JPH0663000B2 - 銀面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮の製造方法 - Google Patents
銀面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮の製造方法Info
- Publication number
- JPH0663000B2 JPH0663000B2 JP23171689A JP23171689A JPH0663000B2 JP H0663000 B2 JPH0663000 B2 JP H0663000B2 JP 23171689 A JP23171689 A JP 23171689A JP 23171689 A JP23171689 A JP 23171689A JP H0663000 B2 JPH0663000 B2 JP H0663000B2
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- pelt
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- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、銀面のきめのこまやかな、しぼの細かい鞣皮
を製造する方法に関する。より詳細には、ペルトをアル
カリ性溶液に浸してこれと平行状態に到達したペルトを
アルカリ性溶液から取り出してから、あるいはアルカリ
性溶液中に浸したままで、有機鞣剤であるホルムアルデ
ヒド、グルタルアルデヒド、合成タンニン剤、植物タン
ニン剤またはそれらを混用することによって、同一鞣剤
を使用する従来法では得られなかった、銀面のきめのこ
まやかな、しぼの細かい鞣皮を製造する方法に関する。
さらには、前記の平衡状態に到達したペルトを微酸性、
好ましくはpH3.5以上、乃至中性の溶液に短時間浸して
から、該ペルトを前記の鞣剤またはそれらの混合物を用
いて、銀面のきめのこまやかな、しぼの細かい鞣皮を製
造する方法にも関する。この場合、微酸性または中性の
溶液に浸す時間は、アルカリ性緩衝液とあとから用いる
弱酸性乃至中性の液とのそれぞれの緩衝能により緩衝能
により異なるので、厳密に時間を指定することはできな
いが、大概の場合に約20分以内が適当である。
を製造する方法に関する。より詳細には、ペルトをアル
カリ性溶液に浸してこれと平行状態に到達したペルトを
アルカリ性溶液から取り出してから、あるいはアルカリ
性溶液中に浸したままで、有機鞣剤であるホルムアルデ
ヒド、グルタルアルデヒド、合成タンニン剤、植物タン
ニン剤またはそれらを混用することによって、同一鞣剤
を使用する従来法では得られなかった、銀面のきめのこ
まやかな、しぼの細かい鞣皮を製造する方法に関する。
さらには、前記の平衡状態に到達したペルトを微酸性、
好ましくはpH3.5以上、乃至中性の溶液に短時間浸して
から、該ペルトを前記の鞣剤またはそれらの混合物を用
いて、銀面のきめのこまやかな、しぼの細かい鞣皮を製
造する方法にも関する。この場合、微酸性または中性の
溶液に浸す時間は、アルカリ性緩衝液とあとから用いる
弱酸性乃至中性の液とのそれぞれの緩衝能により緩衝能
により異なるので、厳密に時間を指定することはできな
いが、大概の場合に約20分以内が適当である。
従来、植物タンニン剤、合成タンニン剤〔タニガン(Ta
nigan)P2、PAK、OS、その他レチンガン(Retingan)の
各種、および同様の作用を示す剤を含む〕、ホルムアル
デヒド、グルタルジアルデヒドなどの有機鞣剤を用いて
ペルトを鞣す時、ピックリングまでの準備作業を施した
ペルトは中性ないし酸性状態であり、これを前記の鞣剤
を用いて鞣した時、この銀面のきめおよびしぼなどは、
必ずしも満足すべきものではなかった。その銀面のきめ
をよりこまやかに、そしてしぼの細かい鞣皮にすること
が要望されていた。
nigan)P2、PAK、OS、その他レチンガン(Retingan)の
各種、および同様の作用を示す剤を含む〕、ホルムアル
デヒド、グルタルジアルデヒドなどの有機鞣剤を用いて
ペルトを鞣す時、ピックリングまでの準備作業を施した
ペルトは中性ないし酸性状態であり、これを前記の鞣剤
を用いて鞣した時、この銀面のきめおよびしぼなどは、
必ずしも満足すべきものではなかった。その銀面のきめ
をよりこまやかに、そしてしぼの細かい鞣皮にすること
が要望されていた。
アルカリ性状態にあるペルトを用いて、これをクロム鞣
しした場合、同一原皮の同一半裁のほぼ同じ部位から切
り取った、ピックリングまでの準備作業を施した中性な
いし酸性状態のベルトに比べて銀面ががきめがこまやか
であることは、特願昭63-56284号に述べた通りである。
しした場合、同一原皮の同一半裁のほぼ同じ部位から切
り取った、ピックリングまでの準備作業を施した中性な
いし酸性状態のベルトに比べて銀面ががきめがこまやか
であることは、特願昭63-56284号に述べた通りである。
本発明によって、植物タンニン剤、合成タンニン剤、有
機鞣剤(たとえばホルムアルデヒド、グルタルジアルデ
ヒド)、またはこれらの混合物を用いてペルトを鞣した
時に、銀面のきめがこまやかな状態を保ちながら鞣すこ
とにより普通の鞣し方法による鞣革よりも銀面のきめが
こまやかなものが得られることが確認された。
機鞣剤(たとえばホルムアルデヒド、グルタルジアルデ
ヒド)、またはこれらの混合物を用いてペルトを鞣した
時に、銀面のきめがこまやかな状態を保ちながら鞣すこ
とにより普通の鞣し方法による鞣革よりも銀面のきめが
こまやかなものが得られることが確認された。
すなわち、本発明は、ペルトをアルカリ性液に浸した
後、このペルトに植物タンニン剤、合成タンニン剤、有
機鞣剤、またはこれらの混合物を作用させて、銀面のき
めがこまやかな、しぼの細かい鞣皮を製造する方法;お
よびペルトをアルカリ性溶液に浸した後、このペルトを
弱酸性乃至中性の溶液に浸し、そして該ペルトに植物タ
ンニン剤、合成タンニン剤、有機鞣剤、またはこれらの
混合物を作用させて、銀面のきめがこまやかな、しぼの
細かい鞣皮を製造する方法である。
後、このペルトに植物タンニン剤、合成タンニン剤、有
機鞣剤、またはこれらの混合物を作用させて、銀面のき
めがこまやかな、しぼの細かい鞣皮を製造する方法;お
よびペルトをアルカリ性溶液に浸した後、このペルトを
弱酸性乃至中性の溶液に浸し、そして該ペルトに植物タ
ンニン剤、合成タンニン剤、有機鞣剤、またはこれらの
混合物を作用させて、銀面のきめがこまやかな、しぼの
細かい鞣皮を製造する方法である。
前記のアルカリ性溶液としては、燐酸系緩衝液、炭酸系
緩衝などのような有機鞣剤と反応しない緩衝液を用いる
のが好ましい。またそのpHは、8.5以上であるのが好ま
しい。さらにペルトを前記のアルカリ性溶液に浸し、そ
して該ペルトを弱酸性乃至中性の溶液に浸す場合、その
溶液のpHは3.5以上が好ましく、また浸漬時間はできる
だけ短時間、たとえば20分以内であることが望ましい。
たとえば、浸漬時間が45分の場合には本発明の特徴を有
する銀面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮を得る
ことができなかった。
緩衝などのような有機鞣剤と反応しない緩衝液を用いる
のが好ましい。またそのpHは、8.5以上であるのが好ま
しい。さらにペルトを前記のアルカリ性溶液に浸し、そ
して該ペルトを弱酸性乃至中性の溶液に浸す場合、その
溶液のpHは3.5以上が好ましく、また浸漬時間はできる
だけ短時間、たとえば20分以内であることが望ましい。
たとえば、浸漬時間が45分の場合には本発明の特徴を有
する銀面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮を得る
ことができなかった。
実施例1 ステア原皮にデライミングおよびベーチングまでの準備
作業を施したペルト280kg(半裁23枚)をドラム内にお
いてこれとほぼ同量のpH9.8のブリトン・ロビンソン(B
ritton-Robinson)緩衝液に2時間浸し時折回転させて
充分に液と馴染ませたのち、回転させながら40%ホルム
アルデヒド溶液30Kgを3部に分けて1時間毎に加え5〜
6時間回転させた。
作業を施したペルト280kg(半裁23枚)をドラム内にお
いてこれとほぼ同量のpH9.8のブリトン・ロビンソン(B
ritton-Robinson)緩衝液に2時間浸し時折回転させて
充分に液と馴染ませたのち、回転させながら40%ホルム
アルデヒド溶液30Kgを3部に分けて1時間毎に加え5〜
6時間回転させた。
一夜放置後、放水し、5%硫酸ナトリウム溶液300lを加
えて30分間回転させた後放水し、皮と同量の水で4回洗
浄した。この後グリセライド系加脂液で乳剤加脂した。
えて30分間回転させた後放水し、皮と同量の水で4回洗
浄した。この後グリセライド系加脂液で乳剤加脂した。
このようにして得られた革は、ペルトを本発明の方法よ
りも低いpHの条件下で鞣して得られる革に比べかなり銀
面のきめがこまやかであった。
りも低いpHの条件下で鞣して得られる革に比べかなり銀
面のきめがこまやかであった。
実施例2 実施例1に述べた準備作業を経たステアペルト110kg
(半裁8枚)をドラム内でこれと同量のpH10.2のブリト
ン・ロビンソン(Britton-Robinson)緩衝液に漬け2時
間回転せしめて皮に充分液を浸み込ませてから(皮をナ
イフで切り、その切り口の各部のpHを調べて液の浸透状
況を調べる)3.9kgのグルタルジアルデヒドを2回にわ
かて60分間隔で添加した。この操作の終わりに7%塩酸
を加えて液の最終のpHを約8.5にした。一夜放置した後
放水し、5.5kg硫酸アンモニウムを水150lに溶解した溶
液を加えて約2時間回転した後放水し、ペルトと同量の
水で2回洗浄した。その後に、加脂液で乳剤加脂した。
得られた鞣皮、同一原料ベルトを用い従来の方法(弱酸
性条件下)で製造したものに比べて銀面のきめがこまや
かであることが認められた。
(半裁8枚)をドラム内でこれと同量のpH10.2のブリト
ン・ロビンソン(Britton-Robinson)緩衝液に漬け2時
間回転せしめて皮に充分液を浸み込ませてから(皮をナ
イフで切り、その切り口の各部のpHを調べて液の浸透状
況を調べる)3.9kgのグルタルジアルデヒドを2回にわ
かて60分間隔で添加した。この操作の終わりに7%塩酸
を加えて液の最終のpHを約8.5にした。一夜放置した後
放水し、5.5kg硫酸アンモニウムを水150lに溶解した溶
液を加えて約2時間回転した後放水し、ペルトと同量の
水で2回洗浄した。その後に、加脂液で乳剤加脂した。
得られた鞣皮、同一原料ベルトを用い従来の方法(弱酸
性条件下)で製造したものに比べて銀面のきめがこまや
かであることが認められた。
実施例3 実施例1に述べた準備作業を経たステアペルト74kg(半
裁5枚)をドラム内で皮と同量のpH10.6のメンツェル緩
衝液(Menzelbuffer solution:炭酸水素ナトリウム/炭
酸ナトリウム系)に漬け3時間回転させ緩衝液を充分皮
に浸透させた。ドラムから液を抜き去ったのち、pH4.6
のワルポール緩衝液(Walpole buffer solution:酢酸/
酢酸ナトリウム系)を注入し回転させ、注入し始めから
10分のちに直ちに、2.6Kgグルタルジアルデヒドを添加
し回転させた。一夜放置したのち液を放水し、4.0kgの
硫酸アンモニウムを水100lに溶解した溶液を加え、約2
時間回転させてから液を抜き取ったのちに、皮と同量の
水で2回洗浄した。それから加脂液で乳剤加脂した。得
られた革は、同一原料ペルトを用い普通の処方で製造し
たものに比べて銀面のきめがこまやかであることが認め
られた。ただし、本実施例において、グルタルジアルデ
ヒドの添加以前の、アルカリ性ペルトをワルポール弱酸
性緩衝液に浸漬する時間はなるべく短いことを必要とす
る。例えば、この浸漬時間が45分の場合には、銀面のき
めは、同一原料ペルトを用いた普通の処方で製造したも
のとの違いはもはや認められなかった。
裁5枚)をドラム内で皮と同量のpH10.6のメンツェル緩
衝液(Menzelbuffer solution:炭酸水素ナトリウム/炭
酸ナトリウム系)に漬け3時間回転させ緩衝液を充分皮
に浸透させた。ドラムから液を抜き去ったのち、pH4.6
のワルポール緩衝液(Walpole buffer solution:酢酸/
酢酸ナトリウム系)を注入し回転させ、注入し始めから
10分のちに直ちに、2.6Kgグルタルジアルデヒドを添加
し回転させた。一夜放置したのち液を放水し、4.0kgの
硫酸アンモニウムを水100lに溶解した溶液を加え、約2
時間回転させてから液を抜き取ったのちに、皮と同量の
水で2回洗浄した。それから加脂液で乳剤加脂した。得
られた革は、同一原料ペルトを用い普通の処方で製造し
たものに比べて銀面のきめがこまやかであることが認め
られた。ただし、本実施例において、グルタルジアルデ
ヒドの添加以前の、アルカリ性ペルトをワルポール弱酸
性緩衝液に浸漬する時間はなるべく短いことを必要とす
る。例えば、この浸漬時間が45分の場合には、銀面のき
めは、同一原料ペルトを用いた普通の処方で製造したも
のとの違いはもはや認められなかった。
以上に本発明の具体的な実施例を示したが、この発明は
これらによって限定されるものでないことは明らかであ
り、本発明の範囲ならびに精神を離れずに種々の改良が
可能であることも明白であるから、これらはすべて本発
明の範囲内に入るものと考える。
これらによって限定されるものでないことは明らかであ
り、本発明の範囲ならびに精神を離れずに種々の改良が
可能であることも明白であるから、これらはすべて本発
明の範囲内に入るものと考える。
Claims (3)
- 【請求項1】ペルトをpHが8.5〜11であるアルカリ性溶
液に浸した後、このペルトに植物タンニン剤、合成タン
ニン剤、有機鞣剤、またはこれらの混合物を作用させ
て、銀面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮を製造
する方法。 - 【請求項2】ペルトをpHが8.5〜11であるアルカリ性溶
液に浸した後、このペルトを弱酸性乃至中性の溶液に浸
し、そして該ペルトに植物タンニン剤、合成タンニン
剤、有機鞣剤、またはこれらの混合物を作用させて、銀
面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮を製造する方
法。 - 【請求項3】請求項1または2の方法により得られた鞣
皮に再鞣を施すことによって、銀面のきめがこまやか
な、しぼの細かい鞣皮を製造する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23171689A JPH0663000B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 銀面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23171689A JPH0663000B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 銀面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0395300A JPH0395300A (ja) | 1991-04-19 |
| JPH0663000B2 true JPH0663000B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=16927898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23171689A Expired - Fee Related JPH0663000B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 銀面のきめがこまやかな、しぼの細かい鞣皮の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0663000B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100684406B1 (ko) * | 2005-07-06 | 2007-02-16 | 김동명 | 비크롬 처리된 방향성 및 무공해성 그레인 레더의 제조방법. |
| CN102312023B (zh) * | 2011-08-11 | 2013-06-12 | 温州伟硕皮业有限公司 | 一种猪皮无铬结合鞣废液的二次循环利用方法 |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP23171689A patent/JPH0663000B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0395300A (ja) | 1991-04-19 |
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Legal Events
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