JPH065846B2 - リングトリツプ回路 - Google Patents

リングトリツプ回路

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JPH065846B2
JPH065846B2 JP59108502A JP10850284A JPH065846B2 JP H065846 B2 JPH065846 B2 JP H065846B2 JP 59108502 A JP59108502 A JP 59108502A JP 10850284 A JP10850284 A JP 10850284A JP H065846 B2 JPH065846 B2 JP H065846B2
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ring trip
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光俊 綾野
清 渋谷
健司 高遠
厚夫 芦川
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
    • H04M19/02Current supply arrangements for telephone systems providing ringing current or supervisory tones, e.g. dialling tone or busy tone
    • H04M19/026Arrangements for interrupting the ringing current

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明はリングトリップ回路に関する。
技術の背景 電話交換システムにおいて、加入者電話機とネットワー
ク(交換スイッチ)との間には、いわゆる加入者回路が
設けられる。この加入者回路は複数種の機能回路からな
り、本発明はこのうちの1つであるリングトリップ回路
について言及する。このリングトリップ回路は、ある電
話機に着信があったときこれに呼出し信号を送出してベ
ルを鳴らし、被呼者が応答してオフフックしたときはこ
れを検出して、呼出し信号の送出を中止するためのリン
グトリップ信号を出力する機能を果すものである。この
リングトリップ回路は既に確立した回路構成を有してい
るが、新たな要求に応えるべく種々の改良が望まれてい
る。
従来技術と問題点 第6図は一般的な電話交換システムの一例を示す図であ
る。本図において、11は加入者端末、すなわち電話機
であり、線路12を介して加入者回路(LC)13に接続す
る。加入者回路13は、走査回路(SCN)16および信号
分配回路(SD)17を介し、中央制御装置(CC)15により
制御される。中央制御装置15はネットワーク(NW)1
4、すなわち交換スイッチをも制御して、他の加入者端
末(図示せず)との交換接続処理を総合的に管理する。
まず、電話機11に他の加入者より着信があると、中央
制御装置15から、着信分配回路17を介し、加入者回
路13内のリレー(RL)18を駆動し、呼出し信号CR
(Continuous Ringing)を送出する。この呼出し信号C
Rによって、電話機11内のベルが鳴動し、当該加入者
はオフフックしてこれに応答する。中央制御装置15は
走査回路16を介しこのオフフックによって形成された
ループ“閉”を検出し、引続き当該発呼加入者との交換
接続処理を進行させる。その後、加入者同士の会話が始
まる。本発明は第6図の構成において、主として加入者
回路13の内部について言及するものである。
第7図は第6図の加入者回路13内に設けられるリング
トリップ回路の従来例を示す回路図である。本図におい
て、第6図と同一の構成要素には同一の参照番号又は記
号を付して示す(これは全図を通じて同じである)。第
7図においては、加入者回路13のうち、周知の給電回
路21、例えば−48Vの直流電源22、前記リレー1
8の接点r1およびリングトリップ回路23が示されて
いる。給電回路21は、受話器の作動に必要な電源を供
給するものであり、抵抗給電あるいは定電流給電を行
う。
電話機11に対し着信があると、既述のリレー18が駆
動され、その接点r1を端子t1からt2へ切り替え
る。そして既述の呼出し信号CRが電話機11へ送出さ
れる。第8図は呼出し信号CRの波形図である。呼出し
