JPH0656388A - 小型車載クレーン - Google Patents
小型車載クレーンInfo
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- JPH0656388A JPH0656388A JP10381591A JP10381591A JPH0656388A JP H0656388 A JPH0656388 A JP H0656388A JP 10381591 A JP10381591 A JP 10381591A JP 10381591 A JP10381591 A JP 10381591A JP H0656388 A JPH0656388 A JP H0656388A
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- JP
- Japan
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- rope
- vehicle
- motor
- arm
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 荷物の上げ降ろしだけでなく、運搬車等の牽
引ウィンチとしても簡便に使用し得る車載クレーンを提
案することにある。 【構成】自走車両上に立設された支柱13に、第1旋回
アーム14と、第2旋回アーム20とを有し、第1旋回
アーム上に配設されたロープ巻取ドラム19を備えたウ
ィンチと、第1ロープ案内手段22と、第2ロープ案内
手段23と、ロープ18の通過域に臨んで設けられ、且
つ、ロープに摺接してロープを所定方向に付勢する付勢
手段と及びロープにかかる張力が実質的に消失すること
による前記付勢手段の変位に連動して、前記モータの駆
動回路を開く回路開閉手段とから成るロープ弛み防止装
置25とを具備し、長尺ロープに内蔵された信号導線を
介して、モータ制御回路と、モータ遠隔制御スイッチ3
9とを接続し、ロープ先端に設けたフックによる、所要
物品の吊上げ、吊下げ及び運搬車等の牽引をスイッチ3
9で自在に行えるようにしたことを特徴とする小型車載
クレーン。
引ウィンチとしても簡便に使用し得る車載クレーンを提
案することにある。 【構成】自走車両上に立設された支柱13に、第1旋回
アーム14と、第2旋回アーム20とを有し、第1旋回
アーム上に配設されたロープ巻取ドラム19を備えたウ
ィンチと、第1ロープ案内手段22と、第2ロープ案内
手段23と、ロープ18の通過域に臨んで設けられ、且
つ、ロープに摺接してロープを所定方向に付勢する付勢
手段と及びロープにかかる張力が実質的に消失すること
による前記付勢手段の変位に連動して、前記モータの駆
動回路を開く回路開閉手段とから成るロープ弛み防止装
置25とを具備し、長尺ロープに内蔵された信号導線を
介して、モータ制御回路と、モータ遠隔制御スイッチ3
9とを接続し、ロープ先端に設けたフックによる、所要
物品の吊上げ、吊下げ及び運搬車等の牽引をスイッチ3
9で自在に行えるようにしたことを特徴とする小型車載
クレーン。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽トラック等の自走車
両の荷台上に取付けられ、各種の荷物、例えば、農作物
や農機具、水産物、工業製品等の荷揚げのみならず、手
押運搬車等の牽引にも使用することのできる複合機能を
備える小型クレーンに関するものである。
両の荷台上に取付けられ、各種の荷物、例えば、農作物
や農機具、水産物、工業製品等の荷揚げのみならず、手
押運搬車等の牽引にも使用することのできる複合機能を
備える小型クレーンに関するものである。
【0002】
【従来技術】近年における農作業等の機械化の顕著な進
展に伴い、軽トラック等の荷台上に簡便に取付けること
のできる小型車載クレーンとしては、種々の構成のもの
が商品化されている。既知の小型車載クレーンは、一般
的に、車両の荷台上に垂直な支柱を固定し、支柱の上端
に第1旋回アームを枢着すると共に第1旋回アームの自
由端に第2旋回アームを枢着し、第1及び第2旋回アー
ムをそれぞれ第1及び第2垂直旋回軸線を中心として旋
回可能とし、更に、車載バッテリーにより作動させ得る
正逆転可能な電動ウィンチを第1旋回アームの適宜の位
置に配置した構成を有している。尚、かかる構成の車載
クレーンにおいて、操作性を向上すると共に省力化を図
るため、比較的微弱な無線や赤外線等の電磁波によるリ
モコン制御機能を有するものも実用化されている。上述
した構成の小型車載クレーンは、特に支柱を荷台の前端
に配置した場合には、第1及び第2旋回アームを相互に
重ねた状態で、車体のルーフパネルに沿ってコンパクト
に格納し得る利点を有している。
展に伴い、軽トラック等の荷台上に簡便に取付けること
のできる小型車載クレーンとしては、種々の構成のもの
が商品化されている。既知の小型車載クレーンは、一般
的に、車両の荷台上に垂直な支柱を固定し、支柱の上端
に第1旋回アームを枢着すると共に第1旋回アームの自
由端に第2旋回アームを枢着し、第1及び第2旋回アー
ムをそれぞれ第1及び第2垂直旋回軸線を中心として旋
回可能とし、更に、車載バッテリーにより作動させ得る
正逆転可能な電動ウィンチを第1旋回アームの適宜の位
置に配置した構成を有している。尚、かかる構成の車載
クレーンにおいて、操作性を向上すると共に省力化を図
るため、比較的微弱な無線や赤外線等の電磁波によるリ
モコン制御機能を有するものも実用化されている。上述
した構成の小型車載クレーンは、特に支柱を荷台の前端
に配置した場合には、第1及び第2旋回アームを相互に
重ねた状態で、車体のルーフパネルに沿ってコンパクト
に格納し得る利点を有している。
【0003】既知の小型車載クレーンは、いずれも専ら
農作物及び農機具等の荷揚げに使用するのが前提であ
り、そのためにウィンチの揚程は、軽トラックの場合、
通常約2m程度に設定されている。他方、農作業の形態
如何によっては、車載クレーンに荷揚げ機能のみなら
ず、牽引機能をも持たせるのが望ましい場合がある。例
えば、軽トラック等の乗入れが著しく困難又は不可能で
ある足場の悪い圃場、果樹園等から、収穫した農産物を
搬出するのに際しては、農産物を仮に適宜の手押運搬車
上に積載し、その運搬車を人力又は専用牽引ウィンチに
より牽引して動力運搬車両の近傍まで移動させた後、農
産物を車載クレーンにより運搬車から軽トラック等の荷
台上まで移し換える作業が必要とされる。
農作物及び農機具等の荷揚げに使用するのが前提であ
り、そのためにウィンチの揚程は、軽トラックの場合、
通常約2m程度に設定されている。他方、農作業の形態
如何によっては、車載クレーンに荷揚げ機能のみなら
ず、牽引機能をも持たせるのが望ましい場合がある。例
えば、軽トラック等の乗入れが著しく困難又は不可能で
ある足場の悪い圃場、果樹園等から、収穫した農産物を
搬出するのに際しては、農産物を仮に適宜の手押運搬車
上に積載し、その運搬車を人力又は専用牽引ウィンチに
より牽引して動力運搬車両の近傍まで移動させた後、農
産物を車載クレーンにより運搬車から軽トラック等の荷
台上まで移し換える作業が必要とされる。
【0004】上述した一連の作業は、車載クレーンが牽
引にも使用できれば大幅に簡略化されるが、このような
複合機能を前述した既知の車載クレーンに発揮させるの
は困難である。すなわち、一般的には牽引による運搬車
等の移動距離を数十m、場合によっては少なくとも10
0m前後とする必要があるが、ロープに、実質的に張力
の作用していない条件下では、モータを作動させて、ウ
ィンチのドラムからロープを繰出す場合に、ドラムが回
転しても、ロープの繰出しが行なわれず、ロープに弛み
が生じて、絡んでしまい、ロープの繰出し、巻き取り動
作が出来なくなってしまうおそれがあった。
引にも使用できれば大幅に簡略化されるが、このような
複合機能を前述した既知の車載クレーンに発揮させるの
は困難である。すなわち、一般的には牽引による運搬車
等の移動距離を数十m、場合によっては少なくとも10
0m前後とする必要があるが、ロープに、実質的に張力
の作用していない条件下では、モータを作動させて、ウ
ィンチのドラムからロープを繰出す場合に、ドラムが回
転しても、ロープの繰出しが行なわれず、ロープに弛み
が生じて、絡んでしまい、ロープの繰出し、巻き取り動
作が出来なくなってしまうおそれがあった。
【0005】
【発明の開示】本発明の目的は、運搬車等の牽引に必要
とされる長さのロープをドラムから繰出す場合でも、ロ
ープが弛むことなく、ドラムに対するロープの絡みを常
に確実に防止することができ、従って牽引ウィンチとし
ても簡便に使用し得る車載クレーンを提案することにあ
る。
とされる長さのロープをドラムから繰出す場合でも、ロ
ープが弛むことなく、ドラムに対するロープの絡みを常
に確実に防止することができ、従って牽引ウィンチとし
ても簡便に使用し得る車載クレーンを提案することにあ
る。
【0006】本発明に係る車載クレーンは、自走車両上
に着脱自在に立設された支柱と該支柱の上端に枢着さ
れ、水平方向に旋回可能な第1旋回アームと、該第1旋
回アームの自由端に一端で枢着し、水平方向に旋回可能
な第2旋回アームと、前記第1旋回アームの基端上に配
設された正逆転可能なモータによって正転方向に駆動さ
れる際、ロープを巻取るロープ巻取ドラムを備えたウィ
ンチと、該ロープ巻取ドラムに巻回されているロープを
第1旋回アームに沿って案内する第1ロープ案内手段
と、前記第2旋回アームの自由端に設けられた第2ロー
プ案内手段と、第1旋回アームに沿って案内されるロー
プの通過域に臨んで設けられ、ロープに摺接してロープ
を所定方向に付勢する付勢手段と及びロープにかかる張
力が実質的に消失することによる前記付勢手段の変位に
連動して前記モータの駆動回路を開く回路開閉手段とか
ら成るロープ弛み防止装置とを具備し、ロープ先端に設
けたフックにより、所要物品の吊上げ、吊下げ及び牽引
を行うようにしたことを特徴とする小型車載クレーン
と、更に、上記車載クレーンのロープが、信号導線を含
む繊維ロープで構成されており、該ロープの先端におい
て取出した信号導線に設けた接続端子に、モータの遠隔
制御スイッチを着脱自在に接続する構成とし、このモー
タの遠隔制御スイッチを、ロープ先端に設けたフックに
よって牽引自在な手押し運搬車側に装着して、該遠隔制
御スイッチを、ロープの接続端子を介してウィンチに接
続して操作することにより、手動運搬車をウィンチによ
り牽引自在とした小型車載クレーンにある。
に着脱自在に立設された支柱と該支柱の上端に枢着さ
れ、水平方向に旋回可能な第1旋回アームと、該第1旋
回アームの自由端に一端で枢着し、水平方向に旋回可能
な第2旋回アームと、前記第1旋回アームの基端上に配
設された正逆転可能なモータによって正転方向に駆動さ
れる際、ロープを巻取るロープ巻取ドラムを備えたウィ
ンチと、該ロープ巻取ドラムに巻回されているロープを
第1旋回アームに沿って案内する第1ロープ案内手段
と、前記第2旋回アームの自由端に設けられた第2ロー
プ案内手段と、第1旋回アームに沿って案内されるロー
プの通過域に臨んで設けられ、ロープに摺接してロープ
を所定方向に付勢する付勢手段と及びロープにかかる張
力が実質的に消失することによる前記付勢手段の変位に
連動して前記モータの駆動回路を開く回路開閉手段とか
ら成るロープ弛み防止装置とを具備し、ロープ先端に設
けたフックにより、所要物品の吊上げ、吊下げ及び牽引
を行うようにしたことを特徴とする小型車載クレーン
と、更に、上記車載クレーンのロープが、信号導線を含
む繊維ロープで構成されており、該ロープの先端におい
て取出した信号導線に設けた接続端子に、モータの遠隔
制御スイッチを着脱自在に接続する構成とし、このモー
タの遠隔制御スイッチを、ロープ先端に設けたフックに
よって牽引自在な手押し運搬車側に装着して、該遠隔制
御スイッチを、ロープの接続端子を介してウィンチに接
続して操作することにより、手動運搬車をウィンチによ
り牽引自在とした小型車載クレーンにある。
【0008】上述した構成を有する本発明の車載クレー
ンによれば、モータによりドラムを逆転方向に駆動して
ロープをドラムから繰出す際に、ロープに実質的に張力
が作用しない条件下では、ロープ付勢手段がロープの弛
みに伴って変位することにより回路開閉手段が作動して
モータの逆転動作を直ちに停止するため、運搬車等の牽
引に必要とされる長さのロープをウィンチのドラムから
繰出す場合でも、ロープに張力が作用しない限り繰出さ
れることがなくドラムに対するロープの絡みを常に確実
に防止することができ、従って車載クレーンを牽引ウィ
ンチとしても簡便に使用することが可能となるものであ
る。更には、手押運搬車側に設けたウィンチの制御スイ
ッチによって、運搬車を傾斜地等において牽引するに際
して、その牽引動作を自在に制御することが可能とな
る。
ンによれば、モータによりドラムを逆転方向に駆動して
ロープをドラムから繰出す際に、ロープに実質的に張力
が作用しない条件下では、ロープ付勢手段がロープの弛
みに伴って変位することにより回路開閉手段が作動して
モータの逆転動作を直ちに停止するため、運搬車等の牽
引に必要とされる長さのロープをウィンチのドラムから
繰出す場合でも、ロープに張力が作用しない限り繰出さ
れることがなくドラムに対するロープの絡みを常に確実
に防止することができ、従って車載クレーンを牽引ウィ
ンチとしても簡便に使用することが可能となるものであ
る。更には、手押運搬車側に設けたウィンチの制御スイ
ッチによって、運搬車を傾斜地等において牽引するに際
して、その牽引動作を自在に制御することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について詳述す
る。図1及び図2は、本発明の好適な実施例による車載
クレーンを示すものである。本実施例において、車載ク
レーン10は、軽トラック11等の荷台12上における
適宜の位置、例えば、前端中央部に着脱自在に固定され
た垂直な支柱13を具えている。支柱13は、所要の剛
性及び機械的強度を有する適宜断面形状の管状部材によ
り構成されており、トラック11側に上下に設けた2カ
所のブラケット1a、1bと、支柱13の対応カ所に設け
た透孔(図示せず)とを、ピン2a、2bによって挿通して
固定することにより、着脱自在となっている。これによ
って、支柱の高さが、軽トラックの規格を超えてしまう
場合に、取り外した状態で移動することができ、軽トラ
ックとしての規格を逸脱することがないように意図され
ている。支柱13の上端に、図示しない軸受を介して第
1旋回アームとしての内側旋回アーム14を枢着する。
この旋回アーム14を、支柱13の長手方向軸線と一致
する旋回軸線を中心として、支柱13に対し旋回可能と
する。旋回アーム14は、荷台12の横幅の約1/2程
度の長さとする。内側旋回アーム14の基端上には、ウ
ィンチ15を配置する。
る。図1及び図2は、本発明の好適な実施例による車載
クレーンを示すものである。本実施例において、車載ク
