JPH0656665A - イミダゾール誘導体を含有する胃溶性抗潰瘍剤 - Google Patents
イミダゾール誘導体を含有する胃溶性抗潰瘍剤Info
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- JPH0656665A JPH0656665A JP4226433A JP22643392A JPH0656665A JP H0656665 A JPH0656665 A JP H0656665A JP 4226433 A JP4226433 A JP 4226433A JP 22643392 A JP22643392 A JP 22643392A JP H0656665 A JPH0656665 A JP H0656665A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 イミダゾール誘導体が、胃の中で溶解しても
実質的に分解することなく胃酸分泌抑制作用及び細胞保
護作用を発揮する、特定のイミダゾール誘導体を含有す
る胃溶性抗潰瘍剤を提供する。 【構成】 下記一般式(I): 【化1】 (式中、R1 〜R9 は、水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、アラルキル基等である)で表
わされるイミダゾール誘導体と、該イミダゾール誘導体
に対して50重量%以上の塩基性物質とを含有する胃溶
性抗潰瘍剤。
実質的に分解することなく胃酸分泌抑制作用及び細胞保
護作用を発揮する、特定のイミダゾール誘導体を含有す
る胃溶性抗潰瘍剤を提供する。 【構成】 下記一般式(I): 【化1】 (式中、R1 〜R9 は、水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、アラルキル基等である)で表
わされるイミダゾール誘導体と、該イミダゾール誘導体
に対して50重量%以上の塩基性物質とを含有する胃溶
性抗潰瘍剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗潰瘍剤として有用な
下記一般式(I)で表されるイミダゾール誘導体を含有
する胃溶性抗潰瘍剤に関する。
下記一般式(I)で表されるイミダゾール誘導体を含有
する胃溶性抗潰瘍剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般式(I):
【0003】
【化2】
【0004】[式中、R1 は、水素原子、炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基(ただし、そのアルキル基は炭素
原子1〜4個を有する)、又はハロゲン原子を有する炭
素数1〜8のアルキル基であり、R2 は、水素原子、炭
素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキ
ル基、アリール基、アラルキル基(ただし、そのアルキ
ル基は炭素数1〜4である)、炭素数1〜4のアルコキ
シル基を有する炭素数2〜6のアルキル基又はハロゲン
原子を有する炭素数1〜8のアルキル基であり、あるい
は、R1 とR2とが結合してR1 及びR2 が結合してい
る窒素原子と共に環を形成してもよく、R3 、R4 、R
5 及びR6 は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン
原子、低級アルコキシル基、アラルキルオキシ基、低級
アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、
アミノ基、アシル基、フッ素置換低級アルキル基、又は
フッ素置換低級アルコキシル基であり、また、R3 はR
2 と結合してR2 が結合している窒素原子及びR3 が結
合しているフェニル基の炭素原子と共に環を形成しても
よく、R7 は、水素原子、置換基としてアリール基、水
酸基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原子で置
換されていてもよい低級アルキル基、置換基として低級
アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原
子で置換されていてもよいアリール基、置換基として低
級アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン
原子で置換されていてもよいアリールカルボニル基、又
は硫黄原子を含む複素環基であり、R8 及びR9 は、同
一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシル基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
基、ニトロ基、アミノ基、アシル基、フッ素置換アルキ
ル基、フッ素置換アルコキシル基、又は、置換基として
低級アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲ
ン原子で置換されていてもよいアリール基、あるいは、
R8 とR9 とが結合してR8 及びR9 が結合している炭
素原子と共に環(但し、芳香環を除く)を形成してもよ
い]で表わされるイミダゾール誘導体が、優れた胃酸分
泌抑制作用及び細胞保護作用を有していることは知られ
ている(特開平2−138263号公報及び特開平3−
163065号公報参照)。
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基(ただし、そのアルキル基は炭素
原子1〜4個を有する)、又はハロゲン原子を有する炭
素数1〜8のアルキル基であり、R2 は、水素原子、炭
素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキ
ル基、アリール基、アラルキル基(ただし、そのアルキ
ル基は炭素数1〜4である)、炭素数1〜4のアルコキ
シル基を有する炭素数2〜6のアルキル基又はハロゲン
原子を有する炭素数1〜8のアルキル基であり、あるい
は、R1 とR2とが結合してR1 及びR2 が結合してい
る窒素原子と共に環を形成してもよく、R3 、R4 、R
5 及びR6 は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン
原子、低級アルコキシル基、アラルキルオキシ基、低級
アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、
アミノ基、アシル基、フッ素置換低級アルキル基、又は
フッ素置換低級アルコキシル基であり、また、R3 はR
2 と結合してR2 が結合している窒素原子及びR3 が結
合しているフェニル基の炭素原子と共に環を形成しても
よく、R7 は、水素原子、置換基としてアリール基、水
酸基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原子で置
換されていてもよい低級アルキル基、置換基として低級
アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原
子で置換されていてもよいアリール基、置換基として低
級アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン
原子で置換されていてもよいアリールカルボニル基、又
は硫黄原子を含む複素環基であり、R8 及びR9 は、同
一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシル基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
基、ニトロ基、アミノ基、アシル基、フッ素置換アルキ
ル基、フッ素置換アルコキシル基、又は、置換基として
低級アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲ
ン原子で置換されていてもよいアリール基、あるいは、
R8 とR9 とが結合してR8 及びR9 が結合している炭
素原子と共に環(但し、芳香環を除く)を形成してもよ
い]で表わされるイミダゾール誘導体が、優れた胃酸分
泌抑制作用及び細胞保護作用を有していることは知られ
ている(特開平2−138263号公報及び特開平3−
163065号公報参照)。
【0005】また、一般式(II):
【0006】
【化3】
【0007】(式中、R11は水素原子、炭素数1〜8の
アルキル基、シクロアルキル基、フェニル基又はアラル
キル基を示し、R12は水素原子又は低級アルキル基を示
すか、あるいはR11とR12とが共同して隣接する窒素原
子と共に環を形成し、R13及びR14はそれぞれ独立に、
水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、低級
アルキル基、低級アルコキシル基、低級アルコキシカル
ボニル基又はアミノ基を示す)で表されるベンズイミダ
ゾール誘導体の保存安定性を向上させることを目的とし
て、一般式(II)で表されるベンズイミダゾール誘導体
とこのベンズイミダゾール誘導体に対して5重量%以上
の無機又は有機の塩基性物質とを含む安定化されたベン
ズイミダゾール誘導体組成物が知られている(特開昭6
2−283964号公報及び特開昭62−283965
号公報参照)。
アルキル基、シクロアルキル基、フェニル基又はアラル
キル基を示し、R12は水素原子又は低級アルキル基を示
すか、あるいはR11とR12とが共同して隣接する窒素原
子と共に環を形成し、R13及びR14はそれぞれ独立に、
水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、低級
アルキル基、低級アルコキシル基、低級アルコキシカル
ボニル基又はアミノ基を示す)で表されるベンズイミダ
ゾール誘導体の保存安定性を向上させることを目的とし
て、一般式(II)で表されるベンズイミダゾール誘導体
とこのベンズイミダゾール誘導体に対して5重量%以上
の無機又は有機の塩基性物質とを含む安定化されたベン
ズイミダゾール誘導体組成物が知られている(特開昭6
2−283964号公報及び特開昭62−283965
号公報参照)。
【0008】上記一般式(I)で表されるイミダゾール
誘導体(以下、単に「イミダゾール誘導体」と言うこと
がある)は、その優れた胃酸分泌抑制作用及び細胞保護
作用を有効に発揮するために経口投与することが好まし
い。
誘導体(以下、単に「イミダゾール誘導体」と言うこと
がある)は、その優れた胃酸分泌抑制作用及び細胞保護
作用を有効に発揮するために経口投与することが好まし
い。
【0009】本発明者らはイミダゾール誘導体の安定性
について研究した結果、イミダゾール誘導体は通常の状
態での保存中には安定な化合物であるが、胃液のような
強い酸性(ヒトの胃内のpHは通常1.2であり、ウマ
の胃内のpHは通常2〜4である)の媒体中に溶解した
原体は極めて不安定であり、分解し易いことを見出し
た。従って、イミダゾール誘導体を通常の製剤方法で製
剤したものを経口投与した場合には、強酸性の胃で大部
分が分解してしまう。
について研究した結果、イミダゾール誘導体は通常の状
態での保存中には安定な化合物であるが、胃液のような
強い酸性(ヒトの胃内のpHは通常1.2であり、ウマ
の胃内のpHは通常2〜4である)の媒体中に溶解した
原体は極めて不安定であり、分解し易いことを見出し
た。従って、イミダゾール誘導体を通常の製剤方法で製
剤したものを経口投与した場合には、強酸性の胃で大部
分が分解してしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、酸性条件下で不
安定な薬剤については、胃の中で溶解しないようなコー
ティング剤を施して腸溶性の製剤にして、胃の中で薬剤
が露出しないように配慮されていた。しかしながら、一
般式(I)で表されるイミダゾール誘導体はその効能か
ら胃溶性の製剤が望ましい。
安定な薬剤については、胃の中で溶解しないようなコー
ティング剤を施して腸溶性の製剤にして、胃の中で薬剤
が露出しないように配慮されていた。しかしながら、一
般式(I)で表されるイミダゾール誘導体はその効能か
ら胃溶性の製剤が望ましい。
【0011】本発明の目的は、一般式(I)で表される
イミダゾール誘導体が、胃の中で溶解しても実質的に分
解することなくその優れた胃酸分泌抑制作用及び細胞保
護作用を有効に発揮する、イミダゾール誘導体を含有す
る胃溶性抗潰瘍剤を提供することにある。
イミダゾール誘導体が、胃の中で溶解しても実質的に分
解することなくその優れた胃酸分泌抑制作用及び細胞保
護作用を有効に発揮する、イミダゾール誘導体を含有す
る胃溶性抗潰瘍剤を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
(I):
(I):
【0013】
【化4】
【0014】[式中、R1 は、水素原子、炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基(ただし、そのアルキル基は炭素
原子1〜4個を有する)、又はハロゲン原子を有する炭
素数1〜8のアルキル基であり、R2 は、水素原子、炭
素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキ
ル基、アリール基、アラルキル基(ただし、そのアルキ
ル基は炭素数1〜4である)、炭素数1〜4のアルコキ
シル基を有する炭素数2〜6のアルキル基又はハロゲン
原子を有する炭素数1〜8のアルキル基であり、あるい
は、R1 とR2とが結合してR1 及びR2 が結合してい
る窒素原子と共に環を形成してもよく、R3 、R4 、R
5 及びR6 は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン
原子、低級アルコキシル基、アラルキルオキシ基、低級
アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、
アミノ基、アシル基、フッ素置換低級アルキル基、又は
フッ素置換低級アルコキシル基であり、また、R3 はR
2 と結合してR2 が結合している窒素原子及びR3 が結
合しているフェニル基の炭素原子と共に環を形成しても
よく、R7 は、水素原子、置換基としてアリール基、水
酸基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原子で置
換されていてもよい低級アルキル基、置換基として低級
アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原
子で置換されていてもよいアリール基、置換基として低
級アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン
原子で置換されていてもよいアリールカルボニル基、又
は硫黄原子を含む複素環基であり、R8 及びR9 は、同
一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシル基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
基、ニトロ基、アミノ基、アシル基、フッ素置換アルキ
ル基、フッ素置換アルコキシル基、又は、置換基として
低級アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲ
ン原子で置換されていてもよいアリール基、あるいは、
R8 とR9 とが結合してR8 及びR9 が結合している炭
素原子と共に環(但し、芳香環を除く)を形成してもよ
い]で表わされるイミダゾール誘導体と、該イミダゾー
ル誘導体に対して50重量%以上の塩基性物質とを含有
することを特徴とする胃溶性抗潰瘍剤である。
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基(ただし、そのアルキル基は炭素
原子1〜4個を有する)、又はハロゲン原子を有する炭
素数1〜8のアルキル基であり、R2 は、水素原子、炭
素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキ
ル基、アリール基、アラルキル基(ただし、そのアルキ
ル基は炭素数1〜4である)、炭素数1〜4のアルコキ
シル基を有する炭素数2〜6のアルキル基又はハロゲン
原子を有する炭素数1〜8のアルキル基であり、あるい
は、R1 とR2とが結合してR1 及びR2 が結合してい
る窒素原子と共に環を形成してもよく、R3 、R4 、R
5 及びR6 は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン
原子、低級アルコキシル基、アラルキルオキシ基、低級
アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、
アミノ基、アシル基、フッ素置換低級アルキル基、又は
フッ素置換低級アルコキシル基であり、また、R3 はR
2 と結合してR2 が結合している窒素原子及びR3 が結
合しているフェニル基の炭素原子と共に環を形成しても
よく、R7 は、水素原子、置換基としてアリール基、水
酸基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原子で置
換されていてもよい低級アルキル基、置換基として低級
アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原
子で置換されていてもよいアリール基、置換基として低
級アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン
原子で置換されていてもよいアリールカルボニル基、又
は硫黄原子を含む複素環基であり、R8 及びR9 は、同
一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシル基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
基、ニトロ基、アミノ基、アシル基、フッ素置換アルキ
ル基、フッ素置換アルコキシル基、又は、置換基として
低級アルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲ
ン原子で置換されていてもよいアリール基、あるいは、
R8 とR9 とが結合してR8 及びR9 が結合している炭
素原子と共に環(但し、芳香環を除く)を形成してもよ
い]で表わされるイミダゾール誘導体と、該イミダゾー
ル誘導体に対して50重量%以上の塩基性物質とを含有
することを特徴とする胃溶性抗潰瘍剤である。
【0015】本発明の好適な態様は下記の通りである。 (1)上記塩基性物質が、水酸化アルミナマグネシウ
ム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、酸化マグネシウム、
水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナト
リウム、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
水酸化カルシウム、炭酸ナトリウムのような無機塩基性
物質、又は有機カルボン酸のナトリウム若しくはカリウ
ム塩のような有機塩基性物質、又はこれらの混合物であ
ることを特徴とする上記の胃溶性抗潰瘍剤。
ム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、酸化マグネシウム、
水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナト
リウム、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
水酸化カルシウム、炭酸ナトリウムのような無機塩基性
物質、又は有機カルボン酸のナトリウム若しくはカリウ
ム塩のような有機塩基性物質、又はこれらの混合物であ
ることを特徴とする上記の胃溶性抗潰瘍剤。
【0016】(2)上記イミダゾール誘導体に対して5
0〜1000重量%の塩基性物質を含有することを特徴
とする上記の胃溶性抗潰瘍剤。
0〜1000重量%の塩基性物質を含有することを特徴
とする上記の胃溶性抗潰瘍剤。
【0017】本発明に於ける一般式(I)で表されるイ
ミダゾール誘導体は、特開平2−138263号公報及
び特開平3−163065号公報に記載されていて公知
であり、イミダゾール誘導体の製造方法、薬理効果、具
体的化合物等についてもこれらの公報に記載されてい
る。
ミダゾール誘導体は、特開平2−138263号公報及
び特開平3−163065号公報に記載されていて公知
であり、イミダゾール誘導体の製造方法、薬理効果、具
体的化合物等についてもこれらの公報に記載されてい
る。
【0018】本発明に於ける塩基性物質は無機の塩基性
物質であっても有機の塩基性物質であってもよい。
物質であっても有機の塩基性物質であってもよい。
【0019】無機の塩基性物質としては、アルカリ金
属、アルカリ土類金属又はアルミニウムからなる群より
選ばれる金属の水酸化物又は無機弱酸との塩が好まし
い。これらの金属の水酸化物の例としては、水酸化アル
ミナマグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、水酸化ナトリウム等を挙げることができる。金
属の無機弱酸との塩の例としては、炭酸カリウム、炭酸
カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウムな
どの炭酸塩;リン酸一水素カリウム、リン酸カリウム、
リン酸カルシウム、リン酸ナトリウムなどリン酸塩;水
酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物、水酸化
アルミニウム・炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム共沈
物などの水酸化物と炭酸塩との共沈物等を挙げることが
できる。
属、アルカリ土類金属又はアルミニウムからなる群より
選ばれる金属の水酸化物又は無機弱酸との塩が好まし
い。これらの金属の水酸化物の例としては、水酸化アル
ミナマグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、水酸化ナトリウム等を挙げることができる。金
属の無機弱酸との塩の例としては、炭酸カリウム、炭酸
カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウムな
どの炭酸塩;リン酸一水素カリウム、リン酸カリウム、
リン酸カルシウム、リン酸ナトリウムなどリン酸塩;水
酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物、水酸化
アルミニウム・炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム共沈
物などの水酸化物と炭酸塩との共沈物等を挙げることが
できる。
【0020】無機の塩基性物質として特に好ましいもの
は、水酸化アルミナマグネシウム(協和化学工業株式会
社:登録商標サナルミン)、乾燥水酸化アルミニウムゲ
ル、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、炭酸水素ナトリウム、合成ヒドロタルサイト
(協和化学工業株式会社:登録商標アルカマック)、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学工業株式会
社:登録商標ノイシリン)、重炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム等であ
る。
は、水酸化アルミナマグネシウム(協和化学工業株式会
社:登録商標サナルミン)、乾燥水酸化アルミニウムゲ
ル、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、炭酸水素ナトリウム、合成ヒドロタルサイト
(協和化学工業株式会社:登録商標アルカマック)、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学工業株式会
社:登録商標ノイシリン)、重炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム等であ
る。
【0021】有機の塩基性物質としては、アルカリ金
属、アルカリ土類金属又はアルミニウムからなる群より
選ばれる金属又はアミンと有機酸との塩、塩基性アミノ
酸、アミンなどが好ましい。
属、アルカリ土類金属又はアルミニウムからなる群より
選ばれる金属又はアミンと有機酸との塩、塩基性アミノ
酸、アミンなどが好ましい。
【0022】上記の塩を形成するために用いられる有機
酸としては、脂肪酸(例、炭素数12〜22の脂肪
酸)、安息香酸、アルギン酸、エデト酸、クエン酸、グ
リチルリチン酸、グルコン酸、コハク酸、フマル酸、乳
酸、カルボキシメチルセルロース及びグリシン、アラニ
ン等の天然のアミノ酸を挙げることができる。
酸としては、脂肪酸(例、炭素数12〜22の脂肪
酸)、安息香酸、アルギン酸、エデト酸、クエン酸、グ
リチルリチン酸、グルコン酸、コハク酸、フマル酸、乳
酸、カルボキシメチルセルロース及びグリシン、アラニ
ン等の天然のアミノ酸を挙げることができる。
【0023】上記の塩を形成するために用いられるアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、およびア
ミンの例としては、ナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、アルミニウム、ジイソプロパノール
アミン、ジフェニルアミン、エタノールアミン、ベンジ
ルアミン等を挙げることができる。
カリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、およびア
ミンの例としては、ナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、アルミニウム、ジイソプロパノール
アミン、ジフェニルアミン、エタノールアミン、ベンジ
ルアミン等を挙げることができる。
【0024】塩基性アミノ酸の例としてはヒスチジン、
そしてアミンの例としてはジイソプロパノールアミン、
ジフェニルアミン、エタノールアミン、ベンジルアミン
等を挙げることができる。
そしてアミンの例としてはジイソプロパノールアミン、
ジフェニルアミン、エタノールアミン、ベンジルアミン
等を挙げることができる。
【0025】有機の塩基性物質として特に好ましいもの
は、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアルミニウム
からなる群より選ばれる金属と有機酸との塩、例えば、
酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン酸ナトリウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、酒石酸カリウム、クエ
ン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、乳酸カルシウ
ム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、各種アミ
ノ酸のナトリウム塩等である。
は、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアルミニウム
からなる群より選ばれる金属と有機酸との塩、例えば、
酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン酸ナトリウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、酒石酸カリウム、クエ
ン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、乳酸カルシウ
ム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、各種アミ
ノ酸のナトリウム塩等である。
【0026】無機の塩基性物質を2種以上組み合わせて
使用してもよく、有機の塩基性物質を2種以上組み合わ
せて使用してもよく、更に、無機の塩基性物質と有機の
塩基性物質とを組み合わせて使用してもよい。
使用してもよく、有機の塩基性物質を2種以上組み合わ
せて使用してもよく、更に、無機の塩基性物質と有機の
塩基性物質とを組み合わせて使用してもよい。
【0027】上記の塩基性物質のうちの極く一部の物質
には、従来滑沢剤や崩壊剤として製剤中に含有されてい
るものがある。しかしながら滑沢剤は薬剤に対して極め
て少量(普通、薬剤の15重量%以下の量)であって、
本発明に於ける塩基性物質の含有量に比べて非常に少な
いものである。
には、従来滑沢剤や崩壊剤として製剤中に含有されてい
るものがある。しかしながら滑沢剤は薬剤に対して極め
て少量(普通、薬剤の15重量%以下の量)であって、
本発明に於ける塩基性物質の含有量に比べて非常に少な
いものである。
【0028】即ち、本発明の胃溶性抗潰瘍剤は、イミダ
ゾール誘導体に対して50重量%以上、好ましくは50
〜1000重量%の、更に好ましくは100〜500重
量%の塩基性物質を含有するものである。塩基性物質の
含有量が上記範囲よりも小さいと、胃の中でのイミダゾ
ール誘導体の安定性が低下し、イミダゾール誘導体の作
用効率が低下する。また、塩基性物質の含有量が大き過
ぎると、含量が増えて服用し難くなると共にコストの増
加になる。
ゾール誘導体に対して50重量%以上、好ましくは50
〜1000重量%の、更に好ましくは100〜500重
量%の塩基性物質を含有するものである。塩基性物質の
含有量が上記範囲よりも小さいと、胃の中でのイミダゾ
ール誘導体の安定性が低下し、イミダゾール誘導体の作
用効率が低下する。また、塩基性物質の含有量が大き過
ぎると、含量が増えて服用し難くなると共にコストの増
加になる。
【0029】本発明の胃溶性抗潰瘍剤の製剤は、一般式
(I)で表されるイミダゾール誘導体及び塩基性物質
を、通常使用される賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、
色素、希釈剤などと共に混合し、通常の製剤方法を使用
して、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、シロ
ップ剤等のような経口投与剤にすることによって行うこ
とができる。賦形剤としては、ブドウ糖、乳糖などが、
崩壊剤としては、デンプン、カルボキシメチルセルロー
スカルシウムなどが、滑沢剤としては、ステアリン酸マ
グネシウム、タルクなどが、結合剤としては、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ゼラチン、ポリビニルピロリド
ンなどが用いられる。
(I)で表されるイミダゾール誘導体及び塩基性物質
を、通常使用される賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、
色素、希釈剤などと共に混合し、通常の製剤方法を使用
して、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、シロ
ップ剤等のような経口投与剤にすることによって行うこ
とができる。賦形剤としては、ブドウ糖、乳糖などが、
崩壊剤としては、デンプン、カルボキシメチルセルロー
スカルシウムなどが、滑沢剤としては、ステアリン酸マ
グネシウム、タルクなどが、結合剤としては、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ゼラチン、ポリビニルピロリド
ンなどが用いられる。
【0030】投与量は、通常成人において、経口投与で
1日約10mg〜500mgであるが、年令、症状等に
より増減することができる。
1日約10mg〜500mgであるが、年令、症状等に
より増減することができる。
【0031】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0032】[実施例1] (1) 2−[(2−イソブチルアミノ)ベンジルスル
フィニル]イミダゾール(イミダゾール誘導体A)の合
成
フィニル]イミダゾール(イミダゾール誘導体A)の合
成
【0033】(i)2−[(2−イソブチルアミノ)ベ
ンジルチオ]イミダゾール 2−メルカプトイミダゾール(427mg)のエタノー
ル(5ml)溶液に、室温で2−イソブチルアミノベン
ジルクロリド・塩酸塩(1.0g)を約5分で加えた。
得られた均一溶液を、室温で1時間撹拌した後、エタノ
ールを40℃以下で減圧留去し、残渣に水を少量及び飽
和重曹水を加えさらにクロロホルムを加えて、抽出し、
芒硝乾燥させ減圧留去し、標題化合物1.05g(収率
94%)を白色結晶性粉末として得た。
ンジルチオ]イミダゾール 2−メルカプトイミダゾール(427mg)のエタノー
ル(5ml)溶液に、室温で2−イソブチルアミノベン
ジルクロリド・塩酸塩(1.0g)を約5分で加えた。
得られた均一溶液を、室温で1時間撹拌した後、エタノ
ールを40℃以下で減圧留去し、残渣に水を少量及び飽
和重曹水を加えさらにクロロホルムを加えて、抽出し、
芒硝乾燥させ減圧留去し、標題化合物1.05g(収率
94%)を白色結晶性粉末として得た。
【0034】IRν(KBr):cm-1 3390,2950,1605,1515,1460,
1420,1315,1100,750.1 H−NMR(CDCl3 ) δ=0.88 (d,6H,J=7Hz) 1.84 (m,1H) 2.84 (d,2H,J=7Hz) 4.12 (s,2H) 6.2-7.1 (m,6H)
1420,1315,1100,750.1 H−NMR(CDCl3 ) δ=0.88 (d,6H,J=7Hz) 1.84 (m,1H) 2.84 (d,2H,J=7Hz) 4.12 (s,2H) 6.2-7.1 (m,6H)
【0035】(ii)2−[(2−イソブチルアミノ)ベ
ンジルスルフィニル]イミダゾール 上記(i)で得た2−[(2−イソブチルアミノ)ベン
ジルチオ]イミダゾール(1g)、クロロホルム(40
ml)及びメタノール(10ml)の混合液に、氷冷下
m−クロロ過安息香酸(等モル)を少量ずつ添加し、T
LCで反応が終了したことを確認し飽和重曹水を加えて
アルカリ性にした。クロロホルムを加えて抽出し、0.
1NNaOH10mlで3回、20mlで1回、目的物
を水層へ抽出した。この4フラクションを別々に20%
塩化アンモニウム水溶液でアンモニアアルカリ性にし、
析出した結晶をそれぞれ濾取し、エーテルで十分洗浄し
乾燥し、標題化合物0.6g(収率56.5%)を白色
結晶として得た。
ンジルスルフィニル]イミダゾール 上記(i)で得た2−[(2−イソブチルアミノ)ベン
ジルチオ]イミダゾール(1g)、クロロホルム(40
ml)及びメタノール(10ml)の混合液に、氷冷下
m−クロロ過安息香酸(等モル)を少量ずつ添加し、T
LCで反応が終了したことを確認し飽和重曹水を加えて
アルカリ性にした。クロロホルムを加えて抽出し、0.
1NNaOH10mlで3回、20mlで1回、目的物
を水層へ抽出した。この4フラクションを別々に20%
塩化アンモニウム水溶液でアンモニアアルカリ性にし、
析出した結晶をそれぞれ濾取し、エーテルで十分洗浄し
乾燥し、標題化合物0.6g(収率56.5%)を白色
結晶として得た。
【0036】IRν(KBr):cm-1 3360,3340,3160,2950,1600,
1580,1515,1465,1315,1020,
740.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.02 (d,6H,J=7Hz) 1.94 (m,1H) 2.90 (d,2H,J=7Hz) 4.32 (d,1H,J=13Hz) 4.54 (d,1H,J=13Hz) 6.4-7.3 (m,4H) 7.24 (s,2H) 融点:132〜133℃(分解)
1580,1515,1465,1315,1020,
740.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.02 (d,6H,J=7Hz) 1.94 (m,1H) 2.90 (d,2H,J=7Hz) 4.32 (d,1H,J=13Hz) 4.54 (d,1H,J=13Hz) 6.4-7.3 (m,4H) 7.24 (s,2H) 融点:132〜133℃(分解)
【0037】イミダゾール誘導体Aが胃粘膜細胞保護作
用を有することを下記のHCl−エタノール損傷モデル
により示す。 [実験方法]SD系ラットを24時間絶食させ後、15
0mM HCl−60%エタノールを1ml/200g
体重の割合で経口投与した。1時間後に動物をエーテル
致死せしめ胃を摘出した。ホルマリン処置後、腺胃部に
発生した損傷の長さ(mm)を解剖顕微鏡下(10倍
率)にて測定し、一匹当りの総和を算出した。イミダゾ
ール誘導体AはHCl−エタノール投与の30分前に経
口投与した。 [実験結果]イミダゾール誘導体Aは、用量依存的にH
Cl−エタノール損傷を抑制し、30mg/kg以上で
有意な抑制作用を示した。ED50値は3.6mg/kg
であった。
用を有することを下記のHCl−エタノール損傷モデル
により示す。 [実験方法]SD系ラットを24時間絶食させ後、15
0mM HCl−60%エタノールを1ml/200g
体重の割合で経口投与した。1時間後に動物をエーテル
致死せしめ胃を摘出した。ホルマリン処置後、腺胃部に
発生した損傷の長さ(mm)を解剖顕微鏡下(10倍
率)にて測定し、一匹当りの総和を算出した。イミダゾ
ール誘導体AはHCl−エタノール投与の30分前に経
口投与した。 [実験結果]イミダゾール誘導体Aは、用量依存的にH
Cl−エタノール損傷を抑制し、30mg/kg以上で
有意な抑制作用を示した。ED50値は3.6mg/kg
であった。
【0038】(2) 胃溶性抗潰瘍剤の製造
【0039】イミダゾール誘導体A、乳糖、結晶セルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)及
び水酸化アルミナマグネシウムを混合し、攪拌しながら
5%ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−SL)水
溶液を添加して練合し、得られた造粒物を乾燥機で乾燥
した後、16メッシュ篩で整粒し、ステアリン酸マグネ
シウムと十分に混合し、ロータリー打錠機で圧縮し錠剤
にした。
ース、ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)及
び水酸化アルミナマグネシウムを混合し、攪拌しながら
5%ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−SL)水
溶液を添加して練合し、得られた造粒物を乾燥機で乾燥
した後、16メッシュ篩で整粒し、ステアリン酸マグネ
シウムと十分に混合し、ロータリー打錠機で圧縮し錠剤
にした。
【0040】(3)酸性溶液中の薬剤の残存率 上記のようにして得られた錠剤(実施例1錠剤)を、日
本薬局方第一液(pH=1.2、以下、単に第一液とい
う)及びpH=2.0の溶液(以下、単にpH2溶液と
いう)中に溶解し、溶液中のイミダゾール誘導体Aの残
存率(イミダゾール誘導体Aの未分解率)の経時変化を
下記の方法により測定した。
本薬局方第一液(pH=1.2、以下、単に第一液とい
う)及びpH=2.0の溶液(以下、単にpH2溶液と
いう)中に溶解し、溶液中のイミダゾール誘導体Aの残
存率(イミダゾール誘導体Aの未分解率)の経時変化を
下記の方法により測定した。
【0041】[残存率測定方法]試験液として第一液6
0mlをビーカーに入れ37℃に維持し、第一液に実施
例1錠剤1個を入れる。所定時間(15分、30分及び
60分)振盪した後、ビーカー内の液に0.1N水酸化
ナトリウムのメタノール溶液60mlを添加し混合す
る。この液をメスフラスコに入れ、これにメタノールを
加えて正確に500mlにして、試料溶液とする。
0mlをビーカーに入れ37℃に維持し、第一液に実施
例1錠剤1個を入れる。所定時間(15分、30分及び
60分)振盪した後、ビーカー内の液に0.1N水酸化
ナトリウムのメタノール溶液60mlを添加し混合す
る。この液をメスフラスコに入れ、これにメタノールを
加えて正確に500mlにして、試料溶液とする。
【0042】別に、イミダゾール誘導体A約0.080
gを精密に秤量し、これにメタノールを加えて溶解して
正確に250mlにして標準溶液とする。
gを精密に秤量し、これにメタノールを加えて溶解して
正確に250mlにして標準溶液とする。
【0043】試料溶液及び標準溶液5μlを使用して、
液体クロマトグラフィーにより得られたピーク面積か
ら、試料溶液中のイミダゾール誘導体Aの量を測定し、
第一液中のイミダゾール誘導体Aの残存率を算出する。
なお、第一液は、日本薬局方に準じて、塩化ナトリウム
2.0gに塩酸7.0ml及び水を加えて溶解し、全容
積を1000mlにする。この液は無色透明で、そのp
Hは約1.2である。
液体クロマトグラフィーにより得られたピーク面積か
ら、試料溶液中のイミダゾール誘導体Aの量を測定し、
第一液中のイミダゾール誘導体Aの残存率を算出する。
なお、第一液は、日本薬局方に準じて、塩化ナトリウム
2.0gに塩酸7.0ml及び水を加えて溶解し、全容
積を1000mlにする。この液は無色透明で、そのp
Hは約1.2である。
【0044】上記液体クロマトグラフィーの操作条件は
下記の通りである。 検出器:紫外吸光光度計(測定波長265nm) カラム:ODS(YMCpack A−302、4.6 ×150
mm) カラム温度:室温 移動相:アセトニトリル・pH7.0リン酸緩衝液混液
(5:4) 流量:1.1ml/分
下記の通りである。 検出器:紫外吸光光度計(測定波長265nm) カラム:ODS(YMCpack A−302、4.6 ×150
mm) カラム温度:室温 移動相:アセトニトリル・pH7.0リン酸緩衝液混液
(5:4) 流量:1.1ml/分
【0045】第一液の代わりにpH2溶液(塩化ナトリ
ウム2.0gに水900mlを加えて溶解し、この溶液
に0.1N塩酸を加えてpH=2.0に調整した後、水
を加えて全容積を1000mlにする)を使用した他
は、上記と同様にしてpH2溶液中のイミダゾール誘導
体Aの残存率を算出する。
ウム2.0gに水900mlを加えて溶解し、この溶液
に0.1N塩酸を加えてpH=2.0に調整した後、水
を加えて全容積を1000mlにする)を使用した他
は、上記と同様にしてpH2溶液中のイミダゾール誘導
体Aの残存率を算出する。
【0046】実施例1錠剤を第一液及びpH2溶液に溶
解した場合の、15分、30分及び60分後のイミダゾ
ール誘導体Aの残存率(3個の錠剤の平均値)を表1に
示す。
解した場合の、15分、30分及び60分後のイミダゾ
ール誘導体Aの残存率(3個の錠剤の平均値)を表1に
示す。
【0047】なお、実施例1錠剤について、日本薬局方
の崩壊試験法に準じて崩壊時間を測定した(6個の錠剤
について2回繰り返した)ところ、平均崩壊時間は11
分間であり、錠剤の崩壊時間はイミダゾール誘導体Aの
残存率に殆ど影響を与えていない。
の崩壊試験法に準じて崩壊時間を測定した(6個の錠剤
について2回繰り返した)ところ、平均崩壊時間は11
分間であり、錠剤の崩壊時間はイミダゾール誘導体Aの
残存率に殆ど影響を与えていない。
【0048】[比較例1]
【0049】上記の処方に於いて、ヒドロキシプロピル
セルロース及びステアリン酸マグネシウムは滑沢剤とし
て使用したもので、この処方は一般的な錠剤の処方であ
る。
セルロース及びステアリン酸マグネシウムは滑沢剤とし
て使用したもので、この処方は一般的な錠剤の処方であ
る。
【0050】処方を上記のように変えた他は、実施例1
に於けると同様にして錠剤(比較例1錠剤)を製造し
た。
に於けると同様にして錠剤(比較例1錠剤)を製造し
た。
【0051】得られた比較例1錠剤について、実施例1
に於けると同様の試験方法により酸性溶液中の薬剤の残
存率を測定した。その結果を表1に示す。なお、比較例
1錠剤について、日本薬局方の崩壊試験法に準じて崩壊
時間を測定した(6個の錠剤について2回繰り返した)
ところ、平均崩壊時間は5分間であり、錠剤の崩壊時間
はイミダゾール誘導体Aの残存率に殆ど影響を与えてい
ない。
に於けると同様の試験方法により酸性溶液中の薬剤の残
存率を測定した。その結果を表1に示す。なお、比較例
1錠剤について、日本薬局方の崩壊試験法に準じて崩壊
時間を測定した(6個の錠剤について2回繰り返した)
ところ、平均崩壊時間は5分間であり、錠剤の崩壊時間
はイミダゾール誘導体Aの残存率に殆ど影響を与えてい
ない。
【0052】
【表1】
【0053】表1のデータから、第一液中で比較例1錠
剤は、15分後にイミダゾール誘導体Aの残存率は僅か
に15%であり、30分後にはイミダゾール誘導体Aは
殆ど残っていないのに対して、実施例1錠剤は、15分
後にイミダゾール誘導体Aは63%残存し、60分後で
も32%残存しており、実施例1錠剤は比較例1錠剤に
比べて酸性条件下でイミダゾール誘導体を著しく安定に
保持させていることが明らかである。pH2溶液中で
も、比較例1錠剤ではイミダゾール誘導体Aの大部分が
分解しているのに対して、実施例1錠剤はイミダゾール
誘導体Aを殆ど全部安定に保持しており、本発明の錠剤
の顕著な効果が明らかである。
剤は、15分後にイミダゾール誘導体Aの残存率は僅か
に15%であり、30分後にはイミダゾール誘導体Aは
殆ど残っていないのに対して、実施例1錠剤は、15分
後にイミダゾール誘導体Aは63%残存し、60分後で
も32%残存しており、実施例1錠剤は比較例1錠剤に
比べて酸性条件下でイミダゾール誘導体を著しく安定に
保持させていることが明らかである。pH2溶液中で
も、比較例1錠剤ではイミダゾール誘導体Aの大部分が
分解しているのに対して、実施例1錠剤はイミダゾール
誘導体Aを殆ど全部安定に保持しており、本発明の錠剤
の顕著な効果が明らかである。
【0054】[実施例2]実施例1に於けるイミダゾー
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[4,6−ジメチル
−2−(2−エトキシエチルアミノ)−5−メトキシベ
ンジルスルフィニル]イミダゾール(イミダゾール誘導
体B)を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3350,3140,2900,2850,1610,
1580,1500,1455,1410,1340,
1240,1120,1095,1020,1005,
960,860,820,780.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.24 (t,3H,J=8Hz) 2.15 (s,3H) 2.26 (s,3H) 3.30 (t,2H,J=5Hz) 3.62 (s,3H) 3.4-3.8 (m,4H) 4.35 (d,1H,J=14Hz) 4.60 (d,1H,J=14Hz) 6.46 (s,1H) 7.25 (s,2H) 融点:117〜118℃(分解)
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[4,6−ジメチル
−2−(2−エトキシエチルアミノ)−5−メトキシベ
ンジルスルフィニル]イミダゾール(イミダゾール誘導
体B)を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3350,3140,2900,2850,1610,
1580,1500,1455,1410,1340,
1240,1120,1095,1020,1005,
960,860,820,780.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.24 (t,3H,J=8Hz) 2.15 (s,3H) 2.26 (s,3H) 3.30 (t,2H,J=5Hz) 3.62 (s,3H) 3.4-3.8 (m,4H) 4.35 (d,1H,J=14Hz) 4.60 (d,1H,J=14Hz) 6.46 (s,1H) 7.25 (s,2H) 融点:117〜118℃(分解)
【0055】イミダゾール誘導体Aの代わりにイミダゾ
ール誘導体Bを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例2錠剤を製造した。実施例2錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Bの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
ール誘導体Bを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例2錠剤を製造した。実施例2錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Bの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
【0056】[実施例3]実施例1に於けるイミダゾー
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[2−(2−エトキ
シエチルアミノ)−5−メトキシベンジルスルフィニ
ル]イミダゾール(イミダゾール誘導体C)を合成し
た。 IRν(KBr):cm-1 3350,2960,2850,2750,1515,
1440,1420,1290,1230,1205,
1110,1030,960,800,765,49
5.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.22 (t,3H,J=7Hz) 3.19 (m,2H) 3.5-3.8 (m,4H) 3.61 (s,3H) 4.22 (d,1H,J=14Hz) 4.57 (d,1H,J=14Hz) 6.34 (d,1H,J=3Hz) 6.62 (d,1H,J=9Hz) 6.75 (dd,1H,J=3,9Hz) 7.16 (s,2H) 11.32 (bs,1H) 融点:120.5〜122℃(分解)
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[2−(2−エトキ
シエチルアミノ)−5−メトキシベンジルスルフィニ
ル]イミダゾール(イミダゾール誘導体C)を合成し
た。 IRν(KBr):cm-1 3350,2960,2850,2750,1515,
1440,1420,1290,1230,1205,
1110,1030,960,800,765,49
5.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.22 (t,3H,J=7Hz) 3.19 (m,2H) 3.5-3.8 (m,4H) 3.61 (s,3H) 4.22 (d,1H,J=14Hz) 4.57 (d,1H,J=14Hz) 6.34 (d,1H,J=3Hz) 6.62 (d,1H,J=9Hz) 6.75 (dd,1H,J=3,9Hz) 7.16 (s,2H) 11.32 (bs,1H) 融点:120.5〜122℃(分解)
【0057】イミダゾール誘導体Aの代わりにイミダゾ
ール誘導体Cを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例3錠剤を製造した。実施例3錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Cの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
ール誘導体Cを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例3錠剤を製造した。実施例3錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Cの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
【0058】[実施例4]実施例1に於けるイミダゾー
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[2−(2−エトキ
シエチルアミノ)−4−メチルベンジルスルフィニル]
イミダゾール(イミダゾール誘導体D)を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3390,2970,2900,1610,1580,
1530,1310,1300,1130,1115,
1100,1000,940,885.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.25 (t,3H,J=7Hz) 2.27 (s,3H) 3.56 (t,2H,J=5Hz) 3.59 (q,2H,J=7Hz) 3.69 (t,2H,J=5Hz) 4.29 (d,1H,J=14Hz) 4.53 (d,1H,J=14Hz) 6.3-6.7 (m,3H) 7.22 (s,2H) 融点:139〜142℃(分解)
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[2−(2−エトキ
シエチルアミノ)−4−メチルベンジルスルフィニル]
イミダゾール(イミダゾール誘導体D)を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3390,2970,2900,1610,1580,
1530,1310,1300,1130,1115,
1100,1000,940,885.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.25 (t,3H,J=7Hz) 2.27 (s,3H) 3.56 (t,2H,J=5Hz) 3.59 (q,2H,J=7Hz) 3.69 (t,2H,J=5Hz) 4.29 (d,1H,J=14Hz) 4.53 (d,1H,J=14Hz) 6.3-6.7 (m,3H) 7.22 (s,2H) 融点:139〜142℃(分解)
【0059】イミダゾール誘導体Aの代わりにイミダゾ
ール誘導体Dを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例4錠剤を製造した。実施例4錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Dの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
ール誘導体Dを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例4錠剤を製造した。実施例4錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Dの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
【0060】[実施例5]実施例1に於けるイミダゾー
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[2−(2−エトキ
シエチルアミノ)−6−メチルベンジルスルフィニル]
イミダゾール(イミダゾール誘導体E)を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3360,2970,2860,1585,1520,
1480,1435,1320,1125,1105,
1095,1020,770,750.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.23 (t,3H,J=7Hz) 2.22 (s,3H) 3.26 (t,2H,J=5Hz) 3.58 (q,2H,J=7Hz) 3.71 (t,2H,J=5Hz) 4.39 (d,1H,J=14Hz) 4.63 (d,1H,J=14Hz) 6.4-7.2 (m,3H) 7.27 (s,2H) 融点:101〜102℃(分解)
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[2−(2−エトキ
シエチルアミノ)−6−メチルベンジルスルフィニル]
イミダゾール(イミダゾール誘導体E)を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3360,2970,2860,1585,1520,
1480,1435,1320,1125,1105,
1095,1020,770,750.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=1.23 (t,3H,J=7Hz) 2.22 (s,3H) 3.26 (t,2H,J=5Hz) 3.58 (q,2H,J=7Hz) 3.71 (t,2H,J=5Hz) 4.39 (d,1H,J=14Hz) 4.63 (d,1H,J=14Hz) 6.4-7.2 (m,3H) 7.27 (s,2H) 融点:101〜102℃(分解)
【0061】イミダゾール誘導体Aの代わりにイミダゾ
ール誘導体Eを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例5錠剤を製造した。実施例5錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Eの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
ール誘導体Eを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例5錠剤を製造した。実施例5錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Eの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
【0062】[実施例6]実施例1に於けるイミダゾー
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[5−メトキシ−2
−(2−メトキシエチルアミノ)ベンジルスルフィニ
ル]イミダゾール(イミダゾール誘導体F)を合成し
た。 IRν(KBr):cm-1 3360,3330,2890,1515,1290,
1240,1215,1110,1100,1015,
980.1 H−NMR(CDCl3 ) δ=3.20 (m,2H) 3.38 (s,3H) 3.61 (s,3H) 3.60 (m,2H) 4.22 (d,1H,J=14Hz) 4.57 (d,1H,J=14Hz) 6.35 (d,1H,J=3Hz) 6.62 (d,1H,J=9Hz) 6.76 (dd,1H,J=3Hz,9Hz) 7.17 (s,2H) 融点:123.5〜124.5℃(分解)
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[5−メトキシ−2
−(2−メトキシエチルアミノ)ベンジルスルフィニ
ル]イミダゾール(イミダゾール誘導体F)を合成し
た。 IRν(KBr):cm-1 3360,3330,2890,1515,1290,
1240,1215,1110,1100,1015,
980.1 H−NMR(CDCl3 ) δ=3.20 (m,2H) 3.38 (s,3H) 3.61 (s,3H) 3.60 (m,2H) 4.22 (d,1H,J=14Hz) 4.57 (d,1H,J=14Hz) 6.35 (d,1H,J=3Hz) 6.62 (d,1H,J=9Hz) 6.76 (dd,1H,J=3Hz,9Hz) 7.17 (s,2H) 融点:123.5〜124.5℃(分解)
【0063】イミダゾール誘導体Aの代わりにイミダゾ
ール誘導体Fを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例6錠剤を製造した。実施例6錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Fの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
ール誘導体Fを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例6錠剤を製造した。実施例6錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Fの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
【0064】[実施例7]実施例1に於けるイミダゾー
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[5−メトキシ−2
−(2−メトキシエチルアミノ)−6−メチルベンジル
スルフィニル]イミダゾール(イミダゾール誘導体G)
を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3350,2900,1480,1460,1260,
1130,1100,1020,795,500.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=2.13 (s,3H) 3.1-3.3 (m,2H) 3.42 (s,3H) 3.76 (s,3H) 3.68 (t,2H,J=5Hz) 4.35 (d,1H,J=14Hz) 4.65 (d,1H,J=14Hz) 6.60 (d,1H,J=8Hz) 6.85 (d,1H,J=8Hz) 7.25 (s,2H) 融点:110〜111℃(分解)
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[5−メトキシ−2
−(2−メトキシエチルアミノ)−6−メチルベンジル
スルフィニル]イミダゾール(イミダゾール誘導体G)
を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3350,2900,1480,1460,1260,
1130,1100,1020,795,500.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=2.13 (s,3H) 3.1-3.3 (m,2H) 3.42 (s,3H) 3.76 (s,3H) 3.68 (t,2H,J=5Hz) 4.35 (d,1H,J=14Hz) 4.65 (d,1H,J=14Hz) 6.60 (d,1H,J=8Hz) 6.85 (d,1H,J=8Hz) 7.25 (s,2H) 融点:110〜111℃(分解)
【0065】イミダゾール誘導体Aの代わりにイミダゾ
ール誘導体Gを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例7錠剤を製造した。実施例7錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Gの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
ール誘導体Gを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例7錠剤を製造した。実施例7錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Gの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
【0066】[実施例8]実施例1に於けるイミダゾー
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[5−メトキシ−2
−(2−メトキシエチルアミノ)−4−メチルベンジル
スルフィニル]イミダゾール(イミダゾール誘導体H)
を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3400,2900,1520,1500,1465,
1410,1230,1110,1095,1000,
900,790,500.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=2.15 (s,3H) 3.27 (t,2H,J=5Hz) 3.43 (s,3H) 3.62 (s,3H) 3.62 (t,2H,J=5Hz) 4.26,4.55 (q,2H,J=14Hz) 6.27 (s,1H) 6.58 (s,1H) 7.22 (s,2H) 融点:112〜114℃(分解)
ル誘導体Aの合成法に準じて、2−[5−メトキシ−2
−(2−メトキシエチルアミノ)−4−メチルベンジル
スルフィニル]イミダゾール(イミダゾール誘導体H)
を合成した。 IRν(KBr):cm-1 3400,2900,1520,1500,1465,
1410,1230,1110,1095,1000,
900,790,500.1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1 v/v ) δ=2.15 (s,3H) 3.27 (t,2H,J=5Hz) 3.43 (s,3H) 3.62 (s,3H) 3.62 (t,2H,J=5Hz) 4.26,4.55 (q,2H,J=14Hz) 6.27 (s,1H) 6.58 (s,1H) 7.22 (s,2H) 融点:112〜114℃(分解)
【0067】イミダゾール誘導体Aの代わりにイミダゾ
ール誘導体Hを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例8錠剤を製造した。実施例8錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Hの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
ール誘導体Hを使用した他は実施例1に於けると同様に
して、実施例8錠剤を製造した。実施例8錠剤につい
て、実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液
中の薬剤の残存率を測定した。その結果、第一液及びp
H2溶液に於いてイミダゾール誘導体Hの残存率は実施
例1に於けると同様に高いものであった。
【0068】[実施例9]実施例1で使用したイミダゾ
ール誘導体Aを使用して、下記の処方により錠剤を製造
した。
ール誘導体Aを使用して、下記の処方により錠剤を製造
した。
【0069】イミダゾール誘導体A、乳糖、結晶セルロ
ース、カルメロースカルシウム及び水酸化マグネシウム
を混合し、以下実施例1に於けると同様にして錠剤を製
造した。この錠剤について、実施例1に於けると同様の
試験方法により酸性溶液中の薬剤の残存率を測定したと
ころ、第一液及びpH2溶液に於いてイミダゾール誘導
体Aの残存率は実施例1に於けると同様に高いものであ
った。
ース、カルメロースカルシウム及び水酸化マグネシウム
を混合し、以下実施例1に於けると同様にして錠剤を製
造した。この錠剤について、実施例1に於けると同様の
試験方法により酸性溶液中の薬剤の残存率を測定したと
ころ、第一液及びpH2溶液に於いてイミダゾール誘導
体Aの残存率は実施例1に於けると同様に高いものであ
った。
【0070】[実施例10]実施例1で使用したイミダ
ゾール誘導体Aを使用して、下記の処方によりカプセル
剤を製造した。
ゾール誘導体Aを使用して、下記の処方によりカプセル
剤を製造した。
【0071】イミダゾール誘導体A、乳糖、ヒドロキシ
プロピルセルロース(L−HPC)及び水酸化アルミニ
ウムゲルを混合し、以下実施例1に於けると同様にして
処理したものを、カプセルに充填して胃溶性抗潰瘍剤
(カプセル剤)を製造した。このカプセル剤について、
実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液中の
薬剤の残存率を測定したところ、第一液及びpH2溶液
に於いてイミダゾール誘導体Aの残存率は実施例1に於
けると同様に高いものであった。
プロピルセルロース(L−HPC)及び水酸化アルミニ
ウムゲルを混合し、以下実施例1に於けると同様にして
処理したものを、カプセルに充填して胃溶性抗潰瘍剤
(カプセル剤)を製造した。このカプセル剤について、
実施例1に於けると同様の試験方法により酸性溶液中の
薬剤の残存率を測定したところ、第一液及びpH2溶液
に於いてイミダゾール誘導体Aの残存率は実施例1に於
けると同様に高いものであった。
【0072】
【発明の効果】本発明の胃溶性抗潰瘍剤は、これに含ま
れる一般式(I)で表されるイミダゾール誘導体を胃の
中で溶解して、実質的に分解することなく胃壁に直接作
用させることができるという顕著に優れた効果を奏する
胃溶性抗潰瘍剤である。
れる一般式(I)で表されるイミダゾール誘導体を胃の
中で溶解して、実質的に分解することなく胃壁に直接作
用させることができるという顕著に優れた効果を奏する
胃溶性抗潰瘍剤である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、R1 は、水素原子、炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基(ただし、そのアルキル基は炭素原子1〜4
個を有する)、又はハロゲン原子を有する炭素数1〜8
のアルキル基であり、R2 は、水素原子、炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基(ただし、そのアルキル基は炭素
数1〜4である)、炭素数1〜4のアルコキシル基を有
する炭素数2〜6のアルキル基又はハロゲン原子を有す
る炭素数1〜8のアルキル基であり、あるいは、R1 と
R2とが結合してR1 及びR2 が結合している窒素原子
と共に環を形成してもよく、R3 、R4 、R5 及びR6
は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級
アルコキシル基、アラルキルオキシ基、低級アルキル
基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ
基、アシル基、フッ素置換低級アルキル基、又はフッ素
置換低級アルコキシル基であり、また、R3 はR2 と結
合してR2 が結合している窒素原子及びR3 が結合して
いるフェニル基の炭素原子と共に環を形成してもよく、
R7 は、水素原子、置換基としてアリール基、水酸基、
低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原子で置換され
ていてもよい低級アルキル基、置換基として低級アルキ
ル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原子で置
換されていてもよいアリール基、置換基として低級アル
キル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原子で
置換されていてもよいアリールカルボニル基、又は硫黄
原子を含む複素環基であり、R8 及びR9 は、同一又は
異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシル
基、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、ニ
トロ基、アミノ基、アシル基、フッ素置換アルキル基、
フッ素置換アルコキシル基、又は、置換基として低級ア
ルキル基、低級アルコキシル基、若しくはハロゲン原子
で置換されていてもよいアリール基、あるいは、R8 と
R9 とが結合してR8 及びR9 が結合している炭素原子
と共に環(但し、芳香環を除く)を形成してもよい]で
表わされるイミダゾール誘導体と、該イミダゾール誘導
体に対して50重量%以上の塩基性物質とを含有するこ
とを特徴とする胃溶性抗潰瘍剤。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4226433A JPH0656665A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | イミダゾール誘導体を含有する胃溶性抗潰瘍剤 |
| EP93112415A EP0584588A1 (en) | 1992-08-03 | 1993-08-03 | Anti-ulcer composition containing imidazole derivative |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4226433A JPH0656665A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | イミダゾール誘導体を含有する胃溶性抗潰瘍剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0656665A true JPH0656665A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16845041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4226433A Withdrawn JPH0656665A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | イミダゾール誘導体を含有する胃溶性抗潰瘍剤 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0584588A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0656665A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10989458B2 (en) | 2015-11-19 | 2021-04-27 | Blanctec Co., Ltd. | Cold storage unit, moving body, ice slurry supply system, cold storage article transport system, cold storage method for cold storage article, and transport method for cold storage article |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5840737A (en) | 1996-01-04 | 1998-11-24 | The Curators Of The University Of Missouri | Omeprazole solution and method for using same |
| US6489346B1 (en) | 1996-01-04 | 2002-12-03 | The Curators Of The University Of Missouri | Substituted benzimidazole dosage forms and method of using same |
| AU782538B2 (en) | 1999-10-20 | 2005-08-04 | Eisai Co. Ltd. | Method for stabilizing benzimidazole compounds |
| DK1482931T3 (da) | 2002-03-05 | 2011-12-19 | Transtech Pharma Inc | Mono- og bicycliske azolderivater der inhiberer interaktionen af ligander med RAGE |
| JP5805646B2 (ja) | 2009-09-30 | 2015-11-04 | ブイティーブイ・セラピューティクス・エルエルシー | アルツハイマー病の治療のための置換イミダゾール誘導体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1327010C (en) * | 1986-02-13 | 1994-02-15 | Tadashi Makino | Stabilized solid pharmaceutical composition containing antiulcer benzimidazole compound and its production |
| AU619444B2 (en) * | 1986-06-02 | 1992-01-30 | Nippon Chemiphar Co. Ltd. | 2-(2-aminobenzylsulfinyl)- benzimidazole derivatives |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP4226433A patent/JPH0656665A/ja not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-08-03 EP EP93112415A patent/EP0584588A1/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10989458B2 (en) | 2015-11-19 | 2021-04-27 | Blanctec Co., Ltd. | Cold storage unit, moving body, ice slurry supply system, cold storage article transport system, cold storage method for cold storage article, and transport method for cold storage article |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0584588A1 (en) | 1994-03-02 |
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Legal Events
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