JPH0658610B2 - 流通装置のための温度制御方法 - Google Patents

流通装置のための温度制御方法

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JPH0658610B2
JPH0658610B2 JP61040884A JP4088486A JPH0658610B2 JP H0658610 B2 JPH0658610 B2 JP H0658610B2 JP 61040884 A JP61040884 A JP 61040884A JP 4088486 A JP4088486 A JP 4088486A JP H0658610 B2 JPH0658610 B2 JP H0658610B2
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省二 児玉
信博 恩田
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Chiyoda Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、発熱反応または吸熱反応を伴う流通装置のた
めの温度制御方法に関する。
〈従来の技術〉 種々の化学プラントに於て、吸熱反応または発熱反応を
伴う流通式触媒層、反応炉等からなる流通装置を用いる
場合があるが、その温度制御が困難であるという問題が
あった。例えば、第1図に示されているように、触媒リ
アクタ1内に触媒を充填してなる触媒層2が設けられ、
電熱式その他の加熱手段4、5が前記触媒リアクタ1を
囲繞するように配設されるのが一般的であるが、矢印1
〜12により図示されているように、熱伝達の方向が多
岐に亘り、しかも各点の温度間に相互干渉が強く作用す
るため、熱伝達を正確に予想し、触媒層2の温度を制御
することが極めて困難である。
また、例えば、触媒層2に於ける反応が発熱反応である
場合には、第2図に示されているように、触媒層の発熱
反応が温度に依存することとなり、未反応時及び反応時
の間の温度分布に顕著な差異が存在し、これを自動的に
制御することが極めて困難であり、特に、加熱手段と触
媒層との間に熱伝達の遅れ等を原因として加熱温度が過
大となった場合には、触媒層温度が暴走し、触媒を破損
するなどのトラブルを招き得る。従って、このような触
媒リアクタの運転のためには熟練したオペレータが必要
であり、また極めて煩雑な作業となっていた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の欠点に鑑み、本発明の主な目的
は、自動化が困難であった流通装置の温度制御を正確か
つ自動的に行ない得る流通装置のための温度制御方法を
提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、流体を流通させる
流通装置内に於ける流体の流れ方向に沿って配設された
複数の加熱手段と、該複数の加熱手段の各々に付設され
たヒータ温度検出手段と、前記流通装置内に於ける前記
複数の加熱手段の各々に対応する位置に配設された流体
温度検出手段と、前記ヒータ温度検出手段の検出値を第
一の目標温度に一致させるように前記加熱手段を駆動す
る駆動手段と、前記流体温度検出手段の検出値を第二の
目標温度に一致させるように前記第一の目標温度を制御
するための目標温度設定手段とを備える流通装置のため
の温度制御方法であって、前記第二の目標温度を最終目
標温度よりも所定値だけ低い昇温目標温度と定め、かつ
前記流体温度検出手段の検出値が該温度に達するレベル
に前記第一の目標温度を定めたうえで前記複数の加熱手
段を同時に駆動する急速昇温過程と、前記第二の目標温
度を前記昇温目標温度よりも所定値だけ高い過渡的目標
温度と定め、かつ前記流体温度検出手段の検出値が該温
度に達するレベルに前記第一の目標温度を更新したうえ
で前記複数の加熱手段を順次個別に駆動すると共に、前
記流体温度検出手段の検出値が前記最終目標温度に達す
るまで前記過渡的目標温度を徐々に増大させる微調整過
程とを有することを特徴とする流通装置のための温度制
御方法を提供することによって達成される。
〈作用〉 このように、流通装置を流体の流れ方向に沿って複数の
区間に区分し、個々の区間をカスケード制御することに
より正確な温度制御が可能となり、特に加熱過程を急速
昇温過程と微調整過程とに区分することにより、迅速な
立ち上げと、精密な制御が可能となり、更に定常運転に
際しては、微調整モードを継続することにより、外乱が
あった場合でも精密な制御を継続して行なうことが可能
となる。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第3図は本発明に基づく、流通装置としての触媒層のた
めの温度制御装置の構成を図式的に示している。触媒リ
アクタ1は、管路7内に或る長さに亘って触媒を充填し
てなる触媒層2を設けてなるもので、図示されている矢
印20の向きに流体からなる反応物質が流通する。この
触媒リアクタ1の長さ方向に沿って4つの、例えば電熱
要素からなる加熱手段3〜6が配設されている。
各加熱手段3〜6には、これらの加熱手段を制御するた
めの温度センサ9a〜9dがそれぞれ設けられている。
加熱手段3〜6に設けられた温度センサ9a〜9dは、
PID調節計などからなる4つの温度調節計10a〜1
0dにそれぞれ各加熱手段3〜6の実温度信号を供給
し、これら温度調節計が駆動装置11a〜11dを介し
て対応する加熱手段3〜6をフィードバック制御により
加熱する。
一方触媒層2の内部にも、各加熱手段3〜6に対応する
位置に、長さ方向に沿って4つの温度センサ8a〜8d
が配設されている。これら温度センサ8a〜8dは、触
媒リアクタ1内に長手方向に沿って設置された多数の熱
電対から適宜選択されたものであって良い。温度センサ
8a〜8dにより得られた流体の実温度信号は、マイク
ロプロセッサを内蔵するコントローラ12に供給され、
このコントローラ12は、前記した温度調節計10a〜
10dの設定温度をそれぞれ制御する。
次に、特に第5図に基づいて、本発明に基づく装置の作
動要領について説明する。
先ず、触媒リアクタの立ち上げに際しては、触媒リアク
タの最終目標温度が例えば400℃である場合に、触媒
層2の内部の温度がこれよりも10度低い390℃に達
するようなレベルに定めた昇温目標温度を温度調節計1
0a〜10dから出力し、すべての加熱手段3〜6につ
いて公知のカスケード制御を同時に行なう。触媒層2内
の各点が温度が390℃に達したなら、次に触媒層全域
の目標温度を最終目標温度より8℃低い、つまり昇温目
標温度より2℃高い過渡的目標温度に達するレベルに定
め、しかも流体の流れ方向に従い上流側から下流側に向
けて各温度調節計10a〜10dの設定目標温度を順次
変更する。これは、コントローラ12に内蔵されたマイ
クロプロセッサを用いて各温度調節計10a〜10dの
目標温度を制御することにより達成される。
即ち、急速昇温モードにより触媒層全体の温度が390
℃を越えた時点、即ち点Aから、最上流側の温度調節計
10aの設定温度のみを更新制御することにより、同ゾ
ーンの、触媒層2内の温度センサ8aの指示が392℃
を越えるまで加熱手段3を制御し、点Bに至る。次にこ
れの一つ下流側のゾーンの加熱手段4を制御することに
より点Cから点Dに至り、温度センサ8bに於ける検出
温度が392℃に達するようにする。このようにして点
E、点F、点G、点Hに示されるように、各ゾーンに対
応する加熱手段毎に同様の制御を行ない、4番目のつま
り最下流側の加熱手段6の制御が完了した時点で、触媒
層2に於ける目標温度値を更に4℃高い396℃に高め
同様の制御を各加熱手段3〜6について順次行なう。
さて、触媒層2内の温度をゾーン毎の4点にて測定し、
そのうちの1点のみを目標温度に制御した場合には、他
の3点もその影響を受け変動することとなり、触媒層2
の各部分が複雑に干渉し合うため安定な制御が困難であ
る。そこで、本発明によれば、4つの加熱手段を流体の
流れ方向に沿って順次個別に制御し、触媒層全域を、個
々の部分毎に僅かずつ平衡状態に制御することにより、
全体的な制御動作の安定化を図るようにしたものであ
る。本実施例の場合、コントローラ12は、マイクロプ
ロセッサを内蔵し、各温度調節計10a〜10dの目標
温度を制御するコントローラと、加熱手段毎の制御をシ
ーケンス的に行うプログラムコントローラとを兼備した
ものからなっている。
このような手順を繰返し、最終的には触媒層2内の温度
センサ8a〜8dがすべて最終目標温度400℃±1℃
の範囲に収まるようにする。このようにして触媒層2の
全域が最終目標温度に達したならば、この微調整モード
を継続しつつ定常運転を行う。このようにして、触媒の
活性劣化など種々の外乱に対しても触媒リアクタを好適
に制御し続けることが可能となる。
〈発明の効果〉 このように、本発明によれば、コントローラ12を所定
のプログラムに従って作動させることにより、従来困難
であった触媒リアクタ等の流通装置の温度制御を安定か
つ正確にしかも自動的に行なうことができ、生産性向上
及び省力化に関して多大の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用し得る触媒リアクタ装置内の温度
伝達の方向を示す模式図である。 第2図は触媒による反応がある場合とない場合とに於け
る触媒リアクタ及び加熱手段内部の温度分布を示すグラ
フである。 第3図は本発明に基づく触媒層のための温度制御装置の
概要を示す図式的ブロック図である。 第4図は第3図に示された実施例の機能的な構造を示す
ブロック図である。 第5図は第3図及び第4図に示された実施例による温度
制御の過程を示す3次元グラフである。 1……触媒リアクタ、2……触媒層 3〜6……加熱手段、7……管路 8a〜8d、9a〜9d……温度センサ 10a〜10d……温度調節計 11a〜11d……駆動装置 12……コントローラ、20……矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−98221(JP,A) 特開 昭61−9275(JP,A) 特開 昭61−156316(JP,A) 実開 昭55−3862(JP,U) 特公 昭49−29403(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を流通させる流通装置内に於ける流体
    の流れ方向に沿って配設された複数の加熱手段と、該複
    数の加熱手段の各々に付設されたヒータ温度検出手段
    と、前記流通装置内に於ける前記複数の加熱手段の各々
    に対応する位置に配設された流体温度検出手段と、前記
    ヒータ温度検出手段の検出値を第一の目標温度に一致さ
    せるように前記加熱手段を駆動する駆動手段と、前記流
    体温度検出手段の検出値を第二の目標温度に一致させる
    ように前記第一の目標温度を制御するための目標温度設
    定手段とを備える流通装置のための温度制御方法であっ
    て、 前記第二の目標温度を最終目標温度よりも所定値だけ低
    い昇温目標温度と定め、かつ前記流体温度検出手段の検
    出値が該温度に達するレベルに前記第一の目標温度を定
    めたうえで前記複数の加熱手段を同時に駆動する急速昇
    温過程と、 前記第二の目標温度を前記昇温目標温度よりも所定値だ
    け高い過渡的目標温度と定め、かつ前記流体温度検出手
    段の検出値が該温度に達するレベルに前記第一の目標温
    度を更新したうえで前記複数の加熱手段を順次個別に駆
    動すると共に、前記流体温度検出手段の検出値が前記最
    終目標温度に達するまで前記過渡的目標温度を徐々に増
    大させる微調整過程とを有することを特徴とする流通装
    置のための温度制御方法。
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