JPH0658337B2 - 感湿素子およびその製造方法 - Google Patents

感湿素子およびその製造方法

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JPH0658337B2
JPH0658337B2 JP62180027A JP18002787A JPH0658337B2 JP H0658337 B2 JPH0658337 B2 JP H0658337B2 JP 62180027 A JP62180027 A JP 62180027A JP 18002787 A JP18002787 A JP 18002787A JP H0658337 B2 JPH0658337 B2 JP H0658337B2
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moisture
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polymer
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壮一郎 竹西
保彦 同前
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、相対湿度の変化に伴って電気抵抗が変化する
感湿素子に関し、詳細には有機イオン性ポリマーで構成
される感湿素子の製造方法に関する。
<従来の技術> 電気抵抗または静電容量の変化を基に相対湿度を感知す
る感湿素子としては、次のようなものがある。
a)多孔性の物質に塩化リチウムなどの電解質を含浸さ
せて製造する感湿素子。
b)吸湿性ポリマー中に導電性の固体を分散させて製造
する感湿素子。
c)基板に金属酸化物の被膜を形成して製造する感湿素
子。
d)基板に有機イオン性ポリマーの被膜を形成して製造
する感湿素子。
<本発明が解決しようとする問題点> 上記した従来の感湿素子の製造技術には、次のような問
題がある。
a)の感湿素子においては、高湿度の環境下で使用する
と、電解質が溶出してしまう。
b)の感湿素子においては、感応する湿度範囲が狭く、
しかも感湿特性の直線性が劣る。
c)の感湿素子においては、空気中のガスや微粉塵によ
る汚染を受けるので感湿特性が変化し易く、信頼性が低
い。また、製造面では高温による後処理工程やクリーニ
ング工程を必要とし、煩雑となる。
d)の感湿素子においては、以上のa)〜c)の感湿素
子と比較して用途範囲も広く、比較的安定した信頼性の
ある感湿特性が得られ、耐久性にも優れているが、製造
工程が煩雑であり、またそのために均一な特性を有する
製品を得るのが難しい。
<本発明の目的> 本発明は以上の問題点を解決するためになされたもの
で、製造方法が容易であって、耐久性および感湿特性に
優れている感湿素子を提供することを目的とする。
<本発明を解決するための手段> 次に本発明の構成を説明し、本発明による問題を解決す
るための手段を明示する。
<イ>構成ポリマー 本発明に係る感湿素子は、有機イオン性ポリマーの優れ
た特性を活用することを特徴とし、次のような組み合わ
せでポリマーを構成する。
側鎖にスルホン酸基および/またはカルボキシル基を
有する化合物(A)のポリマーと、側鎖に水酸基を有す
る化合物(B)のポリマー。
側鎖にスルホン酸基および/またはカルボキシル基を
有する化合物(A)のポリマーと、多価アルコール
(C)。
側鎖にスルホン酸基および/またはカルボキシル基を
有する化合物(A)と水酸基を有する化合物(B)とか
らなるコポリマーと、強酸(D)。
側鎖にスルホン酸基および/またはカルボキシル基を
有する化合物(A)と水酸基を有する化合物(B)とか
らなるコポリマーと、多価強酸(E)。
ただし、上記のA、B、C、DおよびEは、次の群より
なる化合物から選択されたものを用いる。
A:スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニルス
ルホン酸、アクリル酸、メタクリル酸など。
B:ビニルアルコール、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレートなど。
C:エチレングリコール、グリセリン、トリメチロール
プロパンなど。
D:硫酸など。
E:ピロ燐酸など。
<ロ>ポリマー薄膜の形成工程 上記のような構成からなるポリマーの溶液を電極を有す
る基板上に塗布し、溶剤を除去すると同時に加熱によっ
て架橋処理する。
電極の形成方法としては、公知のプリントまたはエッチ
ング法などを用いることができる。
また、ポリマー溶液の塗布方法としては、公知のナイフ
コーター、ロールコーターによる方法などが用いられ
る。
なお、塗布のかわりに、基板をポリマー溶液に浸漬する
方法またはスピナーによる方法なども採用される。
<ハ>ポリマー薄膜中の強酸基と水酸基の比率 本発明によると、目標とする抵抗値に応じて強酸基と水
酸基の比率を変えることができる。
強酸基と水酸基の比率は、一般には30:1から55:
45の範囲が望ましい。
<ニ>中和工程 上記した強酸基と水酸基の比率面積では、強酸基が過剰
であるため、これを中和する必要がある。
中和方法としては、ポリマー薄膜をアルカリ溶液中に含
浸する方法あるいはアルカリ性のガス中に曝露する方法
が採用される。
<作用> 上記の工程で製造した感湿素子は、架橋によって吸脱湿
による膨潤収縮が抑えられているため、感湿特性にばら
つきがなく、安定している。
またこの感湿素子は、膨潤収縮が少なく、基板および電
極との接着性がよいとの理由から耐久性に優れる。
特に高湿の環境下に長時間放置しても感湿特性の変化が
極めて小さく、また吸湿速度および湿速度が速く応答性
に優れる。膜の薄さも優れた応答性をもたらす。
また、強酸基と水酸基の比率を調整することで、感湿特
性を容易に制御できる。
さらにまた、架橋が容易に行えるから生産工程が簡略化
できる。
<実施例> 実施例1 アルミナ板に櫛型電極を印刷した基板に、ポリスチレン
スルホン酸8部、グリセリン2部および水90部からな
る溶液を塗布する。この基板を120℃で乾燥熱処理し
た後、水酸化リチウム(LiOH)水溶液で中和する。この
処理基板を洗浄、乾燥して感湿素子を得た。
この感湿素子に25℃で1KHzの正弦波で測定した感湿
特性を第1図中[I]で示す。
実施例2 アルミナ板に櫛型電極を印刷した基板に、ポリ2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸6部と、ポ
リビニルアルコール4部および水90部からなる溶液を
塗布する。この基板を100℃で乾燥熱処理した後、ア
ンモニア蒸気で中和する。この処理基板を洗浄、乾燥し
て感湿素子を得た。
この感湿素子に25℃で1KHzの正弦波で測定した感湿
特性を第1図[II]で示す。
実施例3 アルミナ板に櫛型電極を印刷した基板を、コポリマー
(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
ナトリウムと2−ヒドロキシエチルアクリレートとをモ
ノマー仕込比8:2で共重合させたもの)8部とアルト
リン酸2部および水90部からなる溶液に含浸する。含
浸は4cm/分とする。この処理基板を100℃で乾燥熱
処理して感湿素子を得た。
この感湿素子に25℃で1KHzの正弦波で測定した感湿
特性を第2図[III]で示す。
実施例4 実施例3で得た感湿素子を、50度飽和RHおよび50
℃10%以下RHの乾燥雰囲気下での暴露各1時間を1
サイクルとする乾湿サイクルテストに供した。各サイク
ル数における感湿素子を用いて、25℃で、40%、6
0%、80%および100%RH下における1KHz正弦
波での抵抗を測定して、第3図に示すような結果を得
た。
このテスト結果から、本発明に感湿素子は、耐久性に優
れていることが理解される。
実施例5 アルミナ板に櫛形電極を印刷した基板を、コポリマー
(アクリル酸ナトリウムと2−ヒドロキシエチルアクリ
レートとをモノマー仕込比9:1で共重合させたもの)
4部、硫酸1部および水95部からなる溶液に含浸す
る。含浸は6cm/分とする。この処理基板を80℃で乾
燥熱処理して感湿素子を得た。
この感湿素子に25℃で1KHzの正弦波で測定した感湿
特性を第2図中[IV]で示す。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるから、次のような効果
を得ることができる。
<イ>ポリマーの架橋により、吸脱湿による膨潤収縮が
抑えられる。したがって、感湿特性が安定しており、と
くに高湿度環境下で長時間放置してもその変動がきわめ
て小さい。また、耐久性にも優れる。
<ロ>ポリマー中の強酸基と水酸基の比率を調製するこ
とによって、感湿特性を容易に制御できる。
<ハ>吸脱湿速度が速く、応答性に優れる。
<ニ>ポリマーの架橋が容易であるので、生産工程が簡
略化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図:本発明に係る感湿素子の特性(湿
度−抵抗変化)を示す説明図 第3図:本発明に係る感湿素子の乾湿サイクルテストの
結果の説明図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルホン酸基および/またはカルボキシル
    基を感湿基とする感湿素子であって、該感湿基を含むポ
    リマーとアルコール性水酸基を含むポリマーとを架橋さ
    せて構成することを特徴とする、有機イオン性ポリマー
    感湿素子。
  2. 【請求項2】スルホン酸基および/またはカルボキシル
    基を感湿基とする感湿素子であって、該感湿基を含むポ
    リマーと多価アルコールとを架橋させて構成することを
    特徴とする、有機イオン性ポリマー感湿素子。
  3. 【請求項3】スルホン酸基および/またはカルボキシル
    基を感湿基とする感湿素子であって、該感湿基を含むモ
    ノマーとアルコール性水酸基を含むモノマーとのコポリ
    マーに、強酸を加えて架橋させて構成することを特徴と
    する、有機イオン性ポリマー感湿素子。
  4. 【請求項4】スルホン酸基および/またはカルボキシル
    基を感湿基とする感湿素子であって、該感湿基を含むモ
    ノマーとアルコール性水酸基を含むモノマーとのコポリ
    マーに、多価強酸を加えて架橋させて構成することを特
    徴とする、有機イオン性ポリマー感湿素子。
  5. 【請求項5】スルホン酸基および/またはカルボキシル
    基を感湿基として含むポリマーと、アルコール性水酸基
    を含むポリマーまたは多価アルコールとを櫛型電極を有
    する基盤に塗布し、熱処理して架橋することを特徴とす
    る、感湿素子の製造方法。
  6. 【請求項6】スルホン酸基および/またはカルボキシル
    基を感湿基として含むモノマーと、アルコール性水酸基
    を含むモノマーとのコポリマーに、強酸または多価強酸
    を加え、これを櫛型電極を有する基盤に塗布し、熱処理
    して架橋することを特徴とする、感湿素子の製造方法。
JP62180027A 1987-07-21 1987-07-21 感湿素子およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0658337B2 (ja)

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JPS59173742A (ja) * 1983-03-22 1984-10-01 Sharp Corp 温湿度センサ−

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