JPH0657304U - 内視鏡挿入部カバー部のパッケージ - Google Patents

内視鏡挿入部カバー部のパッケージ

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JPH0657304U
JPH0657304U JP136793U JP136793U JPH0657304U JP H0657304 U JPH0657304 U JP H0657304U JP 136793 U JP136793 U JP 136793U JP 136793 U JP136793 U JP 136793U JP H0657304 U JPH0657304 U JP H0657304U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡の挿入部カバー部を適正かつコンパク
トに収納し、パッケージの小型化を実現できる内視鏡挿
入部カバー部のパッケージを提供すること。 【構成】 内視鏡の挿入部外表面をカバーする内視鏡挿
入部カバー部(10)を収納し、内視鏡の非使用時に保管し
ておく内視鏡挿入部カバー部のパッケージ(23)におい
て、内視鏡挿入部の少なくとも挿入方向先端部(27)を、
内視鏡操作時に支障をきたさない方向に湾曲させながら
内視鏡挿入部カバー部(10)を収納し、先端部(27)又は挿
入部に適正な湾曲操作又は挿入操作を妨げるような曲が
り癖をつけないようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、体腔内に挿入し、体腔内を内視鏡観察等するための主に電子内視鏡 の挿入部外表面をカバーする内視鏡挿入部カバー部をコンパクトかつ適正に保管 する内視鏡挿入部カバー部のパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
体腔内を観察するための内視鏡は、各種疾患を発見したり、患部を治療する等 に大きな役割を果たしている。この内視鏡は、体腔内にその挿入部を挿入して使 用するものであるため、同一内視鏡を別の被検体に使用する場合は事前に洗浄、 殺菌する必要がある。 しかし、内視鏡の洗浄、殺菌を充分に行うことは多くの手間隙を要し、また長 時間を要するので、医療現場での内視鏡使用の効率性には多くの問題があった。 そこで、近年、内視鏡観察に必要な送気管路、送水管路、吸引管路、鉗子チャ ンネル等を具え、かつ殺菌が充分に施されたカバーを、光学的要素のみを具えた 内視鏡に装着して使用することが提案されている。なお、このカバーは使い捨て とされるものであるため、内視鏡自体への衛生上の配慮は不要となる。
【0003】 上記のような内視鏡カバーが、適正な状態において使用されるためにはその収 納、保管方法等に充分な配慮が払われなければならない。このために、これまで 提案されている手段として、例えばUSP4997084に開示されているもの がある。これは、内視鏡カバーの梱包方法に関するものであり、内視鏡カバーの 口径より太い径の保持部でカバーを真っ直ぐな状態にしたまま収納できるバッグ である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の梱包方法では、種々の不具合がある。つまり、内視鏡カバ ーは、その構成上長い管路や複数のチューブ部材が組み合わされて構成されてい るので、収納の際、前記の管路を使用時の断面形状を保持したまま収納すると、 パッケージが大型化してしまうという不具合がある。 また、内視鏡カバーは、原則として使い捨てのものであるので、被検者の多い 大病院、検査機関等においては多数の内視鏡カバーを用意しておく必要がある。 すると、パッケージが大型である場合、積み重ねて保管するにしても大きな保管 スペースを必要としてしまうという不具合がある。
【0005】 一方、上記問題を解決するために、長い挿入部カバーを幾重にも巻回してパッ ケージに収納するという方法も考えられるが、このように挿入部カバーを巻回し てしまうと、挿入部カバーに曲がり癖がつき、内視鏡と組み合わせて使用する際 に、挿入部カバーを体腔内に挿入する場合あるいは体腔内で湾曲操作させる場合 に支障をきたしてしまうという不具合がある。
【0006】 本考案は、上記不具合を解決すべく提案されるもので、内視鏡の挿入部カバー 部を適正かつコンパクトに収納し、パッケージの小型化を実現できる内視鏡挿入 部カバー部のパッケージを提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、内視鏡の挿入部外表面をカバーする内視 鏡挿入部カバー部を収納し、内視鏡の非使用時に保管しておく内視鏡挿入部カバ ー部のパッケージにおいて、内視鏡挿入部カバー部の少なくとも挿入方向先端部 を、内視鏡操作時に支障をきたさない方向に湾曲させながら内視鏡挿入部カバー 部を収納した内視鏡挿入部カバー部のパッケージとした。
【0008】
【作用】
このように、内視鏡挿入部カバー部を、内視鏡挿入部カバー部の少なくとも挿 入方向先端部を、内視鏡操作時に支障をきたさない方向に湾曲させながら内視鏡 挿入部カバー部を収納した構成としたので、実際の使用時に内視鏡操作方向に悪 影響を与えない方向に曲がり癖をつけながら、内視鏡挿入部カバー部をコンパク トかつ適正に収納できる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に従い本考案の実施例を説明していく。図1は、本考案の第1実施 例を示したもので、チャンネル付内視鏡カバー(以下カバーと略称する)を装着 した内視鏡装置の全体斜視図である カート1には、光源装置2、ビデオプロセッサ3、流体制御装置4、チャンネ ル付内視鏡カバー拡張器(以下拡張器と略称する)5、モニタ6等の周辺機器が 収納されている。光源装置2には、チャンネル付内視鏡カバー用内視鏡(以下カ バー用内視鏡と略称する)7が接続されている。このカバー用内視鏡7には、そ の挿入部の先端近傍に設けられた図示していない撮像素子から出力された信号を ビデオプロセッサ3に入力させるケーブル8が接続されている。
【0010】 また、カバー用内視鏡7には、カバー用内視鏡7を覆うカバー9が被覆されて いる。このカバー9は、挿入部カバー部10、操作部カバー11、ユニバーサル カバー12によって構成されている。なお、カバー9は、カバー9を保持するカ バー保持具13を介して、カバー用内視鏡7に挿入部カバー部10を装着するよ うになっている。 また、前記拡張器5には、拡張チューブ14が設けられている。
【0011】 図2は、挿入部カバー部10の断面図である。挿入部カバー部10には、カバ ー内視鏡の挿入部が挿入される内視鏡挿入チャンネル15と、鉗子チャンネル1 6と、送気・送水管路17が形成されている。さらに、挿入部カバー部10には 、鉗子チャンネル16に連通している手元側吸引チューブ18、送気・送水管路 17に連通している送気チューブ19、送水チューブ20が接続されている。 なお、手元側吸引チューブ18、送気チューブ19、送水チューブ20は、図 1に示すように流体制御装置4を経由して、図示していない吸引装置、送気源、 送水源に接続されている。
【0012】 また、挿入部カバー部10の手元側には、図示していないカバー内視鏡の操作 部に挿入部カバー部10を固定するための内視鏡操作部固定用口体部21が設け られている。この内視鏡操作部固定用口体部21には、挿入部カバー部10の鉗 子チャンネル16から分岐した処置具挿入口体22が一体的に形成されている。 なお、本実施例では内視鏡操作部固定用口体部21、処置具挿入口体22は、 金属ではなく樹脂で形成している。
【0013】 図3は、パッケージ23に収納された挿入部カバー部10を示した一部切り欠 き斜視図である。パッケージ23は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、 HDPE(高密度ポリエチレン)等のリサイクル可能なプラスチック材料あるい は紙から成るベース部材24、蓋部材25、および同様の材料から成る袋31を 有する。 なお、パッケージ23のベース部材24と蓋部材25は、少なくとも一部が通 気性はあるが細菌を通さない0.2μm以下の通気孔を有する高分子材料あるい は紙としてもよい。 挿入部カバー部10は、ベース部材24に形成された螺旋状の定置用溝26に 先端部27を外側にして嵌め込むように定置されている。図4は、図3における A−A断面図であり、パッケージ23内における挿入部カバー部10の収納状態 を示している。図示のように、挿入部カバー部の先端部27は、カバー用内視鏡 と組み合わせた場合の上下湾曲方向面を、溝26の左右側壁26a、26bに接 するように定置させている。
【0014】 また、挿入部カバー部10には、先端が上下左右方向あるいは上下方向に湾曲 する機能を有するカバー用内視鏡の挿入部が挿入される内視鏡挿入チャンネル2 8と、鉗子を挿通させるための鉗子チャンネル29と、送気・送水チャンネル3 0が形成されている。
【0015】 図5は、ベース部材に挿入部カバー部を定置させ、蓋部材を被せた後、袋31 内に入れファスナー32を閉じて密閉した状態を示す外観斜視図である。この袋 31は、0.2μm以下の通気孔を有するフィルム状部材であり、挿入口に開閉 自在なファスナー32が設けられている。なお、袋の表面には材質を表示する記 号33を付してある。図3に示すように、ベース部材24、蓋部材25にも同様 の記号を付してある。
【0016】 こうして、パッケージ23に挿入部カバー部10が定置された後、ガス滅菌さ れてユーザーに搬送される。パッケージされた挿入部カバー部10は、通常10 個が1セットとされて段ボール箱等に梱包して搬送されるが、パッケージ23、 段ボール箱等に挿入部カバー部10の種類、サイズ等の内容表示をしておけば、 ユーザー等にとって便がよいことはいうまでもない。なお、複数のパッケージ2 3を段ボール箱等に入れた場合は、その状態でガス滅菌できる。
【0017】 以上のごとく、本実施例によれば、カバー9の挿入部カバー部10を螺旋状に 巻回してコンパクトに収納するようにしてあるので、パッケージ23の小型化を 図れる。しかも、螺旋状に巻回した挿入部カバー部10は、先端部27の曲がり 癖が上下湾曲方向のみであり、左右方向には曲がり癖がつかない。したがって一 般的にカバー内視鏡は、使用時は常時上下方向の湾曲操作ノブは操作されている ので、上下方向の多少の曲がり癖があっても容易に矯正でき、操作性には何ら悪 影響は生じない。
【0018】 また、パッケージ23入りの挿入部カバー部10をガス滅菌する場合は、ファ スナー付袋31の挿入口を開けて行い、滅菌が終了したら挿入口を閉じることに よりパッケージ23のまま滅菌状態を維持できる。挿入部カバー部10を使用す る場合は、ファスナー付袋31の挿入口を開ければ滅菌状態にあるベース部材2 4と蓋部材25との間から容易に挿入部カバー部10を取り出せるので、その都 度パッケージ23を使い捨てにしなくともよくなる。 なお、ベース部材24、蓋部材25を生物分解型の材料や、可燃性の材料で形 成することにより環境保護に寄与する他、リサイクル可能な材料で形成すること により資源保護にも寄与できることはいうまでもない。
【0019】 また、パッケージ23のベース部材24と蓋部材25の少なくとも一部を、通 気性はあるが細菌を通さない高分子材料あるいは紙で形成することにより、ガス 滅菌により容易に滅菌でき滅菌効率がよい。さらに、ベース部材24と蓋部材2 5を気体は通すが細菌は通さないフィルム状部材から成る袋31で隙間なく覆っ たため、パッケージ23のままガス滅菌が可能でありパッケージ23を開けるま で滅菌状態を保つことができ、挿入部カバー部10の適正な保管を図れる。
【0020】 図6は、本考案の第2実施例を示したもので、第1実施例と対応する箇所には 同一符号を付した(以下の実施例についても同様)。本実施例でも、パッケージ 23のベース部材24に挿入部カバー部10定置用の溝26を形成し、この溝2 6に挿入部カバー部10を嵌め込むように定置させるようになっている。 挿入部カバー部10には、先端部27が上下方向のみに湾曲する機能を有する カバー用内視鏡の挿入部34(破線表示部分)が挿入される内視鏡挿入チャンネ ル28と、鉗子を挿通させるためのお鉗子チャンネル29が形成されている。
【0021】 本実施例では、挿入部カバー部10はその先端部27の上下湾曲方向面を、溝 26の左右側壁26a、26bに直交する方向に向けて、溝26内に定置させて いる。なお、本実施例においても、ベース部材24に挿入部カバー部10を定置 させ、蓋部材を被せた後、袋31に入れファスナー32を閉じて密閉するように している。また、この袋31は、少なくとも一部が通気性はあるが細菌は通さな い高分子材料で形成されている。 他の構成については、第1実施例と略同様である。
【0022】 第2実施例はこのように構成してあるので、挿入部カバー部10の先端部27 の曲がり癖が上下湾曲方向と直交する方向のみとなり、上下方向にはつかない。 したがって、上下方向のみの湾曲機能を有するカバー用内視鏡の湾曲部は、左右 方向には外力を加えても曲がらないので、カバー用内視鏡に挿入部カバー部10 を組み合わせて使用する場合、挿入部カバー部10についた曲がり癖は自然に矯 正され良好な操作性が得られる。 また、少なくとも一部が通気性はあるが細菌は通さない高分子材料で形成され た袋31にベース部材24等を収納しているので、袋31のファスナー32を閉 じたままガス滅菌ができ、滅菌作業を容易に行える。他の効果については、第1 実施例と略同様である。
【0023】 図7、図8(図7におけるA−A断面図)は、本考案の第3実施例を示したも のである。この実施例は、挿入部カバー部10の長さ等のサイズが異なるもの、 あるいは内視鏡挿入チャンネルのサイズの異なるもの等をも収納できるパッケー ジ23としたものである。図7は、長さの短い挿入部カバー部10を収納したパ ッケージ23内の状態を示したものである。この場合、溝26の一部には、余剰 部26cが形成されることになる。 このように、種々の挿入部カバー部10を収納するようにしているので、袋3 1の表面には収納されている挿入部カバー部10を使用するカバー内視鏡の機種 名等を表示する記号33を付しておく。その他の構成については第1実施例と略 同様である。
【0024】 本実施例は、以上のように構成してあるので、同一形態のパッケージ23を共 通に使用できるので、パッケージ23の整理が容易となる他、パッケージ23自 体の大量生産も可能となるので安価に生産できる。また、同一形態のパッケージ 23ではあるが、使用するカバー内視鏡の機種、挿入部カバー部10の種別等の 情報はパッケージ23表面に表示されているので、誤って別のパッケージ23を 開けてしまうような事態は防止できる。その他の効果については、第1実施例と 略同様である。
【0025】
【考案の効果】
このように、本考案は、コンパクトに挿入部カバー部をパッケージに収納でき るとともに、上下左右方向に湾曲できるカバー用内視鏡と組み合わせて使用する 挿入部カバー部の場合は上下方向に曲がり癖がつくように収納し、上下2方向の みに湾曲できるカバー用内視鏡と組み合わせて使用する挿入部カバー部の場合は 、左右方向に曲がり癖がつくように収納するようにしているので、実際の使用時 に曲がり癖に影響されて適正な先端部の湾曲操作ができなくなるということを防 止できる。
【提出日】平成5年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、体腔内に挿入し、体腔内を内視鏡観察等するための主に電子内視鏡 の挿入部外表面をカバーする内視鏡挿入部カバー部をコンパクトかつ適正に保管 する内視鏡挿入部カバー部のパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
体腔内を観察するための内視鏡は、各種疾患を発見したり、患部を治療する等 に大きな役割を果たしている。この内視鏡は、体腔内にその挿入部を挿入して使 用するものであるため、同一内視鏡を別の被検体に使用する場合は事前に洗浄、 殺菌する必要がある。 しかし、内視鏡の洗浄、殺菌を充分に行うことは多くの手間隙を要し、また長 時間を要するので、医療現場での内視鏡使用の効率性には多くの問題があった。 そこで、近年、内視鏡観察に必要な送気管路、送水管路、吸引管路、鉗子チャ ンネル等を具え、かつ殺菌が充分に施されたカバーを、光学的要素のみを具えた 内視鏡に装着して使用することが提案されている。なお、このカバーは使い捨て とされるものであるため、内視鏡自体への衛生上の配慮は不要となる。
【0003】 上記のような内視鏡カバーが、適正な状態において使用されるためにはその収 納、保管方法等に充分な配慮が払われなければならない。このために、これまで 提案されている手段として、例えばUSP4997084に開示されているもの がある。これは、内視鏡カバーの梱包方法に関するものであり、内視鏡カバーの 口径より太い径の保持部でカバーを真っ直ぐな状態にしたまま収納できるバッグ である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の梱包方法では、種々の不具合がある。つまり、内視鏡カバ ーは、その構成上長い管路や複数のチューブ部材が組み合わされて構成されてい るので、収納の際、前記の管路を使用時の断面形状を保持したまま収納すると、 パッケージが大型化してしまうという不具合がある。 また、内視鏡カバーは、原則として使い捨てのものであるので、被検者の多い 大病院、検査機関等においては多数の内視鏡カバーを用意しておく必要がある。 すると、パッケージが大型である場合、積み重ねて保管するにしても大きな保管 スペースを必要としてしまうという不具合がある。
【0005】 一方、上記問題を解決するために、長い挿入部カバーを幾重にも巻回してパッ ケージに収納するという方法も考えられるが、このように挿入部カバーを巻回し てしまうと、挿入部カバーに曲がり癖がつき、内視鏡と組み合わせて使用する際 に、挿入部カバーを体腔内に挿入する場合あるいは体腔内で湾曲操作させる場合 に支障をきたしてしまうという不具合がある。
【0006】 本考案は、上記不具合を解決すべく提案されるもので、内視鏡の挿入部カバー 部に付く曲がり癖をできるだけ使用上の支障が少ない方向に適正かつコンパクト に収納し、パッケージの小型化を実現できる内視鏡挿入部カバー部のパッケージ を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、内視鏡の挿入部外表面をカバーする内視 鏡挿入部カバー部を収納し、内視鏡の非使用時に保管しておく内視鏡挿入部カバ ー部のパッケージにおいて、内視鏡挿入部カバー部の少なくとも挿入方向先端部 を、内視鏡操作時に支障をきたさない方向に湾曲させながら内視鏡挿入部カバー 部を収納した内視鏡挿入部カバー部のパッケージとした。
【0008】
【作用】
このように、内視鏡挿入部カバー部を、内視鏡挿入部カバー部の少なくとも挿 入方向先端部を、内視鏡操作時に支障をきたさない方向に湾曲させながら内視鏡 挿入部カバー部を収納した構成としたので、実際の使用時に内視鏡操作方向に悪 影響を与えない方向に曲がり癖をつけながら、内視鏡挿入部カバー部をコンパク トかつ適正に収納できる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に従い本考案の実施例を説明していく。図1は、本考案の第1実施 例を示したもので、チャンネル付内視鏡カバー(以下カバーと略称する)を装着 した内視鏡装置の全体斜視図である カート1には、光源装置2、ビデオプロセッサ3、流体制御装置4、チャンネ ル付内視鏡カバー拡張器(以下拡張器と略称する)5、モニタ6等の周辺機器が 収納されている。光源装置2には、チャンネル付内視鏡カバー用内視鏡(以下カ バー用内視鏡と略称する)7が接続されている。このカバー用内視鏡7には、そ の挿入部の先端近傍に設けられた図示していない撮像素子から出力された信号を ビデオプロセッサ3に入力させるケーブル8が接続されている。
【0010】 また、カバー用内視鏡7には、カバー用内視鏡7を覆うカバー9が被覆されて いる。このカバー9は、挿入部カバー部10、操作部カバー11、ユニバーサル カバー12によって構成されている。なお、カバー9は、カバー9を保持するカ バー保持具13を介して、カバー用内視鏡7に挿入部カバー部10を装着するよ うになっている。 また、前記拡張器5には、拡張チューブ14が設けられている。
【0011】 図2は、挿入部カバー部10の断面図である。挿入部カバー部10には、カバ ー内視鏡の挿入部が挿入される内視鏡挿入チャンネル15と、鉗子チャンネル1 6と、送気・送水管路17が形成されている。さらに、挿入部カバー部10には 、鉗子チャンネル16に連通している手元側吸引チューブ18、送気・送水管路 17に連通している送気チューブ19、送水チューブ20が接続されている。 なお、手元側吸引チューブ18、送気チューブ19、送水チューブ20は、図 1に示すように流体制御装置4を経由して、図示していない吸引装置、送気源、 送水源に接続されている。
【0012】 また、挿入部カバー部10の手元側には、図示していないカバー内視鏡の操作 部に挿入部カバー部10を固定するための内視鏡操作部固定用口体部21が設け られている。この内視鏡操作部固定用口体部21には、挿入部カバー部10の鉗 子チャンネル16から分岐した処置具挿入口体22が一体的に形成されている。 なお、本実施例では内視鏡操作部固定用口体部21、処置具挿入口体22は、 金属ではなく樹脂で形成している。
【0013】 図3は、パッケージ23に収納された挿入部カバー部10を示した一部切り欠 き斜視図である。パッケージ23は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、 HDPE(高密度ポリエチレン)等のリサイクル可能なプラスチック材料あるい は紙から成るベース部材24、蓋部材25、および同様の材料から成る袋31を 有する。 なお、パッケージ23のベース部材24と蓋部材25は、少なくとも一部が通 気性はあるが細菌を通さない0.2μm以下の通気孔を有する高分子材料あるい は紙としてもよい。 挿入部カバー部10は、ベース部材24に形成された螺旋状の定置用溝26に 先端部27を外側にして嵌め込むように定置されている。図4は、図3における A−A断面図であり、パッケージ23内における挿入部カバー部10の収納状態 を示している。図示のように、挿入部カバー部の先端部27は、カバー用内視鏡 と組み合わせた場合の上下湾曲方向面を、溝26の左右側壁26a、26bに接 するように定置させている。
【0014】 また、挿入部カバー部10には、先端が上下左右方向あるいは上下方向に湾曲 する機能を有するカバー用内視鏡の挿入部が挿入される内視鏡挿入チャンネル2 8と、鉗子を挿通させるための鉗子チャンネル29と、送気・送水チャンネル3 0が形成されている。
【0015】 図5は、ベース部材に挿入部カバー部を定置させ、蓋部材を被せた後、袋31 内に入れファスナー32を閉じて密閉した状態を示す外観斜視図である。この袋 31は、0.2μm以下の通気孔を有するフィルム状部材であり、挿入口に開閉 自在なファスナー32が設けられている。なお、袋の表面には材質を表示する記 号33を付してある。図3に示すように、ベース部材24、蓋部材25にも同様 の記号を付してある。
【0016】 こうして、パッケージ23に挿入部カバー部10が定置された後、ガス滅菌さ れてユーザーに搬送される。パッケージされた挿入部カバー部10は、通常10 個が1セットとされて段ボール箱等に梱包して搬送されるが、パッケージ23、 段ボール箱等に挿入部カバー部10の種類、サイズ等の内容表示をしておけば、 ユーザー等にとって便がよいことはいうまでもない。なお、複数のパッケージ2 3を段ボール箱等に入れた場合は、その状態でガス滅菌できる。
【0017】 以上のごとく、本実施例によれば、カバー9の挿入部カバー部10を螺旋状に 巻回してコンパクトに収納するようにしてあるので、パッケージ23の小型化を 図れる。しかも、螺旋状に巻回した挿入部カバー部10は、先端部27の曲がり 癖が上下湾曲方向のみであり、左右方向には曲がり癖がつかない。したがって一 般的にカバー内視鏡は、使用時は常時上下方向の湾曲操作ノブは操作されている ので、上下方向の多少の曲がり癖があっても容易に矯正でき、操作性には何ら悪 影響は生じない。
【0018】 また、パッケージ23入りの挿入部カバー部10をガス滅菌する場合は、ファ スナー付袋31の挿入口を開けて行い、滅菌が終了したら挿入口を閉じることに よりパッケージ23のまま滅菌状態を維持できる。挿入部カバー部10を使用す る場合は、ファスナー付袋31の挿入口を開ければ滅菌状態にあるベース部材2 4と蓋部材25との間から容易に挿入部カバー部10を取り出せるので、その都 度パッケージ23を使い捨てにしなくともよくなる。 なお、ベース部材24、蓋部材25を生物分解型の材料や、可燃性の材料で形 成することにより環境保護に寄与する他、リサイクル可能な材料で形成すること により資源保護にも寄与できることはいうまでもない。
【0019】 また、パッケージ23のベース部材24と蓋部材25の少なくとも一部を、通 気性はあるが細菌を通さない高分子材料あるいは紙で形成することにより、ガス 滅菌により容易に滅菌でき滅菌効率がよい。さらに、ベース部材24と蓋部材2 5を気体は通すが細菌は通さないフィルム状部材から成る袋31で隙間なく覆っ たため、パッケージ23のままガス滅菌が可能でありパッケージ23を開けるま で滅菌状態を保つことができ、挿入部カバー部10の適正な保管を図れる。
【0020】 図6は、本考案の第2実施例を示したもので、第1実施例と対応する箇所には 同一符号を付した(以下の実施例についても同様)。本実施例でも、パッケージ 23のベース部材24に挿入部カバー部10定置用の溝26を形成し、この溝2 6に挿入部カバー部10を嵌め込むように定置させるようになっている。 挿入部カバー部10には、先端部27が上下方向のみに湾曲する機能を有する カバー用内視鏡の挿入部34(破線表示部分)が挿入される内視鏡挿入チャンネ ル28と、鉗子を挿通させるためのお鉗子チャンネル29が形成されている。
【0021】 本実施例では、挿入部カバー部10はその先端部27の上下湾曲方向面を、溝 26の左右側壁26a、26bに直交する方向に向けて、溝26内に定置させて いる。なお、本実施例においても、ベース部材24に挿入部カバー部10を定置 させ、蓋部材を被せた後、袋31に入れファスナー32を閉じて密閉するように している。また、この袋31は、少なくとも一部が通気性はあるが細菌は通さな い高分子材料で形成されている。 他の構成については、第1実施例と略同様である。
【0022】 第2実施例はこのように構成してあるので、挿入部カバー部10の先端部27 の曲がり癖が上下湾曲方向と直交する方向のみとなり、上下方向にはつかない。 したがって、上下方向のみの湾曲機能を有するカバー用内視鏡の湾曲部は、左右 方向には外力を加えても曲がらないので、カバー用内視鏡に挿入部カバー部10 を組み合わせて使用する場合、挿入部カバー部10についた曲がり癖は自然に矯 正され良好な操作性が得られる。 また、少なくとも一部が通気性はあるが細菌は通さない高分子材料で形成され た袋31にベース部材24等を収納しているので、袋31のファスナー32を閉 じたままガス滅菌ができ、滅菌作業を容易に行える。他の効果については、第1 実施例と略同様である。
【0023】 図7、図8(図7におけるA−A断面図)は、本考案の第3実施例を示したも のである。この実施例は、挿入部カバー部10の長さ等のサイズが異なるもの、 あるいは内視鏡挿入チャンネルのサイズの異なるもの等をも収納できるパッケー ジ23としたものである。図7は、長さの短い挿入部カバー部10を収納したパ ッケージ23内の状態を示したものである。この場合、溝26の一部には、余剰 部26cが形成されることになる。 このように、種々の挿入部カバー部10を収納するようにしているので、袋3 1の表面には収納されている挿入部カバー部10を使用するカバー内視鏡の機種 名等を表示する記号33を付しておく。その他の構成については第1実施例と略 同様である。
【0024】 本実施例は、以上のように構成してあるので、同一形態のパッケージ23を共 通に使用できるので、パッケージ23の整理が容易となる他、パッケージ23自 体の大量生産も可能となるので安価に生産できる。また、同一形態のパッケージ 23ではあるが、使用するカバー内視鏡の機種、挿入部カバー部10の種別等の 情報はパッケージ23表面に表示されているので、誤って別のパッケージ23を 開けてしまうような事態は防止できる。その他の効果については、第1実施例と 略同様である。
【0025】 本考案は以上の実施例に限定されるものではなく、幾多の変更,変形が可能で ある。 例えば、上下方向に湾曲できるカバー用内視鏡において、その挿入部34が細 いものにおいては、挿入部カバー部10に左右方向の曲がり癖がつくと、内視鏡 の挿入部を挿入しても真直ぐに矯正できないものがある。すると上下方向に曲が り癖がついた場合よりも使用上の支障が出やすいので、この場合は上下方向に曲 がり癖がつくように収納すればよい。 このように本考案は内視鏡操作時に支障をきたさないように挿入部カバー部を 収納するようにすればよいのである。
【0026】
【考案の効果】
このように、本考案は、コンパクトに挿入部カバー部をパッケージに収納でき るとともに、上下左右方向に湾曲できるカバー用内視鏡と組み合わせて使用する 挿入部カバー部の場合は主に上下方向に曲がり癖がつくように収納し、上下2方 向のみに湾曲できるカバー用内視鏡と組み合わせて使用する挿入部カバー部の場 合は、主に左右方向又は上下方向に曲がり癖がつくように収納するようにしてい るので、実際の使用時に曲がり癖に影響されて適正な先端部の湾曲操作又は軟性 部の挿入操作ができなくなるということを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る内視鏡装置全体の斜
視図である。
【図2】挿入部カバー部の断面図である。
【図3】挿入部カバー部を収納した状態を示したパッケ
ージ内部の斜視図である。
【図4】図3におけるA−A断面図である。
【図5】挿入部カバー部を収納して袋に入れた状態を示
す斜視図である。。
【図6】本考案の第2実施例に係るパッケージ内部を示
す断面図である。
【図7】本考案の第3実施例に係るパッケージ内部の斜
視図である。
【図8】図7におけるA−A断面図である。
【符号の説明】
10 挿入部カバー部 11 操作部カバー 23 パッケージ 24 ベース部材 25 蓋部材 26 溝 27 先端部 31 袋 31 スペース 33 記号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 中村 一郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の挿入部外表面をカバーする内視
    鏡挿入部カバー部を収納し、内視鏡の非使用時に保管し
    ておく内視鏡挿入部カバー部のパッケージにおいて、 内視鏡挿入部カバー部の少なくとも挿入方向先端部を、
    内視鏡操作時に支障をきたさない方向に湾曲させながら
    内視鏡挿入部カバー部を収納したことを特徴とする内視
    鏡挿入部カバー部のパッケージ。
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