JPH0663049B2 - 超塑性加工性に優れたチタン合金 - Google Patents
超塑性加工性に優れたチタン合金Info
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- JPH0663049B2 JPH0663049B2 JP63327316A JP32731688A JPH0663049B2 JP H0663049 B2 JPH0663049 B2 JP H0663049B2 JP 63327316 A JP63327316 A JP 63327316A JP 32731688 A JP32731688 A JP 32731688A JP H0663049 B2 JPH0663049 B2 JP H0663049B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C14/00—Alloys based on titanium
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、チタン合金に関し、特に超塑性加工性に優
れた高強度チタン合金に関するものである。
れた高強度チタン合金に関するものである。
[従来の技術] チタン合金は、軽量で且つ強靭なことから、近年飛行
機、ロケット等の航空宇宙機器用材料として盛んに用い
られている。しかしながら、チタン合金は難加工性材料
であり、複雑形状部材の場合には、製品重量歩止まりが
著しく低いこととあいまって、製造コストが極めて高い
ことが問題となっている。そこで、製造コストを低減す
る上で有効であるのが、超塑性現象を利用した加工法
(超塑性加工)である。超塑性とは、ある条件下で材料
がくびれ(necking)なしに、数百%〜千%、時には千
%以上というような巨大な伸びを生じる現象であり、恒
温変態を利用した変態超塑性と微細結晶粒でみられる微
細粒超塑性とに大別される。
機、ロケット等の航空宇宙機器用材料として盛んに用い
られている。しかしながら、チタン合金は難加工性材料
であり、複雑形状部材の場合には、製品重量歩止まりが
著しく低いこととあいまって、製造コストが極めて高い
ことが問題となっている。そこで、製造コストを低減す
る上で有効であるのが、超塑性現象を利用した加工法
(超塑性加工)である。超塑性とは、ある条件下で材料
がくびれ(necking)なしに、数百%〜千%、時には千
%以上というような巨大な伸びを生じる現象であり、恒
温変態を利用した変態超塑性と微細結晶粒でみられる微
細粒超塑性とに大別される。
工業的に重要であるのは、後者の微細粒超塑性である。
従来、このような目的のために、使用される合金とし
て、Ti−6Al−4V合金が知られている。また、Ti−6Al−
4V合金に、Fe,NiおよびCo等を添加した合金が、US特許
公報4,299,626号に記載されている。
て、Ti−6Al−4V合金が知られている。また、Ti−6Al−
4V合金に、Fe,NiおよびCo等を添加した合金が、US特許
公報4,299,626号に記載されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、Ti-6Al-4V合金で、5〜10μmの微細粒
組織とした合金でも、超塑性加工温度は875〜950℃と高
く、このため使用する加工治具の寿命が短かいか、また
は、高温強度を有する高価な治具を使用しなければなら
ないという問題があった。また、US特許公報4,299,626
号に記載の合金は、Ti-6Al-4V合金に比べても、超塑性
加工温度が50〜80℃で低下する程度で、超塑性伸びも充
分でないという問題がる。
組織とした合金でも、超塑性加工温度は875〜950℃と高
く、このため使用する加工治具の寿命が短かいか、また
は、高温強度を有する高価な治具を使用しなければなら
ないという問題があった。また、US特許公報4,299,626
号に記載の合金は、Ti-6Al-4V合金に比べても、超塑性
加工温度が50〜80℃で低下する程度で、超塑性伸びも充
分でないという問題がる。
従って、この発明の目的は、上述の課題を解決し、超塑
性加工性に優れたチタン合金を提供することにある。
性加工性に優れたチタン合金を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明者等は、上述した課題を解決するチタン合金を以
下の様に開発した。
下の様に開発した。
