JPH0657265A - 色相および色相安定性の良いディーゼル軽油基材の製造方法 - Google Patents
色相および色相安定性の良いディーゼル軽油基材の製造方法Info
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- JPH0657265A JPH0657265A JP23415292A JP23415292A JPH0657265A JP H0657265 A JPH0657265 A JP H0657265A JP 23415292 A JP23415292 A JP 23415292A JP 23415292 A JP23415292 A JP 23415292A JP H0657265 A JPH0657265 A JP H0657265A
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-
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 色相および色相安定性が悪い、硫黄分0.5
重量%以下、沸点150〜400℃の範囲にある石油分
解軽油から色相がセーボルト色値で−10以上(色相基
準値)で、かつ色相安定性の良いディーゼル軽油基材を
製造する方法を提供することにある。 【構成】 硫黄分0.5重量%以下、沸点150〜40
0℃の範囲にある石油分解軽油を水素化処理触媒の存在
下、温度200℃〜300℃、圧力45〜100kg/
cm2 の条件で水素と接触させて色相がセーボルト色値
で−10以上で、かつ色相および色相安定性の良いディ
ーゼル軽油基材の製造方法により目的を達成することが
できる。
重量%以下、沸点150〜400℃の範囲にある石油分
解軽油から色相がセーボルト色値で−10以上(色相基
準値)で、かつ色相安定性の良いディーゼル軽油基材を
製造する方法を提供することにある。 【構成】 硫黄分0.5重量%以下、沸点150〜40
0℃の範囲にある石油分解軽油を水素化処理触媒の存在
下、温度200℃〜300℃、圧力45〜100kg/
cm2 の条件で水素と接触させて色相がセーボルト色値
で−10以上で、かつ色相および色相安定性の良いディ
ーゼル軽油基材の製造方法により目的を達成することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色相および色相安定性の
良いディーゼル軽油基材の製造方法に関する。
良いディーゼル軽油基材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、我国でのディーゼル軽油は、主に
直留軽油を一般的脱硫反応装置で処理した脱硫軽油留分
に直留軽油留分、直留灯油留分等を調合して製造してい
る。JIS規格ではディーゼル軽油の色相についての規
定はないが、石油会社各社は独自にセーボルト色、AS
TM色、APHA色等による一定の色相基準値を定め品
質管理をしている。石油業界では昨今の白油指向に対応
するため、重質油の分解装置能力を増強する傾向にあ
る。この結果、分解装置から生成される軽油留分(石油
分解軽油という)が今後大幅に増加することが予想され
る。しかしながら、石油分解軽油は色相および色相安定
性が著しく悪いため付加価値の高いディーゼル軽油基材
にはほとんど使用されず、石油分解軽油のほぼ全量が付
加価値の低い重油として利用されているのが現状であ
る。そのため、色相および色相安定性が著しく悪い石油
分解軽油の付加価値を高めるために、石油分解軽油は色
相および色相安定性の改善が求められている。
直留軽油を一般的脱硫反応装置で処理した脱硫軽油留分
に直留軽油留分、直留灯油留分等を調合して製造してい
る。JIS規格ではディーゼル軽油の色相についての規
定はないが、石油会社各社は独自にセーボルト色、AS
TM色、APHA色等による一定の色相基準値を定め品
質管理をしている。石油業界では昨今の白油指向に対応
するため、重質油の分解装置能力を増強する傾向にあ
る。この結果、分解装置から生成される軽油留分(石油
分解軽油という)が今後大幅に増加することが予想され
る。しかしながら、石油分解軽油は色相および色相安定
性が著しく悪いため付加価値の高いディーゼル軽油基材
にはほとんど使用されず、石油分解軽油のほぼ全量が付
加価値の低い重油として利用されているのが現状であ
る。そのため、色相および色相安定性が著しく悪い石油
分解軽油の付加価値を高めるために、石油分解軽油は色
相および色相安定性の改善が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は色相お
よび色相安定性が悪い、硫黄分0.5重量%以下、沸点
150〜400℃の範囲にある石油分解軽油から色相が
セーボルト色値で−10以上(色相基準値)で、かつ色
相安定性の良いディーゼル軽油基材を製造する方法を提
供することにある。
よび色相安定性が悪い、硫黄分0.5重量%以下、沸点
150〜400℃の範囲にある石油分解軽油から色相が
セーボルト色値で−10以上(色相基準値)で、かつ色
相安定性の良いディーゼル軽油基材を製造する方法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の問題
を解決するため鋭意研究した結果、石油分解軽油を特定
の条件で水素化処理することにより、色相および色相安
定性の良いディーゼル軽油基油を製造できることを知見
し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は硫黄
分0.5重量%以下、沸点150〜400℃の範囲にあ
る石油分解軽油を水素化処理触媒の存在下、温度200
℃〜300℃、圧力45〜100kg/cm2 条件で水
素と接触させて色相がセーボルト色値で−10以上で、
かつ色相および色相安定性の良いディーゼル軽油基材の
製造方法に関する。
を解決するため鋭意研究した結果、石油分解軽油を特定
の条件で水素化処理することにより、色相および色相安
定性の良いディーゼル軽油基油を製造できることを知見
し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は硫黄
分0.5重量%以下、沸点150〜400℃の範囲にあ
る石油分解軽油を水素化処理触媒の存在下、温度200
℃〜300℃、圧力45〜100kg/cm2 条件で水
素と接触させて色相がセーボルト色値で−10以上で、
かつ色相および色相安定性の良いディーゼル軽油基材の
製造方法に関する。
【0005】本発明で用いる石油分解軽油は硫黄分0.
