JPH0662235B2 - フイルム引取装置 - Google Patents
フイルム引取装置Info
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- JPH0662235B2 JPH0662235B2 JP60190185A JP19018585A JPH0662235B2 JP H0662235 B2 JPH0662235 B2 JP H0662235B2 JP 60190185 A JP60190185 A JP 60190185A JP 19018585 A JP19018585 A JP 19018585A JP H0662235 B2 JPH0662235 B2 JP H0662235B2
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は製膜工程の横(幅方向)延伸装置から送り出
される、延伸フィルムの帯状シートを引き取るフィルム
引取装置に関する。
される、延伸フィルムの帯状シートを引き取るフィルム
引取装置に関する。
通常、製膜工程では、帯状の未延伸フィルム材料は、縦
延伸装置に設けられた複数の回転速度の異なるローラ間
を走行しながら、長手方向に延伸(縦延伸)され、その
後、横延伸装置において、対向して離間しながら進行す
るクリップにより両縁部を掴まれ、幅方向に延伸(横延
伸)されて、二軸延伸フィルムとなる。 また、縦横延伸装置が省略され、横延伸装置だけが設置
されて、一軸延伸フィルムが製造される場合もある。 なお、一部の横延伸装置にあっては、横延伸しつつ隣接
クリップの間隔をも広げ、横延伸と同時に縦延伸をも行
うものも知られている(例えば、昭和40年実用新案出願
公告第26316号公報参照)。 そして、本願発明で前提とする横延伸装置に接続する引
取装置にあっては、横延伸装置のライン速度とほぼ、同
じ速度になるように引取ローラを強制的に回転駆動する
方式がとられており、フィルムの引取張力管理は特にな
されてはいなかった。 すなわち、一般的に横延伸装置は、延伸される帯状の合
成樹脂系素材の両脇において、対をなすクリップを素材
の進行方向に所定の間隔で備え、素材の両縁部を掴んだ
各々のクリップを横方向に離間させつつ素材の進行方向
に所定のライン速度で駆動して、素材を所定の厚さのフ
ィルムに横延伸し、この横延伸されたフィルムを引取ロ
ーラにより引き取って、巻取装置により巻軸のまわりに
原反ロールとして巻取るものであるが、従来の横延伸装
置では、引取ローラは、横延伸装置のフィルム送り速度
とほぼ、同じ速度で連動するように駆動されていた。
延伸装置に設けられた複数の回転速度の異なるローラ間
を走行しながら、長手方向に延伸(縦延伸)され、その
後、横延伸装置において、対向して離間しながら進行す
るクリップにより両縁部を掴まれ、幅方向に延伸(横延
伸)されて、二軸延伸フィルムとなる。 また、縦横延伸装置が省略され、横延伸装置だけが設置
されて、一軸延伸フィルムが製造される場合もある。 なお、一部の横延伸装置にあっては、横延伸しつつ隣接
クリップの間隔をも広げ、横延伸と同時に縦延伸をも行
うものも知られている(例えば、昭和40年実用新案出願
公告第26316号公報参照)。 そして、本願発明で前提とする横延伸装置に接続する引
取装置にあっては、横延伸装置のライン速度とほぼ、同
じ速度になるように引取ローラを強制的に回転駆動する
方式がとられており、フィルムの引取張力管理は特にな
されてはいなかった。 すなわち、一般的に横延伸装置は、延伸される帯状の合
成樹脂系素材の両脇において、対をなすクリップを素材
の進行方向に所定の間隔で備え、素材の両縁部を掴んだ
各々のクリップを横方向に離間させつつ素材の進行方向
に所定のライン速度で駆動して、素材を所定の厚さのフ
ィルムに横延伸し、この横延伸されたフィルムを引取ロ
ーラにより引き取って、巻取装置により巻軸のまわりに
原反ロールとして巻取るものであるが、従来の横延伸装
置では、引取ローラは、横延伸装置のフィルム送り速度
とほぼ、同じ速度で連動するように駆動されていた。
ところが、従来の引取ローラは、既述のように横延伸装
置のライン速度とほぼ、同じ速度で強制的に駆動される
だけであるので、フィルムの均一な延伸のための調整
は、引取装置側の機能で(特に張力で)管理されておら
ず、充分満足のゆく結果は、必ずしも得られなかった。 また、延伸工程に引き続く原反の巻取工程や、製品とな
る分割巻取工程で発生した巻取ロールの欠陥に対して
は、それぞれ巻取装置や分割巻取装置を調整することに
より対策がとられてきたが、やはり、充分満足のゆく結
果が得られないことがあった。 すなわち、横延伸したフィルムを巻取装置であるインラ
インワインダーで巻取ると、原反巻取ロールに、部分的
なしわが生じたり、巻取ロールの直円筒性が損なわれて
著しい場合には、つづみ型や太鼓型に変形することがあ
ったが、巻取装置の調整によっては、その欠陥は必ずし
も解消しなかった。 さらに、分割巻取工程でフィルムを細幅にスリットして
巻き返すとき、原反ロールに残った、しわは取り除けな
いばかりでなく、フィルムが軸方向に横ずれしたり、分
割巻取ロールがテーパー状になるなどの問題が発生した
が、分割巻取装置の調整によっては、問題は解決できな
かった。 本願発明者は、横延伸工程にあって、延伸中の引取張力
が製品の品質に大きな影響を与えるものであり、上記欠
陥や問題は横延伸工程での不適切な引取張力によって発
生することを見出し、本願発明をなすに至ったものであ
る。 すなわち、横延伸装置内での横延伸中のフィルムは、加
熱により変形しやすくなっているが、その両縁部はクリ
ップで掴まれて拘束されているため、進行方向に隣接す
るクリップの間隔が進行中に変わらなければ、両縁部付
近のフィルムの縦延伸率が横延伸中に変わらない(ま
た、同時に縦延伸を行うタイプのものであれば、クリッ
プの間隔の変化に応じた定まった縦延伸を受ける)。 一方、フィルムの幅方向中央付近は、クリップによる拘
束の影響を直接受けないので、その縦延伸率は引取張力
の影響を受けて変わりうる状態にある。 そして、引取ローラによるフィルムの引取張力が過大で
あると、横延伸装置内のフィルム中央部分は長手方向に
延伸される結果、その縦延伸率は両縁部の縦延伸率より
