JPH066068A - 変動磁場シールド性能測定用シールドボックス - Google Patents

変動磁場シールド性能測定用シールドボックス

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JPH066068A
JPH066068A JP16466292A JP16466292A JPH066068A JP H066068 A JPH066068 A JP H066068A JP 16466292 A JP16466292 A JP 16466292A JP 16466292 A JP16466292 A JP 16466292A JP H066068 A JPH066068 A JP H066068A
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JP
Japan
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shield
magnetic field
hexahedron
permalloy
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP16466292A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Niino
敏文 新納
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は変動磁場に対するシールド性能を簡
単且つ高精度に測定できるシールドボックスを提供する
ことを目的とする。 【構成】 六面体の隅部に配置され六面体の骨組をなす
支柱枠と、前記支柱枠に着脱可能に且つ磁場の漏洩を防
ぐように装着されて二重壁六面体を形成するそれぞれ内
外2枚のシールド板とを具え、前記六面体の1つの面の
内外のシールド板をそれぞれ開閉可能な扉状とした変動
磁場シールド性能測定用シールドボックス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種磁性材料の変動磁
場に対するシールド性能を、種々の壁面構成について評
価することが可能な変動磁場シールド性能測定用シール
ドボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のインテリジェントビルや精密工場
に設置される機器には、磁気に対して敏感なものが多く
なってきている。例えば、電子顕微鏡は感度を上げるた
めに、磁気の変動成分を2mG(ミリガウス)以下に抑
えるようになっている。それに対して、現在の日常環境
においては、種々の磁気発生源が近くに存在している。
例えば、電車や車、あるいは送電線等の周辺には大きな
磁気が発生しており、近くに建屋を造る場合、数10m
Gの変動磁場が存在する。その中に設置される精密機器
は、磁気的な悪環境下に曝されることになり、満足に機
器の性能を発揮することは出来なくなる。
【0003】この対処方法として、機器周辺あるいは機
器が設置される部屋全体をパーマロイ、アモルファス、
珪素鋼板等の強磁性体で囲み、外部からの侵入磁場を吸
い取る形で磁気の侵入を防ぐ、磁気シールドルーム(ボ
ックス)を設置する方法が採られる。上記の強磁性体
は、1G(ガウス)以下の磁気特性に優れて高い透磁率
を示し、変動磁場のような小さい磁場においても効率よ
く磁気をシールドすることが出来る。
【0004】唯、材料本来の磁気シールド性能は高いも
のの、磁気シールドルーム形状にすると多くの問題点が
出てくる。継ぎ目や扉・窓のような開口等からの漏洩磁
場の問題、材料の種類や厚さ、対象にする磁場の種類
(大きさ・周波数・方向等)による磁気シールド性能の
違い等である。このような変動磁場に対する各種データ
の収集を簡単かつ高精度に行えるものとして、本特許出
願人は先に特願平4−85640号『変動磁場シールド
性能測定用シールドボックス』を提案した。これは、六
面体の適当な一面に取り付けた種々形状の被験財を取り
替えることにより、変動磁場に対する各種シールド性能
を測定することが出来るものである。
【0005】一方、変動磁場用のシールドルームにおい
て、シールド効果に大きな影響を及ぼす要因として、壁
面の構成方法がある。六面体で囲う方法が最もシールド
