JPH0656828A - トリオキサン誘導体及び化学発光方法 - Google Patents

トリオキサン誘導体及び化学発光方法

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Publication number
JPH0656828A
JPH0656828A JP22366392A JP22366392A JPH0656828A JP H0656828 A JPH0656828 A JP H0656828A JP 22366392 A JP22366392 A JP 22366392A JP 22366392 A JP22366392 A JP 22366392A JP H0656828 A JPH0656828 A JP H0656828A
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JP
Japan
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group
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butyldimethylsilyloxy
amino
carbon atoms
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Pending
Application number
JP22366392A
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English (en)
Inventor
Motohiro Mitani
元宏 三谷
Hideo Sawada
英夫 沢田
Yuko Yokoyama
祐子 横山
Hideji Ichikawa
秀二 市川
Takeo Matsumoto
竹男 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 次式のトリオキサン誘導体、その製造方法及
び式(1)のトリオキサン誘導体と塩基とを混合させる
ことによる化学発光方法。 (式中R1 は、ハロゲン原子、C1〜10アルキル基も
しくはアルコキシ基、カルボキシル基、水酸基、スルホ
ン酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基を示し、R2
びR3 は水素原子、C1〜3アルキル基、トリアルキル
シリル基を示し、R4 及びR5 はC1〜3アルキル基を
示す。nは0〜3の整数を示す。) 【効果】 トリオキサン誘導体は、発光波長幅が狭く、
かつ高い化学発光量を有しており、蛋白質や核酸等のプ
ローブとして用いうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なトリオキサン誘導
体、その製造方法及び化学発光方法に関する。本発明の
誘導体は各種診断薬の検出剤、各種発光プローブ、非常
用光源等として利用される。
【0002】
【従来の技術】化学発光とは、原子ないし分子が、化学
反応によって生ずるエネルギーによって励起されて光を
発する現象を云う。化学発光性化合物として現在までに
種々の骨格を有するものが開発されており、アクリジニ
ウムエステル、シュウ酸エステルなどが知られている
(「生物発光と化学発光」今井一洋編、広川書店出版、
75〜150ページ、1989年)。これらの化合物は
診断薬の検出剤として、あるいは非常時用の光源として
利用されている。
【0003】そして、例えば、血痕の鑑定で有名なルミ
ノール、ルシゲニン(ビス(N−メチルアクリジニウム
硝酸塩))、ロフィン(2,4,5 −トリフェニルイミダゾ
ール)或いは没食子酸による反応などがよく知られてい
る。
【0004】これらはアルカリ性の下で、過酸化水素と
Feなどの金属が存在すると発光する。ここで発生した
光を光電子増倍管により検知することにより反応に関与
する原子ないし分子を定量することが出来る。ビタミン
12、グルコースなど多くのものが測定されている。
【0005】更に、別の従来技術としてシュウ酸エステ
ルと過酸化水素とが反応して生ずる活性中間体が蛍光物
質を励起発光させる発光系が知られている。グルコース
オキシターゼの作用によりグルコースから生ずる過酸化
水素を、この従来技術により定量し、もとのグルコース
量を測る方法が確立されている。
【0006】一方、トリオキサン骨格を有する5−(9
−アントリルアミノ)−3−イソプロピル−6,6 −ジメ
チル−1,2,4,−トリオキサンにも化学発光能があること
が知られている。(J. C. S. Chem. Comm., 180,1
976)
【0007】しかしながら、このような従来のトリオキ
サン化合物は幅広い発光波長を有するため分析的応用に
は不利である。従って発光波長幅の狭い化学発光物質が
求められているのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、発光波長幅の狭くかつ高い発光量を有する
新規なトリオキサン誘導体を提供することである。
【0009】また、本発明が解決しようとする課題は、
発光波長幅の狭くかつ高い発光量を有する新規なトリオ
キサン誘導体の製造方法を提供することである。
【0010】さらに本発明が解決しようとする課題は、
本発明の新規なトリオキサン誘導体に、塩基を反応させ
ることにより化学発光させることを特徴とする化学発光
方法を提供することである。
【0011】さらにまた、本発明が解決しようとする課
題は、本発明の新規なトリオキサン誘導体と、塩基との
組み合わせより成るキット、すなわち、いわゆる「キッ
ト製品」を提供することである。
【0012】本発明が解決しようとする更に別の課題
は、本発明の新規なトリオキサン誘導体による化学発光
反応を利用して反応に関与する原子ないし分子を定量す
る方法を確立し、以ってトリオキサン誘導体の用途を拡
大することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一般式
(1)
【0014】
【化7】
【0015】(式中R1 は、ハロゲン原子、炭素数1〜
10のアルキル基もしくはアルコキシ基、カルボキシル
基、水酸基、スルホン酸基、シアノ基、アミノ基、ニト
ロ基を示し、R2 及びR3 は同一又は異なって、水素原
子、炭素数1〜3のアルキル基、トリアルキルシリル基
を示し、R4 及びR5 は同一又は異なってそれぞれ炭素
数1〜3のアルキル基を示す。nは0〜3の整数を示
す。)で表わされるトリオキサン誘導体(以下トリオキ
サン1と称す)が提供される。
【0016】また本発明によれば、一般式(2)
【0017】
【化8】
【0018】(式中R1 は、ハロゲン原子、炭素数1〜
10のアルキル基もしくはアルコキシ基、カルボキシル
基、水酸基、スルホン酸基、シアノ基、アミノ基、ニト
ロ基を示し、R2 及びR3 は同一又は異なって、水素原
子、炭素数1〜3のアルキル基、トリアルキルシリル基
を示し、nは0〜3の整数を示す。)で表わされるフル
オレセインアミン(以下フルオレセインアミン2と称
す)と、一般式(3)
【0019】
【化9】
【0020】(R4 及びR5 は同一又は異なって、それ
ぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示す。)で表わされる
アルデヒド(以下アルデヒド3と称す)と酸素とを反応
させることを特徴とする、一般式(1)
【0021】
【化10】
【0022】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
びnは先に定義したのと同一意義を有する)で表わされ
るトリオキサン誘導体の製造方法が提供される。
【0023】更に本発明によれば、前記一般式(1)で
表わされるトリオキサン誘導体と塩基とを反応させるこ
とを特徴とする化学発光方法が提供される。
【0024】以下、本発明を更に詳しく説明する。
【0025】本発明のトリオキサン誘導体は、前記一般
式(1)で表わされるトリオキサン1である。前記トリ
オキサン1においてR1 は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素等のハロゲン原子、もしくはメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、ノニル、デシル等の炭素数1〜10のアルキル基、
もしくはメトキシ、エトキシ、プロポキシ等のアルコキ
シ基、カルボキシル基、水酸基、スルホン酸基、シアノ
基、アミノ基、ニトロ基を示す。R2 及びR3 は水素原
子、メチル、エチル、プロピル等の炭素数1〜3のアル
キル基、トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプ
ロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル等の
トリアルキルシリル基を示す。R4 及びR5 は同一又は
異なって、それぞれメチル、エチル、プロピル等の炭素
数1〜3のアルキル基を示す。nは0〜3の整数を示
す。
【0026】前記トリオキサン1の具体例としては、例
えば
【0027】9−(4′−((6″,6″−ジメチル−
3″−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシ
クロヘキシル)アミノ)−2′−カルボキシフェニル)
−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−
(4′−((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル
−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミ
ノ)−2′−カルボキシフェニル)−2,7−ジクロロ
−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−
(4′−((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル
−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミ
ノ)−2′−カルボキシフェニル)−4,5−ジブロモ
−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−
(4′−((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル
−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミ
ノ)−2′−カルボキシフェニル)−4,5−ジヨード
−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−
(4′−((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル
−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミ
ノ)−2′−カルボキシフェニル)−2,4,5,7−
テトラブロモ−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3
−オン、9−(4′−((6″,6″−ジメチル−3″−
イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘ
キシル)アミノ)−2′−カルボキシフェニル)−2,
4,5,7−テトラヨード−6−ヒドロキシ−3H−キ
サンテン−3−オン、9−(4′−((6″,6″−ジメ
チル−3″−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオ
キサシクロヘキシル)アミノ)−2′−(t−ブチルジ
メチルシリルオキシ)カルボニルフェニル)−6−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−
オン、9−(4′−((6″,6″−ジメチル−3″−イ
ソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキ
シル)アミノ)−2′−(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)カルボニルフェニル)−2,7−ジクロロ−6−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−
3−オン、9−(4′−((6″,6″−ジメチル−3″
−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシクロ
ヘキシル)アミノ)−2′−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)カルボニルフェニル)−4,5−ジブロモ−
6−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテ
ン−3−オン、9−(4′−((6″,6″−ジメチル−
3″−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシ
クロヘキシル)アミノ)−2′−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)カルボニルフェニル)−4,5−ジヨー
ド−6−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサ
ンテン−3−オン、9−(4′−((6″,6″−ジメチ
ル−3″−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキ
サシクロヘキシル)アミノ)−2′−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)カルボニルフェニル)−2,4,
5,7−テトラブロモ−6−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−(4′−
((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル−2″,
4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミノ)−
2′−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)カルボニル
フェニル)−2,4,5,7−テトラヨード−6−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−
オン、9−(5′−((6″,6″−ジメチル−3″−イ
ソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキ
シル)アミノ)−2′−カルボキシフェニル)−6−ヒ
ドロキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−(5′−
((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル−2″,
4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミノ)−
2′−カルボキシフェニル)−2,7−ジクロロ−6−
ヒドロキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−(5′
−((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル−
2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミ
ノ)−2′−カルボキシフェニル)−4,5−ジブロモ
−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−
(5′−((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル
−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミ
ノ)−2′−カルボキシフェニル)−4,5−ジヨード
−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−
(5′−((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル
−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミ
ノ)−2′−カルボキシフェニル)−2,4,5,7−
テトラブロモ−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3
−オン、9−(5′−((6″,6″−ジメチル−3″−
イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘ
キシル)アミノ)−2′−カルボキシフェニル)−2,
4,5,7−テトラヨード−6−ヒドロキシ−3H−キ
サンテン−3−オン、9−(4′−((6″,6″−ジメ
チル−3″−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオ
キサシクロヘキシル)アミノ)−2′−(t−ブチルジ
メチルシリルオキシ)カルボニルフェニル)−6−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−
オン、9−(5′−((6″,6″−ジメチル−3″−イ
ソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシクロヘキ
シル)アミノ)−2′−(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)カルボニルフェニル)−2,7−ジクロロ−6−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−
3−オン、9−(5′−((6″,6″−ジメチル−3″
−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシクロ
ヘキシル)アミノ)−2′−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)カルボニルフェニル)−4,5−ジブロモ−
6−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテ
ン−3−オン、9−(5′−((6″,6″−ジメチル−
3″−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキサシ
クロヘキシル)アミノ)−2′−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)カルボニルフェニル)−4,5−ジヨー
ド−6−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサ
ンテン−3−オン、9−(5′−((6″,6″−ジメチ
ル−3″−イソプロピル−2″,4″,5″−トリオキ
サシクロヘキシル)アミノ)−2′−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)カルボニルフェニル)−2,4,
5,7−テトラブロモ−6−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−(5′−
((6″,6″−ジメチル−3″−イソプロピル−2″,
4″,5″−トリオキサシクロヘキシル)アミノ)−
2′−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)カルボニル
フェニル)−2,4,5,7−テトラヨード−6−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−
オン、
【0028】等を好ましく挙げることができる。
【0029】本発明のトリオキサン誘導体の製造方法
は、特定のフルオレセインアミン2と特定のアルデヒド
3と酸素とを反応させて前記一般式(1)で示されるト
リオキサン1を製造することができる。
【0030】本発明に用いるフルオレセインアミンは、
前記一般式(2)で表わされるフルオレセインアミン2
である。前記フルオレセインアミン2の具体例としては
例えば
【0031】9−(4′−アミノ−2′−(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)カルボニルフェニル)−6−t
−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3
−オン、9−(4′−アミノ−2′−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)カルボニルフェニル)−2,7−ジ
クロロ−6−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−
キサンテン−3−オン、9−(4′−アミノ−2′−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)カルボニルフェニ
ル)−4,5−ジブロモ−6−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−(4′−
アミノ−2′−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)カ
ルボニルフェニル)−4,5−ジヨード−6−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−オ
ン、9−(4′−アミノ−2′−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)カルボニルフェニル)−2,4,5,7
−テトラブロモ−6−t−ブチルジメチルシリルオキシ
−3H−キサンテン−3−オン、9−(4′−アミノ−
2′−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)カルボニル
フェニル)−2,4,5,7−テトラヨード−6−t−
ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−
オン、9−(4′−アミノ−2′−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)カルボニルフェニル)−6−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−オ
ン、9−(5′−アミノ−2′−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)カルボニルフェニル)−2,7−ジクロ
ロ−6−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−キサ
ンテン−3−オン、9−(5′−アミノ−2′−(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)カルボニルフェニル)−
4,5−ジブロモ−6−t−ブチルジメチルシリルオキ
シ−3H−キサンテン−3−オン、9−(5′−アミノ
−2′−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)カルボニ
ルフェニル)−4,5−ジヨード−6−t−ブチルジメ
チルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−オン、9−
(5′−アミノ−2′−(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)カルボニルフェニル)−2,4,5,7−テトラ
ブロモ−6−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3H−
キサンテン−3−オン、9−(5′−アミノ−2′−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)カルボニルフェニ
ル)−2,4,5,7−テトラヨード−6−t−ブチル
ジメチルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−オン、
【0032】等を好ましく挙げることができる。
【0033】本発明に用いるアルデヒドは、前記一般式
(3)で表わされるアルデヒド3である。前記アルデヒ
ド3の具体例としては、
【0034】2−メチルプロパナール、2−メチルブタ
ナール、2−メチルペンタナール、2−エチルプロパナ
ール、2−エチルブタナール、2−エチルペンタナー
ル、2−プロピルプロパナール、2−プロピルブタナー
ル、2−プロピルペンタナール
【0035】等を好ましく挙げることができる。
【0036】本発明において、前記一般式(2)で表わ
されるフルオレセインアミン2と前記一般式(3)で表
わされるアルデヒド3を反応させるにあたり、前記フル
オレセインアミン2と前記アルデヒド3との仕込みモル
比は、1:2〜1:1000が好ましく、特には1:3
〜1:100であることが望ましい。前記モル比が2未
満では生成するトリオキサン誘導体の収率が低下する傾
向にあり、また1000を超えると反応終了後の未反応
のアルデヒドが残存し、目的となる生成物の単離が困難
となるので好ましくない。また、本反応は常圧で行なう
ことが可能であり、かつ反応温度は通常−20〜150
℃、好ましくは−10〜100℃の範囲である。前記反
応温度が−20℃未満では反応時間が長くなる傾向にあ
り、逆に150℃を超えると反応操作が困難であるので
好ましくない。
【0037】本発明の製造方法では、前記種々の反応条
件下において、前記フルオレセインアミン2と前記アル
デヒド3と酸素とを反応させることにより、目的のトリ
オキサン1を得ることができるが、前記反応をより円滑
に行なうために溶媒を用いることが望ましい。前記溶媒
としては、反応条件下で不活性で且つ生成されたトリオ
キサン誘導体からの分離が容易であるならば種々の溶媒
が使用される。特にペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ジ
エチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、四塩化炭素または
それらの混合溶媒が適当である。使用される溶媒の量は
特に限定されないが、出発物質の総重量当り0.5 倍〜1
00倍であることが望ましい。
【0038】本発明の製造方法では前記フルオレセイン
アミン2と前記アルデヒド3と酸素とを反応させること
により目的のトリオキサン1を得ることができるが、前
記酸素濃度としては、5〜100%であることが望まし
い。本反応は、トリオキサン1が製造されるのに十分な
時間に亘って実施される。反応時間は、反応温度、反応
圧力、出発物質の量比等の条件によって決定される。通
常1時間〜14日間の範囲で行なうことができるが、実
用的には10時間〜7日間になるように条件を設定する
ことが望ましい。
【0039】本発明の製造方法により得られる反応生成
物は公知の方法で精製することが可能である。
【0040】本発明の化学発光方法はトリオキサン1と
塩基とを混合させることにより化学発光をさせることが
できる。前記塩基は例えば、ナトリウムメトキシド、カ
リウム−t−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド等を好
ましく挙げることができる。
【0041】本発明の化学発光方法ではトリオキサン1
と塩基とを混合させることにより化学発光させることが
できるが、さらに他の有機溶媒を混合することによって
も化学発光させることができる。前記有機溶媒は、極性
溶媒が好ましく例えば、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、HMPA、ジオキサン、アセトニトリ
ル、メタノール、エタノール、t−ブタノールまたはニ
トロメタン等を好ましく挙げることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明のトリオキサン1は、蛋白質、核
酸等に結合可能な置換基を有し高い発光量を有する化学
発光物質として、各種診断薬の検出剤、各種発光プロー
ブ、非常用光源等として利用することができる。また本
発明の製造方法によりトリオキサン1を短時間で収率良
くかつ容易に製造することができる。さらに本発明の化
学発光法により、前記種々の用途に適用することが可能
である。さらにまた、本発明のキット製品によれば、新
規トリオキサン1と、塩基とを、その場で(insitu)混
合することにより、化学発光させることができる。
【0043】
【実施例】本発明を実施例及び比較例によりさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0044】実施例1 9−(4′−アミノ−2′−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)カルボニルフェニル)−6−t−ブチルジメ
チルシリルオキシ−3H−キサンテン−3−オン(構造
式A)
【0045】
【化11】
【0046】の0.3 g(0.5 mmol)をヘキサン10
mlに溶解させた後、系内をアルゴンにて置換した。こ
の溶液にイソブチルアルデヒド 1.0g(14mmol)
を加え、室温で一晩攪拌した。続いて空気中、室温で2
〜3日攪拌した。反応終了後溶媒を留去させ、得られた
油状物をジメチルホルムアミド10mlに溶解させた
後、この溶液に1Mテトラブチルアンモニウムフルオリ
ドのテトラヒドロフラン溶液1.5 ml(1.5 mmol)
を加え、室温で30分攪拌した。反応終了後酢酸エチル
20mlで抽出し、これを水、飽和食塩水で洗浄を行な
った。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒留去を行なうと
油状物が得られた。これをシリカゲルクロマトグラフィ
ー(溶離溶媒、酢酸エチル:ヘキサン)を用いて精製を
行なった。その結果、下記の構造式(B)
【0047】
【化12】
【0048】の化合物が得られた。この化合物のスペク
トルデータを以下に示す。
【0049】1H−NMR(CDCl3 );δ=0.99
(d,3H,J=2.3 Hz),1.02(d,3H,J=2.
