JPH0655518A - 繊維強化セラミックスの製造方法及び製造装置 - Google Patents
繊維強化セラミックスの製造方法及び製造装置Info
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- JPH0655518A JPH0655518A JP4206612A JP20661292A JPH0655518A JP H0655518 A JPH0655518 A JP H0655518A JP 4206612 A JP4206612 A JP 4206612A JP 20661292 A JP20661292 A JP 20661292A JP H0655518 A JPH0655518 A JP H0655518A
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- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強度,破壊靱性等の機械的性質を向上して用
途を拡大できるとともに、製造時における異物の混入や
剥離,亀裂等の問題を生じることなく、緻密で、板状の
成形体が得られる繊維強化セラミックスの製造方法を提
供する。 【構成】 セラミックス粉末7に無機質繊維8を配合し
てなる混練物9をシリンダ9内に充填し、該混練物9を
加圧しつつシリンダ2の押出しノズル4から押し出して
成形体10を形成する場合に、上記押出しノズル4を、
上記混練物9に大きな壁摩擦を付与する長辺壁4aと、
壁摩擦の影響を軽減する短辺壁4bとからなる長方形状
とする。これにより上記無機質繊維8が2次元的に配列
してなる板状のセラミックス成形体10を得る。
途を拡大できるとともに、製造時における異物の混入や
剥離,亀裂等の問題を生じることなく、緻密で、板状の
成形体が得られる繊維強化セラミックスの製造方法を提
供する。 【構成】 セラミックス粉末7に無機質繊維8を配合し
てなる混練物9をシリンダ9内に充填し、該混練物9を
加圧しつつシリンダ2の押出しノズル4から押し出して
成形体10を形成する場合に、上記押出しノズル4を、
上記混練物9に大きな壁摩擦を付与する長辺壁4aと、
壁摩擦の影響を軽減する短辺壁4bとからなる長方形状
とする。これにより上記無機質繊維8が2次元的に配列
してなる板状のセラミックス成形体10を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスマトリッ
ク中に無機質繊維を配合してなる繊維強化セラミックス
成形体の製造方法,装置に関し、詳細には強度,破壊靱
性等の機械的性質を向上して用途を拡大でき、さらには
製造時における異物の混入や剥離,亀裂等の問題を生じ
ることのない成形体が得られるようにした製造方法及び
装置に関する。
ク中に無機質繊維を配合してなる繊維強化セラミックス
成形体の製造方法,装置に関し、詳細には強度,破壊靱
性等の機械的性質を向上して用途を拡大でき、さらには
製造時における異物の混入や剥離,亀裂等の問題を生じ
ることのない成形体が得られるようにした製造方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックス中に無機質繊維を混入して
なる繊維強化セラミックスは、強度,靱性,耐摩耗性等
の機械的性質に優れた特性を有しており、各種の機械部
品,構造用材料として注目されている。この繊維強化セ
ラミックスの製造方法として、従来からセラミックス材
料中に無機質繊維を配合して混練物を形成し、この混練
物を金型,CIP,押出し等により成形する方法、また
無機質繊維のプリフォームにスラリーを含有させて鋳込
成形する方法等がある。しかし、これにより得られた成
形体は、無機質繊維が3次元的にランダムに配列されて
いることから、焼結時にセラミックスの収縮が阻害さ
れ、その結果焼結体の緻密化を困難にしている。このよ
うなセラミックスの収縮性を向上するために、従来、H
IPやホットプレス等により成形体を高温,高圧下で焼
結して緻密体を得る方法がある。
なる繊維強化セラミックスは、強度,靱性,耐摩耗性等
の機械的性質に優れた特性を有しており、各種の機械部
品,構造用材料として注目されている。この繊維強化セ
ラミックスの製造方法として、従来からセラミックス材
料中に無機質繊維を配合して混練物を形成し、この混練
物を金型,CIP,押出し等により成形する方法、また
無機質繊維のプリフォームにスラリーを含有させて鋳込
成形する方法等がある。しかし、これにより得られた成
形体は、無機質繊維が3次元的にランダムに配列されて
いることから、焼結時にセラミックスの収縮が阻害さ
れ、その結果焼結体の緻密化を困難にしている。このよ
うなセラミックスの収縮性を向上するために、従来、H
IPやホットプレス等により成形体を高温,高圧下で焼
結して緻密体を得る方法がある。
【0003】また、特開昭62-270470 号公報, 特開平2
-263768 号公報には、無機質繊維を一方向に配列して焼
結性を改善し、これにより緻密化を図るようにした方法
が提案されている。これは、図3及び図4に示すよう
に、セラミックス材料11と無機質繊維12との混練物
13をシリンダ14内に充填し、加圧パンチ15で混練
物13を加圧しつつシリンダ14の押出しノズル16か
ら押し出すように構成されいる。
-263768 号公報には、無機質繊維を一方向に配列して焼
結性を改善し、これにより緻密化を図るようにした方法
が提案されている。これは、図3及び図4に示すよう
に、セラミックス材料11と無機質繊維12との混練物
13をシリンダ14内に充填し、加圧パンチ15で混練
物13を加圧しつつシリンダ14の押出しノズル16か
ら押し出すように構成されいる。
【0004】上記押し出しの際に、ランダムに配列して
いた各繊維12は徐々に押出し方向に配向し、これによ
り無機質繊維12が一方向に配列した細径状の中間成形
体17が得られる。この中間成形体17を積層したり,
束ねたりした後、金型,CIP等で加圧成形し、これに
より所定の大きさ,形状の一体成形体を形成し、この後
HIPやホットプレス等で高温,高圧焼結するようにし
ている。
いた各繊維12は徐々に押出し方向に配向し、これによ
り無機質繊維12が一方向に配列した細径状の中間成形
体17が得られる。この中間成形体17を積層したり,
束ねたりした後、金型,CIP等で加圧成形し、これに
より所定の大きさ,形状の一体成形体を形成し、この後
HIPやホットプレス等で高温,高圧焼結するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
各公報による製造方法,装置では、無機質繊維を強制的
に一方向に配向させるために押出しノズル径を小さく設
定している。そのため得られる中間成形体は細径状であ
り、大径状の成形体を得るには、上記中間成形体をシリ
ンダの外において積層したり束ねたりする必要がある。
その結果、ハンドリング回数が増えることから各工程中
に異物が混入し易く、しかも成形体に剥離や亀裂等の問
題も生じ易くなることから、品質に対する信頼性が低い
という問題点がある。
各公報による製造方法,装置では、無機質繊維を強制的
に一方向に配向させるために押出しノズル径を小さく設
定している。そのため得られる中間成形体は細径状であ
り、大径状の成形体を得るには、上記中間成形体をシリ
ンダの外において積層したり束ねたりする必要がある。
その結果、ハンドリング回数が増えることから各工程中
に異物が混入し易く、しかも成形体に剥離や亀裂等の問
題も生じ易くなることから、品質に対する信頼性が低い
という問題点がある。
【0006】また、上記無機質繊維を一方向に配列する
と、緻密な成形体は得られるものの、強度,破壊靱性等
に異方性が生じることから、機械部品,構造用材料への
用途が限られるという問題がある。さらに、上記従来の
鋳込成形では、無機質繊維の着肉むらが生じ易く、焼結
時に歪,割れが発生し易いとともに、生産性に劣るとい
う問題もある。
と、緻密な成形体は得られるものの、強度,破壊靱性等
に異方性が生じることから、機械部品,構造用材料への
用途が限られるという問題がある。さらに、上記従来の
鋳込成形では、無機質繊維の着肉むらが生じ易く、焼結
時に歪,割れが発生し易いとともに、生産性に劣るとい
う問題もある。
【0007】本発明の目的は、強度,破壊靱性等の機械
的性質を向上して用途を拡大できるとともに、成形体の
緻密化を図りながら製造時における異物の混入や剥離等
の問題を解消でき、品質に対する信頼性を向上できる繊
維強化セラミックスの製造方法及び装置を提供すること
にある。
的性質を向上して用途を拡大できるとともに、成形体の
緻密化を図りながら製造時における異物の混入や剥離等
の問題を解消でき、品質に対する信頼性を向上できる繊
維強化セラミックスの製造方法及び装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本件発明者らは、成形体
の緻密化を図りながら、強度,破壊靱性に対する異方性
を改善するために鋭意検討したところ、無機質繊維を2
次元的に配列することによって改善できることに着目し
た。そして3次元的にランダムに配列している無機質繊
維を2次元的に配向させるには、混練物に付与するよう
壁摩擦をある平面において強くし、かつこれと直角な面
において弱くすれば良いことに想到し、本発明を成した
ものである。
の緻密化を図りながら、強度,破壊靱性に対する異方性
を改善するために鋭意検討したところ、無機質繊維を2
次元的に配列することによって改善できることに着目し
た。そして3次元的にランダムに配列している無機質繊
維を2次元的に配向させるには、混練物に付与するよう
壁摩擦をある平面において強くし、かつこれと直角な面
において弱くすれば良いことに想到し、本発明を成した
ものである。
【0009】そこで請求項1の発明は、セラミックス粉
末に無機質繊維を配合してなる混練物をシリンダ内に充
填し、該混練物を加圧しつつシリンダの押出しノズルか
ら押し出して成形体を形成するようにした繊維強化セラ
ミックスの製造方法において、上記混練物を上記押出し
ノズルから横断面板状に押し出すことにより、上記無機
質繊維を上記板状の面内において2次元的に配列させた
ことを特徴としている。
末に無機質繊維を配合してなる混練物をシリンダ内に充
填し、該混練物を加圧しつつシリンダの押出しノズルか
ら押し出して成形体を形成するようにした繊維強化セラ
ミックスの製造方法において、上記混練物を上記押出し
ノズルから横断面板状に押し出すことにより、上記無機
質繊維を上記板状の面内において2次元的に配列させた
ことを特徴としている。
【0010】また、請求項2の発明は、上記方法を実施
するための装置であって、上記押出しノズルを、上記混
練物に大きな壁摩擦を付与する長辺壁と、壁摩擦の影響
を軽減する短辺壁とからなる横断面板状としたことを特
徴としている。
するための装置であって、上記押出しノズルを、上記混
練物に大きな壁摩擦を付与する長辺壁と、壁摩擦の影響
を軽減する短辺壁とからなる横断面板状としたことを特
徴としている。
【0011】ここで、上記セラミックス粉末には、Al
2 O3 ,ZrO2 ,Si3 N4 ,SiC等の酸化物,窒
化物,炭化物が採用できる。また、上記無機質繊維に
は、短繊維状の酸化物,窒化物,炭化物が採用でき、こ
れの配合量は10〜20wt%の範囲が望ましい。
2 O3 ,ZrO2 ,Si3 N4 ,SiC等の酸化物,窒
化物,炭化物が採用できる。また、上記無機質繊維に
は、短繊維状の酸化物,窒化物,炭化物が採用でき、こ
れの配合量は10〜20wt%の範囲が望ましい。
【0012】
【作用】本発明に係る繊維強化セラミックスの製造方
法,装置によれば、押出しノズルを長辺壁,短辺壁とか
らなる板状としたので、3次元的にランダムに配列した
無機質繊維は、上記押出しノズルを通過する際に混練物
に長辺壁で大きな壁摩擦が強制的に付与され、かつ短辺
壁側では壁摩擦が軽減されることから、2次元に配列さ
れることとなる。これにより緻密で板状の成形体を製造
できる。その結果、従来公報のような中間成形体を積層
したり束ねたりする工程を不要にできることから、異物
の混入や剥離,亀裂の問題を解消でき、ひいては品質に
対する信頼性を向上でき、さらには強度,破壊靱性等の
異方性を改善できることから、機械部品,構造用材料へ
の用途を拡大できる。
法,装置によれば、押出しノズルを長辺壁,短辺壁とか
らなる板状としたので、3次元的にランダムに配列した
無機質繊維は、上記押出しノズルを通過する際に混練物
に長辺壁で大きな壁摩擦が強制的に付与され、かつ短辺
壁側では壁摩擦が軽減されることから、2次元に配列さ
れることとなる。これにより緻密で板状の成形体を製造
できる。その結果、従来公報のような中間成形体を積層
したり束ねたりする工程を不要にできることから、異物
の混入や剥離,亀裂の問題を解消でき、ひいては品質に
対する信頼性を向上でき、さらには強度,破壊靱性等の
異方性を改善できることから、機械部品,構造用材料へ
の用途を拡大できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1及び図2は、本発明の一実施例による繊維強化
セラミックスの製造方法及び装置を説明するための図で
ある。図において、1は本実施例方法を実施するための
押出し装置である。この装置1は、シリンダ2内に加圧
パンチ3を進退自在に挿入するとともに、シリンダ2の
先端部に押出しノズル4を接続形成して構成されてい
る。
る。図1及び図2は、本発明の一実施例による繊維強化
セラミックスの製造方法及び装置を説明するための図で
ある。図において、1は本実施例方法を実施するための
押出し装置である。この装置1は、シリンダ2内に加圧
パンチ3を進退自在に挿入するとともに、シリンダ2の
先端部に押出しノズル4を接続形成して構成されてい
る。
【0014】上記押出しノズル4はこれの押出し方向に
直交する長辺壁4aと、これより短い短辺壁4bとから
なる板状(長方形状)に形成されており、混練物に上記
長辺壁4aで大きな壁摩擦を強制的に付与するととも
に、短辺壁4b側においては壁摩擦を軽減するように構
成されている。
直交する長辺壁4aと、これより短い短辺壁4bとから
なる板状(長方形状)に形成されており、混練物に上記
長辺壁4aで大きな壁摩擦を強制的に付与するととも
に、短辺壁4b側においては壁摩擦を軽減するように構
成されている。
【0015】次に、上記押出し装置1による繊維強化セ
ラミックスの一製造方法を説明する。まず、アルミナ粉
末7に、短繊維状のSiCウィスカ8を10〜20wt%の範
囲で配合し、これに結合剤,可塑剤を添加して所定硬さ
の混練物9を形成する。この混練物9を真空,又は減圧
容器内で再混練して十分脱気処理する。これによりマト
リックスとなるアルミナ粉末7中にSiCウィスカ8が
3次元的にランダムに配列された混練物9を形成する。
ラミックスの一製造方法を説明する。まず、アルミナ粉
末7に、短繊維状のSiCウィスカ8を10〜20wt%の範
囲で配合し、これに結合剤,可塑剤を添加して所定硬さ
の混練物9を形成する。この混練物9を真空,又は減圧
容器内で再混練して十分脱気処理する。これによりマト
リックスとなるアルミナ粉末7中にSiCウィスカ8が
3次元的にランダムに配列された混練物9を形成する。
【0016】次に、上記混練物9をシリンダ2内に充填
し、この状態で加圧パンチ3を下降させて混練物9を加
圧する。すると混練物9は押出しノズル4で板状に押し
出される。この押し出しの際に混練物9は長辺壁4aに
よってより大きく圧縮されることからこの長辺壁4aに
よって強い壁摩擦が付与され、また短辺壁4bによって
はあまり圧縮されないことから壁摩擦が軽減される。そ
の結果ランダムに配列していたSiCウィスカ8が2次
元方向に配向した板状の成形体10が得られる。
し、この状態で加圧パンチ3を下降させて混練物9を加
圧する。すると混練物9は押出しノズル4で板状に押し
出される。この押し出しの際に混練物9は長辺壁4aに
よってより大きく圧縮されることからこの長辺壁4aに
よって強い壁摩擦が付与され、また短辺壁4bによって
はあまり圧縮されないことから壁摩擦が軽減される。そ
の結果ランダムに配列していたSiCウィスカ8が2次
元方向に配向した板状の成形体10が得られる。
【0017】このようにして得られた成形体10を、不
活性ガス雰囲気中にて500 ℃に加熱して結合剤等を除去
した後、続いて1800℃に昇温加熱して常圧焼結する。こ
れにより本実施例の繊維強化セラミックスが製造され
る。
活性ガス雰囲気中にて500 ℃に加熱して結合剤等を除去
した後、続いて1800℃に昇温加熱して常圧焼結する。こ
れにより本実施例の繊維強化セラミックスが製造され
る。
【0018】このように本実施例によれば、押出しノズ
ル4を長辺壁4aと短辺壁4bとからなる板状(長方形
状)としたので、上述のメカニズムで説明したようにS
iCウィスカ8を2次元的に配列でき、これにより緻密
で、かつ厚肉の成形体10を容易に得ることができる。
その結果、従来公報の中間成形体を積層する場合のよう
な異物の混入や剥離等の問題を解消でき、品質に対する
信頼性を大幅に向上でき、さらに強度,破壊靱性等に異
方性を持たない成形体10を得ることができるから、軸
用部品,構造用材料としての用途を拡大できる。
ル4を長辺壁4aと短辺壁4bとからなる板状(長方形
状)としたので、上述のメカニズムで説明したようにS
