JPH0659734A - 微細位置決め装置 - Google Patents
微細位置決め装置Info
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- JPH0659734A JPH0659734A JP4211487A JP21148792A JPH0659734A JP H0659734 A JPH0659734 A JP H0659734A JP 4211487 A JP4211487 A JP 4211487A JP 21148792 A JP21148792 A JP 21148792A JP H0659734 A JPH0659734 A JP H0659734A
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 49
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 慣性等の外力に起因する振動を低減すること
ができ、さらに高さ方向の寸法を小さくすることができ
る微細位置決め装置を提供すること。 【構成】 ブロックB1 には、張出部3a、3bを矢印
Ax 、Ay 方向に並進変位させる変位機構が、ブロック
B2 には、中心剛体部11をz軸まわりに回転変位させ
る変位機構が備えられている。試料テーブル41はこれ
ら変位機構により変位せしめられる。ベース部4と試料
テーブル41の間には、試料テーブル41のz軸方向の
並進変位、x軸およびy軸まわりの回転変位を発生する
ためのz軸変位発生機構44a〜44dが設けられ、こ
られは、z軸方向に高い剛性を有するとともに、それ以
外の方向には自由に変形可能である。それ故、z軸方向
の振動は低減され、ブロックB1 、B2 の変位は妨げら
れない。
ができ、さらに高さ方向の寸法を小さくすることができ
る微細位置決め装置を提供すること。 【構成】 ブロックB1 には、張出部3a、3bを矢印
Ax 、Ay 方向に並進変位させる変位機構が、ブロック
B2 には、中心剛体部11をz軸まわりに回転変位させ
る変位機構が備えられている。試料テーブル41はこれ
ら変位機構により変位せしめられる。ベース部4と試料
テーブル41の間には、試料テーブル41のz軸方向の
並進変位、x軸およびy軸まわりの回転変位を発生する
ためのz軸変位発生機構44a〜44dが設けられ、こ
られは、z軸方向に高い剛性を有するとともに、それ以
外の方向には自由に変形可能である。それ故、z軸方向
の振動は低減され、ブロックB1 、B2 の変位は妨げら
れない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置などの
0.01μmオーダの位置決めを必要とする装置に使用
される微細位置決め装置に係り、特に大ストロークで高
速・高精度な位置決め装置に使用するのに好適な微細位
置決め装置に関する。
0.01μmオーダの位置決めを必要とする装置に使用
される微細位置決め装置に係り、特に大ストロークで高
速・高精度な位置決め装置に使用するのに好適な微細位
置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サブμmオーダの変位調節の可能
な装置が各種技術分野で要望されている。その典型的な
例がDRAM等の半導体製造工程で使用されているステ
ッパ(縮小投影露光装置)用の位置決め装置である。こ
のステッパ用の位置決め装置においては、数百mmのス
トローク内の全領域を百分の数μm程度の精度で高速に
位置決めする技術が要求され、特に半導体素子の高集積
化に伴って装置の位置決め精度の向上への要求も高まっ
ている。その大ストロークで高速・高精度な位置決め装
置を実現する一つの手段として、電磁モータをアクチュ
エータとしたXYステージ、即ち粗動ステージと圧電素
子をアクチュエータとした微細位置決め装置とを組み合
わせた装置である粗微動併用ステージがある。電磁モー
タをアクチュエータとしたXYステージでは、数百mm
のストロークを確保するのが容易であると共に、数百m
m/sの高速移動も可能であるが、反面、位置決め精度
については動力伝達機構やテーブルの案内面等の加工精
度に限界があることから、0.01μmの精度を達成す
るのは極めて困難である。一方、圧電素子をアクチュエ
ータとした微細位置決め装置では、圧電素子の変位分解
能を利用するため、0.01μm以上の位置決め精度を
達成できるが、反面、ストロークは数十μmが限界であ
る。前記の粗微動併用ステージは、このような性能を有
するXYステージと微細位置決め装置とを組み合わせる
ことにより、その性能を相互に補完するようにして両者
の長所を発揮できるようにし、大ストロークで高速・高
精度な位置決め装置を実現できるようにしたものであ
る。
な装置が各種技術分野で要望されている。その典型的な
例がDRAM等の半導体製造工程で使用されているステ
ッパ(縮小投影露光装置)用の位置決め装置である。こ
のステッパ用の位置決め装置においては、数百mmのス
トローク内の全領域を百分の数μm程度の精度で高速に
位置決めする技術が要求され、特に半導体素子の高集積
化に伴って装置の位置決め精度の向上への要求も高まっ
ている。その大ストロークで高速・高精度な位置決め装
置を実現する一つの手段として、電磁モータをアクチュ
エータとしたXYステージ、即ち粗動ステージと圧電素
子をアクチュエータとした微細位置決め装置とを組み合
わせた装置である粗微動併用ステージがある。電磁モー
タをアクチュエータとしたXYステージでは、数百mm
のストロークを確保するのが容易であると共に、数百m
m/sの高速移動も可能であるが、反面、位置決め精度
については動力伝達機構やテーブルの案内面等の加工精
度に限界があることから、0.01μmの精度を達成す
るのは極めて困難である。一方、圧電素子をアクチュエ
ータとした微細位置決め装置では、圧電素子の変位分解
能を利用するため、0.01μm以上の位置決め精度を
達成できるが、反面、ストロークは数十μmが限界であ
る。前記の粗微動併用ステージは、このような性能を有
するXYステージと微細位置決め装置とを組み合わせる
ことにより、その性能を相互に補完するようにして両者
の長所を発揮できるようにし、大ストロークで高速・高
精度な位置決め装置を実現できるようにしたものであ
る。
【0003】この粗微動併用ステージの例から明らかな
ように、0.01μmオーダ以上の位置決め精度を達成
できる高精度な位置決め装置を実現するためには、微細
位置決め装置を使用することが必要不可欠である。この
ような微細位置決め装置として、例えば、図8に示され
ているような機構が用いられていた。以下、この微細位
置決め装置を図に基づいて説明する。
ように、0.01μmオーダ以上の位置決め精度を達成
できる高精度な位置決め装置を実現するためには、微細
位置決め装置を使用することが必要不可欠である。この
ような微細位置決め装置として、例えば、図8に示され
ているような機構が用いられていた。以下、この微細位
置決め装置を図に基づいて説明する。
【0004】図8は、従来から用いられていた微細位置
決め装置の分解斜視図である。この微細位置決め装置
は、x、y、z各軸方向の並進変位とそれら各軸まわり
の回転変位の合計6軸の変位について位置決めを行うこ
とができる。B1 はx軸、y軸方向の並進変位を発生さ
せる機構を有する第1のブロック、B2 はz軸まわりの
回転変位を発生させる機構を有する第2のブロック、B
3 はz軸方向の並進変位およびx軸、y軸まわりの回転
変位を発生させる機構を有する第3のブロックである。
決め装置の分解斜視図である。この微細位置決め装置
は、x、y、z各軸方向の並進変位とそれら各軸まわり
の回転変位の合計6軸の変位について位置決めを行うこ
とができる。B1 はx軸、y軸方向の並進変位を発生さ
せる機構を有する第1のブロック、B2 はz軸まわりの
回転変位を発生させる機構を有する第2のブロック、B
3 はz軸方向の並進変位およびx軸、y軸まわりの回転
変位を発生させる機構を有する第3のブロックである。
【0005】第1のブロックB1 について説明すると、
1は剛性の高い部材からなる中心剛体部、2a、2bは
中心剛体部1から互いに反対向きに張り出した張り出し
部、3a、3bもやはり中心剛体部1から互いに反対向
きに張り出した張り出し部、4は張り出し部2a、2b
につながるベース部である。張り出し部3a、3bの端
部上端には、第2のブロックB2 に連結するための連結
部5a、5bがそれぞれ形成されている。これら中心剛
体部1、張り出し部2a、2b、3a、3b、連結部5
a、5bはそれぞれベース部4と同じ部材で構成され、
一体に加工成形される。6Fxa、6Fxbは、張り出し部
2a、2bにあけられた所定形状の貫通孔に装着された
圧電素子であって、互いに中心剛体部1に対して対称的
に配置されており、両圧電素子6Fxa、6Fxbを作動さ
せると各平板部60がたわむことにより、協調して中心
剛体部1をベース部4に対して矢印AX 方向に並進変位
させる。7Fya、7Fybは、張り出し部3a、3bにあ
けられた所定形状の貫通孔に装着された圧電素子であっ
て、互いに中心剛体部1に対して対称的に配置されてお
り、両圧電素子7Fya、7Fybを作動させると各平板部
70がたわむことにより、協調して張り出し部3a、3
bとともに連結部5a、5bを中心剛体部1に対して矢
印Ay 方向に並進変位させる。
1は剛性の高い部材からなる中心剛体部、2a、2bは
中心剛体部1から互いに反対向きに張り出した張り出し
部、3a、3bもやはり中心剛体部1から互いに反対向
きに張り出した張り出し部、4は張り出し部2a、2b
につながるベース部である。張り出し部3a、3bの端
部上端には、第2のブロックB2 に連結するための連結
部5a、5bがそれぞれ形成されている。これら中心剛
体部1、張り出し部2a、2b、3a、3b、連結部5
a、5bはそれぞれベース部4と同じ部材で構成され、
一体に加工成形される。6Fxa、6Fxbは、張り出し部
2a、2bにあけられた所定形状の貫通孔に装着された
圧電素子であって、互いに中心剛体部1に対して対称的
に配置されており、両圧電素子6Fxa、6Fxbを作動さ
せると各平板部60がたわむことにより、協調して中心
剛体部1をベース部4に対して矢印AX 方向に並進変位
させる。7Fya、7Fybは、張り出し部3a、3bにあ
けられた所定形状の貫通孔に装着された圧電素子であっ
て、互いに中心剛体部1に対して対称的に配置されてお
り、両圧電素子7Fya、7Fybを作動させると各平板部
70がたわむことにより、協調して張り出し部3a、3
bとともに連結部5a、5bを中心剛体部1に対して矢
印Ay 方向に並進変位させる。
【0006】次に第2のブロックB2 について説明す
る。11は剛性の高い部材からなる中心剛体部、12は
中心剛体部11と同じ部材で構成され、一体に加工成形
されたベース部、13a、13b、13cは中心剛体部
11、ベース部12と同じ部材で構成され、一体に加工
成形された平板部である。ベース部12の下面には連結
部14a、14bがそれぞれ形成されており、第1のブ
ロックB1 の連結部5a、5bと結合される。中心剛体
部11の上面には連結部15が形成されている。16F
θZ は中心剛体部11とベース部12との間にあけられ
た所定形状の貫通孔に装着された圧電素子であり、この
圧電素子16FθZ を作動させると各平板部13a、1
3b、13cがたわむことにより、中心剛体部11をベ
ース部12に対して矢印Aθz 方向に回転変位させる。
る。11は剛性の高い部材からなる中心剛体部、12は
中心剛体部11と同じ部材で構成され、一体に加工成形
されたベース部、13a、13b、13cは中心剛体部
11、ベース部12と同じ部材で構成され、一体に加工
成形された平板部である。ベース部12の下面には連結
部14a、14bがそれぞれ形成されており、第1のブ
ロックB1 の連結部5a、5bと結合される。中心剛体
部11の上面には連結部15が形成されている。16F
θZ は中心剛体部11とベース部12との間にあけられ
た所定形状の貫通孔に装着された圧電素子であり、この
圧電素子16FθZ を作動させると各平板部13a、1
3b、13cがたわむことにより、中心剛体部11をベ
ース部12に対して矢印Aθz 方向に回転変位させる。
【0007】次に第3のブロックB3 について説明す
る。21は剛性の高い部材からなる上側リング部、22
は上側リング部21と同じ部材で構成され、一体に加工
成形された下側リング部、23a、23b、23cは上
側リング部21と下側リング部22とを結合する結合部
であり、同様に上側リング部21、下側リング部22と
同じ部材で構成され、一体に加工成形されている。下側
リング部22の下面には連結部24が形成されており、
第2のブロックB3 の連結部15と結合される。25F
za、25Fzb、25Fzcはそれぞれ結合部23a、23
b、23cにあけられた所定形状の貫通孔に装着された
圧電素子であり、これらの圧電素子25Fza、25
Fzb、25Fzcを作動させると平板部20がたわむこと
により、上側リング部21を下側リング部22に対し
て、それぞれ矢印Aza、Azb、Azc方向に変位させる。
なお、圧電素子25Fzcは隠れた位置にあり、図には現
れていない。これらの圧電素子25Fza、25Fzb、2
5Fzcそれぞれの変位量を調節することにより、上側リ
ング部21を下側リング部22に対して、z軸方向に並
進変位、x軸まわりに回転変位、y軸まわりに回転変位
させることができる。またこれら3つの変位を複合して
発生させることもできる。
る。21は剛性の高い部材からなる上側リング部、22
は上側リング部21と同じ部材で構成され、一体に加工
成形された下側リング部、23a、23b、23cは上
側リング部21と下側リング部22とを結合する結合部
であり、同様に上側リング部21、下側リング部22と
同じ部材で構成され、一体に加工成形されている。下側
リング部22の下面には連結部24が形成されており、
第2のブロックB3 の連結部15と結合される。25F
za、25Fzb、25Fzcはそれぞれ結合部23a、23
b、23cにあけられた所定形状の貫通孔に装着された
圧電素子であり、これらの圧電素子25Fza、25
Fzb、25Fzcを作動させると平板部20がたわむこと
により、上側リング部21を下側リング部22に対し
て、それぞれ矢印Aza、Azb、Azc方向に変位させる。
なお、圧電素子25Fzcは隠れた位置にあり、図には現
れていない。これらの圧電素子25Fza、25Fzb、2
5Fzcそれぞれの変位量を調節することにより、上側リ
ング部21を下側リング部22に対して、z軸方向に並
進変位、x軸まわりに回転変位、y軸まわりに回転変位
させることができる。またこれら3つの変位を複合して
発生させることもできる。
【0008】次に図8に示した微細位置決め装置の動作
について説明する。第1のブロックB1 の圧電素子6F
xa、6Fxbに所定の電圧を印加すると、中心剛体部1は
ベース部4に対して矢印AX 方向(x軸方向)に並進変
位する。この並進変位は張り出し部3a、3bを経て連
結部5a、5bに伝達され、さらに第2のブロックB2
の連結部14a、14b、ベース部12、平板部13
a、13b、13c、中心剛体部11、連結部15へと
伝達され、さらに第3のブロックB3 の連結部24、下
側リング部22、結合部23a、23b、23c、上側
リング部21へと伝達され、上側リング部21も同量だ
けx軸方向に並進変位する。また、第1のブロックB1
の圧電素子7Fxa、7Fxbに所定の電圧を印加すると、
同様にして第3のブロックB3 の上側リング部21は矢
印Ay 方向(y軸方向)に並進変位する。一方、第2の
ブロックB2 の圧電素子に所定の電圧を印加すると、同
様にして第3のブロックB3 の上側リング部21は矢印
Aθz 方向(z軸まわり)に回転変位する。第3のブロ
ックB3 の各圧電素子については、前述したとおりに上
側リング部21をz軸方向に並進変位、x軸まわりに回
転変位、y軸まわりに回転変位させることができる。
について説明する。第1のブロックB1 の圧電素子6F
xa、6Fxbに所定の電圧を印加すると、中心剛体部1は
ベース部4に対して矢印AX 方向(x軸方向)に並進変
位する。この並進変位は張り出し部3a、3bを経て連
結部5a、5bに伝達され、さらに第2のブロックB2
の連結部14a、14b、ベース部12、平板部13
a、13b、13c、中心剛体部11、連結部15へと
伝達され、さらに第3のブロックB3 の連結部24、下
側リング部22、結合部23a、23b、23c、上側
リング部21へと伝達され、上側リング部21も同量だ
けx軸方向に並進変位する。また、第1のブロックB1
の圧電素子7Fxa、7Fxbに所定の電圧を印加すると、
同様にして第3のブロックB3 の上側リング部21は矢
印Ay 方向(y軸方向)に並進変位する。一方、第2の
ブロックB2 の圧電素子に所定の電圧を印加すると、同
様にして第3のブロックB3 の上側リング部21は矢印
Aθz 方向(z軸まわり)に回転変位する。第3のブロ
ックB3 の各圧電素子については、前述したとおりに上
側リング部21をz軸方向に並進変位、x軸まわりに回
転変位、y軸まわりに回転変位させることができる。
【0009】以上、6軸の各軸方向の並進変位および回
転変位について説明したが、任意の圧電素子に適宜の電
圧を印加することにより、各種、各量の変位が複合され
た多様な微少変位を発生させることができる。
転変位について説明したが、任意の圧電素子に適宜の電
圧を印加することにより、各種、各量の変位が複合され
た多様な微少変位を発生させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
微細位置決め装置は、各軸駆動用の3つのブロック
B1、B2 、B3 を全て直列に結合するため、高さ方向
の寸法が大きくなるという問題がある。したがって特に
x軸まわり、y軸まわりの剛性が他の軸方向に比べて低
下する。この微細位置決め装置を粗微動併用ステージに
用いる場合、粗動ステージの移動にともなう加速・減速
による慣性力が微細位置決め装置に作用するため、微細
位置決め装置に振動が発生しやすい。この振動は、剛性
が低いほど大きく、継続時間も長くなる。微細位置決め
装置は、0.01μmオーダの高精度位置決めを達成す
るためのものであるから、振動が発生すると位置決め作
業を円滑に進めるのに支障をきたし、特に半導体製造装
置等の高速性を厳しく要求される装置にあっては、大き
な問題となる。
微細位置決め装置は、各軸駆動用の3つのブロック
B1、B2 、B3 を全て直列に結合するため、高さ方向
の寸法が大きくなるという問題がある。したがって特に
x軸まわり、y軸まわりの剛性が他の軸方向に比べて低
下する。この微細位置決め装置を粗微動併用ステージに
用いる場合、粗動ステージの移動にともなう加速・減速
による慣性力が微細位置決め装置に作用するため、微細
位置決め装置に振動が発生しやすい。この振動は、剛性
が低いほど大きく、継続時間も長くなる。微細位置決め
装置は、0.01μmオーダの高精度位置決めを達成す
るためのものであるから、振動が発生すると位置決め作
業を円滑に進めるのに支障をきたし、特に半導体製造装
置等の高速性を厳しく要求される装置にあっては、大き
な問題となる。
【0011】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、慣性力等の外力が作用したときに発生する
振動を低減することができ、かつ、高さ方向の寸法を小
さくすることができる微細位置決め装置を提供すること
にある。
題を解決し、慣性力等の外力が作用したときに発生する
振動を低減することができ、かつ、高さ方向の寸法を小
さくすることができる微細位置決め装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、1つの平面内の任意の1軸(x軸)方
向の並進変位を発生させる変位機構、前記平面内におい
て前記軸と直交する軸(y軸)方向の並進変位を発生さ
せる変位機構、及び前記各軸のそれぞれと直交する軸
(z軸)まわりの回転変位を発生させる変位機構のうち
少なくとも1つの変位機構と、当該変位機構を支持する
ベース部と、当該変位機構により変位せしめられるテー
ブルとを備えた微細位置決め装置において、前記ベース
と前記テーブル間に、前記平面と直交する軸方向に変位
を発生するとともに、前記平面と直交する軸方向の荷重
に対して高い剛性を有しその他の軸方向の荷重に対して
は自由に変形し得るヒンジを備えた変位機構を複数連結
したことを特徴とする。
めに、本発明は、1つの平面内の任意の1軸(x軸)方
向の並進変位を発生させる変位機構、前記平面内におい
て前記軸と直交する軸(y軸)方向の並進変位を発生さ
せる変位機構、及び前記各軸のそれぞれと直交する軸
(z軸)まわりの回転変位を発生させる変位機構のうち
少なくとも1つの変位機構と、当該変位機構を支持する
ベース部と、当該変位機構により変位せしめられるテー
ブルとを備えた微細位置決め装置において、前記ベース
と前記テーブル間に、前記平面と直交する軸方向に変位
を発生するとともに、前記平面と直交する軸方向の荷重
に対して高い剛性を有しその他の軸方向の荷重に対して
は自由に変形し得るヒンジを備えた変位機構を複数連結
したことを特徴とする。
【0013】
【作用】ヒンジによる変位の大きさを任意に調節するこ
とにより、テーブルに、z軸方向の並進変位、x軸まわ
りの回転変位、およびy軸まわりの回転変位を発生させ
る。微細位置決め装置に慣性力等の外力が作用し、その
外力に起因してテーブルがx軸まわり、y軸まわりに振
動しようとしても、その振動はヒンジを備えた変位機構
のz軸方向の剛性が高いため大幅に低減される。また、
ヒンジはx軸、y軸の並進変位、z軸まわりの回転変位
に対して自由にたわむため、微細位置決め装置の動作を
妨げることはない。
とにより、テーブルに、z軸方向の並進変位、x軸まわ
りの回転変位、およびy軸まわりの回転変位を発生させ
る。微細位置決め装置に慣性力等の外力が作用し、その
外力に起因してテーブルがx軸まわり、y軸まわりに振
動しようとしても、その振動はヒンジを備えた変位機構
のz軸方向の剛性が高いため大幅に低減される。また、
ヒンジはx軸、y軸の並進変位、z軸まわりの回転変位
に対して自由にたわむため、微細位置決め装置の動作を
妨げることはない。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る微細位置決め装置の
分解斜視図である。この図で、図5に示す部分と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。41は微細位
置決め装置に試料を搭載する際に用いる試料テーブルで
ある。44a、44b、44c、44dはz軸方向の変
位を発生するz軸変位発生機構である。z軸変位発生機
構44aは上端部および下端部にそれぞれ連結部44a
1 、44a2 を有しており、同様に他の各z軸変位発生
機構44b、44c、44dも連結部44b1 、44b
2 、連結部44c1 、44c2 、連結部44d1 、44
d2 をそれぞれ有する。これらの各z軸変位発生機構
は、上端部の連結部44a1 、44b1 、44c1 、4
4d1 を試料テーブル41に設けられた連結部42a、
42b、42c、42dにそれぞれ連結し、下端部の連
結部44a2 、44b2 、44c2 、44d2 をブロッ
クB1 のベース4に設けられた連結部8a、8b、8
c、8dにそれぞれ連結する。
する。図1は本発明の実施例に係る微細位置決め装置の
分解斜視図である。この図で、図5に示す部分と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。41は微細位
置決め装置に試料を搭載する際に用いる試料テーブルで
ある。44a、44b、44c、44dはz軸方向の変
位を発生するz軸変位発生機構である。z軸変位発生機
構44aは上端部および下端部にそれぞれ連結部44a
1 、44a2 を有しており、同様に他の各z軸変位発生
機構44b、44c、44dも連結部44b1 、44b
2 、連結部44c1 、44c2 、連結部44d1 、44
d2 をそれぞれ有する。これらの各z軸変位発生機構
は、上端部の連結部44a1 、44b1 、44c1 、4
4d1 を試料テーブル41に設けられた連結部42a、
42b、42c、42dにそれぞれ連結し、下端部の連
結部44a2 、44b2 、44c2 、44d2 をブロッ
クB1 のベース4に設けられた連結部8a、8b、8
c、8dにそれぞれ連結する。
【0015】図2および図3は図1に示すz軸変位発生
機構44aの構造の具体例を説明する説明図である。図
2は非変形時の正面図、図3は変形時の正面図である。
なお、他のz軸変位発生機構44b、44c、44dの
構造も同じである。また、図1に示すz軸変位発生機構
と同一部分には同一符号が付してある。44a0 は直方
体の中心部であり、その中心部を切り抜くことにより平
板部44p1 、44p2 を形成している。また、中心部
44a0 の切り抜き部内には、圧電素子44Fzaを装着
している。44a3 は連結部44a1 と中心部44a0
を結合する切り欠き部、44a4 は連結部44a2 と中
心部44a0 を結合する切り欠き部である。これら切り
欠き部44a3 、44a4 によりヒンジ部が形成され
る。一点鎖線A0 は連結部44a1 、44a2 の中心を
通る軸を示すものであり、連結部44a1 、44a2 、
切り欠き部44a3 、44a4 はこの軸A0 まわりの回
転体である。
機構44aの構造の具体例を説明する説明図である。図
2は非変形時の正面図、図3は変形時の正面図である。
なお、他のz軸変位発生機構44b、44c、44dの
構造も同じである。また、図1に示すz軸変位発生機構
と同一部分には同一符号が付してある。44a0 は直方
体の中心部であり、その中心部を切り抜くことにより平
板部44p1 、44p2 を形成している。また、中心部
44a0 の切り抜き部内には、圧電素子44Fzaを装着
している。44a3 は連結部44a1 と中心部44a0
を結合する切り欠き部、44a4 は連結部44a2 と中
心部44a0 を結合する切り欠き部である。これら切り
欠き部44a3 、44a4 によりヒンジ部が形成され
る。一点鎖線A0 は連結部44a1 、44a2 の中心を
通る軸を示すものであり、連結部44a1 、44a2 、
切り欠き部44a3 、44a4 はこの軸A0 まわりの回
転体である。
【0016】各z軸変位発生機構44a、44b、44
c、44dはこのような構造の切り欠き部を有している
ことから、図3に示すように各連結部44a1 、44a
2 に、軸A0 に直交する方向で逆向きの力fが作用する
と、連結部44a1 の中心軸A1 と連結部44a2 の中
心軸A2 とがずれるようにたわむことができ、その力f
の方向に自由に変形し得る。切り欠き部44a3 、44
a4 は前記のとおり中心軸A0 まわりの回転体であるの
で、軸A0 と直交する方向の力であればどのような方向
の力が作用しても同様の結果を得ることができ、その力
の方向に自由に変形できる。なお、これらの変形は微細
位置決め装置の並進変位や回転変位によりもたらされる
ものであるから、極めて微細なものであり、図ではこれ
が極端に誇張して描かれている。
c、44dはこのような構造の切り欠き部を有している
ことから、図3に示すように各連結部44a1 、44a
2 に、軸A0 に直交する方向で逆向きの力fが作用する
と、連結部44a1 の中心軸A1 と連結部44a2 の中
心軸A2 とがずれるようにたわむことができ、その力f
の方向に自由に変形し得る。切り欠き部44a3 、44
a4 は前記のとおり中心軸A0 まわりの回転体であるの
で、軸A0 と直交する方向の力であればどのような方向
の力が作用しても同様の結果を得ることができ、その力
の方向に自由に変形できる。なお、これらの変形は微細
位置決め装置の並進変位や回転変位によりもたらされる
ものであるから、極めて微細なものであり、図ではこれ
が極端に誇張して描かれている。
【0017】一方、このz軸方向変位発生機構は、z軸
方向すなわち軸A0 方向の荷重に対しては高い剛性を有
している。また図2において、平板部44p1 、44p
2 は、圧電素子44Fzaの剛性に比較して十分剛性が低
くなるよう薄い構造としている。従って、圧電素子44
Fzaに所定の電圧を印加すると、圧電素子は伸長し、連
結部44a1 は連結部44a2 に対し相対的に図中上方
に移動するが、その際、平板部44p1 、44p2 は圧
電素子44Fzaと同様に伸長し、圧電素子44Fzaの伸
長をほとんど妨げることはない。
方向すなわち軸A0 方向の荷重に対しては高い剛性を有
している。また図2において、平板部44p1 、44p
2 は、圧電素子44Fzaの剛性に比較して十分剛性が低
くなるよう薄い構造としている。従って、圧電素子44
Fzaに所定の電圧を印加すると、圧電素子は伸長し、連
結部44a1 は連結部44a2 に対し相対的に図中上方
に移動するが、その際、平板部44p1 、44p2 は圧
電素子44Fzaと同様に伸長し、圧電素子44Fzaの伸
長をほとんど妨げることはない。
【0018】次に、図1に示す微細位置決め装置の動作
について説明する。第1のブロックB1 の圧電素子6F
xa、6Fxbに所定の電圧を印加したときの動作について
は前述した従来例のものと同様であるので説明を省略す
る。図1で第1のブロックB1 の圧電素子6Fxa、6F
xbに所定の電圧を印加したとき、試料テーブル41は第
1のブロックB1 に示した矢印Ax方向(x軸方向)に
並進変位する。その際、各z軸変位発生機構44a、4
4b、44c、44dは、いずれも図3に示すようにた
わんで変形し、試料テーブル41がx軸方向へ並進変位
するのを妨げることはない。同様に試料テーブル41を
y軸方向に並進変位させる場合、およびz軸まわりに回
転変位させる場合にも、各z軸変位発生機構44a、4
4b、44c、44dは、変位させる方向に自由に変形
してその変位を妨げることはない。以上、本実施例にお
けるx軸、y軸方向の並進変位およびz軸まわりの回転
変位について述べたが、次にその他の3軸すなわちz軸
方向の並進変位およびx軸、y軸まわりの回転変位の発
生方法について述べる。
について説明する。第1のブロックB1 の圧電素子6F
xa、6Fxbに所定の電圧を印加したときの動作について
は前述した従来例のものと同様であるので説明を省略す
る。図1で第1のブロックB1 の圧電素子6Fxa、6F
xbに所定の電圧を印加したとき、試料テーブル41は第
1のブロックB1 に示した矢印Ax方向(x軸方向)に
並進変位する。その際、各z軸変位発生機構44a、4
4b、44c、44dは、いずれも図3に示すようにた
わんで変形し、試料テーブル41がx軸方向へ並進変位
するのを妨げることはない。同様に試料テーブル41を
y軸方向に並進変位させる場合、およびz軸まわりに回
転変位させる場合にも、各z軸変位発生機構44a、4
4b、44c、44dは、変位させる方向に自由に変形
してその変位を妨げることはない。以上、本実施例にお
けるx軸、y軸方向の並進変位およびz軸まわりの回転
変位について述べたが、次にその他の3軸すなわちz軸
方向の並進変位およびx軸、y軸まわりの回転変位の発
生方法について述べる。
【0019】図4および図5は、図1で示した微細位置
決め装置において、z軸方向の並進変位を発生させると
きの動作を説明するための説明図であり、図1で示した
ブロックB2 をモデル化し、有限要素法により解析した
結果を示している。図4はブロックB2 の解析結果の斜
視図、図5は正面図である。図4において、拘束部Gは
図1のブロックB2 の連結部14a、14bに相当する
部分を解析上拘束とした部分であり、矢印は図1のブロ
ックB2 の中心剛体部11に相当する部分の円周上4点
に均等に2.5kgfの荷重Fを図中上方に加えたこと
を示している。その結果、ブロックB2 の中心剛体部1
1に荷重Fを加えると、おおむね図4、5に示したよう
な変形がブロックB2 に生じることが判る。図1におい
てz軸変位発生機構44a、44b、44c、44dの
それぞれの圧電素子に、同一な所定の電圧を印加し、圧
電素子にそれぞれ同一の変位を発生させると、ブロック
B2 に図4、5で示したのと同様の荷重が加わり、同様
の変形が生じることは明らかである。同様にブロックB
1 においても、ブロックB2 に加えられた荷重は、ブロ
ックB2 の連結部14a、14bを経て、ブロックB1
の連結部5a、5bに伝達され、ベース4に対し張り出
し部3a、3bが図中上方に変位する様な変形がブロッ
クB1 にも生じる。以上の動作により、図1のz軸変位
発生機構44a、44b、44c、44dのそれぞれの
圧電素子に、同一な所定の電圧を印加すると、ブロック
B1 、B2 に変形が生じ、試料テーブル41はz軸方向
に並進変位する。
決め装置において、z軸方向の並進変位を発生させると
きの動作を説明するための説明図であり、図1で示した
ブロックB2 をモデル化し、有限要素法により解析した
結果を示している。図4はブロックB2 の解析結果の斜
視図、図5は正面図である。図4において、拘束部Gは
図1のブロックB2 の連結部14a、14bに相当する
部分を解析上拘束とした部分であり、矢印は図1のブロ
ックB2 の中心剛体部11に相当する部分の円周上4点
に均等に2.5kgfの荷重Fを図中上方に加えたこと
を示している。その結果、ブロックB2 の中心剛体部1
1に荷重Fを加えると、おおむね図4、5に示したよう
な変形がブロックB2 に生じることが判る。図1におい
てz軸変位発生機構44a、44b、44c、44dの
それぞれの圧電素子に、同一な所定の電圧を印加し、圧
電素子にそれぞれ同一の変位を発生させると、ブロック
B2 に図4、5で示したのと同様の荷重が加わり、同様
の変形が生じることは明らかである。同様にブロックB
1 においても、ブロックB2 に加えられた荷重は、ブロ
ックB2 の連結部14a、14bを経て、ブロックB1
の連結部5a、5bに伝達され、ベース4に対し張り出
し部3a、3bが図中上方に変位する様な変形がブロッ
クB1 にも生じる。以上の動作により、図1のz軸変位
発生機構44a、44b、44c、44dのそれぞれの
圧電素子に、同一な所定の電圧を印加すると、ブロック
B1 、B2 に変形が生じ、試料テーブル41はz軸方向
に並進変位する。
【0020】次に図6および図7は、図1で示した微細
位置決め装置において、x軸まわりの回転変位を発生さ
せるときの動作を説明するための説明図であり、図4、
5と同様に図1で示したブロックB2 をモデル化し、有
限要素法により解析した結果を示している。図6はブロ
ックB2 の解析結果の斜視図、図7は正面図である。図
6、7において、拘束部Gは図1のブロックB2 の連結
部14a、14bに相当する部分を解析上拘束とした部
分であり、矢印Fは図1のブロックB2 の中心剛体部1
1に相当する部分の円周上の図中左右2点に、5kgf
の大きさで互いに図中上下反対方向に加えられた荷重を
示している。このような荷重Fを加えると、おおむね、
図6、7に示したような変形がブロックB2 に生じるこ
とが判かる。
位置決め装置において、x軸まわりの回転変位を発生さ
せるときの動作を説明するための説明図であり、図4、
5と同様に図1で示したブロックB2 をモデル化し、有
限要素法により解析した結果を示している。図6はブロ
ックB2 の解析結果の斜視図、図7は正面図である。図
6、7において、拘束部Gは図1のブロックB2 の連結
部14a、14bに相当する部分を解析上拘束とした部
分であり、矢印Fは図1のブロックB2 の中心剛体部1
1に相当する部分の円周上の図中左右2点に、5kgf
の大きさで互いに図中上下反対方向に加えられた荷重を
示している。このような荷重Fを加えると、おおむね、
図6、7に示したような変形がブロックB2 に生じるこ
とが判かる。
【0021】図1においてz軸変位発生機構44a、4
4b、44c、44dのそれぞれの圧電素子に、同一な
所定の電圧を印加した状態から、z軸変位発生機構44
b、44cのそれぞれの圧電素子に印加している電圧を
同じだけ増加して圧電素子の変位量を大きくし、z軸変
位発生機構44a、44dのそれぞれの圧電素子に印加
している電圧を同じだけ減じて圧電素子の変位量を小さ
くすると、ブロックB2 に図6、7で示したのと同様の
荷重が加わり、同様な変形が生じることは明らかであ
る。同様に、ブロックB1 においても、ブロックB2 に
加えられた荷重は、ブロックB2 の連結部14a、14
bを経て、ブロックB1 の連結部5a、5bに伝達さ
れ、その荷重に応じた変形がブロックB1 にも生じる。
4b、44c、44dのそれぞれの圧電素子に、同一な
所定の電圧を印加した状態から、z軸変位発生機構44
b、44cのそれぞれの圧電素子に印加している電圧を
同じだけ増加して圧電素子の変位量を大きくし、z軸変
位発生機構44a、44dのそれぞれの圧電素子に印加
している電圧を同じだけ減じて圧電素子の変位量を小さ
くすると、ブロックB2 に図6、7で示したのと同様の
荷重が加わり、同様な変形が生じることは明らかであ
る。同様に、ブロックB1 においても、ブロックB2 に
加えられた荷重は、ブロックB2 の連結部14a、14
bを経て、ブロックB1 の連結部5a、5bに伝達さ
れ、その荷重に応じた変形がブロックB1 にも生じる。
【0022】以上の動作により、図1のz軸変位発生機
構44a、44b、44c、44dのそれぞれの圧電素
子に同一な所定の電圧を印加した状態から、z軸変位発
生機構44b、44cのそれぞれの圧電素子に印加して
いる電圧を同じだけ増加して圧電素子の変位量を大きく
し、z軸変位発生機構44a、44dのそれぞれの圧電
素子に印加している電圧を同じだけ減じて圧電素子の変
位量を小さくすると、ブロックB1 、B2 に変形が生
じ、試料テーブル41にx軸まわりの回転変位が生じ
る。また、図1の微細位置決め装置において、y軸まわ
りの回転変位を発生させるときの動作は、既に述べたx
軸まわりの回転変位を発生させるときの動作から容易に
推察できるので説明を省略する。
構44a、44b、44c、44dのそれぞれの圧電素
子に同一な所定の電圧を印加した状態から、z軸変位発
生機構44b、44cのそれぞれの圧電素子に印加して
いる電圧を同じだけ増加して圧電素子の変位量を大きく
し、z軸変位発生機構44a、44dのそれぞれの圧電
素子に印加している電圧を同じだけ減じて圧電素子の変
位量を小さくすると、ブロックB1 、B2 に変形が生
じ、試料テーブル41にx軸まわりの回転変位が生じ
る。また、図1の微細位置決め装置において、y軸まわ
りの回転変位を発生させるときの動作は、既に述べたx
軸まわりの回転変位を発生させるときの動作から容易に
推察できるので説明を省略する。
【0023】以上、図1に示した微細位置決め装置の位
置決め時の動作について述べ、x軸、y軸、z軸方向の
並進変位およびx軸、y軸、z軸まわりの回転変位を発
生できることを説明した。一方、各z軸変位発生機構
は、z軸方向の荷重に対して高い剛性を有しているの
で、試料テーブル41をx軸まわり及びy軸まわりに回
転させる方向の剛性も高くなり、微細位置決め装置に慣
性力等の外力が作用したとしても、試料テーブル41に
発生するx軸まわりやy軸まわりの回転振動を抑制でき
る。また、図8に示した従来の微細位置決め装置に比較
して、高さ方向の寸法を小さくすることができるのは明
らかである。したがって、従来より高さ方向の寸法が小
さく、剛性の高い6軸の微細位置決め装置を実現するこ
とができる。なお、上記実施例の説明では、x軸、y軸
方向の並進変位及びz軸まわりの回転変位を行うことが
できる3軸の微細位置決め装置に、4組のz軸変位発生
機構を組み合わせた6軸の微細位置決め装置について示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要
は、上記3軸の微細位置決め装置のx軸、y軸方向の並
進変位及びz軸まわりの回転変位を発生させる機構のう
ちの、少なくとも1つの変位機構を備えているものであ
れば良く、また、z軸変位発生機構も4組に限定される
ものではない。
置決め時の動作について述べ、x軸、y軸、z軸方向の
並進変位およびx軸、y軸、z軸まわりの回転変位を発
生できることを説明した。一方、各z軸変位発生機構
は、z軸方向の荷重に対して高い剛性を有しているの
で、試料テーブル41をx軸まわり及びy軸まわりに回
転させる方向の剛性も高くなり、微細位置決め装置に慣
性力等の外力が作用したとしても、試料テーブル41に
発生するx軸まわりやy軸まわりの回転振動を抑制でき
る。また、図8に示した従来の微細位置決め装置に比較
して、高さ方向の寸法を小さくすることができるのは明
らかである。したがって、従来より高さ方向の寸法が小
さく、剛性の高い6軸の微細位置決め装置を実現するこ
とができる。なお、上記実施例の説明では、x軸、y軸
方向の並進変位及びz軸まわりの回転変位を行うことが
できる3軸の微細位置決め装置に、4組のz軸変位発生
機構を組み合わせた6軸の微細位置決め装置について示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要
は、上記3軸の微細位置決め装置のx軸、y軸方向の並
進変位及びz軸まわりの回転変位を発生させる機構のう
ちの、少なくとも1つの変位機構を備えているものであ
れば良く、また、z軸変位発生機構も4組に限定される
ものではない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、1つの平面内の任意の
位置決めを行える微細位置決め装置のテーブルとそのベ
ースとの間を、前記平面と直交する方向の荷重に対して
高い剛性を有し、その他の方向の荷重に対しては自由に
たわみ前記微細位置決め装置の変位を妨げることのない
ヒンジを備え、且つ前記平面と直交する軸方向に変位を
発生する機構により連結するようにしたため、前記平面
内以外の軸方向の位置決めを行うことができ、又、慣性
力等の外力に起因する振動を低減することができ、さら
に高さ寸法の小さい多軸の微細位置決め装置を実現する
ことができる。
位置決めを行える微細位置決め装置のテーブルとそのベ
ースとの間を、前記平面と直交する方向の荷重に対して
高い剛性を有し、その他の方向の荷重に対しては自由に
たわみ前記微細位置決め装置の変位を妨げることのない
ヒンジを備え、且つ前記平面と直交する軸方向に変位を
発生する機構により連結するようにしたため、前記平面
内以外の軸方向の位置決めを行うことができ、又、慣性
力等の外力に起因する振動を低減することができ、さら
に高さ寸法の小さい多軸の微細位置決め装置を実現する
ことができる。
【図1】本発明の実施例に係る微細位置決め装置の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1に示すz軸変位発生手段の側面図である。
【図3】図1に示すz軸変位発生手段の側面図である。
【図4】図1に示す装置の動作を説明する有限要素法に
よる解析結果の斜視図である。
よる解析結果の斜視図である。
【図5】図1に示す装置の動作を説明する有限要素法に
よる解析結果の正面図である。
よる解析結果の正面図である。
【図6】図1に示す装置の動作を説明する有限要素法に
よる解析結果の斜視図である。
よる解析結果の斜視図である。
【図7】図1に示す装置の動作を説明する有限要素法に
よる解析結果の正面図である。
よる解析結果の正面図である。
【図8】従来の微細位置決め装置の分解斜視図である。
B1 、B2 、B3 ブロック 6Fxa、6Fxb、7Fya、7Fyb、16Fθz 圧電素
子 4 ベース部 41 試料テーブル 44a、44b、44c、44d z軸変位発生手段
子 4 ベース部 41 試料テーブル 44a、44b、44c、44d z軸変位発生手段
Claims (1)
- 【請求項1】 1つの平面内の任意の1軸方向の並進変
位を発生させる変位機構、前記平面内において前記軸と
直交する軸方向の並進変位を発生させる変位機構、およ
び前記各軸のそれぞれと直交する軸まわりの回転変位を
発生させる変位機構のうち少なくとも1つの変位機構
と、当該変位機構を支持するベース部と、当該変位機構
により変位せしめられるテーブルとを備えた微細位置決
め装置において、前記ベースと前記テーブル間に、前記
平面と直交する軸方向に変位を発生するとともに、前記
平面と直交する軸方向の荷重に対して高い剛性を有しそ
の他の軸方向の荷重に対しては自由に変形し得るヒンジ
を備えた変位機構を複数連結したことを特徴とする微細
位置決め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4211487A JPH0659734A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 微細位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4211487A JPH0659734A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 微細位置決め装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0659734A true JPH0659734A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16606771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4211487A Pending JPH0659734A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 微細位置決め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659734A (ja) |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP4211487A patent/JPH0659734A/ja active Pending
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