JPH0663221B2 - 地盤改良工法におけるスラリーの再利用方法 - Google Patents
地盤改良工法におけるスラリーの再利用方法Info
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- JPH0663221B2 JPH0663221B2 JP1221676A JP22167689A JPH0663221B2 JP H0663221 B2 JPH0663221 B2 JP H0663221B2 JP 1221676 A JP1221676 A JP 1221676A JP 22167689 A JP22167689 A JP 22167689A JP H0663221 B2 JPH0663221 B2 JP H0663221B2
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- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
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- E02D3/12—Consolidating by placing solidifying or pore-filling substances in the soil
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
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- E21B—EARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B21/00—Methods or apparatus for flushing boreholes, e.g. by use of exhaust air from motor
- E21B21/06—Arrangements for treating drilling fluids outside the borehole
- E21B21/063—Arrangements for treating drilling fluids outside the borehole by separating components
- E21B21/065—Separating solids from drilling fluids
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、地盤内に硬化材を注入する地盤改良工法にお
いて、施工時に排出される泥水、即ちスラリーを再生し
て、再び注入材、即ち硬化材として利用する地盤改良工
法におけるスラリーの再利用方法に関する。
いて、施工時に排出される泥水、即ちスラリーを再生し
て、再び注入材、即ち硬化材として利用する地盤改良工
法におけるスラリーの再利用方法に関する。
[従来の技術] 上記した地盤改良工法において、地盤内に注入された硬
化材のうち、地盤に削孔された孔及び地盤中の空隙の容
積に相当する量以上の硬化材は、スラリーとして地上に
排出される。そして、地上に排出されたスラリーは、現
在、産業廃棄物として処分されている。なお、スラリー
の排出量は地盤改良工法の種類によって異なり、また、
排出されたスラリー中の土砂の含有量も施工条件及び施
工方法によって相違する。
化材のうち、地盤に削孔された孔及び地盤中の空隙の容
積に相当する量以上の硬化材は、スラリーとして地上に
排出される。そして、地上に排出されたスラリーは、現
在、産業廃棄物として処分されている。なお、スラリー
の排出量は地盤改良工法の種類によって異なり、また、
排出されたスラリー中の土砂の含有量も施工条件及び施
工方法によって相違する。
[発明が解決しようとする課題] しかし、スラリーを産業廃棄物として処理することは、
処理コストの増加を招く。それに加えて、産業廃棄物の
処理施設の建造数が減少している現状は、処理コストの
増加を助長している。このため、スラリー(スラリー中
に含有される硬化材)の再利用が強く要望されている。
処理コストの増加を招く。それに加えて、産業廃棄物の
処理施設の建造数が減少している現状は、処理コストの
増加を助長している。このため、スラリー(スラリー中
に含有される硬化材)の再利用が強く要望されている。
ここで、スラリーの再利用に際しては、排出されたスラ
リー中に含有されている硬化材の量を計測する技術が必
須となる。そして、この様な含有硬化材量計測技術とし
ては、カルシウム分析法、PH測定法、ホウ素トレーサ
法が挙げられる。
リー中に含有されている硬化材の量を計測する技術が必
須となる。そして、この様な含有硬化材量計測技術とし
ては、カルシウム分析法、PH測定法、ホウ素トレーサ
法が挙げられる。
カルシウム分析法は、固結試料中のカルシウム量を測定
した後に、硬化材のカルシウム素成分を逆算して、それ
から硬化材の含有量を求める方法である。しかし、この
方法は、含有量を計測するのに非常に労力を費やしてし
