JPH0662648B2 - 高純度レシチンの製造方法 - Google Patents

高純度レシチンの製造方法

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JPH0662648B2
JPH0662648B2 JP62148810A JP14881087A JPH0662648B2 JP H0662648 B2 JPH0662648 B2 JP H0662648B2 JP 62148810 A JP62148810 A JP 62148810A JP 14881087 A JP14881087 A JP 14881087A JP H0662648 B2 JPH0662648 B2 JP H0662648B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高純度レシチンの製造方法に関する。レシチン
は学問的には、コリン基を有するグリセロリン脂質であ
るホスファチジルコリンであるが、産業界、広く一般的
には、ダイズ,卵黄,綿実あるいは、ヒマワリ種子から
抽出されたリン脂質の混合物がレシチンとよばれてい
る。その主な成分はホスファチジルコリン、リゾホスフ
ァチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、リ
ゾホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセ
リン、ホスファチジルイノシトールなどである。本発明
書においても、ダイズ,卵黄,綿実あるいは、ヒマワリ
種子から抽出されたリン脂質の混合物をレシチンと呼
び、ホスファチジルコリンと区別する。
レシチンは乳化剤として食品、化粧品分野で広く用いら
れているのみならず、最近では、レシチンの医薬品への
用途開発もさかんである。たとえば、レシチンと高血圧
の関係が種々調べられ、レシチンが血中コレステロール
を低下させるということが言われている。又、レシチン
の成分のひとつであるホスファチジルコリンを主要原料
として調製されるリポソーム(脂質二重膜)は、ドラッ
グデリバリーシステムに用いられる。さらに、このホス
フアチジルコリンは、脳へのアセチルコリンの供給源に
なるとされ、レシチンによる老化防止、記憶力の改善等
の研究も注目されている。レシチンは生体膜の構成成分
であり、生体にとって非常に重要な物質である。レシチ
ンの成分は、それぞれ種々の生理作用を有し、それらを
医薬品として用いる試みも、まだ研究段階であるが、か
なり進んでいる。
このようにレシチンの用途は、今や単なる食品あるいは
化粧品用の乳化剤としてだけではなく、レシチン個々の
成分のあるいはレシチン全体の生体に対する機能を積極
的に医薬分野へ利用することが現在望まれている。
(従来技術) 以上の様な市場の要求に答える為には、より高純度のす
なわち、固形分に対するレシチン重量比の高いレシチン
が必要である。従来、レシチンはダイズ油抽出残査、あ
るいは卵黄より抽出されている。工業的抽出方法は、抽
出操作時、人体への毒性が心配されているメタノール、
クロロホルム、ジメチルエーテル、イソプロピルアルコ
ール等の有機溶剤抽出法が一般的である。この方法によ
るレシチンはトリグリセライド,コレステロール及び黄
色色素等を不純物として含み、その純度はよくない。現
在、市販されているレシチンのほとんどはこの有機溶剤
抽出法によるものである。そのレシチン純度は、全固形
分に対するレシチン重量比で40〜60%ぐらいのもの
が多く、その色調の黄色で好ましくない。
レシチンの純度をさらに高める為に、実験室的にはシリ
カゲル,アルミナ等を担体としたカラムクロマトグラフ
ィーが行われる。これにより、高純度レシチンが得られ
るが、この方法は多量の有機溶媒を必要とする為、工業
的方法とは言いがたい。最近、超臨界抽出方法によるレ
シチンの抽出が行われている。純度の高いレシチンが得
られるが、この方法は非常に高価な設備が必要であるの
みならず、レシチン抽出コストも非常に高く、あまり一
般的ではない。
古典的な方法であるが、レシチンの抽出、及びそれに続
くホスファチジルコリンの精製法にパングボーンズ・メ
ソッド(Pangborn’s method)があ
る。〔パングボーン(Pangborn,M.C.):
ジャーナル オブ バイオロジカル ケミストリー
(J.Biol.Chem.)第188巻:471頁,
1950年〕 (発明が解決しようとする問題点) パングボーンズ・メソッドでは、まずエタノールを用い
てレシチンの抽出が行われる。次に、レシチンのエタノ
ール粗抽出液に塩化カドミウムを加え、レシチン−塩化
カドミウムの複合体を形成させ、それを沈殿として回収
する。その後、煩雑な操作をくり返し、レシチンの成分
のひとつであるホスファチジルコリンのみを抽出し精製