信号CRは、直流電圧VDC(例えば−48V)に交流
電圧VAC(いわゆるリンガー信号であり例えば95V
で周波数20Hzである)を重畳したものからなる。GN
Dはグランドレベルである。第7図に戻ると、信号CR
の交流成分(VAC)はコンデンサ24を通過し、リン
ガー送出抵抗25を経由して、電話機11内のベル回路
(第9図の46参照)を駆動する。このベル回路によっ
てベルが鳴動し、当該加入者がオフフックするとそのベ
ル回路は非駆動となると共に直流ループが形成される。
これにより、コンデンサ24は、直流電圧VDCによっ
て図示する極性(+,−)をもって充電される。この充
電電圧が上昇し、ツェナーダイオード26のツェナー電
圧を超えると、ホトカプラ27内のホトダイオードが点
灯し、対になっているホトトランジスタをオンにする。
このオンによって抵抗R3の図中下側の端子の電圧はグ
ランドレベルに降下する。これがリングトリップ信号R
Tとなる。この信号RTが既述の走査回路16によって
検出されると、中央制御装置15は信号CRの送出を断
にすると共に、ネットワーク14の交換接続処理を開始
する。第7図において、抵抗R1は、コンデンサ24の
放電抵抗、抵抗R2は、ホトカプラ27内のホトダイオ
ードの保護抵抗、ダイオードDは、該ホトダイオードを
逆バイアスから保護するためのものである。
第7図に示すリングトリップ回路23において特に問題
となるのはコンデンサ24の存在である。このコンデン
サ24を排除できれば従来の諸問題点が一挙に解決され
る。第1の問題点は、コンデンサ24が通常、例えば4
7μFと大きな容量を必要とするため、リングトリップ
回路の外形寸法を大きくしてしまい実装上不利となるこ
とである。このコンデンサ24は各加入者毎に設けら
れ、その数は膨大なものとなるから、できるだけその寸
法は小さい方が良い。
第2の問題点は、リングトリップ信号RTが送出される
までの間に、コンデンサ24を充電しなければならず、
リングトリップ信号RTの発生までに比較的長い時間を
要することである。この時間は、コンデンサ24の容量
(47μF)に比例するので、結局、オフフックから交
換接続までに時間がかかり、迅速な応答ができなくな
る。
第3の問題点は、コンデンサ24が第8図に示すような
仕様の呼出し信号CRよりも厳しい仕様の呼出し信号を
受信することができないことである。仮に第8図の信号
CRを形成する直流電圧VDCが、−48Vを大幅に超
える場合には、該コンデンサ24の耐圧を一層増大させ
るか、あるいは何らかの保護手段をこれに併設しなけれ
ばならない。具体例を示すと、メッセージウエイティン
グサービスがこれに相当する。このサービスは、加入者
が不在中に受けた呼、すなわち着信を放電ランプ(ネオ
ン管)を点灯させて表示するというものである。この場
合、そのネオン管を点灯するために、前記直流電圧V
DCとして、−48Vを大幅に超える−100Vが用い
られる。第9図は第7図に示す電話機11内の従来の一
構成例を示す図である。本図において、41は送話器、
42は受話器であり、通常の電話機回路43により駆動
される。46も又、通常のベル回路であり、直流阻止用
コンデンサ47を有している。受話器(41,42)を取り上
げると、フックスイッチ45がオフ(端子t3側へ接
続)する。このフックスイッチ45にはネオン管44が
接続し、不在中にあった着信を知らせるための、特殊サ
ービス用直流電圧V′DC(−100V)が、呼出し信
号CRとして用いられる。
発明の目的 本発明の目的は上記諸問題点を同時に解決することので
きるリングトリップ回路を提供することである。具体的
に言えば、従来のリングトリップ回路23と等価な機能
を、コンデンサ24を用いることなく実現して外形寸法
を小形化し、リングトリップの応答時間を短縮すると共
に、既述したメッセージウエイティング等の特殊サービ
スにも適した新規なリングトリップ回路を提供すること
を目的とするものである。
発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、従来のコンデンサ
24に代えてこれをリンガー送出抵抗とし、該リンガー
送出抵抗の両端に現われる電圧変化を演算増幅器によっ
て抽出しリングトリップするようにしたことを特徴とす
るものである。
発明の実施例 第1図は本発明に基づくリングトリップ回路の第1実施
例を示す回路図である。まず、信号分配回路17(第6
図)は、電話機11に対して着信があると、リレー18
(第6図)を駆動し第1接点r1を端子t2側に接続す
る。これと同時に呼出し信号CR(第8図)を電話機1
1に送出する。この信号CRは、第1接点r1に連動す
る第2接点r2−リンガー送出抵抗25−第1接点R1
−線路12(図中下側)−電話機11−線路12(図中
上側)−給電回路21−GNDに沿って流れる。これに
よりベル回路46(第9図)が駆動され、信号CR中の
交流電圧VAC(第8図)によりベルを鳴動する。この
場合、電話機11はオンフック状態であるから、フック
スイッチ45(第9図)の接点は端子t4側に接続さ
れ、信号CRはベル回路46(第9図)のみを通過す
る。ベル回路46は通常、コイルとコンデンサと抵抗の
直列回路として等価的に表わされ、20Hzの交流電圧V
ACに対しては7〜8KΩという高いインピーダンスを
呈する。このため、第2接点r2、リンガー送出抵抗2
5、第1接点r1を通過する信号CR(交流信号)は、
例えば10〜20mAと小さい。この交流信号が10mAで
あるとすると、リンガー送出抵抗25(例えば、820
Ω)の両端に現われる電圧は8.2V(10mA×820
Ω)となる。今、オンフック中であるから、この交流の
8.2Vによって演算増幅器52がトリガーされてはなら
ない。なお演算増幅器52がトリガーされると、比較器
53の出力は“H”(high)レベルとなり、リングトリ
ップ信号RTが送出されるようになっている。そこで、
オンフック中において上記交流の8.2Vを抑圧し、演算
増幅器52がトリガーされないようにするため、すなわ
ちリングトリップ信号RTを送出しないようにするた
め、信号CRの交流成分抑圧部を演算増幅器52に設け
る。この交流成分抑圧部は具体的には低減ろ波器であ
り、積分回路にて実現される。第1図中の抵抗R4とコ
ンデンサC1がこの積分回路を形成する。抵抗R4を例
えば100KΩとすれば、コンデンサC1は3.3μF程度
で良い。ここに、演算増幅器52の出力Vは、 (ただし、ZC1はコンデンサC1の交流成分(20Hz)
に対するインピーダンス) で表わされ、R4,C1として上記の数値例を用いれ
ば、R4=100KΩ, となり、Vは約0.2Vとなる。かくして、呼出し信号
CRの交流成分については、演算増幅器52の入力側に
生ずる前述の電圧(=8.2V)を、その出力において0.2
Vに抑圧することができる。結局、本発明のリングトリ
ップ回路51は、オンフック中の呼出し信号CRには全
く応動せず、リングトリップ信号RTを出力することは
ない。なお、演算増幅器52の反転入力(-)側と非反転
入力(+)側のインピーダンスをバランスさせるため、前
述の積分回路(R4,C1)と同一構成の抵抗R5およ
びコンデンサC2を設ける。従って、これらの値も、そ
れぞれ100KΩおよび3.3μFである。
次に、加入者(被呼者)が応答し、オフフックしたとす
る。このオフフックによって、第9図のフックスイッチ
45の接点は端子t4からt3側に切り替わる。これに
より、ベル回路46は非励磁となり、ベルの鳴動は停止
する。又、このとき、電話機回路43内のフックスイッ
チ45′は、フックスイッチ45と連動して、その接点
を端子t3′側に接続するので、抵抗48を含む閉ルー
プが形成される。この結果、呼出し信号CRの交流信号
(VAC)のみならず、該信号CRの直流成分
(VDC)も流れ始める。第1図において、この直流成
分による直流電流はリンガー送出抵抗25の両端に直流
電圧を生じさせ、この直流電圧は抑圧されることなくそ
のまま、演算増幅器52の出力に現われることになる。
そのまま現われるのは、その直流電圧が抵抗R4(=1
10KΩ)と抵抗R6(=100KΩ)によって1(=
R6/R4)倍されるからである。この場合、演算増幅
器52の反転入力(-)側が非反転入力(+)側より高電位と
なるので、演算増幅器52の出力Vは下降する。しか
し、前述のコンデンサC1が挿入されているため、出力
は急激には下降せず、ある時定数をもって徐々に下
降する。第2図は第1図における要部の信号波形を示す
波形図であり、本図中の(a)欄に、前述した徐々に下降
する出力Vを示す。(a)欄の出力Vは全体として、
オフフックした時刻TOFFより徐々に下降する。この出
力Vを分析すると、直流成分vdcとvacとからなり、
acは前述した信号CRを構成する20Hzの交流信号で
あり、vdcに重畳する。従って、vdcがコンデンサC1
によって徐々に下降するので、vacもこれと共に下降す
る。時刻TOFF以後にvacの振幅が急に大きくなるの
は、第9図に示す電話機11の回路構成より明らかであ
る。第9図を参照すると、フックスイッチ45がオンフ
ックの状態にあるとき、信号CR中の交流信号
(VAC)は全てベル回路46に印加され、その振幅は
小さい。なぜなら、既述の如く、等価的にコイルとコン
デンサと抵抗の直列回路からなるベル回路46の、交流
信号(20Hz)に対するインピーダンスは通常7〜8K
Ωにも及ぶからである。ところが、オフフックすると
(第2図のTOFF以降)、フックスイッチ45および4
5′の各接点は端子t3およびt3′側に切り替わり、
20Hzの該交流信号に対するインピーダンスは抵抗48
のみとなるからである。この抵抗48の抵抗値は通常3
00Ω程度であるから、前述した交流インピーダンス
(7〜8KΩ)に比して非常に小さい。これが第2図の
交流成分vacの振幅がTOFF以降において大となる理由
である。なお、信号CR中の直流成分も同様にフックス
イッチの45,45′のオン→オフ時に大幅に増加する
(フックスイッチのオン時にも電話機11内の漏れ抵抗
を通して流れる)ため、演算増幅器52の出力Vにお
ける直流成分vdcは第2図に示すとおり、TOFF以降、
徐々に下降する。
第2図(a)欄に戻ると、下降する出力Vはスレッショ
ルドレベルVTHを時刻Tで横切る。このスレッショ
ルドレベルVTHは第1図の比較器53の比較基準入力
であり、その他方の入力に印加されるVとのレベル比
較に用いられる。第2図(b)欄に示すように、V<V
THとなると比較器53の出力は“H”レベルに反転す
る。この“H”レベルの出力は、ダイオードD1を介し
て、求めるリングトリップ信号RTとなる。抵抗R8は
プルダウン抵抗である。かくして本発明のリングトリッ
プ回路51は、従来のコンデンサ24(第7図)を用い
ることなく、リングトリップ信号RTを出力することが
できる。この結果、既述の第1の問題点を解決すること
ができる。ただし、新たにコンデンサC1,C2(第1
図)を必要とするが、いずれも数μFで良く、従来のコ
ンデンサ24の如く47μFといった大きな容量を必要
としない。さらに又、本発明のリングトリップ回路51
は、オフフックから信号RTを出力するまでの時間を短
縮でき、既述の第2の問題点を解決することができる。
これは第2図の(a)欄から明白であり、直流成分vdc
徐々にスレッショルドレベルVTHに向って下降するも
のの、これに重畳する交流成分vacは、オフフックの時
刻TOFF以降にその振幅を増大させるので、時刻T
(第2図)に既にそのレベルVTHを横切っている。
つまり、TOFF後、短時間のうちにリングトリップ信号
RTを出力する。
本発明のリングトリップ回路では、従来のコンデンサ2
4を排除したために、これが本来的に有する直流阻止機
能が失われる。そうすると、リングトリップ回路内で不
必要な直流電力の損失を伴うことになる。そこで、第2
接点r2(第1図)を設け、着信時以外は、該接点r2
を同図中の右側端子に切り替えておくのが好ましい。こ
の右側端子はグランドレベルにしておく。
次に既述の第3の問題点に係る第2実施例を説明する。
第3図は本発明に基づくリングトリップ回路の第2実施
例を示す回路図である。このリングトリップ回路71は
既述の第1および第2の問題点と共に第3の問題点をも
解決できるものである。ここにリングトリップ回路を第
1実施例(第1図の51)と第2実施例(第3図の7
1)に分けたのは、既述したメッセージウエイティング
等の特殊サービスが常に要求される訳ではないからであ
る。従って、この特殊サービスを必要とするホテル等に
設置される場合には、第2実施例のリングトリップ回路
71を採用すれば良い。第2実施例が第1実施例と相違
するのは、クランプ用抵抗R9とクランプ用ダイオード
D2からなるレベル抑圧手段が付加されたとにあるが、
動作原理は基本的に第1実施例と変わらない。つまり、
通常の場合は、第8図に示した呼出し信号CRを受け
て、第2図に示すような信号変化を伴い、リングトリッ
プ信号RTを出力する。このリングトリップ信号RTが
出力されないとき、すなわち被呼者が不在のときは中央
制御装置15(第6図)よりメッセージウエイティング
サービスを実行すべきことを指令する。つまり、当該被
呼者の電話機11に取り付けられたネオン管44(第9
図)を点滅し続け、不在中に着信があったことを知らせ
る。なお、この間に別の呼が生じても、その発呼者には
話中音が送り返され、当該被呼者がメッセージウエイテ
ィングサービスの実行を受けている限り、応答できな
い。
このメッセージウエイティングサービスでは、呼出し信
号CRとして、特殊サービス用直流電圧V′DC(−1
00V)が用いられるため、演算増幅器52に対する保
護と該演算増幅器52からの誤ったリングトリップ信号
の送出防止とを考慮しなければならない。なぜなら、一
般に演算増幅器の入力電圧が、その電源電圧(例えば+
5Vおよび−24V)を大幅に超えると、演算増幅器の
出力は不定となったり、最悪はこれを破壊することがあ
るからである。誤ったリングトリップ信号の送出は、上
記の出力の不定によってもたらされるが、この他の要因
によってその誤った送出がなされる(後述)。第3図を
参照すると、まず呼出し信号CRとして特殊サービス用直
流電圧V′DC(=−100V)が印加される。そうする
と、演算増幅器52に直流バイアスを与えるバイアス用電
位V、例えば−12V、より抵抗R7→抵抗R5→リレ
ー接点r2を通って、直流電流がV′DCに流れる。こ
のため、R7およびR5の抵抗分圧により、R7とR5
の接続点、すなわち演算増幅器52の非反転入力(+)に
は例えば−50Vという高電圧が印加される。一方演算増
幅器52の反転入力(−)側も同様で、演算増幅器52の出
力は、通常は電源電圧の範囲内で変動しているが、特殊
サービスの要求が生じ直流電圧V′DC(=−100V)
の送出が開始された時点では、前記の直流バイアス(例
えば−12V)を出力しており、抵抗R6→抵抗R4→抵
抗25→ルレー接点r2を通って、直流電流がそのV′
DCに流れる。このため、これらの抵抗分圧によりR6
とR4の接続点、すなわち演算増幅器52の反転入力
(−)には例えば−50Vという高電圧が印加される。こ
のような高電圧が演算増幅器52の入力側に印加される
と、演算増幅器52の通常の電源電圧レベルを超えてしま
うから、演算増幅器52は破壊されるか、あるいは破壊さ
れないにしてもその出力レベルはきわめて不安定なもの
となる。そこでまず、ダイオードD2を設ける。いわば
クランプ用ダイオードである。このダイオードD2のア
ノードはクランプ用電位V、例えば−22V、に接続さ
れ、そのカソードは演算増幅器52の非常反転入力(+)
に接続される。かくして非反転入力(+)はほぼ−22V
にクランプされる。またこの−22Vは抵抗R9を介して
演算増幅器52の反転入力(−)にも伝えられ、R9での
電圧降下が例えば1Vとすると、該反転入力(−)は例
えば−23Vにクランプされる。このR9はいわばクラン
プ用抵抗である。なお、R9の抵抗値は、R4の抵抗値
(例えば100KΩ)に比してかなり小さい値に設定され
る。かくして、演算増幅器52の入力側は過電圧から保護
され、演算増幅器52は破壊から免れ、またその出力レベ
ルが不安定になることもない。
演算増幅器52の非反転入力(+)と反転入力(−)との
間に接続された上記抵抗R9は、誤ったリングトリップ
が行われるのを防止する機能も兼ね備える。いわば誤ト
リップ防止抵抗である。前記特殊サービスの要求によっ
て前記V′DC(=−100V)に送出が開始される以前
は、電話機11のベル回路46に接続する直流阻止用コンデ
ンサ47(第9図)は十分充電されており、B線およびA
線の対からなる加入者線のうち該A線(−48V給電側)
の電位は−48Vとなっている。従って、リレー接点r1
が端子t1に接続されA線につながったとき、演算増幅
器52の反転入力(−)側すなわちA線側(−48V)の電
位は、その非反転入力(+)側すなわちV′DC側(−
100V)に比べて高くなり、リングトリップ信号RTが
比較器53より出力されてしまう。しかしこのリングトリ
ップは本来の、電話機11のオフフックに基づくリングト
リップではなく、誤ったリングトリップである。このよ
うな誤ったリングトリップも前記の抵抗R9と前記のダ
イオードD2によって防止される。前述のとおりダイオ
ードD2のアノードはクランプ用電位V(−22V)に
接続されており、抵抗R9→抵抗R4→抵抗R25→リレ
ー接点r2を通して、直流電流がV′DC(=−100
V)に流れる。このため抵抗R9の両端の電位は、非反
転入力(+)側の電位の方が反転入力(−)側の電位よ
りも高くなる。かくして上述した、演算増幅器52の非反
転入力(+)および反転入力(−)間の電位関係は逆転
する。つまり演算増幅器52の非反転入力(+)レベルを
反転入力(−)レベルよりも高く設定することができ、
従って、V′DCの送出が開始された直後に誤ってリン
グトリップすることが防止される。V′DCの到来より
数ms経過すると、演算増幅器52の入力(+,−)は、い
わゆるイマジナリーショートによってほぼ同電位になる
から、電圧V′DCの到来より数ms経過した後は抵抗R
9は無いのと等価になる。すなわち、V′DCが到来し
た直後の過渡期間においては、演算増幅器52の反転入力
(−)および非常反転入力(+)の間に接続された抵抗
R9によって、演算増幅器52のゲインは低下する。しか
しその過渡期間が過ぎ、演算増幅器52の出力が安定した
後にはその入力(−,+)間は前述のイマジナリーショ
ートになる。このイマジナリーショートになればこれら
入力(−,+)間の電圧差は殆ど0Vとなって、抵抗R
9に流れる電流は極めて微小になり、抵抗R9が演算増
幅器52のゲインに与える影響は事実上無視できることに
なる。この過渡期間は前述したように数ms、例えば演算
増幅器52のフイードバック用コンデンサC1の容量が前
述の3.3μFで、出力電圧が7.5V、最大駆動電流(定電
流)が10mAとして計算すると、2.48ms(=7.5V×3.3
μF/10mAとなる。この2.48msという時間は、第2図
に示す20Hzという低周波の交流電圧の1サイクルにも
満たない短い時間であるから、演算増幅器52本来の積分
機能を何ら損なうものではない。結局、第2実施例のリ
ングトリップ回路71は、メッセージウエイティング等
のサービスを行う場合にも使用できるものである。
第4図は本発明のリングトリップ回路と協働するリレー
駆動回路の一例を示す回路図である。このリレー駆動回
路81は第6図のリレー18を駆動するものであり、前
述のリングトリップ回路51および71のいずれにも適
用される。このリレー駆動回路81の構成と動作を第4
図および第5図を参照して説明する。なお、第5図は第
4図の要部に現われる信号の波形を示す波形図である。
まず発呼者が被呼者の番号をダイヤルすると、発呼者の
接続された加入者回路(LC)がそのダイヤルパルスを受信
し、中央制御装置15(第6図)に、被呼者の番号を通
知する。この通知は発呼者の接続された走査回路(SCN)
によって行われる。そこで、中央制御装置15は、被呼
者の信号分配回路(SD)17(第6図)より信号sdをリレ
ー駆動回路81に送出する。これは第4図中の部分bに
現われ、第5図の(b)欄の波形を有する。信号sdは、例
えば1秒オン−3秒オフの繰り返しである。この信号sd
は、ナンドゲートよりなるフリップ・フロップ82のリ
セット入力Rに印加され、部分eに(e)欄に示す信号を
生じさせ、リレー18を(f)欄に示す如くオン,オフす
る。つまり、(f)欄の矩形パルスの部分は、ベル回路を
駆動し、呼出しを行う。この呼出しに応答し、時刻T
OFF(第2図の(a)欄参照)でオフフックしたとすると、
部分aには時刻Tで、(a)欄に示すリングトリップ信
号RT(第2図の(c)欄参照)が現われる、この信号R
Tをインバータ83で反転して、フリップ・フロップ8
2のセット入力Sに印加すると、部分cには(c)欄に示
す波形の信号が現われ、部分dに(d)欄に示す波形の信
号が現われる。ここにフリップ・フロップ82の出力で
ある部分eの信号は、(e)欄に示す如くオフとなり、リ
レー18の駆動を停止する。つまり、ベル回路の駆動を
断とする。なお、メッセージウエイティングの状態にあ
るときは、(f)欄に示すタイミングでネオン管44(第
9図)が点滅し、被呼者に、不在中の着信を知らせる。
発明の効果 以上詳細に説明したように本発明によれば、既述した3
つの問題点を解決でき、回路の小形化、リングトリップ
の迅速化、動作の高信頼性を図るリングトリップ回路が
実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づくリングトリップ回路の第1実施
例を示す回路図、第2図は第1図における要部の信号波
形を示す波形図、第3図は本発明に基づくリングトリッ
プ回路の第2実施例を示す回路図、第4図は本発明のリ
ングトリップ回路と協働するリレー駆動回路の一例を示
す回路図、第5図は第4図の要部に現われる信号の波形
を示す波形図、第6図は一般的な電話交換システムの一
例を示す図、第7図は第6図の加入者回路13内に設け
られるリングトリップ回路の従来例を示す回路図、第8
図は呼出し信号CRの波形図、第9図は第7図に示す電
話機11内の従来の一構成例を示す図である。 11…電話機、13…加入者回路、15……中央制御装
置、16…走査回路、17…信号分配回路、25…リン
ガー送出抵抗、45,45′…フックスイッチ、46…
ベル回路、51…リングトリップ回路、52…演算増幅
器、53……比較器、71……リングトリップ回路、R
4〜R9…抵抗、C1,C2…コンデンサ、D2…ダイ
オード、CR…呼出し信号、RT…リングトリップ信
号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高遠 健司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 芦川 厚夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−88953(JP,A) 特開 昭55−100778(P,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流成分(VDC)に交流成分(VAC
    を重畳してなる呼出し信号(CR)を電話機(11)に供給し、
    該交流成分(VAC)により該電話機(11)内のベル回路
    (46)を駆動し、該電話機(11)のオフフックを検出してリ
    ングトリップ信号(RT)を送出するために、前記呼出し信
    号(CR)を通過させるリンガー送出抵抗(25)と、該リンガ
    ー送出抵抗(25)の両端に現れる電圧を入力とする演算増
    幅器(52)と、該演算増幅器(52)の出力レベル(V)を
    スレッショルドレベル(VTH)と比較する比較器(53)
    とを備えてなるリングトリップ回路において、 前記演算増幅器(52)の反転入力(−)は、第1抵抗(R
    4)を介して、前記リンガー送出抵抗(25)の一端に接続
    し、該演算増幅器(52)の非反転入力(+)は、第3抵抗
    (R5)を介して、該リンガー送出抵抗(25)の他端に接
    続し、該演算増幅器(52)の出力と前記反転入力(−)と
    の間を、第2抵抗(R6)および第1コンデンサ(C
    1)を並列接続してなる帰還回路にて接続し、該演算増
    幅器(52)に直流バイアスを与えるバイアス用電位
    (V)と前記非反転入力(+)との間に、第4抵抗
    (R7)および第2コンデンサ(C2)からなる並列回
    路を接続すると共に、該第3抵抗(R5)、該第4抵抗
    (R7)および該第2コンデンサ(C2)がそれぞれ前
    記第1抵抗(R4)、前記第2抵抗(R6)および前記
    第1コンデンサ(C1)と同一の特性を有するように
    し、 前記比較器(53)は、前記スレッショルドレベル
    (VTH)と前記演算増幅器(52)の出力レベル(V
    との間にレベル反転を生じたとき前記リングトリップ信
    号(RT)を出力する構成とし、 さらに、前記演算増幅器(52)の前記反転入力(−)およ
    び前記非反転入力(+)の間に接続される第5抵抗(R
    9)と、該演算増幅器(52)の入力側を過電圧から保護す
    るためのクランプ用電位(V)にアノードが、該非反
    転入力(+)にカソードがそれぞれ接続されるダイオー
    ド(D2)とを設けることを特徴とするリングトリップ
    回路。
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DE8585106674T DE3579757D1 (de) 1984-05-30 1985-05-30 Rufsignaluebertragungsanordnung.
KR1019850003763A KR900000722B1 (ko) 1984-05-30 1985-05-30 호출신호 전송장치
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JPS5888953A (ja) * 1981-11-20 1983-05-27 Fujitsu Ltd リングトリツプ回路

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