JPH0664570A - バキュームカップ式自走ロボット - Google Patents
バキュームカップ式自走ロボットInfo
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- JPH0664570A JPH0664570A JP4241209A JP24120992A JPH0664570A JP H0664570 A JPH0664570 A JP H0664570A JP 4241209 A JP4241209 A JP 4241209A JP 24120992 A JP24120992 A JP 24120992A JP H0664570 A JPH0664570 A JP H0664570A
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- vacuum cup
- cup type
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作コストが安く、構造が簡単で段差移動も
スムーズに行えるバキュームカップ式自走ロボットを提
供する。 【構成】 前後左右端に配設された回頭自在の2ヶの駆
動車輪及び2ヶの遊動車輪により支持される水平長方形
の機枠と、遠隔操作により上記4ヶの車輪45を連動的
に回頭する操舵手段60,61,62,65,66,6
7,68と、上記機枠の中央に固着され下方へ向かって
拡開する大径円錐状をなし剛性を有する上部と、これに
連続し先端にゆくにつれて薄肉となる下端部を形成する
可撓性裾端部とよりなり、上記上部の中心孔に真空引き
ホース38の下端が嵌着されるバキュームパッド30
と、上記裾端部に等間隔で内向半径方向の所定長にわた
って加工された複数のカット41により形成された複数
の花弁片の下面にそれぞれ貼着された低摩擦係数の高分
子樹脂製摺接膜材42とを具えたこと。
スムーズに行えるバキュームカップ式自走ロボットを提
供する。 【構成】 前後左右端に配設された回頭自在の2ヶの駆
動車輪及び2ヶの遊動車輪により支持される水平長方形
の機枠と、遠隔操作により上記4ヶの車輪45を連動的
に回頭する操舵手段60,61,62,65,66,6
7,68と、上記機枠の中央に固着され下方へ向かって
拡開する大径円錐状をなし剛性を有する上部と、これに
連続し先端にゆくにつれて薄肉となる下端部を形成する
可撓性裾端部とよりなり、上記上部の中心孔に真空引き
ホース38の下端が嵌着されるバキュームパッド30
と、上記裾端部に等間隔で内向半径方向の所定長にわた
って加工された複数のカット41により形成された複数
の花弁片の下面にそれぞれ貼着された低摩擦係数の高分
子樹脂製摺接膜材42とを具えたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に筒身の検査や塗装
用として使用するバキュームカップ式自走ロボットに関
する。
用として使用するバキュームカップ式自走ロボットに関
する。
【0002】
【従来の技術】壁面を移動しながら塗装,ブラスト,肉
厚検査,表面状況の観察等を行うロボットには下記する
ように種々の構造のものが知られている。まず、磁石方
式のものとしては、図4側面図に示すように、磁石2,
2を用いて壁面に吸着し、モーター7によりチェーン8
を介して車輪5を回転して走行する方式のものである。
ここで3は磁石2の押付用エア圧シリンダー、4はフレ
ーム、6は磁石2の前後退用エア圧シリンダー、6′は
ロボットである。このロボットは、磁石2,2を交互に
励磁消磁し、エア圧シリンダー6にてこれを移動して車
輪5にて全体移動する構造であり、いわば磁石2の歩行
式ともいえる。しかしながら、この種の磁石式のものは
壁面が磁性体でないと吸着しないため使用できない欠点
があり、また磁性体壁面の場合でも、塗膜が厚かった
り、サビが多量に発生していると、所要の吸着力が作用
しないこともある。次に、バキュームパッド方式のもの
としては、図5平面図及び縦断面図に示すように、複数
個の例えばゴム硬度Hs65〜70の硬質ゴム製パッド
