JPH0657917B2 - パルプ供給装置 - Google Patents

パルプ供給装置

Info

Publication number
JPH0657917B2
JPH0657917B2 JP30270090A JP30270090A JPH0657917B2 JP H0657917 B2 JPH0657917 B2 JP H0657917B2 JP 30270090 A JP30270090 A JP 30270090A JP 30270090 A JP30270090 A JP 30270090A JP H0657917 B2 JPH0657917 B2 JP H0657917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulp
tank
liquid level
level control
weighing valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30270090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04185785A (ja
Inventor
一孝 細川
Original Assignee
コーエイ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コーエイ工業株式会社 filed Critical コーエイ工業株式会社
Priority to JP30270090A priority Critical patent/JPH0657917B2/ja
Publication of JPH04185785A publication Critical patent/JPH04185785A/ja
Publication of JPH0657917B2 publication Critical patent/JPH0657917B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抄紙機に種箱を介してパルプを供給するパル
プ供給装置に係り、特に抄紙機に供給されるパルプの流
量変動および濃度変動を大幅に抑制できるパルプ供給装
置に関する。
[従来の技術] 第7図は、抄紙機にパルプを供給するための従来のパル
プ供給装置を示すもので、図中、符号1は溢流槽1aと
秤量弁槽1bとオーバフロー槽1cとからなる種箱であ
り、マシンチェスト2から種揚ポンプ3を介し前記溢流
槽1aに揚送されたパルプは、溢流槽1a上端から溢流
して秤量弁槽1bに供給されるようになっている。そし
てこの秤量弁槽1bの底部から送出されたパルプは、秤
量弁4を介して白水ピット5からの白水とともにファン
ポンプ6の入側に導かれ、このファンポンプ6により図
示しない抄紙機に送られるようになっている。
一方、前記秤量弁槽1bの上端から溢流したパルプは、
第7図に示すようにオーバフロー槽1cに流下して戻し
管7を介し前記マシンチェスト2に戻され、種箱1とマ
シンチェスト2との間を循環するようになっている。
また、前記種揚ポンプ3出側の配管には、第7図に示す
ように濃度検出器8が設けられており、この濃度検出器
8からの信号に基づき開度制御される調節弁9により、
前記種揚ポンプ3の入側に稀釈水が供給されて濃度制御
がなされるようになっている。
ところで、抄紙機で抄造される紙製品の品質を向上させ
るためには、抄紙機に供給されるパルプに流動変動がな
く、しかもその濃度が一定していることが必要である。
そしてそのためには、種箱内のパルプの液位および濃度
を安定させることが要求される。
そこで、従来のパルプ供給装置では、種箱1を溢流槽1
aと秤量弁槽1bとオーバフロー槽1cとから構成し、
秤量弁槽1bの液位を安定させるようにしているが、こ
の方式では、秤量弁槽1bの液面を積極的に制御するこ
とができず、マシンチェスト2の液面変動により、秤量
弁槽1bの液面が±5mm程度変動し、秤量弁4を流れる
パルプの流量が変動するという問題がある。
そこで従来は、秤量弁槽1bの液面変動による影響を可
及的少なくするため、種箱1を可能な限り高所に設置す
る方法を採っているが、この場合には、マシンチェスト
2から溢流槽1aまでのパルプの揚送距離が長くなり、
種揚ポンプ3の消費電力が嵩むという問題がある。特
に、前記従来のパルプ供給装置では、余分なパルプを種
箱1からマシンチェスト2に戻すオーバフロー方式を採
用しているため、この傾向が著しい。
また、前記従来のパルプ供給装置では、マシンチェスト
2に濃度変動が生じた場合に、濃度検出器8でこれを検
出して種揚ポンプ3の入側に稀釈水を供給するようにし
ているが、濃度が変動したパルプが、マシンチェスト2
から濃度検出器8に到るまでに一定の時間遅れがあり、
濃度制御はその後行なわれることになるので、秤量弁槽
1b内のパルプの濃度変動が大きくなるという問題があ
る。
そこで、本出願人は先に、特願昭63−139470号
において、抄紙機に供給されるパルプの流量変動および
濃度変動を大幅に抑制できるパルプ供給装置を提案し
た。
[発明が解決しようとする課題] 本出願人が先に提案したパルプ供給装置においては、種
箱を、溢流槽と秤量弁槽と液面制御槽とから構成すると
ともに、この種箱内のパルプを、循環ポンプを有する循
環ラインを介して常時循環させ、かつ抄紙機に送られた
量と同量のパルプを、パルプ補給ラインから液面制御槽
に補給する方法を採っているため、秤量弁槽の液面変動
を±1mm程度に抑えることができるという利点を有する
が、循環ラインの配管構造が複雑であり、また抄紙機へ
のパルプ送出量が増大し、種箱内でのパルプ循環量が多
くなった場合には、秤量弁槽の液面変動が大きくなり、
この場合には、パルプ循環量に合わせて大型の種箱を用
意しなければならないという問題がある。
また、先のパルプ供給装置においては、パルプの濃度が
変動した場合に、循環ポンプの入側に、稀釈水供給ライ
ンからの稀釈水を供給するようにしているが、循環ポン
プを溢流槽に接近させるのは限度があるため、濃度変動
抑制効果が、必ずしも充分とは云えないという問題があ
る。
本発明は、かかる現況に鑑みなされたもので、簡単な構
造で、しかも種箱内でのパルプ循環量が多い場合でも、
抄紙機に送られるパルプの流量変動を大幅に抑制するこ
とができるパプル供給装置を提供することを目的とす
る。
また、本発明の他の目的は、抄紙機に送られるパルプの
濃度変動を、より完全に抑制することができるパルプ供
給装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の第1の発明は、前記目的を達成する手段とし
て、溢流槽と;溢流槽の上端全周縁から溢流したパルプ
が供給され、底部から送出されたパルプを秤量弁を介し
て抄紙機に導く秤量弁槽と;前記溢流槽および秤量弁槽
とともに種箱を構成し、秤量弁槽の上端から溢流したパ
ルプが供給される液面制御槽と;液面制御槽の底部と前
記溢流槽の底部とを直結する管路と;この管路内に配置
され、液面制御槽から送出されたパルプを溢流槽の底部
に戻す回転羽根と;前記液面制御槽に設けられた液面検
出器からの信号に基づき液面制御槽にパルプを補給し、
液面制御槽の液面をほぼ一定に制御するパルプ補給ライ
ンと;前記管路の中間部と前記秤量弁槽の底部とを接続
し、中間部に設けたバイパス弁の開度を制御して、液面
制御槽から溢流槽に戻されるパルプの一部を、直接秤量
弁槽の底部に戻すバイパスラインと;をそれぞれ設ける
ようにしたことを特徴とする。
また本発明の第2の発明は、前記目的を達成する手段と
して、溢流槽と;溢流槽の上端全周縁から溢流したパル
プが供給され、底部から送出されたパルプを秤量弁を介
して抄紙機に導く秤量弁槽と;前記溢流槽および秤量弁
槽とともに種箱を構成し、秤量弁槽の上端から溢流した
パルプが供給される液面制御槽と;液面制御槽の底部と
前記溢流槽の底部とを直結する管路と;この管路内に配
置され、液面制御槽から送出されたパルプを溢流槽の底
部に戻す回転羽根と;前記液面制御槽に設けられた液面
検出器からの信号に基づき液面制御槽にパルプを補給
し、液面制御槽の液面をほぼ一定に制御するパルプ補給
ラインと;前記管路の中間部と前記秤量弁槽の底部とを
接続し、中間部に設けたバイパス弁の開度を制御して、
液面制御槽から溢流槽に戻されるパルプの一部を、直接
秤量弁槽の底部に戻すバイパスラインと;前記溢流槽内
のパルプ濃度を検出する濃度検出器からの信号に基づ
き、液面制御槽底部のパルプ送出口に下向きに稀釈水を
供給する稀釈水供給ラインと;をそれぞれ設けるように
したことを特徴とする。
そして、本発明においては、回転羽根として、コンベア
シャフトの上流端に部分的に設けられ、液面制御槽から
送出されたパルプを下流側に送給する上端ねじ羽根と;
上端ねじ羽根の下流側でかつバイパスラインの上流側位
置に、上端ねじ羽根との間に所定の間隔を有して部分的
に設けられ、送給されてきたパルプをさらに下流側に送
給する中間ねじ羽根と;コンベアシャフトの下流端に前
記両ねじ羽根とは逆の捩りで部分的に設けられ、送給さ
れてきたパルプを溢流槽の底部に送り出す下端ねじ羽根
と;を備えているスクリュウコンベアを用いたり、ある
いは液面制御槽とバイパスラインとの間に位置するプロ
ペラを用いることが好ましい。
また、本発明においては、回転羽根で送給されるパルプ
の流量を、秤量弁槽から秤量弁側に送出されるパルプの
最大流量の1.3 倍以上に設定することがより好ましい。
[作用] 本発明の第1の発明に係るパルプ供給装置においては、
溢流槽と秤量弁槽とからなる種箱内のパルプが、液面制
御槽の底部と溢流槽の底部とを直結する管路内に配置し
た回転羽根により、前記管路を介して常時循環される。
このため、循環ラインを用いて循環させる場合に比較し
て、より簡単な構造で流量変動を抑制することが可能と
なる。
また、前記管路は、バイパス弁を有するバイパスライン
を介し秤量弁槽の底部に接続されているので、抄紙機へ
の送出パルプ量が増大して種箱内を循環するパルプ量が
多くなった場合でも、液面制御槽から溢流槽に戻される
パルプの一部を、直接秤量弁槽の底部に戻すことによ
り、バイパスした分だけ溢流槽に戻すパルプの量を少な
くすることができる。このため、種箱を大型にすること
なく、流量変動を抑制することが可能となる。
ところで、パルプ補給ラインから補給されるパルプの濃
度が、種箱内のパルプ濃度と異なっている場合には、種
箱内のパルプ濃度が変動し、これを補正する必要があ
る。
そこで、本発明の第2の発明に係るパルプ供給装置にお
いては、液面制御槽底部のパルプ送出口に稀釈水を供給
し、濃度変動を補正するようにしている。この稀釈水が
供給される位置は、溢流槽および秤量弁槽に極めて近い
位置であるので、濃度変動をより迅速に抑制することが
可能となる。
そして、本発明において、回転羽根として、上端ねじ羽
根,中間ねじ羽根および下端ねじ羽根がコンベアシャフ
トに断続的に設けられた構造のスクリュウコンベアを用
いることにより、パルプの濃度や繊維の長短に無関係
に、常に安定したパルプの送給が可能となる。また、回
転羽根として、プロペラを用いることにより、より多量
のパルプの送給が可能となる。
また、本発明において、回転羽根で送給されるパルプの
流量を、秤量弁槽から秤量弁側に送出されるパルプの最
大流量の1.3 倍以上とすることにより、パルプの濃度変
動をより抑制することが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の第1実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係るパルプ供給装置の一例を示すも
ので、図中、符号11は種箱であり、この種箱11は、
溢流槽11aと、秤量弁槽11bと、液面制御槽11c
とから構成されている。
前記溢流槽11aは、第1図ないし第3図に示すよう
に、下端側が漏斗状に絞られた円筒状をなしており、そ
の下端部には、所定長さの整流管12が一体に設けられ
ている。
前記秤量弁槽11bは、第1図ないし第3図に示すよう
に、前記溢流槽11aの上端部を内包する変形漏斗状を
なしており、その上端開口部は、前記溢流槽11aの上
端開口部の位置よりも例えば100mm低く設定されてい
る。そしてこれにより、溢流槽11a内のパルプは、そ
の上端全周縁から緩やかに溢流して秤量弁槽11bに供
給されるようになっている。
この秤量弁槽11bの下端中央部には、第2図および第
3図に示すように、後に詳述するバイパス管13の上端
部が接続されており、またこのバイパス管13を介しそ
の両側位置(第3図における上下位置)には、パルプ送
出管14が接続され、このパルプ送出管14には、制御
装置15からの信号により開度制御される秤量弁16が
設けられている。そして、前記秤量弁槽11bの底部か
らパルプ送出槽14を介し送出されたパルプは、第1図
に示すように、白水ピット17からの白水とともにファ
ンポンプ18の入側に導かれ、このファンポンプ18に
より図示しない抄紙機に送られるようになっている。
また、前記液面制御槽11cは、第1図ないし第3図に
示すように、前記秤量弁槽11bの溢流槽11aとは逆
の側の端部に連続して設けられており、この液面制御槽
11cには、例えばフランジ型の電子式液面発信器等か
らなる液面検出器19が設けられている。そして、この
液面検出器19で設定される液面制御槽11cの液面
は、前記秤量弁槽11bの液面よりも例えば50mm低く
設定され、これにより、秤量弁槽11bの上端から溢流
したパルプが、液面制御槽11cに緩やかに供給される
ようになっている。
この液面制御槽11cの第2図における左端壁には、パ
ルプ補強管20が水平に接続されており、このパルプ補
強管20には、第1図に示すように、電子式調節弁21
および種揚ポンプ22が設けられ、このパルプ補強管2
0を介してマシンチェスト23内のパルプが液面制御槽
11cに補給されるようになっている。
前記電子式調節弁21は、第1図に示すように、前記液
面検出器19からの検出信号を入力とする液面制御装置
24により制御されるようになっているとともに、前記
種揚ポンプ22は、回転数制御装置25およびインバー
タ26により制御されるようになっている。そしてこれ
により、電子式調節弁21の開度が80%程度になるよ
うに種揚ポンプ22の回転数が制御され、液面制御槽1
1cの液面がほぼ一定に維持されるようになっている。
この液面制御槽11cの第2図における右端壁,すなわ
ち秤量弁槽11bとの隔壁27は、上端に向かって次第
にパルプ補給管20側に接近しながら湾曲する形状をな
しており、その上端部には、断面三角形状の液返し28
が設けられている。そして、前記パルプ補強管20から
の補給パルプは、液面制御槽11c内をぼ水平に流れて
前記隔壁27に当接し、この部分で減衰拡散するととも
に、隔壁27にそって上昇したパルプは、液返し28で
ほぼ水平な向きに変えられ、液面制御槽11cの液面を
波立たせることなく、液面制御槽11c内のパルプと迅
速かつ斑なく混合されるようになっている。
この液面制御槽11c底部には、第2図および第3図に
示すように、パルプ送出口29が設けられており、この
パルプ送出口29と前記溢流槽11a下端の整流管12
との間には、スクリュウコンベア30がほぼ水平に設け
られ、このスクリュウコンベア30の中間部には、前記
バイパス管13がバイパス弁31を介して接続されてい
る。そして、液面制御槽11cの底部から送出されたパ
ルプは、前記スクリュウコンベア30により送給され、
その一部は、整流管12を介し溢流槽11aの底部に戻
されるとともに、残部は、バイパス管13を介し秤量弁
槽11bに戻され、種箱11内を常時循環するようにな
っている。
前記液面槽11c底部のパルプ送出口29には、第2図
ないし第4図に示すように、吐出口が下に向いた稀釈水
ノズル32が設けられており、この稀釈水ノズル32に
は、第1図に示すように、稀釈水タンク33からの稀釈
水が、稀釈水供給管34を介して供給されるようになっ
ている。前記稀釈水タンク33には、白水または清水が
稀釈水としてフロート弁35を介し補給されるようにな
っている。
前記稀釈水供給管34には、第1図に示すように、濃度
調節弁36が設けられており、この濃度調節弁36は、
前記溢流槽11a内に設置した濃度検出器37からの検
出信号を入力とする濃度制御装置38により、開度制御
されるようになっている。そしてこれにより、マシンチ
ェスト23から液面制御槽11c内に補給されるパルプ
に濃度変動が生じた場合でも、秤量弁槽11b内のパル
プの濃度変動を大幅に抑制できるようになっている。こ
れについては、後に詳述する。
一方、前記スクリュウコンベア30は、第2図および第
5図に示すように、円筒容器状のシュータ39と、この
シュータ39内に配置されて駆動モータ40により回転
駆動されるコンベアシャフト41と、このコンベアシャ
フト41に断続的に設けられた上端ねじ羽根42,中間
ねじ羽根43および下端ねじ羽根44とから構成されて
いる。
前記上端ねじ羽根42は、第5図に示すように、コンベ
アシャフト41の上流端に1.5 巻程度の長さで設けら
れ、また前記中間ねじ羽根43は、上端ねじ羽根42の
下流側でかつバイパス弁31の上流側位置に、上端ねじ
羽根42との間に所定の間隔を有して1.5 巻程度の長さ
で設けられている。また、前記下端ねじ羽根44は、コ
ンベアシャフト41の下流端に、前記両ねじ羽根42,
43とは逆の捩りでかつ小ピッチで1巻程度の長さで設
けられている。そして、前記液面制御槽11cの底部か
ら送出されたパルプは、まず上端ねじ羽根42により下
流側に送給されるとともに、中間ねじ羽根43によりさ
らに下流側に送給され、またスクリュウコンベア30の
下流端まで送給されてきたパルプは、下端ねじ羽根44
により 押し返され、溢流槽11aおよび秤量弁槽11
bに送り出されるようになっている。
前記駆動モータ40は、第1図に示すように、インバー
タ45を介して前記制御装置15により回転制御される
ようになっており、この制御により、スクリュウコンベ
ア30のパルプ送給量は、パルプ送出管14を介し送給
されるパルプの最大流量の1.3 倍以上となるように設定
されている。
なお、前記制御装置15は、第1図に示すように、バイ
パス弁31の開度制御も行うようになっており、バイパ
ス弁31は、スクリュウコンベア30のパルプ送給量が
多い場合には、大きな開度となり、スクリュウコンベア
30のパルプ送給量が少ない場合には、小さな開度(零
を含む)となるようになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
スクリュウコンベア30を起動すると、液面制御槽11
c内のパルプは、その底部から送出されてスクリュウコ
ンベア30で送給される。そして、整流管12で整流さ
れた後、溢流槽11aの底部に供給される。
溢流槽11aに導かれたパルプは、その上端全周縁から
緩やかに溢流して秤量弁槽11bに供給される。そし
て、この秤量弁槽11b内のパルプは、その一部が、秤
量弁槽11bの底部から秤量弁16側に送出されて白水
ピット17からの白水とともに抄紙機に送られ、また残
部が、秤量弁槽11bの上端から緩やかに溢流して液面
制御槽11cに供給される。
この液面制御槽11cの液面は、液面検出器19により
常時監視され、必要な量のパルプがマシンチェスト23
から種揚ポンプ22および電子式調節弁21を介して補
給される。これにより、液面制御槽11cの液面がほぼ
一定に制御される。通常、その変動幅は±3mm程度であ
る。
ところで、抄紙機で抄造される紙製品の品質を向上させ
るためには、秤量弁18を通過するパルスの流量および
濃度を一定にすることが必要であり、そのためには、秤
量弁槽11bの液面変動およびパルプの濃度変動を可及
的少なくする必要がある。
そこで本実施例では、以下のような液面制御方法および
濃度制御方法を採用し、秤量弁槽11bの液面およびパ
ルプ濃度の安定化を図っている。
まず、液面制御について説明する。
スクリュウコンベア30の流量変動は、パルプ濃度がほ
ぼ一定であるとすると、入口側ヘッド,すなわち液面制
御槽11cの液面が多少変化してもほとんど変化せず、
ほぼ一定である。このため、溢流槽11aの液面変動は
ほとんどなく、したがって、秤量弁槽11b液面をほぼ
一定にすることができる。
しかも、スクリュウコンベア30は、コンベアシャフト
41の上流側に、少ない巻き数の上端ねじ羽根42およ
び中間ねじ羽根43を断続的に設け、かつコンベアシャ
フト41の下流端に、パルプを押し戻す下端ねじ羽根4
4を設けた構造になっているので、パルプ濃度やパルプ
の繊維の長さが変化しても、送給量を常に安定させるこ
とができる。
その理由は、必ずしも明らかではないが、ねじ羽根を連
続して設けた場合には、ねじ羽根とパルプとの間に一旦
滑りが生じると、以後は空回りして、パルプに送給力が
与えられないのに対し、ねじ羽根を断続的に設けた場合
には、ねじ羽根とパルプとの間に滑りを生じる前に、ね
じ羽根とパルプとを切り離し、以後は、新たなパルプで
後から押してパルプを送給することになるので、送給量
を安定させることができるのではないかと思われる。
ところで、スクリュウコンベア30のパルプ送給量が一
定であっても、その流量が増大した場合には、大流量の
パルプが溢流槽11aの上端全周縁から溢流することに
なるので、溢流槽11aの液面が波立つような状態とな
り、秤量弁槽11bの液面が不安定となる。
そこで本実施例では、スクリュウコンベア30のパルプ
送給量に合わせてバイパス弁31の開度を制御し、パル
プの一部を直接秤量弁槽11bに戻すようにしている。
これにより、溢流槽11aへのパルプ戻し量が、バイパ
スした分だけ減少することにより、種箱11内でのパル
プ循環量が多くなっても、秤量弁槽11bの液面を安定
させることができる。しかも、パルプの一部を、直接秤
量弁槽11bに戻すことにより、秤量弁槽11b内の全
域に、常に緩やかなパルプ流れが生じ、死に種の発生も
防止することができる。
次に、濃度制御について説明する。
液面制御槽11cには、マシンチェスト23からパルプ
が補給されるが、その濃度が種箱11内のパルプ濃度と
同一で、しかも変動がなければ、濃度制御の必要はな
い。ところが、マシンチェスト23内のパルプの濃度は
変動することがあるので、濃度制御の必要がある。
ところで、液面制御槽11c内には、変動前の正規濃度
のパルスが貯留されており、しかもマシンチェスト23
からの補給パルプの流量の30〜50%流量の正規濃度
のパルプが、秤量弁槽11bから溢流して液面制御槽1
1cに供給されるので、液面制御槽11cの濃度変動
は、極めて緩やかである。この液面制御槽11c内のパ
ルプは、スクリュウコンベア30を介し溢流槽11aに
供給され、最終的には秤量弁槽11bに供給されること
になるので、秤量弁槽11b内のパルプ濃度も変動する
ことになるが、溢流槽11aのパルプ濃度が変動すれ
ば、濃度検出器37がこれを検出して稀釈水ノズル32
か稀釈水が供給され、しかも溢流槽11a内のパルプ濃
度は極めて緩やかであるので、溢流槽11a内のパルプ
濃度の変動量を小さなものとすることができる。しか
も、稀釈水ノズル32の位置は、溢流槽11aに極めて
近いので、濃度変動と稀釈水の供給との間にほとんど時
間遅れがなく、極めて良好な濃度制御となり、秤量弁槽
11b内のパルプ濃度の変動を、従来の場合に比較して
大幅に抑制することができる。
なお、バイパス弁31が開いている場合には、濃度が変
動したパルプが、直接秤量弁槽11bにも戻されること
になるが、この場合には、稀釈水ノズル32からの稀釈
水で調整されたパルプも、直接秤量弁槽11bに戻され
ることになるので、前記同様、安定した濃度制御が可能
となる。
第6図は、本発明の第2実施例を示すもので、前記第1
実施例におけるスクリュウコンベア30に代え、プロペ
ラ50を用いるようにしたものである。
すなわち、液面制御槽11c下端のパルプ送出口29と
溢流槽11a下端の整流管12とは、第6図に示すよう
に、前記シュータ39と同一機能の管路51を介して直
結されており、バイパス管13は、この管路51の途中
にバイパス弁31を介して接続されている。
一方、この管路51の内部には、第6図に示すように、
前記パルプ送出口29とバイパス弁31との中間位置
に、例えば3枚翼のプロペラ50が配置されており、こ
のプロペラ50は、駆動モータ40により回転駆動され
るようになっている。
なお、その他の点については、前記第1実施例と同一構
成となっており、作用も同一である。
しかして、パルプ送出口29と整流管12とが、前記第
1実施例におけるシュータ39と同一機能を有する管路
51により直結されているので、前記第1実施例と同様
の効果が期待できるとともに、スクリュウコンベア30
に代えてプロペラ50が用いられているので、前記第1
実施例の場合よりも、多量のパルプを安定して送給する
ことができる。これは、本発明者の実験により確認され
ている。
その理由は、必ずしも明らかではないが、プロペラ50
の方が、スクリュウコンベア30よりも、高回転域まで
パルプとの間の滑りが生じないからではないかと思われ
る。
なお、前記両実施例においては、液面制御槽11cに供
給するパルプを、マシンチェスト24から送給する場合
について説明したが、薬品の定着時間に問題がなけれ
ば、マシンチェスト24は省略することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の第1の発明は、種箱内の
パルプを、管路内に配した回転羽根により循環させるよ
うにしているので、簡単な構造で、抄紙機に送られるパ
ルプの流量変動を大幅に抑制することができる。また、
前記管路の中間部には、液面制御槽から溢流槽に戻され
るパルプの一部を、直接秤量弁槽の底部に戻すバイパス
ラインが設けられているので、種箱内でのパルプ循環量
が多くなった場合でも、種箱を大型にすることなく、抄
紙機に送られるパルプの流量変動を大幅に抑制すること
ができる。
また、本発明の第2の発明は、前記第1の発明の構成に
加え、溢流内のパルプ濃度を検出する濃度検出器からの
信号に基づき、液面制御槽底部のパルプ送出口に稀釈水
を供給する稀釈水供給ラインを設けるようにしているの
で、秤量弁槽の濃度変動が少なくなり、抄紙機に送られ
るパルプの濃度変動を、大幅に抑制することができる。
また、稀釈水は下向きに供給されるので、この部分に死
に種が発生するおそれがない。
そして、本発明において、回転羽根として、コンベアシ
ャフトに、上端ねじ羽根,中間ねじ羽根および下端ねじ
羽根を断続的に設けた構造のスクリュウコンベアを用い
ることにより、パルプ濃度やパルプの繊維の長さが変化
しても、常に安定してパルプを送給することができる。
また、本発明において、回転羽根として、プロペラを用
いることにより、スクリュウコンベアよりも多量のパル
プを安定して送給することができる。
さらに、本発明において、回転羽根で送給されるパルプ
の流量を、抄紙機側に送出されるパルプの最大流量の1.
3 倍以上とすることにより、流量変動および濃度変動
を、より少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るパルプ供給装置を示
す系統図、第2図は種箱の構成を部分断面で示す詳細
図、第3図は第2図の平面図、第4図は稀釈水ノズル部
分を第2図の左方から見た拡大断面図、第5図はスクリ
ュウコンベアの構成図、第6図は本発明の第2実施例を
示す第2図相当図、第7図は従来のパルプ供給装置を示
す系統図である。 11:種箱、11a:溢流槽 11b:秤量弁槽、11c:液面制御槽 13:バイパス管、16:秤量弁 19:液面検出器、20:パルプ補給管 29:パルプ送出口 30:スクリュウコンベア 31;バイパス弁、32:稀釈水ノズル 37:濃度検出器、39:シュータ 41:コンベアシャフト 42:上端ねじ羽根、43:中間ねじ羽根 44:下端ねじ羽根、50:プロペラ 51:管路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溢流槽と;溢流槽の上端全周縁から溢流し
    たパルプが供給され、底部から送出されたパルプを秤量
    弁を介して抄紙機に導く秤量弁槽と;前記溢流槽および
    秤量弁槽とともに種箱を構成し、秤量弁槽の上端から溢
    流したパルプが供給される液面制御槽と;液面制御槽の
    底部と前記溢流槽の底部とを直結する管路と;この管路
    内に配置され、液面制御槽から送出されたパルプを溢流
    槽の底部に戻す回転羽根と;前記液面制御槽に設けられ
    た液面検出器からの信号に基づき液面制御槽にパルプを
    補給し、液面制御槽の液面をほぼ一定に制御するパルプ
    補給ラインと;前記管路の中間部と前記秤量弁槽の底部
    とを接続し、中間部に設けたバイパス弁の開度を制御し
    て、液面制御槽から溢流槽に戻されるパルプの一部を、
    直接秤量弁槽の底部に戻すバイパスラインと;を具備す
    ることを特徴とするパルプ供給装置。
  2. 【請求項2】溢流槽と;溢流槽の上端全周縁から溢流し
    たパルプが供給され、底部から送出されたパルプを秤量
    弁を介して抄紙機に導く秤量弁槽と;前記溢流槽および
    秤量弁槽とともに種箱を構成し、秤量弁槽の上端から溢
    流したパルプが供給される液面制御槽と;液面制御槽の
    底部と前記溢流槽の底部とを直結する管路と;この管路
    内に配置され、液面制御槽から送出されたパルプを溢流
    槽の底部に戻す回転羽根;前記液面制御槽に設けられた
    液面検出器からの信号に基づき液面制御槽にパルプを補
    給し、液面制御槽の液面をほぼ一定に制御するパルプ補
    給ラインと;前記管路の中間部と前記秤量弁槽の底部と
    を接続し、中間部に設けたバイパス弁の開度を制御し
    て、液面制御槽から溢流槽に戻されるパルプの一部を、
    直接秤量弁槽の底部に戻すバイパスラインと;前記溢流
    槽内のパルプ濃度を検出する濃度検出器からの信号に基
    づき、液面制御槽底部のパルプ送出口に下向きに稀釈水
    を供給する稀釈水供給ラインと;を具備することを特徴
    とするパルプ供給装置。
  3. 【請求項3】回転羽根は、コンベアシャフトの上流端に
    部分的に設けられ、液面制御槽から送出されたパルプを
    下流側に送給する上端ねじ羽根と;上端ねじ羽根の下流
    側でかつバイパスラインの上流側位置に、上端ねじ羽根
    との間に所定の間隔を有して部分的に設けられ、送給さ
    れてきたパルプをさらに下流側に送給する中間ねじ羽根
    と;コンベアシャフトの下流端に前記両ねじ羽根とは逆
    の捩りで部分的に設けられ、送給されてきたパルプを溢
    流槽の底部に送り出す下端ねじ羽根と;を備えているス
    クリュウコンベアであることを特徴とする請求項1また
    は2記載のパルプ供給装置。
  4. 【請求項4】回転羽根は、液面制御槽とバイパスライン
    との間に位置するプロペラであることを特徴とする請求
    項1または2記載のパルプ供給装置。
  5. 【請求項5】回転羽根で送給されるパルプの流量は、秤
    量弁槽から秤量弁側に送出されるパルプの最大流量の
    1.3倍以上に設定されていることを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載のパルプ供給装置。
JP30270090A 1990-11-09 1990-11-09 パルプ供給装置 Expired - Lifetime JPH0657917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30270090A JPH0657917B2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 パルプ供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30270090A JPH0657917B2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 パルプ供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04185785A JPH04185785A (ja) 1992-07-02
JPH0657917B2 true JPH0657917B2 (ja) 1994-08-03

Family

ID=17912139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30270090A Expired - Lifetime JPH0657917B2 (ja) 1990-11-09 1990-11-09 パルプ供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0657917B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109053008A (zh) * 2018-10-31 2018-12-21 江西银杉白水泥有限公司 一种白水泥熟料分料器
CN111381611B (zh) * 2020-04-09 2024-12-10 湖北平安电工材料有限公司 一种云母浆在线浓度控制系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04185785A (ja) 1992-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2966343B2 (ja) 連続蒸解カンへのチップのポンプ輸送方法および装置
US6203667B1 (en) Method for regulating basis weight of paper or board in a paper or board machine
US3688677A (en) Apparatus for processing photographic material or the like
JPH0657917B2 (ja) パルプ供給装置
US2424052A (en) Film processor
JPS5924658B2 (ja) 流動体処理装置
US3812870A (en) Apparatus for processing photographic material or the like
US5464161A (en) Solid waste pulper
KR20170105424A (ko) 저수 탱크
JPH0327675B2 (ja)
US3279423A (en) Fruit treating apparatus and control means therefor
US6733629B1 (en) Method of controlling the operation of an approach system of a paper machine or the like web formation apparatus
JPH07109073B2 (ja) パルプ液供給装置
US2589638A (en) Paper machinery
JPH0572109A (ja) スラリー濃度の測定装置
US5179406A (en) Apparatus for treating a photosensitive material and method of adding water for use therein
CN108283907A (zh) 配药装置
JP2793143B2 (ja) 洗米装置
EP0723197B1 (en) Photographic processing apparatus
JP2000175816A (ja) 小魚などの連続式煮立て装置
US3195866A (en) Stock consistency blending apparatus
CA1121637A (en) Method and apparatus for degassing paper stock
US3211166A (en) Liquid additive apparatus
CN216988408U (zh) 一种带胶膜涂布用料槽
CN223047646U (zh) 一种间位芳纶凝固浴自动调节设备

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 17