JPH066228U - 万能帙 - Google Patents

万能帙

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JPH066228U
JPH066228U JP5143592U JP5143592U JPH066228U JP H066228 U JPH066228 U JP H066228U JP 5143592 U JP5143592 U JP 5143592U JP 5143592 U JP5143592 U JP 5143592U JP H066228 U JPH066228 U JP H066228U
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JP
Japan
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book
present
books
scoop
restraint band
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JP5143592U
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博 鹿島
治 鹿島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異なる寸法の書冊に適合させることができ、従
って大量生産することの可能な、安価な帙を提供するこ
とを目的とする。 【構成】長方形の本体(12)を備えた帙(10)におい
て、本体(12)には、書冊(50)を縦方向に拘束するた
めの第1の拘束帯(40)と書冊を横方向に拘束するため
の第2の拘束帯(42)の一端を夫々固定し、帙の高さお
よび幅よりも小さな高さおよび幅を有する書冊をも移動
不能に収納し得るようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】 【産業上の利用分野】
本考案は、書冊を保護するための帙(ちつ)に係り、特に、古文書や稀有書 のような価値の高い書冊を保護するに好適な帙に関する。より詳しくは、本考案 は、異なる寸法の書冊を収納するようになった万能帙に関する。
【0002】
【従来の技術】
公立若しくは私立の図書館や私設書庫では、古文書や稀有本などのような学 術的、文化的並びに経済的に価値の高い古い書冊を保管しなければならないこと がある。年代を経て装丁が傷んだ古書は、新しい装丁材料を用いて修復され再び 閲覧に供される場合もあるが、内容をマイクロフィルムに撮影した上で、又は、 マイクロフィルム撮影をすることなく、傷んだまゝの現状で大切に保管される場 合も多い。
【0003】 古来、古書を現状通りの姿で保管するためには、図1に示したような帙(ちつ )が使用されている。帙は一般に厚紙に布を貼って作られており、傷んだ古書は この帙で梱包された上で保管される。取り扱いの際に古書が帙の中で移動すると 傷んだ古書に更に損傷が生じるので、夫々の帙は収納される古書が内部で移動し ないように古書の寸法にピッタリと合わせて制作される。このため、収納すべき 個々の古書の寸法を測定し、帙の材料を古書の寸法に合わせて切断し、斯く準備 された帙の各部分を布で連結することにより、帙は製本職人によって1つづつ制 作されて来た。従って、従来の帙は高価である。また、大量生産ができず、かつ 、職人の数も不足する傾向にあるので、製本業界は帙に対する需要を満たすこと ができないのが現状である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、異なる寸法(高さと幅)の書冊に適合させることができ、 従って大量生産することの可能な、安価な帙を提供することにある。
【0005】
【考案の構成】 【課題を解決するための手段】
本考案は、長方形の本体を備え書冊を収納するための帙において、前記本体 には書冊を縦方向に拘束するための第1の拘束帯と書冊を横方向に拘束するため の第2の拘束帯の一端を夫々固定したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案の帙に収納可能な書冊の最大高さと最大幅は本体の縦方向長さと横幅 により定まり、最大厚さは帙の厚さにより定まる。本体の高さおよび幅よりも小 さな高さおよび幅を有する書冊を収納する場合には、書冊は本体の隣接する2辺 (例えば、右辺と下辺)を基準として位置決めされ、第1拘束帯によって縦方向 に固定されると共に、第2拘束帯によって横方向に固定される。
【0007】 従って、帙の高さと幅が、収納すべき書冊の高さと幅に正確に合っていない場 合でも、第1拘束帯と第2拘束帯とを用いて書冊を帙内に縦横方向にピッタリと 固定することができるので、帙の寸法よりも小さな寸法の書冊をも移動不能に固 定することができる。従って、収納された書冊が取り扱いの際に帙の内部で移動 することがないので、装丁が傷んだ古書でも更に傷みを生じさせることなく安全 に保管することができる。また、拘束帯は古書に面接触するので、古書の角を傷 めることがない。
【0008】 このように、本考案の帙は異なる高さと幅を有する書冊に適合するので、厚さ の異なる何種類かの標準サイズの帙を準備しておくだけで、大抵の寸法の書冊に 適合させることができる。従って、本考案によれば、帙を大量生産することが可 能となる。
【0009】 本考案の上記特徴や効果、ならびに、他の特徴や利点は、以下の実施例の記載 に従い更に明らかとなろう。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を示す添付図面を参照しながら、本考案をより詳しく 説明する。図2は本考案の一実施例に係る帙を示すもので、帙10は長方形の本 体12を備え、この長方形本体12は上辺14と下辺16と右辺18と左辺20 によって画定されている。従来型の帙と同様に、本体のこれらの四辺には、天板 22、地板24、背幅26、小口板28が夫々接合してあり、それらは更に上袖 30、下袖32、右袖34、左袖36に夫々接合されている。本体12とこれら の部材22、24、26、28、30、32、34、36は、従来の技術に従い 布貼りの厚紙により制作される。右袖34には爪付きの例えば2本の紐38が固 定してあり、小口板28に設けた止め輪(図示せず)に爪を係合させることによ り、周知の態様に従い右袖34を閉じるようになっている。
【0011】 本考案に従い、本体12には、右辺18に隣接して縦方向拘束帯40が配置し てあると共に、下辺16に隣接して横方向拘束帯42が配置してある。これらの 拘束帯40および42は、例えば不織布により形成することができ、それらの一 端は図2にハッチングで示した領域44において本体12に接着されている。図 示した実施例では拘束帯40と42とは別々に形成されているが、同一のブラン クを切り抜くことにより一体的に形成してもよいし、或いは1枚のシートで形成 してもよい。
【0012】 使用者が本考案の帙10を用いて書冊を梱包する作業を容易にするため、これ らの袖30、32、34、36および拘束帯40、42の適宜箇所には、折り畳 みの手順を示す指標46が設けてある。斯る指標46は、例えば、折り畳みの順 序を表す“1”、“2”、“3”・・・“8”の数字からなる。
【0013】 次に、図3から図11を併せ参照しながら、本考案の万能帙10を用いて種々 の寸法の書冊を梱包する方法の一例を説明する。先ず、収納すべき書冊50は、 例えば図3に示したように、本体12の右辺18と下辺16を基準として本体1 2上に位置決めされる。その際、本体12の右辺18に沿って書冊50の背を配 置し、下辺16に沿って書冊の地を配置するのが便利であろう。書冊50の高さ と幅が本体12の高さと幅より小さい場合には、図3に示したように、本体12 の上辺14と書冊50の天との間に空隙が生じると共に、本体12の左辺20と 書冊50の小口との間に空隙が生じ、梱包された書冊が取り扱いの際に帙10の 内部で移動する危険が生じるであろう。本考案の帙10においては、以下の順序 で書冊を固定することにより、斯る移動は防止される。
【0014】 最初に、縦方向拘束帯40の表面に表示された手順“1”を表す指標46の教 示に従い、縦方向拘束帯40を書冊50の天側の縁に沿って折り曲げる(図4) 。この時、縦方向拘束帯40の裏面に付された手順“3”を示す指標が現れる( 図4)。
【0015】 次に、横方向拘束帯42の表面に印刷された手順“2”を表す指標46の教示 に従い、横方向拘束帯42を書冊50の小口側の縁に沿って折り曲げ、縦方向拘 束帯40に重ねる(図5)。この時、横方向拘束帯42の裏面に付された手順“ 5”を示す指標が現れるであろう(図5)。
【0016】 次に、手順“3”を表す指標に従い、縦方向拘束帯40の端部を横方向拘束帯 42の上に折り曲げた後(図6)、下袖32に付された手順“4”の指標に従い 、下袖32を縦方向拘束帯40の上に重ねる(図7)。
【0017】 次に、横方向拘束帯42の裏面の手順“5”の指標に従い、下袖32の右縁に 沿って横方向拘束帯42を下袖32の上に折り曲げる(図8)。これにより、下 袖32は横方向拘束帯42に係合し、一方、横方向拘束帯42は書冊50を横方 向に拘束するので、書冊50は横方向に移動できなくなる。同時に、横方向拘束 帯42は縦方向拘束帯40の下端を支持し、縦方向拘束帯40は書冊50を縦方 向に拘束するので、書冊50は縦方向に移動できなくなる。このようにして、書 冊50は、本体12の右辺18と下辺16を基準として位置決めされ、縦横いづ れの方向にも移動できないように固定される。従って、本体12の寸法(高さと 幅)よりも小さな寸法(高さと幅)の書冊を梱包することにより、書冊と天板2 2および小口板28との間に空隙が生じても、書冊50は拘束帯40および42 によって確実に固定される。しかも、拘束帯40および42は書冊に面接触する ので、書冊の角を傷めることがない。
【0018】 次に、上袖30を書冊の上に重ねると共に(図9)、左袖36を折り重ねる( 図10)。そして、最後に、右袖34を折り重ね(図11)、小口板28の裏面 に配置された止め輪(図示せず)に閉じ紐38の爪を係合させれば、梱包が完了 する。この状態では、帙10の題簽52により書冊の題を容易に確認することが できる。
【0019】 以上には、本考案の万能帙10の使用の一例を説明したが、本考案の万能帙1 0は異なる種々の折り曲げ手順に従い使用することもできよう。例えば、指標“ 2”、“1”、“7”、“3”と“5”、“4”の順に折り曲げてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案の万能帙は、本体12の高さおよび幅よりも小さ な高さおよび幅を有する書冊50でも、2本の拘束帯40および42によって縦 横方向に移動不能にピッタリと固定できるので、傷んだ古書でも損傷から保護す ることができ、実用上著しく便利である。
【0021】 本考案の万能帙は、このように、種々の高さと幅を有する書冊に適合するので 、厚さの異なる何種類かの標準サイズの帙を準備しておくだけで、大抵の寸法の 書冊に適合させることができる。従って、本考案によれば、帙を安価に大量生産 することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の帙の斜視図である。
【図2】図2は、本考案の帙の斜視図である。
【図3】図3は、本考案の帙の使用方法を示す斜視図で
ある。
【図4】図4は、本考案の帙の使用方法を示す斜視図で
ある。
【図5】図5は、本考案の帙の使用方法を示す斜視図で
ある。
【図6】図6は、本考案の帙の使用方法を示す斜視図で
ある。
【図7】図7は、本考案の帙の使用方法を示す斜視図で
ある。
【図8】図8は、本考案の帙の使用方法を示す斜視図で
ある。
【図9】図9は、本考案の帙の使用方法を示す斜視図で
ある。
【図10】図10は、本考案の帙の使用方法を示す斜視
図である。
【図11】図11は、本考案の帙により書冊を梱包した
ところを示す斜視図である。
【符号の説明】
10: 万能帙 12: 本体 40: 縦方向拘束帯 42: 横方向拘束帯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の本体(12)を備え書冊を収納す
    るための帙(10)において、前記本体(12)には書冊を
    縦方向に拘束するための第1の拘束帯(40)と書冊を横
    方向に拘束するための第2の拘束帯(42)の一端を夫々
    固定し、もって、帙の寸法よりも小さな寸法の書冊をも
    移動不能に収納し得るようにしたことを特徴とする帙。
JP5143592U 1992-06-29 1992-06-29 万能帙 Pending JPH066228U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5143592U JPH066228U (ja) 1992-06-29 1992-06-29 万能帙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5143592U JPH066228U (ja) 1992-06-29 1992-06-29 万能帙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066228U true JPH066228U (ja) 1994-01-25

Family

ID=12886854

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5143592U Pending JPH066228U (ja) 1992-06-29 1992-06-29 万能帙

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JP (1) JPH066228U (ja)

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