JPH0656152U - 地下壁用打込式コンクリート型枠 - Google Patents

地下壁用打込式コンクリート型枠

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JPH0656152U
JPH0656152U JP8911792U JP8911792U JPH0656152U JP H0656152 U JPH0656152 U JP H0656152U JP 8911792 U JP8911792 U JP 8911792U JP 8911792 U JP8911792 U JP 8911792U JP H0656152 U JPH0656152 U JP H0656152U
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秀明 岩竹
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裕雅 川村
純輔 京免
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陸生 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 接合部材20を用いて第1型枠部材16と第
2型枠部材18とを接合し、コンクリート壁14を打設
する。その後、第2パネル24aおよび24bの表面に
配置した不燃材46を接合部材20の平坦部40にねじ
48で固定する。接合部材20の平坦部40は、ねじ打
ち可能な十分な強度を有する。 【効果】 コンクリート壁14の打設後に不燃材46を
確実に取り付けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は地下壁用打込式コンクリート型枠に関し、特にたとえば打設したコ ンクリート壁と一体化されるかつコンクリート壁からの余剰水,湧水あるいは漏 水などを排出できる、地下壁用打込式コンクリート型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の地下壁用打込式コンクリート型枠(以下、単に「型枠」という )の一例が特開平3−281863号や特開平4−70467号に開示されてい る。これらの型枠は、導水路および透水層を基板に張り付けてこれらを予め一体 に形成したものである。これらの型枠を用いてコンクリート壁を打設すると、コ ンクリートの硬化前にはコンクリートの余剰水が透水層を通して導水路内へ流入 し、導水路内を流下して型枠の底部から排出され、コンクリートの硬化が促進さ れる。そして、コンクリートの硬化後には、コンクリートに生じたクラックから の漏水が透水層を通して導水路内へ流入し、導水路内を流下して型枠の底部から 排出され、室内への漏水浸入が防止される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、いずれも断熱性や不燃性が考慮されておらず、結露によ る室内環境の悪化や型枠の燃焼による火災の恐れがあった。そこで、本件出願人 は先に、透水層,導水路,断熱層および不燃層を有し、型枠表面への結露や型枠 の燃焼を防止できる型枠を考案した(実願平4−72319号)。この従来技術 において不燃層を予め型枠と一体に形成した場合には、重量が大きくなるため施 工性が悪くなり、しかも、施工時に不燃層が損傷する恐れがある。したがって、 不燃層は型枠施工後に形成することが望ましい。
【0004】 しかし、この従来技術では、型枠(断熱層)の強度が不十分であること等から 、不燃層となる不燃材を型枠(断熱層)に確実にねじ止め等することができなか った。 それゆえに、この考案の主たる目的は、型枠施工後に不燃層を確実に形成でき る、地下壁用打込式コンクリート型枠を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、透水層,導水路および断熱層がコンクリート壁側からこの順で形 成された第1および第2型枠部材、第1型枠部材の第1側端に形成される第1嵌 合部、第2型枠部材の第2側端に形成される第2嵌合部、および第1嵌合部と嵌 合する第3嵌合部と、第2嵌合部と嵌合する第4嵌合部と、第1側端と第2側端 との間に配置されるかつ断熱層表面より突出しない平坦部とを有し、第1型枠部 材と第2型枠部材とを接合する接合部材を備え、断熱層表面に配置された不燃材 を平坦部を利用してねじ止めするようにした、地下壁用打込式コンクリート型枠 である。
【0006】
【作用】