効果が高い構成方法であるが、実際には場所的及びコス
ト的制約から、壁面の一部の面を削除したり、天井や床
を削除したりするケースがある。また、さらに高いシー
ルド効果を求める場合、壁面を2層にする等の多層構造
が採られる。多層構造は、複数のシールド板を適当な空
間を隔てて配するもので、変動磁場においては大きな効
果を発揮する。
【0006】このようなシールドルームの設計において
は、壁面構成の違いがシールド効果に及ぼす影響に関す
る各種データが必要になる。データの収集には、磁場解
析によるコンピューターシミュレーションも行われる
が、実験での確認が重要になる。変動磁場に対するシー
ルド実験は、それぞれの壁面の構成方法に対応した模擬
モデルを作成し、コイルにより作られる磁場の中に置い
て性能を測定する方法で行われる。唯、この方法ではモ
デル作成に多くのコストと労力を要するため、円筒(例
えば、φ10cm×長さ30cm程度)を磁場中に置い
て、内部の磁場を測定する簡易法が多用されている。円
筒を2重にすれば、多層効果も確認できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】各種壁面の構成方法に
対応したモデルを作成するには、多くのコストと労力を
要する。そのため、多くの種類のモデルを作成すことは
出来ず、限定条件下でのデータしか採れない。モデルを
小さくすると、材料費は少なくて済むが、労力は同じく
らい要するとともに、精度面で問題が生じる。
【0008】一方、円筒を用いた簡易法は、実際の磁気
シールドルームとは大きく異なった形状であり、形状の
要素を組み込むことが出来ず、磁場の分布等も把握出来
ない。また、磁気の回り込みも生じ、精度面で問題があ
る。以上のように、従来の各種壁面構成に対する変動磁
場シールド性能測定用のモデルでは、変動磁場に対する
シールド性能を多様かつ正確に評価することが難しく、
簡単かつ高精度にシールド性能を測定出来るものが望ま
れていた。
【0009】本発明は変動磁場に対するシールド性能を
簡単且つ高精度に測定できるシールドボックスを提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を達成するための手段】 六面体のそれぞれの
面が、着脱可能な内外2枚のシールド板からなるシール
ドボックスを作り、適当な面の板を着脱することによ
り、変動磁場に対する各種シールド性能を測定する。 前記六面体シールドボックスを次のように構成す
る。
【0011】ア.面を構成する板を、パーマロイ、アモ
ルファス、珪素鋼板等の強磁性材料とし、それぞれの面
において少なくとも2枚の適当な空間を隔てて配置す
る。 イ.上記アのシールド板において、継ぎ目からの磁場の
漏洩がないよう、各板を磁気抵抗なく堅固に接合する。 ウ.上記アの板のコーナー部からの磁場の漏洩を防ぐた
め、パーマロイ、アモルファス、珪素鋼板等の強磁性材
料からなるコーナーアングルを設ける。
【0012】エ.上記ウのコーナーアングルを取り付け
るとともに、ボックス全体を支持するため、非磁性材料
からなる支柱を設ける。 オ.シールドボックス内部での各種操作を可能にするた
め、容易に開閉出来るとともに閉じたときには機械的に
押さえ付けられ、周辺からの磁場の漏洩を抑えられる扉
機構を、内外層にそれぞれ設ける。
【0013】
【作用】コイルにより作られる磁場空間内にシールドボ
ックスを置き、シールドボッスル内部にガウスメーター
等のセンサーを設置し、内部の磁場を測定する。シール
ドボックスの基本的な形態は六面体であるが、必要によ
り特定壁面のシールド板を取外し、又はシールド板を1
枚とし、又はシールド体の厚さを変えて磁場の強さを測
定することにより、シールド性能を評価できる。
【0014】各種壁面構成における測定値の差が、その
壁面構成でのシールド性能となる。コイルから発生する
磁場の大きさ,周波数,分布を変えるとともに、シール
ドボックスの磁場に対する角度を変えると、各種壁面構
成におけるシールドボックス、及びシールド板のシール
ド性能を測定することができる。
【0015】
【実施例】シールド体をPCパーマロイからなるパーマ
ロイ板で構成した本発明の実施例を図1乃至図3につい
て説明する。図において、1は六面体の隅部に配置され
六面体の骨組となる支柱枠、1a,1b,1c・・・・
は支柱枠1を形成する支柱、2,3は内側及び外側のパ
ーマロイ板、2a,3aはパーマロイ板の内側及び外側
扉、4,5は支柱枠1に固定された内側及び外側のパー
マロイアングル、10はシールドボックス(全体)、1
1は磁場発生用のヘルムホルツコイル、12は設置台、
13は調整台、14はシールドボックス10の内部に設
置されるセンサー、15はセンサー14とガウスメータ
ー16を接続するケーブル、17はガウスメーター16
とコンピューター18を接続する情報ラインである。
【0016】シールドボックス10の基本的な形状は六
面体であり、六面体を構成するシールド板はパーマロ
イ、アモルファス、珪素鋼板等の高透磁率を有するもの
であれば何でもよいが、本実施例では最も磁気シールド
特性の優れたPCパーマロイを前提にして説明する。P
Cパーマロイは、ニッケルを78%程度含んだ合金であ
り、低い磁場において非常に高い透磁率を有し、変動磁
場のシールドには最適なものである。
【0017】シールドボックス10のそれぞれの面は、
内外2枚のパーマロイ板2,3で構成される。それぞれ
の板は、コーナー部で一体となるように固定される。コ
ーナーには支柱枠1が配されており、ボックス全体を堅
固に支持する。支柱枠1にはパーマロイアングル4,5
がビス止め、あるいは溶接で取り付けられ、コーナー接
合部からの磁場の漏洩を防止する。パーマロイアングル
4,5と適当な重ね代を介して内外のパーマロイ板2,
3を所定の位置にビスで取り付ける。パーマロイ板2,
3とパーマロイアングル4,5の接触面の巾とビス止め
ピッチは、パーマロイ板の厚さにより変わってくるが、
厚さ1.5mmの板であれば、巾50mm、ビスのピッ
チは50mm程度である。ビスは、千鳥状に配すると効
果的である。ビスの取り付け,取り外しによりパーマロ
イ板の着脱作業が行われる。これらの作業は、全て外部
から可能である。
【0018】尚、パーマロイは、製造装置の関係から市
場に出ているものは巾330mm程度のものしかない。
よって、1m角程度の板を作るには、数枚を接合して作
らなければならない。この場合、継ぎ目から磁場の漏洩
を抑えるため、パーマロイ製当て板等を使用する。ま
た、シールドボックス10は、適当な一面に開口とその
扉2a,3aを有する。壁面が2層のため、扉も外側扉
と内側扉の2つ必要である。また、開閉するためには、
外側扉が内側扉より1回り大きいサイズである必要があ
る。扉部分のパーマロイ板と開口周囲のパーマロイ板と
は、接触面からの磁場の漏洩を防ぐため、重ね代を設
け、且つ扉閉鎖時に扉2a,3aを開口周囲に押付ける
構造とする。
【0019】支柱枠1の内外のパーマロイアングル4,
5のそれぞれに内外2枚のパーマロイ板を取り付けるこ
とにより、六面体が形成されるが、内外2層のどちらか
一方、あるいは両方を取り外せば種々の壁面構成が実現
される。尚、直接的にシールド効果を期待するパーマロ
イの平板部とコーナー接合部からの磁場の漏洩を防止す
るコーナーアングル以外の支柱枠1等の部分は、磁気の
影響をなくすためステンレス等の非磁性材料である必要
がある。また、変動磁場による渦電流効果まで加味する
と、ベークライトやFRPのような非導電性の材料が望
ましい。その結果、純粋なシールド効果を把握すること
が出来る。
【0020】次に本発明によるシールドボックス10を
設置する変動磁場発生装置を図3について説明する。ヘ
ルムホルツコイル11が作る磁場空間に、設置台12及
び調整台13を介してシールドボックス10が設置され
る。設置台12は、床の鉄筋により磁場の乱れが生じる
ことを防ぐもので、装置全体を上方に持ち上げるもので
ある。調整台13は、ヘルムホルツコイル11に対する
シールドボックス10の高さ及び方向を調整するもので
ある。
【0021】シールドボックス10の大きさは、磁場の
均一度の関係からヘルムホルツコイル11の外径の1/
2以下が望ましく、ヘルムホルツコイル11の外径が2
mであれば、1m以下のサイズである。また、シールド
ボックス10内に設置されたガウスメーター16のセン
サー14により、内部の磁場が測定され、情報ライン1
7を通してコンピューター18にデータが送られる。
【0022】所定の壁面構成を有するシールドボックス
10を1対のヘルムホルツコイル11の中間に置き、ヘ
ルムホルツコイル11により発生する磁場を変化させ、
またシールドボックス10の方向を調整して、変動磁場
に対するシールド性能の測定を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明による変動磁場シールド性能測定
用シールドボックスは、六面体の隅部に配置され六面体
の骨組をなす支柱枠と、前記支柱枠に着脱可能に且つ磁
場の漏洩を防ぐように装着されて二重壁六面体を形成す
るそれぞれ内外2枚のシールド板とを具え、前記六面体
の1つの面の内外のシールド板をそれぞれ開閉可能な扉
状とし、更に前記内外2枚のシールド板を、それぞれパ
ーマロイ、アモルファス、珪素鋼板等の強磁性材料によ
り構成したことにより、次の効果を有する。
【0024】基本モデルとして、六面体のシールドボッ
クスを1つ作るだけでよく、実験に要するコストと労力
を大幅に低減出来る。また、適当な面のシールド板を着
脱することにより、全体あるいは一部が1層構造の壁面
構成になったり、一部の壁面を削除したモデルを構成す
ることも簡単に出来る。それにより、シールドルームの
各種壁面構成方法に対する変動磁場シールド特性をあら
ゆる角度から把握出来る。更に材料や厚さの違いによる
差も簡単に求められる。
【0025】また、実物の1/10程度の大きさで内部
の磁場分布の測定が可能であるため、従来に較べて非常
に高精度な情報を得ることが出来る。この結果をコンピ
ューターシミュレーションにフィードバックすることに
より、磁気シールドルーム全体形状でのシールド特性を
精度よくシミュレート出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシールドボックスの実施例におけ
るシールド板の展開図である。
【図2】シールド板を組付けた図1の実施例の水平断面
図である。
【図3】変動磁場においてシールド性能を測定するシス
テム図である。
【符号の説明】
1 支柱枠 1a,1b 支柱 2 内側パーマロイ板 2a 内側扉 3 外側パーマロイ板 3a 外側扉 4 内側パーマロイアングル 5 外側パーマロイアングル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 六面体の隅部に配置され六面体の骨組を
    なす支柱枠と、前記支柱枠に着脱可能に且つ磁場の漏洩
    を防ぐように装着されて二重壁六面体を形成するそれぞ
    れ内外2枚のシールド板とを具え、前記六面体の1つの
    面の内外のシールド板をそれぞれ開閉可能な扉状とした
    ことを特徴とする変動磁場シールド性能測定用シールド
    ボックス。
  2. 【請求項2】 内外2枚のシールド板を、それぞれパー
    マロイ、アモルファス、珪素鋼板等の強磁性材料により
    構成した請求項1記載の変動磁場シールド性能測定用シ
    ールドボッスス。
JP16466292A 1992-06-23 1992-06-23 変動磁場シールド性能測定用シールドボックス Pending JPH066068A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6317678B1 (en) 1999-05-31 2001-11-13 Daimlerchrysler Ag Method and control system for setting a presettable vehicle desired speed
KR100313988B1 (ko) * 1999-03-05 2002-01-09 이문호 자기장 집속판 구조 및 이를 이용한 자기장 차폐구조
JP2007103405A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Hitachi Metals Ltd 磁気シールド部材及び磁気シールドルーム用部材
CN113615327A (zh) * 2019-01-15 2021-11-05 株式会社日立高新技术 电磁场屏蔽板及其制造方法、电磁场屏蔽构造以及半导体制造环境
CN115743400A (zh) * 2022-11-10 2023-03-07 中国船舶集团有限公司第七0八研究所 一种船载古地磁实验室屏蔽装置

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