3 Hz),1.24(s,3H),1.58(s,3H),1.90
(m,1H),3.49(br,1H),4.99(s,1
H),5.20(d,1H,J=5.3 Hz),6.49−6.57
(m,2H),6.64−6.72(m,3H),6.99(d,1
H,J=8.3 Hz),7.07−7.14(m,1H),7.32−
7.37(m,2H) IR(KBr cm-1);3500,1730,150
0 MS;506(M+ +1),402
【0050】実施例2 実施例1において得られた化合物(構造式B)をジメチ
ルスルホキシド中に溶解させ、これに10μmol/m
lのt−ブトキシカリウム−ジメチルスルホキシド溶液
を加えて化学発光させた。図1は、その発光スペクトル
を実線で示したものである。その結果、520〜620
nmの発光波長を示していた。
【0051】実施例3 実施例1において得られた化合物(構造式B)をジメチ
ルスルホキシド中に溶解させ、これに10μmol/m
lのt−ブトキシカリウム−ジメチルスルホキシド溶液
を加えて化学発光させた。その発光量を表1に示す。カ
ウント数は、「単位なし」の相対値である。
【0052】
【表1】
【0053】比較例1 5−(9−アントリルアミノ)−3−イソプロピル−
6,6−ジメチル−1,2,4−トリオキサン(構造式
C)
【0054】
【化13】
【0055】をジメチルスルホキシド中に溶解させ、こ
れに10μmol/mlのt−ブトキシカリウム−ジメ
チルスルホキシド溶液を加えて化学発光させた。その発
光量を表1に併せて示す。そのスペクトルを図1に併せ
て点線で示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化合物の発光スペクトル(実線)と、
比較化合物の発光スペクトル(点線)とを示したもので
ある。
【化14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 323:00) 7252−4C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中R1 は、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキ
    ル基もしくはアルコキシ基、カルボキシル基、水酸基、
    スルホン酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基を示し、
    2 及びR3 は、同一又は異なって、水素原子、炭素数
    1〜3のアルキル基、トリアルキルシリル基を示し、R
    4 及びR5 は同一又は異なって、それぞれ炭素数1〜3
    のアルキル基を示す。nは0〜3の整数を示す。)で表
    わされるトリオキサン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(2) 【化2】 (式中R1 は、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキ
    ル基もしくはアルコキシ基、カルボキシル基、水酸基、
    スルホン酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基を示し、
    2 及びR3 は同一又は異なって、水素原子、炭素数1
    〜3のアルキル基、トリアルキルシリル基を示し、nは
    0〜3の整数を示す。)で表わされるフルオレセインア
    ミンと、一般式(3) 【化3】 (R4 及びR5 は同一又は異なって、それぞれ炭素数1
    〜3のアルキル基を示す。)で表わされるアルデヒド
    と、酸素とを反応させることを特徴とする一般式(1) 【化4】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びnは先に定
    義したのと同一意義を有する)で表わされるトリオキサ
    ン誘導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(1) 【化5】 (式中R1 は、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキ
    ル基もしくはアルコキシ基、カルボキシル基、水酸基、
    スルホン酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基を示し、
    2 及びR3 は、同一又は異なって、水素原子、炭素数
    1〜3のアルキル基、トリアルキルシリル基を示し、R
    4 及びR5 は同一又は異なって、それぞれ炭素数1〜3
    のアルキル基を示す。nは0〜3の整数を示す。)で表
    わされるトリオキサン誘導体と、塩基とを混合すること
    により化学発光させることを特徴とする化学発光方法。
  4. 【請求項4】 一般式(1) 【化6】 (式中R1 は、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキ
    ル基もしくはアルコキシ基、カルボキシル基、水酸基、
    スルホン酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基を示し、
    2 及びR3 は同一又は異なって、水素原子、炭素数1
    〜3のアルキル基、トリアルキルシリル基を示し、R4
    及びR5 は同一又は異なって、それぞれ炭素数1〜3の
    アルキル基を示す。nは0〜3の整数を示す。)で表わ
    されるトリオキサン誘導体と、塩基との組み合わせより
    成るキット。
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