JPH0660903U - 自動車用ヘッドランプ - Google Patents
自動車用ヘッドランプInfo
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- JPH0660903U JPH0660903U JP230293U JP230293U JPH0660903U JP H0660903 U JPH0660903 U JP H0660903U JP 230293 U JP230293 U JP 230293U JP 230293 U JP230293 U JP 230293U JP H0660903 U JPH0660903 U JP H0660903U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて簡潔な構造で、基準部材の後方に大き
く突出することのない構造であって、しかも零点調整の
容易な傾動部材の左右方向傾斜検出器を備えた自動車用
ヘッドランプの提供。 【構成】 左右エイミングスクリュー32の回動操作に
より、リフレクター14がランプボディ12に対し左右
方向に傾動してランプの照射軸Lの左右方向の向きを調
整できるヘッドランプにおいて、ランプボディ12の背
面側に、左右エイミングスクリュー32に軸着した歯車
62と、ランプボディ12に支承され、歯車62と噛み
合う従動側歯車64と、両平歯車62,64に設けられ
た一対の指標66a,66bとを備えた傾斜検出器60
を設ける。従動歯車64とランプボディ12間にばね部
材68を介装して、従動側歯車64をランプボディ12
に接近又は離反する側にスライド可能とし、従動歯車6
4をスライドさせて従動歯車64の歯車62との噛合を
解除して、従動歯車64を自由回転させることにより指
標66a,66bを簡単に一致させることができる。
く突出することのない構造であって、しかも零点調整の
容易な傾動部材の左右方向傾斜検出器を備えた自動車用
ヘッドランプの提供。 【構成】 左右エイミングスクリュー32の回動操作に
より、リフレクター14がランプボディ12に対し左右
方向に傾動してランプの照射軸Lの左右方向の向きを調
整できるヘッドランプにおいて、ランプボディ12の背
面側に、左右エイミングスクリュー32に軸着した歯車
62と、ランプボディ12に支承され、歯車62と噛み
合う従動側歯車64と、両平歯車62,64に設けられ
た一対の指標66a,66bとを備えた傾斜検出器60
を設ける。従動歯車64とランプボディ12間にばね部
材68を介装して、従動側歯車64をランプボディ12
に接近又は離反する側にスライド可能とし、従動歯車6
4をスライドさせて従動歯車64の歯車62との噛合を
解除して、従動歯車64を自由回転させることにより指
標66a,66bを簡単に一致させることができる。
Description
【0001】
本考案は、ヘッドランプの左右方向の照射角が正規位置にあるかどうかを検出 するための傾斜検出器を備えた自動車用ヘッドランプに係り、正規位置にない場 合には、ヘッドランプの照射角が正規位置となるように容易に調整することので きる自動車用ヘッドランプに関する。
【0002】
自動車用ヘッドランプのエイミング機構としては、例えば特開平2−6726 号明細書において開示されている。このエイミング機構は、リフレクター可動型 ヘッドランプを例にとって説明すると、第15図及び第16図に示されるように 、ランプボディ1内において、リフレクター2が、ランプボディに対し固定状態 の1つの揺動支点3と、ランプボディにそれぞれ支承された2本のエイミングス クリュー4a,5aと係合し、ランプボディ1からの距離の調整できる2つのエ イミング点4,5との3点によって支持されている。そしてこれらの1つの揺動 支点3と2つのエイミング点4,5の位置関係は、図に示されるように、左右エ イミング点4と揺動支点3を通る水平軸Lxと、上下エイミング点5と揺動支点 3を通る垂直軸Lyとが正面から見て直交する配置とされている。そして、エイ ミングスクリュー4a,5aをそれぞれ回動操作すれば、エイミング点4,5の ランプボディ1からの距離が変わって、リフレクター2が水平軸Lx,垂直軸L y回りにそれぞれ傾動して、ヘッドランプの照射軸Lを上下左右方向に調整でき る構造となっている。またランプボディ1とリフレクター2との間には、ランプ ボディ1に固定された透明ケース7内に、リフレクター2の傾動に連動して前後 摺動する摺動子8が内蔵され、摺動子8には目盛が、透明ケース7には基準点が それぞれ表示された構造で、基準点位置の目盛からリフレクター2の左右方向の 傾斜量を読み取る傾斜検出器6が介装されている。
【0003】 しかし、前記した傾斜検出器6は、透明ケース7がランプボディ1に一体化さ れた外部ケース1aに組み付けられ、ケース7内にばね付勢された摺動子8が収 容され、リフレクター2に摺動子当接面2aが形成された構成部品点数の多い複 雑な構造となっており、したがって傾斜検出器のランプへの組付や調整に手間が かかり、かつコスト的にも高くなるという問題があった。さらにまた傾斜検出器 6は、ランプボディ1の背面側に大きく突出しており、このためヘッドランプを 車体に取付ける際にこの傾斜検出器6が他部材と干渉して邪魔になり、ヘッドラ ンプを配置する上での制約が生じるという問題もあった。
【0004】 そこで図17に示されるように、エイミングスクリュー4aに軸着した平歯車 8と、ランプボディ1に支承されて平歯車8aと噛合う平歯車8bを設け、両平 歯車8a,8bに一対の指標9a,9bを付けた構造の傾斜検出器が提案された (実開平4−15104号)。この傾斜検出器は、一対の平歯車8a,8bを用 いたため、簡潔な構造にして配設スペースも小さいというものである。
【0005】
しかし前記した傾斜検出器における指標9a,9bは、例えば、エイミング調 整後にマークである指標9a,9bの印刷された粘着テープ片9を粘着すること により形成されており、粘着テープ片9を貼り付ける作業が面倒であるという問 題があった。
【0006】 また一旦、指標を付けた後に、再度エイミング調整し指標を合わせる(零点調 整する)必要があるときには、古い粘着テープ片9を剥がし新たな粘着テープ片 を貼着し直さねばならないという煩わしさもあった。 本考案は前記問題点に鑑みなされたもので、その目的は、極めて簡潔な構造で 、基準部材の後方に大きく突出することのない構造であって、しかも零点調整の 容易な傾動部材の左右方向傾斜検出器を備えた自動車用ヘッドランプを提供する ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するために、請求項1に係る自動車用ヘッドランプにおいては 、ランプの照射軸を設定する光反射面を有した傾動部材が、基準部材に対する位 置が固定状態とされた1つの揺動支点と、基準部材にそれぞれ支承された左右エ イミングスクリュー及び上下エイミングスクリューとそれぞれ係合し,それぞれ のエイミングスクリューの回動操作により基準部材との距離をそれぞれ調整でき る左右エイミング点及び上下エイミング点の3点によって支持され、前記左右エ イミングスクリューの回動操作により傾動部材が左右方向に傾動してランプの照 射軸の左右方向の向きを調整できる自動車用ヘッドランプにおいて、 前記左右エイミングスクリューに軸着され、基準部材の背面側に接近配置され たエイミングスクリュー側平歯車と、基準部材に支承されるか又は平歯車に外嵌 されて、前記平歯車と噛み合う従動側平歯車と、前記両平歯車の対応所定部位又 は従動側平歯車と基準部材の対応所定部位にそれぞれ付された一対の指標とを備 えた傾動部材の左右方向傾斜検出器を設け、 前記従動側平歯車を支承部又はエイミングスクリューに沿って基準部材に接近 又は離反する側にスライド可能な構造とするとともに、従動側平歯車と基準部材 間にばね部材を介装し、従動側平歯車を基準部材に接近又は離反する側にスライ ドさせて従動側平歯車のエイミング側平歯車との噛合を解除可能にしたものであ る。
【0008】 そして請求項2においては、前記基準部材がランプボディで、前記傾動部材が ランプボディ内において傾動できるリフレクターであるユニット可動型ヘッドラ ンプに請求項1の手段を適用したものである。 そして請求項3においては、前記基準部材がランプハウジングで、前記傾動部 材が内周面にリフレクターが一体形成されたランプボディ・リフレクターユニッ トであるユニット可動型ヘッドランプに請求項1の手段を適用したものである。
【0009】
傾斜検出器は、左右エイミングスクリューに軸着されたエイミングスクリュー 側平歯車と、この平歯車に噛み合う従動側平歯車と、両平歯車間又は従動側平歯 車と基準部材間に付された一対の指標によって構成された非常に簡潔な構造であ る。そして傾動部材が左右方向に傾斜している場合は、一対の指標が一致しない ので、これらの指標の一致・不一致から傾動部材の左右方向の傾斜具合、即ちヘ ッドランプの照射軸(照射角)の左右方向の傾斜具合がわかる。そして指標が一 致していない場合には、左右エイミングスクリューを回動操作して傾動部材を傾 動しヘッドランプの照射軸(照射角)の左右方向の調整を行う。
【0010】 傾斜検出器を構成する一対の平歯車は、基準部材の背面に沿って配置されてお り、基準部材後方に大きく突出してスペースをとることがない。 従動側平歯車を基準部材に接近又は離反する側にスライドさせて、エイミング スクリュー側平歯車との噛合を外せば、従動側平歯車は支承部又はエイミングス クリューに対し自由回転でき、従動側平歯車に設けた指標がエイミング側平歯車 に設けた指標又は基準部材に設けた指標に一致する位置まで従動側平歯車を回転 させることができる。
【0011】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図6は、基準部材がランプボディで、傾動部材がリフレクターであるリ フレクター可動型の自動車用ヘッドランプに本考案を適用した実施例を示すもの で、図1はエイミング機構を内蔵するリフレクター可動型ヘッドランプの正面図 、図2は一部を破断して示す同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II−II に沿う断面図)、図3は図1に示す線III−IIIに沿う断面図、図4は第1の傾斜 検出器の斜視図、図5は第1の傾斜検出器の縦断面図、図6は図1に示す線VI− VIに沿う断面図である。
【0012】 これらの図において、符号12は容器形状のランプボディで、内部にはバルブ 51の挿着されたリフレクター14が設けられ、ランプボディ12の矩形状の前 面開口部には前面レンズ16が組み付けられてヘッドランプとして一体化されて いる。リフレクター14の内周面はアルミ蒸着処理された放物面形状の光反射面 14aとされており、この光反射面14aによってランプの照射軸Lが設定され ている。また符号13はランプボディ12の前面開口部周縁に形成されているシ ール溝で、このシール溝13内にシール材13aが装填されて、前面レンズ16 の脚が係合されている。
【0013】 リフレクター14は、図1に示されるように、正面から見て直角三角形の直角 頂点位置に配置された1つの揺動支点20と他の頂点位置に配置された左右エイ ミング点30及び上下エイミング点40の3点によって支持されている。揺動支 点20は、ランプボディ12に突設された球部22がリフレクター4側のソケッ ト24に支承された玉継手構造で、ランプボディ12に対する位置が固定状態と なっている。一方、エイミング点30,40は、いずれもランプボディ12に回 動自在に支承されたエイミングスクリュー32,42(左右エイミングスクリュ ー32,上下エイミングスクリュー42)にリフレクター14側のナット34, 44がそれぞれ螺合した構造で、エイミングスクリュー32,42を回動操作す ることによってナット34,44がエイミングスクリュー32,42に沿って前 後に移動し、これによってエイミング点30,40のランプボディ12からの距 離が変わるようになっている。なお玉部22を支承するソケット24はリフレク ター14の裏側に突出形成されているブラケット26に固定支持されている。ま たエイミングスクリュー32,42の螺合するナット34,44は、リフレクタ ー14の裏面に突出形成されているブラケット36,46によって支持されてい る。エイミングスクリュー32,42の支承部は、ランプボディの背面壁に形成 されたスクリュー挿通孔にエイミングスクリュー32,42が挿通された構造で 、エイミングスクリュー32,42は、スクリューに軸着されているフランジ部 42A(エイミングスクリュー32では、フランジ部42Aに替えて平歯車62 が軸着されている)と、スクリュー軸部に装着されたプッシュオンフィクス47 とによってスクリュー挿通孔に支承されている。符号48は、エイミングスクリ ューの組付時に半径方向に変形して、スクリュー32,42の支承部をシールす るOリングである。符号49はスベリワッシャで、フランジ部42A(平歯車6 2)との摺動面における摩耗を防止する。なお符号33,43はエイミングスク リュー32,42の端部に形成されているスクリュー回動操作部である。
【0014】 そして前記したように、上下エイミング点(エイミングスクリュー42とナッ ト44の螺合部)40は、ランプの照射軸Lに直交し、かつ揺動支点20を通る 垂直軸Ly上に位置し、左右エイミング点(エイミングスクリュー32とナット 34の螺合部)30は、ランプの照射軸Lに直交し、かつ揺動支点20を通る水 平軸Lx上に位置している。このため左右エイミングスクリュー32の回動操作 により、リフレクター14が垂直軸Ly回りに傾動し、リフレクター14の左右 方向の傾斜、即ちヘッドランプの左右方向の照射角を調整することができる。ま たエイミングスクリュー42の回動操作により、リフレクター14が水平軸Lx 回りに傾動し、リフレクター14の上下方向の傾斜、即ちヘッドランプの上下方 向の照射角を調整することができる。このように2本のエイミングスクリュー3 2,42の回動操作によってリフレクター14の傾動調整、即ちヘッドランプの 照射角の調整ができるようになっている。
【0015】 また図2において、符号50は、バルブ51が連結されて一体化されたバルブ ソケットである。ランプボディ12の裏側には、バルブソケット着脱用の開口部 12aが形成されており、バルブソケット50は、このランプボディの裏側開口 部12aを貫通して、リフレクター14の後頂部に形成されているソケット孔1 5に取着されている。またソケット孔15を形成する突出壁15Aの周りには、 円筒形状のリフレクター側後方突出部14Aが形成され、この後方突出部14A とランプボディ開口部12aの周縁部12b間にランプボディの開口部12aを 閉塞するゴム製カバー56が取着されている。ゴム製カバー56の内周縁部56 aは、リフレクターの後方突出部14Aの外周に密着しており、これによってゴ ム製カバー装着部のシールが確保されている。なお符号52はバルブ51の装着 される口金部、符号54は内部に接続端子の設けられたL字形状のコネクタ部、 符号57は突出壁14Aにねじ締結されてバルブソケット50をランプボディの ソケット孔15に押圧固定するソケットフィクチャーである。
【0016】 符号60は、水平軸Lxを含む水平面内のランプボディ12とリフレクター1 4間に介装された第1の傾斜検出器60で、その詳細は特に図2、図4、及び図 5において示されている。この傾斜検出器60は、リフレクター14の左右方向 の傾斜量を検出するための検出器で、左右エイミングスクリュー32に軸着され 、ランプボディ背面壁に接近配置されたエイミングスクリュー側の平歯車62と 、ランプボディ背面壁に配置され、エイミングスクリュー側平歯車62と噛み合 う従動側平歯車64と、平歯車62,64に付された零点表示部としての一対の 指標である噛合点表示66a,66bとから構成されている。
【0017】 平歯車64はランプボディ背面壁に螺着された取付ねじ65に支承されるとと もに、平歯車64とランプボディ12間には、圧縮コイルスプリング68が介装 されており、平歯車64をランプボディ12側に押圧スライドさせることによっ て、平歯車62との噛合を簡単に外すことができる。噛合点表示66a,66b は目印の印刷された粘着テープ67a,67bよりなり、ランプの照射軸Lが左 右方向適正位置にあるとき(エイミングスクリュー32,42を回動操作してヘ ッドランプの照射軸を適正位置とするエイミング調整をしたとき)に、粘着テー プ67a,67bを平歯車62,64に貼着することによりこの噛合点表示66 a,66bを一致させる零点調整を行う。以後、何らかの理由によりこの照射軸 Lが左右方向にずれた場合、即ちリフレクター14が左右方向に傾動した場合は 、エイミングスクリュー32がリフレクター側ナット34に対し照射軸Lの傾き (リフレクター14の傾動量)に比例した量だけ回動した状態となっている。こ のため、この噛合点表示66a,66bの一致・不一致からただちにリフレクタ ー14の傾き具合、即ちヘッドランプの照射角の左右方向の傾き量を知ることが できる。そして噛合点表示66a,66bが不一致の場合には、エイミングスク リュー32を回動操作して、この噛合点表示66a,66bが一致するようにリ フレクター14の傾動調整を行えば、照射軸Lの左右方向のずれを簡単になくす ことができる。
【0018】 また一旦零点調整をした後に、エイミング調整を行ったときに、噛合点表示6 6a,66bが一致しない状態となった場合には、平歯車64を指で押圧して平 歯車62との噛合を外し、平歯車64を回転可能状態とする。そして指で平歯車 64を押圧したまま(平歯車64,62の噛合を外した状態を保持したまま)、 噛合点表示66bが平歯車62の噛合点表示66aに一致する位置まで平歯車6 4を回転させ、噛合点表示66a,66bが一致した位置で平歯車64から指を 離せば、スプリング68の弾発力によって平歯車64が平歯車62と噛合状態と なる。
【0019】 図1、図2および図6において、符号80は、リフレクター14の上下方向の 傾き、即ちヘッドランプの照射方向の上下方向の傾きを検出する第2の傾斜検出 器である水準器80で、リフレクター上部壁に一体に形成された水準器ケーシン グ82内に、蓋体84の裏側に取着一体化された直線型気泡管90が収容された 構造となっている。蓋体84には開口部86が形成されており、この開口部86 から気泡管90の目盛形成位置が露呈している。なお符号92は気泡管の目盛、 符号92aは目盛の零点位置、符号93は気泡である。そして気泡管90はケー シング82内において目盛92が水平軸Lxと直交するように配置されており、 予め気泡93を目盛零点位置に調整しておくことにより、リフレクター14の水 平軸Lx回りの傾動が気泡93の目盛零点位置92aに対するずれとしてあらわ れるようになっている。また符号88は零点調整ねじ、符号89は板ばねであり 、この零点調整ねじ88の回動調節によって気泡管90内の気泡位置の調整、即 ち零点調整ができる。
【0020】 なおランプボディ上面壁の水準器80に対応する位置には、開口部12eが形 成されており、この開口部12eに透明キャップ102が装着されてのぞき窓1 00が形成されている。そして、こののぞき窓100を通して水準器80の目盛 の読取り、即ちリフレクター14の上下方向の傾斜量を読取るようになっている 。
【0021】 図7および図8は本考案の第2の実施例の要部である第1の傾斜検出器を示し 、図7は同傾斜検出器の斜視図、図8は同傾斜検出器の縦断面図である。 符号102はエイミングスクリュー32に軸着された平歯車で、この平歯車1 02には、フランジ105付円筒内歯平歯車104の内歯104aが噛合って、 エイミングスクリュー32に平歯車104が一体化されている。符号106(1 06a〜106d)は、内歯平歯車104を支承する立壁で、ランプボディ12 に一体に形成されている。この立壁106は、平歯車102と中心が偏心する円 に沿って形成されており、内歯平歯車104を立壁106に組付けたときに、内 歯104aがちょうど平歯車102と噛合うように設定されている。内歯平歯車 102のフランジ105には立壁106に対応する水平延出部103が突出形成 されており、最上方位置の立壁106aの外側面には零点調整用の指標166a が設けられ、水平延出部103の外側面には指標116bと目盛167が設けら れている。そしてエイミングスクリュー32の回動に連係して内歯平歯車104 が回動する構造で、ヘッドランプの照射軸の傾斜がこの指標166a,166b 間のずれとなってあらわれるようになっており、ずれていればエイミングスクリ ュー32を回動操作して指標166a,166bを一致させるべくエイミング調 整を行う。
【0022】 また内歯平歯車のフランジ105とランプボディ12間には圧縮コイルスプリ ング68が介装されており、フランジ105を指で押すと、内歯平歯車104は スクリュー32に沿ってランプボディ12側にスライドし、内歯104aの平歯 車102との噛合が外れ、この状態で内歯平歯車104を立壁106内で自由回 転できる構造となっており、簡単に零点調整ができる。符号107は立壁106 の突出端に設けられている平歯車104の抜け止め防止リブである。
【0023】 なおエイミングスクリュー32の回動操作部33は、エイミングスクリュー3 2の後端部32aに圧入固定されてエイミングスクリュー32に一体化されてい る。 図9および図10は本考案の第3の実施例の要部である第1の傾斜検出器を示 し、図9は同傾斜検出器の斜視図、図10は同傾斜検出器の縦断面図である。
【0024】 前記第2の実施例では、エイミングスクリュー32に軸着された平歯車102 に噛合う内歯平歯車104が非同芯状に配置されていたが、この第3の実施例で は、平歯車102とフランジ115付内歯平歯車114とが同芯状に配置されて いる。即ち、内歯平歯車114の内歯114aは平歯車102に整合して丁度噛 合う大きさに形成されており、平歯車102と内歯平歯車114とが噛合って、 内歯平歯車114がエイミングスクリュー32に一体化されている。ランプボデ ィ12には立壁106が突設されるとともに、内歯平歯車114のフランジ11 5には立壁106と対応する水平延出部113が形成され、立壁106と水平延 出部103に指標166a,166b,目盛167が設けられている。フランジ 115とランプボディ12間には圧縮コイルスプリング68が介装され、フラン ジ115を指でランプボディ12側に押圧すると、内歯平歯車114の平歯車1 02との噛合いが外れて内歯平歯車114は自由回転でき、この状態で零点調整 ができるようになっている。
【0025】 図11〜図13は、それぞれ本考案の第4〜6の実施例の要部である第1の傾 斜検出器の縦断面図を示している。 前記した第1〜第3の実施例では、いずれの場合も従動側の平歯車64,10 4,114をランプボディ12側に押圧スライドさせて、平歯車102との噛合 を外す構造となっているが、図11〜図13に示す第4〜第6の実施例では、平 歯車64,104,114をランプボディ12と反対側にスライドさせて、平歯 車102との噛合を外す構造となっている。
【0026】 なお図11符号64aは平歯車64に一体に形成されたつまみ部で、このつま み部64aを持って平歯車64を操作できる。図12および図13における符号 106は、平歯車104,114の支承部として機能する円筒型のばね受けで、 ランプボディ12にねじ止めされている。その他は前記第1〜第3の実施例と同 一であり、同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
【0027】 第14図は、基準部材がランプハウジングで、傾動部材がランプボディ・リフ レクターユニットであるユニット可動型のヘッドランプに本考案を適用した実施 例を示すもので、同ヘッドランプの平面図を示す。 この実施例では、ランプボディとリフレクターとが一体化されたランプボディ ・リフレクターユニット214が左右エイミングスクリュー32と上下エイミン グスクリュー(図示せず)と揺動支点20の3点によって支持されている。そし てランプハウジング212に支承された左右エイミングスクリュー32には、前 記第1の実施例で示す第1の傾斜検出器と同一構造の、ランプボディ・リフレク ターユニット214の左右方向の傾斜量を検出する傾斜検出器60が組付けられ ている。
【0028】 またランプボディ・リフレクターユニット214の上部壁214a上の水平軸 Lxを含む水平面内に、ランプボディ・リフレクターユニット214の上下方向 の傾斜を検出する第2の傾斜検出器である水準器80が配設されている。 その他の構成は、前記したリフレクター可動型のヘッドランプの場合と同一で あり、同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
【0029】
以上の説明から明かなように、本考案に係る自動車用ヘッドランプによれば、 傾動部材が左右方向に傾斜している場合は、一対の指標が一致しないので、これ らの指標の一致・不一致から傾動部材の左右方向の傾斜具合、即ちヘッドランプ の照射角の左右方向の傾斜具合がわかる。そして指標が一致していない場合には 、指標が互いに一致するように左右エイミングスクリューを回動操作して傾斜部 材を傾動させればよく、誰でも簡単にヘッドランプの照射角の左右方向の調整を 行うことができる。
【0030】 また傾斜検出器は、一対の平歯車と、両平歯車間に付された一対の指標又は従 動側平歯車と基準部材間に付された一対の指標によって構成された、部品点数の 少ない非常に簡潔な構造であり、したがって組み付けも容易でコスト的にも安価 である。 さらにまた傾斜検出器を構成する二つの平歯車は、基準部材の背面に沿って配 置されており、基準部材後方に大きく突出してスペースをとることがないので、 従来のようにヘッドランプ取付の際に車体と干渉するおそれがない。
【0031】 また従動側平歯車を基準部材に接近又は離反する側にスライドさせて簡単にエ イミングスクリュー側平歯車との噛合を解除するとともに、従動側平歯車を回動 して従動側平歯車側の指標をエイミングスクリュー側平歯車又は基準部材側の指 標に一致させることができるので、零点調整も簡単なものとなる。
【図1】本考案の実施例であるリフレクター可動型ヘッ
ドランプの正面図
ドランプの正面図
【図2】一部を破断して示す同ヘッドランプの水平断面
図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)
図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)
【図3】図1に示す線III−IIIに沿う断面図
【図4】第1の傾斜検出器の斜視図
【図5】第1の傾斜検出器の縦断面図
【図6】図1に示す線VI−VIに沿う断面図
【図7】本考案の第2の実施例の要部である第1の傾斜
検出器の斜視図
検出器の斜視図
【図8】同傾斜検出器の縦断面図
【図9】本考案の第3の実施例の要部である第1の傾斜
検出器の斜視図
検出器の斜視図
【図10】同傾斜検出器の縦断面図
【図11】本考案の第4の実施例の要部である第1の傾
斜検出器の縦断面図
斜検出器の縦断面図
【図12】本考案の第5の実施例の要部である第1の傾
斜検出器の縦断面図
斜検出器の縦断面図
【図13】本考案の第6の実施例の要部である第1の傾
斜検出器の縦断面図
斜検出器の縦断面図
【図14】本考案の他の実施例であるユニット可動型ヘ
ッドランプの一部を破断して示す平面図
ッドランプの一部を破断して示す平面図
【図15】従来の自動車用ヘッドランプの正面図
【図16】同ヘッドランプの水平断面図
【図17】他のヘッドランプに設けられている傾斜検出
器の要部斜視図
器の要部斜視図
12 基準部材であるランプボディ 14 傾動部材であるリフレクター 16 前面レンズ 20 リフレクターの揺動支点 30 左右エイミング点 32 左右エイミングスクリュー 40 上下エイミング点 42 上下エイミングスクリュー 60 ヘッドランプの左右方向の照射角の傾斜を検出す
る第1の傾斜検出器 62,102 エイミングスクリュー側平歯車 64,104,114 従動側平歯車 65 従動平歯車支承部であるねじ 66a,66b 指標である噛合点表示 68 ばね部材である圧縮コイルスプリング 80 ヘッドランプの上下方向の照射角の傾斜を検出す
る第2の傾斜検出器である水準器 90 直線型気泡管 106 従動平歯車支承部である立壁 166a,166b 指標 167 目盛 212 基準部材であるランプハウジング 214 傾動部材であるランプボディ・リフレクターユ
ニット L ランプの照射軸 Lx 水平軸 Ly 垂直軸
る第1の傾斜検出器 62,102 エイミングスクリュー側平歯車 64,104,114 従動側平歯車 65 従動平歯車支承部であるねじ 66a,66b 指標である噛合点表示 68 ばね部材である圧縮コイルスプリング 80 ヘッドランプの上下方向の照射角の傾斜を検出す
る第2の傾斜検出器である水準器 90 直線型気泡管 106 従動平歯車支承部である立壁 166a,166b 指標 167 目盛 212 基準部材であるランプハウジング 214 傾動部材であるランプボディ・リフレクターユ
ニット L ランプの照射軸 Lx 水平軸 Ly 垂直軸
Claims (3)
- 【請求項1】 ランプの照射軸を設定する光反射面を有
した傾動部材が、基準部材に対する位置が固定状態とさ
れた1つの揺動支点と、基準部材にそれぞれ支承された
左右エイミングスクリュー及び上下エイミングスクリュ
ーとそれぞれ係合し,それぞれのエイミングスクリュー
の回動操作により基準部材との距離をそれぞれ調整でき
る左右エイミング点及び上下エイミング点の3点によっ
て支持され、前記左右エイミングスクリューの回動操作
により傾動部材が左右方向に傾動してランプの照射軸の
左右方向の向きを調整できる自動車用ヘッドランプにお
いて、 前記左右エイミングスクリューに軸着され、基準部材の
背面側に接近配置されたエイミングスクリュー側平歯車
と、基準部材に支承されるか又は平歯車に外嵌されて、
前記平歯車と噛み合う従動側平歯車と、前記両平歯車の
対応所定部位又は従動側平歯車と基準部材の対応所定部
位にそれぞれ付された一対の指標とを備えた傾動部材の
左右方向傾斜検出器が設けられ、 前記従動側平歯車は支承部又はエイミングスクリューに
沿って基準部材に接近又は離反する側にスライド可能な
構造とされるとともに、従動側平歯車と基準部材間にば
ね部材が介装され、従動側平歯車を基準部材に接近又は
離反する側にスライドさせて従動側平歯車のエイミング
側平歯車との噛合が解除可能とされたことを特徴とする
自動車用ヘッドランプ。 - 【請求項2】 前記基準部材はランプボディで、前記傾
動部材はランプボディ内において傾動できるリフレクタ
ーであることを特徴とする請求項1記載の自動車用ヘッ
ドランプ。 - 【請求項3】 前記基準部材はランプハウジングで、前
記傾動部材は内周面にリフレクターが一体形成されたラ
ンプボディ・リフレクターユニットであることを特徴と
する請求項1記載の自動車用ヘッドランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP230293U JPH0660903U (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 自動車用ヘッドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP230293U JPH0660903U (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 自動車用ヘッドランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0660903U true JPH0660903U (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=11525573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP230293U Pending JPH0660903U (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 自動車用ヘッドランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0660903U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024250660A1 (zh) * | 2023-06-07 | 2024-12-12 | 宁波宝贝第一母婴用品有限公司 | 电动底座和汽车座椅 |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP230293U patent/JPH0660903U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024250660A1 (zh) * | 2023-06-07 | 2024-12-12 | 宁波宝贝第一母婴用品有限公司 | 电动底座和汽车座椅 |
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