接合部材によって第1型枠部材と第2型枠部材とを接合してコンクリート壁を 打設した後、第1型枠部材および第2型枠部材の断熱層室内側主面に石膏ボード やアルミ化粧材等の不燃材を配置し、この不燃材を接合部材の平坦部にねじ止め する。
【0007】
【考案の効果】
この考案によれば、型枠施工後、不燃材を接合部材を利用してねじ止めするよ うにしているので、断熱層の室内側主面に不燃層を確実に形成することができる 。 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】
図1〜図3を参照して、この実施例の地下壁用打込式コンクリート型枠(以下 、「型枠」という)10は、地下室12(図3)のコンクリート壁14を打設す るためのものであり、第1型枠部材16,第2型枠部材18および第1型枠部材 16と第2型枠部材18とを接合する接合部材20を含む。
【0009】 第1型枠部材16は、互いに平行に配置される第1パネル22aおよび第2パ ネル24aを含み、第1パネル22aと第2パネル24aとは縦方向へ延びる複 数のリブ26aによって連結される。第1パネル22a,第2パネル24aおよ びリブ26aによって形成された空気層が横方向に連続して断熱層28aとなる 。また、第1パネル22aのコンクリート壁14側主面には、縦方向へ延びる複 数の中空ブロック30aが一定間隔毎に形成され、各ブロック30aのコンクリ ート壁14側主面には不織布等の透水層32aが固着される。第1パネル22a ,ブロック30aおよび透水層32aによって囲まれた空間が導水路34aとな る。そして、断熱層28aの一方側端には、後述する接合部材20の嵌合凸部3 6aと嵌合する嵌合凹部38aが形成される。なお、第1パネル22a,第2パ ネル24aおよびリブ26a等は、たとえばポリ塩化ビニル等の熱伝導性の低い 硬質合成樹脂の押出成形によって一体成形される。
【0010】 第2型枠部材18は第1型枠部材16と同様に形成されるので、同一個所には 類似の符号を付し、その重複する説明は省略する。 接合部材20は、たとえば鉄やアルミニウム等の金属材料の引き抜き加工によ って形成されるものであり、第1型枠部材16の嵌合凹部38aと嵌合する嵌合 凸部36aおよび第2型枠部材18の嵌合凹部38bと嵌合する嵌合凸部36b を含む。嵌合凸部36aおよび36bの基部から室12側へ延びて、その端面が 第2パネル24aおよび24bと面一に形成された平坦部40が形成され、嵌合 凸部36aおよび36bの基部からコンクリート壁14側へ延びて、その端部に 抜け止め部42を有するアンカー部44が形成される。
【0011】 図3を参照して、コンクリート壁14の打設時には、まず、その一部に湧水槽 50が形成されたスラブ52の上面に溝54が形成され、この溝54内に通水路 56が設置される。そして、その底面が通水路56のストッパ58に当接するよ うにして、通水路56上に第1型枠部材16および第2型枠部材18が組み立て られる。このとき、図1および図2からよくわかるように、第1型枠部材16の 嵌合凹部38aが接合部材20の嵌合凸部36aに図示しないシール材を介して 嵌合され、第2型枠部材18の嵌合凹部38bが接合部材20の嵌合凸部36b に図示しないシール材を介して嵌合される。それによって、第1型枠部材16と 第2型枠部材18とが接合される。
【0012】 そして、第1型枠部材16および第2型枠部材18と土留め用コンクリート壁 60との間にコンクリート壁14が打設される。コンクリート壁14を打設する と、コンクリートのセメントペーストが透水層32aおよび32bに含浸され、 それによってコンクリート硬化後には特別な接合部材を用いることなくコンクリ ート壁14と第1型枠部材16および第2型枠部材18とが強固に接合される。 また、接合部材20のアンカー部44がコンクリート壁14に埋設されることに よって、コンクリート壁14と接合部材20とが強固に接合される。
【0013】 コンクリート壁14の硬化前には、コンクリートの余剰水が透水層32aおよ び32bを通して導水路34aおよび34b内へ流入し、導水路34aおよび3 4bを流下し、通水路56およびスラブ52に設けられた通水管62を通して湧 水槽50へ排出される。一方、コンクリート壁14の硬化後には、コンクリート 壁14および60に生じたクラック64を通してコンクリート壁14の表面に漏 出した水が、先の余剰水と同様にして湧水槽50へ排出される。
【0014】 コンクリート壁14の硬化後、第2パネル24aおよび24bの室12側主面 に石膏ボードやケイ酸カルシウム板やアルミ化粧材等の不燃材46が配置され、 この不燃材46がねじ48によって接合部材20の平坦部40に固定される。 この実施例によれば、鉄やアルミニウム等の十分な強度を有する接合部材20 (平坦部40)を利用して不燃材46をねじ止めするようにしているので、コン クリート壁14の打設後、不燃材46を確実に取り付けることができる。
