JPH0663127B2 - 糸条の熱処理装置 - Google Patents

糸条の熱処理装置

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JPH0663127B2
JPH0663127B2 JP59020776A JP2077684A JPH0663127B2 JP H0663127 B2 JPH0663127 B2 JP H0663127B2 JP 59020776 A JP59020776 A JP 59020776A JP 2077684 A JP2077684 A JP 2077684A JP H0663127 B2 JPH0663127 B2 JP H0663127B2
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JP
Japan
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yarn
heat treatment
heat
steam
insulation jacket
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Application number
JP59020776A
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JPS60167910A (ja
Inventor
高男 佐野
正史 小笠原
元瑞 竹本
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は糸条の熱処理装置に関し、特にナイロン66等の
熱可塑性合成重合体を溶融紡糸するときのスチームによ
る熱処理装置の改良に関するものである。
〔従来技術〕
例えば、ナイロン66の溶融紡糸工程に設けた熱処理装置
において、過熱スチームにより熱処理するときに要求さ
れる必要条件は、紡出糸に大きな糸斑(ウスター斑)を
発生させることなく十分な熱処理が行えることである。
しかし、スチームは凝縮によりドレン化するため、この
ドレンが熱処理において糸斑を助長する大きな要因にな
っていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、スチームで熱処理する場合に糸斑発生
を極力少なくすることができるようにした糸条の熱処理
装置を提供せんとすることにある。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するための本発明による糸条の熱処理装
置は、保温ジャケットで囲まれて内部が熱処理領域をな
すと共に、前記保温ジャケットと前記熱処理領域とを気
密に隔離する加熱筒と、該加熱筒の両端に互いに一定距
離を隔てて糸入口と糸出口とを設け、前記糸入口の近傍
には熱源に接続されるスチームの吹出口を、また前記糸
出口の近傍には排出手段に接続されるスチームの吸引口
をそれぞれ設けると共に、該吸引口を前記保温ジャケッ
ト内に配置したことを特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例により説明する。
図において、1は加熱筒であり、この加熱筒1の内部は
糸条Yを熱処理するための熱処理領域2になっており、
その外側は保温ジャケット3により囲まれている。保温
ジャケット3は断熱材4で囲まれ、上部の供給管6から
スチームを導入して加熱を行い、熱交換後のスチームを
下部の排出管5から排出するようにしている。このスチ
ームの入出方向は、保温ジャケット3内のスチーム,ド
レン処理が効率よく行われる構成であれば、前記と逆に
しても構わない。
加熱筒1の上部には糸入口7が設けられ、下部には糸出
口8が設けられている。この糸入口7と糸出口8の横断
面積は、それぞれ上記熱処理領域2の内部横断面積より
も小さくなるように絞られている。糸入口7にはさらに
2段階の絞りが設けられ、その多段絞りによるラビリン
ス効果によって熱処理領域2内の加熱気体が糸入口7の
外側へ漏出しないようにしている。勿論、糸入口7の絞
り段数は1段でもよく、或いは3段以上あってもよい。
糸入口7の下方には、過熱スチームを吹き出すための複
数の吹出口9が水平列状に開口し、これらが多段に設け
てある。この吹出口9からは、保温ジャケットの供給管
6とは別の独立した供給管10から供給された過熱スチー
ムが整流室11を介して吹き出され、その吹出方向を走行
糸条Yの糸軸に向けており、糸軸で衝突したのち旋回流
とならないようにしている。整流室11は内部に整流板1a
を設け、この整流板11aにより供給管10から供給された
過熱スチームを加熱筒1の周囲に均等に分散、かつ整流
させるようにしている。このため、過熱スチームは吹出
口9から走行糸条Yの糸軸に向けて求心的に吹き出され
る。また、供給管10は保温ジャケット15で囲まれてお
り、整流室11に至るまでの間に過熱スチームが凝縮して
ドレン化しないようにしてある。吹出口9は複数個が加
熱筒1の全周囲に均等に分配されるようにするのがよ
い。この吹出口9の水平方向の列は、複数段にしないで
一段だけでもよい。
糸出口8には円環スリット状の吸引口12が設けられ、熱
処理領域2内の過熱スチームを強制吸引するようになっ
ている。この吸引口12は、整流室13を介してブロア室
(図示せず)に連通する吸引管14に接続されている。整
流室13は整流板13aを内設し、この整流板13aは、上記ブ
ロワ等の排出手段に接続されている吸引口12から吸引す
る過熱スチームをその全周囲に均等に分散させて吸引管
14へ導くようにする。この吸引口12は、保温ジャケット
3内に配置されている。
吸引口12の下方には冷却管16が設けてある。この冷却管
16は保温ジャケット3の外側へ長く突出し、その外表面
を低温の外気と接するようにしている。冷却管16は、そ
の周囲に多数の冷却フィン17を設けて、この冷却フィン
17を介することにより外気への放熱を促進するようにし
ている。この冷却管16は、吸引口12で吸引しきれずに糸
条Yに随伴される余剰スチームを積極的に冷却凝縮し、
スチームのまま直接外気中へ放出されないようにして雰
囲気の乱れを防止するようにしている。
上記冷却管16の下端には、糸軸線(鉛直方向)に対し傾
斜した内壁面を有するドレン集束管18が装着されてい
る。ドレン集束管18の開口端にはさらに開口を拡大した
拡大穴18aが形成されている。さらにこの拡大穴18aの最
下端にドレン受け20が設けられている。上記ドレン集束
管18は、その傾斜した内壁面を利用することによって、
