JPH066194U - 船尾管シール装置 - Google Patents

船尾管シール装置

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JPH066194U
JPH066194U JP054804U JP5480492U JPH066194U JP H066194 U JPH066194 U JP H066194U JP 054804 U JP054804 U JP 054804U JP 5480492 U JP5480492 U JP 5480492U JP H066194 U JPH066194 U JP H066194U
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annular space
seal ring
stern
sealing device
stern tube
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JP054804U
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久志 吉田
正樹 西野
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日本マリンテクノ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 海水と接する最船尾側シールリングとその船
尾側に位置するカバー部材との間に形成される環状空間
の内壁面から、この環状空間内に加圧気体、または、海
洋生成物の成長を阻止する性質を持つ加圧液体を吹き出
すことにより、該環状空間内での海洋生成物の付着及び
成長を阻止し、最船尾側シールリング及びこのシールリ
ングに装着されているガータースプリングの損傷を防止
する。 【構成】 船尾管1の船外側に取り付けられるケーシン
グ部材2に、プロペラ軸3のライナー4に摺接する複数
のシールリングが配列され、かつ、最船尾側シールリン
グ5の船尾側にはカバー部材10が配置されて、最船尾
側シールリングとカバー部材との間に環状空間11を形
成する油潤滑式船尾管シール装置において、この環状空
間の内壁面から環状空間内に、海水圧力より高圧の加圧
気体、または、海洋生成物の成長を阻害する性質を持つ
液体を吹き出すための吹き出し孔15、及び、加圧気体
送給配管16が設けられていることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油潤滑式船尾管シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、小型船を除く船舶には、油潤滑式の船尾管シール装置が多く用い られている。例えば、図4に示すように、複数のシールリング5、8、9を配列 して、各シールリングによって区画される環状空間13、14及び船尾管1の内 部に油を充填している船尾管シール装置が知られている。 このシール装置においては、最船尾側シールリング5とカバー部材10によって 形成される環状空間11には、海水が充満している
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示す従来の船尾管シール装置の最船尾側シールリング5及びカバー部材 10によって形成される環状空間11において、内壁面12、最船尾側シールリ ング5及びこのシールリングに装着した図5のガータースプリング6を覆ってい るゴム被覆7の表面に、潮間帯よりやや深いところに棲息するフジツボ等の海洋 生成物が付着成長し、最船尾側シールリング5及びガータースプリング6に損傷 を与え、シール性能及び寿命の低下をもたらす。 特に、ガータースプリング6が直接海水に接して腐食しないように、その外周を 覆っているゴム被覆7は膜厚が薄いことから、環状空間11の内部に付着して成 長した海洋生成物と接触することによって、また、ゴム被覆7の表面に海洋生成 物が直接付着することによって破れ易く、ゴム被覆7が破損することによって直 接海水に接する状態になったガータースプリング6は海水による腐食作用のため に短期間で折損破断に至る。 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 最船尾側シールリング5とカバー部材10によって形成される環状空間11の内 壁面12、最船尾側シールリング5及びガータースプリング6のゴム被覆7にフ ジツボ等の海洋生成物が付着成長することを阻止し、最船尾側シールリング5及 びガータースプリング6の損傷を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案における船尾管シール装置は、最船尾側 シールリングとカバー部材によって形成される環状空間に加圧流体送給配管を導 き、環状空間の内壁面からこの環状空間内に海水圧力より高圧の加圧流体を吹き 出すようにしたものであり、加圧流体の種類として、気体、酸素を含まない気体 及び海洋生成物の成長を阻止する性質を持つ液体を使用する。
【0005】
【作用】
船尾管シール装置の最船尾側シールリングとカバー部材によって形成される環 状空間に吹き出す加圧流体の種類に応じて、次の作用が発揮される。 加圧流体が気体の場合には、気体の気泡が環状空間の内部全体に行き渡るよう に吹き出すことによって、フジツボ等の海洋生成物が環状空間の内壁面、最船尾 側シールリング及びガータースプリングのゴム被覆の表面に付着することを妨げ 、また、環状空間が常時海水のみの環境とならないため、海洋生成物の成長を阻 止できる。この気体が酸素を含んでいない場合には、環状空間の内壁面、最船尾 側シールリング及びガータースプリングのゴム被覆の表面に海洋生成物が付着し たとしても、環状空間の中には酸素が少なく海洋生成物が生存できる状態にない ため、やがて死滅する。 加圧流体が海洋生成物の成長を阻止する性質を有する液体、例えば清水やアル コール等の場合には、環状空間の内壁面、最船尾側シールリング及びガータース プリングのゴム被覆に海洋生成物が付着したとしても、この液体の性質によって 海洋生成物は環状空間の中で棲息することができない。
【0006】
【実施例】
以下、本考案における船尾管シール装置の構造を、実施例の図面(図1、図2 及び図3)に基づき説明する。 図1に示す船尾管シール装置において、船尾管1の船外側に取り付けられたケ ーシング部材2には、プロペラ軸3の外周に装着されたライナー4に摺接する複 数のシールリング5、8、9が配列され、各シールリング間には環状空間13、 14が形成されている。 一方、最船尾側シールリング5の船尾側にはカバー部材10が配置されて、最船 尾側シールリング5とカバー部材10との間には環状空間11が形成されている 。この環状空間11には、船内より加圧流体送給配管16が導かれ、環状空間1 1の内壁面12に設けられている吹き出し孔15に接続されている。 図2は吹き出し孔15の第一実施例であり、環状空間11の内壁面12の下部に 設けた2ヶ所の吹き出し孔15から、加圧流体17として気体の気泡18を吹き 出す構造としている。なお、この実施例では、気泡18は環状空間11の上部に 設けた排出孔19等からシール装置の外部に放出される。 また、図3は吹き出し孔15の第2の実施例であり、環状空間11の内壁面12 の全周に設けた多数の吹き出し孔15から、加圧流体17として海洋生成物の成 長を阻止する性質を持つ液体を吹き出す構造としている。 本考案の船尾管シール装置は上記の構造を有することから、船内の加圧流体供 給装置(図示せず)から加圧流体供給配管16によって導かれた加圧流体17は 、環状空間11の内壁面12に設けた吹き出し孔15から環状空間11の内部全 体に行き渡るように吹き出す。これによって、潮間帯よりやや深いところに棲息 するフジツボ等の海洋生成物が環状空間11の内壁面12、最船尾側シールリン グ5及びガータースプリング6のゴム被覆7の表面に付着することを妨げ、また 、環状空間11の中を海洋生成物が棲息できない環境とすること、すなわち、環 状空間11の内部を常時海水のみの状態とならないようにすることによって、環 状空間11内での海洋生成物の成長を阻止し、または、これらを死滅させる。 なお、本考案では、環状空間11に吹き出す加圧流体の種類を、上記の実施例 で示した気体及び海洋生成物の成長を阻止する性質を持つ液体の他に、酸素を含 まない気体とする。
【0007】
【考案の効果】 本考案は上記の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。 加圧流体供給配管に導かれて吹き出し孔から最船尾側シールリングとカバー部 材によって形成される環状空間に吹き出す加圧流体によって、環状空間の内壁面 、最船尾側シールリング及びガータースプリングの表面に海洋生成物が付着する ことを妨げ、また、その成長を阻止することができる。 従って、海洋生成物によって最船尾側シールリング及びガータースプリングが 損傷することを防止できるので、これらの寿命延長を図ることができる。 なお、ガータースプリングの耐海水腐食性が比較的高く、その外周を海水から 保護するためのゴム被覆が用いられない場合でも、ガータースプリングの表面は 海洋生成物が付着することによって腐食し易くなるので、ゴム被覆の有無に拘ら ず本考案の効果が発揮されることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の船尾管シール装置における第一の実施
例を示す全体構造図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案の第二の実施例であり、図1のA−A断
面に相当する断面図である。
【図4】従来の船尾管シール装置における構造例を示す
全体図である。
【図5】最船尾側シールリング、並びに、これに装着さ
れているガータースプリング及びゴム被覆を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 船尾管 2 ケーシング部材 3 プロペラ軸 4 ライナー 5 最船尾側シールリング 6 ガータースプリング 7 ゴム被覆 8 シールリング 9 シールリング 10 カバー部材 11 環状空間 12 内壁面 13 環状空間 14 環状空間 15 吹き出し孔 16 加圧流体送給配管 17 加圧流体 18 気泡 19 排出孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船尾管の船外側に取り付けられるケーシ
    ング部材に、プロペラ軸のライナーに摺接する複数のシ
    ールリングを配列し、かつ、最船尾側シールリングの船
    尾側にはカバー部材を配置して、該カバー部材と最船尾
    側シールリングとの間に環状空間を形成する船尾管シー
    ル装置において、該環状空間の内壁面から該環状空間内
    に、海水圧力よりも高圧の加圧流体として気体を吹き出
    すことを特徴とする船尾管シール装置。
  2. 【請求項2】 前記環状空間内に吹き出す加圧流体が気
    体であり、該気体中に酸素を含まないことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の船尾管シール装
    置。
  3. 【請求項3】 前記環状空間内に吹き出す加圧流体が液
    体であり、該液体が海洋生成物の成長を阻止する性質を
    有することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の船尾管シール装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101121210B1 (ko) * 2010-06-10 2012-03-22 바르질라 재팬 가부시키가이샤 시일 링 및 선미관 시일 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3032596U (ja) * 1996-06-18 1996-12-24 有限会社白坂設備工業 換気装置および屋外フード

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