レーン10は、軽トラック11等の荷台12上における
適宜の位置、例えば、前端中央部に着脱自在に固定され
た垂直な支柱13を具えている。支柱13は、所要の剛
性及び機械的強度を有する適宜断面形状の管状部材によ
り構成されており、トラック11側に上下に設けた2カ
所のブラケット1a、1bと、支柱13の対応カ所に設け
た透孔(図示せず)とを、ピン2a、2bによって挿通して
固定することにより、着脱自在となっている。これによ
って、支柱の高さが、軽トラックの規格を超えてしまう
場合に、取り外した状態で移動することができ、軽トラ
ックとしての規格を逸脱することがないように意図され
ている。支柱13の上端に、図示しない軸受を介して第
1旋回アームとしての内側旋回アーム14を枢着する。
この旋回アーム14を、支柱13の長手方向軸線と一致
する旋回軸線を中心として、支柱13に対し旋回可能と
する。旋回アーム14は、荷台12の横幅の約1/2程
度の長さとする。内側旋回アーム14の基端上には、ウ
ィンチ15を配置する。
【0010】図3に示すように、ウィンチ15は、例え
ば、直流12Vの車載バッテリー16により駆動し得る
正逆転可能なモータ17と、モータ17により正転方向
に駆動される際にロープ18を巻取るドラム19とを有
する構成とする。上述した内側旋回アーム14の自由端
に第2旋回アームとしての外側旋回アーム20を枢着す
る。この旋回アーム20は、支柱13の長手方向軸線と
平行な垂直旋回軸線を有する継手21を中心として旋回
可能とする。外側旋回アーム20は、荷台12の横幅と
ほぼ等しい長さとする。継手21上に、その旋回軸線と
ほぼ平行なロープ案内通路を有する、第1ロープ案内手
段としてのロープ案内装置22を配置する。更に、外側
旋回アーム20の自由端には第2のロープ案内装置23
を配置する。ドラム19から引出されたロープ18を両
案内装置22、23により案内することは勿論である。
これら案内装置22、23の構成は後述する。尚、ロー
プ18の先端にはロープの燃り戻し部材24aを介して
フック24を取付け、更に、場合により、例えば、図2
の想像線で示すように、コンテナ72用の自在フック7
1等を連結する。
ば、直流12Vの車載バッテリー16により駆動し得る
正逆転可能なモータ17と、モータ17により正転方向
に駆動される際にロープ18を巻取るドラム19とを有
する構成とする。上述した内側旋回アーム14の自由端
に第2旋回アームとしての外側旋回アーム20を枢着す
る。この旋回アーム20は、支柱13の長手方向軸線と
平行な垂直旋回軸線を有する継手21を中心として旋回
可能とする。外側旋回アーム20は、荷台12の横幅と
ほぼ等しい長さとする。継手21上に、その旋回軸線と
ほぼ平行なロープ案内通路を有する、第1ロープ案内手
段としてのロープ案内装置22を配置する。更に、外側
旋回アーム20の自由端には第2のロープ案内装置23
を配置する。ドラム19から引出されたロープ18を両
案内装置22、23により案内することは勿論である。
これら案内装置22、23の構成は後述する。尚、ロー
プ18の先端にはロープの燃り戻し部材24aを介して
フック24を取付け、更に、場合により、例えば、図2
の想像線で示すように、コンテナ72用の自在フック7
1等を連結する。
【0011】上述した構成の車載クレーン19は、不使
用時には、図2に実線で示すように外側旋回アーム20
を内側旋回アーム14上に重ねた状態で荷台12の幅方
向に向けて延在する格納位置にして、適宜な止め具(図
示せず)で両者を固定して保持する。更に、使用時に
は、外側旋回アーム20を荷台12に対して所望の角度
位置を占めるよう旋回軸線、すなわち支柱13の長手方
向軸線を中心として旋回させると共に、内側旋回アーム
14を外側旋回アーム20に対し所望の角度位置を占め
るよう旋回軸線、すなわち継手21の軸線を中心として
旋回させる。図2における想像線は、両旋回アーム1
4、20を最も側方に張り出した使用位置を示すもので
ある。
用時には、図2に実線で示すように外側旋回アーム20
を内側旋回アーム14上に重ねた状態で荷台12の幅方
向に向けて延在する格納位置にして、適宜な止め具(図
示せず)で両者を固定して保持する。更に、使用時に
は、外側旋回アーム20を荷台12に対して所望の角度
位置を占めるよう旋回軸線、すなわち支柱13の長手方
向軸線を中心として旋回させると共に、内側旋回アーム
14を外側旋回アーム20に対し所望の角度位置を占め
るよう旋回軸線、すなわち継手21の軸線を中心として
旋回させる。図2における想像線は、両旋回アーム1
4、20を最も側方に張り出した使用位置を示すもので
ある。
【0012】本発明においては、ロープ18を例えば1
00m前後の長さの繊維ロープにより構成し、車載クレ
ーン10に、所要に応じて牽引機能を発揮させ得るもの
とする。この場合、モータ17によりドラム19を逆転
方向に駆動してドラム19からロープ18を繰出すに際
し、ロープ18に実質的に張力の作用していない条件下
ではロープ18が不所望の弛みを生じてドラム19に巻
込まれたり、或はドラムに絡んで、ウィンチ15の正常
な作動を阻害する虞れのあることは、前述した通りであ
る。従って、本発明においては、ロープ18に実質的に
張力が作用しない条件下では、ドラム19のロープの繰
り出し動作を停止する、弛み防止装置25を設けること
により、ロープ18が、ドラム19のまわりで径を拡大
する状態で、弛んでくるのを防止する。
00m前後の長さの繊維ロープにより構成し、車載クレ
ーン10に、所要に応じて牽引機能を発揮させ得るもの
とする。この場合、モータ17によりドラム19を逆転
方向に駆動してドラム19からロープ18を繰出すに際
し、ロープ18に実質的に張力の作用していない条件下
ではロープ18が不所望の弛みを生じてドラム19に巻
込まれたり、或はドラムに絡んで、ウィンチ15の正常
な作動を阻害する虞れのあることは、前述した通りであ
る。従って、本発明においては、ロープ18に実質的に
張力が作用しない条件下では、ドラム19のロープの繰
り出し動作を停止する、弛み防止装置25を設けること
により、ロープ18が、ドラム19のまわりで径を拡大
する状態で、弛んでくるのを防止する。
【0013】この弛み防止装置25の具体的な構成を例
示すると、図3及び図4において示すように、ドラム1
9のロープ繰り出し域を囲む状態で、略コ字状の枠状レ
バー26を、内側旋回アーム14上に枢支し、該枠状レ
バー内をロープ18が通過するようにする。この枠状レ
バー26は、その自重によって生じるトルクで、ロープ
18を下方に付勢する付勢手段を構成する。26aは、
レバー26から横方向に突出する突片で、該突片26a
の回動域の下部に、モータ17の駆動電気回路に介設さ
れた、常時閉のリミットスイッチ27のアクチュエータ
28が臨ましめてある。枠状レバー26は、これを両端
基部において枢支する一対の枢支片29を横方向に略直
角に夫々折り曲げ形成したストッパ29aによって、垂
直方向よりドラム側に傾くことを阻止される構造になっ
ている。
示すると、図3及び図4において示すように、ドラム1
9のロープ繰り出し域を囲む状態で、略コ字状の枠状レ
バー26を、内側旋回アーム14上に枢支し、該枠状レ
バー内をロープ18が通過するようにする。この枠状レ
バー26は、その自重によって生じるトルクで、ロープ
18を下方に付勢する付勢手段を構成する。26aは、
レバー26から横方向に突出する突片で、該突片26a
の回動域の下部に、モータ17の駆動電気回路に介設さ
れた、常時閉のリミットスイッチ27のアクチュエータ
28が臨ましめてある。枠状レバー26は、これを両端
基部において枢支する一対の枢支片29を横方向に略直
角に夫々折り曲げ形成したストッパ29aによって、垂
直方向よりドラム側に傾くことを阻止される構造になっ
ている。
【0014】又、内側旋回アーム14と外側旋回アーム
20とを相互に枢着する継手21上に配置されるロープ
案内装置22は、図5及び図6に示すように、継手21
の軸線とほぼ平行な垂直回動軸線を有する一対の案内ロ
ーラ33a、33bにより構成する。これらの案内ローラ
33a、33bの間にロープ18を通して案内可能とする
ものである。案内ローラ33a、33bは、下端を継手2
1上に設けられた台座34により支持すると共に、上端
を外側旋回アーム20上に設けられたブラケット35に
より支持する。ブラケット35には、ロープ18を通す
ための開口部35aを形成する。更に、台座34自身
も、継手21上において、水平方向に回動自在に支持さ
れている。なお、外側旋回アーム20の自由端に配置さ
れたロープ案内装置23は、図7に示すように、外側旋
回アーム20の自由端に設けられたブラケット36と、
このブラケット36に取付けられた案内ローラ37とか
ら構成する。
20とを相互に枢着する継手21上に配置されるロープ
案内装置22は、図5及び図6に示すように、継手21
の軸線とほぼ平行な垂直回動軸線を有する一対の案内ロ
ーラ33a、33bにより構成する。これらの案内ローラ
33a、33bの間にロープ18を通して案内可能とする
ものである。案内ローラ33a、33bは、下端を継手2
1上に設けられた台座34により支持すると共に、上端
を外側旋回アーム20上に設けられたブラケット35に
より支持する。ブラケット35には、ロープ18を通す
ための開口部35aを形成する。更に、台座34自身
も、継手21上において、水平方向に回動自在に支持さ
れている。なお、外側旋回アーム20の自由端に配置さ
れたロープ案内装置23は、図7に示すように、外側旋
回アーム20の自由端に設けられたブラケット36と、
このブラケット36に取付けられた案内ローラ37とか
ら構成する。
【0015】上述した構成の車載クレーン10におい
て、ロープ18に荷重による張力が作用する使用条件下
でモータ17を作動させると、その張力の分力により、
枠状レバー26は、上方に付勢されて、図3の実線で示
すように、ロープが張力でまっすぐに伸びた位置におい
て、ロープを下方に付勢しつつ、ロープ18に摺接する
状態となる。この場合にロープ18はモータ17の正転
状態でドラム19上に巻取られ、モータ17の逆転状態
ではドラム19から繰出されて張力により引取られる。
他方、ロープ18に張力が実質的に作用しない条件下で
モータ17を作動させると、ドラムが僅かに逆転回動す
るとロープ18が、図3において想像線で示したように
弛みを生じるので、それに伴って、枠状レバー26が下
降し、リミットスイッチ28を投入し、その結果、モー
タ駆動回路が開いてモータ17は、直ちに停止し、従っ
てドラム19も停止する。この状態で、再びロープが伸
張するに足りるだけの僅かな張力が作用すれば、それに
伴ってレバー26が上方へ移動し、スイッチ28が復帰
するので、モータ17は再び逆転動作を開始し、張力が
働く時間だけ、繰り出しが続行されることになる。かく
して、ドラム19におけるロープ18の弛みの発生を確
実に防止することが可能となる。
て、ロープ18に荷重による張力が作用する使用条件下
でモータ17を作動させると、その張力の分力により、
枠状レバー26は、上方に付勢されて、図3の実線で示
すように、ロープが張力でまっすぐに伸びた位置におい
て、ロープを下方に付勢しつつ、ロープ18に摺接する
状態となる。この場合にロープ18はモータ17の正転
状態でドラム19上に巻取られ、モータ17の逆転状態
ではドラム19から繰出されて張力により引取られる。
他方、ロープ18に張力が実質的に作用しない条件下で
モータ17を作動させると、ドラムが僅かに逆転回動す
るとロープ18が、図3において想像線で示したように
弛みを生じるので、それに伴って、枠状レバー26が下
降し、リミットスイッチ28を投入し、その結果、モー
タ駆動回路が開いてモータ17は、直ちに停止し、従っ
てドラム19も停止する。この状態で、再びロープが伸
張するに足りるだけの僅かな張力が作用すれば、それに
伴ってレバー26が上方へ移動し、スイッチ28が復帰
するので、モータ17は再び逆転動作を開始し、張力が
働く時間だけ、繰り出しが続行されることになる。かく
して、ドラム19におけるロープ18の弛みの発生を確
実に防止することが可能となる。
【0016】すなわち、例えば運搬車等を、傾斜地の下
方へと移動させるのに際して、その牽引に必要とされる
100m前後の長さのロープ18を、ドラム19から繰
り出す場合であっても、ロープに僅かの張力を及ぼすこ
とによってロープは繰り出され、ドラム19に対するロ
ープ18の不所望の巻込みや絡みを常に確実に防止する
ことが可能となるものである。更に、ロープ18は、内
側および外側旋回アーム14、20の間の継手21の軸
線とほぼ整列する配置とした案内装置22の案内ローラ
33a、33bの間に通して案内され、且つ、内側旋回ア
ーム14と外側旋回アーム20とが直線上の配置となっ
ていない場合でも、ロープの張力によって内、外側旋回
アーム相互に作用する回転モーメントを解消する方向に
台座34が回動して、案内ローラの向きを変えるので、
ロープの張力に基づく両旋回アーム14、20の相対角
度の不所望の変化を防止することも可能である。
方へと移動させるのに際して、その牽引に必要とされる
100m前後の長さのロープ18を、ドラム19から繰
り出す場合であっても、ロープに僅かの張力を及ぼすこ
とによってロープは繰り出され、ドラム19に対するロ
ープ18の不所望の巻込みや絡みを常に確実に防止する
ことが可能となるものである。更に、ロープ18は、内
側および外側旋回アーム14、20の間の継手21の軸
線とほぼ整列する配置とした案内装置22の案内ローラ
33a、33bの間に通して案内され、且つ、内側旋回ア
ーム14と外側旋回アーム20とが直線上の配置となっ
ていない場合でも、ロープの張力によって内、外側旋回
アーム相互に作用する回転モーメントを解消する方向に
台座34が回動して、案内ローラの向きを変えるので、
ロープの張力に基づく両旋回アーム14、20の相対角
度の不所望の変化を防止することも可能である。
【0017】車載クレーン10を牽引用としても使用可
能とする場合には、モータ17を遠隔制御形式の構成と
することが特に重要である。この場合、地形的条件その
他に起因して作業現場、すなわちロープ18の先端側か
ら車載クレーン10まで必ずしも十分な見通しの得られ
ない場合があり、特に、原則として誰でも使用し得る微
弱な電磁波を利用した制御方式では、所要の制御信号を
車載クレーン10における受信器で常に確実に受信し得
るとは限らない。その対策として制御信号の大出力化も
考えられるが、この場合には法令に定める特殊免許の取
得および所轄行政庁の許認可等が必要となり、車載クレ
ーン10を簡易形式のものとした利点が著しく減殺され
ることになる。
能とする場合には、モータ17を遠隔制御形式の構成と
することが特に重要である。この場合、地形的条件その
他に起因して作業現場、すなわちロープ18の先端側か
ら車載クレーン10まで必ずしも十分な見通しの得られ
ない場合があり、特に、原則として誰でも使用し得る微
弱な電磁波を利用した制御方式では、所要の制御信号を
車載クレーン10における受信器で常に確実に受信し得
るとは限らない。その対策として制御信号の大出力化も
考えられるが、この場合には法令に定める特殊免許の取
得および所轄行政庁の許認可等が必要となり、車載クレ
ーン10を簡易形式のものとした利点が著しく減殺され
ることになる。
【0018】このような問題点に鑑み、本発明の好適な
実施例では、図8に示すように、ロープ18を信号導線
38を含む天然又は化学繊維ロープにより構成し、その
先端側から導線38を分岐してコネクター40、41を
介して、モータ17の制御スイッチ39に接続する。車
載クレーン10側における導線38の末端は、ロープ1
8から分岐してモータ17の制御回路(図示せず)と接続
する。導線38は、ロープ18を形成する繊維材料と共
に捻り合わされた電線として構成することができる。こ
れは、例えば、プラスチックによって被覆されたワイヤ
状の電線を芯材として有する必要数のストランドを作
り、このストランドを燃り合わせることにより、所望の
ロープとすることができる。又、ロープ18を形成する
繊維材料の少なくとも一部を導電性繊維により形成し、
この導電性繊維により導線38としての電線を構成して
もよい。いずれの場合にも、ドラム19の一端に設けた
スリップリング44、44と、これに摺接するスリップ
端子46、46を介して導線38をモータ17の制御回
路と接続することができる。さらに導線38を光ファイ
バにより構成すると共に、ドラム19の内部に光信号を
電気信号に変換する変換器を配置することもできる。こ
の光ファイバは、ロープ18を形成する繊維の伸び率と
ほぼ等しい伸び率を有するプラスチック製とするのが有
利である。尚、変換器からの信号電線は、前記同様スリ
ップリングを介してモータ17の制御回路と接続するも
のである。
実施例では、図8に示すように、ロープ18を信号導線
38を含む天然又は化学繊維ロープにより構成し、その
先端側から導線38を分岐してコネクター40、41を
介して、モータ17の制御スイッチ39に接続する。車
載クレーン10側における導線38の末端は、ロープ1
8から分岐してモータ17の制御回路(図示せず)と接続
する。導線38は、ロープ18を形成する繊維材料と共
に捻り合わされた電線として構成することができる。こ
れは、例えば、プラスチックによって被覆されたワイヤ
状の電線を芯材として有する必要数のストランドを作
り、このストランドを燃り合わせることにより、所望の
ロープとすることができる。又、ロープ18を形成する
繊維材料の少なくとも一部を導電性繊維により形成し、
この導電性繊維により導線38としての電線を構成して
もよい。いずれの場合にも、ドラム19の一端に設けた
スリップリング44、44と、これに摺接するスリップ
端子46、46を介して導線38をモータ17の制御回
路と接続することができる。さらに導線38を光ファイ
バにより構成すると共に、ドラム19の内部に光信号を
電気信号に変換する変換器を配置することもできる。こ
の光ファイバは、ロープ18を形成する繊維の伸び率と
ほぼ等しい伸び率を有するプラスチック製とするのが有
利である。尚、変換器からの信号電線は、前記同様スリ
ップリングを介してモータ17の制御回路と接続するも
のである。
【0019】上述した繊維ロープ18によれば、車載ク
レーン10におけるモータ17の遠隔制御を繊維ロープ
18に含まれる導線38を介しての有線制御方式とする
ため、特殊免許または許認可等を必要とせず、作業者が
相当の距離を隔てた位置からでもモータ17を的確に制
御することが可能である。繊維ロープ18に含まれる信
号導線38の本数は特に制約されるものでなく、従って
モータ17の正転速度の調整を行える構成とすることも
できる。
レーン10におけるモータ17の遠隔制御を繊維ロープ
18に含まれる導線38を介しての有線制御方式とする
ため、特殊免許または許認可等を必要とせず、作業者が
相当の距離を隔てた位置からでもモータ17を的確に制
御することが可能である。繊維ロープ18に含まれる信
号導線38の本数は特に制約されるものでなく、従って
モータ17の正転速度の調整を行える構成とすることも
できる。
【0020】例えば、図9は、特に、ロープ18によっ
て牽引するための手押運搬車50を示すものである。こ
れは、先端にロープ18に設けたフック24と連結する
為の牽引リング51を有し、角パイプを溶着して形成し
た長方形状の荷台52の他側に、左右一対の取手57を
有する手押ハンドル53が設けられている。該ハンドル
53と、台部52とは、荷台52の左右両端をなす角パ
イプ52a中にハンドル53の左右基端が、摺動可能に
嵌入して、角パイプ52aと、ハンドル基端とに設けた
透孔(図示せず)に、ピン54、54を挿通することに
より、止着された状態で結合している。従って、荷台の
長さは、コンテナボックス等のサイズにあわせて若干、
前後方向に伸縮調節可能である。このハンドル53の、
左右一対の取手57付近に、夫々設けた握りレバー55
から伸長するフレキシブルワイヤ56、56は、図10
に示すように、荷台裏面に配設した、モータ正転駆動用
スイッチ57と、モータ逆転駆動用スイッチ58の操作
レバー57a、58aに連結されている。これらのモータ
制御スイッチ57、58は、導線保護パイプ60中に収
納された導線を介して、前記牽引リング51付近に設け
たコネクター40aに接続して成るものである。
て牽引するための手押運搬車50を示すものである。こ
れは、先端にロープ18に設けたフック24と連結する
為の牽引リング51を有し、角パイプを溶着して形成し
た長方形状の荷台52の他側に、左右一対の取手57を
有する手押ハンドル53が設けられている。該ハンドル
53と、台部52とは、荷台52の左右両端をなす角パ
イプ52a中にハンドル53の左右基端が、摺動可能に
嵌入して、角パイプ52aと、ハンドル基端とに設けた
透孔(図示せず)に、ピン54、54を挿通することに
より、止着された状態で結合している。従って、荷台の
長さは、コンテナボックス等のサイズにあわせて若干、
前後方向に伸縮調節可能である。このハンドル53の、
左右一対の取手57付近に、夫々設けた握りレバー55
から伸長するフレキシブルワイヤ56、56は、図10
に示すように、荷台裏面に配設した、モータ正転駆動用
スイッチ57と、モータ逆転駆動用スイッチ58の操作
レバー57a、58aに連結されている。これらのモータ
制御スイッチ57、58は、導線保護パイプ60中に収
納された導線を介して、前記牽引リング51付近に設け
たコネクター40aに接続して成るものである。
【0021】かくして、運搬車50をウインチで牽引す
る場合、フック24を牽引リング51に連結し、コネク
ター41を運搬車側のコネクター40aに連結する。こ
の状態で、右側の握りレバーを握るとロープ18は巻き
とられ、更にもう一度握ると巻取りを停止する。左側の
レバーを操作すると、同様に、ロープの繰り出し及び停
止動作を制御することができる。
る場合、フック24を牽引リング51に連結し、コネク
ター41を運搬車側のコネクター40aに連結する。こ
の状態で、右側の握りレバーを握るとロープ18は巻き
とられ、更にもう一度握ると巻取りを停止する。左側の
レバーを操作すると、同様に、ロープの繰り出し及び停
止動作を制御することができる。
【0022】以上の記載から明らかなとおり、本発明に
よれば、単に荷揚げ機能に止まらず、必要に応じて牽引
機能をも発揮させることのできる簡易形式の小型車載ク
レーンを実現することが可能となる利点が得られるもの
である。尚、本発明は、上述した特定の実施例の構成に
限定されるものでなく、その範囲内で多くの変形態様を
もって実施し得ることは、言うまでもない。例えば、図
示の実施例では、車載クレーンに内側および外側の旋回
アーム2個一対として設けたが、これら旋回アームの間
に少なくとも1個の中間旋回アームを設ける構成として
も良い。又、ロープ弛み防止装置において、ロープの付
勢手段は、自重によるものの他、バネ等で付勢したもの
でもよく、更に、付勢方向も下方に限らず横方向であっ
てもよい。
よれば、単に荷揚げ機能に止まらず、必要に応じて牽引
機能をも発揮させることのできる簡易形式の小型車載ク
レーンを実現することが可能となる利点が得られるもの
である。尚、本発明は、上述した特定の実施例の構成に
限定されるものでなく、その範囲内で多くの変形態様を
もって実施し得ることは、言うまでもない。例えば、図
示の実施例では、車載クレーンに内側および外側の旋回
アーム2個一対として設けたが、これら旋回アームの間
に少なくとも1個の中間旋回アームを設ける構成として
も良い。又、ロープ弛み防止装置において、ロープの付
勢手段は、自重によるものの他、バネ等で付勢したもの
でもよく、更に、付勢方向も下方に限らず横方向であっ
てもよい。
【図1】図1は、本発明の一実施例による小型車載クレ
ーンを設けた軽トラックの側面図である。
ーンを設けた軽トラックの側面図である。
【図2】図2は、図1に示した実施例の背面図である。
【図3】図3は、車載クレーンにおけるウィンチおよび
ロープの弛み防止装置の詳細構造を示す部分的な側面図
である。
ロープの弛み防止装置の詳細構造を示す部分的な側面図
である。
【図4】図4は、図3におけるA−A断面説明図であ
る。
る。
【図5】図5は、第1ロープ案内手段を示す側面図であ
る。
る。
【図6】図6は、第1ロープ案内手段の構造を示す説明
図である。
図である。
【図7】図7は、第2ロープ案内手段の構造を示す説明
図である。
図である。
【図8】図8は、車載クレーンに使用することのできる
ロープの好適な実施例を示す説明図である。
ロープの好適な実施例を示す説明図である。
【図9】図9は、車載クレーンに使用できる運搬車の構
造を示す説明図である。
造を示す説明図である。
【図10】図10は、図9に示す運搬車の荷台裏面にお
ける制御スイッチの配置を示す説明図である。
ける制御スイッチの配置を示す説明図である。
10…車載クレーン 11…軽トラック 12…荷台 13…支柱 14…内側旋回アーム 15…ウインチ 16…車載バッテリー 17…モータ 18…ロープ 19…ドラム 20…外側旋回アーム 21…継手 22、23…ロープ案内装置 24…フック 25…ロープの弛み防止装置 26…枠状レバー 27…リミットスイッチ 33a、33b、37…案内ローラ 38…信号導線 39…制御スイッチ 40、40a、41…コネクター 44…スリップリング 57、58…モータ制御スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽トラック等の自走車
両の荷台上に取付けられ、各種の荷物、例えば、農作物
や農機具、水産物、工業製品等の荷揚げのみならず、手
押運搬車等の牽引にも使用することのできる複合機能を
備える小型クレーンに関するものである。
両の荷台上に取付けられ、各種の荷物、例えば、農作物
や農機具、水産物、工業製品等の荷揚げのみならず、手
押運搬車等の牽引にも使用することのできる複合機能を
備える小型クレーンに関するものである。
【0002】
【従来技術】近年における農作業等の機械化の顕著な進
展に伴い、軽トラック等の荷台上に簡便に取付けること
のできる小型車載クレーンとしては、種々の構成のもの
が商品化されている。既知の小型車載クレーンは、一般
的に、車両の荷台上に垂直な支柱を固定し、支柱の上端
に第1旋回アームを枢着すると共に第1旋回アームの自
由端に第2旋回アームを枢着し、第1及び第2旋回アー
ムをそれぞれ第1及び第2垂直旋回軸線を中心として旋
回可能とし、更に、車載バッテリーにより作動させ得る
正逆転可能な電動ウィンチを第1旋回アームの適宜の位
置に配置した構成を有している。尚、かかる構成の車載
クレーンにおいて、操作性を向上すると共に省力化を図
るため、比較的微弱な無線や赤外線等の電磁波によるリ
モコン制御機能を有するものも実用化されている。上述
した構成の小型車載クレーンは、特に支柱を荷台の前端
に配置した場合には、第1及び第2旋回アームを相互に
重ねた状態で、車体のルーフパネルに沿ってコンパクト
に格納し得る利点を有している。
展に伴い、軽トラック等の荷台上に簡便に取付けること
のできる小型車載クレーンとしては、種々の構成のもの
が商品化されている。既知の小型車載クレーンは、一般
的に、車両の荷台上に垂直な支柱を固定し、支柱の上端
に第1旋回アームを枢着すると共に第1旋回アームの自
由端に第2旋回アームを枢着し、第1及び第2旋回アー
ムをそれぞれ第1及び第2垂直旋回軸線を中心として旋
回可能とし、更に、車載バッテリーにより作動させ得る
正逆転可能な電動ウィンチを第1旋回アームの適宜の位
置に配置した構成を有している。尚、かかる構成の車載
クレーンにおいて、操作性を向上すると共に省力化を図
るため、比較的微弱な無線や赤外線等の電磁波によるリ
モコン制御機能を有するものも実用化されている。上述
した構成の小型車載クレーンは、特に支柱を荷台の前端
に配置した場合には、第1及び第2旋回アームを相互に
重ねた状態で、車体のルーフパネルに沿ってコンパクト
に格納し得る利点を有している。
【0003】既知の小型車載クレーンは、いずれも専ら
農作物及び農機具等の荷揚げに使用するのが前提であ
り、そのためにウィンチの揚程は、軽トラックの場合、
通常約2m程度に設定されている。他方、農作業の形態
如何によっては、車載クレーンに荷揚げ機能のみなら
ず、牽引機能をも持たせるのが望ましい場合がある。例
えば、軽トラック等の乗入れが著しく困難又は不可能で
ある足場の悪い圃場、果樹園等から、収穫した農産物を
搬出するのに際しては、農産物を仮に適宜の手押運搬車
上に積載し、その運搬車を人力又は専用牽引ウィンチに
より牽引して動力運搬車両の近傍まで移動させた後、農
産物を車載クレーンにより運搬車から軽トラック等の荷
台上まで移し換える作業が必要とされる。
農作物及び農機具等の荷揚げに使用するのが前提であ
り、そのためにウィンチの揚程は、軽トラックの場合、
通常約2m程度に設定されている。他方、農作業の形態
如何によっては、車載クレーンに荷揚げ機能のみなら
ず、牽引機能をも持たせるのが望ましい場合がある。例
えば、軽トラック等の乗入れが著しく困難又は不可能で
ある足場の悪い圃場、果樹園等から、収穫した農産物を
搬出するのに際しては、農産物を仮に適宜の手押運搬車
上に積載し、その運搬車を人力又は専用牽引ウィンチに
より牽引して動力運搬車両の近傍まで移動させた後、農
産物を車載クレーンにより運搬車から軽トラック等の荷
台上まで移し換える作業が必要とされる。
【0004】上述した一連の作業は、車載クレーンが牽
引にも使用できれば大幅に簡略化されるが、このような
複合機能を前述した既知の車載クレーンに発揮させるの
は困難である。すなわち、一般的には牽引による運搬車
等の移動距離を数十m,場合によっては少なくとも10
0m前後とする必要があるが、ロープに、実質的に張力
の作用していない条件下では、モータを作動させて、ウ
ィンチのドラムからロープを繰出す場合に、ドラムが回
転しても、ロープの繰出しが行なわれず、ロープに弛み
が生じて、絡んでしまい、ロープの繰出し、巻き取り動
作が出来なくなってしまうおそれがあった。
引にも使用できれば大幅に簡略化されるが、このような
複合機能を前述した既知の車載クレーンに発揮させるの
は困難である。すなわち、一般的には牽引による運搬車
等の移動距離を数十m,場合によっては少なくとも10
0m前後とする必要があるが、ロープに、実質的に張力
の作用していない条件下では、モータを作動させて、ウ
ィンチのドラムからロープを繰出す場合に、ドラムが回
転しても、ロープの繰出しが行なわれず、ロープに弛み
が生じて、絡んでしまい、ロープの繰出し、巻き取り動
作が出来なくなってしまうおそれがあった。
【0005】
【発明の開示】本発明の目的は、運搬車等の牽引に必要
とされる長さのロープをドラムから繰出す場合でも、ロ
ープが弛むことなく、ドラムに対するロープの絡みを常
に確実に防止することができ、従って牽引ウィンチとし
ても簡便に使用し得る車載クレーンを提案することにあ
る。
とされる長さのロープをドラムから繰出す場合でも、ロ
ープが弛むことなく、ドラムに対するロープの絡みを常
に確実に防止することができ、従って牽引ウィンチとし
ても簡便に使用し得る車載クレーンを提案することにあ
る。
【0006】本発明に係る車載クレーンは、自走車両上
に着脱自在に立設された支柱と該支柱の上端に枢着さ
れ、水平方向に旋回可能な第1旋回アームと、該第1旋
回アームの自由端に一端で枢着し、水平方向に旋回可能
な第2旋回アームと、前記第1旋回アームの基端上に配
設された正逆転可能なモータによって正転方向に駆動さ
れる際、ロープを巻取るロープ巻取ドラムを備えたウィ
ンチと、該ロープ巻取ドラムに巻回されているロープを
第1旋回アームに沿って案内する第1ロープ案内手段
と、前記第2旋回アームの自由端に設けられた第2ロー
プ案内手段と、第1旋回アームに沿って案内されるロー
プの通過域に臨んで設けられ、ロープに摺接してロープ
を所定方向に付勢する付勢手段と及びロープにかかる張
力が実質的に消失することによる前記付勢手段の変位に
連動して前記モータの駆動回路を開く回路開閉手段とか
ら成るロープ弛み防止装置とを具備し、ロープ先端に設
けたフックにより、所要物品の吊上げ、吊下げ及び牽引
を行うようにしたことを特徴とする小型車載クレーン
と、更に、上記車載クレーンのロープが、信号導線を含
む繊維ロープで構成されており、該ロープの先端におい
て取出した信号導線に設けた接続端子に、モータの遠隔
制御スイッチを着脱自在に接続する構成とし、このモー
タの遠隔制御スイッチを、ロープ先端に設けたフックに
よって牽引自在な手押し運搬車側に装着して、該遠隔制
御スイッチを、ロープの接続端子を介してウィンチに接
続して操作することにより、手動運搬車をウィンチによ
り牽引自在とした小型車載クレーンにある。
に着脱自在に立設された支柱と該支柱の上端に枢着さ
れ、水平方向に旋回可能な第1旋回アームと、該第1旋
回アームの自由端に一端で枢着し、水平方向に旋回可能
な第2旋回アームと、前記第1旋回アームの基端上に配
設された正逆転可能なモータによって正転方向に駆動さ
れる際、ロープを巻取るロープ巻取ドラムを備えたウィ
ンチと、該ロープ巻取ドラムに巻回されているロープを
第1旋回アームに沿って案内する第1ロープ案内手段
と、前記第2旋回アームの自由端に設けられた第2ロー
プ案内手段と、第1旋回アームに沿って案内されるロー
プの通過域に臨んで設けられ、ロープに摺接してロープ
を所定方向に付勢する付勢手段と及びロープにかかる張
力が実質的に消失することによる前記付勢手段の変位に
連動して前記モータの駆動回路を開く回路開閉手段とか
ら成るロープ弛み防止装置とを具備し、ロープ先端に設
けたフックにより、所要物品の吊上げ、吊下げ及び牽引
を行うようにしたことを特徴とする小型車載クレーン
と、更に、上記車載クレーンのロープが、信号導線を含
む繊維ロープで構成されており、該ロープの先端におい
て取出した信号導線に設けた接続端子に、モータの遠隔
制御スイッチを着脱自在に接続する構成とし、このモー
タの遠隔制御スイッチを、ロープ先端に設けたフックに
よって牽引自在な手押し運搬車側に装着して、該遠隔制
御スイッチを、ロープの接続端子を介してウィンチに接
続して操作することにより、手動運搬車をウィンチによ
り牽引自在とした小型車載クレーンにある。
【0008】上述した構成を有する本発明の車載クレー
ンによれば、モータによりドラムを逆転方向に駆動して
ロープをドラムから繰出す際に、ロープに実質的に張力
が作用しない条件下では、ロープ付勢手段がロープの弛
みに伴って変位することにより回路開閉手段が作動して
モータの逆転動作を直ちに停止するため、運搬車等の牽
引に必要とされる長さのロープをウィンチのドラムから
繰出す場合でも、ロープに張力が作用しない限り繰出さ
れることがなくドラムに対するロープの絡みを常に確実
に防止することができ、従って車載クレーンを牽引ウィ
ンチとしても簡便に使用することが可能となるものであ
る。更には、手押運搬車側に設けたウィンチの制御スイ
ッチによって、運搬車を傾斜地等において牽引するに際
して、その牽引動作を自在に制御することが可能とな
る。
ンによれば、モータによりドラムを逆転方向に駆動して
ロープをドラムから繰出す際に、ロープに実質的に張力
が作用しない条件下では、ロープ付勢手段がロープの弛
みに伴って変位することにより回路開閉手段が作動して
モータの逆転動作を直ちに停止するため、運搬車等の牽
引に必要とされる長さのロープをウィンチのドラムから
繰出す場合でも、ロープに張力が作用しない限り繰出さ
れることがなくドラムに対するロープの絡みを常に確実
に防止することができ、従って車載クレーンを牽引ウィ
ンチとしても簡便に使用することが可能となるものであ
る。更には、手押運搬車側に設けたウィンチの制御スイ
ッチによって、運搬車を傾斜地等において牽引するに際
して、その牽引動作を自在に制御することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について詳述す
る。図1及び図2は、本発明の好適な実施例による車載
クレーンを示すものである。本実施例において、車載ク
レーン10は、軽トラック11等の荷台12上における
適宜の位置、例えば、前端中央部に着脱自在に固定され
た垂直な支柱13を具えている。支柱13は、所要の剛
性及び機械的強度を有する適宜断面形状の管状部材によ
り構成されており、トラック11側に上下に設けた2カ
所のブラケット1a、1bと、支柱13の対応カ所に設
けた透孔(図示せず)とを、ピン2a、2bによって挿
通して固定することにより、着脱自在となっている。こ
れによって、支柱の高さが、軽トラックの規格を超えて
しまう場合に、取り外した状態で移動することができ、
軽トラックとしての規格を逸脱することがないように意
図されている。支柱13の上端に、図示しない軸受を介
して第1旋回アームとしての内側旋回アーム14を枢着
する。この旋回アーム14を、支柱13の長手方向軸線
と一致する旋回軸線を中心として、支柱13に対し旋回
可能とする。旋回アーム14は、荷台12の横幅の約1
/2程度の長さとする。内側旋回アーム14の基端上に
は、ウィンチ15を配置する。
る。図1及び図2は、本発明の好適な実施例による車載
クレーンを示すものである。本実施例において、車載ク
レーン10は、軽トラック11等の荷台12上における
適宜の位置、例えば、前端中央部に着脱自在に固定され
た垂直な支柱13を具えている。支柱13は、所要の剛
性及び機械的強度を有する適宜断面形状の管状部材によ
り構成されており、トラック11側に上下に設けた2カ
所のブラケット1a、1bと、支柱13の対応カ所に設
けた透孔(図示せず)とを、ピン2a、2bによって挿
通して固定することにより、着脱自在となっている。こ
れによって、支柱の高さが、軽トラックの規格を超えて
しまう場合に、取り外した状態で移動することができ、
軽トラックとしての規格を逸脱することがないように意
図されている。支柱13の上端に、図示しない軸受を介
して第1旋回アームとしての内側旋回アーム14を枢着
する。この旋回アーム14を、支柱13の長手方向軸線
と一致する旋回軸線を中心として、支柱13に対し旋回
可能とする。旋回アーム14は、荷台12の横幅の約1
/2程度の長さとする。内側旋回アーム14の基端上に
は、ウィンチ15を配置する。
【0010】図3に示すように、ウィンチ15は、例え
ば、直流12Vの車載バッテリー16により駆動し得る
正逆転可能なモータ17と、モータ17により正転方向
に駆動される際にロープ18を巻取るドラム19とを有
する構成とする。上述した内側旋回アーム14の自由端
に第2旋回アームとしての外側旋回アーム20を枢着す
る。この旋回アーム20は、支柱13の長手方向軸線と
平行な垂直旋回軸線を有する継手21を中心として旋回
可能とする。外側旋回アーム20は、荷台12の横幅と
ほぼ等しい長さとする。継手21上に、その旋回軸線と
ほぼ平行なロープ案内通路を有する、第1ロープ案内手
段としてのロープ案内装置22を配置する。更に、外側
旋回アーム20の自由端には第2のロープ案内装置23
を配置する。ドラム19から引出されたロープ18を両
案内装置22、23により案内することは勿論である。
これら案内装置22、23の構成は後述する。尚、ロー
プ18の先端にはロープの燃り戻し部材24aを介して
フック24を取付け、更に、場合により、例えば、図2
の想像線で示すように、コンテナ72用の自在フック7
1等を連結する。
ば、直流12Vの車載バッテリー16により駆動し得る
正逆転可能なモータ17と、モータ17により正転方向
に駆動される際にロープ18を巻取るドラム19とを有
する構成とする。上述した内側旋回アーム14の自由端
に第2旋回アームとしての外側旋回アーム20を枢着す
る。この旋回アーム20は、支柱13の長手方向軸線と
平行な垂直旋回軸線を有する継手21を中心として旋回
可能とする。外側旋回アーム20は、荷台12の横幅と
ほぼ等しい長さとする。継手21上に、その旋回軸線と
ほぼ平行なロープ案内通路を有する、第1ロープ案内手
段としてのロープ案内装置22を配置する。更に、外側
旋回アーム20の自由端には第2のロープ案内装置23
を配置する。ドラム19から引出されたロープ18を両
案内装置22、23により案内することは勿論である。
これら案内装置22、23の構成は後述する。尚、ロー
プ18の先端にはロープの燃り戻し部材24aを介して
フック24を取付け、更に、場合により、例えば、図2
の想像線で示すように、コンテナ72用の自在フック7
1等を連結する。
【0011】上述した構成の車載クレーン19は、不使
用時には、図2に実線で示すように外側旋回アーム20
を内側旋回アーム14上に重ねた状態で荷台12の幅方
向に向けて延在する格納位置にして、適宜な止め具(図
示せず)で両者を固定して保持する。更に、使用時に
は、外側旋回アーム20を荷台12に対して所望の角度
位置を占めるよう旋回軸線、すなわち支柱13の長手方
向軸線を中心として旋回させると共に、内側旋回アーム
14を外側旋回アーム20に対し所望の角度位置を占め
るよう旋回軸線、すなわち継手21の軸綿を中心として
旋回させる。図2における想像線は、両旋回アーム1
4、20を最も側方に張り出した使用位置を示すもので
ある。
用時には、図2に実線で示すように外側旋回アーム20
を内側旋回アーム14上に重ねた状態で荷台12の幅方
向に向けて延在する格納位置にして、適宜な止め具(図
示せず)で両者を固定して保持する。更に、使用時に
は、外側旋回アーム20を荷台12に対して所望の角度
位置を占めるよう旋回軸線、すなわち支柱13の長手方
向軸線を中心として旋回させると共に、内側旋回アーム
14を外側旋回アーム20に対し所望の角度位置を占め
るよう旋回軸線、すなわち継手21の軸綿を中心として
旋回させる。図2における想像線は、両旋回アーム1
4、20を最も側方に張り出した使用位置を示すもので
ある。
【0012】本発明においては、ロープ18を例えば1
00m前後の長さの繊維ロープにより構成し、車載クレ
ーン10に、所要に応じて牽引機能を発揮させ得るもの
とする。この場合、モータ17によりドラム19を逆転
方向に駆動してドラム19からロープ18を繰出すに際
し、ロープ18に実質的に張力の作用していない条件下
ではロープ18が不所望の弛みを生じてドラム19に巻
込まれたり、或はドラムに絡んで、ウィンチ15の正常
な作動を阻害する虞れのあることは、前述した通りであ
る。従って、本発明においては、ロープ18に実質的に
張力が作用しない条件下では、ドラム19のロープの繰
り出し動作を停止する、弛み防止装置25を設けること
により、ロープ18が、ドラム19のまわりで径を拡大
する状態で、弛んでくるのを防止する。
00m前後の長さの繊維ロープにより構成し、車載クレ
ーン10に、所要に応じて牽引機能を発揮させ得るもの
とする。この場合、モータ17によりドラム19を逆転
方向に駆動してドラム19からロープ18を繰出すに際
し、ロープ18に実質的に張力の作用していない条件下
ではロープ18が不所望の弛みを生じてドラム19に巻
込まれたり、或はドラムに絡んで、ウィンチ15の正常
な作動を阻害する虞れのあることは、前述した通りであ
る。従って、本発明においては、ロープ18に実質的に
張力が作用しない条件下では、ドラム19のロープの繰
り出し動作を停止する、弛み防止装置25を設けること
により、ロープ18が、ドラム19のまわりで径を拡大
する状態で、弛んでくるのを防止する。
【0013】この弛み防止装置25の具体的な構成を例
示すると、図3及び図4において示すように、ドラム1
9のロープ繰り出し域を囲む状態で、略コ字状の枠状レ
バー26を、内側旋回アーム14上に枢支し、該枠状レ
バー内をロープ18が通過するようにする。この枠状レ
バー26は、その自重によって生じるトルクで、ロープ
18を下方に付勢する付勢手段を構成する。26aは、
レバー26から横方向に突出する突片で、該突片26a
の回動域の下部に、モータ17の駆動電気回路に介設さ
れた、常時閉のリミットスイッチ27のアクチュエータ
28が臨ましめてある。枠状レバー26は、これを両端
基部において枢支する一対の枢支片29を横方向に略直
角に夫々折り曲げ形成したストッパ29aによって、垂
直方向よりドラム側に傾くことを阻止される構造になっ
ている。
示すると、図3及び図4において示すように、ドラム1
9のロープ繰り出し域を囲む状態で、略コ字状の枠状レ
バー26を、内側旋回アーム14上に枢支し、該枠状レ
バー内をロープ18が通過するようにする。この枠状レ
バー26は、その自重によって生じるトルクで、ロープ
18を下方に付勢する付勢手段を構成する。26aは、
レバー26から横方向に突出する突片で、該突片26a
の回動域の下部に、モータ17の駆動電気回路に介設さ
れた、常時閉のリミットスイッチ27のアクチュエータ
28が臨ましめてある。枠状レバー26は、これを両端
基部において枢支する一対の枢支片29を横方向に略直
角に夫々折り曲げ形成したストッパ29aによって、垂
直方向よりドラム側に傾くことを阻止される構造になっ
ている。
【0014】又、内側旋回アーム14と外側旋回アーム
20とを相互に枢着する継手21上に配置されるロープ
案内装置22は、図5及び図6に示すように、継手21
の軸線とほぼ平行な垂直回動軸線を有する一対の案内ロ
ーラ33a、33bにより構成する。これらの案内ロー
ラ33a、33bの間にロープ18を通して案内可能と
するものである。案内ローラ33a、33bは、下端を
継手21上に設けられた台座34により支持すると共
に、上端を外側旋回アーム20上に設けられたブラケッ
ト35により支持する。ブラケット35には、ロープ1
8を通すための開口部35aを形成する。更に、台座3
4自身も、継手21上において、水平方向に回動自在に
支持されている。なお、外側旋回アーム20の自由端に
配置されたロープ案内装置23は、図7に示すように、
外側旋回アーム20の自由端に設けられたブラケット3
6と、このブラケット36に取付けられた案内ローラ3
7とから構成する。
20とを相互に枢着する継手21上に配置されるロープ
案内装置22は、図5及び図6に示すように、継手21
の軸線とほぼ平行な垂直回動軸線を有する一対の案内ロ
ーラ33a、33bにより構成する。これらの案内ロー
ラ33a、33bの間にロープ18を通して案内可能と
するものである。案内ローラ33a、33bは、下端を
継手21上に設けられた台座34により支持すると共
に、上端を外側旋回アーム20上に設けられたブラケッ
ト35により支持する。ブラケット35には、ロープ1
8を通すための開口部35aを形成する。更に、台座3
4自身も、継手21上において、水平方向に回動自在に
支持されている。なお、外側旋回アーム20の自由端に
配置されたロープ案内装置23は、図7に示すように、
外側旋回アーム20の自由端に設けられたブラケット3
6と、このブラケット36に取付けられた案内ローラ3
7とから構成する。
【0015】上述した構成の車載クレーン10におい
て、ロープ18に荷重による張力が作用する使用条件下
でモータ17を作動させると、その張力の分力により、
枠状レバー26は、上方に付勢されて、図3の実線で示
すように、ロープが張力でまっすぐに伸びた位置におい
て、ロープを下方に付勢しつつ、ロープ18に摺接する
状態となる。この場合にロープ18はモータ17の正転
状態でドラム19上に巻取られ、モータ17の逆転状態
ではドラム19から繰出されて張力により引取られる。
他方、ロープ18に張力が実質的に作用しない条件下で
モータ17を作動させると、ドラムが僅かに逆転回動す
るとロープ18が、図3において想像線で示したように
弛みを生じるので、それに伴って、枠状レバー26が下
降し、リミットスイッチ28を投入し、その結果、モー
タ駆動回路が開いてモータ17は、直ちに停止し、従っ
てドラム19も停止する。この状態で、再びロープが伸
張するに足りるだけの僅かな張力が作用すれば、それに
伴ってレバー26が上方へ移動し、スイッチ28が復帰
するので、モータ17は再び逆転動作を開始し、張力が
働く時間だけ、繰り出しが続行されることになる。かく
して、ドラム19におけるロープ18の弛みの発生を確
実に防止することが可能となる。
て、ロープ18に荷重による張力が作用する使用条件下
でモータ17を作動させると、その張力の分力により、
枠状レバー26は、上方に付勢されて、図3の実線で示
すように、ロープが張力でまっすぐに伸びた位置におい
て、ロープを下方に付勢しつつ、ロープ18に摺接する
状態となる。この場合にロープ18はモータ17の正転
状態でドラム19上に巻取られ、モータ17の逆転状態
ではドラム19から繰出されて張力により引取られる。
他方、ロープ18に張力が実質的に作用しない条件下で
モータ17を作動させると、ドラムが僅かに逆転回動す
るとロープ18が、図3において想像線で示したように
弛みを生じるので、それに伴って、枠状レバー26が下
降し、リミットスイッチ28を投入し、その結果、モー
タ駆動回路が開いてモータ17は、直ちに停止し、従っ
てドラム19も停止する。この状態で、再びロープが伸
張するに足りるだけの僅かな張力が作用すれば、それに
伴ってレバー26が上方へ移動し、スイッチ28が復帰
するので、モータ17は再び逆転動作を開始し、張力が
働く時間だけ、繰り出しが続行されることになる。かく
して、ドラム19におけるロープ18の弛みの発生を確
実に防止することが可能となる。
【0016】すなわち、例えば運搬車等を、傾斜地の下
方へと移動させるのに際して、その牽引に必要とされる
100m前後の長さのロープ18を、ドラム19から繰
り出す場合であっても、ロープに僅かの張力を及ぼすこ
とによってロープは繰り出され、ドラム19に対するロ
ープ18の不所望の巻込みや絡みを常に確実に防止する
ことが可能となるものである。更に、ロープ18は、内
側および外側旋回アーム14、20の間の継手21の軸
線とほぼ整列する配置とした案内装置22の案内ローラ
33a、33bの間に通して案内され、且つ、内側旋回
アーム14と外側旋回アーム20とが直線上の配置とな
っていない場合でも、ロープの張力によって内、外側旋
回アーム相互に作用する回転モーメントを解消する方向
に台座34が回動して、案内ローラの向きを変えるの
で、ロープの張力に基づく両旋回アーム14、20の相
対角度の不所望の変化を防止することも可能である。
方へと移動させるのに際して、その牽引に必要とされる
100m前後の長さのロープ18を、ドラム19から繰
り出す場合であっても、ロープに僅かの張力を及ぼすこ
とによってロープは繰り出され、ドラム19に対するロ
ープ18の不所望の巻込みや絡みを常に確実に防止する
ことが可能となるものである。更に、ロープ18は、内
側および外側旋回アーム14、20の間の継手21の軸
線とほぼ整列する配置とした案内装置22の案内ローラ
33a、33bの間に通して案内され、且つ、内側旋回
アーム14と外側旋回アーム20とが直線上の配置とな
っていない場合でも、ロープの張力によって内、外側旋
回アーム相互に作用する回転モーメントを解消する方向
に台座34が回動して、案内ローラの向きを変えるの
で、ロープの張力に基づく両旋回アーム14、20の相
対角度の不所望の変化を防止することも可能である。
【0017】車載クレーン10を牽引用としても使用可
能とする場合には、モータ17を遠隔制御形式の構成と
することが特に重要である。この場合、地形的条件その
他に起因して作業現場、すなわちロープ18の先端側か
ら車載クレーン10まで必ずしも十分な見通しの得られ
ない場合があり、特に、原則として誰でも使用し得る微
弱な電磁波を利用した制御方式では、所要の制御信号を
車載クレーン10における受信器で常に確実に受信し得
るとは限らない。その対策として制御信号の大出力化も
考えられるが、この場合には法令に定める特殊免許の取
得および所轄行政庁の許認可等が必要となり、車載クレ
ーン10を簡易形式のものとした利点が著しく減殺され
ることになる。
能とする場合には、モータ17を遠隔制御形式の構成と
することが特に重要である。この場合、地形的条件その
他に起因して作業現場、すなわちロープ18の先端側か
ら車載クレーン10まで必ずしも十分な見通しの得られ
ない場合があり、特に、原則として誰でも使用し得る微
弱な電磁波を利用した制御方式では、所要の制御信号を
車載クレーン10における受信器で常に確実に受信し得
るとは限らない。その対策として制御信号の大出力化も
考えられるが、この場合には法令に定める特殊免許の取
得および所轄行政庁の許認可等が必要となり、車載クレ
ーン10を簡易形式のものとした利点が著しく減殺され
ることになる。
【0018】このような問題点に鑑み、本発明の好適な
実施例では、図8に示すように、ロープ18を信号導線
38を含む天然又は化学繊維ロープにより構成し、その
先端側から導線38を分岐してコネクター40、41を
介して、モータ17の制御スイッチ39に接続する。車
載クレーン10側における導線38の末端は、ロープ1
8から分岐してモータ17の制御回路(図示せず)と接
続する。導線38は、ロープ18を形成する繊維材料と
共に捻り合わされた電線として構成することができる。
これは、例えば、プラスチックによって被覆されたワイ
ヤ状の電線を芯材として有する必要数のストランドを作
り、このストランドを燃り合わせることにより、所望の
ロープとすることができる。又、ロープ18を形成する
繊維材料の少なくとも一部を導電性繊維により形成し、
この導電性繊維により導線38としての電線を構成して
もよい。いずれの場合にも、ドラム19の一端に設けた
スリップリング44、44と、これに摺接するスリップ
端子46、46を介して導線38をモータ17の制御回
路と接続することができる。さらに導線38を光ファイ
バにより構成すると共に、ドラム19の内部に光信号を
電気信号に変換する変換器を配置することもできる。こ
の光ファイバは、ロープ18を形成する繊維の伸び率と
ほぼ等しい伸び率を有するプラスチック製とするのが有
利である。尚、変換器からの信号電線は、前記同様スリ
ップリングを介してモータ17の制御回路と接続するも
のである。
実施例では、図8に示すように、ロープ18を信号導線
38を含む天然又は化学繊維ロープにより構成し、その
先端側から導線38を分岐してコネクター40、41を
介して、モータ17の制御スイッチ39に接続する。車
載クレーン10側における導線38の末端は、ロープ1
8から分岐してモータ17の制御回路(図示せず)と接
続する。導線38は、ロープ18を形成する繊維材料と
共に捻り合わされた電線として構成することができる。
これは、例えば、プラスチックによって被覆されたワイ
ヤ状の電線を芯材として有する必要数のストランドを作
り、このストランドを燃り合わせることにより、所望の
ロープとすることができる。又、ロープ18を形成する
繊維材料の少なくとも一部を導電性繊維により形成し、
この導電性繊維により導線38としての電線を構成して
もよい。いずれの場合にも、ドラム19の一端に設けた
スリップリング44、44と、これに摺接するスリップ
端子46、46を介して導線38をモータ17の制御回
路と接続することができる。さらに導線38を光ファイ
バにより構成すると共に、ドラム19の内部に光信号を
電気信号に変換する変換器を配置することもできる。こ
の光ファイバは、ロープ18を形成する繊維の伸び率と
ほぼ等しい伸び率を有するプラスチック製とするのが有
利である。尚、変換器からの信号電線は、前記同様スリ
ップリングを介してモータ17の制御回路と接続するも
のである。
【0019】上述した繊維ロープ18によれば、車載ク
レーン10におけるモータ17の遠隔制御を繊維ロープ
18に含まれる導線38を介しての有線制御方式とする
ため、特殊免許または許認可等を必要とせず、作業者が
相当の距離を隔てた位置からでもモータ17を的確に制
御することが可能である。繊維ロープ18に含まれる信
号導線38の本数は特に制約されるものでなく、従って
モータ17の正転速度の調整を行える構成とすることも
できる。
レーン10におけるモータ17の遠隔制御を繊維ロープ
18に含まれる導線38を介しての有線制御方式とする
ため、特殊免許または許認可等を必要とせず、作業者が
相当の距離を隔てた位置からでもモータ17を的確に制
御することが可能である。繊維ロープ18に含まれる信
号導線38の本数は特に制約されるものでなく、従って
モータ17の正転速度の調整を行える構成とすることも
できる。
【0020】例えば、図9は、特に、ロープ18によっ
て牽引するための手押運搬車50を示すものである。こ
れは、先端にロープ18に設けたフック24と連結する
為の牽引リング51を有し、角パイプを溶着して形成し
た長方形状の荷台52の他側に、左右一対の取手57を
有する手押ハンドル53が設けられている。該ハンドル
53と、台部52とは、荷台52の左右両端をなす角パ
イプ52a中にハンドル53の左右基端が、摺動可能に
嵌入して、角パイプ52aと、ハンドル基端とに設けた
透孔(図示せず)に、ピン54、54を挿通することに
より、止着された状態で結合している。従って、荷台の
長さは、コンテナボックス等のサイズにあわせて若干、
前後方向に伸縮調節可能である。このハンドル53の、
左右一対の取手57付近に、夫々設けた握りレバー55
から伸長するフレキシブルワイヤ56、56は、図10
に示すように、荷台裏面に配設した、モータ正転駆動用
スイッチ57と、モータ逆転駆動用スイッチ58の操作
レバー57a、58aに連結されている。これらのモー
タ制御スイッチ57、58は、導線保護パイプ60中に
収納された導線を介して、前記牽引リング51付近に設
けたコネクター40aに接続して成るものである。
て牽引するための手押運搬車50を示すものである。こ
れは、先端にロープ18に設けたフック24と連結する
為の牽引リング51を有し、角パイプを溶着して形成し
た長方形状の荷台52の他側に、左右一対の取手57を
有する手押ハンドル53が設けられている。該ハンドル
53と、台部52とは、荷台52の左右両端をなす角パ
イプ52a中にハンドル53の左右基端が、摺動可能に
嵌入して、角パイプ52aと、ハンドル基端とに設けた
透孔(図示せず)に、ピン54、54を挿通することに
より、止着された状態で結合している。従って、荷台の
長さは、コンテナボックス等のサイズにあわせて若干、
前後方向に伸縮調節可能である。このハンドル53の、
左右一対の取手57付近に、夫々設けた握りレバー55
から伸長するフレキシブルワイヤ56、56は、図10
に示すように、荷台裏面に配設した、モータ正転駆動用
スイッチ57と、モータ逆転駆動用スイッチ58の操作
レバー57a、58aに連結されている。これらのモー
タ制御スイッチ57、58は、導線保護パイプ60中に
収納された導線を介して、前記牽引リング51付近に設
けたコネクター40aに接続して成るものである。
【0021】かくして、運搬車50をウインチで牽引す
る場合、フック24を牽引リング51に連結し、コネク
ター41を運搬車側のコネクター40aに連結する。こ
の状態で、右側の握りレバーを握るとロープ18は巻き
とられ、更にもう一度握ると巻取りを停止する。左側の
レバーを操作すると、同様に、ロープの繰り出し及び停
止動作を制御することができる。
る場合、フック24を牽引リング51に連結し、コネク
ター41を運搬車側のコネクター40aに連結する。こ
の状態で、右側の握りレバーを握るとロープ18は巻き
とられ、更にもう一度握ると巻取りを停止する。左側の
レバーを操作すると、同様に、ロープの繰り出し及び停
止動作を制御することができる。
【0022】以上の記載から明らかなとおり、本発明に
よれば、単に荷揚げ機能に止まらず、必要に応じて牽引
機能をも発揮させることのできる簡易形式の小型車載ク
レーンを実現することが可能となる利点が得られるもの
である。尚、本発明は、上述した特定の実施例の構成に
限定されるものでなく、その範囲内で多くの変形態様を
もって実施し得ることは、言うまでもない。例えば、図
示の実施例では、車載クレーンに内側および外側の旋回
アーム2個一対として設けたが、これら旋回アームの間
に少なくとも1個の中間旋回アームを設ける構成として
も良い。又、ロープ弛み防止装置において、ロープの付
勢手段は、自重によるものの他、バネ等で付勢したもの
でもよく、更に、付勢方向も下方に限らず横方向であっ
てもよい。
よれば、単に荷揚げ機能に止まらず、必要に応じて牽引
機能をも発揮させることのできる簡易形式の小型車載ク
レーンを実現することが可能となる利点が得られるもの
である。尚、本発明は、上述した特定の実施例の構成に
限定されるものでなく、その範囲内で多くの変形態様を
もって実施し得ることは、言うまでもない。例えば、図
示の実施例では、車載クレーンに内側および外側の旋回
アーム2個一対として設けたが、これら旋回アームの間
に少なくとも1個の中間旋回アームを設ける構成として
も良い。又、ロープ弛み防止装置において、ロープの付
勢手段は、自重によるものの他、バネ等で付勢したもの
でもよく、更に、付勢方向も下方に限らず横方向であっ
てもよい。
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽トラック等の自走車
両の荷台上に取付けられ、各種の荷物、例えば、農作物
や農機具、水産物、工業製品等の荷揚げのみならず、手
押運搬車等の牽引にも使用することのできる複合機能を
備える小型クレーンに関するものである。
両の荷台上に取付けられ、各種の荷物、例えば、農作物
や農機具、水産物、工業製品等の荷揚げのみならず、手
押運搬車等の牽引にも使用することのできる複合機能を
備える小型クレーンに関するものである。
【0002】
【従来技術】近年における農作業等の機械化の顕著な進
展に伴い、軽トラック等の荷台上に簡便に取付けること
のできる小型車載クレーンとしては、種々の構成のもの
が商品化されている。既知の小型車載クレーンは、一般
的に、車両の荷台上に垂直な支柱を固定し、支柱の上端
に第1旋回アームを枢着すると共に第1旋回アームの自
由端に第2旋回アームを枢着し、第1及び第2旋回アー
ムをそれぞれ第1及び第2垂直旋回軸線を中心として旋
回可能とし、更に、車載バッテリーにより作動させ得る
正逆転可能な電動ウィンチを第1旋回アームの適宜の位
置に配置した構成を有している。尚、かかる構成の車載
クレーンにおいて、操作性を向上すると共に省力化を図
るため、比較的微弱な無線や赤外線等の電磁波によるリ
モコン制御機能を有するものも実用化されている。上述
した構成の小型車載クレーンは、特に支柱を荷台の前端
に配置した場合には、第1及び第2旋回アームを相互に
重ねた状態で、車体のルーフパネルに沿ってコンパクト
に格納し得る利点を有している。
展に伴い、軽トラック等の荷台上に簡便に取付けること
のできる小型車載クレーンとしては、種々の構成のもの
が商品化されている。既知の小型車載クレーンは、一般
的に、車両の荷台上に垂直な支柱を固定し、支柱の上端
に第1旋回アームを枢着すると共に第1旋回アームの自
由端に第2旋回アームを枢着し、第1及び第2旋回アー
ムをそれぞれ第1及び第2垂直旋回軸線を中心として旋
回可能とし、更に、車載バッテリーにより作動させ得る
正逆転可能な電動ウィンチを第1旋回アームの適宜の位
置に配置した構成を有している。尚、かかる構成の車載
クレーンにおいて、操作性を向上すると共に省力化を図
るため、比較的微弱な無線や赤外線等の電磁波によるリ
モコン制御機能を有するものも実用化されている。上述
した構成の小型車載クレーンは、特に支柱を荷台の前端
に配置した場合には、第1及び第2旋回アームを相互に
重ねた状態で、車体のルーフパネルに沿ってコンパクト
に格納し得る利点を有している。
【0003】既知の小型車載クレーンは、いずれも専ら
農作物及び農機具等の荷揚げに使用するのが前提であ
り、そのためにウィンチの揚程は、軽トラックの場合、
通常約2m程度に設定されている。他方、農作業の形態
如何によっては、車載クレーンに荷揚げ機能のみなら
ず、牽引機能をも持たせるのが望ましい場合がある。例
えば、軽トラック等の乗入れが著しく困難又は不可能で
ある足場の悪い圃場、果樹園等から、収穫した農産物を
搬出するのに際しては、農産物を仮に適宜の手押運搬車
上に積載し、その運搬車を人力又は専用牽引ウィンチに
より牽引して動力運搬車両の近傍まで移動させた後、農
産物を車載クレーンにより運搬車から軽トラック等の荷
台上まで移し換える作業が必要とされる。
農作物及び農機具等の荷揚げに使用するのが前提であ
り、そのためにウィンチの揚程は、軽トラックの場合、
通常約2m程度に設定されている。他方、農作業の形態
如何によっては、車載クレーンに荷揚げ機能のみなら
ず、牽引機能をも持たせるのが望ましい場合がある。例
えば、軽トラック等の乗入れが著しく困難又は不可能で
ある足場の悪い圃場、果樹園等から、収穫した農産物を
搬出するのに際しては、農産物を仮に適宜の手押運搬車
上に積載し、その運搬車を人力又は専用牽引ウィンチに
より牽引して動力運搬車両の近傍まで移動させた後、農
産物を車載クレーンにより運搬車から軽トラック等の荷
台上まで移し換える作業が必要とされる。
【0004】上述した一連の作業は、車載クレーンが牽
引にも使用できれば大幅に簡略化されるが、このような
複合機能を前述した既知の車載クレーンに発揮させるの
は困難である。すなわち、一般的には牽引による運搬車
等の移動距離を数十m、場合によっては少なくとも10
0m前後とする必要があるが、ロープに、実質的に張力
の作用していない条件下では、モータを作動させて、ウ
ィンチのドラムからロープを繰出す場合に、ドラムが回
転しても、ロープの繰出しが行なわれず、ロープに弛み
が生じて、絡んでしまい、ロープの繰出し、巻き取り動
作が出来なくなってしまうおそれがあった。
引にも使用できれば大幅に簡略化されるが、このような
複合機能を前述した既知の車載クレーンに発揮させるの
は困難である。すなわち、一般的には牽引による運搬車
等の移動距離を数十m、場合によっては少なくとも10
0m前後とする必要があるが、ロープに、実質的に張力
の作用していない条件下では、モータを作動させて、ウ
ィンチのドラムからロープを繰出す場合に、ドラムが回
転しても、ロープの繰出しが行なわれず、ロープに弛み
が生じて、絡んでしまい、ロープの繰出し、巻き取り動
作が出来なくなってしまうおそれがあった。
【0005】
【発明の開示】本発明の目的は、運搬車等の牽引に必要
とされる長さのロープをドラムから繰出す場合でも、ロ
ープが弛むことなく、ドラムに対するロープの絡みを常
に確実に防止することができ、従って牽引ウィンチとし
ても簡便に使用し得る車載クレーンを提案することにあ
る。
とされる長さのロープをドラムから繰出す場合でも、ロ
ープが弛むことなく、ドラムに対するロープの絡みを常
に確実に防止することができ、従って牽引ウィンチとし
ても簡便に使用し得る車載クレーンを提案することにあ
る。
【0006】本発明に係る車載クレーンは、自走車両上
に着脱自在に立設された支柱と該支柱の上端に枢着さ
れ、水平方向に旋回可能な第1旋回アームと、該第1旋
回アームの自由端に一端で枢着し、水平方向に旋回可能
な第2旋回アームと、前記第1旋回アームの基端上に配
設された正逆転可能なモータによって正転方向に駆動さ
れる際、ロープを巻取るロープ巻取ドラムを備えたウィ
ンチと、該ロープ巻取ドラムに巻回されているロープを
第1旋回アームに沿って案内する第1ロープ案内手段
と、前記第2旋回アームの自由端に設けられた第2ロー
プ案内手段と、第1旋回アームに沿って案内されるロー
プの通過域に臨んで設けられ、ロープに摺接してロープ
を所定方向に付勢する付勢手段と及びロープにかかる張
力が実質的に消失することによる前記付勢手段の変位に
連動して前記モータの駆動回路を開く回路開閉手段とか
ら成るロープ弛み防止装置とを具備し、ロープ先端に設
けたフックにより、所要物品の吊上げ、吊下げ及び牽引
を行うようにしたことを特徴とする小型車載クレーン
と、更に、上記車載クレーンのロープが、信号導線を含
む繊維ロープで構成されており、該ロープの先端におい
て取出した信号導線に設けた接続端子に、モータの遠隔
制御スイッチを着脱自在に接続する構成とし、このモー
タの遠隔制御スイッチを、ロープ先端に設けたフックに
よって牽引自在な手押し運搬車側に装着して、該遠隔制
御スイッチを、ロープの接続端子を介してウィンチに接
続して操作することにより、手動運搬車をウィンチによ
り牽引自在とした小型車載クレーンにある。
に着脱自在に立設された支柱と該支柱の上端に枢着さ
れ、水平方向に旋回可能な第1旋回アームと、該第1旋
回アームの自由端に一端で枢着し、水平方向に旋回可能
な第2旋回アームと、前記第1旋回アームの基端上に配
設された正逆転可能なモータによって正転方向に駆動さ
れる際、ロープを巻取るロープ巻取ドラムを備えたウィ
ンチと、該ロープ巻取ドラムに巻回されているロープを
第1旋回アームに沿って案内する第1ロープ案内手段
と、前記第2旋回アームの自由端に設けられた第2ロー
プ案内手段と、第1旋回アームに沿って案内されるロー
プの通過域に臨んで設けられ、ロープに摺接してロープ
を所定方向に付勢する付勢手段と及びロープにかかる張
力が実質的に消失することによる前記付勢手段の変位に
連動して前記モータの駆動回路を開く回路開閉手段とか
ら成るロープ弛み防止装置とを具備し、ロープ先端に設
けたフックにより、所要物品の吊上げ、吊下げ及び牽引
を行うようにしたことを特徴とする小型車載クレーン
と、更に、上記車載クレーンのロープが、信号導線を含
む繊維ロープで構成されており、該ロープの先端におい
て取出した信号導線に設けた接続端子に、モータの遠隔
制御スイッチを着脱自在に接続する構成とし、このモー
タの遠隔制御スイッチを、ロープ先端に設けたフックに
よって牽引自在な手押し運搬車側に装着して、該遠隔制
御スイッチを、ロープの接続端子を介してウィンチに接
続して操作することにより、手動運搬車をウィンチによ
り牽引自在とした小型車載クレーンにある。
【0007】上述した構成を有する本発明の車載クレー
ンによれば、モータによりドラムを逆転方向に駆動して
ロープをドラムから繰出す際に、ロープに実質的に張力
が作用しない条件下では、ロープ付勢手段がロープの弛
みに伴って変位することにより回路開閉手段が作動して
モータの逆転動作を直ちに停止するため、運搬車等の牽
引に必要とされる長さのロープをウィンチのドラムから
繰出す場合でも、ロープに張力が作用しない限り繰出さ
れることがなくドラムに対するロープの絡みを常に確実
に防止することができ、従って車載クレーンを牽引ウィ
ンチとしても簡便に使用することが可能となるものであ
る。更には、手押運搬車側に設けたウィンチの制御スイ
ッチによって、運搬車を傾斜地等において牽引するに際
して、その牽引動作を自在に制御することが可能とな
る。
ンによれば、モータによりドラムを逆転方向に駆動して
ロープをドラムから繰出す際に、ロープに実質的に張力
が作用しない条件下では、ロープ付勢手段がロープの弛
みに伴って変位することにより回路開閉手段が作動して
モータの逆転動作を直ちに停止するため、運搬車等の牽
引に必要とされる長さのロープをウィンチのドラムから
繰出す場合でも、ロープに張力が作用しない限り繰出さ
れることがなくドラムに対するロープの絡みを常に確実
に防止することができ、従って車載クレーンを牽引ウィ
ンチとしても簡便に使用することが可能となるものであ
る。更には、手押運搬車側に設けたウィンチの制御スイ
ッチによって、運搬車を傾斜地等において牽引するに際
して、その牽引動作を自在に制御することが可能とな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について詳述す
る。図1及び図2は、本発明の好適な実施例による車載
クレーンを示すものである。本実施例において、車載ク
レーン10は、軽トラック11等の荷台12上における
適宜の位置、例えば、前端中央部に着脱自在に固定され
た垂直な支柱13を具えている。支柱13は、所要の剛
性及び機械的強度を有する適宜断面形状の管状部材によ
り構成されており、トラック11側に上下に設けた2カ
所のブラケット1a,1bと、支柱13の対応カ所に設
けた透孔(図示せず)とを、ピン2a,2bによって挿
通して固定することにより、着脱自在となっている。こ
れによって、支柱の高さが、軽トラックの規格を超えて
しまう場合に、取り外した状態で移動することができ、
軽トラックとしての規格を逸脱することがないように意
図されている。支柱13の上端に、図示しない軸受を介
して第1旋回アームとしての内側旋回アーム14を枢着
する。この旋回アーム14を、支柱13の長手方向軸線
と一致する旋回軸線を中心として、支柱13に対し旋回
可能とする。旋回アーム14は、荷台12の横幅の約1
/2程度の長さとする。内側旋回アーム14の基端上に
は、ウィンチ15を配置する。
る。図1及び図2は、本発明の好適な実施例による車載
クレーンを示すものである。本実施例において、車載ク
レーン10は、軽トラック11等の荷台12上における
適宜の位置、例えば、前端中央部に着脱自在に固定され
た垂直な支柱13を具えている。支柱13は、所要の剛
性及び機械的強度を有する適宜断面形状の管状部材によ
り構成されており、トラック11側に上下に設けた2カ
所のブラケット1a,1bと、支柱13の対応カ所に設
けた透孔(図示せず)とを、ピン2a,2bによって挿
通して固定することにより、着脱自在となっている。こ
れによって、支柱の高さが、軽トラックの規格を超えて
しまう場合に、取り外した状態で移動することができ、
軽トラックとしての規格を逸脱することがないように意
図されている。支柱13の上端に、図示しない軸受を介
して第1旋回アームとしての内側旋回アーム14を枢着
する。この旋回アーム14を、支柱13の長手方向軸線
と一致する旋回軸線を中心として、支柱13に対し旋回
可能とする。旋回アーム14は、荷台12の横幅の約1
/2程度の長さとする。内側旋回アーム14の基端上に
は、ウィンチ15を配置する。
【0009】図3に示すように、ウィンチ15は、例え
ば、直流12Vの車載バッテリー16により駆動し得る
正逆転可能なモータ17と、モータ17により正転方向
に駆動される際にロープ18を巻取るドラム19とを有
する構成とする。上述した内側旋回アーム14の自由端
に第2旋回アームとしての外側旋回アーム20を枢着す
る。この旋回アーム20は、支柱13の長手方向軸線と
平行な垂直旋回軸線を有する継手21を中心として旋回
可能とする。外側旋回アーム20は、荷台12の横幅と
ほぼ等しい長さとする。継手21上に、その旋回軸線と
ほぼ平行なロープ案内通路を有する、第1ロープ案内手
段としてのロープ案内装置22を配置する。更に、外側
旋回アーム20の自由端には第2のロープ案内装置23
を配置する。ドラム19から引出されたロープ18を両
案内装置22、23により案内することは勿論である。
これら案内装置22、23の構成は後述する。尚、ロー
プ18の先端にはロープの燃り戻し部材24aを介して
フック24を取付け、更に、場合により、例えば、図2
の想像線で示すように、コンテナ72用の自在フック7
1等を連結する。
ば、直流12Vの車載バッテリー16により駆動し得る
正逆転可能なモータ17と、モータ17により正転方向
に駆動される際にロープ18を巻取るドラム19とを有
する構成とする。上述した内側旋回アーム14の自由端
に第2旋回アームとしての外側旋回アーム20を枢着す
る。この旋回アーム20は、支柱13の長手方向軸線と
平行な垂直旋回軸線を有する継手21を中心として旋回
可能とする。外側旋回アーム20は、荷台12の横幅と
ほぼ等しい長さとする。継手21上に、その旋回軸線と
ほぼ平行なロープ案内通路を有する、第1ロープ案内手
段としてのロープ案内装置22を配置する。更に、外側
旋回アーム20の自由端には第2のロープ案内装置23
を配置する。ドラム19から引出されたロープ18を両
案内装置22、23により案内することは勿論である。
これら案内装置22、23の構成は後述する。尚、ロー
プ18の先端にはロープの燃り戻し部材24aを介して
フック24を取付け、更に、場合により、例えば、図2
の想像線で示すように、コンテナ72用の自在フック7
1等を連結する。
【0010】上述した構成の車載クレーン19は、不使
用時には、図2に実線で示すように外側旋回アーム20
を内側旋回アーム14上に重ねた状態で荷台12の幅方
向に向けて延在する格納位置にして、適宜な止め具(図
示せず)で両者を固定して保持する。更に、使用時に
は、外側旋回アーム20を荷台12に対して所望の角度
位置を占めるよう旋回軸線、すなわち支柱13の長手方
向軸線を中心として旋回させると共に、内側旋回アーム
14を外側旋回アーム20に対し所望の角度位置を占め
るよう旋回軸線、すなわち継手21の軸線を中心として
旋回させる。図2における想像線は、両旋回アーム1
4、20を最も側方に張り出した使用位置を示すもので
ある。
用時には、図2に実線で示すように外側旋回アーム20
を内側旋回アーム14上に重ねた状態で荷台12の幅方
向に向けて延在する格納位置にして、適宜な止め具(図
示せず)で両者を固定して保持する。更に、使用時に
は、外側旋回アーム20を荷台12に対して所望の角度
位置を占めるよう旋回軸線、すなわち支柱13の長手方
向軸線を中心として旋回させると共に、内側旋回アーム
14を外側旋回アーム20に対し所望の角度位置を占め
るよう旋回軸線、すなわち継手21の軸線を中心として
旋回させる。図2における想像線は、両旋回アーム1
4、20を最も側方に張り出した使用位置を示すもので
ある。
【0011】本発明においては、ロープ18を例えば1
00m前後の長さの繊維ロープにより構成し、車載クレ
ーン10に、所要に応じて牽引機能を発揮させ得るもの
とする。この場合、モータ17によりドラム19を逆転
方向に駆動してドラム19からロープ18を繰出すに際
し、ロープ18に実質的に張力の作用していない条件下
ではロープ18が不所望の弛みを生じてドラム19に巻
込まれたり、或はドラムに絡んで、ウィンチ15の正常
な作動を阻害する虞れのあることは、前述した通りであ
る。従って、本発明においては、ロープ18に実質的に
張力が作用しない条件下では、ドラム19のロープの繰
り出し動作を停止する、弛み防止装置25を設けること
により、ロープ18が、ドラム19のまわりで径を拡大
する状態で、弛んでくるのを防止する。
00m前後の長さの繊維ロープにより構成し、車載クレ
ーン10に、所要に応じて牽引機能を発揮させ得るもの
とする。この場合、モータ17によりドラム19を逆転
方向に駆動してドラム19からロープ18を繰出すに際
し、ロープ18に実質的に張力の作用していない条件下
ではロープ18が不所望の弛みを生じてドラム19に巻
込まれたり、或はドラムに絡んで、ウィンチ15の正常
な作動を阻害する虞れのあることは、前述した通りであ
る。従って、本発明においては、ロープ18に実質的に
張力が作用しない条件下では、ドラム19のロープの繰
り出し動作を停止する、弛み防止装置25を設けること
により、ロープ18が、ドラム19のまわりで径を拡大
する状態で、弛んでくるのを防止する。
【0012】この弛み防止装置25の具体的な構成を例
示すると、図3及び図4において示すように、ドラム1
9のロープ繰り出し域を囲む状態で、略コ字状の枠状レ
バー26を、内側旋回アーム14上に枢支し、該枠状レ
バー内をロープ18が通過するようにする。この枠状レ
バー26は、その自重によって生じるトルクで、ロープ
18を下方に付勢する付勢手段を構成する。26aは、
レバー26から横方向に突出する突片で、該突片26a
の回動域の下部に、モータ17の駆動電気回路に介設さ
れた、常時閉のリミットスイッチ27のアクチュエータ
28が臨ましめてある。枠状レバー26は、これを両端
基部において枢支する一対の枢支片29を横方向に略直
角に夫々折り曲げ形成したストッパ29aによって、垂
直方向よりドラム側に傾くことを阻止される構造になっ
ている。
示すると、図3及び図4において示すように、ドラム1
9のロープ繰り出し域を囲む状態で、略コ字状の枠状レ
バー26を、内側旋回アーム14上に枢支し、該枠状レ
バー内をロープ18が通過するようにする。この枠状レ
バー26は、その自重によって生じるトルクで、ロープ
18を下方に付勢する付勢手段を構成する。26aは、
レバー26から横方向に突出する突片で、該突片26a
の回動域の下部に、モータ17の駆動電気回路に介設さ
れた、常時閉のリミットスイッチ27のアクチュエータ
28が臨ましめてある。枠状レバー26は、これを両端
基部において枢支する一対の枢支片29を横方向に略直
角に夫々折り曲げ形成したストッパ29aによって、垂
直方向よりドラム側に傾くことを阻止される構造になっ
ている。
【0013】又、内側旋回アーム14と外側旋回アーム
20とを相互に枢着する継手21上に配置されるロープ
案内装置22は、図5及び図6に示すように、継手21
の軸線とほぼ平行な垂直回動軸線を有する一対の案内ロ
ーラ33a、33bにより構成する。これらの案内ロー
ラ33a、33bの間にロープ18を通して案内可能と
するものである。案内ローラ33a、33bは、下端を
継手21上に設けられた台座34により支持すると共
に、上端を外側旋回アーム20上に設けられたブラケッ
ト35により支持する。ブラケット35には、ロープ1
8を通すための開口部35aを形成する。更に、台座3
4自身も、継手21上において、水平方向に回動自在に
支持されている。なお、外側旋回アーム20の自由端に
配置されたロープ案内装置23は、図7に示すように、
外側旋回アーム20の自由端に設けられたブラケット3
6と、このブラケット36に取付けられた案内ローラ3
7とから構成する。
20とを相互に枢着する継手21上に配置されるロープ
案内装置22は、図5及び図6に示すように、継手21
の軸線とほぼ平行な垂直回動軸線を有する一対の案内ロ
ーラ33a、33bにより構成する。これらの案内ロー
ラ33a、33bの間にロープ18を通して案内可能と
するものである。案内ローラ33a、33bは、下端を
継手21上に設けられた台座34により支持すると共
に、上端を外側旋回アーム20上に設けられたブラケッ
ト35により支持する。ブラケット35には、ロープ1
8を通すための開口部35aを形成する。更に、台座3
4自身も、継手21上において、水平方向に回動自在に
支持されている。なお、外側旋回アーム20の自由端に
配置されたロープ案内装置23は、図7に示すように、
外側旋回アーム20の自由端に設けられたブラケット3
6と、このブラケット36に取付けられた案内ローラ3
7とから構成する。
【0014】上述した構成の車載クレーン10におい
て、ロープ18に荷重による張力が作用する使用条件下
でモータ17を作動させると、その張力の分力により、
枠状レバー26は、上方に付勢されて、図3の実線で示
すように、ロープが張力でまっすぐに伸びた位置におい
て、ロープを下方に付勢しつつ、ロープ18に摺接する
状態となる。この場合にロープ18はモータ17の正転
状態でドラム19上に巻取られ、モータ17の逆転状態
ではドラム19から繰出されて張力により引取られる。
他方、ロープ18に張力が実質的に作用しない条件下で
モータ17を作動させると、ドラムが僅かに逆転回動す
るとロープ18が、図3において想像線で示したように
弛みを生じるので、それに伴って、枠状レバー26が下
降し、リミットスイッチ28を投入し、その結果、モー
タ駆動回路が開いてモータ17は、直ちに停止し、従っ
てドラム19も停止する。この状態で、再びロープが伸
張するに足りるだけの僅かな張力が作用すれば、それに
伴ってレバー26が上方へ移動し、スイッチ28が復帰
するので、モータ17は再び逆転動作を開始し、張力が
働く時間だけ、繰り出しが続行されることになる。かく
して、ドラム19におけるロープ18の弛みの発生を確
実に防止することが可能となる。
て、ロープ18に荷重による張力が作用する使用条件下
でモータ17を作動させると、その張力の分力により、
枠状レバー26は、上方に付勢されて、図3の実線で示
すように、ロープが張力でまっすぐに伸びた位置におい
て、ロープを下方に付勢しつつ、ロープ18に摺接する
状態となる。この場合にロープ18はモータ17の正転
状態でドラム19上に巻取られ、モータ17の逆転状態
ではドラム19から繰出されて張力により引取られる。
他方、ロープ18に張力が実質的に作用しない条件下で
モータ17を作動させると、ドラムが僅かに逆転回動す
るとロープ18が、図3において想像線で示したように
弛みを生じるので、それに伴って、枠状レバー26が下
降し、リミットスイッチ28を投入し、その結果、モー
タ駆動回路が開いてモータ17は、直ちに停止し、従っ
てドラム19も停止する。この状態で、再びロープが伸
張するに足りるだけの僅かな張力が作用すれば、それに
伴ってレバー26が上方へ移動し、スイッチ28が復帰
するので、モータ17は再び逆転動作を開始し、張力が
働く時間だけ、繰り出しが続行されることになる。かく
して、ドラム19におけるロープ18の弛みの発生を確
実に防止することが可能となる。
【0015】すなわち、例えば運搬車等を、傾斜地の下
方へと移動させるのに際して、その牽引に必要とされる
100m前後の長さのロープ18を、ドラム19から繰
り出す場合であっても、ロープに僅かの張力を及ぼすこ
とによってロープは繰り出され、ドラム19に対するロ
ープ18の不所望の巻込みや絡みを常に確実に防止する
ことが可能となるものである。更に、ロープ18は、内
側および外側旋回アーム14、20の間の継手21の軸
線とほぼ整列する配置とした案内装置22の案内ローラ
33a,33bの間に通して案内され、且つ、内側旋回
アーム14と外側旋回アーム20とが直線上の配置とな
っていない場合でも、ロープの張力によって内、外側旋
回アーム相互に作用する回転モーメントを解消する方向
に台座34が回動して、案内ローラの向きを変えるの
で、ロープの張力に基づく両旋回アーム14、20の相
対角度の不所望の変化を防止することも可能である。
方へと移動させるのに際して、その牽引に必要とされる
100m前後の長さのロープ18を、ドラム19から繰
り出す場合であっても、ロープに僅かの張力を及ぼすこ
とによってロープは繰り出され、ドラム19に対するロ
ープ18の不所望の巻込みや絡みを常に確実に防止する
ことが可能となるものである。更に、ロープ18は、内
側および外側旋回アーム14、20の間の継手21の軸
線とほぼ整列する配置とした案内装置22の案内ローラ
33a,33bの間に通して案内され、且つ、内側旋回
アーム14と外側旋回アーム20とが直線上の配置とな
っていない場合でも、ロープの張力によって内、外側旋
回アーム相互に作用する回転モーメントを解消する方向
に台座34が回動して、案内ローラの向きを変えるの
で、ロープの張力に基づく両旋回アーム14、20の相
対角度の不所望の変化を防止することも可能である。
【0016】車載クレーン10を牽引用としても使用可
能とする場合には、モータ17を遠隔制御形式の構成と
することが特に重要である。この場合、地形的条件その
他に起因して作業現場、すなわちロープ18の先端側か
ら車載クレーン10まで必ずしも十分な見通しの得られ
ない場合があり、特に、原則として誰でも使用し得る微
弱な電磁波を利用した制御方式では、所要の制御信号を
車載クレーン10における受信器で常に確実に受信し得
るとは限らない。その対策として制御信号の大出力化も
考えられるが、この場合には法令に定める特殊免許の取
得および所轄行政庁の許認可等が必要となり、車載クレ
ーン10を簡易形式のものとした利点が著しく減殺され
ることになる。
能とする場合には、モータ17を遠隔制御形式の構成と
することが特に重要である。この場合、地形的条件その
他に起因して作業現場、すなわちロープ18の先端側か
ら車載クレーン10まで必ずしも十分な見通しの得られ
ない場合があり、特に、原則として誰でも使用し得る微
弱な電磁波を利用した制御方式では、所要の制御信号を
車載クレーン10における受信器で常に確実に受信し得
るとは限らない。その対策として制御信号の大出力化も
考えられるが、この場合には法令に定める特殊免許の取
得および所轄行政庁の許認可等が必要となり、車載クレ
ーン10を簡易形式のものとした利点が著しく減殺され
ることになる。
【0017】このような問題点に鑑み、本発明の好適な
実施例では、図8に示すように、ロープ18を信号導線
38を含む天然又は化学繊維ロープにより構成し、その
先端側から導線38を分岐してコネクター40、41を
介して、モータ17の制御スイッチ39に接続する。車
載クレーン10側における導線38の末端は、ロープ1
8から分岐してモータ17の制御回路(図示せず)と接
続する。導線38は、ロープ18を形成する繊維材料と
共に捻り合わされた電線として構成することができる。
これは、例えば、プラスチックによって被覆されたワイ
ヤ状の電線を芯材として有する必要数のストランドを作
り、このストランドを燃り合わせることにより、所望の
ロープとすることができる。又、ロープ18を形成する
繊維材料の少なくとも一部を導電性繊維により形成し、
この導電性繊維により導線38としての電線を構成して
もよい。いずれの場合にも、ドラム19の一端に設けた
スリップリング44、44と、これに摺接するスリップ
端子46、46を介して導線38をモータ17の制御回
路と接続することができる。さらに導線38を光ファイ
バにより構成すると共に、ドラム19の内部に光信号を
電気信号に変換する変換器を配置することもできる。こ
の光ファイバは、ロープ18を形成する繊維の伸び率と
ほぼ等しい伸び率を有するプラスチック製とするのが有
利である。尚、変換器からの信号電線は、前記同様スリ
ップリングを介してモータ17の制御回路と接続するも
のである。
実施例では、図8に示すように、ロープ18を信号導線
38を含む天然又は化学繊維ロープにより構成し、その
先端側から導線38を分岐してコネクター40、41を
介して、モータ17の制御スイッチ39に接続する。車
載クレーン10側における導線38の末端は、ロープ1
8から分岐してモータ17の制御回路(図示せず)と接
続する。導線38は、ロープ18を形成する繊維材料と
共に捻り合わされた電線として構成することができる。
これは、例えば、プラスチックによって被覆されたワイ
ヤ状の電線を芯材として有する必要数のストランドを作
り、このストランドを燃り合わせることにより、所望の
ロープとすることができる。又、ロープ18を形成する
繊維材料の少なくとも一部を導電性繊維により形成し、
この導電性繊維により導線38としての電線を構成して
もよい。いずれの場合にも、ドラム19の一端に設けた
スリップリング44、44と、これに摺接するスリップ
端子46、46を介して導線38をモータ17の制御回
路と接続することができる。さらに導線38を光ファイ
バにより構成すると共に、ドラム19の内部に光信号を
電気信号に変換する変換器を配置することもできる。こ
の光ファイバは、ロープ18を形成する繊維の伸び率と
ほぼ等しい伸び率を有するプラスチック製とするのが有
利である。尚、変換器からの信号電線は、前記同様スリ
ップリングを介してモータ17の制御回路と接続するも
のである。
【0018】上述した繊維ロープ18によれば、車載ク
レーン10におけるモータ17の遠隔制御を繊維ロープ
18に含まれる導線38を介しての有線制御方式とする
ため、特殊免許または許認可等を必要とせず、作業者が
相当の距離を隔てた位置からでもモータ17を的確に制
御することが可能である。繊維ロープ18に含まれる信
号導線38の本数は特に制約されるものでなく、従って
モータ17の正転速度の調整を行える構成とすることも
できる。
レーン10におけるモータ17の遠隔制御を繊維ロープ
18に含まれる導線38を介しての有線制御方式とする
ため、特殊免許または許認可等を必要とせず、作業者が
相当の距離を隔てた位置からでもモータ17を的確に制
御することが可能である。繊維ロープ18に含まれる信
号導線38の本数は特に制約されるものでなく、従って
モータ17の正転速度の調整を行える構成とすることも
できる。
【0019】例えば、図9は、特に、ロープ18によっ
て牽引するための手押運搬車50を示すものである。こ
れは、先端にロープ18に設けたフック24と連結する
為の牽引リング51を有し、角パイプを溶着して形成し
た長方形状の荷台52の他側に、左右一対の取手57を
有する手押ハンドル53が設けられている。該ハンドル
53と、台部52とは、荷台52の左右両端をなす角パ
イプ52a中にハンドル53の左右基端が、摺動可能に
嵌入して、角パイプ52aと、ハンドル基端とに設けた
透孔(図示せず)に、ピン54、54を挿通することに
より、止着された状態で結合している。従って、荷台の
長さは、コンテナボックス等のサイズにあわせて若干、
前後方向に伸縮調節可能である。このハンドル53の、
左右一対の取手57付近に、夫々設けた握りレバー55
から伸長するフレキシブルワイヤ56、56は、図10
に示すように、荷台裏面に配設した、モータ正転駆動用
スイッチ57と、モータ逆転駆動用スイッチ58の操作
レバー57a、58aに連結されている。これらのモー
タ制御スイッチ57、58は、導線保護パイプ60中に
収納された導線を介して、前記牽引リング51付近に設
けたコネクター40aに接続して成るものである。
て牽引するための手押運搬車50を示すものである。こ
れは、先端にロープ18に設けたフック24と連結する
為の牽引リング51を有し、角パイプを溶着して形成し
た長方形状の荷台52の他側に、左右一対の取手57を
有する手押ハンドル53が設けられている。該ハンドル
53と、台部52とは、荷台52の左右両端をなす角パ
イプ52a中にハンドル53の左右基端が、摺動可能に
嵌入して、角パイプ52aと、ハンドル基端とに設けた
透孔(図示せず)に、ピン54、54を挿通することに
より、止着された状態で結合している。従って、荷台の
長さは、コンテナボックス等のサイズにあわせて若干、
前後方向に伸縮調節可能である。このハンドル53の、
左右一対の取手57付近に、夫々設けた握りレバー55
から伸長するフレキシブルワイヤ56、56は、図10
に示すように、荷台裏面に配設した、モータ正転駆動用
スイッチ57と、モータ逆転駆動用スイッチ58の操作
レバー57a、58aに連結されている。これらのモー
タ制御スイッチ57、58は、導線保護パイプ60中に
収納された導線を介して、前記牽引リング51付近に設
けたコネクター40aに接続して成るものである。
【0020】かくして、運搬車50をウインチで牽引す
る場合、フック24を牽引リング51に連結し、コネク
ター41を運搬車側のコネクター40aに連結する。こ
の状態で、右側の握りレバーを握るとロープ18は巻き
とられ、更にもう一度握ると巻取りを停止する。左側の
レバーを操作すると、同様に、ロープの繰り出し及び停
止動作を制御することができる。
る場合、フック24を牽引リング51に連結し、コネク
ター41を運搬車側のコネクター40aに連結する。こ
の状態で、右側の握りレバーを握るとロープ18は巻き
とられ、更にもう一度握ると巻取りを停止する。左側の
レバーを操作すると、同様に、ロープの繰り出し及び停
止動作を制御することができる。
【0021】以上の記載から明らかなとおり、本発明に
よれば、単に荷揚げ機能に止まらず、必要に応じて牽引
機能をも発揮させることのできる簡易形式の小型車載ク
レーンを実現することが可能となる利点が得られるもの
である。尚、本発明は、上述した特定の実施例の構成に
限定されるものでなく、その範囲内で多くの変形態様を
もって実施し得ることは、言うまでもない。例えば、図
示の実施例では、車載クレーンに内側および外側の旋回
アーム2個一対として設けたが、これら旋回アームの間
に少なくとも1個の中間旋回アームを設ける構成として
も良い。又、ロープ弛み防止装置において、ロープの付
勢手段は、自重によるものの他、バネ等で付勢したもの
でもよく、更に、付勢方向も下方に限らず横方向であっ
てもよい。
よれば、単に荷揚げ機能に止まらず、必要に応じて牽引
機能をも発揮させることのできる簡易形式の小型車載ク
レーンを実現することが可能となる利点が得られるもの
である。尚、本発明は、上述した特定の実施例の構成に
限定されるものでなく、その範囲内で多くの変形態様を
もって実施し得ることは、言うまでもない。例えば、図
示の実施例では、車載クレーンに内側および外側の旋回
アーム2個一対として設けたが、これら旋回アームの間
に少なくとも1個の中間旋回アームを設ける構成として
も良い。又、ロープ弛み防止装置において、ロープの付
勢手段は、自重によるものの他、バネ等で付勢したもの
でもよく、更に、付勢方向も下方に限らず横方向であっ
てもよい。
Claims (7)
- 【請求項1】 自走車両上に着脱自在に立設された支柱
と、該支柱の上端に枢着され、水平方向に旋回可能な第
1旋回アームと、該第1旋回アームの自由端に一端で枢
着し、水平方向に旋回可能な第2旋回アームと、前記第
1旋回アームの基端上に配設された正逆転可能なモータ
によって正転方向に駆動される際、ロープを巻取るロー
プ巻取ドラムを備えたウィンチと、該ロープ巻取ドラム
に巻回されているロープを第1旋回アームに沿って案内
する第1ロープ案内手段と、前記第2旋回アームの自由
端に設けられた第2ロープ案内手段と、第1旋回アーム
に沿って案内されるロープの通過域に臨んで設けられ、
且つ、ロープに摺接してロープを所定方向に付勢する付
勢手段と及びロープにかかる張力が実質的に消失するこ
とによる前記付勢手段の変位を検知して前記モータの駆
動回路を開く回路開閉手段とから成るロープ弛み防止装
置とを具備し、ロープ先端に設けたフックにより、所要
物品の吊上げ、吊下げ及び牽引を行うようにしたことを
特徴とする小型車載クレーン。 - 【請求項2】 ロープの付勢手段が、両端が第1旋回ア
ーム上に枢支され、且つ、ロープを囲む状態で設けられ
た枠状レバーから成り、該レバーが自重によって、ロー
プを下方に付勢しつつ摺接しており、回路開閉手段が該
レバーの回動域に臨ましめたリミットスイッチである請
求項1の小型車載クレーン。 - 【請求項3】 第1ロープ案内手段が、第2旋回アーム
の旋回軸線と略平行な回動軸線を有する一対の案内ロー
ラによって構成されており、該一対の案内ローラを支持
する台座が旋回アーム上に回動自在に設けられている請
求項1又は2の小型車載クレーン。 - 【請求項4】 ロープが信号導線を含む繊維ロープで構
成されており、該ロープの先端において取出した信号導
線に設けた接続端子に、モータの遠隔制御スイッチを着
脱自在に接続することにより、該スイッチとモータ制御
回路とが、前記信号導線を介して接続されることを特徴
とする請求項1〜3のいづれかに記載の小型車載クレー
ン。 - 【請求項5】 モータの遠隔制御スイッチが、ロープ先
端に設けたフックによって牽引自在な手押運搬車に装着
されており、該遠隔制御スイッチを、ロープの接続端子
を介して接続して操作することにより、手動運搬車をウ
ィンチにより牽引自在としたことを特徴とする請求項4
の小型車載クレーン。 - 【請求項6】 遠隔制御スイッチが、モータの正転駆動
回路を作動させるスイッチと、逆転駆動回路を作動させ
るスイッチとから成り、該一対のスイッチが、手押運搬
車の左右ハンドルに夫々設けた握りレバーによって投入
されるように構成されている請求項5の小型車載クレー
ン。 - 【請求項7】 繊維ロープに含まれる信号導線が信号電
線であり、該信号電線を、ロープ巻取ドラムの一端に設
けたスリップリングを介してモータ制御回路に接続した
ことを特徴とする請求項4〜6のいづれかに記載の小型
車載クレーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3103815A JP2988595B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 小型車載クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3103815A JP2988595B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 小型車載クレーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0656388A true JPH0656388A (ja) | 1994-03-01 |
| JP2988595B2 JP2988595B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=14363907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3103815A Expired - Fee Related JP2988595B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 小型車載クレーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2988595B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002167164A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Kasahara Tomoyuki | 自転車積卸機 |
| JP2007319206A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Ito Choutanpa Kk | 牽引装置及び牽引装置の牽引力制御方法 |
| US8798284B2 (en) | 2007-04-02 | 2014-08-05 | Baxter International Inc. | User selectable masking sounds for medical instruments |
| WO2020129864A1 (ja) * | 2018-12-21 | 2020-06-25 | コベルコ建機株式会社 | ジブ係留装置 |
| CN118458618A (zh) * | 2024-05-14 | 2024-08-09 | 江苏安力电动车有限公司 | 一种电动搬运车及其载荷吊挂装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101416225B1 (ko) * | 2013-11-28 | 2014-07-09 | 유한회사 주하나 | 붐대 수납식 윈치크레인 |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP3103815A patent/JP2988595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002167164A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Kasahara Tomoyuki | 自転車積卸機 |
| JP2007319206A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Ito Choutanpa Kk | 牽引装置及び牽引装置の牽引力制御方法 |
| US8028590B2 (en) | 2006-05-30 | 2011-10-04 | Ito Co., Ltd. | Traction apparatus and traction force control method of traction apparatus |
| US8798284B2 (en) | 2007-04-02 | 2014-08-05 | Baxter International Inc. | User selectable masking sounds for medical instruments |
| WO2020129864A1 (ja) * | 2018-12-21 | 2020-06-25 | コベルコ建機株式会社 | ジブ係留装置 |
| JP2020100476A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | コベルコ建機株式会社 | ジブ係留装置 |
| CN118458618A (zh) * | 2024-05-14 | 2024-08-09 | 江苏安力电动车有限公司 | 一种电动搬运车及其载荷吊挂装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2988595B2 (ja) | 1999-12-13 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |