JPH0659915A - トランザクションの実行順序制御方法および装置 - Google Patents
トランザクションの実行順序制御方法および装置Info
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- JPH0659915A JPH0659915A JP4212604A JP21260492A JPH0659915A JP H0659915 A JPH0659915 A JP H0659915A JP 4212604 A JP4212604 A JP 4212604A JP 21260492 A JP21260492 A JP 21260492A JP H0659915 A JPH0659915 A JP H0659915A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 実時間トランザクションを主業務とし、非実
時間トランザクションを並行処理するシステムにおい
て、実時間トランザクションの処理性能を劣化させるこ
となく、非実時間トランザクションの応答時間を短縮す
る。 【構成】 上記並行処理を行なうシステム11におい
て、優先度割当部12は、実時間トランザクションの余
裕時間と非実時間トランザシションの処理時間の関係を
考慮して実時間および非実時間トランザクションの実行
優先度を決定し、実行順序制御部14は、実時間トラン
ザクションの余裕時間を非実時間トランザクションの処
理に出来る限り割り当てるように制御する。
時間トランザクションを並行処理するシステムにおい
て、実時間トランザクションの処理性能を劣化させるこ
となく、非実時間トランザクションの応答時間を短縮す
る。 【構成】 上記並行処理を行なうシステム11におい
て、優先度割当部12は、実時間トランザクションの余
裕時間と非実時間トランザシションの処理時間の関係を
考慮して実時間および非実時間トランザクションの実行
優先度を決定し、実行順序制御部14は、実時間トラン
ザクションの余裕時間を非実時間トランザクションの処
理に出来る限り割り当てるように制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランザクションの実
行順序制御方法および装置に関し、特に、指定された完
了期限までに処理を完了しなければ処理の価値が低下も
しくは処理が無効となる実時間トランザクションと、完
了期限はないが出来る限り短時間で処理を完了すること
が望ましい非実時間トランザクションが並行処理される
システムにおいて、完了期限までに終了できない実時間
トランザクションを増やすことなく、非実時間トランザ
クションの応答時間を短縮できるトランザクションの実
行順序制御方法および装置に関する。
行順序制御方法および装置に関し、特に、指定された完
了期限までに処理を完了しなければ処理の価値が低下も
しくは処理が無効となる実時間トランザクションと、完
了期限はないが出来る限り短時間で処理を完了すること
が望ましい非実時間トランザクションが並行処理される
システムにおいて、完了期限までに終了できない実時間
トランザクションを増やすことなく、非実時間トランザ
クションの応答時間を短縮できるトランザクションの実
行順序制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】指定された完了期限までに処理を完了し
なければ処理の価値が低下もしくは処理が無効となるト
ランザクションがあり、実時間トランザクションと呼ば
れている。この実時間トランザクションを処理するシス
テムの性能は、完了期限を満たせないトランザクション
が少ないほど良好と考えられる。このようなシステムで
は、一般に、実時間トランザクションの実行優先度を完
了期限に基づいて決定し、実行優先度の順序に従ってト
ランザクション処理を進めることで完了期限を満たせな
いトランザクション数を出来る限り少なくしている。実
行優先度の決定方法としては、完了期限の早い実時間ト
ランザクションに、より高い実行優先度を付与するED
法や、トランザクション処理に要する時間を見積もり、
完了期限と見積時間の関係から処理の余裕時間を求め、
余裕時間の短い実時間トランザクションに、より高い実
行優先度を付与するLS法が、例えば、「Abbott,R.,Gar
cia-Molina,H.:"Scheduling Real-Time Transactions:a
Performance Evaluation",Proceedings of the 14th V
LDB Conference,pp1-12(1988)」に示されている。一方、
実時間トランザクションを主業務とするシステムにおい
て、完了期限のない非実時間トランザクションを並行し
て実行したいという要求があり、実時間トランザクショ
ンの処理性能を劣化させることなく、非実時間トランザ
クションを並行処理できることが望まれている。前述の
ED法やLS法は、実時間トランザクションの完了期限
に基づいて実行優先度を決定するため、完了期限のない
非実時間トランザクションには適用できない。従って、
上述の要求を満たすためには、実時間トランザクション
と非実時間トランザクションの実行順序を制御する機構
が必要となる。ここで、実時間トランザクションの処理
性能を劣化させることなく、非実時間トランザクション
を並行処理するためのトランザクションの実行順序制御
の従来方式を図2を用いて説明する。図2において、シ
ステム71に入力された実時間トランザクション76は
優先度割当部72に送られる。優先度割当部72は、例
えば、前述したED法やLS法により実時間トランザク
ション76の実行順優先度を決定する。このとき、優先
度割当部72は、LS法を用いるならば、実時間トラン
ザクション76に要する処理時間の見積もりを処理時間
見積部73に依頼する。処理時間見積部73は、優先度
割当部72から送られる実時間トランザクション76で
参照あるいは更新するデータ数に関する情報や、トラン
ザクション実行部75から送られる一つのデータの参照
あるいは更新に要する平均時間等の統計情報を利用し
て、実時間トランザクション76に要する処理時間を見
積もり、優先度割当部72に通知する。優先度割当部7
2で実行優先度を付与された実時間トランザクション7
6は実行順序制御部74へ送られる。一方、システム7
1に入力された非時間トランザクション77は実行順序
制御部74へ直接送られる。実行順序制御部74へ到着
したトランザクションは次の規則でトランザクション実
行部75へ送られて処理される。このトランザクション
実行部75が実時間トランザクションR1を処理してい
る最中に実行順序制御部74へ他の実時間トランザクシ
ョンR2が到着したとき、実行順序制御部74はR2の
実行優先度がR1の実行優先度よりも高いならば、R1
を中断してR2を先行処理するようにトランザクション
実行部75へ依頼する。このとき、中断されたR1は、
優先度割当部72で実行優先度を再評価された後にR2
の完了を実行順序制御部74で待つ。また、実行順序制
御部74は、R2の優先度がR1の優先度よりも低いな
らば、R1の完了を待ってR2の処理をトランザクショ
ン実行部75へ依頼する。また、トランザクション実行
部75が実時間トランザクションR1を処理している最
中に、実行順序制御部74へ非実時間トランザクション
N1が到着したとき、実行順序制御部74は、R1の完
了を待ってN1の処理をトランザクション実行部75へ
依頼する。また、トランザクション実行部75が非実時
間トランザクションN1を処理している最中に、実行順
序制御部74へ他の非実時間トランザクションN2が到
着したとき、実行順序制御部74はN1の完了を待って
N2の処理をトランザクション処理部75へ依頼する。
以上の規則に従ってトランザクションの実行順序を制御
すれば、実時間トランザクションは非実時間トランザク
ションより常に優先的に処理され、実時間トランザクシ
ョン間の実行順序は実時間トランザクションのみをシス
テムで処理するときと同様となるので、実時間トランザ
クションの処理性能に影響を与えずに非実時間トランザ
クションを並行処理できる。
なければ処理の価値が低下もしくは処理が無効となるト
ランザクションがあり、実時間トランザクションと呼ば
れている。この実時間トランザクションを処理するシス
テムの性能は、完了期限を満たせないトランザクション
が少ないほど良好と考えられる。このようなシステムで
は、一般に、実時間トランザクションの実行優先度を完
了期限に基づいて決定し、実行優先度の順序に従ってト
ランザクション処理を進めることで完了期限を満たせな
いトランザクション数を出来る限り少なくしている。実
行優先度の決定方法としては、完了期限の早い実時間ト
ランザクションに、より高い実行優先度を付与するED
法や、トランザクション処理に要する時間を見積もり、
完了期限と見積時間の関係から処理の余裕時間を求め、
余裕時間の短い実時間トランザクションに、より高い実
行優先度を付与するLS法が、例えば、「Abbott,R.,Gar
cia-Molina,H.:"Scheduling Real-Time Transactions:a
Performance Evaluation",Proceedings of the 14th V
LDB Conference,pp1-12(1988)」に示されている。一方、
実時間トランザクションを主業務とするシステムにおい
て、完了期限のない非実時間トランザクションを並行し
て実行したいという要求があり、実時間トランザクショ
ンの処理性能を劣化させることなく、非実時間トランザ
クションを並行処理できることが望まれている。前述の
ED法やLS法は、実時間トランザクションの完了期限
に基づいて実行優先度を決定するため、完了期限のない
非実時間トランザクションには適用できない。従って、
上述の要求を満たすためには、実時間トランザクション
と非実時間トランザクションの実行順序を制御する機構
が必要となる。ここで、実時間トランザクションの処理
性能を劣化させることなく、非実時間トランザクション
を並行処理するためのトランザクションの実行順序制御
の従来方式を図2を用いて説明する。図2において、シ
ステム71に入力された実時間トランザクション76は
優先度割当部72に送られる。優先度割当部72は、例
えば、前述したED法やLS法により実時間トランザク
ション76の実行順優先度を決定する。このとき、優先
度割当部72は、LS法を用いるならば、実時間トラン
ザクション76に要する処理時間の見積もりを処理時間
見積部73に依頼する。処理時間見積部73は、優先度
割当部72から送られる実時間トランザクション76で
参照あるいは更新するデータ数に関する情報や、トラン
ザクション実行部75から送られる一つのデータの参照
あるいは更新に要する平均時間等の統計情報を利用し
て、実時間トランザクション76に要する処理時間を見
積もり、優先度割当部72に通知する。優先度割当部7
2で実行優先度を付与された実時間トランザクション7
6は実行順序制御部74へ送られる。一方、システム7
1に入力された非時間トランザクション77は実行順序
制御部74へ直接送られる。実行順序制御部74へ到着
したトランザクションは次の規則でトランザクション実
行部75へ送られて処理される。このトランザクション
実行部75が実時間トランザクションR1を処理してい
る最中に実行順序制御部74へ他の実時間トランザクシ
ョンR2が到着したとき、実行順序制御部74はR2の
実行優先度がR1の実行優先度よりも高いならば、R1
を中断してR2を先行処理するようにトランザクション
実行部75へ依頼する。このとき、中断されたR1は、
優先度割当部72で実行優先度を再評価された後にR2
の完了を実行順序制御部74で待つ。また、実行順序制
御部74は、R2の優先度がR1の優先度よりも低いな
らば、R1の完了を待ってR2の処理をトランザクショ
ン実行部75へ依頼する。また、トランザクション実行
部75が実時間トランザクションR1を処理している最
中に、実行順序制御部74へ非実時間トランザクション
N1が到着したとき、実行順序制御部74は、R1の完
了を待ってN1の処理をトランザクション実行部75へ
依頼する。また、トランザクション実行部75が非実時
間トランザクションN1を処理している最中に、実行順
序制御部74へ他の非実時間トランザクションN2が到
着したとき、実行順序制御部74はN1の完了を待って
N2の処理をトランザクション処理部75へ依頼する。
以上の規則に従ってトランザクションの実行順序を制御
すれば、実時間トランザクションは非実時間トランザク
ションより常に優先的に処理され、実時間トランザクシ
ョン間の実行順序は実時間トランザクションのみをシス
テムで処理するときと同様となるので、実時間トランザ
クションの処理性能に影響を与えずに非実時間トランザ
クションを並行処理できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、非
実時間トランザクションの完了を待った後に実時間トラ
ンザクションを実行してもその完了期限が満たされる場
合でも、実時間トランザクションを非実時間トランザク
ションより先行処理してしまうため、非実時間トランザ
クションの応答時間を必要以上に長くさせてしまうとい
う問題があった。本発明の目的は、実時間トランザクシ
ョンの余裕時間と非実時間トランザシションの処理時間
の関係を考慮して実時間および非実時間トランザクショ
ンの実行優先度を決定し、実時間トランザクションの余
裕時間を非実時間トランザクションの処理に出来る限り
割り当てることにより、このような問題点を改善して、
実時間トランザクションの処理性能を劣化させることな
く、非実時間トランザクションの応答時間を短縮するこ
とが可能なトランザクションの実行順序制御方法および
装置を提供することにある。
実時間トランザクションの完了を待った後に実時間トラ
ンザクションを実行してもその完了期限が満たされる場
合でも、実時間トランザクションを非実時間トランザク
ションより先行処理してしまうため、非実時間トランザ
クションの応答時間を必要以上に長くさせてしまうとい
う問題があった。本発明の目的は、実時間トランザクシ
ョンの余裕時間と非実時間トランザシションの処理時間
の関係を考慮して実時間および非実時間トランザクショ
ンの実行優先度を決定し、実時間トランザクションの余
裕時間を非実時間トランザクションの処理に出来る限り
割り当てることにより、このような問題点を改善して、
実時間トランザクションの処理性能を劣化させることな
く、非実時間トランザクションの応答時間を短縮するこ
とが可能なトランザクションの実行順序制御方法および
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のトランザクションの実行順序制御装置は、
完了期限(例えば、データベースの参照あるいは更新
時)を指定して要求される実時間トランザクションと、
完了期限を指定せずに要求される非実時間トランザクシ
ョンを並行処理するシステム内に、トランザクション処
理に要する時間を見積もる手段(処理時間見積部)と、
実時間トランザクションに対しては、そのトランザクシ
ョンの完了期限より、見積もられた時間分だけ早い時刻
を、非実時間トランザクションに対しては、現時刻より
その見積時間分だけ遅い時刻を、当該トランザクション
の実行優先度として付与する手段(優先度割当部)と、
その実行優先度として付与された時刻がより早いトラン
ザクションを優先的に処理するようにトランザクション
の実行順序を制御する手段(実行順序制御部)と、その
実行順序制御手段からの指示に基づき選択したトランザ
クションを処理する手段(トランザクション実行部)と
を備えたことに特徴がある。また、その実行順序制御部
には、実時間トランザクションと非実時間トランザクシ
ョンの処理順序を決定する場合、実時間トランザクショ
ンの処理を開始すべき最遅時刻を求め、非実時間トラン
ザクションの実行優先度として付与された時刻がその最
遅時刻より早いときのみ、非実時間トランザクションを
実時間トランザクションより優先的に処理するようにト
ランザクションの実行順序を制御する手段を備えたこと
に特徴がある。また、本発明のトランザクションの実行
順序制御方法は、上記システムにトランザクションが到
着すると、処理時間見積部によってそのトランザクショ
ンの処理に要する時間を見積もり、優先度割当部は、実
時間トランザクションに対しては、見積もられた時間分
だけ完了期限より早い時刻を、非実時間トランザクショ
ンに対しては、その見積時間分だけ現時刻より遅い時刻
を、当該トランザクションの実行優先度として付与し、
実行順序制御部は、実行優先度として付与された時刻が
より早いトランザクションを優先的に処理するように制
御することに特徴がある。また、この際、上記実時間ト
ランザクションに付与された実行優先度と完了期限を用
いて、並行処理される複数の実時間トランザクションの
完了期限を全て満たすため、実行順序制御部は、実時間
トランザクションの処理を開始しなければならない最遅
時刻を求め、非実時間トランザクションの実行優先度と
して付与された時刻が実時間トランザクションの最遅時
刻より早いときのみ、非実時間トランザクションを実時
間トランザクションより優先的にトランザクション実行
部へ与えることに特徴がある。
め、本発明のトランザクションの実行順序制御装置は、
完了期限(例えば、データベースの参照あるいは更新
時)を指定して要求される実時間トランザクションと、
完了期限を指定せずに要求される非実時間トランザクシ
ョンを並行処理するシステム内に、トランザクション処
理に要する時間を見積もる手段(処理時間見積部)と、
実時間トランザクションに対しては、そのトランザクシ
ョンの完了期限より、見積もられた時間分だけ早い時刻
を、非実時間トランザクションに対しては、現時刻より
その見積時間分だけ遅い時刻を、当該トランザクション
の実行優先度として付与する手段(優先度割当部)と、
その実行優先度として付与された時刻がより早いトラン
ザクションを優先的に処理するようにトランザクション
の実行順序を制御する手段(実行順序制御部)と、その
実行順序制御手段からの指示に基づき選択したトランザ
クションを処理する手段(トランザクション実行部)と
を備えたことに特徴がある。また、その実行順序制御部
には、実時間トランザクションと非実時間トランザクシ
ョンの処理順序を決定する場合、実時間トランザクショ
ンの処理を開始すべき最遅時刻を求め、非実時間トラン
ザクションの実行優先度として付与された時刻がその最
遅時刻より早いときのみ、非実時間トランザクションを
実時間トランザクションより優先的に処理するようにト
ランザクションの実行順序を制御する手段を備えたこと
に特徴がある。また、本発明のトランザクションの実行
順序制御方法は、上記システムにトランザクションが到
着すると、処理時間見積部によってそのトランザクショ
ンの処理に要する時間を見積もり、優先度割当部は、実
時間トランザクションに対しては、見積もられた時間分
だけ完了期限より早い時刻を、非実時間トランザクショ
ンに対しては、その見積時間分だけ現時刻より遅い時刻
を、当該トランザクションの実行優先度として付与し、
実行順序制御部は、実行優先度として付与された時刻が
より早いトランザクションを優先的に処理するように制
御することに特徴がある。また、この際、上記実時間ト
ランザクションに付与された実行優先度と完了期限を用
いて、並行処理される複数の実時間トランザクションの
完了期限を全て満たすため、実行順序制御部は、実時間
トランザクションの処理を開始しなければならない最遅
時刻を求め、非実時間トランザクションの実行優先度と
して付与された時刻が実時間トランザクションの最遅時
刻より早いときのみ、非実時間トランザクションを実時
間トランザクションより優先的にトランザクション実行
部へ与えることに特徴がある。
【0005】
【作用】本発明においては、実時間トランザクションを
主業務とするシステムにおいて、非実時間トランザクシ
ョンを並行処理する場合、実時間トランザクションの余
裕時間を利用して非トランザクションを処理する。例え
ば、図3に示すように、まず時刻D1を完了期限とする
実時間トランザクションR1が時刻S1にシステムへ到
着し、R1の処理時間が処理時間見積部によりE1と見
積もられるならば、優先度割当部はR1の実行優先度を
時刻D1−E1、つまり、R1の完了期限を満たすため
にR1の処理を開始しなければならない最遅時刻とす
る。次に、時刻S2に非実時間トランザクションN1が
システムへ到着し、N1の処理時間が処理時間見積部に
よりE2と見積もられるならば、優先度割当部はN1の
実行優先度を時刻S2+E2、つまりN1の処理が完了
する最早時刻とする。このとき、実行順序制御部は、D
1−E1がS2+E2より早い時刻ならば、R1がN1
の完了を待つとT1までに完了できないと判断し、R1
がN1より優先的にトランザクション実行部で処理され
るように実行順序を制御する。一方、実行順序制御部
は、D1−E1がS2+E2より遅い時刻ならば、R1
がN1の完了を待ってもD1までに完了できると判断
し、N1がR1より優先的にトランザクション実行部で
処理されるように実行順序を制御する。また、図4に示
すように、時刻D1を完了期限とする実時間トランザク
ションR1および時刻D2を完了期限とする実時間トラ
ンザクションR2が時刻S1およびS2にシステムへ到
着し、それぞれの処理時間が処理時間見積部によりE1
およびE2と見積もられならば、優先度割当部は、R1
の実行優先度をD1−E1、R2の実行優先度をD2−
E2とする。このとき、実行順序制御部は、実行優先度
の高いR1がR2より優先的にトランザクション実行部
で処理されるように実行順序を制御するとともに、R1
の完了期限D1がR2の実行優先度D2−E2より遅い
ことを検出し、R1とR2の完了期限をともに満たすた
めにR1の処理を開始しなければならない最遅時刻D2
−E1−E2を求める。次に、非実時間トランザクショ
ンN1が時刻S3にシステムへ到着し、N1の処理時間
が処理時間見積部によりE3と見積もられ、優先度割当
部がN1の実行優先度をS3+E3としたとき、実行順
序制御部は、S3+E3がD2−E1−E2より早いな
らば、N1の完了を待ってR1を処理してもR1とR2
の完了期限をともに満たせると判断し、N1がR1より
優先的にトランザクション実行部で処理されるように実
行順序を制御する。一方、実行順序制御部は、S3+E
3がD2−E1−E2より遅い時刻ならば、N1の完了
を待ってR1を処理すると、R1、R2の少なくとも一
つの完了期限が満たせないと判断し、R1がN1より優
先的にトランザクション実行部で処理されるように実行
順序を制御する。これにより、完了期限までに終了でき
ない実時間トランザクションを増やすことなく、非実時
間トランザクションの応答時間をより短縮することがで
きる。
主業務とするシステムにおいて、非実時間トランザクシ
ョンを並行処理する場合、実時間トランザクションの余
裕時間を利用して非トランザクションを処理する。例え
ば、図3に示すように、まず時刻D1を完了期限とする
実時間トランザクションR1が時刻S1にシステムへ到
着し、R1の処理時間が処理時間見積部によりE1と見
積もられるならば、優先度割当部はR1の実行優先度を
時刻D1−E1、つまり、R1の完了期限を満たすため
にR1の処理を開始しなければならない最遅時刻とす
る。次に、時刻S2に非実時間トランザクションN1が
システムへ到着し、N1の処理時間が処理時間見積部に
よりE2と見積もられるならば、優先度割当部はN1の
実行優先度を時刻S2+E2、つまりN1の処理が完了
する最早時刻とする。このとき、実行順序制御部は、D
1−E1がS2+E2より早い時刻ならば、R1がN1
の完了を待つとT1までに完了できないと判断し、R1
がN1より優先的にトランザクション実行部で処理され
るように実行順序を制御する。一方、実行順序制御部
は、D1−E1がS2+E2より遅い時刻ならば、R1
がN1の完了を待ってもD1までに完了できると判断
し、N1がR1より優先的にトランザクション実行部で
処理されるように実行順序を制御する。また、図4に示
すように、時刻D1を完了期限とする実時間トランザク
ションR1および時刻D2を完了期限とする実時間トラ
ンザクションR2が時刻S1およびS2にシステムへ到
着し、それぞれの処理時間が処理時間見積部によりE1
およびE2と見積もられならば、優先度割当部は、R1
の実行優先度をD1−E1、R2の実行優先度をD2−
E2とする。このとき、実行順序制御部は、実行優先度
の高いR1がR2より優先的にトランザクション実行部
で処理されるように実行順序を制御するとともに、R1
の完了期限D1がR2の実行優先度D2−E2より遅い
ことを検出し、R1とR2の完了期限をともに満たすた
めにR1の処理を開始しなければならない最遅時刻D2
−E1−E2を求める。次に、非実時間トランザクショ
ンN1が時刻S3にシステムへ到着し、N1の処理時間
が処理時間見積部によりE3と見積もられ、優先度割当
部がN1の実行優先度をS3+E3としたとき、実行順
序制御部は、S3+E3がD2−E1−E2より早いな
らば、N1の完了を待ってR1を処理してもR1とR2
の完了期限をともに満たせると判断し、N1がR1より
優先的にトランザクション実行部で処理されるように実
行順序を制御する。一方、実行順序制御部は、S3+E
3がD2−E1−E2より遅い時刻ならば、N1の完了
を待ってR1を処理すると、R1、R2の少なくとも一
つの完了期限が満たせないと判断し、R1がN1より優
先的にトランザクション実行部で処理されるように実行
順序を制御する。これにより、完了期限までに終了でき
ない実時間トランザクションを増やすことなく、非実時
間トランザクションの応答時間をより短縮することがで
きる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の一実施例におけるトランザクショ
ン実行制御装置の構成図である。図1において、11は
システム、12は優先度割当部、13は処理時間見積
部、14は実行順序制御部、15はトランザクション実
行部、16は、システム11に対してデータの参照ある
いは更新を完了期限を指定して要求する実時間トランザ
クション、17は、システム11に対してデータの参照
あるいは更新を完了期限を指定せずに要求する非実時間
トランザクションである。本実施例では、システム11
へ到着した実時間あるいは非実時間トランザクション
は、優先度割当部12に送られる。優先度割当部12
は、送られたトランザクションに要する処理時間の見積
もりを処理時間見積部13へ依頼する。このとき、優先
度割当部12は、処理時間見積部13がその見積もりを
行なう上で必要な情報として、例えば、そのトランザク
ションで参照あるいは更新するデータ数を処理時間見積
部13へ通知する。処理時間見積部13は、そのトラン
ザクションに要する処理時間を、優先度割当部12とそ
のトランザクションを処理するトランザクション実行部
15から送られる情報に基づいて見積もる。例えば、優
先度割当部12からそのトランザクションで参照あるい
は更新するデータ数dが通知され、トランザクション実
行部15から一つのデータの参照あるいは更新に要する
平均時間uが通知されると、そのトランザクションに要
する処理時間はd×uとして見積もることができる。ま
た、優先度割当部12は、処理時間見積部13から見積
時間E1を通知された後、トランザクションの実行優先
度を次のように決定する。すなわち、優先度割当部12
は、実時間トランザクション16に対して、そのトラン
ザクションの完了期限が時刻D1であるとき、時刻D1
−E1を実行優先度として与える。一方、優先度割当部
12は非実時間トランザクション17に対して、そのト
ランザクションのシステム到着時刻がS1であるとき、
時刻S1+E1を実行優先度として与える。優先度割当
部12は、実行優先度を付与したトランザクションを実
行順序制御部14へ送る。
る。図1は、本発明の一実施例におけるトランザクショ
ン実行制御装置の構成図である。図1において、11は
システム、12は優先度割当部、13は処理時間見積
部、14は実行順序制御部、15はトランザクション実
行部、16は、システム11に対してデータの参照ある
いは更新を完了期限を指定して要求する実時間トランザ
クション、17は、システム11に対してデータの参照
あるいは更新を完了期限を指定せずに要求する非実時間
トランザクションである。本実施例では、システム11
へ到着した実時間あるいは非実時間トランザクション
は、優先度割当部12に送られる。優先度割当部12
は、送られたトランザクションに要する処理時間の見積
もりを処理時間見積部13へ依頼する。このとき、優先
度割当部12は、処理時間見積部13がその見積もりを
行なう上で必要な情報として、例えば、そのトランザク
ションで参照あるいは更新するデータ数を処理時間見積
部13へ通知する。処理時間見積部13は、そのトラン
ザクションに要する処理時間を、優先度割当部12とそ
のトランザクションを処理するトランザクション実行部
15から送られる情報に基づいて見積もる。例えば、優
先度割当部12からそのトランザクションで参照あるい
は更新するデータ数dが通知され、トランザクション実
行部15から一つのデータの参照あるいは更新に要する
平均時間uが通知されると、そのトランザクションに要
する処理時間はd×uとして見積もることができる。ま
た、優先度割当部12は、処理時間見積部13から見積
時間E1を通知された後、トランザクションの実行優先
度を次のように決定する。すなわち、優先度割当部12
は、実時間トランザクション16に対して、そのトラン
ザクションの完了期限が時刻D1であるとき、時刻D1
−E1を実行優先度として与える。一方、優先度割当部
12は非実時間トランザクション17に対して、そのト
ランザクションのシステム到着時刻がS1であるとき、
時刻S1+E1を実行優先度として与える。優先度割当
部12は、実行優先度を付与したトランザクションを実
行順序制御部14へ送る。
【0007】実行順序制御部14は、優先度割当部12
から送られるトランザクションの処理を図5に示す手順
でトランザクション実行部15へ依頼する。すなわち、
実行順序制御部14は、実時間トランザクションR1が
優先度割当部12から送られたとき、これまでに実行順
序制御部14へ送られてまだ完了していない実時間トラ
ンザクションとR1の完了期限と実行優先度の関係から
(501)、これらの実時間トランザクションの全ての
完了期限を満たすために最も実行優先度の高い実時間ト
ランザクションR2を開始しなければならない最遅時刻
Lを求める(502,503)。このLは、例えば、図
6に示す手順で求められる。すなわち、まず、最も完了
期限の遅い実時間トランザクションR3を求め(60
1)、R3の実行優先度をLとする(602,60
3)。次に、R3の次に完了期限の遅い実時間トランザ
クションR4を求め(604,605)、R4の完了期
限が現在のLより遅い時刻であるときは、R4の見積処
理時間を現在のLから引いた時刻を新たなLとし(60
6,607,603)、R4の完了期限が現在のLより
早い時刻であるときは、R4の完了期限を新たなLとす
る(606〜608)。以上述べた動作を完了期限の遅
い順序で全ての実時間トランザクションに対して繰り返
せば、最終的に得られるLは最も実行優先度の高い実時
間トランザクションR2を開始すべき最遅時刻に等しく
なる。次に、実行順序制御部14は、トランザクション
実行部15で現在処理中のトランザクションが実時間ト
ランザクションR5であるとき(504)、R1の実行
優先度P1とR5の実行優先度P5を比較し(50
7)、P1がP5より早い時刻ならば、R5の処理を中
断してR1を先行処理するようにトランザクション実行
部15へ通知する(511)。このとき、実行順序制御
部14は、中断されたR5の実行優先度を優先度割当部
12を用いて再評価した後、上述の手順でLを求め直
す。一方、実行順序制御部14は、ステップ507にお
いて、P1がP5より遅い時刻ならば、R1を実行順序
制御部14内で待機させる(508)。また、実行順序
制御部14は、トランザクション実行部15で現在処理
中のトランザクションが非実時間トランザクションN1
であるとき(504)、LとN1の実行優先度Q1を比
較し(505)、LがQ1より早い時刻ならば、N1の
処理を中断して最も実行優先度の高い実時間トランザク
ションR2を先行処理するようにトランザクション実行
部15へ通知する(506)。このとき、実行順序制御
部14は、R1≠R2ならば、R1を実行順序制御部1
4内で待機させ、中断されたN1の実行優先度を優先度
割当部12に依頼して再評価する。一方、実行順序制御
部14は、ステップ504において、LがQ1より遅い
時刻ならば、R1を実行順序制御部14内で待機させる
(508)。
から送られるトランザクションの処理を図5に示す手順
でトランザクション実行部15へ依頼する。すなわち、
実行順序制御部14は、実時間トランザクションR1が
優先度割当部12から送られたとき、これまでに実行順
序制御部14へ送られてまだ完了していない実時間トラ
ンザクションとR1の完了期限と実行優先度の関係から
(501)、これらの実時間トランザクションの全ての
完了期限を満たすために最も実行優先度の高い実時間ト
ランザクションR2を開始しなければならない最遅時刻
Lを求める(502,503)。このLは、例えば、図
6に示す手順で求められる。すなわち、まず、最も完了
期限の遅い実時間トランザクションR3を求め(60
1)、R3の実行優先度をLとする(602,60
3)。次に、R3の次に完了期限の遅い実時間トランザ
クションR4を求め(604,605)、R4の完了期
限が現在のLより遅い時刻であるときは、R4の見積処
理時間を現在のLから引いた時刻を新たなLとし(60
6,607,603)、R4の完了期限が現在のLより
早い時刻であるときは、R4の完了期限を新たなLとす
る(606〜608)。以上述べた動作を完了期限の遅
い順序で全ての実時間トランザクションに対して繰り返
せば、最終的に得られるLは最も実行優先度の高い実時
間トランザクションR2を開始すべき最遅時刻に等しく
なる。次に、実行順序制御部14は、トランザクション
実行部15で現在処理中のトランザクションが実時間ト
ランザクションR5であるとき(504)、R1の実行
優先度P1とR5の実行優先度P5を比較し(50
7)、P1がP5より早い時刻ならば、R5の処理を中
断してR1を先行処理するようにトランザクション実行
部15へ通知する(511)。このとき、実行順序制御
部14は、中断されたR5の実行優先度を優先度割当部
12を用いて再評価した後、上述の手順でLを求め直
す。一方、実行順序制御部14は、ステップ507にお
いて、P1がP5より遅い時刻ならば、R1を実行順序
制御部14内で待機させる(508)。また、実行順序
制御部14は、トランザクション実行部15で現在処理
中のトランザクションが非実時間トランザクションN1
であるとき(504)、LとN1の実行優先度Q1を比
較し(505)、LがQ1より早い時刻ならば、N1の
処理を中断して最も実行優先度の高い実時間トランザク
ションR2を先行処理するようにトランザクション実行
部15へ通知する(506)。このとき、実行順序制御
部14は、R1≠R2ならば、R1を実行順序制御部1
4内で待機させ、中断されたN1の実行優先度を優先度
割当部12に依頼して再評価する。一方、実行順序制御
部14は、ステップ504において、LがQ1より遅い
時刻ならば、R1を実行順序制御部14内で待機させる
(508)。
【0008】また、実行順序制御部14は、非実時間ト
ランザクションN2が優先度割当部13から送られたと
き(501,502)、N2の実行優先度Q2と上述の
Lを比較し(509)、Q2がLより早い時刻であり、
かつトランザクション実行部15で現在処理中のトラン
ザクションが実時間トランザクションR5であるならば
(510)、R5の処理を中断してN2を先行処理する
ようにトランザクション実行部15へ通知する(51
1)。このとき、実行順序制御部14は、中断されたR
5の実行優先度を優先度割当部12を用いて再評価した
後、図6に示した手順でLを求め直す。一方、実行順序
制御部14は、ステップ509において、Q2がLより
早い時刻であり、かつトランザクション実行部15で現
在処理中のトランザクションが非実時間トランザクショ
ンN1であるならば(510)、Q2がQ1より早い時
刻のときは(507)、N1を中断してN2を先行処理
するようにトランザクション実行部15へ通知し(51
1)、Q2がQ1より遅い時刻のときは、N2を実行順
序制御部14内で待機させる(508)。このとき、実
行順序制御部14は、中断されたN1の実行優先度を優
先度割当部12に依頼して再評価する。さらに、実行順
序制御部14は、ステップ509において、Q2がLよ
り遅い時刻ならば、N2を実行順序制御部14内で待機
させる(508)。
ランザクションN2が優先度割当部13から送られたと
き(501,502)、N2の実行優先度Q2と上述の
Lを比較し(509)、Q2がLより早い時刻であり、
かつトランザクション実行部15で現在処理中のトラン
ザクションが実時間トランザクションR5であるならば
(510)、R5の処理を中断してN2を先行処理する
ようにトランザクション実行部15へ通知する(51
1)。このとき、実行順序制御部14は、中断されたR
5の実行優先度を優先度割当部12を用いて再評価した
後、図6に示した手順でLを求め直す。一方、実行順序
制御部14は、ステップ509において、Q2がLより
早い時刻であり、かつトランザクション実行部15で現
在処理中のトランザクションが非実時間トランザクショ
ンN1であるならば(510)、Q2がQ1より早い時
刻のときは(507)、N1を中断してN2を先行処理
するようにトランザクション実行部15へ通知し(51
1)、Q2がQ1より遅い時刻のときは、N2を実行順
序制御部14内で待機させる(508)。このとき、実
行順序制御部14は、中断されたN1の実行優先度を優
先度割当部12に依頼して再評価する。さらに、実行順
序制御部14は、ステップ509において、Q2がLよ
り遅い時刻ならば、N2を実行順序制御部14内で待機
させる(508)。
【0009】また、実行順序制御部14は、トランザク
ション実行部15からトランザクションの完了を通知さ
れたとき、図7に示す手順で次にトランザクション実行
部15へ依頼するトランザクションを実行順序制御部1
4で待機しているトランザクションから選択する。すな
わち、実行順序制御部14は、完了したトランザクショ
ンが実時間トランサクションならば、上述の手順でLを
求め直す(701〜703)。次に、実行順序制御部1
4は、待機している最も実行優先度の高い非実時間トラ
ンザクションN3の実行優先度Q3とLを比較し(70
4)、Q3がLより早い時刻ならば、N3の処理をトラ
ンザクション実行部15へ依頼する(706)。一方、
実行順序制御部14は、Q3がLより遅い時刻ならば、
待機している最も実行優先度の高い実時間トランザクシ
ョンの処理をトランザクション実行部15へ依頼する
(705)。これにより、トランザクション実行部15
は、実行順序制御部14から依頼されるトランザクショ
ンを実行し、処理の完了を実行順序制御部14へ通知す
る。また、トランザクション実行部15は、あるトラン
ザクションを処理している最中に実行順序制御部14か
ら他のトランザクションを依頼されたとき、現在処理中
のトランザクションを中断して、依頼されたトランザク
ションを先行処理する。このとき、トランザクション実
行部15は、中断したトランザクションの実行優先度を
再評価するため、例えば、そのトランザクションで参照
あるいは更新する残りデータ数等の情報を実行順序制御
部14へ通知する。
ション実行部15からトランザクションの完了を通知さ
れたとき、図7に示す手順で次にトランザクション実行
部15へ依頼するトランザクションを実行順序制御部1
4で待機しているトランザクションから選択する。すな
わち、実行順序制御部14は、完了したトランザクショ
ンが実時間トランサクションならば、上述の手順でLを
求め直す(701〜703)。次に、実行順序制御部1
4は、待機している最も実行優先度の高い非実時間トラ
ンザクションN3の実行優先度Q3とLを比較し(70
4)、Q3がLより早い時刻ならば、N3の処理をトラ
ンザクション実行部15へ依頼する(706)。一方、
実行順序制御部14は、Q3がLより遅い時刻ならば、
待機している最も実行優先度の高い実時間トランザクシ
ョンの処理をトランザクション実行部15へ依頼する
(705)。これにより、トランザクション実行部15
は、実行順序制御部14から依頼されるトランザクショ
ンを実行し、処理の完了を実行順序制御部14へ通知す
る。また、トランザクション実行部15は、あるトラン
ザクションを処理している最中に実行順序制御部14か
ら他のトランザクションを依頼されたとき、現在処理中
のトランザクションを中断して、依頼されたトランザク
ションを先行処理する。このとき、トランザクション実
行部15は、中断したトランザクションの実行優先度を
再評価するため、例えば、そのトランザクションで参照
あるいは更新する残りデータ数等の情報を実行順序制御
部14へ通知する。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、非実時間トランザクシ
ョンを実時間トランザクションより先行して処理しても
実時間トランザクションが完了期限までに終了する場
合、非実時間トランザクションが実時間トランザクショ
ンより優先的に処理され、非実時間トランザクションを
実時間トランザクションより先行して処理すると実時間
トランザクションが完了期限までに完了しない場合、実
時間トランザクションは非実時間トランザクションより
優先的に処理されるので、主業務である実時間トランザ
クションの処理性能を劣化させることなく、非実時間ト
ランザクションを並行処理できる。また、非実時間トラ
ンザクションの処理に実時間トランザクション処理の余
裕時間を活用できるため、実時間トランザクションの性
能に影響を与えない範囲で出来る限り非実時間トランザ
クションの応答時間を短縮できる。
ョンを実時間トランザクションより先行して処理しても
実時間トランザクションが完了期限までに終了する場
合、非実時間トランザクションが実時間トランザクショ
ンより優先的に処理され、非実時間トランザクションを
実時間トランザクションより先行して処理すると実時間
トランザクションが完了期限までに完了しない場合、実
時間トランザクションは非実時間トランザクションより
優先的に処理されるので、主業務である実時間トランザ
クションの処理性能を劣化させることなく、非実時間ト
ランザクションを並行処理できる。また、非実時間トラ
ンザクションの処理に実時間トランザクション処理の余
裕時間を活用できるため、実時間トランザクションの性
能に影響を与えない範囲で出来る限り非実時間トランザ
クションの応答時間を短縮できる。
【0011】
【図1】本発明の一実施例におけるトランザクション実
行制御装置の構成図である。
行制御装置の構成図である。
【図2】従来の実行順序制御方式を適用したトランザク
ション実行制御装置の構成図である。
ション実行制御装置の構成図である。
【図3】本発明の一実施例におけるトランザクション実
行順序制御方法を示す図である。
行順序制御方法を示す図である。
【図4】本発明の一実施例におけるトランザクション実
行順序制御方法を示す図である。
行順序制御方法を示す図である。
【図5】本発明の一実施例におけるトランザクション実
行順序制御手順を示すフローチャートである。
行順序制御手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例におけるトランザクション実
行順序制御手順を示すフローチャートである。
行順序制御手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例におけるトランザクション実
行順序制御手順を示すフローチャートである。
行順序制御手順を示すフローチャートである。
11 システム 12 優先度割当部 13 処理時間見積部 14 実行順序制御部 15 トランザクション実行部 71 システム 72 優先度割当部 73 処理時間見積部 74 実行順序制御部 75 トランザクション実行部
Claims (4)
- 【請求項1】 完了期限を指定して要求される実時間ト
ランザクションと、完了期限を指定せずに要求される非
実時間トランザクションを並行処理するシステムにおい
て、トランザクション処理に要する時間を見積もる手段
と、実時間トランザクションに対しては、見積もられた
時間分だけ完了期限より早い時刻を、非実時間トランザ
クションに対しては、現時刻より該見積時間分だけ遅い
時刻を、当該トランザクションの実行優先度として付与
する手段と、該実行優先度として付与された時刻がより
早いトランザクションを優先的に処理するようにトラン
ザクションの実行順序を制御する手段と、該実行順序制
御手段からの指示に基づき選択したトランザクションを
処理する手段とを備えたことを特徴とするトランザクシ
ョンの実行順序制御装置。 - 【請求項2】 上記実行順序制御手段には、実時間トラ
ンザクションと非実時間トランザクションの処理順序を
決定する場合、実時間トランザクションの処理を開始す
べき最遅時刻を求め、非実時間トランザクションの実行
優先度として付与された時刻が該最遅時刻より早いとき
のみ、非実時間トランザクションを実時間トランザクシ
ョンより優先的に処理するようにトランザクションの実
行順序を制御する手段を備えたことを特徴とする請求項
1記載のトランザクションの実行順序制御装置。 - 【請求項3】 完了期限を指定して要求される実時間ト
ランザクションと、完了期限を指定せずに要求される非
実時間トランザクションを並行処理するシステムのトラ
ンザクションの実行順序制御方法において、トランザク
ションが該システムに到着すると、該トランザクション
の処理に要する時間を見積もり、実時間トランザクショ
ンに対しては、見積もられた時間分だけ完了期限より早
い時刻を、非実時間トランザクションに対しては、該見
積時間分だけ現時刻より遅い時刻を、当該トランザクシ
ョンの実行優先度として付与し、該実行優先度として付
与された時刻がより早いトランザクションを優先的に処
理することを特徴とするトランザクションの実行順序制
御方法。 - 【請求項4】 上記実時間トランザクションの処理を開
始すべき最遅時刻を求め、非実時間トランザクションの
実行優先度として付与された時刻が実時間トランザクシ
ョンの最遅時刻より早いときのみ、非実時間トランザク
ションを実時間トランザクションより優先的に処理する
ことを特徴とする請求項3記載のトランザクションの実
行順序制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4212604A JPH0659915A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | トランザクションの実行順序制御方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4212604A JPH0659915A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | トランザクションの実行順序制御方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0659915A true JPH0659915A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16625447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4212604A Pending JPH0659915A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | トランザクションの実行順序制御方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659915A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005316960A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-11-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 処理端末、受信端末及び受信データ処理システム |
| JP2007305029A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リアルタイムosにおける処理時間配分方法 |
| US20100318713A1 (en) * | 2009-06-16 | 2010-12-16 | Freescale Semiconductor, Inc. | Flow Control Mechanisms for Avoidance of Retries and/or Deadlocks in an Interconnect |
| JP2024096348A (ja) * | 2018-10-19 | 2024-07-12 | デジタル・アセット・(スウィツァーランド)・ゲーエムベーハー | プライバシーを守る検証およびコミットアーキテクチャ |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4212604A patent/JPH0659915A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005316960A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-11-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 処理端末、受信端末及び受信データ処理システム |
| JP2007305029A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リアルタイムosにおける処理時間配分方法 |
| US20100318713A1 (en) * | 2009-06-16 | 2010-12-16 | Freescale Semiconductor, Inc. | Flow Control Mechanisms for Avoidance of Retries and/or Deadlocks in an Interconnect |
| US8554967B2 (en) * | 2009-06-16 | 2013-10-08 | Freescale Semiconductor, Inc. | Flow control mechanisms for avoidance of retries and/or deadlocks in an interconnect |
| JP2024096348A (ja) * | 2018-10-19 | 2024-07-12 | デジタル・アセット・(スウィツァーランド)・ゲーエムベーハー | プライバシーを守る検証およびコミットアーキテクチャ |
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