JPH0664697A - ペースト加圧装置 - Google Patents

ペースト加圧装置

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JPH0664697A
JPH0664697A JP5121309A JP12130993A JPH0664697A JP H0664697 A JPH0664697 A JP H0664697A JP 5121309 A JP5121309 A JP 5121309A JP 12130993 A JP12130993 A JP 12130993A JP H0664697 A JPH0664697 A JP H0664697A
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ドナルド・リード
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改善されたペースト加圧装置を提供する。 【構成】 ペーストを加圧する装置10は、ペーストを
供給するために、容器15と従動板60と従動板と共に
容器内を移動が可能な弾性シール80を有する。シール
の弾性によって、弾性シールと容器との間にシールを増
強するために圧力が加えられ、加圧されたペーストによ
って、シールを増強するためにさらに圧力が加えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には粘性流体加圧
装置、より詳細には高粘性ペーストに高圧を加えること
が可能なペースト加圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの産業では、ペーストをフィルタリ
ングおよびパッケージングするために、高圧をかけなけ
ればならない高粘性ペーストが利用されている。高粘性
ペーストを利用する産業は、エレクトロニクス産業、製
薬産業、化学産業などが挙げられる。たとえば、特に、
エレクトロニクス産業において、厚膜導電ペーストは、
半導体デバイスの多層セラミック・パッケ−ジングに使
用されている。このようなペーストは、典型的に25,
000〜75,000センチポアズ(CPS)またはこ
れ以上の範囲の粘性を有することができ、たとえば、4
0ミクロン開口のワイヤ・メッシュ・フィルタにペース
トを適切に通過させるためには、21.09〜105.
45kg/cm2 (300〜1,500ポンド/平方イ
ンチ(PSI))またはこれ以上の圧力が要求される。
【0003】従来のペースト加圧装置は、低圧空気ラム
従動板装置によって与えられる高圧空気押出ポンプを利
用している。しかしながら、このような加圧装置は、一
般にはフィルタの寿命を短くし、ペースト圧が予測でき
ないほど不正確なために、圧力測定を困難かつ非実用的
にしている。さらに、従動板装置は、一般的に、空気を
高圧押出ポンプに加えていたために、ペースト製品の中
に混入した空気が、好ましくない結果を引き起こしてい
た。この押出ポンプはまた、必要とされるポンプ動作に
よって、摩擦衝撃を製品に加える傾向にあった。摩擦衝
撃は、粒子変形を引き起こし、ペースト製品内に好まし
くない金属プレートリット(metallic pla
telet)を形成し、したがって、製品の品質を低下
させる。
【0004】押出ポンプ装置の他の欠点は、処理が終了
した後、かなりの量のペーストが残留することである。
これは、装置からペースト製品を完全に排出できない押
出ポンプの全体的構成によるものである。ペーストの排
出が不完全であると、価格および効率の面で不経済であ
る。さらに、押出ポンプ装置が複雑な方法で組み立てら
れた多くの部品から構成されているので、同一ポンプ装
置で2種類以上のペーストをポンプすることが必要とさ
れ、および異なった種類のペーストが混合してはいけな
いときに、残留ペーストは特に重要な問題である。この
点では、異なった種類のペーストをポンプする前に、種
々の部品から残留ペーストを取り除くために、ポンプ装
置を分解することは非常に困難であり時間を要する。
【0005】一般的に、米国特許第4,819,836
号明細書は、ペースト組成物のディスペンサを開示して
いる。しかしながら、この明細書のディスペンサは、射
出成形によって製造され、したがって、練り歯磨きのよ
うな比較的弱い粘性のペースト組成物を供給するためだ
けに設計されている。この明細書のディスペンサの構成
は、高粘性ペーストを移動させるために高圧では利用で
きない。さらに、ペースト製品内への空気の混入の問題
は、依然として存続する。
【0006】米国特許第4,951,848号明細書
は、供給容器に入っている粘性物質の上の、格納シリン
ダ内に空気の混入を避けるために、通気送り出しピスト
ンを備えた粘性物質ディスペンサを開示している。この
ピストンは、それを通る通気孔を有し、この通気口には
密閉ねじが設けられている。しかしながら、この開閉ね
じは空気をすべて排気した後、通気孔を密閉するために
手動で締めなければならない。したがって、この明細書
のディスペンサの空気排気機構は、非効率であり手間が
かかる。さらに、この明細書のディスペンサの全体構成
は、高粘性流体に高圧を加えることはできない。
【0007】したがって、高粘性流体上高圧を加えるこ
とができ、装置内に含まれるペースト製品の全量をほぼ
排出し、組み立ておよび分解が簡単で、加圧装置により
ペースト製品の中に空気が混入しないように、加圧前に
自動的かつ便利に空気を排気できる粘性流体加圧装置の
必要性が依然として残っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な、改善された粘性流体加圧装置を提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、高粘性流体に高圧を
加えることが可能な粘性流体加圧装置を提供することに
ある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、製品の中に空
気が混入しないように、加圧期間中自動的かつ便利な方
法で空気を排気する機構を有する粘性流体加圧装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の前述のおよび他
の目的を達成するために、ペーストを供給するためにペ
ーストを加圧する装置は、内壁と、底部開口部と、上部
開口部とを有する容器を備える。従動板は容器と共に移
動できる。弾性シールは中心を有し、従動板と共に移動
できる。シールは、その周りにテーパ・リップを有し、
テーパ・リップは、その周りにシール縁部を形成するテ
ーパ底部を有する。テーパ底部は、従動板とシールが容
器内部に移動するときに、容器内でシールを中心に位置
合わせするためにシールの中心に向かって内側に傾斜し
ている。テーパ・リップは、シールの中心に向かって外
側に傾斜し、シール縁部の直径は、内壁の直径よりも大
きく、ペーストを加圧するとき内壁に接触する。したが
って、テーパ・リップは、シールの中心に向かって内側
に曲がり、シールの弾性により内壁に対してシール縁部
をシールするために圧力が加えられる。さらに、テーパ
・リップは、容器内の加圧されたペーストにさらされ、
加圧されたペーストに押圧され、加圧されたペーストに
より内壁に対してシール縁部をシールするために、さら
に圧力が加えられる。加圧装置は、底部開口部からペー
ストを排出するのに、容器内のペーストを加圧するため
に、容器からシールと共に従動板を移動させる手段も有
する。
【0012】
【実施例】図1に、本発明の流体またはペースト加圧装
置10を示す。加圧装置10は、たとえばシリンダ形状
の容器15を備える。容器15は、フィルタリングおよ
び/またはパッケージング装置、またはペーストの加圧
を必要とする他の同様な装置の構成要素である装着板2
0に取り付けられている。装着板20は、容器15から
の加圧ペーストを、たとえばフィルタリングおよび/ま
たはパッケージングなどのさらなる処理のために通過可
能な開口部25を備える。図1に示すように、ペースト
のロードを便利にするために、容器が取り付けられた装
着板20は、ロード位置からアンロード位置まで移動で
きる。
【0013】装着板20と、総合的なフィルタおよび/
またはパッケージ装置とは本発明の主題ではないので、
これ以上の詳細な説明は省略する。
【0014】図3(B)および図4(B)に詳細に示す
ように、容器15は、内壁30と、底部開口部40と、
上部縁部37を持つ上部開口部35とを備える。容器1
5と加圧装置のすべての構成部品とは、従来の技術にお
いて説明したように高圧に耐えることができる物質で構
成されるべきである。この点では、容器15はステンレ
スチール、炭素スチール、セラミックまたは他の同様な
物質で構成可能である。容器15の底部開口部40は、
容器15からの加圧されたペーストを排出することが可
能である。さらに以下に示す理由によって、容器15の
上部は、上部縁部に向かって外方に傾斜またはテーパが
付けられるように面取りされ、上部開口部を形成する斜
角面42を有することか望ましい。
【0015】ラム45は、容器15がアンロードの位置
にあるときほぼ真上になるように配置されている。ラム
45を、ペーストの種類に応じて必要な圧力を加えるこ
とが可能な従来のラムとすることができることは、当業
者には理解できるであろう。たとえば図1に示すよう
に、油圧ラムを用いることができる。この場合、貯油槽
(図示せず)からの油圧作動油ライン50,55をラム
45に接続することが必要とされる。
【0016】ラム45は、従動板60を備え、この従動
板は、容器15内に含まれるペースト120を接触およ
び加圧するために、容器15内に押し込まれる。従動板
60は、たとえばステンレススチールまたは高圧に耐え
ることができる他の物質で構成することができる。ピス
トン装着板65は従動板60に取り付けられ、ピストン
70はピストン装着板65に取り付けられる。従動板6
0に対するピストン装着板65のアタッチメントは、部
品のねじ係合手段、すなわち、ねじ、ナット、ボルトを
使用するようなあらゆる従来の固定手段によって行うこ
とができる。さらに、ピストン70は、止め輪、錠、ナ
ットなどを使用するようなあらゆる従来手段によって、
ピストン装着板65に取り付けることができる。
【0017】図3(B)および図4(B)により詳細に
示すように、従動板60とピストン装着板65は、貫通
開口85,90をそれぞれ有している。通常は開いてお
り自動的に閉じる空気バルブ75は、開口85,90に
取り付けられている。さらに、ワイパーシール80は従
動板60の周りに取り付けられ、従動板60のリップ9
5とピストン装着板65との間に挟まれている。空気バ
ルブ75は、ラム45とペースト120との間に捕えら
れた空気を排気可能である。空気バルブ75の特有の動
作は、より詳細に後述する。
【0018】図2(A)および(B)にワイパー・シー
ル80の詳細を示す。ワイパー・シール80の形状は、
容器15の内壁30の形状にほぼ一致していなければな
らない。したがって、容器15が図2(A)に示すよう
なシリンダ形状であれば、ワイパー・シール80は輪の
形状でなければならない。ワイパー・シール80は、そ
の周りにテーパ・リップまたはテーパ部100を持ち、
テーパ部100は、その周りに第1テーパ110を有す
る底部105を持つ。テーパ部100は、ワイパー・シ
ール80の中心Cに対して外側へ傾斜している。底部1
05の第1テーパ110は、ワイパー・シール80の中
心Cに対して内側へ傾斜している。テーパ部100と第
1テーパ110の重要性は、詳細に後述する。
【0019】シール縁部117は、テーパ部100の第
1テーパ110の縁部によって形成されている。シール
縁部117の直径は、ワイパー・シール80の最大直径
である。言い換えれば、シール縁部117は、中心Cに
対して最外縁であるワイパー・シール80の縁部であ
る。さらに、シール縁部117の直径は、容器15の内
壁30の直径よりも大きいが、容器15の上部開口部3
5の上部縁部37よりも小さい。テーパ部100の第1
テーパ110の最大直径は、上部縁部37の直径よりも
小さくなければならない。
【0020】ワイパー・シール80は、この種の加圧装
置内での発生が必要とされる高圧に耐えることが可能な
物質で構成されていなければならない。さらに、ワイパ
ー・シール80に使用される物質は、最低限の柔軟性を
有しかなり堅く、また弾性すなわち変形に対する抵抗力
も有しなければならない。たとえば、超高分子量(ul
tra high molecular weigh
t:UHMW)ポリエチレンは、ワイパー・シール80
の構成に適していることがわかった。他の好適な物質
は、テフロン(Teflon)およびデルリン(Del
rin)である。これらは、Wilmington,D
elのE.I. Dupont Nemours,C
o.,によって製造される製品の商標である。
【0021】図3(A)と(B)に、容器15に対す
る、従動板60とワイパー・シール80の初期係合状態
であって、容器15内にロードされたペースト120と
接触する前の状態を示す。図4(A)と(B)に、ペー
スト120を加圧している様子を示す。
【0022】図3(A)に示すように、ペースト120
の高粘性のために、容器15内のペースト120はいろ
いろなレベルにある。すなわち、容器15内のペースト
120の表面が一様でないために、容器15内のペース
ト120のレベルは均一でない。ラム45が容器15内
に押し込まれて、ペーストを加圧すると、ペースト12
0が均一レベルでないことによって、ラム45はより高
いレベルでペースト120に最初に接触する。常開空気
バルブ75は、ペースト120に接触すると自動的に閉
じるので、ペースト120がより高いレベルで、空気バ
ルブ75に最初に接触すると、空気バルブ75は早めに
閉じ、ラム45とペースト120との間に捕らえられた
空気は排気されない。したがって、ラム45内に2つ以
上の空気バルブ75を備えることが望ましい。この点に
関し、図5に従動板60の好適な実施例の上面図を示
す。この従動板60はレベルが一様でないペーストによ
って、空気がラム45とペースト120との間に捕らえ
られる可能性をなくすために、3つの開口85が等間隔
に離れた位置に配置されている。同じ空気バルブ75が
各開口85に用いられるので、空気バルブ75の動作を
代表して1つだけにより詳細に説明する。
【0023】ペースト120に接触する前は、重力のた
めに、空気バルブ保持器125は従動板60上に位置
し、空気バルブ75のシール130は従動板60のテー
パ開口85上に位置しない。この状態では、空気バルブ
75は常開状態であり、空気は空気バルブ75の周り
と、開口85および90を通過できる。
【0024】ピストン70は、ペースト120を加圧す
るために動作を開始すると、一般にワイパー・シール8
0の第1テーパ110と容器15の斜角面42との間で
最初に接触が起こる。従動板60とワイパー・シール8
0が容器15内へさらに押し込まれまたは動かされるに
つれて、ワイパー・シール80の第1テーパ110は、
斜角面42内にほぼ位置合わせされまたは“中心合わせ
され”、斜角面42上に完全に位置するようになる。す
なわち、ワイパー・シール80の中心縦軸が、容器15
の中心縦軸にほぼ一致するように、斜角面42内に配置
される。従動板60とワイパー・シール80を容器15
内へさらに押し進めると、第1テーパ110がもはや斜
角面42と接触しなくなるまで、ワイパー・シール80
のテーパ部100がワイパー・シール80の中心Cに向
かって内側に曲がる。この点に関し、ワイパー・シール
80のテーパ部100は、内側へ曲がることができる。
したがって、図3(A)と(B)に示すように、シール
縁部117は斜角面42と接触する。
【0025】従動板60とワイパー・シール80を容器
15内へさらに押し進めると、シール縁部117は斜角
面42と接触を続け、斜角面42の傾斜によって、テー
パ部100は中心Cに向かってさらに内側へ曲げられ
る。ついには、シール縁部117は、斜角面42を通り
過ぎて押し進められ、容器15の内壁30に接触するよ
うになる。したがって、従動板60とワイパー・シール
80は、シール縁部117が内壁30と接触するまで、
中心Cに向かって内側に曲げられ、このときシール縁部
117の直径は、容器15の内壁30の直径と同じにな
る。さらに、ワイパー・シール80は、内壁30によっ
て内側に曲げられ保持される。
【0026】ワイパー・シール80の構成には剛性が必
要とされ、シール縁部117の元の直径は容器15の内
壁30の直径よりも大きいので、ワイパー・シール80
の弾性が、内側に曲げられたテーパ100を、通常の曲
げられていない状態に戻そうとする。したがって、テー
パ部100によって内側30へ圧力が加えられて、シー
ル縁部117と内壁30との間にシールが形成される。
【0027】空気バルブ75は、ペースト120が加圧
されるときに、ペースト120に混ざる空気の問題を解
決する。この点に関し、空気バルブ75は従動板60と
ペースト120との間に捕らえられた空気を逃がすこと
ができ、従動板60がさらに容器15内へ押し進められ
るにしたがって、従動板60とペースト120との間に
閉じ込められた空気が排気される。図3(A)および
(B)に示すように、開放空気バルブ75は、従動板6
0よりも下部に位置し、すなわち開放空気バルブ75
は、従動板60よりもペースト120に近接しているの
で、ペースト120との最初の接触は、空気バルブ75
によって行われる。最初の接触の後、従動板60がペー
スト120のより近くに押し進められるにつれて、空気
バルブ75は閉じ始め、従動板60とペースト120と
の間の空気は、空気バルブ75によって排気され続け
る。従動板60がペースト120と接触すると、空気バ
ルブ75の下部シール130は、従動板60のテーパ開
口85内に位置し、気密シールを形成する。この状態で
は、従動板60とペースト120との間に捕らえられた
ほぼすべての空気は排気される。このように、空気バル
ブ75は常開位置にあり、空気バルブ75がペースト1
20と接触すると自動的に閉じる。
【0028】続いて、従動板60を下方に押し進めるこ
とによって、ペースト120は加圧される。ペースト1
20が加圧されるにつれて、ペースト120は、ワイパ
ー・シール80のテーパ部100の内面135に押圧し
てさらに圧力を加え、シール縁部117と容器15の内
壁30との間のシールを増強する。さらに有利なことに
は、ペースト120を加圧するにしたがって、このシー
ルはさらに増強される。換言すれば、従動板60をさら
に下方へ押し込むことによってペースト120をさらに
加圧すると、内面135へさらに圧力が加わり、結果と
してシール縁部117にさらに圧力を加えることにな
り、したがって、シール縁部117が、内壁30に対し
てより強いシールを与える。このように、ワイパー・シ
ール80は、ペースト120が加圧されるにしたがっ
て、ペースト120が従動板60の周りから逃げるのを
防止する。ペースト120が十分に加圧されると、ペー
スト120は容器15の底部開口部40を通じて、次の
処理のために装着板20の開口部25を通じて移動また
は排出される。
【0029】好適な実施例において、50,000CP
Sの粘性を有するペーストを移動させるために1,20
0CPIの圧力を与えるためには、容器の内壁の直径が
123.83mm(4.875インチ)の長さで、ワイ
パーシールがUHMWポリエチレンであると仮定する
と、以下の寸法が妥当であることがわかった。
【0030】容器の斜角面の角度=15度 容器の上部縁部の直径=127.86mm(5.034
インチ) ワイパーシールのシール縁部の直径=125.73mm
(4.950インチ) ワイパーシールの第1テーパの角度=30度 容器の上部縁部とワイパーシールのシール縁部の直径
は、容器および従動板の直径に依存することを理解すべ
きである。この点については、従動板の直径は容器の直
径に依存し、ペーストを適切に加圧するためには、容器
の直径は、妥当な大きさの圧力がラムによって加えられ
る必要があるように選択されるべきである。言い換えれ
ば、容器の直径が小さくなれば、ペーストを適切に加圧
するために、より小さな圧力が必要である。したがっ
て、容器の直径は、ペーストに適切な圧力を与えないた
めに、ラム圧力が過度にならないように選択されなけれ
ばならない。
【0031】有利なことには、本発明の装置は清掃また
は修理のために分解が容易なように構成されている。ま
た本発明の装置は、このような加圧のために構成された
従来の装置と比較して、かなり少ない部品で構成され、
これらの部品は、従来装置がねじ、ナット、ボルト、固
定ナットなどを使用して組み立てられていたのに比べ
て、容易に分解が可能である。したがって、本発明の装
置は、ある種類のペーストの加圧から他の種類のペース
トの加圧へ変更するときに、容易に早く分解および清掃
ができるので、ペーストが混ざり合うのを軽減できる。
【0032】さらに、本発明の装置は、従来の押出しポ
ンプ装置とは異なり、ペースト製品はポンプされず、部
品が整合形状を採っているので、容器からペースト製品
をほぼ完全に排出することができる。有利なことに、製
品をほぼ完全に排出することによって、連続バッチ処理
における製品の相互汚染と、個別バッチ処理モードにお
けるペースト製品の浪費を軽減または排除する。
【0033】本発明を、特定の実施例によって説明した
が、多くの選択、変更、変形ができることは当業者は前
述の説明から明らかである。したがって、本発明は、本
発明の範囲および趣旨内のすべての選択、変更、変形
を、含むものである。
【0034】以下、本発明の実施態様を示す。
【0035】(1)ペーストを供給するために、ペース
トを加圧する装置において、内壁と底部開口部と上部開
口部とを有する容器と、前記容器内を移動される従動板
と、中心を持ち、前記従動板と共に移動される弾性シー
ルであって、前記弾性シールはその周りにテーパ・リッ
プを有し、前記テーパ・リップはその周りをシール縁部
を形成するテーパ底部を有し、前記テーパ底部は前記シ
ールの中心に対して内側に傾斜し、前記従動板と前記シ
ールが前記容器内に移動されるときに前記容器内に前記
シールを位置合わせし、前記テーパ・リップは、前記シ
ールの中心に対して外側に傾斜し、前記シール縁部が前