5重量%以下、沸点150〜400℃の範囲にある石油
分解軽油である。石油分解軽油としては重質油等の石油
の流動接触分解(FCC)油の蒸留により得られる軽油
あるいは熱分解油の蒸留により得られる軽油、またはこ
れらの分解軽油の混合油を挙げることができる。流動接
触分解(FCC)油の蒸留により得られる軽油と熱分解
油の蒸留により得られる軽油を混合する場合、その混合
比は1:99〜99:1が好ましい。本発明では硫黄分
0.5重量%以下、沸点200〜400℃の範囲にある
流動接触分解(FCC)油の蒸留により得られる軽油を
好ましく用いる。
5重量%以下、沸点150〜400℃の範囲にある石油
分解軽油である。石油分解軽油としては重質油等の石油
の流動接触分解(FCC)油の蒸留により得られる軽油
あるいは熱分解油の蒸留により得られる軽油、またはこ
れらの分解軽油の混合油を挙げることができる。流動接
触分解(FCC)油の蒸留により得られる軽油と熱分解
油の蒸留により得られる軽油を混合する場合、その混合
比は1:99〜99:1が好ましい。本発明では硫黄分
0.5重量%以下、沸点200〜400℃の範囲にある
流動接触分解(FCC)油の蒸留により得られる軽油を
好ましく用いる。
【0006】本発明における水素化処理では、主として
石油分解軽油の色相および色相安定性改善が行われ、従
として若干の水素化脱硫が行われる。本発明の水素化処
理温度は200〜300℃、好ましくは220〜280
℃、特に好ましくは230〜250℃の範囲である。2
00℃より低い場合には色相がセーボルト色値で−10
以上(色相基準値)を達成することは困難である。30
0℃を越える場合には石油分解軽油の色相および色相安
定性が劣る。水素化処理温度とは反応搭触媒層出口の温
度のことである。水素化処理圧力は45〜100kg/
cm2 、好ましくは45〜70kg/cm2 の範囲であ
る。45kg/cm2 より低い場合には色相および色安
定性が改善されない。100kg/cm2 を越える場合
には経済的に不経済である。水素化処理圧力とは水素分
圧のことである。石油分解軽油の供給量(液空間速度)
(LHSV)は0.1〜12h-1が好ましく、特に4〜
8h-1が好ましい範囲である。水素/油比は200〜5
000scf/bblが好ましく、特に500〜300
0scf/bblが好ましい範囲である。
石油分解軽油の色相および色相安定性改善が行われ、従
として若干の水素化脱硫が行われる。本発明の水素化処
理温度は200〜300℃、好ましくは220〜280
℃、特に好ましくは230〜250℃の範囲である。2
00℃より低い場合には色相がセーボルト色値で−10
以上(色相基準値)を達成することは困難である。30
0℃を越える場合には石油分解軽油の色相および色相安
定性が劣る。水素化処理温度とは反応搭触媒層出口の温
度のことである。水素化処理圧力は45〜100kg/
cm2 、好ましくは45〜70kg/cm2 の範囲であ
る。45kg/cm2 より低い場合には色相および色安
定性が改善されない。100kg/cm2 を越える場合
には経済的に不経済である。水素化処理圧力とは水素分
圧のことである。石油分解軽油の供給量(液空間速度)
(LHSV)は0.1〜12h-1が好ましく、特に4〜
8h-1が好ましい範囲である。水素/油比は200〜5
000scf/bblが好ましく、特に500〜300
0scf/bblが好ましい範囲である。
【0007】水素化処理触媒としては通常石油蒸留留出
油の水素化精製に用いられている触媒を用いることがで
きる。例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ボリア、
ジルコニア、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、
アルミナ−マグネシア、アルミナ−チタニア、シリカ−
チタニア、アルミナ−ボリア、アルミナ−ジルコニア等
の多孔性無機酸化物に水素化活性金属を担持した触媒が
用いられる。該水素化活性金属としては周期律表第V
族、VI族、第VIII族鉄族金属から選ばれる少なく
とも1種の金属が用いられる。このうち、クロム、モリ
ブデン、タングステン、コバルトおよびニッケルよりな
る群から選ばれる少なくとも1種類の水素化活性金属が
好ましい。これらの金属は担体上に金属状、酸化物、硫
化物またはそれらの混合物の形態で存在できる。
油の水素化精製に用いられている触媒を用いることがで
きる。例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ボリア、
ジルコニア、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、
アルミナ−マグネシア、アルミナ−チタニア、シリカ−
チタニア、アルミナ−ボリア、アルミナ−ジルコニア等
の多孔性無機酸化物に水素化活性金属を担持した触媒が
用いられる。該水素化活性金属としては周期律表第V
族、VI族、第VIII族鉄族金属から選ばれる少なく
とも1種の金属が用いられる。このうち、クロム、モリ
ブデン、タングステン、コバルトおよびニッケルよりな
る群から選ばれる少なくとも1種類の水素化活性金属が
好ましい。これらの金属は担体上に金属状、酸化物、硫
化物またはそれらの混合物の形態で存在できる。
【0008】本発明では、特にアルミナ担体にコバルト
−モリブデン、ニッケル−モリブデンの活性金属を担持
した触媒を用いることが好ましい。該活性金属の担持量
はそれぞれ酸化物として1〜30重量%の範囲が好まし
い。特に3〜20重量%の範囲が好ましい。該触媒の形
状は粒状、錠剤状、円柱形のいずれでもよい。水素化処
理触媒は水素化処理に用いる前に公知の方法で予備硫化
して用いてもよい。
−モリブデン、ニッケル−モリブデンの活性金属を担持
した触媒を用いることが好ましい。該活性金属の担持量
はそれぞれ酸化物として1〜30重量%の範囲が好まし
い。特に3〜20重量%の範囲が好ましい。該触媒の形
状は粒状、錠剤状、円柱形のいずれでもよい。水素化処
理触媒は水素化処理に用いる前に公知の方法で予備硫化
して用いてもよい。
【0009】水素化処理反応塔の形式は固定床、流動
床、膨張床のいずれでもよいが、特に固定床が好まし
い。水素、石油蒸留留出油および触媒の接触は並流上昇
流、並流下降流、向流のいずれの方式を採用してもよ
い。水素化処理した後、生成油は必要に応じて、セパレ
ーターで気液分離し、液状物質はストリツピングして、
硫化水素等の硫黄化合物やアンモニア等の窒素化合物な
どの軽質分を分離してもよい。
床、膨張床のいずれでもよいが、特に固定床が好まし
い。水素、石油蒸留留出油および触媒の接触は並流上昇
流、並流下降流、向流のいずれの方式を採用してもよ
い。水素化処理した後、生成油は必要に応じて、セパレ
ーターで気液分離し、液状物質はストリツピングして、
硫化水素等の硫黄化合物やアンモニア等の窒素化合物な
どの軽質分を分離してもよい。
【0010】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明する
が、本発明の主旨を逸脱しない限り実施例に限定される
ものではない。 実施例−1 石油分解軽油として、硫黄分0.23重量%、沸点15
0〜400℃の範囲にある流動接触分解(FCC)によ
り得られる軽油を用いて表1に示す反応条件で水素化処
理を行った。反応塔の水素化処理触媒にはアルミナ担体
に5重量%CoOと15重量%MoO3 を担持した市販
触媒を用いた。該触媒は公知の方法で予備硫化した。こ
の結果を表1に示す。
が、本発明の主旨を逸脱しない限り実施例に限定される
ものではない。 実施例−1 石油分解軽油として、硫黄分0.23重量%、沸点15
0〜400℃の範囲にある流動接触分解(FCC)によ
り得られる軽油を用いて表1に示す反応条件で水素化処
理を行った。反応塔の水素化処理触媒にはアルミナ担体
に5重量%CoOと15重量%MoO3 を担持した市販
触媒を用いた。該触媒は公知の方法で予備硫化した。こ
の結果を表1に示す。
【0011】実施例−2 石油分解軽油として、硫黄分0.23重量%、沸点15
0〜400℃の範囲にある流動接触分解(FCC)によ
り得られる軽油を用いて表1に示す反応条件で水素化処
理を行った。反応塔の水素化処理触媒にはアルミナ担体
に5重量%NiOと15重量%MoO3 を担持した市販
触媒を用いた。該触媒は公知の方法で予備硫化した。こ
の結果を併せて表1に示す。
0〜400℃の範囲にある流動接触分解(FCC)によ
り得られる軽油を用いて表1に示す反応条件で水素化処
理を行った。反応塔の水素化処理触媒にはアルミナ担体
に5重量%NiOと15重量%MoO3 を担持した市販
触媒を用いた。該触媒は公知の方法で予備硫化した。こ
の結果を併せて表1に示す。
【0012】実施例−3 石油分解軽油として、硫黄分0.23重量%、沸点15
0〜400℃の範囲にある流動接触分解(FCC)によ
り得られる軽油を用いて表1に示す反応条件で水素化処
理を行った。反応塔の水素化処理触媒にはアルミナ担体
に5重量%CoOと15重量%MoO3 を担持した市販
触媒を用いた。該触媒は公知の方法で予備硫化した。こ
の結果を併せて表1に示す。
0〜400℃の範囲にある流動接触分解(FCC)によ
り得られる軽油を用いて表1に示す反応条件で水素化処
理を行った。反応塔の水素化処理触媒にはアルミナ担体
に5重量%CoOと15重量%MoO3 を担持した市販
触媒を用いた。該触媒は公知の方法で予備硫化した。こ
の結果を併せて表1に示す。
【0013】実施例−4 石油分解軽油として、硫黄分0.23重量%、沸点15
0〜400℃の範囲にある熱分解により得られる軽油を
用いて表1に示す反応条件で水素化処理を行った。反応
塔の水素化処理触媒にはアルミナ担体に5重量%NiO
と15重量%MoO3 を担持した市販触媒を用いた。該
触媒は公知の方法で予備硫化した。この結果を併せて表
1に示す。実施例1〜4すべての生成油は50℃、暗所
条件で20日放置後においても、ASTM色L0.5を
保持しており色相安定性は良好である。
0〜400℃の範囲にある熱分解により得られる軽油を
用いて表1に示す反応条件で水素化処理を行った。反応
塔の水素化処理触媒にはアルミナ担体に5重量%NiO
と15重量%MoO3 を担持した市販触媒を用いた。該
触媒は公知の方法で予備硫化した。この結果を併せて表
1に示す。実施例1〜4すべての生成油は50℃、暗所
条件で20日放置後においても、ASTM色L0.5を
保持しており色相安定性は良好である。
【0014】比較例−1 比較例−1では反応塔の圧力が本発明の条件を満たさな
い場合の比較実験を行った。この結果を併せて表1に示
す。その結果、得られた生成油色相は基準値に不合格で
あった。色相を目標値に合格させるためには、圧力45
kg/cm2 以上が必要である。
い場合の比較実験を行った。この結果を併せて表1に示
す。その結果、得られた生成油色相は基準値に不合格で
あった。色相を目標値に合格させるためには、圧力45
kg/cm2 以上が必要である。
【0015】比較例−2 比較例−2では反応塔の温度が本発明の条件を満たさな
い場合比較実験を行った。この結果を併せて表1に示
す。その結果、得られた生成油色相は基準値に不合格で
あった。色相を目標値に合格させるためには、温度20
0℃が必要である。
い場合比較実験を行った。この結果を併せて表1に示
す。その結果、得られた生成油色相は基準値に不合格で
あった。色相を目標値に合格させるためには、温度20
0℃が必要である。
【0016】比較例−3 比較例−3では反応塔の温度が本発明の条件を満たさな
い場合の比較実験を行った。この結果を併せて表1に示
す。その結果、得られた生成油色相は基準値に不合格で
あった。色相を目標値に合格させるためには、温度30
0℃以下が必要である。比較例1〜3の原料油として流
動接触分解(FCC)油の蒸留により得られた軽油を用
いた。
い場合の比較実験を行った。この結果を併せて表1に示
す。その結果、得られた生成油色相は基準値に不合格で
あった。色相を目標値に合格させるためには、温度30
0℃以下が必要である。比較例1〜3の原料油として流
動接触分解(FCC)油の蒸留により得られた軽油を用
いた。
【0017】比較例−4 比較例−4では反応塔の圧力および温度がともに本発明
の条件を満たさない場合の比較実験を行った。この結果
を併せて表1に示す。その結果、得られた生成油色相は
基準値に不合格であった。本発明の水素化処理法におい
て色相改善効果を十分発揮させるには圧力が45kg/
cm2 以上で、さらに、反応温度も200℃〜300℃
の範囲に設定する必要がある。
の条件を満たさない場合の比較実験を行った。この結果
を併せて表1に示す。その結果、得られた生成油色相は
基準値に不合格であった。本発明の水素化処理法におい
て色相改善効果を十分発揮させるには圧力が45kg/
cm2 以上で、さらに、反応温度も200℃〜300℃
の範囲に設定する必要がある。
【0018】比較例−5 比較例−5では反応塔の水素化触媒が本発明の条件を満
たさない場合の比較実験を行った。この結果を併せて表
1に示す。比較例4〜5の原料油として熱分解油の蒸留
により得られた軽油を用いた。その結果、反応塔の水素
化処理触媒が貴金属系触媒では、反応系内に硫化水素
(硫化水素0.2vol%存在)が存在すると色相改善
効果は認められず、本発明の水素化処理法の色相改善効
果が発揮できない。比較例1〜5すべての生成油を50
℃、暗所条件で20日放置した結果、比較例全生成油の
ASTM色はL2.0まで劣化しており、本発明は色相
安定性改善にも効果的である。
たさない場合の比較実験を行った。この結果を併せて表
1に示す。比較例4〜5の原料油として熱分解油の蒸留
により得られた軽油を用いた。その結果、反応塔の水素
化処理触媒が貴金属系触媒では、反応系内に硫化水素
(硫化水素0.2vol%存在)が存在すると色相改善
効果は認められず、本発明の水素化処理法の色相改善効
果が発揮できない。比較例1〜5すべての生成油を50
℃、暗所条件で20日放置した結果、比較例全生成油の
ASTM色はL2.0まで劣化しており、本発明は色相
安定性改善にも効果的である。
【0019】実施例および比較例から明らかなように商
業ベースの操作条件で、色相および色相安定性が著しく
不良な石油蒸留留出油の色相および色相安定性を改善
し、商業上有用なディーゼル軽油基材を製造する際の方
法として、本発明の色相改善方法が効果的である。
業ベースの操作条件で、色相および色相安定性が著しく
不良な石油蒸留留出油の色相および色相安定性を改善
し、商業上有用なディーゼル軽油基材を製造する際の方
法として、本発明の色相改善方法が効果的である。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明により、色相および色相安定性が
悪い、硫黄分0.5重量%以下、沸点150〜400℃
の範囲にある石油分解軽油から色相がセーボルト色値で
−10以上(色相基準値)で、かつ色相安定性の良いデ
ィーゼル軽油基材を製造することができる。
悪い、硫黄分0.5重量%以下、沸点150〜400℃
の範囲にある石油分解軽油から色相がセーボルト色値で
−10以上(色相基準値)で、かつ色相安定性の良いデ
ィーゼル軽油基材を製造することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C10G 69/04 2115−4H 69/06 2115−4H (72)発明者 牛尾 賢 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日本石 油株式会社中央技術研究所内 (72)発明者 佐藤 勝 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日本石 油株式会社中央技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 硫黄分0.5重量%以下、沸点150〜
400℃の範囲にある石油分解軽油を水素化処理触媒の
存在下、温度200℃〜300℃、圧力45〜100k
g/cm2 の条件で水素と接触させて色相がセーボルト
色値で−10以上で、かつ色相および色相安定性の良い
ディーゼル軽油基材の製造方法。 - 【請求項2】 前記石油分解軽油が流動接触分解(FC
C)油の蒸留により得られる軽油あるいは熱分解油の蒸
留により得られる軽油、またはこれらの分解軽油の混合
油である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記水素化処理触媒は多孔質無機酸化物
担体にクロム、モリブデン、タングステン、コバルトお
よびニッケルよりなる群から選ばれる少なくとも1種類
の水素化活性金属を担持させたものである請求項1記載
の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23415292A JPH0657265A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 色相および色相安定性の良いディーゼル軽油基材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23415292A JPH0657265A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 色相および色相安定性の良いディーゼル軽油基材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657265A true JPH0657265A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16966468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23415292A Pending JPH0657265A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 色相および色相安定性の良いディーゼル軽油基材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657265A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008201950A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 灯油組成物 |
| JP2008201949A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 灯油組成物 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP23415292A patent/JPH0657265A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008201950A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 灯油組成物 |
| JP2008201949A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 灯油組成物 |
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