まうという問題が存在する。
した後に、硬化材のカルシウム素成分を逆算して、それ
から硬化材の含有量を求める方法である。しかし、この
方法は、含有量を計測するのに非常に労力を費やしてし
まうという問題が存在する。
PH測定法は、硬化材が溶出するアルカリ度(PH)及
び排出されたスラリーの物性(比重等)から、施工経過
(実績)から得た数値に基づいて、硬化材量の範囲を推
定するものである。しかし、この方法では実績から得た
数値を利用しているので、各地盤毎の最新情報を求める
ことができない、という問題を有している。
び排出されたスラリーの物性(比重等)から、施工経過
(実績)から得た数値に基づいて、硬化材量の範囲を推
定するものである。しかし、この方法では実績から得た
数値を利用しているので、各地盤毎の最新情報を求める
ことができない、という問題を有している。
ホウ素トレーサ法は、ホウ素原子が中性子を吸収すると
いう原理を利用して、ホウ素原子濃度が一定になるよう
に硬化材中に混入し、ホウ素原子数を測定することによ
り硬化材の量を求める方法である。この方法は、硬化材
の定量測定が可能であるという利点を有している。しか
し、計測に際して放射性同位体(RI)を使用しなけれ
ばならないという問題がある。
いう原理を利用して、ホウ素原子濃度が一定になるよう
に硬化材中に混入し、ホウ素原子数を測定することによ
り硬化材の量を求める方法である。この方法は、硬化材
の定量測定が可能であるという利点を有している。しか
し、計測に際して放射性同位体(RI)を使用しなけれ
ばならないという問題がある。
本発明は上記した従来技術の問題点に鑑みて提案された
もので、排出されたスラリー中に含有されている硬化材
の量を正確且つ好適に計測する事ができて、スラリー
(スラリー中に含有される硬化材)の再利用という要請
に応えることができる地盤改良工法におけるスラリーの
再利用方法を提供することを目的としている。
もので、排出されたスラリー中に含有されている硬化材
の量を正確且つ好適に計測する事ができて、スラリー
(スラリー中に含有される硬化材)の再利用という要請
に応えることができる地盤改良工法におけるスラリーの
再利用方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明の地盤改良工法におけるスラリーの再利用方法
は、地盤内に硬化材を注入する地盤改良工法におけるス
ラリーの再利用方法において、注入する硬化材中に透磁
性を有する物質を添加する工程と、該物質を添加された
硬化材の透磁特性を示唆する物理量を測定する工程と、
該物理量から硬化材の量を算出する工程とを含み、更
に、地盤改良工法の施工時に排出されるスラリーを回収
する工程と、回収されたスラリーにおける前記物理量を
測定して回収された硬化材の量を算出する工程と、地盤
改良に必要な硬化材の注入量と回収された硬化材の量と
の差を算出し且つその差に対応する量の硬化材を注入す
る工程、とを含んでいる。
は、地盤内に硬化材を注入する地盤改良工法におけるス
ラリーの再利用方法において、注入する硬化材中に透磁
性を有する物質を添加する工程と、該物質を添加された
硬化材の透磁特性を示唆する物理量を測定する工程と、
該物理量から硬化材の量を算出する工程とを含み、更
に、地盤改良工法の施工時に排出されるスラリーを回収
する工程と、回収されたスラリーにおける前記物理量を
測定して回収された硬化材の量を算出する工程と、地盤
改良に必要な硬化材の注入量と回収された硬化材の量と
の差を算出し且つその差に対応する量の硬化材を注入す
る工程、とを含んでいる。
本発明を実施するに際して、硬化材としてセメントを用
い、透磁性を有する物質としてフェライトを用いるのが
好ましい。
い、透磁性を有する物質としてフェライトを用いるのが
好ましい。
ここで、セメント粒子の粒径をda、フェライト粒子の
粒径をdb、セメント粒子の比重をδa、フェライト粒子
の比重をδb、セメントとフェライトの懸濁液の比重を
δsとすれば、 なる式に適合するように、セメント粒子及びフェライト
粒子を選択するのが好ましい。セメントとフェライトと
が混合物中で同一の挙動を示し、混合物中の分散比率が
一定となり、スラリー中のセメントの含有量を正確に算
出できるようにするためである。
粒径をdb、セメント粒子の比重をδa、フェライト粒子
の比重をδb、セメントとフェライトの懸濁液の比重を
δsとすれば、 なる式に適合するように、セメント粒子及びフェライト
粒子を選択するのが好ましい。セメントとフェライトと
が混合物中で同一の挙動を示し、混合物中の分散比率が
一定となり、スラリー中のセメントの含有量を正確に算
出できるようにするためである。
[作用] 上記したような構成を有する本発明によれば、排出され
たスラリーを回収し該スラリーに含有される硬化材の透
磁特性を示唆する物理量を測定することにより、回収さ
れたスラリーに含有される硬化材の量、すなわち回収さ
れた硬化材の量が算出される。そして、予め分かってい
る地盤改良に必要な硬化材の量と回収された硬化材の量
とを比較してその差を求めれば、新たに注入すべき硬化
材の量が算出されるのである。
たスラリーを回収し該スラリーに含有される硬化材の透
磁特性を示唆する物理量を測定することにより、回収さ
れたスラリーに含有される硬化材の量、すなわち回収さ
れた硬化材の量が算出される。そして、予め分かってい
る地盤改良に必要な硬化材の量と回収された硬化材の量
とを比較してその差を求めれば、新たに注入すべき硬化
材の量が算出されるのである。
この様に、本発明によればスラリー回収と同時に回収硬
化材量が算出されるので、新たに注入すべき硬化材の量
を、最新のデータ(数値)に基づいて、リアルタイム制
御することができる。その結果、スラリーの再利用が完
全に自動化されたシステムにおいて実施することが可能
となる。
化材量が算出されるので、新たに注入すべき硬化材の量
を、最新のデータ(数値)に基づいて、リアルタイム制
御することができる。その結果、スラリーの再利用が完
全に自動化されたシステムにおいて実施することが可能
となる。
ここで、本発明ではトレーサーとして透磁性を有する物
質を採用しており、該透磁性を有する物質は、放射性物
質等に比較して、人体には無害である。そして、硬化材
が再利用されるため、産業廃棄物として処理すべき量が
減少する。このため、本発明の実施によれば、公害の発
生を抑制することも可能である。
質を採用しており、該透磁性を有する物質は、放射性物
質等に比較して、人体には無害である。そして、硬化材
が再利用されるため、産業廃棄物として処理すべき量が
減少する。このため、本発明の実施によれば、公害の発
生を抑制することも可能である。
また、透磁性を有する添加物質を適宜選定することによ
り、該添加物質と硬化材の挙動を同一にせしめることが
可能なので、算出された回収硬化材量も正確な数値とな
る。
り、該添加物質と硬化材の挙動を同一にせしめることが
可能なので、算出された回収硬化材量も正確な数値とな
る。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。
する。
第1図は、所謂コラムジェットグラウト工法において本
発明を適用した実施例の概要を示している。水1及びセ
メントから成る硬化材2は、それぞれ計量器3、4によ
り計量された後、ミキサ5に投入されて混合攪拌され
る。そして、水及び硬化材の攪拌物は第1の貯留攪拌槽
6に移されて、適宜攪拌されつつ地盤改良作業に好適な
状態で貯留される。なお、硬化材2には磁性粒体が均一
に配合されている。
発明を適用した実施例の概要を示している。水1及びセ
メントから成る硬化材2は、それぞれ計量器3、4によ
り計量された後、ミキサ5に投入されて混合攪拌され
る。そして、水及び硬化材の攪拌物は第1の貯留攪拌槽
6に移されて、適宜攪拌されつつ地盤改良作業に好適な
状態で貯留される。なお、硬化材2には磁性粒体が均一
に配合されている。
地盤改良作業に際して、先ず、圧送ポンプ7によって水
及び硬化材の攪拌物が第2の貯留攪拌槽8に送出され、
次に、注入ポンプ9により地盤改良作業現場10へ送ら
れる。明確に図示はされていないが、地盤改良作業現場
10においては、地盤に孔が掘削されており、該孔中で
水及び硬化材の攪拌物が噴出されて、柱状固結体が構成
される。
及び硬化材の攪拌物が第2の貯留攪拌槽8に送出され、
次に、注入ポンプ9により地盤改良作業現場10へ送ら
れる。明確に図示はされていないが、地盤改良作業現場
10においては、地盤に孔が掘削されており、該孔中で
水及び硬化材の攪拌物が噴出されて、柱状固結体が構成
される。
柱状固結体構築に使用されなかった前記攪拌物は、作業
現場の泥土と共に、排出泥水或いはスラリー11として
作業現場の掘削孔から排出される。そして、サンドポン
プ12によって硬化材回収工程に送られる(ラインL1
2)。ラインL12を介して送出されるスラリーは、振
動篩13によって、そこに含有されている粗粒土砂が分
離されて排出され、再利用が可能な状態となる(ステッ
プS12)。
現場の泥土と共に、排出泥水或いはスラリー11として
作業現場の掘削孔から排出される。そして、サンドポン
プ12によって硬化材回収工程に送られる(ラインL1
2)。ラインL12を介して送出されるスラリーは、振
動篩13によって、そこに含有されている粗粒土砂が分
離されて排出され、再利用が可能な状態となる(ステッ
プS12)。
粗粒土砂が分離されて再利用が可能となったスラリーは
貯留槽14に送られ、該貯留槽において密度計15によ
りその密度が測定され、測定された密度は演算機16に
入力される(ラインL15)。一方、再利用可能なスラ
リーは貯留槽14から圧送ポンプ17により、流量計1
8を介して前記第2の貯留攪拌槽8に送出される。この
際に、流量計18により測定された再利用可能なスラリ
ーの流量は演算機16へ入力される(ラインL18)。
そして、再利用可能なスラリーに含有されている硬化材
の透磁特性を示す物理量であるインピーダンスが、イン
ピーダンスアナライザ19により計測され、その計測結
果は演算機16へ入力される(ラインL19)。
貯留槽14に送られ、該貯留槽において密度計15によ
りその密度が測定され、測定された密度は演算機16に
入力される(ラインL15)。一方、再利用可能なスラ
リーは貯留槽14から圧送ポンプ17により、流量計1
8を介して前記第2の貯留攪拌槽8に送出される。この
際に、流量計18により測定された再利用可能なスラリ
ーの流量は演算機16へ入力される(ラインL18)。
そして、再利用可能なスラリーに含有されている硬化材
の透磁特性を示す物理量であるインピーダンスが、イン
ピーダンスアナライザ19により計測され、その計測結
果は演算機16へ入力される(ラインL19)。
再利用可能なスラリーの密度、流量、インピーダンスが
入力された演算機16は、それらの測定値から該スラリ
ーに含有されている硬化材の量、即ち回収された硬化材
の量、を算出する。そして、地盤改良作業に必要な硬化
材の量と回収された硬化材の量との差が演算機16によ
り算出され、該差に対応する量の硬化材が第1の貯留攪
拌槽6から供給されるように、演算機16から圧送ポン
プ7へ制御信号が伝達される(ラインL16)。その結
果、回収された硬化材の量がリアルタイムにて求めら
れ、地盤改良作業に必要且つ十分な量の硬化材が正確に
供給されるのである。
入力された演算機16は、それらの測定値から該スラリ
ーに含有されている硬化材の量、即ち回収された硬化材
の量、を算出する。そして、地盤改良作業に必要な硬化
材の量と回収された硬化材の量との差が演算機16によ
り算出され、該差に対応する量の硬化材が第1の貯留攪
拌槽6から供給されるように、演算機16から圧送ポン
プ7へ制御信号が伝達される(ラインL16)。その結
果、回収された硬化材の量がリアルタイムにて求めら
れ、地盤改良作業に必要且つ十分な量の硬化材が正確に
供給されるのである。
次に、第2図を参照して、インピーダンスが硬化材の透
磁特性を示す原理を説明する。第2図は、中空コイル2
0中に磁性体22を挿入した状態を示している。
磁特性を示す原理を説明する。第2図は、中空コイル2
0中に磁性体22を挿入した状態を示している。
中空コイル20のインピーダンスZ0は、インダクタン
スをL0、内部抵抗をR0として、純虚数をjとすれば、 Z0=R0+jωL0 なる式で与えられる。
スをL0、内部抵抗をR0として、純虚数をjとすれば、 Z0=R0+jωL0 なる式で与えられる。
磁性体22の透磁率をμとし、該磁性体22を中空コイ
ル20内に挿入すると、コイルのインピーダンスZ
1は、 Z1=R0+ωL0(S1/S0)μB +{jωL0(S0−S1+μΛS1)/S0} なる式で与えられる。ここで、μAは透磁率μの実数
部、μBは透磁率μの虚数部である。即ち、透磁率μは μ=μΛ−jμB なる式で表される。
ル20内に挿入すると、コイルのインピーダンスZ
1は、 Z1=R0+ωL0(S1/S0)μB +{jωL0(S0−S1+μΛS1)/S0} なる式で与えられる。ここで、μAは透磁率μの実数
部、μBは透磁率μの虚数部である。即ち、透磁率μは μ=μΛ−jμB なる式で表される。
また、磁性体22を中空コイル20内に挿入したときの
コイルのインピーダンスZ1は、 Z1=R1+jωL1 なる式で表される。従って、 R1=R0+ωL0(S1/S0)μB L1=L0(S0−S1+μAS1)/S0 となる。この2つの式からそれぞれμA、μBを導けば、 μA =(S0/S1){(L1/L0)−1}+1 μB =(S0/S1){(R1/R1)/ωL0} となる。
コイルのインピーダンスZ1は、 Z1=R1+jωL1 なる式で表される。従って、 R1=R0+ωL0(S1/S0)μB L1=L0(S0−S1+μAS1)/S0 となる。この2つの式からそれぞれμA、μBを導けば、 μA =(S0/S1){(L1/L0)−1}+1 μB =(S0/S1){(R1/R1)/ωL0} となる。
これにより、磁性体22を挿入しない中空状態における
コイルのインピーダンスZ1および抵抗と、磁性体22
を挿入した状態におけるコイルのインピーダンスZ0お
よび抵抗とが分かれば、磁性体22の透磁率μが求まる
のである。ここで、磁性体22として高周波域まで磁気
損失が無い材質から成る物を使用すれば測定周波数にお
いてはμB=0であり、μΛのみとなるので、コイルの
インダクタンス変化が分かれば、磁性体22の透磁率μ
が求まるのである。
コイルのインピーダンスZ1および抵抗と、磁性体22
を挿入した状態におけるコイルのインピーダンスZ0お
よび抵抗とが分かれば、磁性体22の透磁率μが求まる
のである。ここで、磁性体22として高周波域まで磁気
損失が無い材質から成る物を使用すれば測定周波数にお
いてはμB=0であり、μΛのみとなるので、コイルの
インダクタンス変化が分かれば、磁性体22の透磁率μ
が求まるのである。
磁性体粒子を非磁性体中に混合し分散させた場合、混合
物の透磁性は磁性体濃度によって変化し、混合物の透磁
率が分かれば磁性体の量が分かる。本発明において磁性
体は硬化材中へ一定の割合で均一に配合されているの
で、磁性体の量は硬化材の量に比例している。従って、
混合物の透磁率から磁性体の量が分かれば、硬化材の量
を求めることができるのである。
物の透磁性は磁性体濃度によって変化し、混合物の透磁
率が分かれば磁性体の量が分かる。本発明において磁性
体は硬化材中へ一定の割合で均一に配合されているの
で、磁性体の量は硬化材の量に比例している。従って、
混合物の透磁率から磁性体の量が分かれば、硬化材の量
を求めることができるのである。
第3図は本発明において透磁率を測定する装置の1例を
示している。第3図において、ガラス管24に被覆銅線
26を巻き付けてコイル28を形成し、このガラス管2
4内に回収したスラリー(第3図では図示せず)を流
す。そして、コイル28のインダクタンスをインピーダ
ンスアナライザ30で測定している。そして、前述した
原理に基づいて、ガラス管24内を流れるスラリーの透
磁率を求めることが出来るのである。
示している。第3図において、ガラス管24に被覆銅線
26を巻き付けてコイル28を形成し、このガラス管2
4内に回収したスラリー(第3図では図示せず)を流
す。そして、コイル28のインダクタンスをインピーダ
ンスアナライザ30で測定している。そして、前述した
原理に基づいて、ガラス管24内を流れるスラリーの透
磁率を求めることが出来るのである。
第4図は、スラリーに代えて、平均粒径2.5μmのフ
ェライト粒子を5wt%セメント(平均粒径15μm)
中に混合したフェライトセメントと水との混合物をガラ
ス管24内に流し、フェライトセメントの濃度を種々変
化させた場合において、フェライトセメントの濃度を検
出した測定結果を示している。第4図から明らかなよう
に、透磁率はフェライトセメントの濃度に比例して変化
しており、透磁率が分かればフェライトセメントの濃度
即ち含有量が求まる。
ェライト粒子を5wt%セメント(平均粒径15μm)
中に混合したフェライトセメントと水との混合物をガラ
ス管24内に流し、フェライトセメントの濃度を種々変
化させた場合において、フェライトセメントの濃度を検
出した測定結果を示している。第4図から明らかなよう
に、透磁率はフェライトセメントの濃度に比例して変化
しており、透磁率が分かればフェライトセメントの濃度
即ち含有量が求まる。
ここで、透磁率から硬化材(フェライトセメント)の含
有量を求めるためには、トレーサーである磁性粒体が非
磁性体である硬化材中で均一に配合され、硬化材が水等
により希釈された際に磁性粒体と硬化材とが同一の挙動
を示す必要がある。換言すると、磁性粒体が硬化材中で
沈殿したり或いは磁性粒体が硬化材と分離した場合に
は、透磁率と硬化材含有量との比例関係が成立せず、本
発明の実施が不可能になってしまう。以下に、磁性粒体
と硬化材とが同一の挙動を示すための条件について説明
する。ここで、硬化材としてはセメント、磁性粒体とし
てはフェライトを用いるものとする。
有量を求めるためには、トレーサーである磁性粒体が非
磁性体である硬化材中で均一に配合され、硬化材が水等
により希釈された際に磁性粒体と硬化材とが同一の挙動
を示す必要がある。換言すると、磁性粒体が硬化材中で
沈殿したり或いは磁性粒体が硬化材と分離した場合に
は、透磁率と硬化材含有量との比例関係が成立せず、本
発明の実施が不可能になってしまう。以下に、磁性粒体
と硬化材とが同一の挙動を示すための条件について説明
する。ここで、硬化材としてはセメント、磁性粒体とし
てはフェライトを用いるものとする。
懸濁液中で、多数の粒子が相互に影響を与えつつ落下す
る干渉落下においては、ストークスの法則が成り立つ範
囲では、粒子の落下速度VSは、 VS={(δ−δS)d2}/(18ηS) なる式で与えられる。ここで、δは粒子の比重、δSは
懸濁液の比重、dは粒子の直径、ηSは懸濁液の粘度を
示している。
る干渉落下においては、ストークスの法則が成り立つ範
囲では、粒子の落下速度VSは、 VS={(δ−δS)d2}/(18ηS) なる式で与えられる。ここで、δは粒子の比重、δSは
懸濁液の比重、dは粒子の直径、ηSは懸濁液の粘度を
示している。
例えば、セメントとフェライトのように比重の異なる粒
子において、等しい落下速度を有する粒子は等速落下粒
と呼ばれ、等速落下粒の大きさの比を等速落下比と言
う。そして、等速落下比は なる式で与えられる。ここでda、dbは2種類の粒子の
直径、δa、δbは2種類の粒子の比重である。
子において、等しい落下速度を有する粒子は等速落下粒
と呼ばれ、等速落下粒の大きさの比を等速落下比と言
う。そして、等速落下比は なる式で与えられる。ここでda、dbは2種類の粒子の
直径、δa、δbは2種類の粒子の比重である。
この式で与えられる条件を満たすセメント及びフェライ
トを選択すれば、両者は懸濁液即ち混合液中で同一の挙
動を示すのである。但し、実際の粒子には粒径にバラつ
きがあるので、上式の条件を満たすためには、比重の大
きいほうの粒子の粒径を上式から求まる数値よりもさら
に小さくするのが好適である。
トを選択すれば、両者は懸濁液即ち混合液中で同一の挙
動を示すのである。但し、実際の粒子には粒径にバラつ
きがあるので、上式の条件を満たすためには、比重の大
きいほうの粒子の粒径を上式から求まる数値よりもさら
に小さくするのが好適である。
次に、磁性粒体が配合された硬化材として5wt%フェ
ライトセメントを使用し、第1図で示す実施例により排
出されたスライムの透磁率を求めて回収したセメント量
を測定した場合の測定結果と、化学分析によりCaO量
を求めて且つそのCaO量から回収したセメント量を測
定した場合の測定結果とを比較して説明する。ここで、
試験条件は、フェライト濃度が5wt%、フェライトの
平均粒径が2.4μm、地盤改良作業により形成される
柱状固結体の長さ(コラム長さ)が4m、注入材濃度
(W/C)が100%、地盤改良作業におけるノズル引
上速度が5cm/min.である。
ライトセメントを使用し、第1図で示す実施例により排
出されたスライムの透磁率を求めて回収したセメント量
を測定した場合の測定結果と、化学分析によりCaO量
を求めて且つそのCaO量から回収したセメント量を測
定した場合の測定結果とを比較して説明する。ここで、
試験条件は、フェライト濃度が5wt%、フェライトの
平均粒径が2.4μm、地盤改良作業により形成される
柱状固結体の長さ(コラム長さ)が4m、注入材濃度
(W/C)が100%、地盤改良作業におけるノズル引
上速度が5cm/min.である。
第5図から明らかなように、第1図で示す実施例による
セメント量の測定結果は化学分析による測定結果と比較
して10%程度の誤差しかない。従って、本発明を実施
するに際して、回収されたセメント量が正確に算出され
ていることが理解される。
セメント量の測定結果は化学分析による測定結果と比較
して10%程度の誤差しかない。従って、本発明を実施
するに際して、回収されたセメント量が正確に算出され
ていることが理解される。
第6図は、本発明により再利用されるスラリー(そこに
含有されている硬化材)を用いて構築された柱状固結体
の強度試験の結果を示すものである。該強度試験の結果
から明らかなように、本発明を実施することによって構
築された柱状固結体は、均一の強度を有しており、非常
に良好な強度特性を有していることが理解される。
含有されている硬化材)を用いて構築された柱状固結体
の強度試験の結果を示すものである。該強度試験の結果
から明らかなように、本発明を実施することによって構
築された柱状固結体は、均一の強度を有しており、非常
に良好な強度特性を有していることが理解される。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、排出されたスラ
リーに含有されている硬化材量がリアルタイムに且つ正
確に算出されて、地盤改良作業に必要な硬化材の量と回
収された硬化材の量との差が直ちに求められる。そのた
め、硬化材が有効利用されて、その廃棄量が激減する。
同時に、スラリーの再利用或いはスラリーに含有されて
いるセメントの再利用を、完全に自動化されたシステム
にて実施することができる。
リーに含有されている硬化材量がリアルタイムに且つ正
確に算出されて、地盤改良作業に必要な硬化材の量と回
収された硬化材の量との差が直ちに求められる。そのた
め、硬化材が有効利用されて、その廃棄量が激減する。
同時に、スラリーの再利用或いはスラリーに含有されて
いるセメントの再利用を、完全に自動化されたシステム
にて実施することができる。
また、トレーサーとして磁性粒体を使用したので、人体
に悪影響を与えたり、公害の原因となることもない。
に悪影響を与えたり、公害の原因となることもない。
さらに、本発明を実施することによって構築された柱状
固結体は、その強度が全体的に均一であり、良好な強度
特性を有している。
固結体は、その強度が全体的に均一であり、良好な強度
特性を有している。
第1図は本発明の1実施例の手順を示すブロック図、第
2図は本発明における測定原理の説明図、第3図は本発
明で用いられる測定装置の説明図、第4図は第3図の測
定装置を用いて測定した透磁率とセメント含有量との特
性図、第5図は本発明の測定原理に従って測定した測定
結果の精度を表にして示す図、第6図は本発明に従って
構築された柱状固結体の各部分の強度を表にして示す図
である。 1…水、2…硬化材、7…圧送ポンプ、16…演算機、
19、30…アナライザ
2図は本発明における測定原理の説明図、第3図は本発
明で用いられる測定装置の説明図、第4図は第3図の測
定装置を用いて測定した透磁率とセメント含有量との特
性図、第5図は本発明の測定原理に従って測定した測定
結果の精度を表にして示す図、第6図は本発明に従って
構築された柱状固結体の各部分の強度を表にして示す図
である。 1…水、2…硬化材、7…圧送ポンプ、16…演算機、
19、30…アナライザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 999999999 昭栄薬品株式会社 大阪府大阪市城東区関目6丁目15番29号 (72)発明者 吉田 宏 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 蔦岡 孝則 東京都港区芝5丁目33番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 今井 俊雄 埼玉県戸田市大字戸田124番地 (72)発明者 吉原 正博 千葉県船橋市新高根3丁目27番1号 (72)発明者 柴崎 光弘 東京都港区元赤坂1丁目6番4号 ケミカ ルグラウト株式会社内 (72)発明者 久保 弘明 東京都港区元赤坂1丁目6番4号 ケミカ ルグラウト株式会社内 (72)発明者 神保 俊次 東京都港区元赤坂1丁目6番4号 ケミカ ルグラウト株式会社内 (72)発明者 宮崎 曠 兵庫県宝塚市宝梅町2丁目3番12号 (56)参考文献 特開 昭63−189519(JP,A) 特開 昭53−83307(JP,A) 特開 昭58−127827(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】地盤内に硬化材を注入する地盤改良工法に
おけるスラリーの再利用方法において、注入する硬化材
中に透磁性を有する物質を添加する工程と、該物質を添
加された硬化材の透磁特性を示唆する物理量を測定する
工程と、該物理量から硬化材の量を算出する工程とを含
み、更に、地盤改良工法の施工時に排出されるスラリー
を回収する工程と、回収されたスラリーにおける前記物
理量を測定して回収された硬化材の量を算出する工程
と、地盤改良に必要な硬化材の注入量と回収された硬化
材の量との差を算出し且つその差に対応する量の硬化材
を注入する工程、とを含む事を特徴とする地盤改良工法
におけるスラリーの再利用方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1221676A JPH0663221B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 地盤改良工法におけるスラリーの再利用方法 |
| EP90912963A EP0440825B1 (en) | 1989-08-30 | 1990-08-30 | Method of re-using slurry in ground improving construction work |
| PCT/JP1990/001100 WO1991003605A1 (fr) | 1989-08-30 | 1990-08-30 | Procede de reutilisation de la boue lors de travaux de stabilisation du sol |
| DE69009038T DE69009038T2 (de) | 1989-08-30 | 1990-08-30 | Verfahren zur wiederverwendung des schlamms bei der bodenstabilisierung. |
| US07/689,053 US5123783A (en) | 1989-08-30 | 1990-08-30 | Method of reusing slurry |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1221676A JPH0663221B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 地盤改良工法におけるスラリーの再利用方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0387411A JPH0387411A (ja) | 1991-04-12 |
| JPH0663221B2 true JPH0663221B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=16770528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1221676A Expired - Fee Related JPH0663221B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 地盤改良工法におけるスラリーの再利用方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5123783A (ja) |
| EP (1) | EP0440825B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0663221B2 (ja) |
| DE (1) | DE69009038T2 (ja) |
| WO (1) | WO1991003605A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6042305A (en) * | 1997-08-15 | 2000-03-28 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Fiber-reinforced soil mixtures |
| RU2165495C1 (ru) * | 1999-12-17 | 2001-04-20 | Закрытое акционерное общество "НЕЙРОКОМ" | Способ контроля характеристик жидкой колонны в процессе ее образования |
| JP4488403B2 (ja) * | 2003-08-06 | 2010-06-23 | ライト工業株式会社 | 地盤改良工法における排泥の再利用方法およびその装置 |
| JP5646309B2 (ja) * | 2010-12-17 | 2014-12-24 | 鹿島建設株式会社 | 探査方法 |
| RU2513567C1 (ru) * | 2012-11-01 | 2014-04-20 | Закрытое акционерное общество "Триада-Холдинг" | Способ определения количества цемента в грунтоцементном материале конструкции |
| EP3822415A1 (de) | 2019-11-14 | 2021-05-19 | Keller Holding GmbH | Messaufbau für eine rücklaufzementsuspension, baustellenanordnung mit einem messaufbau sowie verfahren und verwendung |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60141917A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-27 | Takenaka Komuten Co Ltd | ソイルパイル余剰液の再利用プラント |
| DE3502997A1 (de) * | 1985-01-30 | 1986-07-31 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur verfestigung von geologischen formationen |
| JPH0657938B2 (ja) * | 1986-07-25 | 1994-08-03 | 鹿島建設株式会社 | 人工岩の造成工法 |
| US5026215A (en) * | 1988-12-02 | 1991-06-25 | Geochemical Corporation | Method of grouting formations and composition useful therefor |
| JPH079087B2 (ja) * | 1989-01-10 | 1995-02-01 | 株式会社エヌ、アイ、ティ | 地盤硬化剤噴射注入装置 |
| JPH079088B2 (ja) * | 1989-01-27 | 1995-02-01 | 鹿島建設株式会社 | 大口径地盤改良工法 |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP1221676A patent/JPH0663221B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-08-30 WO PCT/JP1990/001100 patent/WO1991003605A1/ja not_active Ceased
- 1990-08-30 EP EP90912963A patent/EP0440825B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-30 DE DE69009038T patent/DE69009038T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-08-30 US US07/689,053 patent/US5123783A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0387411A (ja) | 1991-04-12 |
| DE69009038D1 (de) | 1994-06-23 |
| WO1991003605A1 (fr) | 1991-03-21 |
| EP0440825A4 (en) | 1992-01-15 |
| EP0440825A1 (en) | 1991-08-14 |
| EP0440825B1 (en) | 1994-05-18 |
| US5123783A (en) | 1992-06-23 |
| DE69009038T2 (de) | 1994-09-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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