋳型定盤に対して電気的に絶縁した
状態でセットし、さらに前記鋳型にチャンバーを被せた
状態で、前記ストークとチャンバーとの間の電気抵抗を
監視するものである。即ち、ストークは鋳型定盤に対し
て電気的に絶縁した状態でセットされているために、こ
のストークとチャンバーとの間も電気的に絶縁した状態
に保持されている。したがって鋳造中であっても、溶湯
が洩れていない状態ではチャンバーとストークとの間の
電気抵抗は大きな値になる。一方、鋳型から溶湯が洩れ
出るとこの溶湯が鋳型定盤の上に溜まって、前記チャン
バーと前記ストークとが溶湯によって接続される。この
ためチャンバーとストークとの間の電気抵抗は小さくな
る。したがって、チャンバーとストーク間の電気抵抗が
所定値以下であれば溶湯洩れと判定できる。なお、実際
にはチャンバーとストーク間に一定の電圧が加えられる
ことにより、電気抵抗は電流値に変換されて検出され
る。
おける湯洩れを検出する技術が、実開平2−32358
号公報に記載されている。この湯洩れ検出方法は、鋳型
の湯口に溶湯を導くためのストーク(導電性材料により
製作されている)を鋳型定盤に対して電気的に絶縁した
状態でセットし、さらに前記鋳型にチャンバーを被せた
状態で、前記ストークとチャンバーとの間の電気抵抗を
監視するものである。即ち、ストークは鋳型定盤に対し
て電気的に絶縁した状態でセットされているために、こ
のストークとチャンバーとの間も電気的に絶縁した状態
に保持されている。したがって鋳造中であっても、溶湯
が洩れていない状態ではチャンバーとストークとの間の
電気抵抗は大きな値になる。一方、鋳型から溶湯が洩れ
出るとこの溶湯が鋳型定盤の上に溜まって、前記チャン
バーと前記ストークとが溶湯によって接続される。この
ためチャンバーとストークとの間の電気抵抗は小さくな
る。したがって、チャンバーとストーク間の電気抵抗が
所定値以下であれば溶湯洩れと判定できる。なお、実際
にはチャンバーとストーク間に一定の電圧が加えられる
ことにより、電気抵抗は電流値に変換されて検出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の湯
洩れ検出方法では、ストークと鋳型定盤との間に装着さ
れる絶縁材の材質等の問題から、前記ストークとチャン
バーとの間を確実に絶縁できない場合がある。このため
溶湯が洩れていない状態でもチャンバーとストーク間に
電流が流れることがある。さらに湯洩れ検出のための電
気回路が外部から絶縁されていないために、例えば溶解
炉から漏電した電流等もチャンバーとストーク間に流れ
ることがある。このため、溶湯が洩れていないにも係わ
らず溶湯洩れと誤判定されることがある。本発明の技術
的課題は、湯洩れ検出用の一対の電極を絶縁被覆で覆
い、溶湯が前記電極に接触して始めて絶縁被覆が溶け、
両電極が電気的に接続されるようにすることにより、溶
湯洩れ以外に湯洩れ検出器が動作しないようにして、湯
洩れ検出装置の信頼性を向上させようとするものであ
る。
洩れ検出方法では、ストークと鋳型定盤との間に装着さ
れる絶縁材の材質等の問題から、前記ストークとチャン
バーとの間を確実に絶縁できない場合がある。このため
溶湯が洩れていない状態でもチャンバーとストーク間に
電流が流れることがある。さらに湯洩れ検出のための電
気回路が外部から絶縁されていないために、例えば溶解
炉から漏電した電流等もチャンバーとストーク間に流れ
ることがある。このため、溶湯が洩れていないにも係わ
らず溶湯洩れと誤判定されることがある。本発明の技術
的課題は、湯洩れ検出用の一対の電極を絶縁被覆で覆
い、溶湯が前記電極に接触して始めて絶縁被覆が溶け、
両電極が電気的に接続されるようにすることにより、溶
湯洩れ以外に湯洩れ検出器が動作しないようにして、湯
洩れ検出装置の信頼性を向上させようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の各部
構造を有する吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構によって解
決される。即ち、本発明に係る吸引鋳造装置の湯洩れ検
出機構は、鋳型にチャンバーを被せ、そのチャンバー内
の空間を減圧することにより、前記鋳型内のキャビティ
を間接的に減圧して、溶湯をそのキャビティ内に吸引す
る吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構において、前記鋳型を
囲むように、前記チャンバーの内側面の下端に沿って配
設された複数本の絶縁被覆電極と、前記絶縁被覆電極の
各々の電極部分が相互に電気的に接続されたことを検出
する接続状態検出手段とを有している。
構造を有する吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構によって解
決される。即ち、本発明に係る吸引鋳造装置の湯洩れ検
出機構は、鋳型にチャンバーを被せ、そのチャンバー内
の空間を減圧することにより、前記鋳型内のキャビティ
を間接的に減圧して、溶湯をそのキャビティ内に吸引す
る吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構において、前記鋳型を
囲むように、前記チャンバーの内側面の下端に沿って配
設された複数本の絶縁被覆電極と、前記絶縁被覆電極の
各々の電極部分が相互に電気的に接続されたことを検出
する接続状態検出手段とを有している。
【0006】
【作用】本発明によると、チャンバーの内側面の下端に
沿って、前記鋳型を囲むように複数本の絶縁被覆電極が
配設されている。このため鋳造中に溶湯洩れが発生する
と、鋳型から洩れ出た溶湯は絶縁被覆電極に接触する。
そしてこの溶湯の熱によって絶縁被覆電極の絶縁被覆が
溶かされ、さらに各々の電極部分が溶湯によって相互に
接続される。そして、各々の電極部分が相互に電気的に
接続された状態が接続状態検出手段によって検出され
る。また、前記絶縁被覆電極は鋳型を囲むように配線さ
れているために、鋳型のどの位置で溶湯洩れが発生して
も、確実に検出することが可能になる。逆に、溶湯洩れ
が発生しなければ、前記絶縁被覆電極の絶縁被覆は溶け
ることがなく、そのままの状態に保持される。したがっ
て各々の電極部分は外部から絶縁された状態に保持され
る。このため、例えば溶解炉等からの漏電電流が前記電
極部分に流れ込むこともなく、溶湯洩れが発生しないの
に誤って溶湯洩れの判定がなされることはない。したが
って湯洩れ検出機構の信頼性が向上する。
沿って、前記鋳型を囲むように複数本の絶縁被覆電極が
配設されている。このため鋳造中に溶湯洩れが発生する
と、鋳型から洩れ出た溶湯は絶縁被覆電極に接触する。
そしてこの溶湯の熱によって絶縁被覆電極の絶縁被覆が
溶かされ、さらに各々の電極部分が溶湯によって相互に
接続される。そして、各々の電極部分が相互に電気的に
接続された状態が接続状態検出手段によって検出され
る。また、前記絶縁被覆電極は鋳型を囲むように配線さ
れているために、鋳型のどの位置で溶湯洩れが発生して
も、確実に検出することが可能になる。逆に、溶湯洩れ
が発生しなければ、前記絶縁被覆電極の絶縁被覆は溶け
ることがなく、そのままの状態に保持される。したがっ
て各々の電極部分は外部から絶縁された状態に保持され
る。このため、例えば溶解炉等からの漏電電流が前記電
極部分に流れ込むこともなく、溶湯洩れが発生しないの
に誤って溶湯洩れの判定がなされることはない。したが
って湯洩れ検出機構の信頼性が向上する。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本発明の一実施
例に係る吸引鋳造装置の湯洩れ検出器の説明を行う。図
1は、本実施例に係る湯洩れ検出器40を装備した吸引
鋳造装置10の縦断面図であり、図2は、図1の要部断
面図、図3は湯洩れが発生した状態における吸引鋳造装
置10の一部断面図を表している。吸引鋳造装置10
は、図1に示すように、鋳型12およびこの鋳型12を
被う気密チャンバー14を載置するための定盤16を備
えている。この定盤16は平面長方形状に成形された鉄
製の平板で、前記気密チャンバー14の底板を兼ねるも
のであり、所定の位置に貫通孔16kが形成されてい
る。そしてこの貫通孔16kに筒状のストーク20が挿
通される。ここで前記ストーク20の上端にはフランジ
部20fが形成されており、このフランジ部20fが定
盤16によって下方から支えられることにより前記スト
ーク20が位置決めされる。さらに前記貫通孔16kと
ストーク20との間はシール材19によってシールされ
る。
例に係る吸引鋳造装置の湯洩れ検出器の説明を行う。図
1は、本実施例に係る湯洩れ検出器40を装備した吸引
鋳造装置10の縦断面図であり、図2は、図1の要部断
面図、図3は湯洩れが発生した状態における吸引鋳造装
置10の一部断面図を表している。吸引鋳造装置10
は、図1に示すように、鋳型12およびこの鋳型12を
被う気密チャンバー14を載置するための定盤16を備
えている。この定盤16は平面長方形状に成形された鉄
製の平板で、前記気密チャンバー14の底板を兼ねるも
のであり、所定の位置に貫通孔16kが形成されてい
る。そしてこの貫通孔16kに筒状のストーク20が挿
通される。ここで前記ストーク20の上端にはフランジ
部20fが形成されており、このフランジ部20fが定
盤16によって下方から支えられることにより前記スト
ーク20が位置決めされる。さらに前記貫通孔16kと
ストーク20との間はシール材19によってシールされ
る。
【0008】前記鋳型12は上型12aと下型12bと
から構成されており、両者12a,12bが組み合わさ
れることにより、鋳型12の内部にはキャビティ12k
が形成される。また、前記下型12bには中央縦方法に
湯口12yが形成されており、この湯口12yが前記ス
トーク20のフランジ部20fに接続されるように、前
記鋳型12は定盤16の上に位置決めされる。前記定盤
16の上に位置決めされた鋳型12には、気密チャンバ
ー14が被せられる。この気密チャンバー14は箱型に
製作されており、その上面には真空ポンプ(図示されて
いない)に接続される減圧口14pが形成されている。
さらに気密チャンバー14の側壁下端には、シール材1
5が取り付けられており、この気密チャンバー14が定
盤16に載置された状態で前記気密チャンバー14の内
部は気密状態に保持される。
から構成されており、両者12a,12bが組み合わさ
れることにより、鋳型12の内部にはキャビティ12k
が形成される。また、前記下型12bには中央縦方法に
湯口12yが形成されており、この湯口12yが前記ス
トーク20のフランジ部20fに接続されるように、前
記鋳型12は定盤16の上に位置決めされる。前記定盤
16の上に位置決めされた鋳型12には、気密チャンバ
ー14が被せられる。この気密チャンバー14は箱型に
製作されており、その上面には真空ポンプ(図示されて
いない)に接続される減圧口14pが形成されている。
さらに気密チャンバー14の側壁下端には、シール材1
5が取り付けられており、この気密チャンバー14が定
盤16に載置された状態で前記気密チャンバー14の内
部は気密状態に保持される。
【0009】前記気密チャンバー14の上部外側には、
湯洩れ検出器40の検出器本体40kが設置されてい
る。さらに、前記気密チャンバー14の内側には、その
側面下端に沿って一対の絶縁被覆電極30,32が鋳型
12を囲むように平行に配設されている。この絶縁被覆
電極30,32は、図2に示されるように、鉄製の電極
30s,32sの外周をビニール被膜30h,32hで
被ったものであり、この構造により電極30s,32s
の相互間、および電極30s,32sと気密チャンバー
14間は完全に絶縁される。そして、前記絶縁被覆電極
30,32が絶縁被覆導線40,42によって前記検出
器本体40kに接続される。前記検出器本体40kは、
各々の絶縁被覆電極30,32間の電気抵抗Rを測定す
るものであり、前記電気抵抗Rを電流値に変換して測定
するために、前記絶縁被覆電極30,32間に一定電圧
を付加している。即ち、各々の絶縁被覆電極30,32
間が完全に絶縁されていれば(R=∞)、電極30,3
2、絶縁被覆導線40,42および検出器本体40kに
よって構成される電気回路には電流が流れることはな
い。逆に両電極30,32間が溶湯によって接続される
と、前記電気回路には溶湯の電気抵抗に応じた電流が流
れることになる。即ち、前記検出器本体40kが各々の
電極30s,32s間の電気的な接続状態を検出する接
続状態検出手段として機能する。なお、前記検出器本体
40kは、前記絶縁被覆電極30,32間の接続状態を
検出すると、警報を発するとともに前記真空ポンプを停
止し、さらに気密チャンバー14内を大気に開放する。
湯洩れ検出器40の検出器本体40kが設置されてい
る。さらに、前記気密チャンバー14の内側には、その
側面下端に沿って一対の絶縁被覆電極30,32が鋳型
12を囲むように平行に配設されている。この絶縁被覆
電極30,32は、図2に示されるように、鉄製の電極
30s,32sの外周をビニール被膜30h,32hで
被ったものであり、この構造により電極30s,32s
の相互間、および電極30s,32sと気密チャンバー
14間は完全に絶縁される。そして、前記絶縁被覆電極
30,32が絶縁被覆導線40,42によって前記検出
器本体40kに接続される。前記検出器本体40kは、
各々の絶縁被覆電極30,32間の電気抵抗Rを測定す
るものであり、前記電気抵抗Rを電流値に変換して測定
するために、前記絶縁被覆電極30,32間に一定電圧
を付加している。即ち、各々の絶縁被覆電極30,32
間が完全に絶縁されていれば(R=∞)、電極30,3
2、絶縁被覆導線40,42および検出器本体40kに
よって構成される電気回路には電流が流れることはな
い。逆に両電極30,32間が溶湯によって接続される
と、前記電気回路には溶湯の電気抵抗に応じた電流が流
れることになる。即ち、前記検出器本体40kが各々の
電極30s,32s間の電気的な接続状態を検出する接
続状態検出手段として機能する。なお、前記検出器本体
40kは、前記絶縁被覆電極30,32間の接続状態を
検出すると、警報を発するとともに前記真空ポンプを停
止し、さらに気密チャンバー14内を大気に開放する。
【0010】上記したように前記定盤16にストーク2
0および鋳型12、気密チャンバー14がセットされる
と、鋳造の準備が完了する。そして、鋳造の準備が完了
すると、定盤16が下降してストーク20の先端が規定
寸法だけ溶解炉18の内部に蓄えられている溶湯に浸漬
される。前記ストーク20の先端が溶解炉18の溶湯に
浸漬されと、気密チャンバー14の内部が真空ポンプに
よって減圧される。これによって気密チャンバー14内
に配置されている鋳型12のキャビティ12k内が間接
的に減圧されて、溶解炉18内の溶湯がストーク20を
介して前記キャビティ12kに吸引される。そしてキャ
ビティ12kに溶湯が充填された後も押し湯効果を持た
せるために、その溶湯が凝固するまで気密チャンバー1
4内の減圧が継続して行われる。このように押し湯効果
を持たせることにより、引け巣等の鋳造不良の発生を防
止することができる。所定の凝固時間が経過して鋳型1
2内の溶湯が凝固すると、気密チャンバー14内が大気
開放されて、湯口12y、ストーク20内の未凝固溶湯
が溶解炉18に戻され、鋳造が終了する。
0および鋳型12、気密チャンバー14がセットされる
と、鋳造の準備が完了する。そして、鋳造の準備が完了
すると、定盤16が下降してストーク20の先端が規定
寸法だけ溶解炉18の内部に蓄えられている溶湯に浸漬
される。前記ストーク20の先端が溶解炉18の溶湯に
浸漬されと、気密チャンバー14の内部が真空ポンプに
よって減圧される。これによって気密チャンバー14内
に配置されている鋳型12のキャビティ12k内が間接
的に減圧されて、溶解炉18内の溶湯がストーク20を
介して前記キャビティ12kに吸引される。そしてキャ
ビティ12kに溶湯が充填された後も押し湯効果を持た
せるために、その溶湯が凝固するまで気密チャンバー1
4内の減圧が継続して行われる。このように押し湯効果
を持たせることにより、引け巣等の鋳造不良の発生を防
止することができる。所定の凝固時間が経過して鋳型1
2内の溶湯が凝固すると、気密チャンバー14内が大気
開放されて、湯口12y、ストーク20内の未凝固溶湯
が溶解炉18に戻され、鋳造が終了する。
【0011】次に、本実施例に係る吸引鋳造装置の湯洩
れ検出器40の作用を説明する。鋳造中に何らかの原因
によって鋳型12に亀裂等が生じ、図3に示すように、
溶湯洩れが発生すると、鋳型12を囲むように配設され
ている湯洩れ検出器40の絶縁被覆電極30,32に、
洩れ出た溶湯が接触する。溶湯が絶縁被覆電極30,3
2に接触すると、この絶縁被覆電極30,32のビニー
ル被膜30h,32hは溶湯の熱によって溶解する。さ
らにその溶湯が前記絶縁被覆電極30,32の鉄製の電
極30s,32sに接触することにより、両電極30
s,32s間が溶湯によって相互に接続される。即ち、
各々の絶縁被覆電極30,32の間が電気的に接続され
た状態となり、両電極30s,32s、絶縁被覆導体4
0,42および前記検出器本体40kによって構成され
る電気回路に電流が流れ、溶湯洩れが検出される。溶湯
洩れが検出されると、この検出器本体40kは警報を発
するとともに真空ポンプを停止し、さらに気密チャンバ
ー14内を大気に開放する。これによって鋳造が中止さ
れ、ストーク20内の溶湯が溶解炉18に戻される。こ
のため、鋳型12から継続して溶湯が洩れることがな
い。
れ検出器40の作用を説明する。鋳造中に何らかの原因
によって鋳型12に亀裂等が生じ、図3に示すように、
溶湯洩れが発生すると、鋳型12を囲むように配設され
ている湯洩れ検出器40の絶縁被覆電極30,32に、
洩れ出た溶湯が接触する。溶湯が絶縁被覆電極30,3
2に接触すると、この絶縁被覆電極30,32のビニー
ル被膜30h,32hは溶湯の熱によって溶解する。さ
らにその溶湯が前記絶縁被覆電極30,32の鉄製の電
極30s,32sに接触することにより、両電極30
s,32s間が溶湯によって相互に接続される。即ち、
各々の絶縁被覆電極30,32の間が電気的に接続され
た状態となり、両電極30s,32s、絶縁被覆導体4
0,42および前記検出器本体40kによって構成され
る電気回路に電流が流れ、溶湯洩れが検出される。溶湯
洩れが検出されると、この検出器本体40kは警報を発
するとともに真空ポンプを停止し、さらに気密チャンバ
ー14内を大気に開放する。これによって鋳造が中止さ
れ、ストーク20内の溶湯が溶解炉18に戻される。こ
のため、鋳型12から継続して溶湯が洩れることがな
い。
【0012】このように本実施例によると、湯洩れ検出
器40の絶縁被覆電極30,32は鋳型12を囲むよう
に、前記気密チャンバー14の内側面下端に沿って配設
されているため、溶湯がどの方向に洩れ出ても溶湯洩れ
が確実に検出される。さらにビニール被膜30h,32
hが溶けない限り絶縁被覆電極30,32の絶縁は確保
されるために、溶解炉18からの漏電電流等が前記電極
30s,32sに流れ込むことがない。このため溶湯洩
れが発生しないのに誤って溶湯洩れの判定がなされるこ
とはなく、湯洩れ検出器40の信頼性が向上する。ま
た、鋳型12と気密チャンバー14との間隔は、一般的
に、小さく設定されているために、少量の溶湯が洩れ出
ただけで溶湯洩れを検出することができる。
器40の絶縁被覆電極30,32は鋳型12を囲むよう
に、前記気密チャンバー14の内側面下端に沿って配設
されているため、溶湯がどの方向に洩れ出ても溶湯洩れ
が確実に検出される。さらにビニール被膜30h,32
hが溶けない限り絶縁被覆電極30,32の絶縁は確保
されるために、溶解炉18からの漏電電流等が前記電極
30s,32sに流れ込むことがない。このため溶湯洩
れが発生しないのに誤って溶湯洩れの判定がなされるこ
とはなく、湯洩れ検出器40の信頼性が向上する。ま
た、鋳型12と気密チャンバー14との間隔は、一般的
に、小さく設定されているために、少量の溶湯が洩れ出
ただけで溶湯洩れを検出することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によると、溶湯洩れがない状態で
は、各々の電極部分は絶縁された状態に保持されるた
め、前記電極部分に外部からの漏電電流等が流れ込むこ
とがなく、溶湯洩れと誤判定されることがない。また、
鋳型のどの位置で溶湯洩れが発生しても、確実に検出す
ることが可能になる。このため、湯洩れ検出機構の信頼
性が向上して、湯洩れ監視の無人化等が可能となる。さ
らに、検出機構が簡単なためにコストの低減、および装
置の小型化が可能になる。
は、各々の電極部分は絶縁された状態に保持されるた
め、前記電極部分に外部からの漏電電流等が流れ込むこ
とがなく、溶湯洩れと誤判定されることがない。また、
鋳型のどの位置で溶湯洩れが発生しても、確実に検出す
ることが可能になる。このため、湯洩れ検出機構の信頼
性が向上して、湯洩れ監視の無人化等が可能となる。さ
らに、検出機構が簡単なためにコストの低減、および装
置の小型化が可能になる。
【図1】本発明の一実施例に係る吸引鋳造装置の全体断
面図である。
面図である。
【図2】図1の要部詳細図である。
【図3】溶湯洩れが発生した状態における吸引鋳造装置
の要部断面図である。
の要部断面図である。
12 鋳型 14 気密チャンバー 16 定盤 20 ストーク 18 溶解炉 30 絶縁被覆電極 32 絶縁被覆電極 40 湯洩れ検出器 40k 検出器本体(導通状態検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 中山 雅夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 宗像 弘美 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 杉本 美彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 鋳型にチャンバーを被せ、そのチャンバ
ー内の空間を減圧することにより、前記鋳型内のキャビ
ティを間接的に減圧して、溶湯をそのキャビティ内に吸
引する吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構において、 前記鋳型を囲むように、前記チャンバーの内側面の下端
に沿って配設された複数本の絶縁被覆電極と、 前記絶縁被覆電極の各々の電極部分が相互に電気的に接
続されたことを検出する接続状態検出手段と、を有する
ことを特徴とする吸引鋳造装置の湯洩れ検出機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04233154A JP3092346B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 湯洩れ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04233154A JP3092346B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 湯洩れ検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655254A true JPH0655254A (ja) | 1994-03-01 |
| JP3092346B2 JP3092346B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=16950568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04233154A Expired - Fee Related JP3092346B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 湯洩れ検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3092346B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008238243A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構 |
| JP2010247157A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-11-04 | Bridgestone Corp | 溶湯漏れ検出方法および検出装置 |
| JP5286454B1 (ja) * | 2013-01-23 | 2013-09-11 | 本田技研工業株式会社 | 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構 |
| CN109373774A (zh) * | 2018-09-08 | 2019-02-22 | 嘉兴市合工业电炉有限公司 | 工业电炉用炉胆自检漏炉体 |
| EP3715011A1 (en) * | 2019-03-29 | 2020-09-30 | Citic Dicastal Co., Ltd. | Die casting machine melt leakage detecting device |
| CN112705694A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-27 | 陶友军 | 一种用于钢水浇铸的中间包 |
| JP2023030794A (ja) * | 2021-08-24 | 2023-03-08 | 本田金属技術株式会社 | 鋳造装置 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP04233154A patent/JP3092346B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
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| WO2014115381A1 (ja) * | 2013-01-23 | 2014-07-31 | 本田技研工業株式会社 | 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構 |
| CN109373774A (zh) * | 2018-09-08 | 2019-02-22 | 嘉兴市合工业电炉有限公司 | 工业电炉用炉胆自检漏炉体 |
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| CN112705694A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-27 | 陶友军 | 一种用于钢水浇铸的中间包 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3092346B2 (ja) | 2000-09-25 |
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