現在用いられているチタン合金は、その大部分がTi-6Al
-4V合金であり、溶解技術、加工技術等の技術的蓄積も
このチタン合金に関するものが最も多い。そこで、この
Ti-6Al-4V合金をベースに、合金開発を進めることにし
た。
-4V合金であり、溶解技術、加工技術等の技術的蓄積も
このチタン合金に関するものが最も多い。そこで、この
Ti-6Al-4V合金をベースに、合金開発を進めることにし
た。
高強度であり、且つ、超塑性加工が可能であるチタン合
金を得るためには、そのミクロン組織を微細な等軸α晶
を有する組織にしなければならない。また、チタン合金
の超塑性現象が発現するためには、そのミクロ組織にお
いて、α晶の比率が40〜60%であることが必要である。
そこで、Ti-6Al-4V合金よりも超塑性加工温度を低下さ
せるためには、β変態点(高温側のβ単相から低温側の
α+β2相へ変態する温度)を低下させる元素、すなわ
ち、MoとFeとを添加すれば良い。しかし、Feは強度上昇
に大きく寄与するが、3.15wt.%以上添加するとTiとの
間に、脆化相である金属間化合物を形成したり、溶解時
にβフレックと呼ばれる偏析相を生成し、その結果機械
的性質を劣化させるため好ましくない。Moも同様に強度
上昇に寄与するが、3.15wt.%以上添加するとチタン合
金の比重を増大させ、高比強度材料であるチタン合金の
特色を損なうとともに、β相中での拡散速度が小さい元
素であるために、超塑性加工時の変形抵抗を増大させる
ため好ましくない。
金を得るためには、そのミクロン組織を微細な等軸α晶
を有する組織にしなければならない。また、チタン合金
の超塑性現象が発現するためには、そのミクロ組織にお
いて、α晶の比率が40〜60%であることが必要である。
そこで、Ti-6Al-4V合金よりも超塑性加工温度を低下さ
せるためには、β変態点(高温側のβ単相から低温側の
α+β2相へ変態する温度)を低下させる元素、すなわ
ち、MoとFeとを添加すれば良い。しかし、Feは強度上昇
に大きく寄与するが、3.15wt.%以上添加するとTiとの
間に、脆化相である金属間化合物を形成したり、溶解時
にβフレックと呼ばれる偏析相を生成し、その結果機械
的性質を劣化させるため好ましくない。Moも同様に強度
上昇に寄与するが、3.15wt.%以上添加するとチタン合
金の比重を増大させ、高比強度材料であるチタン合金の
特色を損なうとともに、β相中での拡散速度が小さい元
素であるために、超塑性加工時の変形抵抗を増大させる
ため好ましくない。
2×Fewt.%+Mowt.%は、チタン合金のβ相の安定度を
示し、この値が小さいとβ変態点が高く、逆に大きいと
β変態点が低くなる。チタン合金の最適超塑性温度は、
α相の体積率が40〜60%になる温度であり、この温度は
β変態点と密接な関係がある。なお、最適超塑性温度と
は、後述する実施例の表2にも記載されるように、最大
超塑性伸びが得られる温度で定義することができる。こ
の値が8wt.%を超えると、α相の体積率が40〜60%にな
る温度が低くなり過ぎ、その温度では拡散が不十分とな
り、十分な超塑性伸びが得られない。そこで、この値を
3wt.%〜8wt.%と定めた。
示し、この値が小さいとβ変態点が高く、逆に大きいと
β変態点が低くなる。チタン合金の最適超塑性温度は、
α相の体積率が40〜60%になる温度であり、この温度は
β変態点と密接な関係がある。なお、最適超塑性温度と
は、後述する実施例の表2にも記載されるように、最大
超塑性伸びが得られる温度で定義することができる。こ
の値が8wt.%を超えると、α相の体積率が40〜60%にな
る温度が低くなり過ぎ、その温度では拡散が不十分とな
り、十分な超塑性伸びが得られない。そこで、この値を
3wt.%〜8wt.%と定めた。
微細粒超塑性特性は、その結晶粒径に大きく依存し、粒
径が小さいほど好ましく、α晶粒径が6μmを超えると
超塑性特性が劣化する。
径が小さいほど好ましく、α晶粒径が6μmを超えると
超塑性特性が劣化する。
この発明の要旨は、以下に示す通りである。
Al:5.5〜6.75wt.%、 V:3.5〜4.5wt.%、 O(酸素):0.01〜0.2wt.%、 Fe:0.85〜3.15wt.%、 Mo:0.85〜3.15wt.%、 ただし、 3wt.%≦2×Fewt.%+Mowt.%≦8wt.%、 および、 残部:Tiおよび不可避不純物、 からなり、α晶粒径が6μm以下であることを特徴とす
る、超塑性加工性に優れたチタン合金。
る、超塑性加工性に優れたチタン合金。
次に、この発明において、成分組成範囲を上記の様に限
定した理由を以下に述べる。
定した理由を以下に述べる。
(1)Alは、α+β組織を得るためのα相安定化元素と
して添加され、強度上昇に寄与する。しかしながら、Al
の含有量が5.5wt.%未満では、目的とする強度度を得る
のに不十分である。一方、含有量が6.75wt.%を超える
と、脆化相であるα2相(Ti3Al)が折出し機械的性質
を劣化させるため、好ましくない。従って、Alの含有量
は5.5〜6.75wt.%と定めた。
して添加され、強度上昇に寄与する。しかしながら、Al
の含有量が5.5wt.%未満では、目的とする強度度を得る
のに不十分である。一方、含有量が6.75wt.%を超える
と、脆化相であるα2相(Ti3Al)が折出し機械的性質
を劣化させるため、好ましくない。従って、Alの含有量
は5.5〜6.75wt.%と定めた。
(2)Vは、α+β組織を得るためのβ相安定化元素と
して添加され、Tiとの間に脆化相である金属間化合物を
形成することなく強度上昇に寄与する。しかしながら、
Vの含有量が3.5wt.%未満では、目的とする強度を得る
のに不十分である。一方、含有量が4.5wt.%を超える
と、超塑性伸びを低減させるとともに超塑性加工時の変
形低抗を増大させる。従って、Vの含有量は3.5〜4.5t
w.%と定めた。
して添加され、Tiとの間に脆化相である金属間化合物を
形成することなく強度上昇に寄与する。しかしながら、
Vの含有量が3.5wt.%未満では、目的とする強度を得る
のに不十分である。一方、含有量が4.5wt.%を超える
と、超塑性伸びを低減させるとともに超塑性加工時の変
形低抗を増大させる。従って、Vの含有量は3.5〜4.5t
w.%と定めた。
(3) O(酸素)は、 α相に固溶して強度上昇に寄与する。しかしながら、O
(酸素)の含有量が0.2wt.%を超えると、β変態点を上
昇させ、また、室温での機械的性質、特に延性を劣化さ
せる。一方、チタンの量産工程においては、不可避不純
物として通常0.01wt.%程度のO(酸素)を含有するこ
とは、当業者において常識として知られている。従っ
て、O(酸素)の含有量を、0.01〜0.2wt.%と定めた。
(酸素)の含有量が0.2wt.%を超えると、β変態点を上
昇させ、また、室温での機械的性質、特に延性を劣化さ
せる。一方、チタンの量産工程においては、不可避不純
物として通常0.01wt.%程度のO(酸素)を含有するこ
とは、当業者において常識として知られている。従っ
て、O(酸素)の含有量を、0.01〜0.2wt.%と定めた。
(4)Feは、β相安定化元素として添加され、β変態点
を低下させることにより、超塑性特性の向上(超塑性伸
びの増大と変形抵抗の低減)に寄与するとともに、主に
β相に固溶し強度上昇に寄与する。しかしながら、Feの
含有量が0.85wt.%未満では、これらへの寄与が不十分
である。一方、含有量が3.15wt.%を超えると、Tiとの
間に脆化相である金属間化合物を形成したり、溶解時に
βフレックと呼ばれる偏析相を生成し、その結果機械的
性質(特に延性)を劣化させるため好ましくない。従っ
て、Feの含有量を、0.85〜3.15wt.%と定めた。
を低下させることにより、超塑性特性の向上(超塑性伸
びの増大と変形抵抗の低減)に寄与するとともに、主に
β相に固溶し強度上昇に寄与する。しかしながら、Feの
含有量が0.85wt.%未満では、これらへの寄与が不十分
である。一方、含有量が3.15wt.%を超えると、Tiとの
間に脆化相である金属間化合物を形成したり、溶解時に
βフレックと呼ばれる偏析相を生成し、その結果機械的
性質(特に延性)を劣化させるため好ましくない。従っ
て、Feの含有量を、0.85〜3.15wt.%と定めた。
(5)Moは、β相安定化元素として添加され、β変態点
を低下させることにより、超塑性特性の向上(超塑性発
現温度の低下)に寄与するとともに、主にβ相に固溶し
強度上昇に寄与する。しかしながら、Moの含有量が0.85
wt.%未満では、これらへの寄与が不十分である。一
方、含有量が3.15wt.%を超えると、Moが重い元素であ
ることから合金の密度を増大させ、高比強度であるとい
うチタン合金の特徴を損う。そればかりでなく、Moはチ
タン中での拡散速度が小さいために、超塑性形成時の変
形応力を増大させるため好ましくない。従って、Moの含
有量を0.85〜3.15wt.%と定めた。
を低下させることにより、超塑性特性の向上(超塑性発
現温度の低下)に寄与するとともに、主にβ相に固溶し
強度上昇に寄与する。しかしながら、Moの含有量が0.85
wt.%未満では、これらへの寄与が不十分である。一
方、含有量が3.15wt.%を超えると、Moが重い元素であ
ることから合金の密度を増大させ、高比強度であるとい
うチタン合金の特徴を損う。そればかりでなく、Moはチ
タン中での拡散速度が小さいために、超塑性形成時の変
形応力を増大させるため好ましくない。従って、Moの含
有量を0.85〜3.15wt.%と定めた。
(6)2×Fewt.%+Mowt.%は、チタン合金のβ相の安
定度を示し、この値が小さいとβ変態点が高く、逆に大
きいとβ変態点が低くなる。チタン合金の最適超塑性温
度は、α相の体積率が40〜60%なる温度であり、この温
度はβ変態点と密接な関係がある。なお、最適超塑性温
度とは、前記にも述べたように、後述する実施例の表2
にも記載されるように、最大超塑性伸びが得られる温度
で定義することができる。この値が3wt.%未満である
と、超塑性発現温度が低いという本発明合金の特徴を損
なう。一方、この値が8wt.%を超えると、α相の体積率
が40〜60%になる温度が低くなり過ぎ、その温度では拡
散が不十分となり、十分な超塑性伸びが得られない。従
って、3wt.%≦2×Fewt.%+Mowt.%≦8wt.%と定め
た。
定度を示し、この値が小さいとβ変態点が高く、逆に大
きいとβ変態点が低くなる。チタン合金の最適超塑性温
度は、α相の体積率が40〜60%なる温度であり、この温
度はβ変態点と密接な関係がある。なお、最適超塑性温
度とは、前記にも述べたように、後述する実施例の表2
にも記載されるように、最大超塑性伸びが得られる温度
で定義することができる。この値が3wt.%未満である
と、超塑性発現温度が低いという本発明合金の特徴を損
なう。一方、この値が8wt.%を超えると、α相の体積率
が40〜60%になる温度が低くなり過ぎ、その温度では拡
散が不十分となり、十分な超塑性伸びが得られない。従
って、3wt.%≦2×Fewt.%+Mowt.%≦8wt.%と定め
た。
(7)α晶粒径は、超塑性特性と密接な関係があり、小
さいほど優れた超塑性特性が得られる。本発明合金にお
いては、α晶粒径が6μmを超えると超塑性伸びが小さ
くなるばかりでなく、変形応力が大きくなり好ましくな
い。従って、α晶粒径を6μm以下と定めた。
さいほど優れた超塑性特性が得られる。本発明合金にお
いては、α晶粒径が6μmを超えると超塑性伸びが小さ
くなるばかりでなく、変形応力が大きくなり好ましくな
い。従って、α晶粒径を6μm以下と定めた。
[実施例] 次に、この発明のチタン合金を実施例により、具体的に
説明する。
説明する。
第1表に示す成分組成およびα晶粒径の本発明のチタン
合金No.1〜9,Ti-6Al-4V合金の従来合金(1)No.10,11,
US特許公報4,299,626号に記載の従来合金(2)No.12,1
3,および比較合金No.14〜26を、以下に示す製造方法に
よって調製した。
合金No.1〜9,Ti-6Al-4V合金の従来合金(1)No.10,11,
US特許公報4,299,626号に記載の従来合金(2)No.12,1
3,および比較合金No.14〜26を、以下に示す製造方法に
よって調製した。
アルゴン雰囲気アーク炉にてインゴットを溶製し、熱間
鍛造、熱間圧延を行ない、厚さ5mmの板材に仕上げた。
微細な等軸α晶組織とするために、熱間圧延時の加熱温
度はβ変態点以下の(α+β)2相域とし、十分な量の
圧下を行なった。このようにして調製された供試体の各
々に対して、再結晶焼鈍を施し、室温引張試験および超
塑性引張試験を行なった。
鍛造、熱間圧延を行ない、厚さ5mmの板材に仕上げた。
微細な等軸α晶組織とするために、熱間圧延時の加熱温
度はβ変態点以下の(α+β)2相域とし、十分な量の
圧下を行なった。このようにして調製された供試体の各
々に対して、再結晶焼鈍を施し、室温引張試験および超
塑性引張試験を行なった。
室温引張試験の結果を室温引張特性として、0.2%PS(k
gf/mm2)、TS(kgf/mm2)、El(kgf/mm2)によっ
て第1表に併せて示した。
gf/mm2)、TS(kgf/mm2)、El(kgf/mm2)によっ
て第1表に併せて示した。
超塑性引張試験は、平行部が5mm巾、5mm長さ、4mm厚さ
の試験片を採取して、5×10− 6torr以下の真空中で行