【0015】 また、火災時に室12側からねじ48が加熱された場合には、その熱がねじ4 8から接合部材20に伝わって平坦部40が加熱されるが、この実施例では接合 部材20を鉄やアルミニウム等の容易に溶けない材料で形成するようにしている ので、加熱溶融された平坦部40からねじ48が抜け落ちて不燃材46が外れて しまうといった問題は生じない。
【0016】 なお、上述の実施例では、接合部材20を鉄やアルミニウム等の金属材料で形 成するようにしているが、たとえば木材やALC(発泡コンクリート)や窯業系 材料等の所定強度を有する他の材料で形成するようにしてもよい。 また、接合部材20におけるアンカー部44の側面に、たとえば図4に示すよ うなリブ66を形成し、それによって第1型枠部材16と第2型枠部材18との 接合部における導水路34aおよび34bにコンクリートが流入するのを防止す るようにしてもよい。このように、接合部において導水路34aおよび34bを 確保しておくと、接合部近傍にクラック64(図2,図3)が生じた場合に、ク ラック64を通してコンクリート壁14の表面に漏出した水を導水路34aおよ び34bを通して排出することができる。したがって、嵌合凹部38aおよび3 8bと嵌合凸部36aおよび36bとの間にシール材を介挿する必要がなくなり 、施工性を向上できる。
【0017】 そして、上述の実施例では、第1型枠部材16および第2型枠部材18の側端 に嵌合凹部38aおよび38bを形成し、接合部材20に嵌合凸部36aおよび 36bを形成するようにしているが、これとは逆に、たとえば図5に示す型枠7 0のように、第1型枠部材16および第2型枠部材18の側端に嵌合凸部72a および72bを形成し、接合部材20に嵌合凹部74aおよび74bを形成する ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1の実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図3】図1の実施例の使用状態を示す図解図である。
【図4】接合部材の変形例を示す図解図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す図解図である。
【符号の説明】
10,70 …型枠 16 …第1型枠部材 18 …第2型枠部材 20 …接合部材 28a,28b …断熱層 32a,32b …透水層 34a,34b …導水路 36a,36b …嵌合凸部 38a,38b …嵌合凹部 40 …平坦部 44 …アンカー部 46 …不燃材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹迫 涼一 大阪市天王寺区四天王寺1丁目5番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)考案者 川村 裕雅 大阪市天王寺区四天王寺1丁目5番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)考案者 京免 純輔 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)考案者 坂口 真幸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)考案者 渡辺 陸生 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)考案者 高田 和孝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水層,導水路および断熱層がコンクリー
    ト壁側からこの順で形成された第1および第2型枠部
    材、 前記第1型枠部材の第1側端に形成される第1嵌合部、 前記第2型枠部材の第2側端に形成される第2嵌合部、
    および前記第1嵌合部と嵌合する第3嵌合部と、前記第
    2嵌合部と嵌合する第4嵌合部と、前記第1側端と前記
    第2側端との間に配置されるかつ前記断熱層表面より突
    出しない平坦部とを有し、前記第1型枠部材と前記第2
    型枠部材とを接合する接合部材を備え、 前記断熱層表面に配置された不燃材を前記平坦部を利用
    してねじ止めするようにした、地下壁用打込式コンクリ
    ート型枠。
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