大きくなる(第2図)。 また、逆に引取ローラによる引取張力が過小であると、
横延伸装置内のフィルム中央部分は長手方向に収縮する
結果、その縦延伸率は両縁部の縦延伸率より小さくなる
(第3図)。 なお、フィルム状の合成樹脂素材は、加熱により可塑性
を生じるとともに、収縮力を発生して縮まる傾向がある
ことが一般に知られているが、上記延伸と収縮とは、こ
の収縮力と引取張力とのバランスの崩れにより発生する
ものと考えられる。 横延伸されたフィルムは冷却され、横延伸装置内で受け
た塑性変形は固定される。また、引取ローラにより与え
られた引取張力は、横延伸装置下流のフィルムの弾性変
形によって、横延伸装置内のフィルムに伝達される。 横延伸装置と引取ローラとの間の距離は、フィルムの両
縁部と中央部とで同じであるので、横延伸装置を出るフ
ィルムの幅方向に縦延伸率の違いが生じている場合、相
対的に縦延伸率の低い部分(すなわち、原長が短い部
分)が、高い部分(すなわち、原長が長い部分)に比
べ、より大きな弾性的変形を受け、結果的に見掛けの長
さが幅方向で同一となるように弾性的に引き伸ばされ
る。 そして、このことは、フィルム幅方向に不均一な張力を
発生させる原因となるが、極端な不均一が発生しない限
り、走行するフィルムを観察しても、フィルムにはしわ
等の格別な欠陥なく均一に引き取られるように見える。 ところが、引取工程に続くインラインワインダーによる
原反巻取工程では通常、引取り工程に比べ、より低い張
力で巻取りが行われるため、引取工程では均一に見えた
フィルムも、低張力により弾性変形が緩和される結果、
フィルムの上記縦延伸率の違いが表面化し、原反巻取ロ
ールに局所的な、しわが生じる等の欠陥が現れる。 また、フィルム幅方向での張力の不均一により巻取ロー
ルの硬度が幅方向で不均一になる。そして、極端な場
合、原反巻取ロールの直円筒性が損なわれ、つづみ型
(引取張力が低い場合)や太鼓型(引取張力が高い場
合)に変形する場合もある。 さらに、この欠陥は、ロールへの巻取り時には無視しう
る程度のものであったとしても、その後の分割巻取工程
において、細幅にスリットしたフィルムを巻き返すと
き、より一層顕著となり、ここで欠陥が始めて問題にな
ることもある。 すなわち、このような原反フィルムをスリットして複数
本の細幅フィルムにすると、細幅フィルムは、原反のい
ずれの部分がスリットされたかに応じて、縦延伸率の異
なったものとなる。また、同じフィルム内でも、その幅
方向で連続的に縦延伸率が異なり、フィルムの一側の原
長が、他側の原長より長いということが生じる。この傾
向は、原反フィルムの側縁部に近いところからスリット
されたフィルムに特に顕著であるが、かかる細幅フィル
ムを低張力で巻返すと、巻取中にフィルムは原長の短い
側にずれていってしまい、巻き返しが極めて困難になる
ため、作業に余計な時間と労力を要するという問題を生
じる。 また、ロールの巻姿が軸方向にずれてしまったり、不均
一な張力によりテーパー状になってしまったりするた
め、製品価値が損なわれる。 さらに、しわを生じた部分を取り除いたり、上記問題を
避けるために縦延伸率の変化が比較的大きいフィルム側
縁部を除去しようとすると、フィルムのトリミング幅を
クリップ痕の除去等に通常必要とされる以上に大幅とし
なくてはならず、大量の材料を無駄にし、歩留まりを低
下させるという問題が生じる。 上記問題は、最近のフィルムの極薄化に伴い、より一層
顕著となってきている。 すなわち、最近では、厚さ10数ミクロンないし数ミクロ
ンの極薄フィルムが製造されるようになってきたが、か
かる極薄フィルムは、わずかな張力差に敏感に反応して
伸縮するため、全幅均一に延伸することが一層困難とな
り、歩留まりが一層悪化していた。 そして、かかる欠陥が引取中ではなく、後の工程になっ
て初めて顕在化することもあり、その原因の究明が遅れ
ていたのであるが、上述のように本願発明者は、初め
て、その原因が横延伸工程での引取張力の不適正にある
ことを見出し、本願発明をなすに至ったものである。
置のライン速度とほぼ、同じ速度で強制的に駆動される
だけであるので、フィルムの均一な延伸のための調整
は、引取装置側の機能で(特に張力で)管理されておら
ず、充分満足のゆく結果は、必ずしも得られなかった。 また、延伸工程に引き続く原反の巻取工程や、製品とな
る分割巻取工程で発生した巻取ロールの欠陥に対して
は、それぞれ巻取装置や分割巻取装置を調整することに
より対策がとられてきたが、やはり、充分満足のゆく結
果が得られないことがあった。 すなわち、横延伸したフィルムを巻取装置であるインラ
インワインダーで巻取ると、原反巻取ロールに、部分的
なしわが生じたり、巻取ロールの直円筒性が損なわれて
著しい場合には、つづみ型や太鼓型に変形することがあ
ったが、巻取装置の調整によっては、その欠陥は必ずし
も解消しなかった。 さらに、分割巻取工程でフィルムを細幅にスリットして
巻き返すとき、原反ロールに残った、しわは取り除けな
いばかりでなく、フィルムが軸方向に横ずれしたり、分
割巻取ロールがテーパー状になるなどの問題が発生した
が、分割巻取装置の調整によっては、問題は解決できな
かった。 本願発明者は、横延伸工程にあって、延伸中の引取張力
が製品の品質に大きな影響を与えるものであり、上記欠
陥や問題は横延伸工程での不適切な引取張力によって発
生することを見出し、本願発明をなすに至ったものであ
る。 すなわち、横延伸装置内での横延伸中のフィルムは、加
熱により変形しやすくなっているが、その両縁部はクリ
ップで掴まれて拘束されているため、進行方向に隣接す
るクリップの間隔が進行中に変わらなければ、両縁部付
近のフィルムの縦延伸率が横延伸中に変わらない(ま
た、同時に縦延伸を行うタイプのものであれば、クリッ
プの間隔の変化に応じた定まった縦延伸を受ける)。 一方、フィルムの幅方向中央付近は、クリップによる拘
束の影響を直接受けないので、その縦延伸率は引取張力
の影響を受けて変わりうる状態にある。 そして、引取ローラによるフィルムの引取張力が過大で
あると、横延伸装置内のフィルム中央部分は長手方向に
延伸される結果、その縦延伸率は両縁部の縦延伸率より
大きくなる(第2図)。 また、逆に引取ローラによる引取張力が過小であると、
横延伸装置内のフィルム中央部分は長手方向に収縮する
結果、その縦延伸率は両縁部の縦延伸率より小さくなる
(第3図)。 なお、フィルム状の合成樹脂素材は、加熱により可塑性
を生じるとともに、収縮力を発生して縮まる傾向がある
ことが一般に知られているが、上記延伸と収縮とは、こ
の収縮力と引取張力とのバランスの崩れにより発生する
ものと考えられる。 横延伸されたフィルムは冷却され、横延伸装置内で受け
た塑性変形は固定される。また、引取ローラにより与え
られた引取張力は、横延伸装置下流のフィルムの弾性変
形によって、横延伸装置内のフィルムに伝達される。 横延伸装置と引取ローラとの間の距離は、フィルムの両
縁部と中央部とで同じであるので、横延伸装置を出るフ
ィルムの幅方向に縦延伸率の違いが生じている場合、相
対的に縦延伸率の低い部分(すなわち、原長が短い部
分)が、高い部分(すなわち、原長が長い部分)に比
べ、より大きな弾性的変形を受け、結果的に見掛けの長
さが幅方向で同一となるように弾性的に引き伸ばされ
る。 そして、このことは、フィルム幅方向に不均一な張力を
発生させる原因となるが、極端な不均一が発生しない限
り、走行するフィルムを観察しても、フィルムにはしわ
等の格別な欠陥なく均一に引き取られるように見える。 ところが、引取工程に続くインラインワインダーによる
原反巻取工程では通常、引取り工程に比べ、より低い張
力で巻取りが行われるため、引取工程では均一に見えた
フィルムも、低張力により弾性変形が緩和される結果、
フィルムの上記縦延伸率の違いが表面化し、原反巻取ロ
ールに局所的な、しわが生じる等の欠陥が現れる。 また、フィルム幅方向での張力の不均一により巻取ロー
ルの硬度が幅方向で不均一になる。そして、極端な場
合、原反巻取ロールの直円筒性が損なわれ、つづみ型
(引取張力が低い場合)や太鼓型(引取張力が高い場
合)に変形する場合もある。 さらに、この欠陥は、ロールへの巻取り時には無視しう
る程度のものであったとしても、その後の分割巻取工程
において、細幅にスリットしたフィルムを巻き返すと
き、より一層顕著となり、ここで欠陥が始めて問題にな
ることもある。 すなわち、このような原反フィルムをスリットして複数
本の細幅フィルムにすると、細幅フィルムは、原反のい
ずれの部分がスリットされたかに応じて、縦延伸率の異
なったものとなる。また、同じフィルム内でも、その幅
方向で連続的に縦延伸率が異なり、フィルムの一側の原
長が、他側の原長より長いということが生じる。この傾
向は、原反フィルムの側縁部に近いところからスリット
されたフィルムに特に顕著であるが、かかる細幅フィル
ムを低張力で巻返すと、巻取中にフィルムは原長の短い
側にずれていってしまい、巻き返しが極めて困難になる
ため、作業に余計な時間と労力を要するという問題を生
じる。 また、ロールの巻姿が軸方向にずれてしまったり、不均
一な張力によりテーパー状になってしまったりするた
め、製品価値が損なわれる。 さらに、しわを生じた部分を取り除いたり、上記問題を
避けるために縦延伸率の変化が比較的大きいフィルム側
縁部を除去しようとすると、フィルムのトリミング幅を
クリップ痕の除去等に通常必要とされる以上に大幅とし
なくてはならず、大量の材料を無駄にし、歩留まりを低
下させるという問題が生じる。 上記問題は、最近のフィルムの極薄化に伴い、より一層
顕著となってきている。 すなわち、最近では、厚さ10数ミクロンないし数ミクロ
ンの極薄フィルムが製造されるようになってきたが、か
かる極薄フィルムは、わずかな張力差に敏感に反応して
伸縮するため、全幅均一に延伸することが一層困難とな
り、歩留まりが一層悪化していた。 そして、かかる欠陥が引取中ではなく、後の工程になっ
て初めて顕在化することもあり、その原因の究明が遅れ
ていたのであるが、上述のように本願発明者は、初め
て、その原因が横延伸工程での引取張力の不適正にある
ことを見出し、本願発明をなすに至ったものである。
この発明の目的は、上記問題点を解決することにあり、
そのために横延伸工程において、フィルムの引取張力を
常に適正な値に保つことのできる引取装置を提供するこ
とにある。 なお、本願発明の対象となる横延伸装置には、前述した
ような横延伸と同時に縦延伸をも行なう(二軸同時延
伸)ものも含まれる。
そのために横延伸工程において、フィルムの引取張力を
常に適正な値に保つことのできる引取装置を提供するこ
とにある。 なお、本願発明の対象となる横延伸装置には、前述した
ような横延伸と同時に縦延伸をも行なう(二軸同時延
伸)ものも含まれる。
この発明は、横延伸工程において、横延伸装置と引取ロ
ーラとの間に、フィルムの引取張力を常に適正値にしか
つ保持するめの、調節可能なダンサーロールを設け、変
位検出装置によりダンサーロールの変位を検出して、こ
の検出信号を引取ローラの回転速度を制御する速度制御
装置にフィードバックし、ダンサーロールの位置が基準
位置となるように引取ローラの速度を制御するものであ
って、詳しくは、特許請求の範囲に記載されたとおりの
構成要件を具備する。 横延伸工程においては、上述したように張力の変化が縦
延伸率の変化としてフィルムの品質に大きく影響し、特
に極薄フィルムの場合、それが顕著であるので、引取張
力に変動が生じた場合は、すみやかに張力変動を解消さ
せる必要がある。 ダンサーロールは、設定される押圧力とフィルムの張力
とのバランスにより位置が決まるものであり、フィルム
の張力が低下した場合はダンサーロールが降下してフィ
ルムの走行経路長を長くし、このことによってフィルム
をより緊張させ自動的にその張力を高め、逆に張力が上
昇した場合には、ダンサーロールが上昇してフィルムの
走行経路長を短くし、フィルムの緊張を緩めて自動的に
その張力を下げ、設定張力に回復させる機能を持ってい
るので、かかる張力調整に最も適したものである。 なお、ダンサーロールは、その変位に対してシートパス
の角度が変化し、張力の変化を伴う構造よりも、ダンサ
ーロールの変位に対してシートパスの角度変化が全くな
い構造あるいは少ない構造を利用することが好ましい。 そして、本願発明は、ダンサーロールの位置を検出し
て、その位置が基準位置となるように引取ローラの速度
を制御するようにしたので、横延伸装置からの送出速度
に対する引取ローラの引取速度と引取張力の両方を同時
に正確に、別々に管理することができる。
ーラとの間に、フィルムの引取張力を常に適正値にしか
つ保持するめの、調節可能なダンサーロールを設け、変
位検出装置によりダンサーロールの変位を検出して、こ
の検出信号を引取ローラの回転速度を制御する速度制御
装置にフィードバックし、ダンサーロールの位置が基準
位置となるように引取ローラの速度を制御するものであ
って、詳しくは、特許請求の範囲に記載されたとおりの
構成要件を具備する。 横延伸工程においては、上述したように張力の変化が縦
延伸率の変化としてフィルムの品質に大きく影響し、特
に極薄フィルムの場合、それが顕著であるので、引取張
力に変動が生じた場合は、すみやかに張力変動を解消さ
せる必要がある。 ダンサーロールは、設定される押圧力とフィルムの張力
とのバランスにより位置が決まるものであり、フィルム
の張力が低下した場合はダンサーロールが降下してフィ
ルムの走行経路長を長くし、このことによってフィルム
をより緊張させ自動的にその張力を高め、逆に張力が上
昇した場合には、ダンサーロールが上昇してフィルムの
走行経路長を短くし、フィルムの緊張を緩めて自動的に
その張力を下げ、設定張力に回復させる機能を持ってい
るので、かかる張力調整に最も適したものである。 なお、ダンサーロールは、その変位に対してシートパス
の角度が変化し、張力の変化を伴う構造よりも、ダンサ
ーロールの変位に対してシートパスの角度変化が全くな
い構造あるいは少ない構造を利用することが好ましい。 そして、本願発明は、ダンサーロールの位置を検出し
て、その位置が基準位置となるように引取ローラの速度
を制御するようにしたので、横延伸装置からの送出速度
に対する引取ローラの引取速度と引取張力の両方を同時
に正確に、別々に管理することができる。
押圧力調節部を調整すると付勢機構の設定値が変わり、
ダンサーロールの設定押圧力が変わる。 それにより、横延伸装置のフィルム搬出側から引き取ら
れるフィルムにかかる張力を変えることができ、延伸フ
ィルムの材質、厚みなどの延伸条件に応じた適正な引取
張力…送出フィルムの幅方向に沿って、均一な張力であ
って、その結果、縦方向にできるだけ均一な伸びと膜厚
を形成することができるフィルム張力…に適合する張力
を引取フィルムに付与することが容易になる。 また、延伸中、仮にフィルムに上述したような局所的な
しわやたるみなどの欠陥が現われても、押圧力調節部の
調整により、直ちに引取張力を調節し、延伸装置ないの
フィルムの延伸状態を改善して、欠陥をなくしたり少な
くするように対処することができる。 本発明は、延伸フィルムの引取張力をフィルムの延伸条
件に合わせ適正値に、安定、かつ正確に調整可能とした
ところに特徴を有するものである。
ダンサーロールの設定押圧力が変わる。 それにより、横延伸装置のフィルム搬出側から引き取ら
れるフィルムにかかる張力を変えることができ、延伸フ
ィルムの材質、厚みなどの延伸条件に応じた適正な引取
張力…送出フィルムの幅方向に沿って、均一な張力であ
って、その結果、縦方向にできるだけ均一な伸びと膜厚
を形成することができるフィルム張力…に適合する張力
を引取フィルムに付与することが容易になる。 また、延伸中、仮にフィルムに上述したような局所的な
しわやたるみなどの欠陥が現われても、押圧力調節部の
調整により、直ちに引取張力を調節し、延伸装置ないの
フィルムの延伸状態を改善して、欠陥をなくしたり少な
くするように対処することができる。 本発明は、延伸フィルムの引取張力をフィルムの延伸条
件に合わせ適正値に、安定、かつ正確に調整可能とした
ところに特徴を有するものである。
以下に、本発明の実施例を図面に沿って説明するが、本
実施例装置を構成する各部材は、本発明出願当時の当業
界における技術レベルの範囲内で任意に設計変更をする
ことが可能な部分があるから、格別の理由を示すことな
く本実施例の構成条件のみに基づいて本発明の要旨を限
定して解してはならない。 第1図は、本発明装置の好適な一実施例の概略構成を示
すもので、図中Tは、フィルム横延伸装置であって、横
延伸装置Tに供給されたフィルム素材は所定の間隔で配
置されたクリップTcにより、その両縁部を掴まれ(第
2図、第3図参照)、所要の幅、厚さのフィルムに延伸
され、横延伸装置Tから幅広の帯状シートSとして連続
的に送り出される。 横延伸装置Tから送り出された帯状シートSは、駆動用
モータM1により回転する引取ローラ1とニップローラ
1′の間に挾まれて確実に引取られる。 横延伸装置Tと引取ローラ1、ニップローラ1′との間
に連なる帯状シートSに沿って二つのガイドローラ2、
2を並行に設け、この二つのガイドローラ2、2の間に
おいて前記シートS上に載置され、ほぼ、U字形のシー
ト走行経路を形成すると共に、シートSの張力変動によ
り上下に案内され変位するダンサーロール9が設けてあ
る。 この実施例では、ダンサーロール9が下方へ移動すると
きは二つのガイドローラ2、2の間の帯状シート走行経
路長さが増加し、ダンサーロール9が上方へ移動すると
シート走行経路長さが減少するよう設けてある。 ダンサーロール9には、付勢機構(本実施例では空圧ア
クチュエータ)10によって引き上げ力が与えられ、ま
た、重力による引き下げ力が備わっている。 ダンサーロール9は、それ自体の重力による引き下げ力
から付勢機構10により与えられる引き上げ力を差し引い
た力(重さ)で、下方へ移動しようとするが、その力は
前記ロール9を保持する帯状シートSの張力と釣合が採
れている。 この下方へ移動しようとする力がダンサーロール9の押
圧力であり、それは上述シート走行経路長さを増加させ
る方向の力であり、また、帯状シートSに掛る張力の大
きさを変える力でもある。 ダンサーロール9の押圧力の大きさは、付勢機構10の駆
動力(引き上げ力)の大きさを変えることによって変わ
り、付勢機構10の駆動力の大きさは、押圧力調節部(本
実施例では圧力調整弁)10′を調節することによって変
えることができる。 すなわち、押圧力調節部10′を調節することによってダ
ンサーロール9の押圧力の大きさ、帯状シートSの張力
を容易に適正値に調整できる。 他方、ダンサーロール9の基準位置からの変位は、回転
型または直動型のポテンショメータあるいは差動変圧器
などの変位検出装置11により検出して、かくして検出さ
れた信号は、引取ローラ1の駆動用モータM1の速度制
御装置8へ送られる。速度制御装置8では、ダンサーロ
ール9の変位検出装置11から送られる検出信号と、設定
されている基準信号とを比較することにより、ダンサー
ロール9が変死したときは直ちに、これを基準位置へ戻
すための信号を発生させ、また、延伸装置Tのライン速
度検出装置5からのライン信号を受け、このライン速度
信号に応じてダンサーロール9を基準位置へ戻すための
信号を補正し、さらに増幅した上、駆動用モータM1に
送り、その回転速度を制御する。 すなわち、速度制御装置8は、ダンサーロール9が基準
位置より降下したときは引取ローラ1の回転速度を大き
くし、ダンサーロール9が基準位置より上がったときは
引取ローラ1の回転速度を小さくする。 引取ローラ1の回転速度が大きくなると、横延伸装置T
から送り出される帯状シートSの量より、引取ローラ1
により引き取られる前記シートの量が多くなるから、帯
状シートSの走行経路の長さが短くなり、それによって
ダンサーロール9は基準位置の方向へ引き上げられる。 また、引取ローラ1の回転速度が小さくなると、帯状シ
ートSは横延伸装置Tから送り出される量が、引取ロー
ラ1により引き取られる量よりも多くなるから、シート
Sの走行路の長さが長くなり、それによってダンサーロ
ール9は基準位置の方向へ引き降ろされる。 このようにダンサーロール9は速度制御装置8による引
取ローラ1の回転速度の制御によって常時、基準位置を
保持するよう許容範囲内で浮動状態にある。 浮動状態にあるダンサーロール9では、その押圧力(重
さ)と帯状シートSの張力による引き上げ力とが釣合状
態にあるから、この実施例の場合にはシートSの張力は
ダンサーロール9の押圧力の1/2の大きさが与えられ
る。 したがって、押圧調節部(圧力調節弁)10′を操作して
ダンサーロール9の押圧力を変えることにより、帯状シ
ートSに生ずる引取張力の大きさを適正値に、かつ、微
妙に調整することができる。 これにより、横延伸装置で横延伸中のフィルムには常
時、適正な引取張力が付与され、幅方向における縦方向
延伸率がほぼ、均一な、欠陥のないシートを送出し、引
取ることができる。 帯状シートSの引取張力の適正値は、たとえば当該フィ
ルムについて横延伸装置に搬入される側のフィルム素材
上の幅方向に直交して、あらかじめ直線を描いておいて
フィルムが横延伸された後も、できるだけ直線に近い状
態(理想的には直線)が維持されるような値を目標とす
る。 横延伸前に画かれた直線は、引取張力の大小に応じて横
延伸後、引取工程で弓形に変形し(これを「ボーイン
グ」という)、張力を取り除いた後も、このボーイング
が残ることが観察されている。 ボーイング発生の詳しいメカニズムは不明であるが、こ
のボーイングの大小は、フィルムの縦延伸率の不均一の
程度と同じ傾向を持って変化するので、ボーイングの大
きさを手掛かりにして、適正なフィルム引取張力を見出
すことができる。 なお、測定可能なフィルムについては、横延伸後のフィ
ルムにつて膜厚測定機で測定したフィルム厚さが、幅方
向に一様になるときの引取張力の値を設定しても良い。 このようにして、フィルムの延伸条件に応じた引取張力
の最適値は実験的に求めておき、そのデータを整理して
おくことが望ましい。 以上、本発明にかかる一実施例につき説明したが、本発
明の要旨を変えることなく、その実施態様を変更できる
ことは、たとえば、次のとおりである。 引取ローラは、フィルムを確実に引き取ることができれ
ば、ニップローラを備えることを要しないし、また、引
取ローラは横延伸装置あるいは巻取り装置の機枠に取付
けても良い。 フィルムの横延伸装置は、フィルムの両縁部を保持でき
るものであれば、その構造は問わない。 ダンサーロール9の付勢機構10としては、ダンサロール
単体の重量を利用したり、さらに重錘を併用したもの、
流体圧シリンダーやスクリュージャッキにより、一端を
ダンサーロールに直接または間接的に係止されたばねの
他端の位置を変え、ばねの引張力または圧縮力を加減す
る型式などの付勢手段を施しても良い。 なお、付勢機構の調節部は、圧力調整弁だけではなく、
付勢機構の構造に応じて随時操作可能な公知の装置を用
いることができる。 ダンサーロールは、二つのガイドローラの間に設けられ
たものに限られない。 また、ダンサーロールの移動の向きは、必ずしも上下方
向に限らない。 ダンサーロールの案内は直線的な案内機構あるいは軸を
支点として揺動する機構によって行ってもよい。 ダンサーロールの変位検出装置は、ダンサーロールの変
位を電気信号として検出する装置だけでなく、流体圧と
して検出する装置あるいは、単に機械的に変位を速度制
御装置に伝達する機構であってもよい。 さらに検出されたダンサーロールの変位信号は、基準信
号と比較せず、そのままライン信号と比較することもで
きる。 上述のように本実施例によれば、横延伸装置によって延
伸されつつあるフイルムの帯状シートSの張力分布をシ
ート引取張力設定装置によって調節してシート全幅にわ
たって均等になるよう制御し、延伸ムラ、厚みムラの少
ない高品質フイルムの帯状シートを連続して形成するこ
とができる。 かくして、本発明実施例の引取張力制御装置が創出する
効果は、従来の技術とその問題点で指摘されたような欠
陥製品、すなわち、横延伸工程で幅方向における縦延伸
率が均一にならないフィルムを原反に巻き取った場合の
しわや直円筒性が損なわれ次工程の分割巻取り製品が満
足に得られない問題の、根本的な原因が解決される。 また、横延伸されるフィルムの幅方向における縦延伸率
が均一にならない製品は、両端のトリミング量を大きく
とって救済しているのが操業現場の実情であり、しか
も、ミルロールを巻く工程と分割巻取工程の2度にわた
って繰り返されるための、縦延伸率をできるだけ均一化
するように改善し、このトリミング量を必要最小限に節
減することは、原料対製品収率の向上を達成する。 その試算例を、以下に紹介する。 従来機で、原反ロールを巻取る前に、グリップで掴ま
れ肉厚のままトリミング不可避の部分に加えて、品質を
安定化するために配慮して両トリミング(耳取り)され
るシート幅は、200mm×2=400mm程度とされている。 本実施例装置は上記耳取り幅を、少なくとも1/2以下に
することが可能であって、 仮りに、耳付きシートの全幅を5.7mとすれば、0.2/5.
7×100≒3.5%本実施例の実施によって、この製膜工程
だけで、3.5%の原料対製品収率をアップすることがで
きる。 してみると、このクラスの1製膜ラインだけでも、 日産2,500R×350日×3.5%=30,625R(R;連) の年間増収を図ることが可能になる。 現在、分割巻取工程で原反ロールを巻き戻してフィル
ムロールを巻取る際のスリッタ部でのトリミングロス
は、前記同様の理由、すなわち品質を安定にするため、
平均150mm幅×2=300mm程度とされている。 同様に延伸されたフィルムの品質を高く安定させること
によって前記トリミングロスを、1/2〜1/3に減らす事
ができ、これは2%程度の製品収率のアップに相当す
る。 したがって、日産2,500Rの生産とすれば、 2,500×2%×350日=17,500R/年となり、両方の工程
を合わせれば、30,625R+217,500R=48,125R/年 の収率アップ項目になる。 ただし、1R(連)=500m2(20μフィルムの場合) 本実施例によって、控え目にみても上記数値のような単
純な製品収率のアップを大幅に図ることができる。 また、仮りにトリミング分のすべてを原料として再生処
理することができたとしても(必ずしも100%回収でき
ないのが実情)、そのロスは製造コスト削減の根幹に関
わる顕著なものであって、シートを形成する迄の装置の
稼動にかかわる全てのコストを損うことになる。
実施例装置を構成する各部材は、本発明出願当時の当業
界における技術レベルの範囲内で任意に設計変更をする
ことが可能な部分があるから、格別の理由を示すことな
く本実施例の構成条件のみに基づいて本発明の要旨を限
定して解してはならない。 第1図は、本発明装置の好適な一実施例の概略構成を示
すもので、図中Tは、フィルム横延伸装置であって、横
延伸装置Tに供給されたフィルム素材は所定の間隔で配
置されたクリップTcにより、その両縁部を掴まれ(第
2図、第3図参照)、所要の幅、厚さのフィルムに延伸
され、横延伸装置Tから幅広の帯状シートSとして連続
的に送り出される。 横延伸装置Tから送り出された帯状シートSは、駆動用
モータM1により回転する引取ローラ1とニップローラ
1′の間に挾まれて確実に引取られる。 横延伸装置Tと引取ローラ1、ニップローラ1′との間
に連なる帯状シートSに沿って二つのガイドローラ2、
2を並行に設け、この二つのガイドローラ2、2の間に
おいて前記シートS上に載置され、ほぼ、U字形のシー
ト走行経路を形成すると共に、シートSの張力変動によ
り上下に案内され変位するダンサーロール9が設けてあ
る。 この実施例では、ダンサーロール9が下方へ移動すると
きは二つのガイドローラ2、2の間の帯状シート走行経
路長さが増加し、ダンサーロール9が上方へ移動すると
シート走行経路長さが減少するよう設けてある。 ダンサーロール9には、付勢機構(本実施例では空圧ア
クチュエータ)10によって引き上げ力が与えられ、ま
た、重力による引き下げ力が備わっている。 ダンサーロール9は、それ自体の重力による引き下げ力
から付勢機構10により与えられる引き上げ力を差し引い
た力(重さ)で、下方へ移動しようとするが、その力は
前記ロール9を保持する帯状シートSの張力と釣合が採
れている。 この下方へ移動しようとする力がダンサーロール9の押
圧力であり、それは上述シート走行経路長さを増加させ
る方向の力であり、また、帯状シートSに掛る張力の大
きさを変える力でもある。 ダンサーロール9の押圧力の大きさは、付勢機構10の駆
動力(引き上げ力)の大きさを変えることによって変わ
り、付勢機構10の駆動力の大きさは、押圧力調節部(本
実施例では圧力調整弁)10′を調節することによって変
えることができる。 すなわち、押圧力調節部10′を調節することによってダ
ンサーロール9の押圧力の大きさ、帯状シートSの張力
を容易に適正値に調整できる。 他方、ダンサーロール9の基準位置からの変位は、回転
型または直動型のポテンショメータあるいは差動変圧器
などの変位検出装置11により検出して、かくして検出さ
れた信号は、引取ローラ1の駆動用モータM1の速度制
御装置8へ送られる。速度制御装置8では、ダンサーロ
ール9の変位検出装置11から送られる検出信号と、設定
されている基準信号とを比較することにより、ダンサー
ロール9が変死したときは直ちに、これを基準位置へ戻
すための信号を発生させ、また、延伸装置Tのライン速
度検出装置5からのライン信号を受け、このライン速度
信号に応じてダンサーロール9を基準位置へ戻すための
信号を補正し、さらに増幅した上、駆動用モータM1に
送り、その回転速度を制御する。 すなわち、速度制御装置8は、ダンサーロール9が基準
位置より降下したときは引取ローラ1の回転速度を大き
くし、ダンサーロール9が基準位置より上がったときは
引取ローラ1の回転速度を小さくする。 引取ローラ1の回転速度が大きくなると、横延伸装置T
から送り出される帯状シートSの量より、引取ローラ1
により引き取られる前記シートの量が多くなるから、帯
状シートSの走行経路の長さが短くなり、それによって
ダンサーロール9は基準位置の方向へ引き上げられる。 また、引取ローラ1の回転速度が小さくなると、帯状シ
ートSは横延伸装置Tから送り出される量が、引取ロー
ラ1により引き取られる量よりも多くなるから、シート
Sの走行路の長さが長くなり、それによってダンサーロ
ール9は基準位置の方向へ引き降ろされる。 このようにダンサーロール9は速度制御装置8による引
取ローラ1の回転速度の制御によって常時、基準位置を
保持するよう許容範囲内で浮動状態にある。 浮動状態にあるダンサーロール9では、その押圧力(重
さ)と帯状シートSの張力による引き上げ力とが釣合状
態にあるから、この実施例の場合にはシートSの張力は
ダンサーロール9の押圧力の1/2の大きさが与えられ
る。 したがって、押圧調節部(圧力調節弁)10′を操作して
ダンサーロール9の押圧力を変えることにより、帯状シ
ートSに生ずる引取張力の大きさを適正値に、かつ、微
妙に調整することができる。 これにより、横延伸装置で横延伸中のフィルムには常
時、適正な引取張力が付与され、幅方向における縦方向
延伸率がほぼ、均一な、欠陥のないシートを送出し、引
取ることができる。 帯状シートSの引取張力の適正値は、たとえば当該フィ
ルムについて横延伸装置に搬入される側のフィルム素材
上の幅方向に直交して、あらかじめ直線を描いておいて
フィルムが横延伸された後も、できるだけ直線に近い状
態(理想的には直線)が維持されるような値を目標とす
る。 横延伸前に画かれた直線は、引取張力の大小に応じて横
延伸後、引取工程で弓形に変形し(これを「ボーイン
グ」という)、張力を取り除いた後も、このボーイング
が残ることが観察されている。 ボーイング発生の詳しいメカニズムは不明であるが、こ
のボーイングの大小は、フィルムの縦延伸率の不均一の
程度と同じ傾向を持って変化するので、ボーイングの大
きさを手掛かりにして、適正なフィルム引取張力を見出
すことができる。 なお、測定可能なフィルムについては、横延伸後のフィ
ルムにつて膜厚測定機で測定したフィルム厚さが、幅方
向に一様になるときの引取張力の値を設定しても良い。 このようにして、フィルムの延伸条件に応じた引取張力
の最適値は実験的に求めておき、そのデータを整理して
おくことが望ましい。 以上、本発明にかかる一実施例につき説明したが、本発
明の要旨を変えることなく、その実施態様を変更できる
ことは、たとえば、次のとおりである。 引取ローラは、フィルムを確実に引き取ることができれ
ば、ニップローラを備えることを要しないし、また、引
取ローラは横延伸装置あるいは巻取り装置の機枠に取付
けても良い。 フィルムの横延伸装置は、フィルムの両縁部を保持でき
るものであれば、その構造は問わない。 ダンサーロール9の付勢機構10としては、ダンサロール
単体の重量を利用したり、さらに重錘を併用したもの、
流体圧シリンダーやスクリュージャッキにより、一端を
ダンサーロールに直接または間接的に係止されたばねの
他端の位置を変え、ばねの引張力または圧縮力を加減す
る型式などの付勢手段を施しても良い。 なお、付勢機構の調節部は、圧力調整弁だけではなく、
付勢機構の構造に応じて随時操作可能な公知の装置を用
いることができる。 ダンサーロールは、二つのガイドローラの間に設けられ
たものに限られない。 また、ダンサーロールの移動の向きは、必ずしも上下方
向に限らない。 ダンサーロールの案内は直線的な案内機構あるいは軸を
支点として揺動する機構によって行ってもよい。 ダンサーロールの変位検出装置は、ダンサーロールの変
位を電気信号として検出する装置だけでなく、流体圧と
して検出する装置あるいは、単に機械的に変位を速度制
御装置に伝達する機構であってもよい。 さらに検出されたダンサーロールの変位信号は、基準信
号と比較せず、そのままライン信号と比較することもで
きる。 上述のように本実施例によれば、横延伸装置によって延
伸されつつあるフイルムの帯状シートSの張力分布をシ
ート引取張力設定装置によって調節してシート全幅にわ
たって均等になるよう制御し、延伸ムラ、厚みムラの少
ない高品質フイルムの帯状シートを連続して形成するこ
とができる。 かくして、本発明実施例の引取張力制御装置が創出する
効果は、従来の技術とその問題点で指摘されたような欠
陥製品、すなわち、横延伸工程で幅方向における縦延伸
率が均一にならないフィルムを原反に巻き取った場合の
しわや直円筒性が損なわれ次工程の分割巻取り製品が満
足に得られない問題の、根本的な原因が解決される。 また、横延伸されるフィルムの幅方向における縦延伸率
が均一にならない製品は、両端のトリミング量を大きく
とって救済しているのが操業現場の実情であり、しか
も、ミルロールを巻く工程と分割巻取工程の2度にわた
って繰り返されるための、縦延伸率をできるだけ均一化
するように改善し、このトリミング量を必要最小限に節
減することは、原料対製品収率の向上を達成する。 その試算例を、以下に紹介する。 従来機で、原反ロールを巻取る前に、グリップで掴ま
れ肉厚のままトリミング不可避の部分に加えて、品質を
安定化するために配慮して両トリミング(耳取り)され
るシート幅は、200mm×2=400mm程度とされている。 本実施例装置は上記耳取り幅を、少なくとも1/2以下に
することが可能であって、 仮りに、耳付きシートの全幅を5.7mとすれば、0.2/5.
7×100≒3.5%本実施例の実施によって、この製膜工程
だけで、3.5%の原料対製品収率をアップすることがで
きる。 してみると、このクラスの1製膜ラインだけでも、 日産2,500R×350日×3.5%=30,625R(R;連) の年間増収を図ることが可能になる。 現在、分割巻取工程で原反ロールを巻き戻してフィル
ムロールを巻取る際のスリッタ部でのトリミングロス
は、前記同様の理由、すなわち品質を安定にするため、
平均150mm幅×2=300mm程度とされている。 同様に延伸されたフィルムの品質を高く安定させること
によって前記トリミングロスを、1/2〜1/3に減らす事
ができ、これは2%程度の製品収率のアップに相当す
る。 したがって、日産2,500Rの生産とすれば、 2,500×2%×350日=17,500R/年となり、両方の工程
を合わせれば、30,625R+217,500R=48,125R/年 の収率アップ項目になる。 ただし、1R(連)=500m2(20μフィルムの場合) 本実施例によって、控え目にみても上記数値のような単
純な製品収率のアップを大幅に図ることができる。 また、仮りにトリミング分のすべてを原料として再生処
理することができたとしても(必ずしも100%回収でき
ないのが実情)、そのロスは製造コスト削減の根幹に関
わる顕著なものであって、シートを形成する迄の装置の
稼動にかかわる全てのコストを損うことになる。
本発明によれば、付勢機構の押圧張力調節部を操作する
ことにより横延伸装置におけるフイルム材質や厚みなど
の延伸条件に応じて、運転中でも適時に引取張力を最適
値(横延伸装置内のフィルムの縦延伸率が幅方向でほ
ぼ、均一となるときの延伸フィルム掛かる引取張力)に
調整することができる。 また、ダンサーロールの押圧力を調節してフィルムに引
取張力を与えるので、稼働中に自由に、微細な、かつ、
常に安定して広範囲に張力制御が可能である。 さらに、延伸装置の始動時、厚み変更のための速度変更
時および通常運転時の、いかなる場合にも、延伸装置の
駆動系と引取装置の駆動系との慣性力の違いにより生ず
るフィルムの張力変動をダンサーロールにより吸収し、
フィルムの破断事故を防ぎ安定した操業が常に保てる。 以上述べたように、従来、フィルムの引取張力の不適合
により生じていたフィルムの局部的なしわ、弛み等の欠
陥を防ぐことができ、極薄フィルムの延伸においても品
質の良好なフィルムを形成できる。 その結果、横延伸装置以降の工程で歩留まり率が上昇
し、生産性が向上する等々、従来装置には期待すること
ができない格別な作用・効果を奏するものとなる。
ことにより横延伸装置におけるフイルム材質や厚みなど
の延伸条件に応じて、運転中でも適時に引取張力を最適
値(横延伸装置内のフィルムの縦延伸率が幅方向でほ
ぼ、均一となるときの延伸フィルム掛かる引取張力)に
調整することができる。 また、ダンサーロールの押圧力を調節してフィルムに引
取張力を与えるので、稼働中に自由に、微細な、かつ、
常に安定して広範囲に張力制御が可能である。 さらに、延伸装置の始動時、厚み変更のための速度変更
時および通常運転時の、いかなる場合にも、延伸装置の
駆動系と引取装置の駆動系との慣性力の違いにより生ず
るフィルムの張力変動をダンサーロールにより吸収し、
フィルムの破断事故を防ぎ安定した操業が常に保てる。 以上述べたように、従来、フィルムの引取張力の不適合
により生じていたフィルムの局部的なしわ、弛み等の欠
陥を防ぐことができ、極薄フィルムの延伸においても品
質の良好なフィルムを形成できる。 その結果、横延伸装置以降の工程で歩留まり率が上昇
し、生産性が向上する等々、従来装置には期待すること
ができない格別な作用・効果を奏するものとなる。
第1図は、本発明の一実施例の概略構成図、第2図は、
引取張力が適正値よりも大きいときの延伸中のシートの
伸び状態を示す説明図、第3図は、引取張力が適正値よ
りも小さいときの延伸中のシートの伸び状態を示す説明
図である。 符号の説明 1……引取ローラ 1′……ニップローラ 2……ガイドローラ 5……ライン速度検出装置 8……速度制御装置 9……ダンサーロール 10……付勢機構 10′……押圧力調節部 11……変位検出装置 T……フィルム延伸装置 Tc……クリップ S……シート M1……引取駆動モータ。
引取張力が適正値よりも大きいときの延伸中のシートの
伸び状態を示す説明図、第3図は、引取張力が適正値よ
りも小さいときの延伸中のシートの伸び状態を示す説明
図である。 符号の説明 1……引取ローラ 1′……ニップローラ 2……ガイドローラ 5……ライン速度検出装置 8……速度制御装置 9……ダンサーロール 10……付勢機構 10′……押圧力調節部 11……変位検出装置 T……フィルム延伸装置 Tc……クリップ S……シート M1……引取駆動モータ。
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂素材の両縁部をクリップで保持
し、少なくとも幅方向に延伸するフィルム横延伸装置か
ら送り出されるフィルムを、引取ローラにより引取るフ
ィルム引取装置であって、上記横延伸装置と引取ローラ
との間に設けたダンサーローラと、前記ダンサーロール
の付勢機構と、横延伸装置から送り出されるフィルムの
幅方向に沿って縦方向延伸率が、ほぼ均一となる適正引
取張力をフィルムに与える調節可能な付勢機構の押圧力
調節部と、上記ダンサーロールの変位検出装置と、前記
変位検出装置からの検出信号を受け、上記ダンサーロー
ルを基準位置へ戻すように上記引取ローラの回転速度を
制御する速度制御装置とを備えることを特徴とするフィ
ルム引取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60190185A JPH0662235B2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | フイルム引取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60190185A JPH0662235B2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | フイルム引取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6251548A JPS6251548A (ja) | 1987-03-06 |
| JPH0662235B2 true JPH0662235B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=16253864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60190185A Expired - Fee Related JPH0662235B2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | フイルム引取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0662235B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4899242B2 (ja) * | 2001-01-05 | 2012-03-21 | 大日本印刷株式会社 | セパレートフィルム剥離装置 |
| JP2006150659A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Nippon Zeon Co Ltd | 延伸フィルムの製造方法及び位相差フィルム |
| CN115155941A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-10-11 | 上海福赛特机器人有限公司 | 一种pe膜涂覆装置 |
| CN116929935B (zh) * | 2023-09-18 | 2023-12-12 | 常州市武进广宇花辊机械有限公司 | 一种无纺布纺粘成网缺陷检测装置及检测方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS489177U (ja) * | 1971-06-14 | 1973-02-01 | ||
| JPS5661258A (en) * | 1979-10-17 | 1981-05-26 | Toshiba Corp | Tension controlling apparatus |
-
1985
- 1985-08-29 JP JP60190185A patent/JPH0662235B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「紙とプラスチック」第12巻,通巻134号(1984年6月号)昭和59年6月15日加工技術研究会発行,P.35〜45,P46〜51 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6251548A (ja) | 1987-03-06 |
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