JPH066037U - 自動車ドアガラス用ウエザーストリップ - Google Patents
自動車ドアガラス用ウエザーストリップInfo
- Publication number
- JPH066037U JPH066037U JP050903U JP5090392U JPH066037U JP H066037 U JPH066037 U JP H066037U JP 050903 U JP050903 U JP 050903U JP 5090392 U JP5090392 U JP 5090392U JP H066037 U JPH066037 U JP H066037U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elongated body
- vinyl chloride
- hard
- chloride resin
- door glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 気温が上がっても、窓枠から食み出したり、
せり上がったり湾曲したりせず、気温が下がっても、端
に隙間を生じて、雨が進入することのないような、自動
車ドアガラス用ウエザーストリップを提供しようとする
ものである。 【構成】 ウエザーストリップBを構成する硬質部分1
1を塩化ビニル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹脂で作り、
軟質部分12を軟質塩化ビニル樹脂又は塩素化エチレン
共重合体からなる合成ゴムで作り、硬質部分内にその長
手方向に延びる無機物線材15を複数本間隔をおいて埋
設する。
せり上がったり湾曲したりせず、気温が下がっても、端
に隙間を生じて、雨が進入することのないような、自動
車ドアガラス用ウエザーストリップを提供しようとする
ものである。 【構成】 ウエザーストリップBを構成する硬質部分1
1を塩化ビニル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹脂で作り、
軟質部分12を軟質塩化ビニル樹脂又は塩素化エチレン
共重合体からなる合成ゴムで作り、硬質部分内にその長
手方向に延びる無機物線材15を複数本間隔をおいて埋
設する。
Description
【0001】
この考案は、自動車ドアガラス用ウエザーストリップに関するものである。
【0002】
自動車ドアガラス用ウエザーストリップは、自動車の側面にある窓の下縁に取 り付けられる長尺体である。このウエザーストリップは、ドア窓の下縁とドアガ ラスとの間の気密を保つためのもので、しかもドアガラスの昇降を許し、ドアガ ラスが上下してもドアガラスに沿って流下する雨が進入しないように気密を保持 しなければならない。
【0003】 自動車ドアガラス用ウエザーストリップ(以下、単にストリップという)とし ては、これまで色々な形状のものが提案された。その代表的なものは、図1に符 号Aで示したような構造のものである。すなわち、ストリップAは、自動車ドア の窓枠下縁1に沿って延びる硬質長尺体3と、この表面に一体的に形成された軟 質長尺体4とからなるものである。硬質長尺体3の断面は山形に屈曲されていて 、自動車ドアの窓枠下縁1からドアガラス2に向かって突出している。また、軟 質長尺体4は、ドアガラス2に向かう硬質長尺体3の表面を覆うとともに、ドア ガラス2に向かって斜め上方に突出する1個又は2個以上の突条6及び7を備え ている。突条6及び7の先端はガラス2に接触するようにされている。
【0004】 硬質長尺体3は、古くは金属で作られたが、金属は錆び易いという欠点を持っ ていた。そこで、近頃は、硬質長尺体3は硬質合成樹脂で作られるようになった 。また、軟質長尺体4は、ゴム又は軟質合成樹脂で作られた。こうして、ストリ ップはゴム及び/又は合成樹脂で作られることとなった。ところが、ゴム及び/ 又は合成樹脂で作られたストリップは、気温の変化によって大きく伸縮するので 、色々な不都合を生じた。すなわち、気温が高くなるとストリップが伸び、その 端がドア部より食み出し、せり上がったり湾曲したりし、逆に気温が低くなると ストリップが収縮し、端にストリップのない部分ができて雨水が進入することと なった。そこで、これらの欠点を改良する必要があった。
【0005】
この考案は、上述のような欠点のないストリップを提供しようとしてなされた ものである。
【0006】
この考案は、上述の欠点を改良するために、硬質長尺体の中に無機物線材を埋 設することを試みた。すなわち、ガラス繊維のような無機物線材は、ゴム又は合 成樹脂に比べて線膨張係数が小さいので、無機物線材の長さ方向を硬質長尺体の 長手方向に向けて硬質長尺体内に埋設し、硬質長尺体の膨張を無機物線材によっ て押さえることを試みた。その結果、このようにすると、ストリップの膨張が抑 制され、隙間の発生が押さえられることを見出した。
【0007】 また、この考案者は、天然ゴムは使用中に老化しやすいために、これを避ける のが賢明であると考えた。そして、ストリップを構成する樹脂としては、軟質長 尺体を構成するものとして軟質塩化ビニル樹脂又は塩素化エチレン共重合体から なる合成ゴムを用い、硬質長尺体を構成する樹脂としては、硬質塩化ビニル樹脂 又は塩素化塩化ビニル樹脂を用いるのが好都合であることを見出した。その理由 は、これらの樹脂が何れも日光、気温の変化によって老化し難く、しかも互いに 強固に接着させて一体にすることができるからである。この考案は、このような 知見に基づいて完成されたものである。
【0008】 この考案は、自動車ドアの窓枠下縁に沿って延び、断面が上記下縁から窓枠内 に嵌められたドアガラスに向かい山形に屈曲する硬質長尺体と、上記硬質長尺体 の表面を覆って硬質長尺体と一体になって延びるとともに、長尺体の長手方向に 延びる突条を備えた軟質長尺体とからなり、上記突条は断面が斜め上方に向かい 突出して先端がドアガラスに接触する自動車ドアガラス用ウエザーストリップに おいて、上記硬質長尺体を硬質塩化ビニル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹脂で構成 するとともに、上記軟質長尺体を軟質塩化ビニル樹脂又は塩素化エチレン共重合 体からなる合成ゴムで作り、硬質長尺体の中には長手方向に延びる無機物線材を 複数本間隔をおいて埋設したことを特徴とする、ストリップに関するものである 。
【0009】 この考案に係るストリップを、実施の一例について図面に基づき説明すると次 のとおりである。図2は、この考案に係るストリップの一部切欠斜視図である。 図2においてこの考案に係るストリップBは、硬質長尺体11と軟質長尺体12 とから成るものである。この点では従来のストリップAと同じである。また、硬 質長尺体11は、自動車ドアの窓枠下縁に沿って延び、その断面が上記の下縁か らドアガラスに向かい山形をなして屈曲している。この点でも、ストリップBは 従来のストリップAと同じである。さらに、軟質長尺体12は、硬質長尺体11 の表面を覆って硬質長尺体11と一体になって延びるとともに、長尺体の長手方 向に延びる突条13及び14を備え、突条13及び14は、何れも断面が斜め上 方に突出し、先端がドアガラスに接触するものとなっている。この点でもストリ ップBは従来のストリップAと同じである。
【0010】 この考案に係るストリップBが従来のストリップAと異なるのは、硬質長尺体 11を構成する材料として、硬質塩化ビニル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹脂を選 定したという点であり、また軟質長尺体を構成する材料として、軟質塩化ビニル 樹脂又は塩素化エチレン共重合体からなる合成ゴムを選定した、という点である 。さらに、ストリップBがストリップAと異なるのは、硬質長尺体11の中に長 手方向に延びる無機物線材15を複数本間隔をおいて埋設した、という点である 。
【0011】 硬質塩化ビニル樹脂は、可塑剤を全く含まないか、又は含むとしても僅かしか 含まない塩化ビニル樹脂である。可塑剤の量は、塩化ビニル樹脂に対して10重 量%以下、好ましくは5重量%以下のものである。硬質塩化ビニル樹脂は常温で は剛性を持ち、自在に屈曲させることはできない。
【0012】 塩素化塩化ビニル樹脂は、塩化ビニル樹脂をあとで塩素化したものである。塩 素化塩化ビニル樹脂は、塩化ビニル樹脂と全く同様の性質を持っているが、耐熱 性の点で塩化ビニル樹脂よりもすぐれている。すなわち、塩化ビニル樹脂は60 〜70℃の温度で軟化し始めるので、60℃以上の温度になるところでは使用で きないが、塩素化塩化ビニル樹脂は、塩化ビニル樹脂よりも軟化点が20−40 ℃も高いので、さらに高い温度で使用できる利点を持っている。
【0013】 軟質塩化ビニル樹脂は、塩化ビニル樹脂に多量の可塑剤を加えたものである。 可塑剤は、塩化ビニル樹脂に対して30重量%以上、好ましくは50重量%以上 加えたものである。可塑剤としては、ジオクチルフタレートのようなフタル酸エ ステル、トリクレジルホスフェートのようなリン酸エステル、ジオクチルアジペ ートのような脂肪酸エステルなどを用いることができる。
【0014】 塩素化エチレン共重合体からなる合成ゴムは、例えば三井デュポンポリケミカ ル社からアルクリン−2070BKの商品名で販売されている合成ゴムである。 アルクリンは米国デュポン社が開発した塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイ からなる熱可塑性ゴムだと云われている。これは耐候性が良好で加硫をしなくて 、ゴムの機械的特性と柔軟性とを持っている。
【0015】 軟質塩化ビニル樹脂、塩素化エチレン共重合体からなる合成ゴム、硬質塩化ビ ニル樹脂及び塩素化塩化ビニル樹脂は、何れも耐候性にすぐれており、従って日 光に照射され雨に曝されても、容易に老化しない。その上に、軟質塩化ビニル樹 脂及び塩素化エチレン共重合体からなる合成ゴムは、硬質塩化ビニル樹脂又は塩 素化塩化ビニル樹脂とよく接着する。だから、軟質塩化ビニル樹脂又は塩素化エ チレン共重合体の合成ゴムで軟質長尺体を押出成形すると同時に、硬質塩化ビニ ル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹脂で硬質長尺体を押出成形して、押出成形体がま だ軟化している状態でこの長尺体同志を接触させることにより、容易にこれらを 一体とすることができる。
【0016】 線材としては、直径が0.05〜0.5mmの範囲内にある長尺体で、色々な 無機物からなるものを用いることができる。例えば、ガラス繊維、ピアノ線、銅 線、黄銅線、アルミ線、炭素繊維のような無機物線材を用いることができる。こ れらの線材は、その表面を予め接着剤で処理して表面が硬質樹脂に接着しやすい ようにしておくことが望ましい。無機物線材としては、例えば、昭和電線電纜社 からアドコートの商品名で販売されているものを用いることができる。アドコー トは硬質樹脂に強固に接着するよう表面処理された黄銅線であって、直径が0. 25mm程度のモノフィラメントである。
【0017】 無機物線材は,その長さ方向を硬質長尺体の長手方向に向けて、複数本、間隔 をおいて、硬質長尺体の中に埋設されている。云いかえると、無機物線材は互い に間隔をおいて平行に延びた状態で、硬質長尺体中に埋設されている。その間隔 は等しいことが好ましい。また、無機物線材は硬質長尺体の厚み方向の中央に位 置して、硬質樹脂によって完全に包囲されていることが好ましい。無機物線材は 1つの硬質長尺体中に5−20mmの間隔で3〜10本用いるのが適している。
【0018】 上述のような状態に無機物線材を硬質長尺体中に埋設するには、硬質長尺体を 押出成形によって作ることとし、押出成形機の先に取り付けた口金内に上述の無 機物線材を挿通させておき、その周りに硬質樹脂を押し出して、無機物線材を硬 質樹脂で被覆することが好ましい。
【0019】
この考案によれば、硬質長尺体を硬質塩化ビニル樹脂又は塩素化塩化ビニル樹 脂で構成することとし、また軟質長尺体を軟質塩化ビニル樹脂又は塩素化エチレ ン共重合体からなる合成ゴムで作ることとしたから、これらの樹脂は互いによく 接着し、しかも何れも耐候性にすぐれているため、耐候性にすぐれた強固なスト リップを容易に得ることができる。しかも、硬質長尺体の中には、長手方向に延 びる無機物線材を複数本間隔をおいて埋設したので、無機物線材が樹脂に比べて 温度の高低による膨張係数が小さいために、硬質長尺体は気温の上下による膨張 収縮が抑制され、従って歪みが小さくなり、使用中にストリップの伸縮により発 生するドア部よりの食み出し、せり上がり、湾曲が防がれ、またその端部に隙間 を生じにくくなる。従って、自動車ドアガラス用ウエザーストリップとして従来 の欠点を改良したものとなる。この考案は、このような利益をもたらすものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動車ドアガラス用ウエザーストリップ
の使用状態を示した一部切欠斜視図である。
の使用状態を示した一部切欠斜視図である。
【図2】この考案に係る自動車ドアガラス用ウエザース
トリップの一部切欠斜視図である。
トリップの一部切欠斜視図である。
1 自動車ドアの窓枠下縁 2 ドアガラス 3 硬質長尺体 4 軟質長尺体 5 屈曲する山の頂 6及び7は突条 11 硬質長尺体 12 軟質長尺体 13及び14は突条 15 無機物線材
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車ドアの窓枠下縁に沿って延び、断
面が上記下縁から窓枠内に嵌められたドアガラスに向か
い山形に屈曲する硬質長尺体と、上記硬質長尺体の表面
を覆って硬質長尺体と一体になって延びるとともに、長
尺体の長手方向に延びる突条を備えた軟質長尺体とから
なり、上記突条は断面が斜め上方に向かい突出して先端
がドアガラスに接触する自動車ドアガラス用ウエザース
トリップにおいて、上記硬質長尺体を硬質塩化ビニル樹
脂又は塩素化塩化ビニル樹脂で構成するとともに、上記
軟質長尺体を軟質塩化ビニル樹脂又は塩素化エチレン共
重合体からなる合成ゴムで作り、硬質長尺体の中には長
手方向に延びる無機物線材を複数本間隔をおいて埋設し
たことを特徴とする、自動車ドアガラス用ウエザースト
リップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP050903U JPH066037U (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 自動車ドアガラス用ウエザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP050903U JPH066037U (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 自動車ドアガラス用ウエザーストリップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066037U true JPH066037U (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=12871720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP050903U Withdrawn JPH066037U (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 自動車ドアガラス用ウエザーストリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066037U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07237448A (ja) * | 1994-03-02 | 1995-09-12 | Ota Sheet:Kk | ウエザーストリップ |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP050903U patent/JPH066037U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07237448A (ja) * | 1994-03-02 | 1995-09-12 | Ota Sheet:Kk | ウエザーストリップ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4928344A (en) | Electrically heated wiper blade utilizing fibrous carbon heating element | |
| JP6812993B2 (ja) | アウターウェザーストリップ | |
| JPS58177710A (ja) | 窓ガラス用のウエザ−ストリツプ | |
| JPH066037U (ja) | 自動車ドアガラス用ウエザーストリップ | |
| JP5243020B2 (ja) | 電線被覆用チューブ | |
| JPH11254960A (ja) | 車両用ウインドシールドモールディング | |
| JP3312554B2 (ja) | 自動車用ガラスラン | |
| JPS598523A (ja) | ウインドシ−ルドモ−ルのコ−ナ−部形成方法 | |
| JP3133792B2 (ja) | 自動車のウィンド構造 | |
| JPH06165340A (ja) | グロメット | |
| JPH0732191Y2 (ja) | 車両用モールディング | |
| JP2007131270A (ja) | ベルトモール | |
| JP7377044B2 (ja) | 軒樋 | |
| JP5145025B2 (ja) | 自動車用ウェザーストリップ | |
| JP3624750B2 (ja) | モール | |
| JP5052958B2 (ja) | ドアグラスラン | |
| JP3104259B2 (ja) | 自動車用ウェザーストリップ | |
| JP4003477B2 (ja) | 車両用アンダースポイラー | |
| JP2006044341A (ja) | 車体取付用グリップ部 | |
| JP4734765B2 (ja) | 車両用モールディング | |
| JP3950069B2 (ja) | 自動車用ウエザーストリップの製造方法 | |
| JP4192758B2 (ja) | 車両用アンダースポイラー | |
| JP4300578B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
| JP5392295B2 (ja) | 車両用ウインドウモールディング | |
| JPH10201043A (ja) | ケーブル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |