JPH0663934U - 軸継手構造 - Google Patents
軸継手構造Info
- Publication number
- JPH0663934U JPH0663934U JP516393U JP516393U JPH0663934U JP H0663934 U JPH0663934 U JP H0663934U JP 516393 U JP516393 U JP 516393U JP 516393 U JP516393 U JP 516393U JP H0663934 U JPH0663934 U JP H0663934U
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- pin
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- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸の傾きに伴い調心ブシュに対する調心
ピンの摺動を円滑に行い得る軸継手構造を提供する。 【構成】 第一の回転軸12の連結端部と第二の回転軸
16の連結端部とを相互に連結するたわみ軸継手19と
第一の回転軸12の連結単部に突設された調心ピン11
とこの調心ピン11を囲むように第二の回転軸16の連
結端部に突設された調心スリーブ25とこの調心スリー
ブ25に保持されてこれら調心スリーブ25と調心ピン
11との間に緊密に介装される環状の調心ブシュ26と
を具えた軸継手構造であって調心ブシュ26の内周縁に
調心ピン11の外周面に線接触する半球状断面のピボッ
ト部32を環状に形成してある。
ピンの摺動を円滑に行い得る軸継手構造を提供する。 【構成】 第一の回転軸12の連結端部と第二の回転軸
16の連結端部とを相互に連結するたわみ軸継手19と
第一の回転軸12の連結単部に突設された調心ピン11
とこの調心ピン11を囲むように第二の回転軸16の連
結端部に突設された調心スリーブ25とこの調心スリー
ブ25に保持されてこれら調心スリーブ25と調心ピン
11との間に緊密に介装される環状の調心ブシュ26と
を具えた軸継手構造であって調心ブシュ26の内周縁に
調心ピン11の外周面に線接触する半球状断面のピボッ
ト部32を環状に形成してある。
Description
【0001】
本考案は、たわみ軸継手に調心機構を組み込んだ軸継手構造に関する。
【0002】
たわみ軸継手は、一対の回転軸の間での傾きをある程度許容した状態で回転運 動の伝達を可能とした軸継手の一種であり、フックの継手等に代表される自在継 手等と比較すると、弾性体を介在させていることから回転むらを抑える効果があ ることに加え、製造コスト等の点でも有利であり、自動車等における動力伝達経 路の途中に組み込まれることが多い。
【0003】 このような従来のたわみ軸継手の断面構造を図4に示す。すなわち、第一の回 転軸1に対したわみ軸継手2を介して連結された第二の回転軸3の連結端部には 、調心ピン4が一体的に突設されており、この調心ピン4を囲む調心スリーブ5 が第一の回転軸1の連結端部に突設されている。これら調心スリーブ5と調心ピ ン4との間には、外周面が調心スリーブ5の内周面に一体的に接合された環状の 調心ブシュ6が介装され、この調心ブシュ6の内周面に対して調心ピン4が第二 の回転軸3の軸心と平行な方向(図中、左右方向)に摺動し得るようになってい る。
【0004】 つまり、第一の回転軸1と第二の回転軸3とに傾きが発生すると、たわみ軸継 手2が弾性変形してこれらの傾きを許容し、これに伴って調心ピン4が調心ブシ ュ6に対して摺動するのである。
【0005】 このような調心ブシュ6の基本的な構造としては、例えば実開平3−3531 9号公報等でも周知の通りである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 図4に示した従来の軸継手構造の場合、調心ブシュ6が一対の回転軸1, 3の 偏心を未然に防止している反面、調心ブシュ6に対して回転軸1, 3の傾きに伴 う調心ピン4の円滑な相対移動を阻害する虞がある。
【0007】 例えば、組立精度や製造誤差等のために調心ピン4に対する調心ブシュ6の内 周面の当接状態が円周方向で偏っている場合、回転軸1, 3の傾斜方向によって は調心ブシュ6に対する調心ピン4の摺動抵抗が増加してしまい、回転軸1, 3 の円滑な傾きを許容できなくなる結果、たわみ軸継手2の部分がその回転時に振 動を引き起こす等の不具合を招く。
【0008】
本考案は、回転軸の傾きに伴い、調心ブシュに対する調心ピンの摺動を円滑に 行い得る軸継手構造を提供することを目的とする。
【0009】
本考案による軸継手構造は、第一の回転軸の連結端部と第二の回転軸の連結端 部とを相互に連結するたわみ軸継手と、前記第一の回転軸の連結端部に突設され た調心ピンと、この調心ピンを囲むように前記第二の回転軸の連結端部に突設さ れた調心スリーブと、この調心スリーブに保持されて当該調心スリーブと前記調 心ピンとの間に緊密に介装される環状の調心ブシュとを具えた軸継手構造であっ て、前記調心ブシュの内周縁には前記調心ピンの外周面に線接触する半球状断面 のピボット部が環状に形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
本考案によると、一直線状に並ぶ第一の回転軸と第二の回転軸とは、たわみ軸 継手を介して回転動力が伝達される。また、第一の回転軸の調心ピンと第二の回 転軸の調心スリーブとは、これら第一の回転軸と第二の回転軸とが偏心状態とな らないように、調心ブシュを介して相互に保持されている。
【0011】 この状態で第一の回転軸と第二の回転軸とが傾くと、調心ピンはこの調心ピン の外周面に線接触状態となっている調心ブシュのピボット部に対し、第一の回転 軸の軸心と平行な方向に摺動し、これら第一の回転軸と第二の回転軸との傾きを 許容する。
【0012】
本考案による軸継手構造の一実施例の断面構造を表す図1に示すように、先端 に調心ピン11が同軸状に突設された出力側回転軸12には、複数の出力側ダン パ装着部13を放射状に突設した出力側継手ブラケット14がスプライン嵌合さ れ、この出力側継手ブラケット14は調心ピン11の基端部にねじ込まれるロッ クナット15を介して出力側回転軸12に対し一体的に固定されている。
【0013】 一方、出力側回転軸12と同軸状に並ぶ入力側回転軸16の先端には、出力側 継手ブラケット14と対向する入力側継手ブラケット17の基端部が摩擦溶接等 により一体的に接合されており、この入力側継手ブラケット17には出力側継手 ブラケット14の出力側ダンパ装着部13と位相をずらした複数の入力側ダンパ 装着部18が放射状に突設されている。
【0014】 これら継手ブラケット14, 17のダンパ装着部13, 18は、たわみ軸継手 19を介して相互に連結されている。本実施例におけるたわみ軸継手19は、そ れぞれボルト20およびナット21を介してダンパ装着部13, 18に固定され る円筒状のカラー22と、隣接する出力側ダンパ装着部13と入力側ダンパ装着 部18とに跨がるように、交互にこれらカラー22に両端部がそれぞれ差し込ま れる複数対のダンパリンク23,24とで主要部が構成され、出力側回転軸12 の駆動力が出力側継手ブラケット14からダンパリンク23, 24を介して入力 側継手ブラケット17により入力側回転軸16へ伝達されるようになっている。
【0015】 ここで、ダンパリンク23, 24は回転軸12, 16の回転方向に弾性変形可 能となってなっているため、出力側回転軸12の回転むらが吸収された状態で入 力側回転軸16に伝達される。また、これらダンパリンク23, 24はボルト2 0の径方向(図1中、上下方向)およびその長手方向と平行な方向(図1中、左 右方向)にもそれぞれ弾性変形可能となっており、出力側回転軸12に対する入 力側回転軸16の相対的な傾きが許容された状態での動力伝達が可能となる。
【0016】 なお、上述したたわみ軸継手19自体の構造は、本実施例以外に、例えば実開 平4−128533号公報等の如き従来から周知の構造のものを採用することが できる。
【0017】 前記入力側継手ブラケット17の先端部には、先端側が調心ピン11を囲む円 筒状の調心スリーブ25の基端部が圧入され、さらにこれらを溶接することによ り、入力側継手ブラケット17と調心スリーブ25とが一体的に接合されている 。また、この調心スリーブ25と前記調心ピン11との間には、調心ブシュ26 が介装されている。
【0018】 図1および本実施例における調心ブシュ26の抽出拡大断面形状を表す図2に 示すように、本実施例の調心ブシュ26は、内部が中空となった楕円形断面の環 状をなすガスケットリング27と、このガスケットリング27に収納される押さ えリング28と、この押さえリング28とガスケットリング27との隙間に所定 量注入される図示しない潤滑液とで主要部が構成されている。
【0019】 前記ガスケットリング27は、調心ピン11の径方向に弾性変形可能な硬質ゴ ム等の材料で形成され、これを調心スリーブ25内に差し込む際にガスケットリ ング27自体が径方向に圧縮され、楕円形断面に変形して調心スリーブ25の内 周面に対し緊密に押し当たるようになっている。このガスケットリング27の外 周縁には、調心スリーブ25の内周面に形成した環状の係合溝29に係止し得る 係止突起30が一体的に突設され、係合溝29に対する係止突起30の係合によ り、調心スリーブ25から調心ブシュ26が抜け外れるのを防止している。
【0020】 なお、調心スリーブ25に対して調心ブシュ26を保持する手段としては、加 硫接着等による方法を採用することもできる。
【0021】 前記ガスケットリング27の内周縁には、スリット部31が環状に開口してお り、このスリット部31から突出する押さえリング28の内周縁部には、曲率半 径の比較的小さな半球状断面の環状をなすピボット部32が形成されている。そ して、これらスリット部31と押さえリング28との当接部分は、加硫接着等に より緊密に接合され、ガスケットリング27内を密封状態に保持している。この 押さえリング28は金属あるいは硬質ゴム等で形成され、その外周縁には曲率半 径が比較的大きなフランジ状をなす受け部33が一体的に形成されている。また 、この受け部33の外周側とガスケットリング27の内周面との間には、微小な 隙間34が形成され、この隙間34に前述した潤滑液が介在することにより、ガ スケットリング27と押さえリング28の受け部33とが直接接触して摩耗する のを抑制し、調心ブシュ26の耐久性の向上を企図している。
【0022】 図2中の矢視III 部を拡大した図3に示すように、ガスケットリング27の内 周面の一部には、段部35が突設され、ガスケットリング27の外側から段部3 5の途中に向けて潤滑液注入孔36が穿設され、さらに段部35の先端側を潤滑 液注入孔36に向けて切り欠くことにより、段部35の先端に潤滑液注入孔36 を塞ぐ弾性変形可能なリード37を形成している。これにより、調心ブシュ26 を調心スリーブ25に差し込むに先立ち、予め図示しない潤滑液注入ガンによっ て潤滑液注入孔36からリード37のばね力に抗してガスケットリング27内に 所定量の潤滑液を注入するようにしており、この潤滑液の注入後はリード37の ばね力によって、潤滑液注入孔36が塞がれた状態となる。
【0023】 従って、調心ブシュ26の内周縁に位置する押さえリング28のピボット部3 2が調心ピン11の外周面に対して線接触状態となっており、これらの接触面積 が極めて小さいことから、一対の回転軸12, 16が傾いた際の調心ブシュ26 に対する調心ピン11の入力側回転軸12の軸心と平行な方向への相対移動が円 滑になされる。
【0024】 また、製作誤差や組立精度等の理由で、一対の回転軸12, 16との間に偏心 が発生しても、ガスケットリング27と押さえリング28の受け部33との隙間 34により、ガスケットリング27に対して押さえリング28が偏心可能であり 、これによって一対の回転軸12, 16の偏心を何ら問題なく許容することがで きる。このような状態においても、調心ブシュ26の押さえリング28のピボッ ト部32が調心ピン11の外周面に対して線接触状態となっており、一対の回転 軸12, 16が傾いた際の調心ブシュ26に対する調心ピン11の入力側回転軸 12の軸心と平行な方向への相対移動が円滑に行われる。
【0025】 この場合、ガスケットリング27と押さえリング28の受け部33との間の隙 間34には、これらの接触による摩耗を抑制する潤滑液が介在しているため、ガ スケットリング27に対して押さえリング28が偏心状態となっても、調心ブシ ュ26の耐久性等が極端に低下してしまうような不具合は発生しない。
【0026】 なお、本実施例では調心ブシュ26を潤滑液が注入された二部品にて構成した が、全体を中実のゴム状弾性体のみで形成し、その内周縁が調心ピン11に対し て線接触するように構成しても同様な効果を得ることができる。また、本実施例 では出力側回転軸12に調心ピン11を突設すると共に入力側回転軸16に調心 スリーブ25を突設したが、これらを逆に装着しても何ら問題は起こらない。
【0027】
本考案の軸継手構造によると、調心スリーブに保持された調心ブシュの内周縁 に半球状断面のピボット部を形成し、このピボット部を調心ピンの外周面に線接 触させるようにしたので、調心ピンと調心ブシュとの接触面積が従来よりも極端 に小さくなり、これらの摺動抵抗を大幅に小さくすることができるため、一対の 回転軸が傾いた場合に調心ブシュに対して調心ピンを円滑に摺動させることが可 能である。
【0028】 また、一対の回転軸が傾いた際に調心ブシュに対して調心ピンが円滑に摺動す る結果、たわみ軸継手の部分で異常振動が発生するような不具合を未然に防止す ることができ、信頼性の高い軸継手構造を実現することが可能である。
【図1】本考案による軸継手構造の一実施例の破断図で
ある。
ある。
【図2】その調心ブシュの部分の抽出拡大断面図であ
る。
る。
【図3】図2中のIII 矢視部の拡大断面図である。
【図4】従来の軸継手構造の一例を表す破断図である。
11 調心ピン 12 出力側回転軸 13 出力側ダンパ装着部 14 出力側継手ブラケット 15 ロックナット 16 入力側回転軸 17 入力側継手ブラケット 18 入力側ダンパ装着部 19 たわみ軸継手 20 ボルト 21 ナット 22 カラー 23, 24 ダンパリンク 25 調心スリーブ 26 調心ブシュ 27 ガスケットリング 28 押さえリング 29 係合溝 30 係止突起 31 スリット部 32 ピボット部 33 受け部 34 隙間 35 段部 36 潤滑液注入孔 37 リード
Claims (1)
- 【請求項1】 第一の回転軸の連結端部と第二の回転軸
の連結端部とを相互に連結するたわみ軸継手と、前記第
一の回転軸の連結端部に突設された調心ピンと、この調
心ピンを囲むように前記第二の回転軸の連結端部に突設
された調心スリーブと、この調心スリーブに保持されて
当該調心スリーブと前記調心ピンとの間に緊密に介装さ
れる環状の調心ブシュとを具えた軸継手構造であって、
前記調心ブシュの内周縁には前記調心ピンの外周面に線
接触する半球状断面のピボット部が環状に形成されてい
ることを特徴とする軸継手構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP516393U JPH0663934U (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 軸継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP516393U JPH0663934U (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 軸継手構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663934U true JPH0663934U (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=11603577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP516393U Pending JPH0663934U (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 軸継手構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0663934U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9186815B2 (en) | 2007-03-30 | 2015-11-17 | Park Industries, Inc. | Corner saw |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP516393U patent/JPH0663934U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9186815B2 (en) | 2007-03-30 | 2015-11-17 | Park Industries, Inc. | Corner saw |
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