する。この方法の欠点は非常に毒性の高い塩化カドミウ
ムを用いることである。したがってカドミウムの除去は
完全に行わねばならず、非常に煩雑な操作をくり返さな
くてはならない。
(問題を解決する為の手段) パングボーンズ・メソッドではレシチンの沈殿形成にお
いて、人体にきわめて有毒な塩化カドミウムを用いると
いう大きな欠点を有する。しかしながら、はじめの抽出
操作で、人体への毒性のないエタノールを用いレシチン
を選択的に抽出する点、大量の処理が可能な点、高価な
設備を必要としない点で非常に魅力的な方法でもある。
本発明者らは、パングボーンズ・メソッドの利点を生か
し工業的に広く用いることのできる高純度レシチンの製
造方法を開発する目的で、塩化カドミウムに代わる二価
金属塩の選択を行った。その結果、レシチンの沈澱形成
において、塩化亜鉛が塩化カドミウム以上の効果を発揮
すること、およびそのレシチンに対する添加量を見い出
した。それにつづき、塩化亜鉛の除去をレシチン−塩化
亜鉛複合体沈澱を氷却下アセトンで洗浄する事により行
い、同時に、その沈殿中に不純物として含まれるトリグ
リセライド、コレステロールなどのアセトン可溶物をア
セトン中へ抽出し、レシチンの純度をさらに高めるとい
う方法を開発した。
すなわ本発明は、レシチンのエタノール粗抽出液に塩化
亜鉛をレシチンに対して10重量%以上溶解し、又は塩
化亜鉛のエタノール溶液をレシチンに対して塩化亜鉛の
割合が10重量%以上となるよう添加し、レシチン−塩
化亜鉛複合体沈澱を形成させる、この沈澱を集め、氷冷
下でアセトンにより洗浄し、塩化亜鉛および沈澱中わず
かに残留するアセトン可溶物を除去し高純度レシチンを
得ることを特徴とする高純度レシチンの製造方法に関す
る。
(作用) レシチンはエタノールにより、効率よく選択的に抽出さ
れるが、それでも尚、不純物としてトリグリセライド,
コレステロール及び色素を含むのが普通である。従っ
て、本発明におけるレシチンのエタノール粗抽出液と
は、ダイズ,卵黄,綿実あるいは、ヒマワリ種子のエタ
ノール抽出液、あるいは、一般に市販されている粗レシ
チンをエタノールに溶解した液を言う。このレシチンの
エタノール粗抽出液に塩化亜鉛を溶解する。塩化亜鉛の
添加量はレシチン重量に対して10%以上であることが
必要である。それ未満ではレシチン−塩化亜鉛複合体沈
殿の形成が、工業的製造を目的としては充分でない。
本発明におけるレシチンのエタノール粗抽出液中のレシ
チン濃度であるが、レシチンとして0.5%(5mg/
ml)以上を含むことが望ましい。0.5%未満のレシ
チン濃度では、レシチン−塩化亜鉛複合体沈殿の形成が
充分ではない。工業的スケールでレシチンの製造を考え
た場合、はじめの抽出液のレシチン濃度は高い方が望ま
しい。
レシチン−塩化亜鉛複合体を沈殿として集める方法は遠
心分離、濾過等の一般的な沈殿回収方法が用いられる。
この沈殿をアセトンで洗浄する。アセトンの液量は多い
程、塩化亜鉛、及び、沈殿中にわずかであるが夾雑して
きたトリグリセライド,コレステロール,色素等のアセ
トン可溶性成分を抽出除去し、レシチンの純度を高める
のに効果がある。経済性を考えて、通常、沈殿重量の約
5倍量のアセトンを用いれば充分である。アセトン洗浄
の操作液温は0℃以下であることが必要である。室温で
も可能であるがこの場合、比較例に示すように、レシチ
ンの回収率および純度が悪くなる。
レシチンはアセトンに不溶である。レシチンと複合体を
形成する2価金属塩、たとえば、塩化マグネシューム,
塩化カルシュウム,塩化カドミウム,塩化亜鉛などの内
で、塩化亜鉛のみがアセトンに非常によく溶解する。従
って、このアセトン洗浄による塩化亜鉛の除去が可能と
なる。しかもこの時、レシチン−塩化亜鉛複合体沈殿に
不純物として若干含まれてくるトリグリセライド,コレ
ステロール,色素等もアセトンに可溶である為、同時に
除去される。アセトン洗浄後のレシチン沈殿はクロロホ
ルムに溶解した時、無色透明な液となり、そのレシチン
純度は99.5%以上となる。以下に試験例を示し、さ
らに詳細に本発明の説明を行う。
試験例−1 生卵黄500gに対し1500gの95%エタノールを
加え、室温で1時間攪拌後、遠心分離3000×G,1
0分間行い、沈殿を得る。沈殿に対し、4000gの9
5%エタノールを加え上記同様操作行い、卵黄エタノー
ル抽出液を得る。これをレシチンのエタノール粗抽出液
とする。
レシチンのエタノール粗抽出液45ml(レシチン60
0mgを含む)に10%濃度の塩化カドミウム水溶液、
塩化マグネシウム水溶液、塩化カルシウム水溶液及び塩
化亜鉛水溶液のそれぞれ5mlを加える。対照は、脱イ
オン水5mlを加える。室温で30分間攪拌後、沈殿を
濾紙濾過により集める。沈殿及び濾液中のレシチン含量
を測定し、レシチンの回収率を求める。結果を表1に示
した。
表1より、塩化マグネシウム,塩化カルシウムは対照
(二価金属塩無添加)に比較しレシチンの沈殿作用が若
干認められたが、それは工業的に用いられる程強いもの
ではなかった。塩化亜鉛によるレシチンの沈殿作用は塩
化カドミウムによるそれよりもすぐれていた。
試験例−2 塩化亜鉛の添加量を検討した。試験例1で得られた。レ
シチンのエタノール粗抽出液、45ml(レシチン60
0mg含有)にレシチン重量に対する塩化亜鉛量が5
0,40,30,20,10,5,0重量%となるよう
に塩化亜鉛を含むエタノール溶液5mlを加える。室温
で30分間攪拌後、生じた沈殿を濾紙濾過により集め
る。濾液及び沈殿中のレシチン含量を測定し、それぞれ
へのレシチンの回収率を求める。結果を表2に示した。
レシチン−塩化亜鉛複合体形成における塩化亜鉛の添加
量はレシチン重量に対して、10重量%以上で、レシチ
ンのエタノール粗抽出液に含まれるレシチンの、ほぼ9
0%以上を沈澱させることが示された。それ未満の濃度
では、塩化亜鉛によるレシチン沈澱作用は好ましいもの
ではなかった。
試験例−3 レシチン−塩化亜鉛複合体沈殿のアセトンによる洗浄。
試験例1で得たレシチンのエタノール粗抽出液45ml
(レシチン600mg)に対して、10重量%濃度の塩
化亜鉛のエタノール溶液,1mlを加える。室温で30
分間攪拌後、遠心分離3000×G,10分間で沈殿を
集める。この時の上清をサンプル1とする。沈殿に氷冷
下、冷却したアセトン5mlを加え、氷冷下1時間攪拌
後、遠心分離3000×G,10分間行い沈殿を集め
る。この時の上清をサンプル2とする。沈殿を5mlの
クロロホルムへ溶解しサンプル3とする。サンプル1,
2,3中のレシチン含量を測定し、それぞれへのレシチ
ンの回収率を計算する。
結果を表3に示した。
又、本試験例3で用いた、レシチンのエタノール粗抽出
液、サンプル1,2,3及び卵黄よりクロロホルム:メ
タノール(2:1)混液で抽出した卵黄全脂質、それぞ
れの脂質組成を薄層クロマトグラフィーにより分析し
た。展開は、起点から10cmの高さまでクロロホルム:
メタノール:水(65:25:4)で行い極性脂質を分
離後、溶媒を除去し、ヘキサン:エーテル(4:1)で
プレートの上部まで再度展開し、非極性脂質の分離を行
った。発色は0.6%の重クロム酸カリウムを含む55
%硫酸をプレートに噴霧後、120℃,10分間加熱し
行った。この薄層クロマトグラフィーの図を第一図に示
す。
表3に示される様に、レシチンのエタノール粗抽出液
に、そのレシチン重量に対して16.7重量%の塩化亜
鉛を加え、90%のレシチンを微白色の沈殿として回収
した。その上清(サンプル1)にはほとんどの黄色色素
が残った。第1図中のサンプル1に示されるごとく、こ
の上清中の脂質の組成はそのほとんどがトリグリセライ
ド及びコレステロールであった。沈殿を氷冷下、アセト
ンで洗浄し遠心分離後の上清(サンプル2)は淡黄色の
透明液であった。これは沈殿中に残った黄色色素がアセ
トンにより抽出されたことを示す。この上清中へのレシ
チンの回収率は11.8%であった一般にレシチンはア
セトンに不溶である。しかしながら炭素数の短い脂肪酸
を構成成分として有するレシチンはアセトンに可溶とな
る。おそらく、ここでのアセトン中へのレシチンのロス
はこれ炭素数の短い脂肪酸組成を有するレシチンであろ
う。第1図のサンプル2より明かなように、沈殿中に共
沈したコレステロールがアセトン洗浄により抽出除去さ
れた。
ここで得られたレシチンはクロロホルムに溶解した時、
無色透明の溶液となり、そのレシチン回収率78.5%
であった。又、レシチンとしての純度は固形分に対する
レシチン重量%として、99.5%であった。
試験例−1,2,3,及び以下の実施例中のレシチン含
量の測定はラヘジャ(Raheja)らによるホスホリ
ピッドの定量方法を用い行った〔ジャーナル オブ リ
ピッド リサーチ(J.Lipid Researc
h)第14巻:695頁,1973年〕. 実施例1 市販の粗卵黄レシチン100gを1の95%エタノー
ルに溶解した。この時レシチン純度は全固形分に対する
レシチン重量の比で45%であった。
この粗卵黄レシチンのエタノール溶液に塩化亜鉛4.5
gを溶解し生じた淡黄白色沈殿を遠心分離5000×
G,10分間により集めた。この沈殿に氷冷下でアセト
ン、250mlを加え1時間攪拌した。その後、遠心分
離により沈殿を回収し窒素ガス下、沈殿を乾燥し高純度
レシチン36.7gを得た。レシチン純度は全固形分に
対するレシチン重量比として99.6%であった。
実施例−2 市販の粗ダイズレシチン100gを1の95%エタノ
ールに溶解した。この時レシチン純度は全固形分に対す
るレシチン重量の比で60%であった。
この粗ダイズレシチンのエタノール溶液に塩化亜鉛6.
0g溶解し、生じた淡黄白色沈殿を遠心分離5000×
G,10分間により集めた。この沈殿に氷冷下でアセト
ン300mlを加え、1時間攪拌した。その後、遠心分
離により沈殿を回収し、窒素ガス下、沈殿を乾燥し高純
度レシチン51gを得た。レシチン純度は全固形分に対
するレシチン重量比として、99.5%であった。
比較例1 実施例1と同様の方法で得られた、粗卵黄レシチンのエ
タノール溶液(45gレシチン)に、50%塩化亜鉛水
溶液を滴下し、塩化亜鉛として4.5gを添加した。そ
の後実施例1と同様の方法で高純度レシチン25.6g
が得られた。レシチン純度は全固形分に対するレシチン
重量比として87.6%であった。以上の結果を実施例
1の結果と比較して、塩化亜鉛の添加は水溶液で加える
よりも、レシチンのエタノール溶液に直接添加する方が
より高純度のレシチンが得られることが示された。
比較例2 実施例1と同様の操作で得られた、レシチン−塩化亜鉛
複合体に室温(25℃)でアセトン、250mlを加え
1時間攪拌した。その後、遠心分離により沈澱を回収し
窒素ガス下、沈澱を乾燥したところ、29.2gのレシ
チンが得られた。また、このレシチン純度は全固形分に
対するレシチン重量比として83.1%であった。
以上の結果と実施例1の結果を比較し、レシチン−塩化
亜鉛複合体のアセトン洗浄は氷冷下で行うことにより得
られるレシチンの回収率および純度が優れることが示さ
れた。
(発明の効果) 本発明においてはじめて、パングボーンズ・メソッドで
レシチンの沈殿形式に用いられる有毒な塩化カドミウム
が比較的毒性の少ない塩化亜鉛に代替できることが示さ
れた。すなわちレシチンのエタノール粗抽出液に塩化亜
鉛を加えることにより、生ずるレシチン−塩化亜鉛複合
体を沈殿として回収できる。その沈殿をアセトンで洗浄
し塩化亜鉛を除去すると同様に、沈殿中に不純物として
含まれるアセトン可溶物も除去する。このアセトン洗浄
により、レシチンの純度はさらに高められた。
本発明によれば、超臨界抽出といった高価な工業的施設
を必要とすることなく、簡単な設備及び操作で高純度レ
シチンが得られる。本発明による高純度レシチンは食
品,化粧品用原料素材としてのみならず、医薬品原料素
材としても用いることができる。又、高純度レシチン
は、アルミナやシリカゲルを担体とする、通常のクロマ
トグラフィーあるいは高速液体クロマトグラフィーに付
加した場合、不純物が少ない為、通常の粗レシチンより
も大量に付加できる利点を有する。従って本発明の高純
度レシチンを出発原料として用いることにより、レシチ
ン個々の成分すなわち、ホスファチジルコリン、リゾホ
スファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミ
ン、リゾホスファチジルエタノールアミン、ホスファチ
ジルイノシトール、ホスファチジルセリンの精製が今ま
でより簡単に、かつ効率よく行うことができる。それら
個々の成分は、それぞれの有する生理活性を医薬品とし
て利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験例3中のレシチンのエタノール粗抽出液,
サンプル1,サンプル2,サンプル3及び卵黄液をクロ
ロホルム:メタノール(2:1)混液で抽出した卵黄全
脂質の薄層クロマトグラフィー展開図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レシチンのエタノール粗抽出液に塩化亜鉛
    をレシチンに対して10重量%以上溶解し、又は塩化亜
    鉛のエタノール溶液をレシチンに対して塩化亜鉛の割合
    が10重量%以上となるよう添加し、レシチン−塩化亜
    鉛複合体沈澱を形成させる、この沈澱を集め、氷却下で
    アセトンにより洗浄し、塩化亜鉛および沈澱中にわずか
    に残留するアセトン可溶物を除去し高純度レシチンを得
    ることを特徴とする高純度レシチンの製造方法。
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