iCウィスカ8を2次元的に配列でき、これにより緻密
で、かつ厚肉の成形体10を容易に得ることができる。
その結果、従来公報の中間成形体を積層する場合のよう
な異物の混入や剥離等の問題を解消でき、品質に対する
信頼性を大幅に向上でき、さらに強度,破壊靱性等に異
方性を持たない成形体10を得ることができるから、軸
用部品,構造用材料としての用途を拡大できる。
【0019】また、本実施例方法は、押出しノズル4を
長方形状に構成するだけで緻密な成形体10を得るとい
う方法であることから、常圧焼結を行ってもセラミック
スの収縮性を向上でき、従来のHIPやホットプレス等
による高温,高圧焼結を不要にできる。
長方形状に構成するだけで緻密な成形体10を得るとい
う方法であることから、常圧焼結を行ってもセラミック
スの収縮性を向上でき、従来のHIPやホットプレス等
による高温,高圧焼結を不要にできる。
【0020】次に、本実施例による製造方法装置の効果
を確認するために行った試験について説明する。この試
験は、上述した方法により30mm×5mmの強化繊維セラミ
ックスを製造し、これを切削加工してJIS規格による
3点曲げ試験片を作成し、この試験片の常温での曲げ試
験, 及びマイクロビッカース(荷重50Kg/mm2) による破
壊靱性値を測定した。また、比較するために、図3に示
す従来の押出し装置で、無機質繊維を一軸方向に配列し
てなる10mmφの円柱状成形体を製造し、同様の試験を行
った。なお、上記比較成形体はアルミナ粉末にSiCウ
ィスカを15wt%配合し、上記実施例と略同様の方法で製
造した。
を確認するために行った試験について説明する。この試
験は、上述した方法により30mm×5mmの強化繊維セラミ
ックスを製造し、これを切削加工してJIS規格による
3点曲げ試験片を作成し、この試験片の常温での曲げ試
験, 及びマイクロビッカース(荷重50Kg/mm2) による破
壊靱性値を測定した。また、比較するために、図3に示
す従来の押出し装置で、無機質繊維を一軸方向に配列し
てなる10mmφの円柱状成形体を製造し、同様の試験を行
った。なお、上記比較成形体はアルミナ粉末にSiCウ
ィスカを15wt%配合し、上記実施例と略同様の方法で製
造した。
【0021】
【表1】
【0022】表1からも明らかなように、SiCウィス
カを一軸方向に配列してなる円柱試料の場合(第1欄)
、曲げ強度は95.0Kg/cm2と高く、また破壊靱性値は軸
直交方向で7.5MPam1/2と高いものの、軸方向では3.5MPa
m1/2と低く、異方性が生じている。これに対して2次元
配列してなる本実施例の板状試料の場合(第2欄)、曲
げ強度は93.0Kg/cm2と満足できる値が得られている。ま
た、破壊靱性値は軸直交方向,軸方向とも7.2,7.4MPam
1/2と異方性は全く認められず、優れた特性が得られて
いることがわかる。また、上記本実施例試料の焼結後の
相対密度を測定したところ100 %に達しており、しかも
割れ, 剥離等は全く生じていなかった。
カを一軸方向に配列してなる円柱試料の場合(第1欄)
、曲げ強度は95.0Kg/cm2と高く、また破壊靱性値は軸
直交方向で7.5MPam1/2と高いものの、軸方向では3.5MPa
m1/2と低く、異方性が生じている。これに対して2次元
配列してなる本実施例の板状試料の場合(第2欄)、曲
げ強度は93.0Kg/cm2と満足できる値が得られている。ま
た、破壊靱性値は軸直交方向,軸方向とも7.2,7.4MPam
1/2と異方性は全く認められず、優れた特性が得られて
いることがわかる。また、上記本実施例試料の焼結後の
相対密度を測定したところ100 %に達しており、しかも
割れ, 剥離等は全く生じていなかった。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明に係る繊維強化セラ
ミックスの製造方法及び装置によれば、押出しノズルを
長辺壁,短辺壁とからなる板状に構成したので、無機質
繊維が2次元的に配列してなる板状のセラミックス成形
体を形成でき、製造時における異物の混入や剥離,亀裂
の問題を解消でき、品質に対する信頼性を向上できる効
果があるとともに、強度,破壊靱性等の機械的特性を向
上でき、用途を拡大できる効果がある。
ミックスの製造方法及び装置によれば、押出しノズルを
長辺壁,短辺壁とからなる板状に構成したので、無機質
繊維が2次元的に配列してなる板状のセラミックス成形
体を形成でき、製造時における異物の混入や剥離,亀裂
の問題を解消でき、品質に対する信頼性を向上できる効
果があるとともに、強度,破壊靱性等の機械的特性を向
上でき、用途を拡大できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例による繊維強化セラミックス
の製造方法を説明するための図である。
の製造方法を説明するための図である。
【図2】上記実施例の厚肉板状の成形体を示す模式図で
ある。
ある。
【図3】従来の押出し成形方法を示す図である。
【図4】従来の細径状の成形体を示す模式図である。
2 シリンダ 4 押出しノズル 4a 長辺壁 4b 短辺壁 7 アルミナ粉末(セラミックス粉末) 8 SiCウィスカ(無機質繊維) 9 混練物 10 成形体
Claims (2)
- 【請求項1】 セラミックス粉末に無機質繊維を配合し
てなる混練物をシリンダ内に充填し、該混練物を加圧し
つつシリンダの押出しノズルから押し出して成形体を形
成するようにした繊維強化セラミックスの製造方法にお
いて、上記混練物を上記押出しノズルから横断面板状に
押し出すことにより、上記無機質繊維を上記板状の面内
において2次元的に配列させたことを特徴とする繊維強
化セラミックスの製造方法。 - 【請求項2】 セラミックス粉末に無機質繊維を配合し
てなる混練物をシリンダ内に充填し、該混練物を加圧し
つつシリンダの押出しノズルから押し出して成形体を形
成するようにした繊維強化セラミックスの製造装置にお
いて、上記押出しノズルを、上記混練物に大きな壁摩擦
を付与する長辺壁と、壁摩擦の影響を軽減する短辺壁と
からなる横断面板状としたことを特徴とする繊維強化セ
ラミックスの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4206612A JPH0655518A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 繊維強化セラミックスの製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4206612A JPH0655518A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 繊維強化セラミックスの製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655518A true JPH0655518A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16526264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4206612A Withdrawn JPH0655518A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 繊維強化セラミックスの製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655518A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010269590A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-12-02 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 押出成形体の製造方法および押出成形装置 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP4206612A patent/JPH0655518A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010269590A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-12-02 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 押出成形体の製造方法および押出成形装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |