JPH0659028U - 成形品取出装置 - Google Patents

成形品取出装置

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JPH0659028U
JPH0659028U JP672793U JP672793U JPH0659028U JP H0659028 U JPH0659028 U JP H0659028U JP 672793 U JP672793 U JP 672793U JP 672793 U JP672793 U JP 672793U JP H0659028 U JPH0659028 U JP H0659028U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リップ部やリップ型を破損することがなく、
しかも装置側にも損傷を与えることがなく、更にはエネ
ルギー損失も少ない成形品取出装置を提供する。 【構成】 プラスチック容器60の取出位置で、プラス
チック容器60のリップ部54を保持する割型からなる
リップ型22を取付けた分割状のリップ型支持プレート
20を分離させ、かつリップ型22を型開きして、リッ
プ部54を離型することによりプラスチック容器60を
取出す成形品取出装置32である。この成形品取出装置
32は、リップ型22の型開き時にリップ部54内に挿
入されて、リップ部54が割型の一方に付着するのを防
止するイジェクトロッド52を備え、かつこのイジェク
トロッド52をスラスト方向に移動可能にしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、成形品取出装置に関し、特に射出延伸吹込成形機における成形品取 出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ポリエチレンテレフタレート(PET)等によって射出成形されたプ リフォームを、二軸延伸ブロー成形して得られる飲料用のボトルが広く用いられ ている。
【0003】 この種のボトルを射出延伸吹込成形機にて成形する場合、分割状のリップ型支 持プレートに、割型から構成されるリップ型を支持させ、このリップ型にてプリ フォームのリップ部を保持させた状態で、プリフォームをブローステーションま で搬送し、プリフォームを二軸延伸ブロー成形してボトル形状にした後、更にイ ジェクトステーションまで搬送し、そこで成形品取出装置によりリップ型支持プ レートを分離させ、かつ割型を型開きすることにより、成形品のリップ部をリッ プ型から離型させて、成形品を取り出すようにしている。
【0004】 しかし、この成形品取出装置にあっては、割型の型開き時に、成形品のリップ 部が一方の割型に付着してしまい、リップ部がうまく離型できず、成形品の取り 出しができなくなる場合がある。特に、リップ部には、その外周面にねじが形成 されるため、割型との接触面積が大きく、割型への付着が生じやすいものであっ た。
【0005】 そこで、特公昭53−22096号公報に示すように、成形品取出装置に、成 形品に入り込む吹き落とし管を設け、成形品にエアを吹き付けることにより、成 形品を強制的に落下させるようにしたものも知られている。
【0006】 なお、成形品の取出しとしては、ボトル状態での取出しやプリフォーム状態で の取出し等がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のように吹き落とし管を設けた場合、成形品にエアを吹き 付けて強制的に成形品を落下させることができるものの、リップ型からリップ部 を剥離させる際に、リップ部のねじの突出方向に対して垂直方向に力が掛るため 、ねじ部に大きな力が掛ってねじ部が破損してしまうおそれがあるという問題が あった。また、ねじ部だけに限らず、リップ型にも大きな力が掛るため、リップ 型が破損するおそれもあった。
【0008】 更に、吹き落とし管を成形品に入り込ませようとする場合、リップ部の変形や 冷却不足によるプリフォームの変形等の異状が発生していたりすると、吹き落と し管がリップ部やプリフォームにぶつかって損傷してしまうこともあるという問 題があった。
【0009】 そして更に、エアを直接大気中に放出するため、エネルギー損失が大きいとい う問題があった。
【0010】 そこで、本考案の目的とするところは、リップ部やリップ型を破損することが なく、しかも装置側にも損傷を与えることがなく、更にはエネルギー損失も少な い成形品取出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の考案に係る成形品取出装置は、 成形品の取出位置で、成形品のリップ部を保持する割型からなるリップ型を取 付けた分割状のリップ型支持プレートを分離させ、かつリップ型を型開きして、 リップ部を離型することにより成形品を取出す成形品取出装置において、 前記リップ型の型開き時に前記リップ部内に挿入されてリップ部が前記割型の 一方に付着するのを防止する、少なくとも一部がスラスト方向に可動にされたイ ジェクトロッドを備えることを特徴としている。
【0012】 第2の考案に係る成形品取出装置は、 前記イジェクトロッドは全体がスラスト方向に移動可能にされ、このイジェク トロッドの先端には、前記リップ部の口径に相応した外径のコマ体がイジェクト ロッドに対しスラスト方向に移動可能に取付けられていることを特徴としている 。
【0013】 第3の考案に係る成形品取出装置は、 前記リップ型はリップ型支持プレートに当接して分離させるイジェクトカムに よって型開きされ、 前記イジェクトロッド又はコマ体は、前記イジェクトカムによってリップ型が 型開きされる前に前記リップ部内に達する位置に設定され、かつ少なくとも前記 イジェクトカムの型開き開始位置から型開き終了位置までの移動距離に相応した 距離分スラスト方向に移動可能にされていることを特徴としている。
【0014】 第4の考案に係る成形品取出し装置は、 前記イジェクトロッドの先端部又はコマ体には、イジェクトロッドの先端部又 はコマ体がリップ部内に完全に挿入されるのを防止する、リップ部の内径よりも 大きな外径部分が形成されていることを特徴としている。
【0015】
【作用】
第1の考案に係る成形品取出装置にあっては、 成形品の取出位置で、リップ型支持プレートを分離させてリップ型を型開きす る際に、イジェクトロッドを成形品のリップ部内に挿入する。
【0016】 この状態でリップ型を型開きすると、イジェクトロッドによってリップ部が型 開き方向に移動不能にガイドされた状態で割型がリップ部から離れていくため、 リップ部が割型の一方に付着することなくリップ部が離型され、リップ部やリッ プ型に無理な力を加えることなく、成形品が確実に取り出されることとなる。
【0017】 また、イジェクトロッドの少なくとも一部がスラスト方向に可動にされている ため、イジェクトロッドがリップ部内に挿入される際に、リップ部あるいは変形 プリフォームに当接したとしても、イジェクトロッドが移動して装置自体の損傷 及びリップ部の損傷を防止することとなる。
【0018】 第2の考案に係る成形品取出装置にあっては、イジェクトロッドがリップ部内 に挿入されると、イジェクトロッドの先端に取付けられたリップ部の口径に相応 するコマ体がリップ部内に挿入されて確実な位置決めを行なうこととなる。
【0019】 また、イジェクトロッドがスラスト方向に可動にされているのに加え、コマ体 がイジェクトロッドに対しスラスト方向に移動可能にされているため、リップ部 の異状等によってコマ体やイジェクトロッドがリップ部と当接したとしても、コ マ体及びイジェクトロッドが移動することによって、装置自体の損傷及びリップ 部の損傷を防止することとなる。
【0020】 第3の考案に係る成形品取出装置にあっては、イジェクトカムによってリップ 型が型開きされる前にイジェクトロッド又はコマ体がリップ部内に達するため、 型開き時に確実にリップ部の位置決めをして成形品をとりだすことが可能となる 。
【0021】 また、イジェクトロッド又はコマ体がリップ部の異状等によりリップ部に当接 したとしても、イジェクトロッド又はコマ体がイジェクトカムの型開き位置から 型開き終了位置までの移動距離分だけスラスト方向に移動して退避することがで きるため、装置自体の損傷及びリップ部の損傷を確実に防止することが可能とな る。
【0022】
【実施例】
以下、本考案を適用した実施例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0023】 図1〜図7には、本考案の一実施例に係る成形品取出装置を用いた射出延伸吹 込成形機を示す。
【0024】 この射出延伸吹込成形機は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)製 等のプラスチック容器を成形するためのもので、図1に示すように、プリフォー ムの射出成形を行なう射出成形ステーション10と、プリフォームをブロー成形 に適した温度に調整する温調ステーション12と、プリフォームの延伸ブロー成 形を行なって所定形状のプラスチック容器の形状に成形する延伸ブロー成形ステ ーション14と、プラスチック容器を離型して取り出すイジェクトステーション 16とを備えた4ステーションのものとなっている。
【0025】 また、射出成形ステーション10、温調ステーション12、延伸ブロー成形ス テーション14及びイジェクトステーション16の4つのステーションに対応し て、4つのリップ型移送プレート18がそれぞれ設けられている。各リップ型移 送プレート18には、リップ型支持プレート20が取り付けられ、このリップ型 支持プレート20にリップ型22が取り付けられ、これらリップ型22にプリフ ォームのリップ部が保持されるようになっている。具体的には、リップ型支持プ レート18は、図2に示すように、2枚の細長の分割プレート24を幅方向で合 せた長方形状に形成されている。また、各分割プレート24の合せ面対応位置に は、リップ型22の支持部26が2箇所形成され、この支持部26内に割型で構 成されたリップ型22がそれぞれ取り付けられている。これら分割プレート24 は、スプリング23によって、常時は、合せ面同士が合せられて、閉じられた状 態になっている。更に、分割プレート24の両端部側合せ面には、図3〜図6に 示す離型用のイジェクトカム28を差込んでリップ型22を分離させるためのく さび穴30が形成されている。
【0026】 そして、射出成形ステーション10にて成形したプリフォームのリップ部をリ ップ型22に保持させた状態で、リップ型移送プレート18の回転により、プリ フォームを射出成形ステーション10から温調ステーション12をへて延伸ブロ ー成形ステーション14へと移送してブロー成形を行なってプラスチック容器を 形成した後、イジェクトステーション16に移送してプラスチック容器を取り出 すことにより、一サイクルの成形工程を実施するようになっている。
【0027】 イジェクトステーション16には、成形品取出装置32が配設され、この成形 品取出装置32によってプラスチック容器が取り出されるようになっている。
【0028】 成形品取出装置32は、基盤34の下面側でリップ型移送プレート18を水平 回転可能にしており、この基盤34の上面側にはリップ型開き固定台36が固定 されている。
【0029】 また、リップ型開き固定台36上には、複数のガイドシャフト38が立設され 、これらガイドシャフト38の上端にはシリンダ台40が固定され、このシリン ダ台40上にシリンダシャフト42を下方に突出させた状態でシリンダ44が取 付けられている。
【0030】 更に、リップ型開き固定台36とシリンダ台40との間には、シリンダシャフ ト42と連結され、かつ前記複数のガイドシャフト38と係合された可動板46 が設けられ、ガイドシャフト38に沿って上下動可能にされている。
【0031】 また、この可動板46の下面には、イジェクトコア固定板48が固定され、可 動板46と共に上下動可能とされている。このイジェクトコア固定板48には、 その両側部のくさび穴30対応位置に一対のイジェクトカム28が垂下状態で固 定されている。このイジェクトカム28の下端は、くさび穴30の形状に対応し たくさび状に形成されている。
【0032】 更にまた、図7に詳図するように、イジェクトコア固定板48のリップ型22 対応位置2箇所には、それぞれ筒状のイジェクトコア50が貫通状態で取付けら れている。このイジェクトコア50内には、イジェクトロッド52が挿入され、 このイジェクトロッド52の下端部がイジェクトコア50の下端より下方に突出 されて、イジェクトコア50より垂下され、イジェクトカム28によるリップ型 22の型開き時にリップ部54内に挿入し得る状態となっている。また、このイ ジェクトロッド52は、自重で垂下状態を維持するようになっており、イジェク トコア50に対してスラスト方向で移動可能となっている。これにより、イジェ クトロッド52のリップ部54内への挿入時に、イジェクトロッド52がリップ 部54に当接してもイジェクトロッド52が後退して、イジェクトロッド52あ るいはリップ部54やリップ型22が損傷するのを防止するようになっている。 なお、イジェクトロッド52は、金属にて形成されるようになっている。
【0033】 そして更に、イジェクトロッド52の先端(下端)には、リップ部54の口径 に相応した外径のリング状のコマ体56がイジェクトロッド52に対してスラス ト方向に移動可能に取付けられている。従って、このコマ体56がリップ部54 に挿入されることにより、リップ型22の型開き時にリップ部54の水平方向の 移動を規制してリップ部54が割型の一方に付着するのを防止すると共に、イジ ェクトロッド52のスラスト方向の移動に加えてコマ体56のスラスト方向の移 動により、より一層イジェクトロッド52あるいはリップ部54やリップ型22 の損傷を防止するようになっている。なお、コマ体56は、MCナイロン等の合 成樹脂材にて形成され、リップ部54の傷つきを防止するようになっている。
【0034】 この場合のコマ体56の下端位置は、図6に示すように、イジェクトカム28 がリップ型支持プレート20のくさび穴30に係合した時点であって、リップ型 22が型開き駆動される前に、リップ部54内に達する位置に設定されている。 また、コマ体56及びイジェクトロッド52の退避移動距離は、少なくともコマ 体56及びイジェクトロッド52の先端がリップ部22の上端に達した位置から 、イジェクトカム28がくさび穴30と係合し、リップ型22の型開きが完全に 終了する位置までの距離よりも大きく設定されている。
【0035】 次に、成形品取出装置32によるプラスチック容器の取出状態について説明す る。
【0036】 まず、図1に示す延伸ブロー成形ステーション14からイジェクトステーショ ン16にリップ型移送プレート18に支持されたリップ型支持プレート20が移 送されてくる。この状態で、成形品取出装置32は、図3に示すように、可動板 46及びイジェクトコア固定板48が最上限位置にあり、イジェクトカム28は 、図5に示すように、リップ型支持プレート20の上方にあり、リップ型支持プ レート20のくさび穴30とは係合していない。従って、イジェクトコア固定板 48に取付けられて、イジェクトコア50に垂下支持されたイジェクトロッド5 2は、図7に示すように、リップ部54の上方にあり、リップ部54内には挿入 されていない。
【0037】 次いで、この状態から、シリンダ44が作動して可動板46及びイジェクトコ ア固定板48を下降させる。この場合、イジェクトコア固定板48に固定された イジェクトカム28及びイジェクトロッド52を保持するイジェクトコア50が 下降し、イジェクトカム28がリップ型支持プレート20のくさび穴30と係合 した状態となる前に、イジェクトロッド52の先端に取付けられたコマ体56が リップ部54内に挿入される状態となる。ここで、リップ部54に異状があり、 イジェクトロッド52やコマ体56がリップ部54に当接したとしても、コマ体 56及びイジェクトロッド52がスライドすることによって、イジェクトロッド 52あるいはリップ部54やリップ型22に無理な力がかかることがなく、イジ ェクトロッド自体の損傷、リップ部54のねじ部やリップ型22の損傷を防止す ることが可能である。
【0038】 この状態から更に、可動板46及びイジェクトコア固定板48を下降させると 、図6に示すように、イジェクトカム28がリップ型支持プレート20のくさび 穴30に入り込んで分割プレート24を押し広げて分離し、同時にリップ型22 が、図8に示すように、型開きされることとなる。この場合、リップ部54内に は、イジェクトロッド52及びコマ体56が挿入された状態となっているため、 コマ体56がリップ部54のセンター位置出しを行なうこととなる。その結果、 リップ型22の型開きの際に、リップ部54のねじ部がリップ型22に付着して いたとしても、イジェクトロッド52及びコマ体56によってリップ部54の水 平方向への移動が規制され、リップ型22を構成する割型の一方にリップ部54 が付着してしまうような状態を防止できることとなる。しかも、リップ部54の ねじ部をリップ型22の割型から引き剥がそうとする力は、ねじ部の突出する方 向と交差する方向に働くのではなく、ねじ部の突出する方向と平行に働くので、 ねじ部に無理な力がかかることがなく、ねじ部の損傷も防止できることとなる。
【0039】 そして、図8に示すように、リップ部54のねじ部がリップ型22の割型の一 方に付着することなく離型されると、プラスチック容器60の自重によって、プ ラスチック容器60が落下して取り出されることとなる。この場合、プラスチッ ク容器60が傾いた状態で落下すると、落下下方に位置する図示せぬシューター にうまく入らずに、引掛かってしまい、プラスチック容器の取出不良が生じるお それがあるが、前述のように、コマ体56がリップ部54のセンター位置出しを 行なっているため、プラスチック容器60は真っ直ぐに落下し、取出不良が防止 されることとなる。
【0040】 図9には、コマ体の他の実施例を示す。
【0041】 この実施例では、イジェクトロッド52の先端外周にスライド可能に装着する 筒状のコマ体62の外周に、成形品としてのプリフォーム64のリップ部66の 口径に相応した外径を有する下部側のリップ挿入部68と、このリップ挿入部6 8よりも大径の上部側のリップ非挿入部70とを形成している。そして、このリ ップ非挿入部70の存在によって、コマ体62がリップ部66内に必要以上に入 り込んで、コマ体62がリップ部66から抜けなくなるのを防止するようにして いる。特に、取り出すべき成形品が、プリフォーム64のように、リップ部66 の口径に対し、それに連なる胴部72の内径が小さい場合に、コマ体62がリッ プ部66内にはまり込みやすく、このような場合のはまり込みを防止するのに有 効である。また、このコマ体62は、イジェクトロッド52に巻装したスプリン グ58によって先端側に付勢されるようになっている。これにより、プリフォー ム取出後のコマ体62及びイジェクトロッド52の戻りを確実にしている。
【0042】 図10には、コマ体の更に他の実施例を示す。
【0043】 この実施例では、イジェクトロッド52の外径に対し、それよりも小さな口径 のリップ部74を有するプラスチック容器76に適用するに有効なコマ体78を 示している。このコマ体78は、下部にリップ部74の口径に相応した外径のリ ップ挿入部80を有すると共に、上部にイジェクトロッド52の下面に形成した ねじ穴82に相応したねじ部84を有し、このねじ部84をねじ穴82に螺合さ せてイジェクトロッド52の先端に取付けられるようになっている。
【0044】 図11には、コマ体の更に他の実施例を示す。
【0045】 この実施例では、ジャー等のように広口のリップ部86を有するプラスチック 容器88に適用するに有効なコマ体90を示している。このコマ体90は、広口 のリップ部86の口径に相応した外径のリップ挿入部92を有し、イジェクトロ ッド52の先端外周にスライド可能に取付けられている。また、コマ体90の中 央下部には、イジェクトロッド52の先端がプラスチック容器88にぶつからぬ ように、凹部94を形成してイジェクトロッド52の先端が突出せぬようにして いる。
【0046】 図12には、コマ体の更に他の実施例を示す。
【0047】 この実施例では、イジェクトロッド52の長さが短く、リップ部内に挿入でき るほどの長さを有しない場合に有効なコマ体96を示している。このコマ体96 は、イジェクトロッド52の先端外周にスライド可能に取付けられており、その 下端部98がイジェクトロッド52の先端位置よりも下方に延出された状態とな っている。従って、イジェクトロッド52が短い場合であっても、コマ体96の 下端部98がリップ部内に挿入できる状態となっている。
【0048】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内 で種々の変形実施が可能である。
【0049】 例えば、前記各実施例においては、金属製のイジェクトロッドの先端に合成樹 脂製のコマ体を取付けた場合について説明したが、イジェクトロッドを合成樹脂 製にすることによって、コマ体を省略することも可能である。
【0050】 また、イジェクトロッド全体をスラスト方向に移動可能にしているが、イジェ クトロッド本体は固定とし、コマ体のみを移動可能とすることにより、イジェク トロッドの一部を可動とすることも可能である。
【0051】
【考案の効果】
以上説明したように、第1の考案に係る成形品取出装置にあっては、リップ型 を型開きする際、イジェクトロッドがリップ部内に入り込み、イジェクトロッド によってリップ部が位置決めされた状態で割型がリップ部から離れていくため、 リップ部が割型の一方に付着することなくリップ部を離型でき、リップ部やリッ プ型に無理な力を加えることなく、成形品を確実に取出せる。
【0052】 また、イジェクトロッドがリップ部内に挿入される際にリップ部に当接したと しても、イジェクトロッドがスラスト方向に移動して装置自体の損傷及びリップ 部の損傷を防止することができる。
【0053】 第2の考案に係る成形品取出装置にあっては、リップ部の口径に相応するコマ 体がリップ部内に挿入されてリップ部の確実な位置決めを行なうことができる。
【0054】 また、リップ部の異状等によってコマ体やイジェクトロッドがリップ部と当接 したとしても、コマ体及びイジェクトロッドが移動することによって、装置自体 の損傷及びリップ部の損傷を防止することができる。
【0055】 第3の考案に係る成形品取出装置にあっては、イジェクトカムによってリップ 型が型開きされる前にイジェクトロッド又はコマ体がリップ部内に達するため、 型開き時に確実にリップ部の位置決めをして成形品をとりだすことができる。
【0056】 また、イジェクトロッド又はコマ体がリップ部の異状等によりリップ部に当接 したとしても、イジェクトロッド又はコマ体がイジェクトカムの型開き位置から 型開き終了位置までの移動距離分だけスラスト方向に移動して退避することがで き、装置自体の損傷及びリップ部の損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る射出延伸吹込成形機の
概略構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す射出延伸吹込成形機におけるリップ
型を保持するリップ型支持プレートを示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示す射出延伸吹込成形機のイジェクトス
テーションにおける成形品取出装置の成形品取出前の状
態を示す正面図である。
【図4】図3の成形品取出装置の成形品取出状態を示す
正面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI −VI 線に沿う断面図である。
【図7】図3のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図4のVIII −VIII 線に沿う断面図である。
【図9】コマ体の他の実施例を示す断面図である。
【図10】コマ体の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【図11】コマ体の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【図12】コマ体の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
16 イジェクトステーション 20 リップ型支持プレート 22 リップ型 32 成形品取出装置 50 イジェクトロッド 54、66、74、86 リップ部 56、62、78、90、96 コマ体 60、76、88 プラスチック容器 64 プリフォーム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品の取出位置で、成形品のリップ部
    を保持する割型からなるリップ型を取付けた分割状のリ
    ップ型支持プレートを分離させ、かつリップ型を型開き
    して、リップ部を離型することにより成形品を取出す成
    形品取出装置において、 前記リップ型の型開き時に前記リップ部内に挿入されて
    リップ部が前記割型の一方に付着するのを防止する、少
    なくとも一部がスラスト方向に可動にされたイジェクト
    ロッドを備えることを特徴とする成形品取出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記イジェクトロッドは全体がスラスト方向に移動可能
    にされ、このイジェクトロッドの先端には、前記リップ
    部の口径に相応した外径のコマ体がイジェクトロッドに
    対しスラスト方向に移動可能に取付けられていることを
    特徴とする成形品取出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記リップ型はリップ型支持プレートに当接して分離さ
    せるイジェクトカムによって型開きされ、 前記イジェクトロッド又はコマ体は、前記イジェクトカ
    ムによってリップ型が型開きされる前に前記リップ部内
    に達する位置に設定され、かつ少なくとも前記イジェク
    トカムの型開き開始位置から型開き終了位置までの移動
    距離に相応した距離分スラスト方向に移動可能にされて
    いることを特徴とする成形品取出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、 前記イジェクトロッドの先端部又はコマ体には、イジェ
    クトロッドの先端部又はコマ体がリップ部内に完全に挿
    入されるのを防止する、リップ部の内径よりも大きな外
    径部分が形成されていることを特徴とする成形品取出装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113226698A (zh) * 2019-01-31 2021-08-06 京洛株式会社 旋转成型机

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