なった。この試験結果を、超塑性引張特性として第2表
に示した。最大変形応力は、最高荷重を初期断面積で除
して求めた。
の試験片を採取して、5×10− 6torr以下の真空中で行
なった。この試験結果を、超塑性引張特性として第2表
に示した。最大変形応力は、最高荷重を初期断面積で除
して求めた。
第1図〜第4図は、第1表および第2表に示す試験結果
をグラフに示したものである。
をグラフに示したものである。
第1図は、基本成分(Ti-6wt.%Al-4wt.%V合金)にMo
およびFeを添加したときの超塑性伸びの変化を調べたも
のである。横軸に2×Fewt.%+Mowt.%の値を、縦軸に
超塑性伸びの値を示した。
およびFeを添加したときの超塑性伸びの変化を調べたも
のである。横軸に2×Fewt.%+Mowt.%の値を、縦軸に
超塑性伸びの値を示した。
第1図に示すように、2×Fewt.%+Mowt.%の値が3〜
8wt.%において、1500%以上の大きな伸びが得られてい
る。
8wt.%において、1500%以上の大きな伸びが得られてい
る。
第2図は、基本成分(Ti-6wt.%Al-4wt.%V合金)にMo
およびFeを添加したときの超塑性伸びの変化を調べたも
のである。横軸にMowt.%の値を、縦軸に超塑性伸びの
値を示した。
およびFeを添加したときの超塑性伸びの変化を調べたも
のである。横軸にMowt.%の値を、縦軸に超塑性伸びの
値を示した。
第2図に示すように、Moの含有量が0.85〜3.15wt.%に
おいて1500%以上の大きな伸びが得られている。
おいて1500%以上の大きな伸びが得られている。
第3図は、基本成分(Ti-6wt.%Al-4wt.%V合金)にMo
およびFeを添加したときの超塑性伸びの変化を調べたも
のである。横軸にFewt.%の値を、縦軸に超塑性伸びの
値を示した。
およびFeを添加したときの超塑性伸びの変化を調べたも
のである。横軸にFewt.%の値を、縦軸に超塑性伸びの
値を示した。
第3図に示すように、Feの含有量が0.85〜3.15wt.%に
おいて、1500%以上の大きな伸びが得られている。
おいて、1500%以上の大きな伸びが得られている。
第4図は、本発明合金と同じ化学組成を有する合金のα
晶粒径を変化させたときの超塑性伸びを調べたものであ
る。横軸に本発明合金と同じ化学組成を有する合金のα
晶粒径を、縦軸に超塑性伸びの値を示した。
晶粒径を変化させたときの超塑性伸びを調べたものであ
る。横軸に本発明合金と同じ化学組成を有する合金のα
晶粒径を、縦軸に超塑性伸びの値を示した。
第4図に示すように、α晶粒径が6μm以下において15
00%以上の大きな伸びが得られている。第1表,第2表
に示すように、本発明合金No.1〜9の室温引張特性は、
引張強さ(TS)が105kgf/mm2以上で、伸び(El)が17
%以上あり、Ti-6Al-4V合金よりも高強度を有し、しか
も延性も十分であり、優れた強度・延性バランスを有し
ていた。
00%以上の大きな伸びが得られている。第1表,第2表
に示すように、本発明合金No.1〜9の室温引張特性は、
引張強さ(TS)が105kgf/mm2以上で、伸び(El)が17
%以上あり、Ti-6Al-4V合金よりも高強度を有し、しか
も延性も十分であり、優れた強度・延性バランスを有し
ていた。
さらに、本発明合金No.1〜9においては、最大超塑性伸
びを示す温度が800℃以下と低く、しかも、その温度に
おける超塑性伸びが1500%以上であった。これに対して
従来合金(1)No.10,11および比較合金No.14〜26は、
超塑性伸びが1000%前後以下であるか、または、1400%
前後の伸びを示すものの、その温度が825℃以上と高か
った。従って、本発明合金No.1〜9は従来合金(1)N
o.10〜11、比較合金No.14〜26と比較して、良好な超塑
性特性を有有することがわかった。
びを示す温度が800℃以下と低く、しかも、その温度に
おける超塑性伸びが1500%以上であった。これに対して
従来合金(1)No.10,11および比較合金No.14〜26は、
超塑性伸びが1000%前後以下であるか、または、1400%
前後の伸びを示すものの、その温度が825℃以上と高か
った。従って、本発明合金No.1〜9は従来合金(1)N
o.10〜11、比較合金No.14〜26と比較して、良好な超塑
性特性を有有することがわかった。
また、本発明合金No.1〜9は、最大超塑性伸びを示す温
度が、Ti-6Al-4V合金より75〜100℃低いにもかかわら
ず、変形応力は1.4kgf/mm2以下と小さな値を示した。
度が、Ti-6Al-4V合金より75〜100℃低いにもかかわら
ず、変形応力は1.4kgf/mm2以下と小さな値を示した。
比較合金No.15,19は、最大超塑性伸びが1210%以上と比
較的大きな伸びを示しているが、最大超塑性伸びが得ら
れた温度が825℃以上と本発明合金No.1〜9と比較して5
0〜100℃高く、超塑性特性に劣っていた。
較的大きな伸びを示しているが、最大超塑性伸びが得ら
れた温度が825℃以上と本発明合金No.1〜9と比較して5
0〜100℃高く、超塑性特性に劣っていた。
また、比較合金No.20は、750℃で1341%の超塑性伸びが
得られているものの、変形応力が2.58kgf/mm2と非常
に大きかった。
得られているものの、変形応力が2.58kgf/mm2と非常
に大きかった。
また、比較合金No.21は、室温引張時の伸びが6.3%と小
さく実用上に耐えないため、超塑性引張試験を行なわな
かった。
さく実用上に耐えないため、超塑性引張試験を行なわな
かった。
また、本発明合金No.1〜9は、US特許公報4,299,626号
に記載の従来合金(2)No.12,13と比べても、最大超塑
性伸びおよび最大超塑性伸びを示す温度に優れていた。
に記載の従来合金(2)No.12,13と比べても、最大超塑
性伸びおよび最大超塑性伸びを示す温度に優れていた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明合金は、Ti-6Al-4V合金よ
りも優れた室温引張張特性(特に強度)を有し超塑性特
性においても格段に改善されている。さらに、Ti-6Al-4
V合金にFe,CoおよびNiを添加した合金と比較しても超塑
性特性に優れている。従って、この優れた特性を生かし
て、航空宇宙機器用材料を始めとして、超塑性加工性に
優れた高強度チタン合金として広く用いることができる
有用な効果が得られる。
りも優れた室温引張張特性(特に強度)を有し超塑性特
性においても格段に改善されている。さらに、Ti-6Al-4
V合金にFe,CoおよびNiを添加した合金と比較しても超塑
性特性に優れている。従って、この優れた特性を生かし
て、航空宇宙機器用材料を始めとして、超塑性加工性に
優れた高強度チタン合金として広く用いることができる
有用な効果が得られる。
第1図は、基本成分(Ti-6wt.%Al-4wt%V合金)にMo
およびFeを添加したときの超塑性伸びの変化を示すグラ
フである。横軸に2×Fewt.%+Mowt.%の値を、縦軸に
超塑性伸びの値を示した。第2図は、基本成分(Ti-6w
t.%Al-4wt.%V合金)にMoおよびFeを添加したときの
超塑性伸びの変化を示すグラフである。横軸にMowt.%
の値を、縦軸に超塑性伸びの値を示した。第3図は、基
本成分(Ti-6wt.%Al-4wt.%V合金)にMoおよびFeを添
加したときの超塑性伸びの変化を示すグラフである。横
軸にFewt.%の値を、縦軸に超塑性伸びの値を示した。
第4図は、本発明合金と同じ化学組成を有する合金のα
晶粒径を変化させたときの超塑性伸びを示すグラフであ
る。横軸に本発明合金と同じ化学組成を有する合金のα
晶粒径を、縦軸に超塑性伸びの値を示した。図面におい
て、 1……本発明のチタン合金の実験値をプロットしてなる
実線部分、 2……比較用のチタン合金の実験値をプロットしてなる
点線部分。
およびFeを添加したときの超塑性伸びの変化を示すグラ
フである。横軸に2×Fewt.%+Mowt.%の値を、縦軸に
超塑性伸びの値を示した。第2図は、基本成分(Ti-6w
t.%Al-4wt.%V合金)にMoおよびFeを添加したときの
超塑性伸びの変化を示すグラフである。横軸にMowt.%
の値を、縦軸に超塑性伸びの値を示した。第3図は、基
本成分(Ti-6wt.%Al-4wt.%V合金)にMoおよびFeを添
加したときの超塑性伸びの変化を示すグラフである。横
軸にFewt.%の値を、縦軸に超塑性伸びの値を示した。
第4図は、本発明合金と同じ化学組成を有する合金のα
晶粒径を変化させたときの超塑性伸びを示すグラフであ
る。横軸に本発明合金と同じ化学組成を有する合金のα
晶粒径を、縦軸に超塑性伸びの値を示した。図面におい
て、 1……本発明のチタン合金の実験値をプロットしてなる
実線部分、 2……比較用のチタン合金の実験値をプロットしてなる
点線部分。
Claims (1)
- 【請求項1】Al:5.5〜6.75wt.%、 V :3.5〜4.5wt.%、 O(酸素):0.01〜0.2wt.%、 Fe:0.85〜3.15wt.%、 Mo:0.85〜3.15wt.%、 ただし、 3wt.%≦2×Fewt.%+Mowt.%≦8wt.%、 および、 残部:Tiおよび不可避的不純物、 からなり、α晶粒径が6μm以下であることを特徴とす
る、超塑性加工性に優れたチタン合金。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63327316A JPH0663049B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 超塑性加工性に優れたチタン合金 |
| US07/443,930 US4944914A (en) | 1988-12-24 | 1989-11-30 | Titanium base alloy for superplastic forming |
| EP89313177A EP0379798B1 (en) | 1988-12-24 | 1989-12-15 | Titanium base alloy for superplastic forming |
| DE68921456T DE68921456D1 (de) | 1988-12-24 | 1989-12-15 | Legierung auf Titanbasis für superplastische Formgebung. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63327316A JPH0663049B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 超塑性加工性に優れたチタン合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02173234A JPH02173234A (ja) | 1990-07-04 |
| JPH0663049B2 true JPH0663049B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=18197780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63327316A Expired - Fee Related JPH0663049B2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 超塑性加工性に優れたチタン合金 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4944914A (ja) |
| EP (1) | EP0379798B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0663049B2 (ja) |
| DE (1) | DE68921456D1 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5362441A (en) * | 1989-07-10 | 1994-11-08 | Nkk Corporation | Ti-Al-V-Mo-O alloys with an iron group element |
| DE69024418T2 (de) * | 1989-07-10 | 1996-05-15 | Nippon Kokan Kk | Legierung auf Titan-Basis und Verfahren zu deren Superplastischer Formgebung |
| US5256369A (en) * | 1989-07-10 | 1993-10-26 | Nkk Corporation | Titanium base alloy for excellent formability and method of making thereof and method of superplastic forming thereof |
| US5215600A (en) * | 1991-07-22 | 1993-06-01 | Rohr, Inc. | Thermomechanical treatment of Ti 6-2-2-2-2 |
| JP2988246B2 (ja) * | 1994-03-23 | 1999-12-13 | 日本鋼管株式会社 | (α+β)型チタン合金超塑性成形部材の製造方法 |
| US5939213A (en) * | 1995-06-06 | 1999-08-17 | Mcdonnell Douglas | Titanium matrix composite laminate |
| US6071360A (en) * | 1997-06-09 | 2000-06-06 | The Boeing Company | Controlled strain rate forming of thick titanium plate |
| US6001495A (en) * | 1997-08-04 | 1999-12-14 | Oregon Metallurgical Corporation | High modulus, low-cost, weldable, castable titanium alloy and articles thereof |
| AU8154898A (en) * | 1998-06-18 | 2000-01-05 | Boeing Company, The | Controlled strain rate forming of thick titanium plate |
| WO2012021186A2 (en) | 2010-04-30 | 2012-02-16 | Questek Innovations Llc | Titanium alloys |
| US11780003B2 (en) | 2010-04-30 | 2023-10-10 | Questek Innovations Llc | Titanium alloys |
| CN116694956B (zh) * | 2023-06-13 | 2025-12-05 | 宜宾上交大新材料研究中心 | 一种激光熔覆粉末及在铝合金表面激光熔覆的方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3595645A (en) * | 1966-03-16 | 1971-07-27 | Titanium Metals Corp | Heat treatable beta titanium base alloy and processing thereof |
| SU425961A1 (ru) * | 1971-08-23 | 1974-04-30 | Сплав на основе титана | |
| US4299626A (en) * | 1980-09-08 | 1981-11-10 | Rockwell International Corporation | Titanium base alloy for superplastic forming |
| JPH01252747A (ja) * | 1987-12-23 | 1989-10-09 | Nippon Steel Corp | 延性の優れた高強度チタン材及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-12-24 JP JP63327316A patent/JPH0663049B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-11-30 US US07/443,930 patent/US4944914A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-15 EP EP89313177A patent/EP0379798B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-15 DE DE68921456T patent/DE68921456D1/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0379798B1 (en) | 1995-03-01 |
| EP0379798A1 (en) | 1990-08-01 |
| US4944914A (en) | 1990-07-31 |
| DE68921456D1 (de) | 1995-04-06 |
| JPH02173234A (ja) | 1990-07-04 |
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