20を設け、このパッド20内の空気を真空引きするこ
とにより壁面1に吸着する構造である。この構造は壁面
が非磁性体であっても吸着可能となる。ここで、21は
バキュームホース、22,25はフレーム、23は車輪
駆動用モーター、24は車輪を示す。このように複数個
の吸着パッド20を配設するのは、図6に示すように段
差部18の移動時に有利なためであり、同図(A)平面
図及び同図(B)側面図に示すように、硬質ゴム製パッ
ド20が壁面1に付設されている段差部18を横切って
移動する場合、一般に、パッド20が十分段差部18に
なじまずに空間部19が発生し、この空間部19よりパ
ッド20内に空気が侵入し、負圧が減少して吸着力が低
下する。この現象に対処するため複数個のパッドとし、
数個のパッド20が段差部18を移動中は、他の平面部
1のパッド20による吸着力でロボット全体を保持する
ものである。この種のロボットは、広い壁面には有効で
あるが、狹い場所では装置自体が大きいため不向きであ
り、また製作コストも高い。そこで、図7平面図及び縦
断面図に示すように、大径のバキュームパッド9により
負圧を発生させて吸着する方式も知られている。ここで
パッド本体9は鋼製とし、外周にパッド内の負圧力が減
少しないように、ゴム製で花びら状のカーテン10を設
けてあり、11はフレーム、12は車輪、14はチェー
ン、15は車輪駆動用モーターを示す。この種の構造の
場合は、1ヶのバキュームカップ9で壁面の段差を移動
する場合、花びら状のカーテン10が柔らかいため段差
部になじみやすく、真空もれが少なくなるので、必要吸
着力を保持しながら比較的容易に段差を横切って移動で
きるのであるが、花びら状カーテン10をカップ9の外
周に、多数枚取付けるため製作コストが高くなる。
厚検査,表面状況の観察等を行うロボットには下記する
ように種々の構造のものが知られている。まず、磁石方
式のものとしては、図4側面図に示すように、磁石2,
2を用いて壁面に吸着し、モーター7によりチェーン8
を介して車輪5を回転して走行する方式のものである。
ここで3は磁石2の押付用エア圧シリンダー、4はフレ
ーム、6は磁石2の前後退用エア圧シリンダー、6′は
ロボットである。このロボットは、磁石2,2を交互に
励磁消磁し、エア圧シリンダー6にてこれを移動して車
輪5にて全体移動する構造であり、いわば磁石2の歩行
式ともいえる。しかしながら、この種の磁石式のものは
壁面が磁性体でないと吸着しないため使用できない欠点
があり、また磁性体壁面の場合でも、塗膜が厚かった
り、サビが多量に発生していると、所要の吸着力が作用
しないこともある。次に、バキュームパッド方式のもの
としては、図5平面図及び縦断面図に示すように、複数
個の例えばゴム硬度Hs65〜70の硬質ゴム製パッド
20を設け、このパッド20内の空気を真空引きするこ
とにより壁面1に吸着する構造である。この構造は壁面
が非磁性体であっても吸着可能となる。ここで、21は
バキュームホース、22,25はフレーム、23は車輪
駆動用モーター、24は車輪を示す。このように複数個
の吸着パッド20を配設するのは、図6に示すように段
差部18の移動時に有利なためであり、同図(A)平面
図及び同図(B)側面図に示すように、硬質ゴム製パッ
ド20が壁面1に付設されている段差部18を横切って
移動する場合、一般に、パッド20が十分段差部18に
なじまずに空間部19が発生し、この空間部19よりパ
ッド20内に空気が侵入し、負圧が減少して吸着力が低
下する。この現象に対処するため複数個のパッドとし、
数個のパッド20が段差部18を移動中は、他の平面部
1のパッド20による吸着力でロボット全体を保持する
ものである。この種のロボットは、広い壁面には有効で
あるが、狹い場所では装置自体が大きいため不向きであ
り、また製作コストも高い。そこで、図7平面図及び縦
断面図に示すように、大径のバキュームパッド9により
負圧を発生させて吸着する方式も知られている。ここで
パッド本体9は鋼製とし、外周にパッド内の負圧力が減
少しないように、ゴム製で花びら状のカーテン10を設
けてあり、11はフレーム、12は車輪、14はチェー
ン、15は車輪駆動用モーターを示す。この種の構造の
場合は、1ヶのバキュームカップ9で壁面の段差を移動
する場合、花びら状のカーテン10が柔らかいため段差
部になじみやすく、真空もれが少なくなるので、必要吸
着力を保持しながら比較的容易に段差を横切って移動で
きるのであるが、花びら状カーテン10をカップ9の外
周に、多数枚取付けるため製作コストが高くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の電磁石方式の場合は非磁性体には使用できず、バキ
ュームカップ方式の場合は製作コストが高くなり、また
狹い場所には不向きとなる欠点がある。
来の電磁石方式の場合は非磁性体には使用できず、バキ
ュームカップ方式の場合は製作コストが高くなり、また
狹い場所には不向きとなる欠点がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みて提案さ
れたもので、製作コストが安く、構造が簡単で段差移動
もスムースに行えるバキュームカップ式自走ロボットを
提供することを目的とする。
れたもので、製作コストが安く、構造が簡単で段差移動
もスムースに行えるバキュームカップ式自走ロボットを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
前後左右端に配設された回頭自在の2ヶの駆動車輪及び
2ヶの遊動車輪により支持される水平長方形の機枠と、
遠隔操作により上記4ヶの車輪を連動的に回頭する操舵
手段と、上記機枠の中央に固着され下方へ向かって拡開
する大径円錐状をなし剛性を有する上部と、これに連続
し先端にゆくにつれて薄肉となる下端部を形成する可撓
性裾端部とよりなり、上記上部の中心孔に真空引きホー
スの下端が嵌着されるバキュームパッドと、上記裾端部
に等間隔で内向半径方向の所定長にわたって加工された
複数のカットにより形成された複数の花弁片の下面にそ
れぞれ貼着された低摩擦係数の高分子樹脂製摺接膜材と
を具えたことを特徴とする。
前後左右端に配設された回頭自在の2ヶの駆動車輪及び
2ヶの遊動車輪により支持される水平長方形の機枠と、
遠隔操作により上記4ヶの車輪を連動的に回頭する操舵
手段と、上記機枠の中央に固着され下方へ向かって拡開
する大径円錐状をなし剛性を有する上部と、これに連続
し先端にゆくにつれて薄肉となる下端部を形成する可撓
性裾端部とよりなり、上記上部の中心孔に真空引きホー
スの下端が嵌着されるバキュームパッドと、上記裾端部
に等間隔で内向半径方向の所定長にわたって加工された
複数のカットにより形成された複数の花弁片の下面にそ
れぞれ貼着された低摩擦係数の高分子樹脂製摺接膜材と
を具えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成において、機枠の中央に下方へ
向かって突設された末広円錐状パッドの上部は剛性に富
んだゴム等よりなり、これに連続する裾野部は先端へゆ
くにつれて薄肉となる可撓性裾端部をなし、さらにその
外周には等間隔で内向半径方向の一定長のカットが加工
されて花弁状をなし、各花弁の下面には小摩擦係数を有
する高分子樹脂膜がそれぞれ貼着されている。それ故、
パッドの上部は剛性が十分あり、裾端部は先端にゆくに
つれて十分な可撓性を有し、しかも下端外周は全体的に
花弁状に複数の花弁片に形成されている故、各花弁片が
それぞれ相手壁面上の凸凹になじんで変形することで、
十分な気密性を発揮し、小段差を円滑に越えることが可
能となる。
向かって突設された末広円錐状パッドの上部は剛性に富
んだゴム等よりなり、これに連続する裾野部は先端へゆ
くにつれて薄肉となる可撓性裾端部をなし、さらにその
外周には等間隔で内向半径方向の一定長のカットが加工
されて花弁状をなし、各花弁の下面には小摩擦係数を有
する高分子樹脂膜がそれぞれ貼着されている。それ故、
パッドの上部は剛性が十分あり、裾端部は先端にゆくに
つれて十分な可撓性を有し、しかも下端外周は全体的に
花弁状に複数の花弁片に形成されている故、各花弁片が
それぞれ相手壁面上の凸凹になじんで変形することで、
十分な気密性を発揮し、小段差を円滑に越えることが可
能となる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1はその概略縦断面図、図2は図1のII−II矢視
底面図、図3は図1の全体正面図及び平面図である。
と、図1はその概略縦断面図、図2は図1のII−II矢視
底面図、図3は図1の全体正面図及び平面図である。
【0008】まず、図1〜図3において、その全体構造
を説明すると、前後1対の平行横材及び左右1対の平行
縦材よりなるII字型フレーム40で構成された本体の前
後左右端に後記するリンク機構でステアリング可能とし
た4ヶの車輪45を配設し、左右1対のモーター50に
て駆動するものである。走行方向の変更はエア圧シリン
ダー70の作用によりロッド71が横方向へ移動し、こ
れにより各車輪45に設けてあるリンク機構60,6
1,62,65,66,67,68が作動して各回転軸
55を回転させ4ヶの車輪45の方向を連動的に回頭す
るようにし、モーター50の正逆転との組合せにより本
ロボットは自在に走行できる。
を説明すると、前後1対の平行横材及び左右1対の平行
縦材よりなるII字型フレーム40で構成された本体の前
後左右端に後記するリンク機構でステアリング可能とし
た4ヶの車輪45を配設し、左右1対のモーター50に
て駆動するものである。走行方向の変更はエア圧シリン
ダー70の作用によりロッド71が横方向へ移動し、こ
れにより各車輪45に設けてあるリンク機構60,6
1,62,65,66,67,68が作動して各回転軸
55を回転させ4ヶの車輪45の方向を連動的に回頭す
るようにし、モーター50の正逆転との組合せにより本
ロボットは自在に走行できる。
【0009】次に、吸着パッドについて説明すると、図
1(A)は吸着前の状態を、同図(B)は吸着時の状態
をそれぞれ断面図的に示し、図2は吸着パッドの正面図
を示す。上図において、駆動車輪45を設けたフレーム
40に位置調整及び固定治具36,39で大径パッド3
0が固定され、このパッド30は上部中央に吸引用のホ
ース38が接続され、このホース38からパッド内の空
気を吸引し、パッド内を負圧にする。パッド30自体は
軟質ゴム材で一体成形されており、図1に示すように、
上部から先端部にかけて肉厚が次第に薄くなっており、
壁面1に接する裾部分lは柔らかくし、壁面凹凸になじ
みやすくなっている。このl0 部の剛性として例えばパ
ッド外径φ400mm程度で3〜5kg/mmとしてあ
る。このような軟質ゴムの場合、変形しやすいので吸着
性は良いが、反面パッド内外の圧力差によりパッド30
自体が変形してしまう惧れもある。そこで、本発明では
パッド内面に補強用の倒置皿状の鋼板リング35を内面
に添着してあり、これにより負圧を大きくしても、パッ
ド30は先端lS 部のみ変形し、上部は変形しないので
安定した吸着力が得られる。さらに、このパッド先端l
S 部の壁面接地部分には図2に示すように、円周方向全
面にわたって半径方向のスリット41により等間隔に切
断されたほぼ長方形のテープ42を貼りつけてある。こ
のテープ42はパッド30と壁面1との摩擦係数を低下
させ、移動しやすくするためであり、例えば0.1〜
0.3mm厚のテープ等を用いる。スリット41により
それぞれ切断してあるのは、パッド30の先端部lS の
剛性がテープ42を貼ることにより増加するのを防止す
るためである。
1(A)は吸着前の状態を、同図(B)は吸着時の状態
をそれぞれ断面図的に示し、図2は吸着パッドの正面図
を示す。上図において、駆動車輪45を設けたフレーム
40に位置調整及び固定治具36,39で大径パッド3
0が固定され、このパッド30は上部中央に吸引用のホ
ース38が接続され、このホース38からパッド内の空
気を吸引し、パッド内を負圧にする。パッド30自体は
軟質ゴム材で一体成形されており、図1に示すように、
上部から先端部にかけて肉厚が次第に薄くなっており、
壁面1に接する裾部分lは柔らかくし、壁面凹凸になじ
みやすくなっている。このl0 部の剛性として例えばパ
ッド外径φ400mm程度で3〜5kg/mmとしてあ
