JPH0660812U - バックフォーカス調整装置を有するカメラ - Google Patents

バックフォーカス調整装置を有するカメラ

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JPH0660812U
JPH0660812U JP6659193U JP6659193U JPH0660812U JP H0660812 U JPH0660812 U JP H0660812U JP 6659193 U JP6659193 U JP 6659193U JP 6659193 U JP6659193 U JP 6659193U JP H0660812 U JPH0660812 U JP H0660812U
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誠司 氏家
和義 畔上
博 野村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カム環に駆動力を伝達する最終ギヤを小型化
させ、カメラのコンパクト化に寄与するバックフォーカ
ス調整装置を有するカメラを提供すること。 【構成】 撮影光学系のレンズ群を支持し、カメラ本体
側に固定される固定環と;該固定環の内周に螺合するカ
ム環と;このカム環の外周に設けた外周ギヤに駆動力を
伝達して該カム環を回転駆動するギヤ列とを備え、固定
環を、カメラ本体に対し光軸方向に移動させてバックフ
ォーカス調整を行なうカメラにおいて、バックフォーカ
ス調整時の光軸方向での固定環に対する相対移動が規制
された、ギヤ列が有する最終ギヤ及び伝達ギヤを備え、
かつ、この最終ギヤを外周ギヤに噛合させ、伝達ギヤを
該最終ギヤに噛合させた、バックフォーカス調整装置を
有するカメラ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、固定環の光軸方向の移動調整によりバックフォーカス調整を行なう 、バックフォーカス調整装置を有するカメラに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
例えば、カメラ本体側に固定される固定環の内周にカム環を螺合(ヘリコイド 結合)させ、このカム環をモータにより回転駆動して、複数のレンズ群を光軸方 向に所定の関係で移動させてズーミングを行なうカメラでは、バックフォーカス 量の調整を行なう場合、カメラ本体に螺合した固定環を、カメラ本体に固定する 前の状態において該カメラ本体に対して相対回転させ、これにより該固定環を光 軸方向に進退させて、この固定環に支持される最後方のレンズ群の位置をフィル ム面(焦点面)に対して変化させる。このバックフォーカス調整後に、固定環を カメラ本体に固定する。
【0003】 このような構造のカメラにおいて、モータの駆動力をカム環に伝達するための 手段として、このカム環の外周に設けた外周ギヤに、カメラ本体側に設けたギヤ 列の最終ギヤを噛み合わせて、モータとカム環を連動させる構造が考えられる。 このような連動構造とする場合、最終ギヤは、光軸方向に移動する外周ギヤに応 じた光軸方向長さを必要とする。このため、最終ギヤは、外周ギヤと支障なく噛 み合うための長さを必要とし、かつ、バックフォーカス調整で光軸方向に微移動 される外周ギヤと支障なく噛み合うための光軸方向長さも必要とする。このため 、駆動力をカム環に伝達するための最終ギヤは、光軸方向に極めて長い寸法を有 することとなり、このことが小型化の妨げとなってしまう。特に、コンパクトカ メラにおいては、このような一部品の大型化は無視できない。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、このようなバックフォーカス調整が可能なカメラに関する問題意識 に基づき成されたものであって、カム環に駆動力を伝達する最終ギヤを小型化さ せ、カメラのコンパクト化に寄与することができるバックフォーカス調整装置を 有するカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【考案の概要】
上記目的を達成するための本考案は、撮影光学系のレンズ群を支持し、カメラ 本体側に固定される固定環と;該固定環の内周に螺合するカム環と;このカム環 の外周に設けた外周ギヤに駆動力を伝達して該カム環を回転駆動するギヤ列と; を備え、上記固定環を、カメラ本体に対し光軸方向で移動させてバックフォーカ ス調整を行なうカメラにおいて、バックフォーカス調整時の光軸方向での上記固 定環に対する相対移動が規制された、上記ギヤ列が有する最終ギヤ及び伝達ギヤ を備え、かつ、この最終ギヤを上記外周ギヤに噛合させ、上記伝達ギヤを該最終 ギヤに噛合させたことを特徴としている。
【0006】
【考案の実施例】
以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。図6と図7に示すように、本考 案を適用したカメラが有するズームレンズ鏡筒は、第一群レンズL1、第二群レ ンズL2、及び第三群レンズL3の前後三群の可動レンズ群を有し、これらを光 軸方向に所定の軌跡で移動させることによりズーミングを行なわせ、第二群レン ズL2を移動させることによりフォーカシングを行なわせるものである。
【0007】 カメラ本体10に、該カメラ本体10の一部を構成する固定ブロック50(図 1)が固定されている。この固定ブロック50は、嵌合部51を有し、この嵌合 部51には、その周方向の複数箇所に係合凹部51aが形成されている。固定環 12は、複数箇所に係合凹部51aに対応させた複数箇所の係合突出部52を有 している。該固定環12は、複数箇所の係合突出部52を、固定ブロック50の 複数箇所の係合凹部51aにそれぞれに係合させ、固定ブロック50に対する相 対回転を規制されかつ光軸方向での相対移動を許容された状態で嵌合されている 。固定環12は、外周に雄ヘリコイド12c(図6、図7)を有し、内周に雌ヘ リコイド12aを有している。固定環12はさらに、ギヤ列G(図4)の最終ギ ヤである第一ピニオン63を、光軸方向に沿わせて収納しかつこれを回転可能に 支持する支持部55を、半径方向に膨出させて有している。
【0008】 固定環12には、調整環11が、その内周の雌ヘリコイド11aを固定環12 外周の雄ヘリコイド12cに螺合させて嵌合している。これにより調整環11は 光軸を中心とする正逆の回転時に、固定環12を、光軸方向においてカメラ本体 10に対し進退させる。バックフォーカス量の調整時には、固定ブロック50つ まりカメラ本体10に対する調整環11の光軸方向での相対移動を規制した状態 で該調整環11を正逆に回転させるから、固定環12のカメラ本体10に対する 光軸方向での位置、つまり焦点面にあるフィルムF(図6)に対する光軸方向で の位置を変更させることができる。なお、図6と図7に示す符号9は、固定環1 1の先端部内周に設けられた遮光部材である。
【0009】 図6と図7に示されるように、固定環12はその内周に雌ヘリコイド12aを 有し、カム環13の外周の雄ヘリコイド13aを該雌ヘリコイド12aに螺合さ せ、該カム環13を嵌合支持している。カム環13の後端部の外周に、雄ヘリコ イド13aのリード方向に傾斜させたスパーギヤ(外周ギヤ)13bが設けられ ている。このスパーギヤ13bは、定位置で回転する第一ピニオン(最終ギヤ) 63と噛み合う。
【0010】 この第一ピニオン63は、図3と図6に示されるように、スパーギヤ13bの 光軸方向での移動寸法と対応するように、複数のピニオンを所定間隔で連結させ たような形状に構成されている。第一ピニオン63の回転軸5は、一端部が、支 持板54を介して支持部55に回転可能に支持され、他端部が、固定環12の内 周後端部に設けた支持部74の軸孔74aに回転可能に嵌合されている。これに より、第一ピニオン63は、固定環12に、スパーギヤ13bと噛合可能に、か つ該固定環12に対する光軸方向及び半径方向の相対移動を規制されて設けられ ている。なお、第一ピニオン63は、図8に示すように、複数のピニオンを所定 間隔で連結させたような形状ではなく、一端部から他端部まで同一径としたもの として構成することができる。
【0011】 カム環13の内周面には、図7に示すように、第一群レンズ用の雌ヘリコイド 13cと、第二及び第三群レンズ用のインナーカム溝13d、13eが形成され ている。該インナーカム溝13d、13eは、雌ヘリコイド13cの一部を切除 した形で、周方向位置を異ならせてそれぞれ複数本が形成されている。
【0012】 またカム環13の内周側に、直進案内環14が配置されている。この直進案内 環14の後端部に、カム環13の内周フランジ13fと当接すべき外周フランジ 14aが形成されている。直進案内環14の後端部にはさらに、外周フランジ1 4aとの間に内周フランジ13fを相対回動自在に挟む直進案内板15が、固定 ねじ16で固定されている。この直進案内板15は、固定環12の直進案内溝1 2bに嵌まる径方向突起15aを有している。従って、直進案内環14は、カム 環13に対して相対回転が自在であり、光軸O方向には該カム環13と一体に移 動する。
【0013】 図5に示すように、固定環12は、円周方向の四箇所に直進案内溝80aと8 0bを有している。該直進案内溝80aは、支持部55(図1)と対応する部分 に設けられ、第一ピニオン63を挟んで固定環12の円周方向に幅広に形成され ている。直進案内溝80bは、固定環12の円周方向の他の三箇所に形成された もので、直進案内溝80aより幅狭に形成されている。該三箇所の直進案内溝8 0bは、固定環12の後端部から前方の所定位置まで連続して形成されている。 この直進案内溝80bの後部側は、固定環12の径方向の底部が閉じられた有底 溝として構成され、前部側は、固定環12の内周側と外周側を貫通させた形状に 構成されている。この有底溝である直進案内溝80bの径方向の底部は、固定環 12の外周側に突出成形した係合突出部52の内面により構成されている。
【0014】 直進案内板15は、図6に示されるように、径方向突起15a、15bを有し 、該径方向突起15aと15bを直進案内溝80aと80bにそれぞれ嵌め込ま せることにより、光軸方向と直交させた状態で固定環12の内周に位置し、該固 定環12の内周において光軸方向に進退する。
【0015】 図6と図7に示されるように、カム環13の雌ヘリコイド13cには、第一群 レンズL1を固定した第一群レンズ支持枠18の外周の雄ヘリコイド18aが螺 合している。これらの雌ヘリコイド13cと雄ヘリコイド18aのリードは、雌 ヘリコイド12aと雄ヘリコイド13aのリードと逆にされている。カム環13 のインナーカム溝13dには、第二群移動枠19の外周面に植設したカムピン2 0が嵌まり、同インナーカム溝13eには、第三群レンズL3を固定した第三群 レンズ枠21の外周面に植設したカムピン22が嵌まっている。カムピン20と 22は、直進案内環14に光軸Oと平行に、周方向位置を異ならせて形成した直 進案内溝14c、14dにそれぞれ摺動可能に係合されている。これにより、第 二及び第三群レンズL2、L3は、直進案内環14に直進案内される。従って、 直進案内環14つまり第二及び第三群レンズL2、L3は、カム環13に対して 相対回転可能で光軸方向には該カム環13と共に移動する。
【0016】 AF・AEユニット24の後方に第二群移動枠19が、前方に第二群レンズ移 動枠42がそれぞれに固定されている。AF・AEユニット24の内周に設けた 雌ヘリコイド24aに、第二群レンズL2を固定した第二群レンズ枠25の外周 に設けた雄ヘリコイド25aが螺合している。AF・AEユニット24は、被写 体距離情報に応じた角度だけ円周方向に駆動される駆動ピン24bを有し、この 駆動ピン24bが第二群レンズ枠25の径方向に突出させた連動アーム35に係 合している。従って、第二群レンズ枠25、つまり第二群レンズL2は、駆動ピ ン24bの回転角及びヘリコイド24a、25aのリードに従って光軸O方向に 進退し、これによりフォーカシングがなされる。AF・AEユニット24はまた 、被写体の輝度情報に基づき、シャッタブレード36を開閉する。
【0017】 第一群レンズ支持枠18の内周側に、直進案内環14の外面に形成した直進案 内溝14bに嵌まる直進キー18dが形成されており、第一群レンズ支持枠18 (第一群レンズL1)はこの直進キー18dを直進案内溝14bに嵌めることに より、直進案内環14に直進案内される。また第一群レンズ支持枠18の円筒部 44と第二群レンズ移動枠42の間には、遮光部40が設けられている。
【0018】 固定環12は、図1と図5に示すように、その外周の支持部55後方に、第二 ピニオン60を光軸方向の前後から挟む二枚のブラケット58を有する支持部5 7を備えている。該二枚のブラケット58は、支持孔59をそれぞれに有してい る。第二ピニオン60は、ギヤ列G(図4)の伝達ギヤを構成するもので、最終 ギヤである第一ピニオン63に、カメラ本体側からの駆動力(モータ72の回転 力)を直接伝達する。
【0019】 図1に示されるように、固定ブロック50の上記支持孔59と対応する位置に は、該支持孔59に摺動可能に貫通される回転軸61が、光軸前方に突出させて 設けられている。この回転軸61は、固定ブロック50に固定環12を嵌合させ た状態において、二枚のブラケット58の間に挟まれた第二ピニオン60を該二 枚のブラケット58と共に貫通して、この第二ピニオン60の固定ブロック50 に対する光軸方向の相対移動を許容する。よって第二ピニオン60は、二枚のブ ラケット58により固定環12に対する光軸方向の相対移動を規制され、かつ固 定環12のブラケット58間に形成した開口12d(図3)から固定環12内に 突出して第一ピニオン63と噛み合うように、該固定環12側に位置される。ギ ヤ列Gの最終ギヤである第一ピニオン63は、上述のような組付け構造とされて いるため、光軸方向におけるスパーギヤ13bの移動範囲にのみ対応した長さが あれば足りる。即ち、第一ピニオン63は、バックフォーカス調整で光軸方向に 微移動されるスパーギヤ13bと噛み合うための見込み分の長さを必要としない ため、光軸方向に比較的短い寸法で足り、小型化されている。
【0020】 固定環12は、その外周の雄ヘリコイド12cに、調整環11の内周の雌ヘリ コイド11aを螺合させて該調整環11を嵌合支持している。この調整環11は 、図1と図4に示されるように、その外周縁の三箇所に、径方向に突出しかつ円 周方向に長さを有する位置決め板部11bを有している。調整環11は、バック フォーカスの調整時には、該三箇所の位置決め板部11bを、後述する光軸方向 規制手段によって規制され、固定ブロック50つまりカメラ本体10に対する光 軸方向の相対移動を規制される。従ってその場合には、調整環11を回動させる ことにより、固定環12を、光軸方向においてカメラ本体10に対し進退させ、 該固定環12つまり該固定環12によって支持される全レンズ群(第一、第二、 第三群レンズL1、L2、L3)をカメラ本体10に対して相対移動させ、最後 方の第三群レンズL3のフィルムFに対する相対位置を変えて、バックフォーカ ス量を調整することができる。
【0021】 上記光軸方向規制手段は、図1、図2及び図4に示されるように、調整環11 の三箇所の位置決め板部11bとそれぞれに位置を対応させて固定ブロック50 に形成したねじ孔93、該ねじ孔93の近傍に植設した係合突起92、該ねじ孔 93に螺合されるねじ91、及び該ねじ91によってその中央部分を支持される 鉤状の係止部材90から構成されている。係止部材90は、その先端90bを、 固定ブロック50に嵌合した状態の調整環11の各位置決め板部11b上に位置 させ、かつその係合切欠を係合突起92に係合させた状態で、ねじ91を締める ことにより固定されている。これにより、調整環11は、カメラ本体10に対す る光軸方向での相対移動を規制される。
【0022】 調整環11は、複数の位置決め歯78を有し、また固定ブロック50は該位置 決め歯78と対応する位置に、係止歯76aを有する位置決め板76を有してい る。この位置決め板76は、固定ねじ77bを弛め或は締めることにより図4の 左右方向に移動及び固定可能とされており、固定ねじ77の締結時、係止歯76 aによって位置決め歯78を係止して調整環11の回動を規制する。固定ねじ7 7aは、常時弛められたままで、位置決め板76の左右方向のガイドのみに使用 される。
【0023】 第一ピニオン63と第二ピニオン60以外の上記ギヤ列Gを構成する構成ギヤ 65、66、67、68、69、70は、図2に示すギヤ支持部材62に支持さ れた状態で、固定ブロック50側に支持される。その場合、第二ピニオン60の 伝動直上流側に位置する構成ギヤ65は、ギヤ支持部材62の内面に突出形成し た回転軸56に回転可能に支持され、この状態において回転軸56の先端部の凹 部56aが、構成ギヤ65と対応するギヤ支持部材50に突出成形した係合ピン 75に係合される。そしてギヤ支持部材62は、固定ブロック50にねじ止めさ れる。
【0024】 図3に示されるように、ギヤ支持部材62の第二ピニオン60と近接する部分 に、回転軸61の先端部の位置決め小径部61aを挿通させる位置決め孔73が 形成されている。ギヤ支持部材62は、図4に示されるように、第一ピニオン6 3と第二ピニオン60を除く、ギヤ列Gを構成する他の構成ギヤ65、66、6 7、68、69、70を支持した状態で、その位置決め孔73を位置決め小径部 61aに係合させ、第二ピニオン60と噛合する適正な位置に構成ギヤ65を位 置させて、固定ブロック50に支持される。従って、ギヤ列Gを構成する両ピニ オン63と60は、上述のように固定環12に対する光軸方向と半径方向の相対 移動を規制されて該固定環12側に設けられる。またギヤ列Gを構成する、両ピ ニオン60と63以外の構成ギヤ65、66、67、68、69、70は、ギヤ 支持部材62を介して、該固定環12に対する光軸方向と半径方向の相対移動を 規制した状態で、固定ブロック50側に設けられる。同図において、ギヤ支持部 材62の下部には、ギヤ列Gに駆動力を与えるモータ72がねじ止めされており 、該モータ72の回転軸に取り付けたモータピニオン71は、ギヤ列Gのギヤ7 0と噛合している。
【0025】 以上の構成を有する本カメラは、次のように作動する。先ず、最短焦点距離状 態から、カム環13のスパーギヤ13bに噛み合っている第一ピニオン63を、 ギヤ列Gを介して伝達されるモータ72の駆動力によって回転駆動すると、カム 環13が、雄ヘリコイド13a及び雌ヘリコイド12aに従い、回転しながら光 軸前方に進出する。
【0026】 これにより、直進案内環14によって直進案内されている第一群レンズ支持枠 18が、逆リードの雄ヘリコイド18aと雌ヘリコイド13cの関係に従って、 カム環13に対してさらに前進する。同様に直進案内環14によって直進案内さ れている第二群レンズ移動枠19と第三群レンズ枠21は、それぞれそのカムピ ン20と22がカム環13のインナーカム溝13dと13eに嵌合しているから 、カム環13の回転に伴ない、インナーカム溝13dと13eの形状に従って、 光軸方向に進出し、ズーミングがなされる。
【0027】 上述したモータ72の回転時、ギヤ支持部材62が、カメラ本体10側から突 出する回転軸61の位置決め小径部61aにその位置決め孔73を係合させてい るため、ギヤ列Gの構成ギヤ65は、第二ピニオン60に対する適正な噛合状態 を保持して、該第二ピニオン60に駆動力を伝達する。またギヤ列Gを構成する 、第一、第二のピニオン63、60以外のギヤ65、66、67、68、69、 70、及びモータピニオン71は、その位置決め孔73を位置決め小径部61a に係合させたギヤ支持部材62に支持されているから、第二ピニオン63との適 正な噛合状態を変化させることはない。
【0028】 さらに第一ピニオン63が、支持板54と支持部74を介して固定環12に対 する相対位置を固定されかつカム環13のスパーギヤ13bとの適正な噛合状態 に保持されていて、第二ピニオン60が、ブラケット58と回転軸61により第 一ピニオン63との適正な噛合状態に保持されているから、モータ72の駆動力 は、常に安定してカム環13に伝達される。例えばギヤ列Gの最終ギヤである第 一ピニオン63をカメラ本体側に支持した場合に、寸法精度のバラツキ等により 固定環12のカメラ本体10に対する位置がずれてカム環13のスパーギヤ13 bと第一ピニオン63との軸間距離を不適当とさせる虞れがある。しかし本実施 例では、第一ピニオン63を固定環12に支持してスパーギヤ13bとの軸間距 離を変化させない構造であるから、軸間距離の変化に起因する噛み合い不良や、 ギヤの破損等の不具合を確実に防止することができる。
【0029】 また第一ピニオン63は上述したように、バックフォーカス調整時には固定環 12と共に光軸方向に進退するため、バックフォーカス調整により光軸方向に微 移動されるスパーギヤ13bと噛み合うための見込み分の長さを必要としない。 よって第一ピニオン63は、光軸方向に比較的短い寸法で足り、小型化されてカ メラのコンパクト化に寄与することができる。
【0030】 カメラの製造時やメンテナンス時にバックフォーカス量を調整する場合は、先 ず、図4に示す組み立て状態において、固定ブロック50に螺合されている固定 ねじ77bを弛め、位置決め板76を同図の左右方向に移動させる。この状態に おいて、調整環11を正逆方向に回転させると、カメラ本体10に対する光軸方 向での相対移動を規制された調整環11の雌ヘリコイド11aと、固定環12外 周の雄ヘリコイド12cとの関係、及び係合凹部51aと係合突出部52の関係 により、固定環12が、回転することなく光軸方向に進退する。これにより、固 定環12と共にその内周のカム環13を光軸方向に進退させて、固定ブロック5 0(フィルムF)に対する第三レンズ群L3の光軸方向での相対位置を変えるこ とができる。これにより、バックフォーカス量が調整される。
【0031】 さらにバックフォーカス量を適正に調整した時点で固定ねじ77を締め、固定 ブロック50に固定される位置決め板76の係止歯76aによって位置決め歯7 8を係止する。これにより、上記適正調整位置にて調整環11の回動を規制し、 調整したバックフォーカス量を変化させないようにする。
【0032】
【考案の効果】
以上のように本考案のバックフォーカス調整装置を有するカメラによると、バ ックフォーカス調整時の光軸方向での固定環に対する相対移動が規制された、ギ ヤ列が有する最終ギヤ及び伝達ギヤを備え、かつ、この最終ギヤを外周ギヤに噛 合させ、伝達ギヤを該最終ギヤに噛合させたから、最終ギヤは、光軸方向におけ る外周ギヤの移動範囲にのみ対応した長さがあれば足り、よって最終ギヤは、バ ックフォーカス調整で光軸方向に微移動される外周ギヤと噛み合うための見込み 分の長さを必要とせず、光軸方向に比較的短い寸法で足りる。従って、最終ギヤ を小型化し、カメラのコンパクト化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したカメラの固定ブロックとレン
ズ鏡筒の結合構造を示す分解斜視図である。
【図2】同カメラのレンズ鏡筒を固定ブロックに支持し
た状態を示す斜視図である。
【図3】同カメラのカム環に駆動力を伝達するギヤ列の
最終ギヤ及び伝達ギヤ等の結合構造を示す断面図であ
る。
【図4】同カメラに対するレンズ鏡筒とギヤ列等の組付
け構造を示す正面図である。
【図5】ズームレンズ鏡筒の固定環を拡大して示す斜視
図である。
【図6】同ズームレンズ鏡筒の概略構成を示す縦断面図
である。
【図7】同ズームレンズ鏡筒の概略構成を示す、図6と
断面位置を異ならせた上半縦断面図である。
【図8】第一ピニオンの形状を図3と異ならせた、カム
環に回転を伝達するギヤ列の結合構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 カメラ本体 11 調整環 12 固定環 13 カム環 13b スパーギヤ(外周ギヤ) 50 固定ブロック 60 第二ピニオン(伝達ギヤ) 61 回転軸 63 第一ピニオン(最終ギヤ) 72 モータ 76 位置決め板 76a 係止歯 77 固定ねじ 78 位置決め歯 F フィルム G ギヤ列 L3 第三群レンズ(レンズ群) O 光軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系のレンズ群を支持し、カメラ
    本体側に固定される固定環と;該固定環の内周に螺合す
    るカム環と;このカム環の外周に設けた外周ギヤに駆動
    力を伝達して該カム環を回転駆動するギヤ列と;を備
    え、 上記固定環を、カメラ本体に対し光軸方向に移動させて
    バックフォーカス調整を行なうカメラにおいて、 バックフォーカス調整時の光軸方向での上記固定環に対
    する相対移動が規制された、上記ギヤ列が有する最終ギ
    ヤ及び伝達ギヤを備え、 かつ、この最終ギヤを上記外周ギヤに噛合させ、上記伝
    達ギヤを該最終ギヤに噛合させたことを特徴とするバッ
    クフォーカス調整装置を有するカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、カメラ本体
    側には、伝達ギヤの光軸方向移動を可能とする該伝達ギ
    ヤの回転軸が設けられているバックフォーカス調整装置
    を有するカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、さらに、回転時に固
    定環をカメラ本体に対して進退させてバックフォーカス
    量の調整を行なう調整環を有している、バックフォーカ
    ス調整装置を有するカメラ。
JP1993066591U 1992-12-14 1993-12-14 バックフォーカス調整装置を有するカメラ Expired - Fee Related JP2603891Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5830155B1 (ja) * 2014-11-13 2015-12-09 武蔵オプティカルシステム株式会社 レンズマウント装置

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