JPH0655740A - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドの製造方法

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JPH0655740A
JPH0655740A JP20819492A JP20819492A JPH0655740A JP H0655740 A JPH0655740 A JP H0655740A JP 20819492 A JP20819492 A JP 20819492A JP 20819492 A JP20819492 A JP 20819492A JP H0655740 A JPH0655740 A JP H0655740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
nozzle surface
nozzle
support
repellent film
Prior art date
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Pending
Application number
JP20819492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Usui
隆寛 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズル面に均一な厚さでかつ欠陥の無い撥水
膜を簡易な方法で形成する。 【構成】 インクジェットヘッドのノズル部材4のノズ
ル面2に撥水膜1を以下の工程により形成する。 (1)液状の撥水性材料を支持体上に塗布する工程。 (2)前記支持体上の撥水性材料を硬化させる工程。 (3)前記支持体上の撥水性材料にインクジェットヘッ
ドのノズル面を接触させ、前記撥水性材料を前記インク
ジェットヘッドのノズル面に転写させる工程。 (4)前記インクジェットヘッドのノズル面を前記支持
体から引き離す工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットヘッドの
製造方法に関する。更に詳しくは、インクジェットヘッ
ドのノズル面に撥水膜を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年インクジェットプリンタは高速印
字、低騒音、高印字品位等の利点から、急速に発展して
いる。インクジェットプリンタに用いられるインクジェ
ットヘッドにはいくつかの方式が提案されているが、一
般的には二つの方式に分けることができる。第一の方式
は圧電材料を使用して、電気パルスにより圧電材料を変
形させ、流路の一部を変形させる。そして流路内に圧力
パルスを発生させ、この圧力パルスによりノズルからイ
ンク滴を吐出させる。次に第二の方式は発熱抵抗体を使
用して、電気パルスにより発熱抵抗体を発熱させる。そ
して流路内のインクを沸騰させ、蒸気バブルを発生させ
る。この蒸気バブルにより、ノズルからインク滴を吐出
させる。
【0003】いずれの方式もインク滴をノズル面から吐
出するため、ノズル面の濡れ性がインク滴の吐出性に大
きく影響する。すなわちノズル面がインクに対して良好
な濡れ性を示すと、インクはノズル面に広がり、インク
滴は吐出しない。あるいは吐出しても、インク滴の大き
さ、速度、吐出方向が大きく変動し、安定した吐出が得
られない。
【0004】そのため、ノズル面のインクに対する濡れ
性を悪くして、安定した吐出を得ようとする試みが行わ
れてきた。濡れ性を悪くする方法として、ノズル面に撥
水膜を形成する方法が特開昭63−239063号公報
に提案されている。
【0005】これでは液状の撥水性材料を支持体に塗布
し、インクジェットヘッドのノズル面を支持体に押し付
ける。そして、支持体からインクジェットヘッドを引き
離し、撥水性材料をノズル面に転写させる。その後、撥
水性材料を乾燥、熱、あるいは活性光線等で硬化させ
る。以上の工程により撥水膜を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
では撥水膜の厚さが不均一になり易く、またピンホール
等の撥水膜の形成されない部分が生じ易いという課題が
ある。不均一な厚さの撥水膜はインクジェットヘッドの
ノズル面に付着した紙粉等のゴミを除去する為、ゴム材
等でノズル面を拭く作業(以下ワイピングと呼ぶ)に於
て、ゴミの除去が不完全となる。拭き残したゴミにより
インク滴の吐出は不安定になる。さらにワイピングによ
り徐々に撥水膜は削られ、薄くなる。そしてノズル面上
に撥水膜のある部分とない部分ができる。当然のことな
がら、この状態になるとインクの吐出は不安定になる。
ピンホール等でも同様の現象が生じる。
【0007】この原因は撥水性材料を支持体上の撥水性
材料をノズル面に転写する工程にある。支持体上の撥水
性材料をノズル面に転写する工程ではノズル面と撥水性
材料、支持体と撥水性材料の密着力の兼合い、さらに支
持体とノズル面の距離により撥水性材料の転写量が決ま
る。図を用い、これを詳しく説明する。
【0008】(1)図5に於て、撥水性材料を支持体6
上に塗布し、撥水膜8(以下、撥水膜A8と呼ぶ)を形
成する。
【0009】(2)図6に於て、インクジェットヘッド
のノズル面2を撥水膜A8に接触させる。
【0010】(3)図7に於て、ノズル面2を撥水膜A
8から引き離す。撥水膜A8の一部はノズル面2に密着
し、撥水膜A8はノズル面2に密着した撥水膜9(以
下、撥水膜B9と呼ぶ)とそのまま支持体6に残る撥水
膜10(以下、撥水膜C10と呼ぶ)に分かれる。
【0011】(4)撥水膜B9を熱、活性光線等によ
り、固化し、固体皮膜とする。撥水膜B9の厚さは撥
水膜A8とノズル面の密着力、撥水膜A8と支持体4
の密着力、撥水膜A8自体の凝集力、撥水膜A8に
ノズル面2を接触した状態での、ノズル面2と支持体6
の距離、ノズル面2を支持体4から引き離す速度、等
の要因により決まる。これらの高精度の管理が非常に困
難な為、均一な厚さの実現は非常に困難である。さらに
ピンホール等の欠陥の発生を防ぐことも困難である。
【0012】また別の課題として、液状の撥水材料を使
用すると、転写時にノズル開口内に撥水材料が浸入する
為、何等かの手段でノズル開口内に撥水材が浸入しない
工夫が必要である。
【0013】結果として、歩留まりが悪く、多くの工程
が必要となり、コスト高につながる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
ヘッドの製造はかかる問題を解決するために、ノズル面
に以下の工程により撥水膜を形成する。
【0015】(1)液状の撥水性材料を支持体上に塗布
する工程 (2)前記支持体上の撥水性材料を固化させる工程 (3)前記支持体上の撥水性材料にインクジェットヘッ
ドのノズル面を接触させ、前記撥水性材料を前記インク
ジェットヘッドのノズル面に転写させる工程 (4)前記インクジェットヘッドのノズル面を前記支持
体から引き離す工程
【0016】
【実施例】以下、図を用いて本発明を説明する。
【0017】本発明に用いられる撥水性材料は液状の支
持体への塗布が可能な材料であればよい。例えばフッ素
を含む高分子樹脂溶液等を用いる。本発明者は日本油脂
(株)製のCPFを用いた。CPFはフマル酸ジエステ
ルのエステル基にフッ素原子を導入した高分子樹脂をビ
ストリフルオロベンゼン等の有機溶剤に溶解した溶液で
ある。CPFは有機溶剤が蒸発されることにより撥水性
に優れる皮膜になる。撥水膜がインクジェットヘッドの
ノズル面に形成されている状態をインクジェットヘッド
のノズル部の断面図である図1をもとに説明する。撥水
膜1はノズル部材4のノズル面2上に形成されている。
インク3はノズル内で凸状の形状となっている。
【0018】本発明のインクジェットヘッドの製造方法
を適用できるインクジェットヘッドは特に限定されるも
のではなく、圧電材料あるいは発熱体を使用して、電気
パルスにより、ノズルからインク滴を吐出せしめるイン
クジェットヘッドであればよい。例として本発明者が用
いたインクジェットヘッドを図8を用いて説明する。イ
ンクジェットヘッドは基板11の上に互いに平行な流路
12が多数形成され、その長手方向に伸びる側壁13を
有している。側壁13は圧電物質からなり、流路12の
全長にわたっての伸び、流路軸に垂直に変形可能であ
り、ノズル形成部材14に設けられたノズル開口15か
らインク滴(図示せず)を吐出させるように流路内のイ
ンク圧を変化させる。流路12はインク供給口16を会
してインク溜り(図示せず)に接続されている。流路1
2の一端はノズル形成部材14のノズル開口15接続さ
れている。流路12と側壁13上には上蓋17が配設さ
れ、インク(図示せず)を満たしている。側壁13には
電圧パルスを印加するための電極18が設けられ、電極
18は駆動回路(図示せず)に接続されている。
【0019】以下に詳しい実施例を挙げ、説明する。
【0020】(実施例) (1)CPF5を支持体6にスピンナーで5μm厚に塗
布する(図2)。
【0021】(2)支持体上のCPF中の溶剤を加熱に
より蒸発させ、CPF皮膜7を形成する。
【0022】(3)インクジェットヘッドのノズル面2
をCPF皮膜7に接触させる(図3)。
【0023】(4)インクジェットヘッドのノズル面2
をCPF皮膜7から引き離す。CPF皮膜7の一部はノ
ズル面2に密着し、ノズル面2上に撥水膜1が形成され
る(図4)。
【0024】撥水膜1は支持体6から剥離し、従来技術
の様に撥水膜が分離することはない。すなわち撥水膜の
厚さはCPF皮膜の厚さに等しい。この為、均一な厚さ
の撥水膜になる。またピンホールも発生しない。
【0025】(5)撥水膜の厚さは0.1μmの狙い値
に対して、0.098μm〜0.102μmと均一に成
膜できた。またピンホールも発生していなかった。さら
に撥水膜はノズル開口内に浸入していない。
【0026】(6)シリコンゴムにより、ワイピングを
5000回実施後、撥水膜の剥離、脱落を評価したが、
何れも発生していなかった。
【0027】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明のインクジ
ェットヘッドの製造方法によれば、インクジェットヘッ
ドのノズル面に均一な厚さで且つピンホールもない撥水
膜を形成できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッドの製造方法によ
り形成された撥水膜を説明するインクジェットヘッドの
ノズル部の断面図。
【図2】本発明のインクジェットヘッド方法の製造方法
を説明するインクジェットヘッドのノズル部の断面図。
【図3】本発明のインクジェットヘッド方法の製造方法
を説明するインクジェットヘッドのノズル部の断面図。
【図4】本発明のインクジェットヘッド方法の製造方法
を説明するインクジェットヘッドのノズル部の断面図。
【図5】従来技術のインクジェットヘッド方法の製造方
法を説明するインクジェットヘッドのノズル部の断面
図。
【図6】従来技術のインクジェットヘッド方法の製造方
法を説明するインクジェットヘッドのノズル部の断面
図。
【図7】従来技術のインクジェットヘッド方法の製造方
法を説明するインクジェットヘッドのノズル部の断面
図。
【図8】本発明者が用いたインクジェットヘッドの構造
を説明するインクジェットヘッドの断面斜視図。
【符号の説明】
1 撥水膜 2 ノズル面 3 インク 4 ノズル部材 5 撥水性材料 6 支持体 7 CPF皮膜 8 撥水膜A 9 撥水膜B 10 撥水膜C 11 基板 12 流路 13 側壁 14 ノズル形成部材 15 ノズル開口 16 インク供給口 17 上蓋 18 電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路と前記流路に配接されたインクを吐
    出せしめるノズル面を有するインクジェットヘッドに於
    て、 (1)撥水性材料を支持体上に塗布する工程。 (2)前記支持体上の撥水性材料を硬化させる工程。 (3)前記支持体上の撥水性材料にインクジェットヘッ
    ドのノズル面を接触させ、前記撥水性材料を前記インク
    ジェットヘッドのノズル面に転写させる工程。 (4)前記インクジェットヘッドのノズル面を前記支持
    体から引き離す工程。 により撥水膜が形成されることを特徴とするインクジェ
    ットヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記撥水性材料が液体であることを特徴
    とする請求項1記載のインクジェットヘッドの製造方
    法。
JP20819492A 1992-08-04 1992-08-04 インクジェットヘッドの製造方法 Pending JPH0655740A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20819492A JPH0655740A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 インクジェットヘッドの製造方法

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JPH0655740A true JPH0655740A (ja) 1994-03-01

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