る。このような軟質ゴムの場合、変形しやすいので吸着
性は良いが、反面パッド内外の圧力差によりパッド30
自体が変形してしまう惧れもある。そこで、本発明では
パッド内面に補強用の倒置皿状の鋼板リング35を内面
に添着してあり、これにより負圧を大きくしても、パッ
ド30は先端lS 部のみ変形し、上部は変形しないので
安定した吸着力が得られる。さらに、このパッド先端l
S 部の壁面接地部分には図2に示すように、円周方向全
面にわたって半径方向のスリット41により等間隔に切
断されたほぼ長方形のテープ42を貼りつけてある。こ
のテープ42はパッド30と壁面1との摩擦係数を低下
させ、移動しやすくするためであり、例えば0.1〜
0.3mm厚のテープ等を用いる。スリット41により
それぞれ切断してあるのは、パッド30の先端部lS の
剛性がテープ42を貼ることにより増加するのを防止す
るためである。
【0010】このような構造において、図1(B)に示
すように、車輪45を壁面1に接地させ、吸引用ホース
38でパッド内の空気を吸引し、パッド30内に負圧を
発生させると、吸着力PF が発生し、この吸着力PF は
吸着時のパッド内径と負圧Pより計算される。この吸着
力はPF は吸着パッド部の押付力PP と車輪45の押付
力PT に分かれ、両者には摩擦力が発生する。つまり車
輪45と壁面の間には摩擦力FR が、吸着パッド30と
壁面1の間には摩擦力FS がそれぞれ発生する。ロボッ
トの全体重量をWとし、移動装置が垂直な壁面を上昇す
る場合、FR >FS +Wの条件とすれば、車輪駆動によ
り走行可能となる。つまり吸着パッド30の摩擦力FS
と自重Wが小さい程、移動しやすくなる。そのため本発
明では、パッド30の先端部lS の剛性を小さくし、吸
着力PFによって生じるパッド部の押付力PP を小さく
するとともに、四弗化エチレン,超高分子ポリエチレン
樹脂等のテープの貼付けにより、摩擦係数を小さくし、
摩擦力FS の減少を図っている。また、吸着パッド30
は1ヶとし、自重Wの減量をも図っている。
すように、車輪45を壁面1に接地させ、吸引用ホース
38でパッド内の空気を吸引し、パッド30内に負圧を
発生させると、吸着力PF が発生し、この吸着力PF は
吸着時のパッド内径と負圧Pより計算される。この吸着
力はPF は吸着パッド部の押付力PP と車輪45の押付
力PT に分かれ、両者には摩擦力が発生する。つまり車
輪45と壁面の間には摩擦力FR が、吸着パッド30と
壁面1の間には摩擦力FS がそれぞれ発生する。ロボッ
トの全体重量をWとし、移動装置が垂直な壁面を上昇す
る場合、FR >FS +Wの条件とすれば、車輪駆動によ
り走行可能となる。つまり吸着パッド30の摩擦力FS
と自重Wが小さい程、移動しやすくなる。そのため本発
明では、パッド30の先端部lS の剛性を小さくし、吸
着力PFによって生じるパッド部の押付力PP を小さく
するとともに、四弗化エチレン,超高分子ポリエチレン
樹脂等のテープの貼付けにより、摩擦係数を小さくし、
摩擦力FS の減少を図っている。また、吸着パッド30
は1ヶとし、自重Wの減量をも図っている。
【0011】このような構造によれば、吸着パッドは吸
着移動が容易であり、しかも壁面1の凹凸や段差に沿っ
てパッド部の先端部が容易に変形し、なじみやすく負圧
減少が防止できるので、安定した装置移動が可能とな
る。
着移動が容易であり、しかも壁面1の凹凸や段差に沿っ
てパッド部の先端部が容易に変形し、なじみやすく負圧
減少が防止できるので、安定した装置移動が可能とな
る。
【0012】
【発明の効果】本発明の吸着パッドによれば、下記の効
果が奏せられる。 (1)吸着パッド部の押付力は小さく、吸着力のほとん
どを車輪に伝えるので、吸着効果が大きい。 (2)またパッド先端部は柔らかく、しかもテープ貼付
けにより摩擦係数も小さいことから、壁面の凹凸や段差
になじみやすく、外部空気の侵入量が減少し、吸着力低
下が防止でき、装置の安定走行が確保できる。 (3)1ヶの大径パッドでロボット全体を支持すること
ができるので、装置の簡易化,軽量化が行えるととも
に、狹い場所への適応も可能であり、製造コスト及び作
業コスト等の低減化も図れる。
果が奏せられる。 (1)吸着パッド部の押付力は小さく、吸着力のほとん
どを車輪に伝えるので、吸着効果が大きい。 (2)またパッド先端部は柔らかく、しかもテープ貼付
けにより摩擦係数も小さいことから、壁面の凹凸や段差
になじみやすく、外部空気の侵入量が減少し、吸着力低
下が防止でき、装置の安定走行が確保できる。 (3)1ヶの大径パッドでロボット全体を支持すること
ができるので、装置の簡易化,軽量化が行えるととも
に、狹い場所への適応も可能であり、製造コスト及び作
業コスト等の低減化も図れる。
【0013】要するに本発明によれば、前後左右端に配
設された回頭自在の2ヶの駆動車輪及び2ヶの遊動車輪
により支持される水平長方形の機枠と、遠隔操作により
上記4ヶの車輪を連動的に回頭する操舵手段と、上記機
枠の中央に固着され下方へ向かって拡開する大径円錐状
をなし剛性を有する上部と、これに連続し先端にゆくに
つれて薄肉となる下端部を形成する可撓性裾端部とより
なり、上記上部の中心孔に真空引きホースの下端が嵌着
されるバキュームパッドと、上記裾端部に等間隔で内向
半径方向の所定長にわたって加工された複数のカットに
より形成された複数の花弁片の下面にそれぞれ貼着され
た低摩擦係数の高分子樹脂製摺接膜材とを具えたことに
より、製作コストが安く、構造が簡単で段差移動もスム
ーズに行えるバキュームカップ式自走ロボットを得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
設された回頭自在の2ヶの駆動車輪及び2ヶの遊動車輪
により支持される水平長方形の機枠と、遠隔操作により
上記4ヶの車輪を連動的に回頭する操舵手段と、上記機
枠の中央に固着され下方へ向かって拡開する大径円錐状
をなし剛性を有する上部と、これに連続し先端にゆくに
つれて薄肉となる下端部を形成する可撓性裾端部とより
なり、上記上部の中心孔に真空引きホースの下端が嵌着
されるバキュームパッドと、上記裾端部に等間隔で内向
半径方向の所定長にわたって加工された複数のカットに
より形成された複数の花弁片の下面にそれぞれ貼着され
た低摩擦係数の高分子樹脂製摺接膜材とを具えたことに
より、製作コストが安く、構造が簡単で段差移動もスム
ーズに行えるバキュームカップ式自走ロボットを得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図1】本発明の一実施例を示す概略縦断面図である。
【図2】図1の吸着パッドを示すII−II矢視底面図であ
る。
る。
【図3】図1の全体正面図及び平面図である。
【図4】従来の磁石方式のロボットを示す側面図であ
る。
る。
【図5】従来の吸着パッド方式のロボットを示す平面図
及び縦断面図である。
及び縦断面図である。
【図6】図5におけるパッドの段差部での吸着状況を示
す説明図である。
す説明図である。
【図7】図5とは異なる従来の吸着パッド方式のロボッ
トを示す同じく平面図及び縦断面図である。
トを示す同じく平面図及び縦断面図である。
1,2 壁面 18 段差 30 パッド 35 鋼板リング 36 固定治具 38 ホース 39 固定治具 40L 縦材 40T 横材 41 スリット 42 テープ 45 車輪 50 モーター 55 回転軸 60 縦ロッド 61 縦ロッド 62 横ロッド 65 クランクアーム 66 クランクアーム 67 リンク 68 クランクアーム 70 エア圧シリンダー
Claims (1)
- 【請求項1】 前後左右端に配設された回頭自在の2ヶ
の駆動車輪及び2ヶの遊動車輪により支持される水平長
方形の機枠と、遠隔操作により上記4ヶの車輪を連動的
に回頭する操舵手段と、上記機枠の中央に固着され下方
へ向かって拡開する大径円錐状をなし剛性を有する上部
と、これに連続し先端にゆくにつれて薄肉となる下端部
を形成する可撓性裾端部とよりなり、上記上部の中心孔
に真空引きホースの下端が嵌着されるバキュームパッド
と、上記裾端部に等間隔で内向半径方向の所定長にわた
って加工された複数のカットにより形成された複数の花
弁片の下面にそれぞれ貼着された低摩擦係数の高分子樹
脂製摺接膜材とを具えたことを特徴とするバキュームカ
ップ式自走ロボット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241209A JPH0664570A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | バキュームカップ式自走ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241209A JPH0664570A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | バキュームカップ式自走ロボット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664570A true JPH0664570A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17070826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4241209A Withdrawn JPH0664570A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | バキュームカップ式自走ロボット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664570A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100888861B1 (ko) * | 2007-10-23 | 2009-03-17 | 성균관대학교산학협력단 | 추력형 벽면이동 로봇 |
| CN104071245A (zh) * | 2014-05-15 | 2014-10-01 | 苏州工业园区职业技术学院 | 用于爬壁机器人的吸盘 |
| JP2015519093A (ja) * | 2012-04-05 | 2015-07-09 | エコバクス ロボティクス カンパニー リミテッド | 吸着カップ付き吸着装置及びそのガラス拭き取り装置 |
| CN114234018A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-25 | 河北大唐国际王滩发电有限责任公司 | 一种分离式管道检测机器人 |
| CN117446045A (zh) * | 2023-10-18 | 2024-01-26 | 南京南自信息技术有限公司 | 一种可全向移动的攀爬六足机器人 |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP4241209A patent/JPH0664570A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100888861B1 (ko) * | 2007-10-23 | 2009-03-17 | 성균관대학교산학협력단 | 추력형 벽면이동 로봇 |
| JP2015519093A (ja) * | 2012-04-05 | 2015-07-09 | エコバクス ロボティクス カンパニー リミテッド | 吸着カップ付き吸着装置及びそのガラス拭き取り装置 |
| CN104071245A (zh) * | 2014-05-15 | 2014-10-01 | 苏州工业园区职业技术学院 | 用于爬壁机器人的吸盘 |
| CN114234018A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-25 | 河北大唐国际王滩发电有限责任公司 | 一种分离式管道检测机器人 |
| CN117446045A (zh) * | 2023-10-18 | 2024-01-26 | 南京南自信息技术有限公司 | 一种可全向移动的攀爬六足机器人 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |