JPH0657543A - 短繊維高配向複合材料の製造方法 - Google Patents
短繊維高配向複合材料の製造方法Info
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- JPH0657543A JPH0657543A JP20245792A JP20245792A JPH0657543A JP H0657543 A JPH0657543 A JP H0657543A JP 20245792 A JP20245792 A JP 20245792A JP 20245792 A JP20245792 A JP 20245792A JP H0657543 A JPH0657543 A JP H0657543A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 短繊維状の強化繊維と短繊維状熱可塑性材料
とを、エジェクター付き輸送ダクトを用い、常に繊維に
伸長作用を及ぼしながら繊維を飛動させ、更にこの輸送
ダクト内で繊維姿勢を変えて繊維が後端から着地するよ
うにしたことを特徴とする短繊維高配向複合材料の製造
方法。 【効果】 この短繊維高配向複合材料は強度、弾性率な
ど機械的強度が非常に優れたものができる。
とを、エジェクター付き輸送ダクトを用い、常に繊維に
伸長作用を及ぼしながら繊維を飛動させ、更にこの輸送
ダクト内で繊維姿勢を変えて繊維が後端から着地するよ
うにしたことを特徴とする短繊維高配向複合材料の製造
方法。 【効果】 この短繊維高配向複合材料は強度、弾性率な
ど機械的強度が非常に優れたものができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強化繊維と短繊維状熱
可塑性材料からなる短繊維高配向複合材料の製造方法に
関する。
可塑性材料からなる短繊維高配向複合材料の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】短繊維状の繊維集合体を高配向させる技
術は、産業上非常に有用な技術であり、各方面で研究が
進められている。特に近年技術的進歩の著しい繊維強化
複合材料分野ではこの技術の研究が盛んに行われてい
る。各種のマトリックス樹脂に強化繊維を混入させた繊
維強化複合材料は、高強度、高弾性率等の優れた力学的
特性を有するので各方面で使用されている。強化繊維の
形態としては、高強度、高弾性率分野で使用するための
長繊維、長繊維使いの複合材料の成形性を改善するため
に、また低強度、低弾性率分野で使用するための短繊維
の二形態がある。この中で熱可塑性樹脂をマトリックス
とし、短繊維状の繊維基材を高配向させて補強材とする
複合材料の成形方法としては、(1)短繊維状の強化繊
維基材と熱可塑性樹脂からなる短繊維状マトリックス素
材とを混合した物を液体内に懸濁させ、この懸濁液を多
孔壁を通過させることにより短繊維を配向させる方法
(特開昭57ー178720号公報)、(2)短繊維状
の強化用繊維基材と熱可塑性材料からなる短繊維状マト
リックス素材とを混合した短繊維集合体に対してドラフ
ト作用を与え、繊維相互の摩擦によりドラフト方向に配
向させ、配向した繊維集合体における短繊維状マトリッ
クス素材を加熱溶融させることにより強化繊維を相互に
接合一体化する方法(特公昭56ー37892号公報)
などが提案されている。
術は、産業上非常に有用な技術であり、各方面で研究が
進められている。特に近年技術的進歩の著しい繊維強化
複合材料分野ではこの技術の研究が盛んに行われてい
る。各種のマトリックス樹脂に強化繊維を混入させた繊
維強化複合材料は、高強度、高弾性率等の優れた力学的
特性を有するので各方面で使用されている。強化繊維の
形態としては、高強度、高弾性率分野で使用するための
長繊維、長繊維使いの複合材料の成形性を改善するため
に、また低強度、低弾性率分野で使用するための短繊維
の二形態がある。この中で熱可塑性樹脂をマトリックス
とし、短繊維状の繊維基材を高配向させて補強材とする
複合材料の成形方法としては、(1)短繊維状の強化繊
維基材と熱可塑性樹脂からなる短繊維状マトリックス素
材とを混合した物を液体内に懸濁させ、この懸濁液を多
孔壁を通過させることにより短繊維を配向させる方法
(特開昭57ー178720号公報)、(2)短繊維状
の強化用繊維基材と熱可塑性材料からなる短繊維状マト
リックス素材とを混合した短繊維集合体に対してドラフ
ト作用を与え、繊維相互の摩擦によりドラフト方向に配
向させ、配向した繊維集合体における短繊維状マトリッ
クス素材を加熱溶融させることにより強化繊維を相互に
接合一体化する方法(特公昭56ー37892号公報)
などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の方法は特許の例によると強化繊維として3mm程度の
短い物しか使われていなく、繊維基材による強化効果が
十分に発揮されない。また、(2)の方法では比較的長
い強化繊維を使用でき、また繊維基材とマトリックス樹
脂の混合状態も良いなどの利点もあるが、特許の実施例
によると曲げ強度が余り改善されていないので強化繊維
がドラフトにより完全には配向されていなく、繊維基材
による強化効果が十分発揮されていない、などの問題点
があった。
の方法は特許の例によると強化繊維として3mm程度の
短い物しか使われていなく、繊維基材による強化効果が
十分に発揮されない。また、(2)の方法では比較的長
い強化繊維を使用でき、また繊維基材とマトリックス樹
脂の混合状態も良いなどの利点もあるが、特許の実施例
によると曲げ強度が余り改善されていないので強化繊維
がドラフトにより完全には配向されていなく、繊維基材
による強化効果が十分発揮されていない、などの問題点
があった。
【0004】本発明の目的はこれらの問題を解決するこ
とにある。
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、短繊維状の強
化繊維と短繊維状熱可塑性材料とを、エジェクター付き
輸送ダクトを用い、常に繊維に伸長作用を及ぼしながら
繊維を飛動させ、更にこの輸送ダクト内で繊維姿勢を変
えて繊維が後端から着地するようにしたことを特徴とす
る短繊維高配向複合材料の製造方法である。
化繊維と短繊維状熱可塑性材料とを、エジェクター付き
輸送ダクトを用い、常に繊維に伸長作用を及ぼしながら
繊維を飛動させ、更にこの輸送ダクト内で繊維姿勢を変
えて繊維が後端から着地するようにしたことを特徴とす
る短繊維高配向複合材料の製造方法である。
【0006】
【実施例】本発明による短繊維状繊維集合体を飛動法で
高配向させる技術の一例としての短繊維高配向複合材料
製造装置を示す。以下添付図により本発明を説明する。
図1は本発明の一例である短繊維高配向複合材料製造装
置の斜視図を示す。図1に示すように本発明の装置は繊
維供給部A、分繊部B、輸送部C、集積部D、接合部
E、巻取り部Fから成る。
高配向させる技術の一例としての短繊維高配向複合材料
製造装置を示す。以下添付図により本発明を説明する。
図1は本発明の一例である短繊維高配向複合材料製造装
置の斜視図を示す。図1に示すように本発明の装置は繊
維供給部A、分繊部B、輸送部C、集積部D、接合部
E、巻取り部Fから成る。
【0007】繊維供給部Aは、一対の供給ロール3とエ
プロン装置4から成り、ケンス1から供給される所定の
単位長さ当り重量を有するスライバー2が供給ロール3
とエプロン装置4との間で例えば、約1.3倍程度のド
ラフト比でプリテンションがかけられる。ここでスライ
バー2は、短繊維状の強化繊維2aと、熱可塑性樹脂か
ら成る短繊維状のマトリックス樹脂2bにより構成され
る。強化繊維2aとしては、通常複合材料の強化繊維と
して使われているもの、すなわち炭素繊維、ガラス繊
維、芳香族ポリアミド繊維などを用いることができる。
また熱可塑性樹脂から成るマトリックス樹脂2bは、強
化繊維2aよりも分解点が低いもの又は低融点を有する
ものを用いる。即ち、通常熱可塑性樹脂として用いられ
ているポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、
ポリスルホンなどほとんど全てのものが使用される。
プロン装置4から成り、ケンス1から供給される所定の
単位長さ当り重量を有するスライバー2が供給ロール3
とエプロン装置4との間で例えば、約1.3倍程度のド
ラフト比でプリテンションがかけられる。ここでスライ
バー2は、短繊維状の強化繊維2aと、熱可塑性樹脂か
ら成る短繊維状のマトリックス樹脂2bにより構成され
る。強化繊維2aとしては、通常複合材料の強化繊維と
して使われているもの、すなわち炭素繊維、ガラス繊
維、芳香族ポリアミド繊維などを用いることができる。
また熱可塑性樹脂から成るマトリックス樹脂2bは、強
化繊維2aよりも分解点が低いもの又は低融点を有する