記内壁の直径よりも大きい直径を有し、前記シール縁部
は、ペーストを加圧するときに前記内壁に接触して、前
記テーパ・リップは、前記シールの中心に対して内側に
曲がり、前記シールの弾性によって、前記内壁に対して
前記シール縁部をシールするための圧力が与えられ、前
記テーパ・リップは、前記容器内の加圧されたペースト
に対してさらされ、加圧されたペーストに押圧され、加
圧されたペーストによって、前記内壁に対して前記シー
ル縁部をシールするためにさらに圧力が与えられる前記
弾性シールと、前記容器の前記底部開口部を通じてペー
ストを排出するのに、前記容器内のペーストを加圧する
ために、前記容器内を前記シールと共に前記従動板を移
動させる手段と、を備えることを特徴とするペースト加
圧装置。
【0036】(2)前記従動板を貫通し前記従動板と共
に移動できる少なくとも1つのバルブをさらに備え、前
記バルブは常開状態にあり、ペーストと接触すると閉状
態に自動的に作動して、前記従動板とペーストとの間の
空気が排気され、ペーストを加圧する前に前記バルブを
閉じることを特徴とする(1)記載のペースト加圧装
置。
【0037】(3)前記少なくとも1つのバルブは、前
記容器内部のペーストのレベルが一様でないとき、前記
従動板とペーストとの間からの空気をほぼ完全に排気で
きるように、複数のバルブより成ることを特徴とする
(2)記載のペースト加圧装置。
【0038】(4)前記容器の前記上部開口部は、前記
容器内に前記シールをロードするために面取りされてい
る斜角面を有することを特徴とする(1)記載のペース
ト加圧装置。
【0039】(5)前記シールは、前記斜角面上に前記
テーパ底部を位置させるることによって、前記容器内に
中心合わせされていることを特徴とする(4)記載のペ
ースト加圧装置。
【0040】(6)前記斜角面は、直径を有する上部縁
部を含み、前記シール縁部の直径は前記斜角面の前記上
部縁部の直径よりも小さいことを特徴とする(4)記載
のペースト加圧装置。
【0041】(7)前記従動板を移動させる前記手段は
ピストンを有することを特徴とする(1)記載のペース
ト加圧装置。
【0042】(8)前記ピストンは、水力駆動であるこ
とを特徴とする(7)記載のペースト加圧装置。
【0043】(9)前記シールは、超高分子量ポリエチ
レンより成ることを特徴とする(1)記載のペースト加
圧装置。
【0044】(10)前記従動板は、ステンレススチー
ルより成ることを特徴とする(1)記載のペースト加圧
装置。
【0045】(11)前記シールは、前記容器の前記内
壁の形状にほぼ一致する形状を有することを特徴とする
(1)記載のペースト加圧装置。
【0046】(12)前記容器は、シリンダ状であるこ
とを特徴とする(1)記載のペースト加圧装置。
【0047】(13)前記シールは、輪状であることを
特徴とする(12)記載のペースト加圧装置。
【0048】(14)前記容器、前記従動板および前記
シールは、前記容器からペーストをほぼ完全な排出でき
るように整合した形状を有することを特徴とする(1)
記載のペースト加圧装置。
【0049】(15)前記容器、前記従動板、前記シー
ルおよび前記従動板を移動させる手段は、分解が容易な
ように従来の部品で組み立てられることを特徴とする
(1)記載のペースト加圧装置。
【0050】
【発明の効果】本発明により、新規な改善された粘性流
体加圧装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧装置の断面図である。
【図2】本発明のワイパー・シールを示す図であり、
(A)は上面図、(B)は断面図である。
【図3】本発明の容器を含めたワイパー・シールの初期
係合状態を示す図であり、(A)は容器の断面図、
(B)は部分断面図である。
【図4】本発明の容器内に含まれるペーストを加圧する
様子を示す図であり、(A)は容器の断面図、(B)は
部分断面図である。
【図5】本発明の従動板の上面図である。
【符号の説明】
10 流体またはペースト加圧装置 15 容器 20 装着板 25 開口部 30 内壁 35 上部開口部 37 上部端部 40 底部開口部 42 斜角面 45 ラム 50,55 油圧作動油ライン 60 従動板 65 ピストン装着板 70 ピストン 75 空気バルブ 80 ワイパーシール 85,90 開口 100 テーパ部 105 テーパ底部 110 第1テーパ 117 シール縁部 120 ペースト 125 空気バルブ保持器 130 シール 135 内面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・アラン・ヒース アメリカ合衆国 ニューヨーク州 プレザ ント ヴァレー クリークサイド レーン 10 (72)発明者 チャールズ・ウインフィールド・ハンタ ー,ジュニア アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニュー ウインザーマスケット プレイス 15 (72)発明者 ドナルド・リード アメリカ合衆国 ニューヨーク州 リヴィ ングストンピー オー ボックス 113 (番地なし) (72)発明者 ロドニー・エリック・ターク アメリカ合衆国 ジョージア州 アックワ ース ハイアット ドライブ 5130

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペーストを供給するために、ペーストを加
    圧する装置において、 内壁と底部開口部と上部開口部とを有する容器と、 前記容器内を移動される従動板と、 中心を持ち、前記従動板と共に移動される弾性シールで
    あって、前記弾性シールはその周りにテーパ・リップを
    有し、前記テーパ・リップはその周りをシール縁部を形
    成するテーパ底部を有し、前記テーパ底部は前記シール
    の中心に対して内側に傾斜し、前記従動板と前記シール
    が前記容器内に移動されるときに前記容器内に前記シー
    ルを位置合わせし、前記テーパ・リップは、前記シール
    の中心に対して外側に傾斜し、前記シール縁部が前記内
    壁の直径よりも大きい直径を有し、前記シール縁部は、
    ペーストを加圧するときに前記内壁に接触して、前記テ
    ーパ・リップは、前記シールの中心に対して内側に曲が
    り、前記シールの弾性によって、前記内壁に対して前記
    シール縁部をシールするための圧力が与えられ、前記テ
    ーパ・リップは、前記容器内の加圧されたペーストに対
    してさらされ、加圧されたペーストに押圧され、加圧さ
    れたペーストによって、前記内壁に対して前記シール縁
    部をシールするためにさらに圧力が与えられる前記弾性
    シールと、 前記容器の前記底部開口部を通じてペーストを排出する
    のに、前記容器内のペーストを加圧するために、前記容
    器内を前記シールと共に前記従動板を移動させる手段
    と、を備えることを特徴とするペースト加圧装置。
  2. 【請求項2】前記従動板を貫通し前記従動板と共に移動
    できる少なくとも1つのバルブをさらに備え、前記バル
    ブは常開状態にあり、ペーストと接触すると閉状態に自
    動的に作動して、前記従動板とペーストとの間の空気が
    排気され、ペーストを加圧する前に前記バルブを閉じる
    ことを特徴とする請求項1記載のペースト加圧装置。
  3. 【請求項3】前記容器の前記上部開口部は、前記容器内
    に前記シールをロードするために面取りされている斜角
    面を有することを特徴とする請求項1記載のペースト加
    圧装置。
  4. 【請求項4】前記従動板を移動させる前記手段はピスト
    ンを有することを特徴とする請求項1記載のペースト加
    圧装置。
  5. 【請求項5】前記シールは、超高分子量ポリエチレンよ
    り成ることを特徴とする請求項1記載のペースト加圧装
    置。
  6. 【請求項6】前記従動板は、ステンレススチールより成
    ることを特徴とする請求項1記載のペースト加圧装置。
  7. 【請求項7】前記シールは、前記容器の前記内壁の形状
    にほぼ一致する形状を有することを特徴とする請求項1
    記載のペースト加圧装置。
  8. 【請求項8】前記容器は、シリンダ状であることを特徴
    とする請求項1記載のペースト加圧装置。
  9. 【請求項9】前記容器、前記従動板および前記シール
    は、前記容器からペーストをほぼ完全な排出できるよう
    に整合した形状を有することを特徴とする請求項1記載
    のペースト加圧装置。
  10. 【請求項10】前記容器、前記従動板、前記シールおよ
    び前記従動板を移動させる手段は、分解が容易なように
    従来の部品で組み立てられることを特徴とする請求項1
    記載のペースト加圧装置。
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