JPH0664809U - 陶磁器成形機の余剰坏土回収装置 - Google Patents
陶磁器成形機の余剰坏土回収装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形時に派生する余剰坏土の飛散による機械
設備の故障、作業環境の悪化を防止することにある。 【構成】 陶磁器成形機本体のろくろ軸の上部に設けら
れた石膏型の外周付近に余剰坏土を切断する切断刃が設
けられ、その切断刃の傍らに吸引管の開口部が臨ませて
あるものである。
設備の故障、作業環境の悪化を防止することにある。 【構成】 陶磁器成形機本体のろくろ軸の上部に設けら
れた石膏型の外周付近に余剰坏土を切断する切断刃が設
けられ、その切断刃の傍らに吸引管の開口部が臨ませて
あるものである。
Description
【0001】
この考案は、ろくろ成形による陶磁器成形機において、成形中に派生する余剰 坏土の回収装置に関する。
【0002】
図6に示されるように、陶磁器用坏土Wの成形は知られているように石膏型1 00上に坏土が供給され、石膏型100が回転させられるとともに、石膏型10 0に対向して設けられた鏝102も併せて回転され、回転する坏土Wに鏝102 が当接され、坏土Wを圧延成形することが行われている。
【0003】 そして石膏型100の傍らに切断刃104が設けられ、回転する石膏型100 上の坏土Wの周縁側に切断刃104が当接され、坏土Wの周縁側に派生する余剰 坏土Dが紐状に切断刃104を介して切断され排出されていた。
【0004】 この際、余剰坏土Dの排出のために、余剰坏土Dの排出方向と直角方向にいわ ゆる当板106が垂設され、成形時に派生する余剰坏土Dが石膏型100の遠心 力を受けて当板106に向けて飛ばされ、自然落下することにより当板106の 下方に設けられた回収コンベア108へ排出され、成形機110の傍らに備えら れた回収箱109へ回収されていた。
【0005】 したがって、余剰坏土Dは飛ばされることにより回収コンベア108に排出さ れ、回収箱109に回収される構成であるから、余剰坏土Dの相当量が確実に回 収箱109内に回収されることなく、成形機110に付着したり、成形機110 付近に飛散することが少なくなかった。 そのため、成形機110などの機械設備の故障の原因となっていた。
【0006】 その上、成形機110付近に飛び散った水分を含む坏土Wが乾燥し、成形機1 10付近に坏土Wの粉塵が発生し、機械設備の故障原因となり、また、作業環境 を悪化させ、作業者の健康管理上にも問題があった。
【0007】
解決しようとする問題点は、坏土の成形時に派生する余剰坏土の飛散による機 械設備の故障、さらには作業環境の悪化である。
【0008】
この考案は、回転自在な石膏型を備えた陶磁器成形機において、 ろくろ軸の上部に設けられた石膏型の外周に臨ませて切断刃が設けられ、かつ その切断刃に吸引管の開口部が臨ませられてなるものである。
【0009】
図1ないし図5を参照してこの考案の詳細を説明する。 図1は、この考案の実施例の側面図、図2は第1図を略示的に示す平面図、図 3はこの考案の要部の斜視図、図4は切断刃の斜視図、図5は回収ユニットの側 面図である。
【0010】 この考案の実施例の概略を説明すると、一般的に知られている陶磁器成形機本 体2と、成形機本体2により加工されることにより陶磁器坏土Wの周縁寄りに派 生するいわゆる余剰坏土Dを切断するための切断刃48と、切断された余剰坏土 Dをエア−により回収するための吸引管64から構成されている。
【0011】 そこで、この考案の詳細について説明する。石膏型8から外して次工程へ供給 するために、切断刃48と吸引管64が坏土W寄りに位置していることによる不 都合、つまり邪魔になることを回避するため切断刃48と吸引管64は、間欠的 に坏土W側に近づいたり、遠のいたり往復運動できることについても記載してい る。 さらに詳しく述べると成形後に石膏型8を成形機本体2から取り外したり、ま た、全自動の成形ラインにおいてはチェ−ンコンベア上に連続して設けられた石 膏型8が成形位置に移動する際や次工程へ送られる際に障害にならないためであ る。
【0012】 さらに切断刃48と吸引管64の間欠的な往復運動と坏土Wの成形動作とは同 期していることについても言及している。
【0013】 図1に示されるように、陶磁器成形機本体2の基台4に隣接して基台4の一側 の上面に回転自在なろくろ軸6が設けられており、ろくろ軸6の上方には石膏型 8がろくろ軸6側に装着されている。 もちろん知られているように、石膏型8上には陶磁器用坏土Wが供給され(図 2、図3を参照)、鏝18を介して圧延成形されることはいうまでもない。
【0014】 基台4上の他側には移動体10が前後に摺動自在に設けられており、移動体1 0の一側に支持腕12が上下方向に摺動自在に設けられている。
