JPH0663300B2 - スチールフレーム型カーテンウォールおよびその製造法 - Google Patents
スチールフレーム型カーテンウォールおよびその製造法Info
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- JPH0663300B2 JPH0663300B2 JP63316260A JP31626088A JPH0663300B2 JP H0663300 B2 JPH0663300 B2 JP H0663300B2 JP 63316260 A JP63316260 A JP 63316260A JP 31626088 A JP31626088 A JP 31626088A JP H0663300 B2 JPH0663300 B2 JP H0663300B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,建物の外装材としてのスチールフレーム型カ
ーテンウォールおよびその製造法に関する。
ーテンウォールおよびその製造法に関する。
昨今,建物外装材のカーテンウォールとして繊維補強コ
ンクリートパネルの使用が試みられている。この場合,
寸法安定性を確保するために,最高温度180℃(約10気
圧)のオートクレーブ養生を行なうことが不可欠であ
る。また,コンクリートパネルの強度確保と建物躯体材
料への取付けを容易にするためにメタルフレームがパネ
ル裏面に接続されるが,コンクリートの収縮や撓みを吸
収する接続方式とすることが必要となり,このためにフ
レキシブルアンカー等が使用された。
ンクリートパネルの使用が試みられている。この場合,
寸法安定性を確保するために,最高温度180℃(約10気
圧)のオートクレーブ養生を行なうことが不可欠であ
る。また,コンクリートパネルの強度確保と建物躯体材
料への取付けを容易にするためにメタルフレームがパネ
ル裏面に接続されるが,コンクリートの収縮や撓みを吸
収する接続方式とすることが必要となり,このためにフ
レキシブルアンカー等が使用された。
オートクレーブ養生を行なうと,装飾仕上に石材等を使
用する場合に,本石では強度劣化と変色を,ラスタータ
イルは変色を起こすことが多い。したがって,石材仕上
をしたFRCカーテンウォール製品は製造は困難であっ
た。またオートクレーブ養生設備が無い他方では現場近
くで製造できず運送コストの点で不利が生じていた。
用する場合に,本石では強度劣化と変色を,ラスタータ
イルは変色を起こすことが多い。したがって,石材仕上
をしたFRCカーテンウォール製品は製造は困難であっ
た。またオートクレーブ養生設備が無い他方では現場近
くで製造できず運送コストの点で不利が生じていた。
更に,従来品ではFRCパネルの収縮をメタルフレーム
との間で吸収する結合方式を採用せざるを得ず,このた
めにメタルフレームの強度をFRCパネルに直接的に作
用させることが困難であった。
との間で吸収する結合方式を採用せざるを得ず,このた
めにメタルフレームの強度をFRCパネルに直接的に作
用させることが困難であった。
本発明はこのような問題の解決を目的としたものであ
り,繊維補強コンクリートパネルからなるカーテンウォ
ールをオートクレーブ養生することなく製造する技術を
確立し,またカーテンウォール製造の工夫によって,高
強度且つ低収縮の石材仕上可能なFRCカーテンウォー
ルを提供しょうとするものである。
り,繊維補強コンクリートパネルからなるカーテンウォ
ールをオートクレーブ養生することなく製造する技術を
確立し,またカーテンウォール製造の工夫によって,高
強度且つ低収縮の石材仕上可能なFRCカーテンウォー
ルを提供しょうとするものである。
本発明によれば,低収縮・低アルカリセメントを用いて
硬化した繊維補強コンクリートパネルの裏面に,枠組み
したスチールフレームを,アンカーを用いて直続してな
るスチームフレーム式カーテンウォールが提供される。
本発明に従うスチームフレーム式カーテンウォールは,
予めアンカーを取りつけたスチールフレームをパネル用
型枠にセットしたうえ,低収縮・低アルカリセメントを
用いた未だ固まらない繊維補強コンクリートを,該アン
カーがコンクリート内に埋設されるように該型枠内に打
設し,オートクレーブ養生を行なうことなく硬化させる
ことによって有利に製造される。そのさい,アンカーと
しては,パネル側に埋設されるインサートと,このイン
サートに螺合するボルトとからなるものを使用し,パネ
ルに埋設されたインサートに該ボルトをスチールフレー
ムのボルト孔を介して螺着するのがよい。
硬化した繊維補強コンクリートパネルの裏面に,枠組み
したスチールフレームを,アンカーを用いて直続してな
るスチームフレーム式カーテンウォールが提供される。
本発明に従うスチームフレーム式カーテンウォールは,
予めアンカーを取りつけたスチールフレームをパネル用
型枠にセットしたうえ,低収縮・低アルカリセメントを
用いた未だ固まらない繊維補強コンクリートを,該アン
カーがコンクリート内に埋設されるように該型枠内に打
設し,オートクレーブ養生を行なうことなく硬化させる
ことによって有利に製造される。そのさい,アンカーと
しては,パネル側に埋設されるインサートと,このイン
サートに螺合するボルトとからなるものを使用し,パネ
ルに埋設されたインサートに該ボルトをスチールフレー
ムのボルト孔を介して螺着するのがよい。
とくに本発明は石材装飾仕上をしたスチールフレーム型
FRCカーテンウォールを提供できる。この場合には,
予めアンカーを取りつけたスチールフレームと石材をパ
ネル用型枠にセットしたうえ,低収縮・低アルカリコン
クリートを用いた未だ固まらない繊維補強コンクリート
を,該アンカーがコンクリート内に埋設されるように該
型枠内に打設し,オートクレーブ養生を行なうことなく
硬化させる。これによって,表面に石材装飾仕上げがな
された繊維補強コンクリートパネルの裏面に,枠組みし
たスチールフレームがアンカーを用いて直続された高強
度の装飾カーテンウォールが提供される。なお,FRC
パネル内にはメッシュ筋をパネル面に実質上平行に配
し,このメッシュ筋にアンカーを係止させることによっ
て一層の強度を確保することができる。
FRCカーテンウォールを提供できる。この場合には,
予めアンカーを取りつけたスチールフレームと石材をパ
ネル用型枠にセットしたうえ,低収縮・低アルカリコン
クリートを用いた未だ固まらない繊維補強コンクリート
を,該アンカーがコンクリート内に埋設されるように該
型枠内に打設し,オートクレーブ養生を行なうことなく
硬化させる。これによって,表面に石材装飾仕上げがな
された繊維補強コンクリートパネルの裏面に,枠組みし
たスチールフレームがアンカーを用いて直続された高強
度の装飾カーテンウォールが提供される。なお,FRC
パネル内にはメッシュ筋をパネル面に実質上平行に配
し,このメッシュ筋にアンカーを係止させることによっ
て一層の強度を確保することができる。
本発明で使用する補強繊維としては炭素繊維,金属繊維
例えばステンレスファイバー,合成繊維例えばアラミッ
ド繊維やビニロン繊維等が好適である。また,本発明で
使用する低収縮・低アルカリセメントは,その化学成分
の一例を挙げると,SiO2:22〜24%,Al2O3:10〜12
%,Fe2O3:0.5〜2%,CaO:45〜52%,SO2:7〜10%
のものがある。配合する骨材としては,粉末硅石やシラ
スバーンを使用するとよい。また必要に応じて増粘剤や
消泡剤,凝結調節剤を使用して40℃付近での蒸気養生を
行なうとよい。
例えばステンレスファイバー,合成繊維例えばアラミッ
ド繊維やビニロン繊維等が好適である。また,本発明で
使用する低収縮・低アルカリセメントは,その化学成分
の一例を挙げると,SiO2:22〜24%,Al2O3:10〜12
%,Fe2O3:0.5〜2%,CaO:45〜52%,SO2:7〜10%
のものがある。配合する骨材としては,粉末硅石やシラ
スバーンを使用するとよい。また必要に応じて増粘剤や
消泡剤,凝結調節剤を使用して40℃付近での蒸気養生を
行なうとよい。
更に,特に導電性の繊維で補強したコンクリートを使用
する場合には,この導電性繊維とコンクリートに埋設さ
れる金属の表面とが接する部分で局部電池を形成し,こ
の局部電池作用によって金属の腐食を速めることがある
ので,導電性繊維と金属との直接的な接触を断つ絶縁層
を設けるのがよい。実際には電気抵抗が100Ω以上の絶
縁層を金属表面に被覆するのがよい。
する場合には,この導電性繊維とコンクリートに埋設さ
れる金属の表面とが接する部分で局部電池を形成し,こ
の局部電池作用によって金属の腐食を速めることがある
ので,導電性繊維と金属との直接的な接触を断つ絶縁層
を設けるのがよい。実際には電気抵抗が100Ω以上の絶
縁層を金属表面に被覆するのがよい。
以下に図面の実施例について説明する。
第1図は本発明のスチールフレーム型FRCカーテンウ
ォールの例について,その全体を裏面から見た図,第2
図は第1図のA部の拡大切欠図である。図において,1
は方形のFRCパネル,2は枠組みしたスチールフレー
ムを示している。FRCパネル1は裏面側に同じ高さで
突出する側縁部3をその周縁に有しており,この側縁部
3で囲われるパネル裏面にスチールフレーム2が直続さ
れている。図示の例ではスチールフレーム2は断面型
の型鋼が使用されているが,この型に変えて工型やL
型更には口型のものを使用してもよい。いずれにして
も,スチールフレーム2はFRCパネル1の裏面にアン
カー部材4を用いて直接的に(すなわち,両者を離して
取付けるのではなく両者が接触するように)直続され,
且つ所定形状に枠組みされている。この枠組みは図示の
例では,方形の主枠とこの主枠内に張り渡された複数本
(図例では縦方向に2本)の補助桟とからなっており,
方形の主枠は側縁部3から若干の距離をもってその内側
に収まるような大きさをもっている。
ォールの例について,その全体を裏面から見た図,第2
図は第1図のA部の拡大切欠図である。図において,1
は方形のFRCパネル,2は枠組みしたスチールフレー
ムを示している。FRCパネル1は裏面側に同じ高さで
突出する側縁部3をその周縁に有しており,この側縁部
3で囲われるパネル裏面にスチールフレーム2が直続さ
れている。図示の例ではスチールフレーム2は断面型
の型鋼が使用されているが,この型に変えて工型やL
型更には口型のものを使用してもよい。いずれにして
も,スチールフレーム2はFRCパネル1の裏面にアン
カー部材4を用いて直接的に(すなわち,両者を離して
取付けるのではなく両者が接触するように)直続され,
且つ所定形状に枠組みされている。この枠組みは図示の
例では,方形の主枠とこの主枠内に張り渡された複数本
(図例では縦方向に2本)の補助桟とからなっており,
方形の主枠は側縁部3から若干の距離をもってその内側
に収まるような大きさをもっている。
第3図はスチールフレーム2をFRCパネル1にアンカ
ー部材4を用いて直続するための本発明の接続構造を示
したものである。このアンカー部材4は,FRCパネル
1側に埋設されたインサート5と,このインサート5に
螺合されるアンカーボルト8とからなっている。インサ
ート5は第4図に示したように,雌ネジを内壁にもつ筒
体6とこの筒体6からその軸と直行する方向に張り出し
た突出部材7とからなり,図示の例では突出部材7とし
て所定長さのロッドが使用され,このロッドを筒体6の
底部にそのほぼ中央で溶接で接合して逆T型のインサー
トとしてある。このインサート5を第3図のように,F
RCパネル1内にその筒体6の上縁がパネル1の表面と
整合するように埋設し,アンカーボルト8をスチールフ
レーム2に設けたボルト孔9を通して,またワッシャー
10を介して,筒体6の雌ネジに螺合させ,これによって
スチールフレーム2をFRCパネル1に直接的に接合す
る。そのさい,FRCパネル1にはメッシュ筋11をパネ
ル面に平行に埋設しておき,このメッシュ筋11にインサ
ート5の突出部材7を係止させるようにする。また,ス
チールフレーム2に設けるボルト孔9をボルト8の径よ
りも若干大きくしてパネル1の不可避的な収縮を許容す
るようにするとよい。
ー部材4を用いて直続するための本発明の接続構造を示
したものである。このアンカー部材4は,FRCパネル
1側に埋設されたインサート5と,このインサート5に
螺合されるアンカーボルト8とからなっている。インサ
ート5は第4図に示したように,雌ネジを内壁にもつ筒
体6とこの筒体6からその軸と直行する方向に張り出し
た突出部材7とからなり,図示の例では突出部材7とし
て所定長さのロッドが使用され,このロッドを筒体6の
底部にそのほぼ中央で溶接で接合して逆T型のインサー
トとしてある。このインサート5を第3図のように,F
RCパネル1内にその筒体6の上縁がパネル1の表面と
整合するように埋設し,アンカーボルト8をスチールフ
レーム2に設けたボルト孔9を通して,またワッシャー
10を介して,筒体6の雌ネジに螺合させ,これによって
スチールフレーム2をFRCパネル1に直接的に接合す
る。そのさい,FRCパネル1にはメッシュ筋11をパネ
ル面に平行に埋設しておき,このメッシュ筋11にインサ
ート5の突出部材7を係止させるようにする。また,ス
チールフレーム2に設けるボルト孔9をボルト8の径よ
りも若干大きくしてパネル1の不可避的な収縮を許容す
るようにするとよい。
このスチールフレーム2とFRCパネル1との接合にあ
たっては,パネル内に埋設するインサート5を予めスチ
ールフレーム2に取付けておき,このインサート5付き
のスチールフレーム2を型枠にセットしてから未だ固ま
らないFRCを打設するという処方を採用するのが有利
である。以下に,この製造法を第5図および第6図に従
って説明する。
たっては,パネル内に埋設するインサート5を予めスチ
ールフレーム2に取付けておき,このインサート5付き
のスチールフレーム2を型枠にセットしてから未だ固ま
らないFRCを打設するという処方を採用するのが有利
である。以下に,この製造法を第5図および第6図に従
って説明する。
先ず第5図に示すように,型枠基台13の上に,上面およ
び下面が開口した方形の外型14とこれより小径の内型15
をセットする。内型15はパネル厚み相当する隙間を基台
13との間にあけて浮かしてセットされ,外型14と内型15
との間隙がパネルの周縁の側縁部3(第1〜2図参照)
を形成する打設空間となる。一方,予め組立てたスチー
ルフレーム2を内型15内にセットする。そのさい,アン
カー部材4をスチールフレーム2に予め取付けておく。
すなわち,第3〜4図で説明したように,スチールフレ
ーム2のボルト孔9にアンカーボルト8をワッシャ10を
介して差し込み,このボルト8にインサート5の筒体の
雌ネジを螺合させることによって,インサート5をスチ
ールフレーム2に予め取付けた状態で,このインサート
5が打設するFRC内に埋設される位置にスチールフレ
ーム2を型枠に対してセットする。このセットが完了し
たら,第6図に示すように未だ固まらないFRC16を打
設する。これによって,インサートが埋設された状態で
スチールフレーム2とFRCとが接合される。養生はス
チールフレーム2と一体的な状態で行い,そのさいオー
トクレーブ養生は行わないでスチール養生を行なう。
び下面が開口した方形の外型14とこれより小径の内型15
をセットする。内型15はパネル厚み相当する隙間を基台
13との間にあけて浮かしてセットされ,外型14と内型15
との間隙がパネルの周縁の側縁部3(第1〜2図参照)
を形成する打設空間となる。一方,予め組立てたスチー
ルフレーム2を内型15内にセットする。そのさい,アン
カー部材4をスチールフレーム2に予め取付けておく。
すなわち,第3〜4図で説明したように,スチールフレ
ーム2のボルト孔9にアンカーボルト8をワッシャ10を
介して差し込み,このボルト8にインサート5の筒体の
雌ネジを螺合させることによって,インサート5をスチ
ールフレーム2に予め取付けた状態で,このインサート
5が打設するFRC内に埋設される位置にスチールフレ
ーム2を型枠に対してセットする。このセットが完了し
たら,第6図に示すように未だ固まらないFRC16を打
設する。これによって,インサートが埋設された状態で
スチールフレーム2とFRCとが接合される。養生はス
チールフレーム2と一体的な状態で行い,そのさいオー
トクレーブ養生は行わないでスチール養生を行なう。
第7図は,石材17を基台13の上に敷きつめてからFRC
を打設した以外は第6図と同様の状態を示している。石
材17は第8〜9図に示すように薄板に加工したものであ
り,その裏面にコイルバネ状のアンカー18を取付けた例
を示す。すなわち石材17の裏面に設けた傾斜孔19に二重
バネ型のアンカー18の端に挿入して弾力を利用して係止
させたものである。そのさい傾斜孔19に接着剤を充填し
ておくとよい。FRCとしてCFRC(炭素繊維補強コ
ンクリート)を用いる場合には,絶縁シートを石材17の
裏面に介在させるのがよい。この絶縁シートとしてはビ
ニールシートが好適である。本発明ではオートクレーブ
養生なしでFRCパネルを硬化させので石材17として本
石(花崗岩)やラスタータイルを使用しても強度劣化や
変色を起こすことは避けられる。また,インサートやフ
アスナー更にはスチールフレームがCFRCと接する部
分には絶縁性樹脂コート例えばエポキシ樹脂コートを施
すのがよい。
を打設した以外は第6図と同様の状態を示している。石
材17は第8〜9図に示すように薄板に加工したものであ
り,その裏面にコイルバネ状のアンカー18を取付けた例
を示す。すなわち石材17の裏面に設けた傾斜孔19に二重
バネ型のアンカー18の端に挿入して弾力を利用して係止
させたものである。そのさい傾斜孔19に接着剤を充填し
ておくとよい。FRCとしてCFRC(炭素繊維補強コ
ンクリート)を用いる場合には,絶縁シートを石材17の
裏面に介在させるのがよい。この絶縁シートとしてはビ
ニールシートが好適である。本発明ではオートクレーブ
養生なしでFRCパネルを硬化させので石材17として本
石(花崗岩)やラスタータイルを使用しても強度劣化や
変色を起こすことは避けられる。また,インサートやフ
アスナー更にはスチールフレームがCFRCと接する部
分には絶縁性樹脂コート例えばエポキシ樹脂コートを施
すのがよい。
以下に,CFRCを用いた製作例を挙げる。
第1表〜第3表に,使用した炭素繊維,セメントおよび
骨材の性質を示した。また第4表にCFRCの調合を示
した。CFRCの混練はオムニミキサーを用いて行っ
た。第8図に示したように石材17(花崗岩:厚み25mm,
表面は磨き仕上)に二重バネ式アンカー18を取付けたう
え,第7図に示したように型枠内にしきつめ,裏面処理
としてハマタイト(Y−1700)と硅砂3号を使用した,
また石目地充填材としてハマタイト(NA-14)を使用し
た。そして,第7図に示すようにアンカー部材4を取付
けたスチールフレーム2をセットし,CFRCを打設し
た。スチールフレームはSS41鋼を使用した。なお,
パネル内に直径5mmでピッチが100×100mmのメッシュ筋
を配し,第3図に示したようにアンカー5の突出部材7
をこのメッシュ筋の下側に潜らせて係止した。CFRC
の打設はホッパーを用いて行い,養生は最高温度40℃で
の蒸気養生を17時間,次いで二次養生として材令7日ま
で屋外でシートを掛けて静置することによって行った。
骨材の性質を示した。また第4表にCFRCの調合を示
した。CFRCの混練はオムニミキサーを用いて行っ
た。第8図に示したように石材17(花崗岩:厚み25mm,
表面は磨き仕上)に二重バネ式アンカー18を取付けたう
え,第7図に示したように型枠内にしきつめ,裏面処理
としてハマタイト(Y−1700)と硅砂3号を使用した,
また石目地充填材としてハマタイト(NA-14)を使用し
た。そして,第7図に示すようにアンカー部材4を取付
けたスチールフレーム2をセットし,CFRCを打設し
た。スチールフレームはSS41鋼を使用した。なお,
パネル内に直径5mmでピッチが100×100mmのメッシュ筋
を配し,第3図に示したようにアンカー5の突出部材7
をこのメッシュ筋の下側に潜らせて係止した。CFRC
の打設はホッパーを用いて行い,養生は最高温度40℃で
の蒸気養生を17時間,次いで二次養生として材令7日ま
で屋外でシートを掛けて静置することによって行った。
得られたカーテンウォールを垂直にして南向き状態で屋
外に暴露し,反りの計測と外観の観測を行った。12カ月
後において,変形率=カーテンウォールの全長さ(l)
に対する中央部分の変形量(δ)の割合=δ/l,を反
りの尺度として計測したが,変形率は1/1593若しくは
それ以下であった。また,この12カ月の暴露後において
も,クラックの発生,本石のしみや汚れは全く見られな
かった。
外に暴露し,反りの計測と外観の観測を行った。12カ月
後において,変形率=カーテンウォールの全長さ(l)
に対する中央部分の変形量(δ)の割合=δ/l,を反
りの尺度として計測したが,変形率は1/1593若しくは
それ以下であった。また,この12カ月の暴露後において
も,クラックの発生,本石のしみや汚れは全く見られな
かった。
また,この本石打ち込みCFRCカーテンウォール(パ
ネル面積:2744mm×1723mm,本石厚み:25mm,CFRC
厚み:60mm)の面外変形実験を行った。試験は材令が45
日のときの水圧による等分布荷重をかけた。荷重はスチ
ールフレームを除いた供試体の自重170kgf/m2が常時供
試体に載荷された形で付与し,供試体中央部の変位を調
べた。その結果を第10図の荷重−変位曲線に示した。本
カーテンウォールが想定高さ35.7mで使用されたとして
設計風圧荷重Pw=440kgf/m2に対して供試体の中央部
の変位は1.31mm,3.0×Pwでは4.98mm,3.4×Pwでは
5.72mmであり,実験後の残留変位は0.42mmであった。し
たがって、この供試体は非常に弾性に富み且つ復元力が
大きいという特性を示した。第11図は該試験による荷重
−ひずみ曲線を示したものであり,第5表に各材料のひ
ずみ度を示した。これらの結果に見られるように,最大
荷重(3.4×Pw)の載荷時においても各材料のひずみ
度はその降伏(比例限界)時のひずみ度に比較して十分
に小さかった。また,この試験において本石面(表面)
およびCFRC面(裏面)ともにひび割れはなく,石と
目地材,および本石とCFRC界面での縁切れによるク
ラックの発生も見られず,さらにスチールフレーム並び
にアンカー部材にも全く異常は見られなかった。したが
ってこのスチールフレーム型カーテンウォールはビル用
の材料として十分に安全であることが確認された。
ネル面積:2744mm×1723mm,本石厚み:25mm,CFRC
厚み:60mm)の面外変形実験を行った。試験は材令が45
日のときの水圧による等分布荷重をかけた。荷重はスチ
ールフレームを除いた供試体の自重170kgf/m2が常時供
試体に載荷された形で付与し,供試体中央部の変位を調
べた。その結果を第10図の荷重−変位曲線に示した。本
カーテンウォールが想定高さ35.7mで使用されたとして
設計風圧荷重Pw=440kgf/m2に対して供試体の中央部
の変位は1.31mm,3.0×Pwでは4.98mm,3.4×Pwでは
5.72mmであり,実験後の残留変位は0.42mmであった。し
たがって、この供試体は非常に弾性に富み且つ復元力が
大きいという特性を示した。第11図は該試験による荷重
−ひずみ曲線を示したものであり,第5表に各材料のひ
ずみ度を示した。これらの結果に見られるように,最大
荷重(3.4×Pw)の載荷時においても各材料のひずみ
度はその降伏(比例限界)時のひずみ度に比較して十分
に小さかった。また,この試験において本石面(表面)
およびCFRC面(裏面)ともにひび割れはなく,石と
目地材,および本石とCFRC界面での縁切れによるク
ラックの発生も見られず,さらにスチールフレーム並び
にアンカー部材にも全く異常は見られなかった。したが
ってこのスチールフレーム型カーテンウォールはビル用
の材料として十分に安全であることが確認された。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に従うスチールフレーム型カーテンウォ
ール例の全体を裏面から見た斜視図,第2図は第1図の
A部の拡大した切欠斜視図,第3図はスチールフレーム
とFRCパネルとの接合を本発明に従うアンカーを用い
て行なう状態を示す略断面図,第4図は該アンカーのイ
ンサート部分の斜視図,第5図は本発明に従うスチール
フレーム型カーテンウォールを製造するさいのFRC打
設前の型枠およびスチールフレームのセット状態を示す
断面図,第6図は第5図のセット状態からFRCを打設
した状態を示す断面図,第7図は石材仕上を行った本発
明に従うスチールフレーム型カーテンウォールを製造す
る場合の第6図同様の断面図,第8図は第7図で使用す
る石材の例を示す断面図,第9図は第8図の石材の平面
図,第10図は本発明に従って製造したカーテンウォール
を試験した場合の荷重−変位曲線図,第11図は本発明に
従って製造したカーテンウォールを試験した場合の荷重
−ひずみ曲線図である。 1……FRCパネル,2……スチールフレーム,3……
FRCパネルの側縁部,4……アンカー部材,5……イ
ンサート,6……雌ネジ付き筒体,7……突出部材,8
……アンカーボルト,9……スチールフレームに設けた
ボルト孔,10……ワッシャ,11……メッシュ筋。
ール例の全体を裏面から見た斜視図,第2図は第1図の
A部の拡大した切欠斜視図,第3図はスチールフレーム
とFRCパネルとの接合を本発明に従うアンカーを用い
て行なう状態を示す略断面図,第4図は該アンカーのイ
ンサート部分の斜視図,第5図は本発明に従うスチール
フレーム型カーテンウォールを製造するさいのFRC打
設前の型枠およびスチールフレームのセット状態を示す
断面図,第6図は第5図のセット状態からFRCを打設
した状態を示す断面図,第7図は石材仕上を行った本発
明に従うスチールフレーム型カーテンウォールを製造す
る場合の第6図同様の断面図,第8図は第7図で使用す
る石材の例を示す断面図,第9図は第8図の石材の平面
図,第10図は本発明に従って製造したカーテンウォール
を試験した場合の荷重−変位曲線図,第11図は本発明に
従って製造したカーテンウォールを試験した場合の荷重
−ひずみ曲線図である。 1……FRCパネル,2……スチールフレーム,3……
FRCパネルの側縁部,4……アンカー部材,5……イ
ンサート,6……雌ネジ付き筒体,7……突出部材,8
……アンカーボルト,9……スチールフレームに設けた
ボルト孔,10……ワッシャ,11……メッシュ筋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 裕章 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 谷口 可一 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−304856(JP,A) 実開 昭54−20514(JP,U) 実開 昭63−59921(JP,U) 実開 昭63−51013(JP,U) 特表 昭57−501737(JP,A)
Claims (6)
- 【請求項1】低収縮・低アルカリセメントを用いた繊維
補強コンクリートパネルの表面にタイル仕上げ,石材仕
上げまたは擬石仕上げのいずれか一種の装飾仕上がなさ
れ,且つ該パネルの裏面に,枠組みしたスチールフレー
ムを,アンカーを用いて直続してなるスチールフレーム
型カーテンウォール。 - 【請求項2】繊維補強コンクリートに埋設または接して
いる金属類は,少なくとも100Ω以上の電気抵抗をもつ
絶縁層が該コンクリートに接する側の表面に被覆されて
いる請求項1に記載のカーテンウォール。 - 【請求項3】予めアンカーを取付けたスチールフレーム
をパネル用型枠にセットしたうえ,低収縮・低アルカリ
セメントを用いた未だ固まらない繊維補強コンクリート
を,該アンカーがコンクリート内に埋設されるように該
型枠内に打設し,オートクレーブ養生を行うことなく硬
化させることを特徴とするスチールフレーム型カーテン
ウォールの製造法。 - 【請求項4】予めアンカーを取付けたスチールフレーム
と装飾材料をパネル用型枠にセットしたうえ,低収縮・
低アルカリセメントを用いた未だ固まらない繊維補強コ
ンクリートを,該アンカーがコンクリート内に埋設され
るように該型枠内に打設し,オートクレーブ養生を行う
ことなく硬化させることを特徴とするスチールフレーム
型カーテンウォールの製造法。 - 【請求項5】打設するコンクリート内にはメッシュ筋が
パネル面に実質上平行に配される請求項3または4に記
載の製造法。 - 【請求項6】打設するコンクリートに埋設または接する
ことになる金属類は,その表面に少なくとも100Ω以上
の電気抵抗を有する絶縁層で打設前に被覆される請求項
3,4または5に記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63316260A JPH0663300B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | スチールフレーム型カーテンウォールおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63316260A JPH0663300B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | スチールフレーム型カーテンウォールおよびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02164968A JPH02164968A (ja) | 1990-06-25 |
| JPH0663300B2 true JPH0663300B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=18075119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63316260A Expired - Lifetime JPH0663300B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | スチールフレーム型カーテンウォールおよびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0663300B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2667768B2 (ja) * | 1992-09-07 | 1997-10-27 | 大和ハウス工業株式会社 | 外装パネル |
| KR100398911B1 (ko) * | 2001-06-29 | 2003-09-19 | 주식회사 한국테크월 | 건축물 외벽패널 제조방법 및 그 외벽패널 |
| KR100853805B1 (ko) * | 2007-06-12 | 2008-08-22 | (주)이에스연구소 | 모듈러 구조물의 수평 유닛 제작 공법 |
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| JPS6351013U (ja) * | 1986-09-20 | 1988-04-06 | ||
| JPH06494Y2 (ja) * | 1986-10-09 | 1994-01-05 | 鹿島建設株式会社 | 建築用パネル |
| JPH0657989B2 (ja) * | 1987-06-06 | 1994-08-03 | 鹿島建設株式会社 | 内外装用コンクリ−ト材料の製造方法 |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP63316260A patent/JPH0663300B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02164968A (ja) | 1990-06-25 |
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