冷却管16で凝縮したドレンを内壁面の下側に1個所に集
束させ、それを拡大穴18aを経由してドレン受け20に滴
下させるようにしている。このようなドレンの集束によ
り走行糸条Yに対するドレンの付着が防止され、また床
面の汚損等を防止することができる。また、ドレン集束
管18の拡大穴18aはサクションガンの先端を挿入しやす
くしたもので、サクションガンによる糸掛け操作を容易
にしている。
上述した糸条の熱処理装置では、糸入口7の吹出口9か
ら吹き出した過熱スチームが糸出口8の吸引口12から強
制吸引されるため、過熱スチームの流れを、第1図に矢
印で示すように、熱処理領域2内において走行糸条Yに
沿う制御された流れにすることができる。このような過
熱スチームが糸条Yの走行方向に沿う制御された流れと
なるため、糸ゆれは小さく抑制され、糸斑の発生を小さ
くすることができる。しかも、実施例のように糸出入口
7,8の横断面積に対し、熱処理領域2の横断面積が大き
くしてあると、上記制御された流れに従い熱処理領域2
の下部に至った過熱スチームの一部は、反転を行って外
周側へ向かい、加熱筒1の内壁面に沿って上昇を行う対
流となる。このように過熱スチームの一部が過熱筒1の
内壁面に沿って上昇する間に保温ジャケット3との間で
熱交換を行い、再び走行糸条Yに沿って流下するとき、
保温ジャケット3から得た熱を糸条Yに対し与える。し
たがって、このような過熱スチームの対流により熱処理
領域2を走行する糸条Yは十分に熱処理を受けることに
なる。
このような熱処理効果を一層効果的にするには、熱処理
領域2の内径Dと糸出入口7,8の内径dとの比D/dを
2以上にすることが望ましい。勿論、上記の関係を維持
する限りにおいて、糸入口7の径と糸出口8の径は必ず
しも同一である必要はない。熱処理領域2の内径Dが前
記対流現象を生ぜしめるに十分な大きさを有する場合
は、前述の効果が期待できるが、熱処理領域2の内径D
が小さい場合、さらには熱処理領域2の長さが長い場
合、前記対流現象が生じにくいことが多い。この場合で
も、糸出入口7,8の径dを小さくすることによって、熱
処理領域2に過熱スチームを封じ込め、外気とのシール
効果を期待することができる。過熱スチーム密度を高め
ることにより、糸と過熱スチームとの熱交換が効率よく
行われ、熱処理効果を一層効果的にする。
さらに、上記熱処理装置は吸引口12を保温ジャケット3
に包まれるように配置しているため、吸引口12における
過熱スチームのドレン化を防止することができる。吸引
口12に付着したドレンは過熱スチームの流れを阻害し、
流量を非定常化するため糸斑発生の大きな原因になる
が、上記吸引口12の保温ジャケット3内への配置構成は
このような障害を効果的に除去することができる。
実施例 40デニール,13フィラメントのナイロン66糸条を紡糸速
度900m/分で溶融紡糸するにあたり、巻取りまでの間に
第1図に示す熱処理装置により過熱スチームにより熱処
理を行った。上記熱処理装置における加熱筒の内径Dは
57mm、糸出入口の内径dはいずれも20mmとした。また、
吹出口は水平一列の一段とし、糸軸に対する角度θを25
゜とした。そして、加熱スチームの吹出圧を200mmH
O、吸引圧を300mmHOとした。
上記装置により加熱処理したのちの糸条のウスター斑
(ハーフイナート法による測定)を測定したところ0.50
であり、従来の熱処理装置から得た糸条に比べて著しく
小さかった。
〔発明の効果〕
上述したように本発明の熱処理装置は、保温ジャケット
で囲まれて内部が熱処理領域をなすと共に、前記保温ジ
ャケットと前記熱処理領域とを気密に隔離する加熱筒
と、該加熱筒の両端に互いに一定距離を隔てて糸入口と
糸出口とを設け、前記糸入口の近傍には熱源に接続され
るスチームの吹出口を、前記糸出口の近傍には排気手段
に接続されるスチームの吸引口をそれぞれ設けると共
に、該吸引口を前記保温ジャケット内に配置したので、
加熱装置に供給した加熱気体は、処理すべき走行糸条に
沿う制御された流れとなって、糸ゆれを殆ど起さず、糸
斑の少ない良品質の糸を得ることがきる。また、吸引口
が保温ジャケット内に配置されているため、スチームが
凝縮して吸引口にドレンとして付着することがないた
め、そのドレンに基づく流量の非定常化による糸斑発生
も抑制され、一層品位の高い糸条を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例による熱処理装置の縦断面図であ
る。 1……加熱筒、2……熱処理領域、3……保温ジャケッ
ト、7……糸入口、8……糸出口、9……吹出口、12…
…吸引口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保温ジャケットで囲まれて内部が熱処理領
    域をなすと共に、前記保温ジャケットと前記熱処理領域
    とを気密に隔離する加熱筒と、該加熱筒の両端に互いに
    一定距離を隔てて糸入口と糸出口とを設け、前記糸入口
    の近傍には熱源に接続されるスチームの吹出口を、また
    前記糸出口の近傍には排気手段に接続されるスチームの
    吸引口をそれぞれ設けると共に、該吸引口を前記保温ジ
    ャケット内に配置したことを特徴とする糸条の熱処理装
    置。
JP59020776A 1984-02-09 1984-02-09 糸条の熱処理装置 Expired - Lifetime JPH0663127B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP59020776A JPH0663127B2 (ja) 1984-02-09 1984-02-09 糸条の熱処理装置

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JP59020776A JPH0663127B2 (ja) 1984-02-09 1984-02-09 糸条の熱処理装置

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JPS60167910A JPS60167910A (ja) 1985-08-31
JPH0663127B2 true JPH0663127B2 (ja) 1994-08-17

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ID=12036550

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