【0015】 図示は省略されているが、移動体10の一側に向けて突出された一対の支持腕 12間には鏝18を回転自在に支持するための支持体14が傾斜自在に装着され ており、支持体14の石膏型8側には鏝18を回転できるようにするため、回転 自在な鏝用支持具16が設けられている。
【0016】 前記した支持体14は一対の支持腕12間において、鏝用支持具16とともに 一定の角度内において知られているように傾斜自在に設けられている。
【0017】 図2と図3に示されるように、石膏型8上の坏土Wの周縁側に向けて後述する 切断刃48や吸引管64を間欠的に近づけたり、遠ざけるための主たる要素の一 つを構成する部材としてろくろ軸6の傍らに陶磁器成形機本体2の基台4上に略 L字状の支持部材20が水平方向に設けられ、支持部材20の一側がろくろ軸6 の側面側に位置するように設けられている。
【0018】 ろくろ軸6の側面側に位置する支持部材20の端部付近には回動軸22が回動 軸用部材21を介して支持部材20に対して垂直に設けられている。 回動軸用部材21は図3を参照して明らかのように、回動軸22を回動自在に 支持できるようにするための軸孔が垂直方向に設けられたものであり、支持部材 20の側面に固定されている。
【0019】 回動軸22は箱型の回動部材24内に固定されており、この回動部材24は回 動軸22の回動に追従して回動されるように構成されている。 また、回動板25が回動部材24の下面に固着されている。 さらに、回動部材24には詳細については一部省略してあるが、回動軸22の 側面に支持軸26が立設されている。
【0020】 支持軸26の前記した回動部材24側には上下の位置に2個の調整部材32、 34が設けられており、下方の調整部材32には支持棒36が水平方向であって ろくろ軸6側に向けて固定されている。 支持棒36は回動軸22が回動することにより、後述する切断刃48を石膏型 8に近づけたり、遠ざけるための機能を奏する。
【0021】 支持棒36のろくろ軸6側に支持棒36に対して直角方向に刃物用支持棒44 を支持するため刃物用支持片40が設けられている。
【0022】 刃物用支持片40に刃物用支持棒44を支持棒36に沿って前後方向に移動で きるようにするため調整用つまみ46が設けられている。 また、刃物用支持棒44の支持部材20側の端にはハンドル50が設けられて いる。
【0023】 前記した調整用つまみ46は刃物用支持棒44を刃物用支持片40に挟持させ るについてその挟持状態を調整するためのものであり、ハンドル50は刃物用支 持棒44を前後に調整し、切断刃48と石膏型8との当接角度を調整するための ものである。
【0024】 刃物支持棒44の先端には切断刃48が装着されるが、坏土Wの大小や種類に 対応させて切断刃48と坏土Wの周縁との距離を調整する必要があるため、刃物 支持棒44が前後方向に移動できるように配慮されている。その移動調整は前記 したようにハンドル50を操作して行われる。
【0025】 支持棒36の石膏型8側の端には部材41が設けられており、この部材41に は前記した刃物用支持片40が直角方向に支持されており、部材41に刃物用支 持片40が挟持されているが、挟持状態を制御するため調整用つまみ42が設け られている。
【0026】 切断刃48は刃物支持棒44の先端に支持されている。切断刃48は図4に示 されるように、断面L字状に設けられ一側に刃先49が形成され、その他側は切 断された余剰坏土Dの排出時の案内部51を形成している。
【0027】 調整部材34にも水平方向に支持棒52が固定されている。 支持棒52は支持棒36と同様に回動軸22の回動作用に追従するように構成 されている。
【0028】 支持棒52が回動軸22の回動作用に追従することにより、切断刃48と後述 する吸引管64が石膏型8に近づいたり、遠ざかるように配慮されている。
【0029】 支持棒52の先端には吸引管用支持片54が直角方向に設けられている。
【0030】 吸引管用支持片54には吸引管用支持棒58が設けられ、この吸引管用支持棒 58の先端には内側に開口61を有する吸引管保持部材68が設けられている。 そして、吸引管保持部材68を備えた吸引管用支持棒58は前後方向に距離を 調整できるように構成されている。
【0031】 つまり、吸引管64の開口部62は吸引管保持部材68の開口61内に装着さ れ、使用時に接近されるが、前記したように切断刃48は坏土Wの大きさや種類 に対応して坏土Wとの距離が遠近に調整されるから、吸引管64の開口部62を 切断刃48に追従させて移動させる必要があるために吸引管用支持棒58は移動 自在に設けられている。 そのためには図示を省略したが、調整用つまみ42、42に相当するつまみを 設けてもよい。
【0032】 吸引管64の開口部62の位置は、切断刃48の後方(余剰坏土Dの排出方向 側)にあり、切断刃48と一定の間隔を保っている。
【0033】 切断刃48との間に一定の間隔を設けている理由は、切断刃48と開口部62 との間に一定の空白のスペ−スを形成することにより、吸引される空気の流路が そのスペ−スに形成されるからであり、均一した空気の流通が行われることによ り余剰坏土Dが安定した状態で吸引管64に導入されることを意図している。
【0034】 図面に示された切断刃48と吸引管64の開口部62との間隔調整を図ること の目的などのため、両者48、62は支持棒36、52を介して夫々独立に構成 されているが、図示を省略したが、例えば支持棒36を省略し、吸引管保持部材 68に切断刃と吸引管の開口部との間隔を一定に設定させて両者を一体に設けて もよい。
【0035】 回動板25の一端にはピン70を介してロッド72が回動自在に設けられ、ロ ッド72の他端は揺動杆74の移動体10側に結合されている。
【0036】 揺動杆74は基台4の側部に支軸76により回動自在に取り付けられている。 揺動杆74の下端部は、成形機2の基台4に設けられた駆動源により駆動され て回転するカム78に倣う構造となっている。
【0037】 カム78は成形機2の成形動作に同期して回転する構成が採用されており、カ ム78の回転によりカム78の形状に沿って揺動杆74の下端部が揺動すること になる。
【0038】 その結果、カム78の回転運動が揺動杆74を介してロッド72の直線運動に 置換される。
【0039】 回動板25の他端にはスプリング80の一端が取付けられ、スプリング80の 他端は支持部材20の上面に設けられた取付部82に取付けられ、ロッド72の 直線運動が往復可能なように一定方向に付勢されている。
【0040】 次に回収ユニット83について説明する。 円筒状の本体84があり、本体84の側面に開口部86が設けられ、吸引管6 4が接続されている。
【0041】 本体84の上面には別の開口部が設けられ、管90が接続されている。 本体84内に臨ませられた管90の先端部にはフイルタ−92が取付けられ、 管90の他側端は図示を省略されているが真空ポンプやブロア−等の吸引源に 接続されている。
【0042】 本体84の側面には保持部材94を介してシリンダ96が取付けられ、シリン ダ96の下端はダンパ98の端部に回動自在に設けられている。 ダンパ98は本体84の下面を被う形状をもつものであり、保持部材94の端 部に軸着されており、シリンダ96の作動により回動して本体84の下面に開閉 する構造となっている。
【0043】 次にこの考案の使用要領について説明する。 陶磁器成形機2のろくろ軸6上に装着された石膏型8に坏土Wが供給され、ろ くろ軸6および鏝18が回転される。
【0044】 ついで、該成形機2の移動体10が支持腕12と併せ、他側から一側に向けて 移動され、支持腕12の下降により鏝18は坏土Wに向けて下降、坏土Wに接触 して成形が開始される。
【0045】 同時にカム78の作用により揺動杆74を介してロッド72が作動する。 ロッド72が作動することにより、回動軸22に取り付けられた回動部材24 が回動し支持軸26が追従して移動する。
【0046】 回動部材24の回動に伴って支持軸26が移動することにより、支持棒36の 先端部に備えられた切断刃48と支持棒52の先端部に備えられた吸引管64が 石膏型8の周縁側に一定の距離をおき成形品の周縁側に派生する余剰坏土Dを切 断し吸引するために成形品側に接近する。
【0047】 他方、真空ポンプまたはブロア−等の吸引源が駆動し管90、回収ユニット8 3を通じて吸引管64の開口部62が吸引状態となる。
【0048】 成形が行われ、坏土Wが次第に成形品として加工されるが、成形品が完全に成 形される前に成形品の周縁部には余剰坏土Dが派生する。 派生した余剰坏土Dは切断刃48により切断される。
【0049】 ろくろ軸6は成形中において常に回転しており、切断刃48は動くことはない が石膏型8が回転しているから、坏土Wの余剰坏土Dは回転応力の作用を受けて 切断される。 余剰坏土Dは紐状に切断され、切断された余剰坏土Dは自らに作用する遠心力 と吸引管64に作用する吸引作用により吸引され回収ユニット83へ回収される 。
【0050】 余剰坏土Dが完全に回収されると、余剰坏土Dが除去された成形品は完全に成 形加工されることになり、鏝18が上昇し成形が完了する。
【0051】 このとき、成形中はカム78が接触していた揺動杆74がカム78から開放さ れるので、ロッド72はスプリング80の弾発力により作動前の位置に復帰する ことになる。
【0052】 従って、成形が完了すると切断刃48と吸引管64は成形前の位置に復帰する ことになる。
【0053】 成形された成形品は石膏型8とともに乾燥等の次工程に送られる。 このようにして成形中の成形品から余剰坏土Dが切断され回収される。
【0054】 回収ユニット83に回収された余剰坏土Dは、回収ユニット83に設けられた シリンダ96の一定周期の作動によりダンパ98が開口し下方に排出される。
【0055】
この考案は、上記のとおり構成されているから、以下の利点を奏する。 切断刃の傍らに吸引管の開口部が臨ませてあるから、切断された余剰坏土は確 実に吸引管によって排出される。 従って、余剰坏土が拡散したりすることがないので機械設備に付着することも なく、また機械設備付近に飛散することもないので、機械設備の故障を防止でき るし、作業環境の悪化を抑制できる。
【図1】この考案の実施例の側面図である。
【図2】第1図を略示的に示す平面図である。
【図3】この考案の要部の斜視図である。
【図4】切断刃の斜視図である。
【図5】回収ユニットの側面図である。
【図6】従来技術の側面図である。
2 陶磁器成形機本体 4 基台 6 ろくろ軸 8 石膏型 10 移動体 12 支持腕 14 支持体 16 鏝用支持具 18 鏝 20 支持部材 21 回動軸用部材 22 回動軸 24 回動部材 25 回動板 26 支持軸 32 調整部材 34 調整部材 36 支持軸 40 刃物用支持片 41 部材 42 調整用つまみ 44 刃物支持棒 46 調整用つまみ 48 切断刃 49 刃先 50 ハンドル 51 余剰坏土の案内部 52 支持棒 54 吸引管用支持片 58 吸引管用支持棒 61 開口 62 開口部 64 吸引管 68 吸引管保持部材 70 ピン 72 ロッド 74 揺動杆 76 支軸 78 カム 80 スプリング 82 取付部 83 回収ユニット 84 回収ユニットの本体 86 開口部 90 管 92 フイルタ− 94 保持部材 96 シリンダ 98 ダンパ 100 石膏型 102 鏝 104 切断刃 106 当板 108 回収コンベア 109 回収箱 110 成形機
Claims (1)
- 【請求項1】 回転自在な石膏型を備えた陶磁器成形機
において、 ろくろ軸6の上部に設けられた石膏型8の外周に臨ませ
て切断刃48が設けられ、かつその切断刃48に吸引管
64の開口部62が臨ませられてなることを特徴とする
陶磁器成形機の余剰坏土回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1093393U JP2562002Y2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 陶磁器成形機の余剰坏土回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1093393U JP2562002Y2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 陶磁器成形機の余剰坏土回収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664809U true JPH0664809U (ja) | 1994-09-13 |
| JP2562002Y2 JP2562002Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=11764035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1093393U Expired - Fee Related JP2562002Y2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 陶磁器成形機の余剰坏土回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2562002Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023132601A (ja) * | 2022-03-11 | 2023-09-22 | 株式会社飯島アフターサービス | 陶芸用ろくろ |
| CN120155992A (zh) * | 2025-04-28 | 2025-06-17 | 江西科技学院 | 一种艺术陶瓷坯体成型装置及方法 |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP1093393U patent/JP2562002Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023132601A (ja) * | 2022-03-11 | 2023-09-22 | 株式会社飯島アフターサービス | 陶芸用ろくろ |
| CN120155992A (zh) * | 2025-04-28 | 2025-06-17 | 江西科技学院 | 一种艺术陶瓷坯体成型装置及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2562002Y2 (ja) | 1998-02-04 |
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