JPH0655343A - ボールねじナットのねじ溝研削工具 - Google Patents
ボールねじナットのねじ溝研削工具Info
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- JPH0655343A JPH0655343A JP22507592A JP22507592A JPH0655343A JP H0655343 A JPH0655343 A JP H0655343A JP 22507592 A JP22507592 A JP 22507592A JP 22507592 A JP22507592 A JP 22507592A JP H0655343 A JPH0655343 A JP H0655343A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業効率を低下させることなく、ねじ穴が小
径であるボールねじのナットのねじ溝の仕上げ加工を可
能とする。 【構成】 回転軸の先端に軸心Oを一致させて円盤状の
砥石3を設ける。回転軸が、ナットのねじの軸線に対し
てリード角よりも小さな傾き角度をなす状態で回転され
つつねじ溝に沿って螺旋移動されたとき、砥石3の研削
面3aの任意の一点が描く軌跡の包絡線が、最終的に研
削されるべきねじ溝の正規形状に最も近くなるよう下記
の値を設定する。 記 イ)砥石の軸心Oに平行する線分L上の二つの点P,
P′間の距離A ロ)二つの点P,P′を夫々中心とする二つの弧N,N
の曲率半径R ハ)砥石3の直径Wd。
径であるボールねじのナットのねじ溝の仕上げ加工を可
能とする。 【構成】 回転軸の先端に軸心Oを一致させて円盤状の
砥石3を設ける。回転軸が、ナットのねじの軸線に対し
てリード角よりも小さな傾き角度をなす状態で回転され
つつねじ溝に沿って螺旋移動されたとき、砥石3の研削
面3aの任意の一点が描く軌跡の包絡線が、最終的に研
削されるべきねじ溝の正規形状に最も近くなるよう下記
の値を設定する。 記 イ)砥石の軸心Oに平行する線分L上の二つの点P,
P′間の距離A ロ)二つの点P,P′を夫々中心とする二つの弧N,N
の曲率半径R ハ)砥石3の直径Wd。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールねじナットのね
じ溝研削工具に関する。
じ溝研削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールねじのナットに予め刻設さ
れたねじ溝に仕上げ加工を施す際には、図7に示した研
削工具1が用いられている。すなわち、前記研削工具1
は、軸心Oを同一にする回転軸であるクイル2とその先
端部に設けられた円盤状の砥石3とから構成されてい
る。図2に示すように、砥石3の外周面には研削面3a
が形成されており、前記軸心Oに沿う砥石3の研削面3
a側の断面形状は、軸心と平行する線分L上にその線分
Lの中点を挾んで対称位置に存在する二つの点P,P′
を夫々中心とし、かつ前記中点を通り軸心に直行する線
分Mを隔てた位置に描かれる同一の曲率半径Rを有する
二つの弧N,Nによって形成されている。
れたねじ溝に仕上げ加工を施す際には、図7に示した研
削工具1が用いられている。すなわち、前記研削工具1
は、軸心Oを同一にする回転軸であるクイル2とその先
端部に設けられた円盤状の砥石3とから構成されてい
る。図2に示すように、砥石3の外周面には研削面3a
が形成されており、前記軸心Oに沿う砥石3の研削面3
a側の断面形状は、軸心と平行する線分L上にその線分
Lの中点を挾んで対称位置に存在する二つの点P,P′
を夫々中心とし、かつ前記中点を通り軸心に直行する線
分Mを隔てた位置に描かれる同一の曲率半径Rを有する
二つの弧N,Nによって形成されている。
【0003】そして、研削工具1の使用に際しては、ナ
ット11のねじ穴12内に遊挿された砥石3の直径がね
じ溝13に平行となるようクイル2をリード角α分だけ
傾斜させるとともに、クイル2及び砥石3を回転させつ
つクイル2を軸方向へ螺旋移動させ、これにより、回転
する砥石3の前記研削面3aによって前記ねじ溝13を
最終的に要求される正規形状に研削するものである。
ット11のねじ穴12内に遊挿された砥石3の直径がね
じ溝13に平行となるようクイル2をリード角α分だけ
傾斜させるとともに、クイル2及び砥石3を回転させつ
つクイル2を軸方向へ螺旋移動させ、これにより、回転
する砥石3の前記研削面3aによって前記ねじ溝13を
最終的に要求される正規形状に研削するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の研削工具1にあっては、ねじ溝13を研削する際
にはクイル2をリード角α分だけ傾斜させる必要がある
ため、ナット11のねじ穴12の内径が小さい場合、即
ちねじ穴12の開口径に対してねじ穴12の軸心方向の
長さ寸法が比較的大きな場合には、図1に破線で示すよ
うに、クイル2がねじ穴12の開口縁12aと干渉して
しまい、ねじ溝13をねじ穴12内の全域に亙って研削
することができない。また、これを回避するためクイル
2の傾き角度を小さく(図1でβ)すると、砥石3の二
番と称する干渉領域3b(図2参照)がねじ溝13の側
縁に干渉してしまい、図3に示すように、ねじ溝13が
正規形状のねじ溝30よりも幅が大きな形状となり、組
み立てられたボールねじの作動性能が低下してしまう。
なお、図3はボールねじが組み立てられた状態における
図1のa−a線に沿う断面に相当する図であって、ナッ
ト11のねじ溝13とボールねじのボールBとの位置関
係を示しており、ボールねじにおいてはボールBの中心
Jが、ねじ穴12の内周面よりもナット11の軸心側に
位置するよう設計されている。
従来の研削工具1にあっては、ねじ溝13を研削する際
にはクイル2をリード角α分だけ傾斜させる必要がある
ため、ナット11のねじ穴12の内径が小さい場合、即
ちねじ穴12の開口径に対してねじ穴12の軸心方向の
長さ寸法が比較的大きな場合には、図1に破線で示すよ
うに、クイル2がねじ穴12の開口縁12aと干渉して
しまい、ねじ溝13をねじ穴12内の全域に亙って研削
することができない。また、これを回避するためクイル
2の傾き角度を小さく(図1でβ)すると、砥石3の二
番と称する干渉領域3b(図2参照)がねじ溝13の側
縁に干渉してしまい、図3に示すように、ねじ溝13が
正規形状のねじ溝30よりも幅が大きな形状となり、組
み立てられたボールねじの作動性能が低下してしまう。
なお、図3はボールねじが組み立てられた状態における
図1のa−a線に沿う断面に相当する図であって、ナッ
ト11のねじ溝13とボールねじのボールBとの位置関
係を示しており、ボールねじにおいてはボールBの中心
Jが、ねじ穴12の内周面よりもナット11の軸心側に
位置するよう設計されている。
【0005】一方、こうしたことから、ねじ穴12が小
径であるナット11のねじ溝13を正規形状に加工する
際には、図8に示すような、周面におねじ21を有する
ラップバー22を用いる方法がある。該ラップバー22
は適宜その軸径を拡大可できる構造を有するものであっ
て、ねじ溝13の加工に際しては、ナット11のねじ穴
12内でその軸径を徐々に拡大させつつねじ溝13をラ
ッピングによって徐々に正規形状に整形するのである。
しかしながら、これでは作業効率が悪く前記研削工具1
を用いた場合と比べその加工時間が倍以上にもなってし
まい、ナット11の加工コストを増加させる要因となっ
ていた。
径であるナット11のねじ溝13を正規形状に加工する
際には、図8に示すような、周面におねじ21を有する
ラップバー22を用いる方法がある。該ラップバー22
は適宜その軸径を拡大可できる構造を有するものであっ
て、ねじ溝13の加工に際しては、ナット11のねじ穴
12内でその軸径を徐々に拡大させつつねじ溝13をラ
ッピングによって徐々に正規形状に整形するのである。
しかしながら、これでは作業効率が悪く前記研削工具1
を用いた場合と比べその加工時間が倍以上にもなってし
まい、ナット11の加工コストを増加させる要因となっ
ていた。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、作業効率を低下させることなく、
ねじ穴が小径であるナットのねじ溝の仕上げ加工を可能
とするボールねじナットのねじ溝研削工具を提供するこ
とを目的とする。
なされたものであり、作業効率を低下させることなく、
ねじ穴が小径であるナットのねじ溝の仕上げ加工を可能
とするボールねじナットのねじ溝研削工具を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、軸心を同一にする回転軸と該回転
軸に設けられた円盤状の砥石とから構成されるととも
に、前記軸心に沿う前記砥石の前記研削面側の断面の形
状が、前記軸心に平行する線分上であってその線分の中
点を挾んで対称位置に存在する二つの点P,P′を夫々
中心としかつ前記中点で前記軸心に直行する線分を隔て
た位置に描かれる同一の曲率半径を有する二つの弧によ
って形成され、ボールねじのナットのねじ穴の内部に遊
挿されたのち、前記回転軸を回転されつつ前記ねじ穴に
リード角αをなして予め刻設されたねじ溝に沿って螺旋
移動されることにより、前記砥石の外周部に形成された
研削面が前記ねじ溝を最終的に研削されるべき正規形状
に研削するボールねじナットのねじ溝研削工具におい
て、前記回転軸が、前記ナットのねじの軸線に対して前
記リード角αよりも小さな傾き角度βをなす状態で回転
されつつ前記ねじ溝に沿って螺旋移動されたとき、前記
研削面の任意の一点が描く軌跡の包絡線の形状が前記正
規形状に最も近くなるよう下記の値が設定されたことを
特徴とするボールねじナットのねじ溝研削工具。
に本発明にあっては、軸心を同一にする回転軸と該回転
軸に設けられた円盤状の砥石とから構成されるととも
に、前記軸心に沿う前記砥石の前記研削面側の断面の形
状が、前記軸心に平行する線分上であってその線分の中
点を挾んで対称位置に存在する二つの点P,P′を夫々
中心としかつ前記中点で前記軸心に直行する線分を隔て
た位置に描かれる同一の曲率半径を有する二つの弧によ
って形成され、ボールねじのナットのねじ穴の内部に遊
挿されたのち、前記回転軸を回転されつつ前記ねじ穴に
リード角αをなして予め刻設されたねじ溝に沿って螺旋
移動されることにより、前記砥石の外周部に形成された
研削面が前記ねじ溝を最終的に研削されるべき正規形状
に研削するボールねじナットのねじ溝研削工具におい
て、前記回転軸が、前記ナットのねじの軸線に対して前
記リード角αよりも小さな傾き角度βをなす状態で回転
されつつ前記ねじ溝に沿って螺旋移動されたとき、前記
研削面の任意の一点が描く軌跡の包絡線の形状が前記正
規形状に最も近くなるよう下記の値が設定されたことを
特徴とするボールねじナットのねじ溝研削工具。
【0008】記 イ) 砥石の軸心に平行する線分上の二つの点P,P′
間の距離A ロ) 二つの点P,P′を夫々中心とする二つの弧の曲
率半径R ハ) 砥石の直径Wd
間の距離A ロ) 二つの点P,P′を夫々中心とする二つの弧の曲
率半径R ハ) 砥石の直径Wd
【0009】
【作用】前記構成においては、回転軸の傾き角度βがリ
ード角αよりも小さな角度であっても、ねじ溝に沿って
螺旋移動されたとき砥石の研削面の任意の一点が描く軌
跡の包絡線は、常に最終的に研削されるべきねじ溝の正
規形状にほぼ等しい形状となる。また、砥石の軸心に平
行する線分上の二つの点P,P′間の距離Aと、二つの
点P,P′を夫々中心とする二つの弧の曲率半径Rと、
砥石の直径Wdとが変化すると回転軸の傾き角βも変化
する。
ード角αよりも小さな角度であっても、ねじ溝に沿って
螺旋移動されたとき砥石の研削面の任意の一点が描く軌
跡の包絡線は、常に最終的に研削されるべきねじ溝の正
規形状にほぼ等しい形状となる。また、砥石の軸心に平
行する線分上の二つの点P,P′間の距離Aと、二つの
点P,P′を夫々中心とする二つの弧の曲率半径Rと、
砥石の直径Wdとが変化すると回転軸の傾き角βも変化
する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。本発明は、図1,2及び図7に示した研削工具
1の砥石3の研削面3a側における断面形状が、クイル
2がナット11のねじの軸線に対してリード角αよりも
小さな傾き角度βをなす状態で回転されつつねじ溝13
に沿って螺旋移動されたとき、研削面3aの任意の一点
が描く軌跡の包絡線の形状が、最終的に研削されるべき
ねじ溝13の正規形状に最も近くなるように、砥石3の
軸心Oに平行する線分上の二つの点P,P′間の距離A
と、二つの点P,P′を夫々中心とする二つの弧の曲率
半径Rと、砥石3の直径Wdとの各値を設定したもので
ある。
明する。本発明は、図1,2及び図7に示した研削工具
1の砥石3の研削面3a側における断面形状が、クイル
2がナット11のねじの軸線に対してリード角αよりも
小さな傾き角度βをなす状態で回転されつつねじ溝13
に沿って螺旋移動されたとき、研削面3aの任意の一点
が描く軌跡の包絡線の形状が、最終的に研削されるべき
ねじ溝13の正規形状に最も近くなるように、砥石3の
軸心Oに平行する線分上の二つの点P,P′間の距離A
と、二つの点P,P′を夫々中心とする二つの弧の曲率
半径Rと、砥石3の直径Wdとの各値を設定したもので
ある。
【0011】かかる構成において、砥石3の研削面3a
側の断面形状、つまり研削面3aの形状は図2から明ら
かなようにP,P′間の距離Aと、曲率半径Rとによっ
て決定されている。また、砥石面3a上の任意の一点は
砥石3の回転及びねじ溝13に沿う螺旋移動に伴ってね
じ溝13を研削しながら移動するが、このとき任意の一
点における移動限界は、最終的に研削されるべきねじ溝
13の断面となる。このため、ねじ溝13の研削時に任
意の一点が描く軌跡の包絡線は、最終的に研削されるべ
きねじ溝13の正規形状とほぼ等しくなる。したがっ
て、上述したように各値が設定された砥石3を有する研
削工具1においては、クイル2の傾き角度βがナット1
1のリード角αよりも小さくとも、ねじ溝13を正規形
状とほぼ等しい形状に研削することができる。
側の断面形状、つまり研削面3aの形状は図2から明ら
かなようにP,P′間の距離Aと、曲率半径Rとによっ
て決定されている。また、砥石面3a上の任意の一点は
砥石3の回転及びねじ溝13に沿う螺旋移動に伴ってね
じ溝13を研削しながら移動するが、このとき任意の一
点における移動限界は、最終的に研削されるべきねじ溝
13の断面となる。このため、ねじ溝13の研削時に任
意の一点が描く軌跡の包絡線は、最終的に研削されるべ
きねじ溝13の正規形状とほぼ等しくなる。したがっ
て、上述したように各値が設定された砥石3を有する研
削工具1においては、クイル2の傾き角度βがナット1
1のリード角αよりも小さくとも、ねじ溝13を正規形
状とほぼ等しい形状に研削することができる。
【0012】また、研削面3a上の任意の一点が描く軌
跡の包絡線の形状は、砥石3の直径Wdと、クイル2の
傾き角度β、二つの点P,P′間の距離A、曲率半径
R、ナット11の内径、ねじ溝13が正規形状に研削さ
れた時のナット11の谷径、ねじ溝13のリード角αか
ら決まる。このため、クイル2の傾き角度βの値を変化
させると包絡線の形状も変化するが、他の値、すなわち
砥石3の直径Wdと、二つの点P,P′間の距離A、曲
率半径R(ナット11の内径、ねじ溝13が正規形状に
研削された時のナット11の谷径、ねじ溝13のリード
角αは固定値である。)を適宜調整することによって包
絡線の形状をねじ溝13の正規形状とすることができ
る。したがって、ねじ溝13を正規形状に研削可能とし
たまま砥石3の外形形状(研削面3aの形状)を変化さ
せることによってクイル2の傾き角度βを自在に設定す
ることもできる。
跡の包絡線の形状は、砥石3の直径Wdと、クイル2の
傾き角度β、二つの点P,P′間の距離A、曲率半径
R、ナット11の内径、ねじ溝13が正規形状に研削さ
れた時のナット11の谷径、ねじ溝13のリード角αか
ら決まる。このため、クイル2の傾き角度βの値を変化
させると包絡線の形状も変化するが、他の値、すなわち
砥石3の直径Wdと、二つの点P,P′間の距離A、曲
率半径R(ナット11の内径、ねじ溝13が正規形状に
研削された時のナット11の谷径、ねじ溝13のリード
角αは固定値である。)を適宜調整することによって包
絡線の形状をねじ溝13の正規形状とすることができ
る。したがって、ねじ溝13を正規形状に研削可能とし
たまま砥石3の外形形状(研削面3aの形状)を変化さ
せることによってクイル2の傾き角度βを自在に設定す
ることもできる。
【0013】すなわち、図4〜図6は、前記調整過程に
おいて、研削面3a上の任意の一点が描く軌跡C1〜Cn
をコンピーュータ及びXYプロッタによって描かせたも
のであって、図4に示したものが前記軌跡C1〜Cnの包
絡線と最終的に研削されるべきねじ溝13の正規形状と
が一致した場合である。また、図5及び図6は包絡線が
ねじ溝13の正規形状と一致せず、これよりも大きな場
合(図5)と、小さな場合(図6)とを示したものであ
る。なお、図4〜図6は図3に対応しており、本図にお
いては、ナット11およびねじ溝13を省略し、ボール
ねじが組み立てられた際におけるボールの位置を円で示
してある。
おいて、研削面3a上の任意の一点が描く軌跡C1〜Cn
をコンピーュータ及びXYプロッタによって描かせたも
のであって、図4に示したものが前記軌跡C1〜Cnの包
絡線と最終的に研削されるべきねじ溝13の正規形状と
が一致した場合である。また、図5及び図6は包絡線が
ねじ溝13の正規形状と一致せず、これよりも大きな場
合(図5)と、小さな場合(図6)とを示したものであ
る。なお、図4〜図6は図3に対応しており、本図にお
いては、ナット11およびねじ溝13を省略し、ボール
ねじが組み立てられた際におけるボールの位置を円で示
してある。
【0014】よって、クイル2の傾き角度βをリード角
αよりも小さく、しかもその角度を自在に設定すること
ができることから、ナット11のねじ穴12の内径が小
径である場合であっても、研削作業時にクイル2とねじ
穴12の開口縁12aとが干渉することを回避し、ナッ
ト11のねじ部全域に亙ってねじ溝13を研削すること
が可能となる。また、従来例で述べたラップバー22を
用いた場合のように作業効率を低下させることなく、ね
じ溝の仕上げ加工を行うことができる。
αよりも小さく、しかもその角度を自在に設定すること
ができることから、ナット11のねじ穴12の内径が小
径である場合であっても、研削作業時にクイル2とねじ
穴12の開口縁12aとが干渉することを回避し、ナッ
ト11のねじ部全域に亙ってねじ溝13を研削すること
が可能となる。また、従来例で述べたラップバー22を
用いた場合のように作業効率を低下させることなく、ね
じ溝の仕上げ加工を行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
回転軸の傾き角度βがリード角αよりも小さな角度であ
っても、ねじ溝に沿って螺旋移動されたとき砥石の研削
面の任意の一点が描く軌跡の包絡線の形状は、常に最終
的に研削されるべきねじ溝の正規形状とほぼ等しい形状
となり、また、砥石の軸心に平行する線分上の二つの点
P,P′間の距離Aと、二つの点P,P′を夫々中心と
する二つの弧の曲率半径Rと、砥石の直径Wdとが変化
すると回転軸の傾き角βも変化する。
回転軸の傾き角度βがリード角αよりも小さな角度であ
っても、ねじ溝に沿って螺旋移動されたとき砥石の研削
面の任意の一点が描く軌跡の包絡線の形状は、常に最終
的に研削されるべきねじ溝の正規形状とほぼ等しい形状
となり、また、砥石の軸心に平行する線分上の二つの点
P,P′間の距離Aと、二つの点P,P′を夫々中心と
する二つの弧の曲率半径Rと、砥石の直径Wdとが変化
すると回転軸の傾き角βも変化する。
【0016】このため、砥石の研削面における形状を、
ねじ溝を正規形状とほぼ等しい形状に研削可能な形状と
したままで、回転軸の傾き角度βをリード角αよりも小
さな任意の角度に設定することができる。
ねじ溝を正規形状とほぼ等しい形状に研削可能な形状と
したままで、回転軸の傾き角度βをリード角αよりも小
さな任意の角度に設定することができる。
【0017】よって、本発明によれば、ナットのねじ穴
が小径である場合であっても、研削作業時に回転軸とね
じ穴の開口縁とが干渉することがなく、ナットのねじ部
全域に亙ってねじ溝を研削することができ、しかもラッ
プバーを用いた場合のように作業効率を低下させること
なくねじ溝の仕上げ加工を行うことが可能となる。
が小径である場合であっても、研削作業時に回転軸とね
じ穴の開口縁とが干渉することがなく、ナットのねじ部
全域に亙ってねじ溝を研削することができ、しかもラッ
プバーを用いた場合のように作業効率を低下させること
なくねじ溝の仕上げ加工を行うことが可能となる。
【図1】本発明および従来例を説明するためのナット及
び研削工具を示す一部断面図である。
び研削工具を示す一部断面図である。
【図2】本発明および従来例を説明するための砥石の外
観図及びその一部を拡大した説明断面図である。
観図及びその一部を拡大した説明断面図である。
【図3】従来例を示す図1のa−a線に沿う断面図相当
図である。
図である。
【図4】本発明の一実施例における砥石の研削面上の任
意の一点が描く軌跡を示す図である。
意の一点が描く軌跡を示す図である。
【図5】同実施例における砥石の研削面上の任意の一点
が描く軌跡を示す図である。
が描く軌跡を示す図である。
【図6】同実施例における砥石の研削面上の任意の一点
が描く軌跡を示す図である。
が描く軌跡を示す図である。
【図7】従来の研削工具の使用方法を示す一部断面図で
ある。
ある。
【図8】他の従来例を示す一部断面図である。
1 研削工具 2 クイル(回転軸) 3 砥石 3a 研削面 11 ナット 12 ねじ穴 A P,P′間の距離 B ボールねじのボール C1〜Cn 軌跡 N P,P′を夫々中心とする弧 O 軸心 P,P′ 砥石の軸心に平行する線分上の二つの点 R P,P′を夫々中心とする二つの弧の曲率半径 Wd 砥石の直径 α ねじ溝のリード角 β ねじの軸線に対する回転軸の傾き角度
Claims (1)
- 【請求項1】 軸心を同一にする回転軸と該回転軸に設
けられた円盤状の砥石とから構成されるとともに、前記
軸心に沿う前記砥石の前記研削面側の断面の形状が、前
記軸心に平行する線分上であってその線分の中点を挾ん
で対称位置に存在する二つの点P,P′を夫々中心とし
かつ前記中点で前記軸心に直行する線分を隔てた位置に
描かれる同一の曲率半径を有する二つの弧によって形成
され、ボールねじのナットのねじ穴の内部に遊挿された
のち、前記回転軸を回転されつつ前記ねじ穴にリード角
αをなして予め刻設されたねじ溝に沿って螺旋移動され
ることにより、前記砥石の外周部に形成された研削面が
前記ねじ溝を最終的に研削されるべき正規形状に研削す
るボールねじナットのねじ溝研削工具において、 前記回転軸が、前記ナットのねじの軸線に対して前記リ
ード角αよりも小さな傾き角度βをなす状態で回転され
つつ前記ねじ溝に沿って螺旋移動されたとき、前記研削
面の任意の一点が描く軌跡の包絡線の形状が前記正規形
状に最も近くなるよう下記の値が設定されたことを特徴
とするボールねじナットのねじ溝研削工具。 記 イ) 砥石の軸心に平行する線分上の二つの点P,P′
間の距離A ロ) 二つの点P,P′を夫々中心とする二つの弧の曲
率半径R ハ) 砥石の直径Wd
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22507592A JPH0655343A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ボールねじナットのねじ溝研削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22507592A JPH0655343A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ボールねじナットのねじ溝研削工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655343A true JPH0655343A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16823634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22507592A Pending JPH0655343A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ボールねじナットのねじ溝研削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655343A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007111849A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Nsk Ltd | ボールナットのナットねじ溝の加工方法 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP22507592A patent/JPH0655343A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007111849A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Nsk Ltd | ボールナットのナットねじ溝の加工方法 |
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