ものを用いる。即ち、通常熱可塑性樹脂として用いられ
ているポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、
ポリスルホンなどほとんど全てのものが使用される。
【0008】この強化繊維2aとマトリックス樹脂2b
を混合したスライバー2の製造は、従来紡績工程で使わ
れているスライバーの製法を利用してできる。強化繊維
またはマトリックス樹脂がフィラメントの形で入荷する
場合は、繊維供給部の前に図示しない延伸牽切装置を設
けスライバーにせずにフィラメントのまま直接供給して
もよい。本発明の装置では後で説明する輸送部Cから集
積部Dの間で強化繊維とマトリックス樹脂が十分混合さ
れる。
を混合したスライバー2の製造は、従来紡績工程で使わ
れているスライバーの製法を利用してできる。強化繊維
またはマトリックス樹脂がフィラメントの形で入荷する
場合は、繊維供給部の前に図示しない延伸牽切装置を設
けスライバーにせずにフィラメントのまま直接供給して
もよい。本発明の装置では後で説明する輸送部Cから集
積部Dの間で強化繊維とマトリックス樹脂が十分混合さ
れる。
【0009】供給ロール3と分繊部ロールとの間の距離
(ゲージ)は供給スライバー中の繊維の繊維長より長く
定めることが好ましく、ロール4aは中抜きロールとし
て、バイアスカット繊維に対応できるようにする。ま
た、強化繊維の長さは、複合材料の強度、弾性率を向上
させるために50mm以上にすることが好ましい。繊維
供給部Aで通常の紡績装置に対して装置の変更を要する
部分がある。すなわち、強化繊維の伸度が通常の繊維よ
りも極端に小さいため供給ロールまた、延伸牽切装置で
繊維の損傷が起こる可能性がある。そこで、強化繊維に
接触する部分はゴム被服ロールを用いるなどの配慮が必
要である。
(ゲージ)は供給スライバー中の繊維の繊維長より長く
定めることが好ましく、ロール4aは中抜きロールとし
て、バイアスカット繊維に対応できるようにする。ま
た、強化繊維の長さは、複合材料の強度、弾性率を向上
させるために50mm以上にすることが好ましい。繊維
供給部Aで通常の紡績装置に対して装置の変更を要する
部分がある。すなわち、強化繊維の伸度が通常の繊維よ
りも極端に小さいため供給ロールまた、延伸牽切装置で
繊維の損傷が起こる可能性がある。そこで、強化繊維に
接触する部分はゴム被服ロールを用いるなどの配慮が必
要である。
【0010】分繊部Bはゴムロール6と溝付きロール5
からなる一対のロール(以下開繊装置という)とその一
対のロールから引き出された繊維を吸引、分繊させるエ
ジェクター付き輸送ダクト7とから構成され、繊維供給
ロールに対して数10倍から数100倍のドラフト比で
ドラフトすることにより繊維一本づつあるいは数本から
数10本の繊維集団として引き抜く。
からなる一対のロール(以下開繊装置という)とその一
対のロールから引き出された繊維を吸引、分繊させるエ
ジェクター付き輸送ダクト7とから構成され、繊維供給
ロールに対して数10倍から数100倍のドラフト比で
ドラフトすることにより繊維一本づつあるいは数本から
数10本の繊維集団として引き抜く。
【0011】図2に開繊装置の側面図を示す。この開繊
装置における溝付きロール5は、いわゆるニップ開繊ロ
ールとして知られているロールであり、同一半径で突き
出した円弧部分を外周に少なくとも一箇所以上有する薄
板5aを同軸上で一定角度ずらして所定の枚数重ねて構
成される。その結果、図2で示す側面図でみれば複数枚
の薄板5aが重ねられることによりゴムロール15と接
触する突き出し円弧部分5bと凹部5cが形成される。
この溝付きロール5を用いてエプロン装置4から供給さ
れる繊維を開繊する場合には、図3に示すように、繊維
は薄板5aの突き出し円弧部分5bとゴムロール6との
間でニップされ、薄板5aの厚みに相当したニップ幅内
にある繊維f1は確実に次工程に送り出されることにな
る。一方、図2で示す凹部5cに入り込んだ繊維f2は
繊維相互の摩擦力によって引きずられて次工程に送り出
される。繊維束をより本数の少ない繊維集団に開繊する
ためには、繊維の太さに対応する数ミクロンから数十ミ
クロンの厚さを有する薄板を用いるのが好ましい。しか
しこのような厚みの薄板を製造することは工業上困難で
あるばかりでなく、耐久性から実用的ではなく、数10
0ミクロンから1mmの厚さを有する薄板からなる溝付
きロールを用いるとよい。また、溝付きロール5も繊維
供給部Aと同様に、強化繊維の損傷を避けるために薄板
5aの繊維と接触する円弧部分5bは、ゴムなどで被覆
することが望ましい。
装置における溝付きロール5は、いわゆるニップ開繊ロ
ールとして知られているロールであり、同一半径で突き
出した円弧部分を外周に少なくとも一箇所以上有する薄
板5aを同軸上で一定角度ずらして所定の枚数重ねて構
成される。その結果、図2で示す側面図でみれば複数枚
の薄板5aが重ねられることによりゴムロール15と接
触する突き出し円弧部分5bと凹部5cが形成される。
この溝付きロール5を用いてエプロン装置4から供給さ
れる繊維を開繊する場合には、図3に示すように、繊維
は薄板5aの突き出し円弧部分5bとゴムロール6との
間でニップされ、薄板5aの厚みに相当したニップ幅内
にある繊維f1は確実に次工程に送り出されることにな
る。一方、図2で示す凹部5cに入り込んだ繊維f2は
繊維相互の摩擦力によって引きずられて次工程に送り出
される。繊維束をより本数の少ない繊維集団に開繊する
ためには、繊維の太さに対応する数ミクロンから数十ミ
クロンの厚さを有する薄板を用いるのが好ましい。しか
しこのような厚みの薄板を製造することは工業上困難で
あるばかりでなく、耐久性から実用的ではなく、数10
0ミクロンから1mmの厚さを有する薄板からなる溝付
きロールを用いるとよい。また、溝付きロール5も繊維
供給部Aと同様に、強化繊維の損傷を避けるために薄板
5aの繊維と接触する円弧部分5bは、ゴムなどで被覆
することが望ましい。
【0012】なお、溝付きロール5としては図2及び図
3に示した構成以外のものを用いてもよく、要は繊維束
を極力本数の少ない繊維集団として次工程に送ることが
できるものであればよい。図4にエジェクター付き輸送
ダクト7の一例を示す。エジェクター付き輸送ダクト7
は開繊装置から繊維通路7a内に送り出された繊維集団
を、エアー供給口7bから入り繊維通路7aの外側のガ
イドベーン部間隙7cから噴出する空気流れによって吸
引しながら、さらに分繊し、繊維を一本あるいは数本な
いし数十本の繊維集団でかつ引き延ばした状態で次工程
に搬送する装置である。
3に示した構成以外のものを用いてもよく、要は繊維束
を極力本数の少ない繊維集団として次工程に送ることが
できるものであればよい。図4にエジェクター付き輸送
ダクト7の一例を示す。エジェクター付き輸送ダクト7
は開繊装置から繊維通路7a内に送り出された繊維集団
を、エアー供給口7bから入り繊維通路7aの外側のガ
イドベーン部間隙7cから噴出する空気流れによって吸
引しながら、さらに分繊し、繊維を一本あるいは数本な
いし数十本の繊維集団でかつ引き延ばした状態で次工程
に搬送する装置である。
【0013】エジェクター部の構造は、空気導入口から
入った圧縮空気は圧気室を経由して輸送ダクトの軸線に
平行になるように設けられたガイドベーン間の間隙7c
を通って、高速空気流が噴出するように構成されてお
り、その前方には繊維通路側に該高速気流を案内する3
0度以下の斜面7dが設けられており、この部分の吸引
力の発生により、エジェクター付き輸送ダクトの入口か
ら周囲の空気を吸引し、それにより開繊装置の拘束から
自由になった繊維を繊維通路を通って、輸送ダクト出口
へ運ぶことができる。このエジェクター付き輸送ダクト
内を繊維が飛動している間、繊維は空気による伸長作用
を受け、繊維を伸ばした状態で次工程に搬送することが
できる。
入った圧縮空気は圧気室を経由して輸送ダクトの軸線に
平行になるように設けられたガイドベーン間の間隙7c
を通って、高速空気流が噴出するように構成されてお
り、その前方には繊維通路側に該高速気流を案内する3
0度以下の斜面7dが設けられており、この部分の吸引
力の発生により、エジェクター付き輸送ダクトの入口か
ら周囲の空気を吸引し、それにより開繊装置の拘束から
自由になった繊維を繊維通路を通って、輸送ダクト出口
へ運ぶことができる。このエジェクター付き輸送ダクト
内を繊維が飛動している間、繊維は空気による伸長作用
を受け、繊維を伸ばした状態で次工程に搬送することが
できる。
【0014】前記、高速気流案内用斜面付きエジェクタ
ーは実験、観察の結果驚くべきことに繊維の集積部着地
時の繊維の平行性を大幅に改善する作用を果しているこ
とがわかった。このエジェクターは図5に示すように集
積部Dに対し、30度以下の角度α傾いて配置されてお
り、更にその前方に高速気流案内用斜面7dが、30度
以下の角度傾いて設置されているため、この部分に斜行
渦流が発生し、繊維の先端が該斜行渦流に巻き込まれ繊
維姿勢を、今までの輸送ダクトの軸線にほぼ等しい向き
から輸送ダクト出口に対して平行な方向に向きを変え、
更にその後、集積部Dに対して先端が持ち上がり後端が
倒れた後端着地姿勢を取ることを可能にすることがわか
った。この後端着地の実現により着地時の繊維の折れ曲
がりはほとんどなく繊維はほぼまっすぐな状態で着地す
る。
ーは実験、観察の結果驚くべきことに繊維の集積部着地
時の繊維の平行性を大幅に改善する作用を果しているこ
とがわかった。このエジェクターは図5に示すように集
積部Dに対し、30度以下の角度α傾いて配置されてお
り、更にその前方に高速気流案内用斜面7dが、30度
以下の角度傾いて設置されているため、この部分に斜行
渦流が発生し、繊維の先端が該斜行渦流に巻き込まれ繊
維姿勢を、今までの輸送ダクトの軸線にほぼ等しい向き
から輸送ダクト出口に対して平行な方向に向きを変え、
更にその後、集積部Dに対して先端が持ち上がり後端が
倒れた後端着地姿勢を取ることを可能にすることがわか
った。この後端着地の実現により着地時の繊維の折れ曲
がりはほとんどなく繊維はほぼまっすぐな状態で着地す
る。
【0015】集積部Dは図1に示すように、有孔ベルト
8、吸引装置9からなる。有孔ベルト8の表面には均一
で微細な孔が開けてあり、吸引装置9は図示しない吸引
源に接続されているので有孔ベルト上方の空気を内側に
吸引している。前述のように真っ直ぐに伸びた状態でエ
ジェクター付き輸送ダクトから飛動してきた繊維は、こ
の有孔ベルト上に伸びた状態で着地する。図6に示すよ
うに、有孔ベルトとエジェクター付き輸送ダクトは、輸
送ダクトから飛動してきた繊維の速さと有孔ベルトの送
り速さの比に対応した角度β傾けて配置されているので
繊維は有孔ロールの進行方向12と直角に配向した状態
で堆積する。また、強化繊維とマトリックス樹脂はエジ
ェクター付き輸送ダクトを通って集積部に着地する間に
十分混合されるので、複合材料にしたときに強化繊維と
マトリックス樹脂の含浸性は非常によく複合材料の強度
も優れたものができる。
8、吸引装置9からなる。有孔ベルト8の表面には均一
で微細な孔が開けてあり、吸引装置9は図示しない吸引
源に接続されているので有孔ベルト上方の空気を内側に
吸引している。前述のように真っ直ぐに伸びた状態でエ
ジェクター付き輸送ダクトから飛動してきた繊維は、こ
の有孔ベルト上に伸びた状態で着地する。図6に示すよ
うに、有孔ベルトとエジェクター付き輸送ダクトは、輸
送ダクトから飛動してきた繊維の速さと有孔ベルトの送
り速さの比に対応した角度β傾けて配置されているので
繊維は有孔ロールの進行方向12と直角に配向した状態
で堆積する。また、強化繊維とマトリックス樹脂はエジ
ェクター付き輸送ダクトを通って集積部に着地する間に
十分混合されるので、複合材料にしたときに強化繊維と
マトリックス樹脂の含浸性は非常によく複合材料の強度
も優れたものができる。
【0016】上記状態で配向して着地した繊維集団は有
孔ベルトによって接合部Eまで運ばれ、ここで繊維状マ
トリックス樹脂が溶融して強化繊維と一体化された複合
材料となる。この後巻取り部Fの巻取りロール11によ
り複合材料は巻取られる。
孔ベルトによって接合部Eまで運ばれ、ここで繊維状マ
トリックス樹脂が溶融して強化繊維と一体化された複合
材料となる。この後巻取り部Fの巻取りロール11によ
り複合材料は巻取られる。
【0017】
【実施例1】以下に原料である51mmの繊維の平行度
と本発明の装置を使ってこの繊維を集積部Dに堆積させ
たときの平行度の比較を表1に示す。なおここで用いら
れる各特性値の定義及びその評価方法は次の通り数1で
表されるものである。
と本発明の装置を使ってこの繊維を集積部Dに堆積させ
たときの平行度の比較を表1に示す。なおここで用いら
れる各特性値の定義及びその評価方法は次の通り数1で
表されるものである。
【0018】
【数1】
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明は100mm程度の短繊維状の繊
維を一方向に高配向させる技術であり、これを用いて複
合材料を製造した場合、強度、弾性率など機械的強度が
非常に優れたものができる。また、その他の分野での適
用範囲も広く、例えば不織布の長手方向に対して直角方
向の強度補強用にも利用できる。
維を一方向に高配向させる技術であり、これを用いて複
合材料を製造した場合、強度、弾性率など機械的強度が
非常に優れたものができる。また、その他の分野での適
用範囲も広く、例えば不織布の長手方向に対して直角方
向の強度補強用にも利用できる。
【図1】本発明の装置の斜視図。
【図2】分繊部Bの側面図。
【図3】分繊部Bの側面図。
【図4】エジェクター付き輸送ダクトの断面図。
【図5】本発明装置の部分側面図。
【図6】本発明装置の部分平面図。
1 ケンス 2 スライバー 3 供給ロール 4 エプロン装置 5 溝付きロール 6 ゴムロール 7 エジェクター付き輸送ダクト 8 有孔ベルト 9 吸引装置 10 マトリックス樹脂溶融装置 11 巻取りロール 12 有孔ベルト進行方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:14
Claims (1)
- 【請求項1】 短繊維状の強化繊維と短繊維状熱可塑性
材料とを、エジェクター付き輸送ダクトを用い、常に繊
維に伸長作用を及ぼしながら繊維を飛動させ、更にこの
輸送ダクト内で繊維姿勢を変えて繊維が後端から着地す
るようにしたことを特徴とする短繊維高配向複合材料の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20245792A JPH0657543A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 短繊維高配向複合材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20245792A JPH0657543A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 短繊維高配向複合材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657543A true JPH0657543A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16457849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20245792A Withdrawn JPH0657543A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 短繊維高配向複合材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657543A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105073364A (zh) * | 2013-03-11 | 2015-11-18 | 三菱丽阳株式会社 | 层叠基材及其制造方法 |
| JP2016037009A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 王子ホールディングス株式会社 | 強化繊維解繊装置および強化繊維解繊方法 |
| WO2026028683A1 (ja) * | 2024-08-01 | 2026-02-05 | 株式会社豊田自動織機 | 紡機のドラフト装置、及び紡機のドラフト装置におけるドラフト方法 |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP20245792A patent/JPH0657543A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105073364A (zh) * | 2013-03-11 | 2015-11-18 | 三菱丽阳株式会社 | 层叠基材及其制造方法 |
| JP2016037009A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 王子ホールディングス株式会社 | 強化繊維解繊装置および強化繊維解繊方法 |
| WO2026028683A1 (ja) * | 2024-08-01 | 2026-02-05 | 株式会社豊田自動織機 | 紡機のドラフト装置、及び紡機のドラフト装置におけるドラフト方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |