JPH0665100A - エイズに関する医薬品組成物 - Google Patents
エイズに関する医薬品組成物Info
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- JPH0665100A JPH0665100A JP23760092A JP23760092A JPH0665100A JP H0665100 A JPH0665100 A JP H0665100A JP 23760092 A JP23760092 A JP 23760092A JP 23760092 A JP23760092 A JP 23760092A JP H0665100 A JPH0665100 A JP H0665100A
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- antibody
- aids
- antibodies
- hiv
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エイズの治療、診断薬を提供する。
【構成】ムチン型糖脂質Galβ1→4GlcNAcβ
1→6GalNAcα1→1Cerなどを認識する抗体
を用いて、エイズの治療、診断を行う。
1→6GalNAcα1→1Cerなどを認識する抗体
を用いて、エイズの治療、診断を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糖脂質を認識する抗体
を含有するエイズに関する医薬品組成物に関するもので
ある。
を含有するエイズに関する医薬品組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】エイズは、HIV(human imm
unodeficiency virus)の感染によ
り、免疫不全症に陥る病気で、カリニ肺炎やカポジ肉腫
を頻繁に併発する。このウイルスの伝染性と、この病気
の致死率の高さから、全世界において社会問題となって
おり、HIV感染の早期診断と、抗HIV薬の開発が緊
急の課題となっている。
unodeficiency virus)の感染によ
り、免疫不全症に陥る病気で、カリニ肺炎やカポジ肉腫
を頻繁に併発する。このウイルスの伝染性と、この病気
の致死率の高さから、全世界において社会問題となって
おり、HIV感染の早期診断と、抗HIV薬の開発が緊
急の課題となっている。
【0003】HIVは、その遺伝子を徐々に変化させ、
その構成蛋白、コア蛋白を変化させることから、診断に
役立つ抗体や、治療・予防のためのワクチンの開発が非
常に困難である。さらに近年、CD4を介さないと思わ
れる感染経路を持ったウイルス種(Chermann
ら、Human Retroviruses(eds.
Stehelin,D.)14,1988年参照)も単
離されていることから、ウイルスコート蛋白gp120
以外のウイルスマーカーの探索が急務である。
その構成蛋白、コア蛋白を変化させることから、診断に
役立つ抗体や、治療・予防のためのワクチンの開発が非
常に困難である。さらに近年、CD4を介さないと思わ
れる感染経路を持ったウイルス種(Chermann
ら、Human Retroviruses(eds.
Stehelin,D.)14,1988年参照)も単
離されていることから、ウイルスコート蛋白gp120
以外のウイルスマーカーの探索が急務である。
【0004】HIVに感染した細胞で、糖鎖抗原の一種
であるルイスY抗原が異常に発現していることが報告さ
れている(Adachiら、J.Exp.Med.,1
67,p323,1988年参照)。また最近、HIV
のコ−ト蛋白質であるgp120の糖鎖を認識する抗体
が、HIVの感染を阻害したことが報告されている(H
ansenら、J.Virology,64,p283
3,1990年参照)。この様に、HIVの感染と糖鎖
との間には深いつながりが見られる。
であるルイスY抗原が異常に発現していることが報告さ
れている(Adachiら、J.Exp.Med.,1
67,p323,1988年参照)。また最近、HIV
のコ−ト蛋白質であるgp120の糖鎖を認識する抗体
が、HIVの感染を阻害したことが報告されている(H
ansenら、J.Virology,64,p283
3,1990年参照)。この様に、HIVの感染と糖鎖
との間には深いつながりが見られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、HIV感染に
よりTリンパ球にどのような種類の糖鎖が誘導され、ど
の糖鎖を認識する抗体が、エイズの診断薬あるいは治療
薬に有効であるかについては、よく知られていない。そ
の理由として、構造が明確に規定された糖鎖を認識する
抗体を作製することが困難なことがあげられる。
よりTリンパ球にどのような種類の糖鎖が誘導され、ど
の糖鎖を認識する抗体が、エイズの診断薬あるいは治療
薬に有効であるかについては、よく知られていない。そ
の理由として、構造が明確に規定された糖鎖を認識する
抗体を作製することが困難なことがあげられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの問
題を解決するために、すでに、ムチン型糖鎖がセラミド
に結合した糖脂質を合成し、特許出願を行った(特開平
3−251594号、特開平275694号、特願平3
−48627、特開平3−275694、特願平3−1
67500参照)。さらに、これらをマウスに免疫し、
おびただしい数のクロ−ンを選別した結果、これらの糖
鎖を認識するモノクロ−ナル抗体を作製し、特許出願を
行った(特開平3−280894号、平成4年7月28
日付出願「モノクローナル抗体およびその製法」、平成
4年7月28日付出願「モノクローナル抗体およびその
製造方法」、平成4年7月28日付出願「モノクローナ
ル抗体およびその製造法」)。
題を解決するために、すでに、ムチン型糖鎖がセラミド
に結合した糖脂質を合成し、特許出願を行った(特開平
3−251594号、特開平275694号、特願平3
−48627、特開平3−275694、特願平3−1
67500参照)。さらに、これらをマウスに免疫し、
おびただしい数のクロ−ンを選別した結果、これらの糖
鎖を認識するモノクロ−ナル抗体を作製し、特許出願を
行った(特開平3−280894号、平成4年7月28
日付出願「モノクローナル抗体およびその製法」、平成
4年7月28日付出願「モノクローナル抗体およびその
製造方法」、平成4年7月28日付出願「モノクローナ
ル抗体およびその製造法」)。
【0007】今回、本発明者らは、上記抗体を用いて、
HIV感染による細胞表面の糖鎖の発現や、これら抗体
によるHIVの感染阻害効果を見出し、ある種のムチン
型糖脂質を認識する抗体が、エイズに関する医薬品とな
りうるという知見を得、本発明に到達した。即ち本発明
は、式(F1),(F3),(F4),または(F3
6) Galβ1→4GlcNAcβ1→6GalNAcα1→1Cer (F1) Galβ1→4GlcNAcβ1→3GalNAcα1→1Cer (F3) Galβ1→4GlcNAcβ1→6(Galβ1→3)GalNAcα1 →1Cer (F4) Galβ1→4GlcNAcβ1→6(Galβ1→4GlcNAcβ1 →3)GalNAcα1→1Cer (F36) で表されるムチン型糖脂質を認識する抗体を有効成分と
して含有するエイズに関する医薬品組成物である。以
下、本発明を詳細に説明する。
HIV感染による細胞表面の糖鎖の発現や、これら抗体
によるHIVの感染阻害効果を見出し、ある種のムチン
型糖脂質を認識する抗体が、エイズに関する医薬品とな
りうるという知見を得、本発明に到達した。即ち本発明
は、式(F1),(F3),(F4),または(F3
6) Galβ1→4GlcNAcβ1→6GalNAcα1→1Cer (F1) Galβ1→4GlcNAcβ1→3GalNAcα1→1Cer (F3) Galβ1→4GlcNAcβ1→6(Galβ1→3)GalNAcα1 →1Cer (F4) Galβ1→4GlcNAcβ1→6(Galβ1→4GlcNAcβ1 →3)GalNAcα1→1Cer (F36) で表されるムチン型糖脂質を認識する抗体を有効成分と
して含有するエイズに関する医薬品組成物である。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明でいう医薬品組成物とは、例えばエ
イズの診断薬、治療薬などがあげられる。本発明のエイ
ズの診断薬としては、例えばHIVの感染の有無を調べ
る検査、HIV感染者のエイズ発症の有無を調べる検査
およびそれらの程度を調べる検査などがあげられる。こ
れらは、健康保険に適用されるか否かを問わない。また
検査の方法としては、抗体を用いるあらゆる方法に応用
することができ、例えばサンドイッチ測定法や競合法に
よる酵素免疫測定法(ELISA)または放射性免疫測
定法(RIA)、さらにサイトフルオロメトリック分析
(FACS)を用いる方法等が例示できる。
イズの診断薬、治療薬などがあげられる。本発明のエイ
ズの診断薬としては、例えばHIVの感染の有無を調べ
る検査、HIV感染者のエイズ発症の有無を調べる検査
およびそれらの程度を調べる検査などがあげられる。こ
れらは、健康保険に適用されるか否かを問わない。また
検査の方法としては、抗体を用いるあらゆる方法に応用
することができ、例えばサンドイッチ測定法や競合法に
よる酵素免疫測定法(ELISA)または放射性免疫測
定法(RIA)、さらにサイトフルオロメトリック分析
(FACS)を用いる方法等が例示できる。
【0009】本発明のエイズの治療薬としては、例えば
HIV感染者からの更なる感染を防ぐための治療薬、H
IV感染者のエイズ発症を防止するための治療薬、エイ
ズ患者の病気の進行を遅らせるための治療薬などのすべ
てを含む。具体的には、抗体をそのまま、または毒素等
を結合した抗体を治療薬として体内に投与する方法や、
あらかじめ抗体を結合させた担体に患者血液を通す方法
などが例示できる。
HIV感染者からの更なる感染を防ぐための治療薬、H
IV感染者のエイズ発症を防止するための治療薬、エイ
ズ患者の病気の進行を遅らせるための治療薬などのすべ
てを含む。具体的には、抗体をそのまま、または毒素等
を結合した抗体を治療薬として体内に投与する方法や、
あらかじめ抗体を結合させた担体に患者血液を通す方法
などが例示できる。
【0010】本発明に用いられる抗体としては、式(F
1),(F3),(F4),または(F36)で表され
る糖脂質を認識するものであり、例えば式(F1)で示
される糖脂質を認識するモノクローナル抗体F1α7
5、式(F3)で示される糖脂質を認識するモノクロー
ナル抗体F3α25A3,F3α328、式(F4)で
示される糖脂質を認識するモノクローナル抗体F4α3
D8,F4α3F10,F4α3E5,F4α2F1
1、式(F36)で示される糖脂質を認識するモノクロ
ーナル抗体F36α2G4などがあげられる。
1),(F3),(F4),または(F36)で表され
る糖脂質を認識するものであり、例えば式(F1)で示
される糖脂質を認識するモノクローナル抗体F1α7
5、式(F3)で示される糖脂質を認識するモノクロー
ナル抗体F3α25A3,F3α328、式(F4)で
示される糖脂質を認識するモノクローナル抗体F4α3
D8,F4α3F10,F4α3E5,F4α2F1
1、式(F36)で示される糖脂質を認識するモノクロ
ーナル抗体F36α2G4などがあげられる。
【0011】本発明の抗体の調製法としては、従来の方
法と遺伝子工学を用いる方法が例示できる。従来法で
は、モノクロ−ナル抗体とポリクロ−ナル抗体に区別さ
れる。モノクロ−ナル抗体は、式(F1),(F3),
(F4),または(F36)で表される糖脂質をマウス
に免疫し、脾臓細胞を取り出し、これを樹立されたミエ
ローマ細胞と融合させて取得したハイブリドーマにより
生産される。免疫用動物としては、ヒト、ウサギ、マウ
ス、ラットなどほとんどの動物が使用できるが、好まし
くはマウス、より好ましくはBALB/c系マウスであ
る。マウスの飼育および、脾臓細胞の採取は常法に従
う。一方、ミエローマ細胞としては、ヒト、ウサギ、マ
ウス、ラット等ほとんどの動物のミエローマ細胞が使用
できるが、好ましくは、BALB/c系マウス由来のS
P2/0−Ag8が用いられる。細胞融合の際に用いる
融合剤としては、ポリエチレングリコール等が使用でき
る。融合細胞(ハイブリドーマ)の選択は、免疫に用い
た糖脂質と反応する培養上清を産生する細胞をスクリ−
ニングすればよい。この際、96穴プレ−トであれば1
0プレ−ト以上をスクリ−ニングするのが好ましい。ま
た、少量の抗体しか産生しないクロ−ンを見逃さないよ
うに注意を払う必要がある。ハイブリド−マのクローン
化は、限界希釈法、メチルセルロース法、軟アガロース
法などにて行う。ハイブリドーマは、通常の動物細胞の
培養と同様にして培養すれば、培地中に本発明に用いる
抗体が生産される。また、マウス等にハイブリド−マを
移植し、腹水中にモノクロ−ナル抗体を生産させ、精製
してもよい。ポリクロ−ナル抗体についても、常法によ
り上記動物に式(F1),(F3),(F4),または
(F36)で表される糖脂質を免疫し、その抗血清を得
ればよい。
法と遺伝子工学を用いる方法が例示できる。従来法で
は、モノクロ−ナル抗体とポリクロ−ナル抗体に区別さ
れる。モノクロ−ナル抗体は、式(F1),(F3),
(F4),または(F36)で表される糖脂質をマウス
に免疫し、脾臓細胞を取り出し、これを樹立されたミエ
ローマ細胞と融合させて取得したハイブリドーマにより
生産される。免疫用動物としては、ヒト、ウサギ、マウ
ス、ラットなどほとんどの動物が使用できるが、好まし
くはマウス、より好ましくはBALB/c系マウスであ
る。マウスの飼育および、脾臓細胞の採取は常法に従
う。一方、ミエローマ細胞としては、ヒト、ウサギ、マ
ウス、ラット等ほとんどの動物のミエローマ細胞が使用
できるが、好ましくは、BALB/c系マウス由来のS
P2/0−Ag8が用いられる。細胞融合の際に用いる
融合剤としては、ポリエチレングリコール等が使用でき
る。融合細胞(ハイブリドーマ)の選択は、免疫に用い
た糖脂質と反応する培養上清を産生する細胞をスクリ−
ニングすればよい。この際、96穴プレ−トであれば1
0プレ−ト以上をスクリ−ニングするのが好ましい。ま
た、少量の抗体しか産生しないクロ−ンを見逃さないよ
うに注意を払う必要がある。ハイブリド−マのクローン
化は、限界希釈法、メチルセルロース法、軟アガロース
法などにて行う。ハイブリドーマは、通常の動物細胞の
培養と同様にして培養すれば、培地中に本発明に用いる
抗体が生産される。また、マウス等にハイブリド−マを
移植し、腹水中にモノクロ−ナル抗体を生産させ、精製
してもよい。ポリクロ−ナル抗体についても、常法によ
り上記動物に式(F1),(F3),(F4),または
(F36)で表される糖脂質を免疫し、その抗血清を得
ればよい。
【0012】また遺伝子工学を用いる方法では、式(F
1),(F3),(F4),または(F36)で表され
る糖脂質をマウスに免疫し、脾臓細胞を取り出し、RN
Aを抽出し、cDNAライブラリ−を作製し、抗原との
結合性を指標として目的の遺伝子を単離する。そして抗
体発現ベクタ−を導入した微生物や細胞等を培養し、通
常の方法で精製すればよい。精製には、硫安沈殿、塩析
等の通常の方法を用いればよい。
1),(F3),(F4),または(F36)で表され
る糖脂質をマウスに免疫し、脾臓細胞を取り出し、RN
Aを抽出し、cDNAライブラリ−を作製し、抗原との
結合性を指標として目的の遺伝子を単離する。そして抗
体発現ベクタ−を導入した微生物や細胞等を培養し、通
常の方法で精製すればよい。精製には、硫安沈殿、塩析
等の通常の方法を用いればよい。
【0013】このように本発明に用いられる抗体は、天
然型の抗体だけでなく、遺伝子工学的方法や蛋白化学的
方法を用いて作製された人工型の抗体でもよい。遺伝子
工学的方法を用いて作製された人工型の抗体の例とし
て、抗原との結合に必要な可変領域はマウス由来で、抗
原との結合に不必要な不変領域はヒト由来のキメラ抗体
が例示される。このような抗体の作製方法は、それ自体
当業界においてよく知られている方法により行うことが
できる。また、蛋白化学的方法を用いて作製された人工
型の抗体の例として、パパインで抗体分子を切断し調製
しうるFabなど、フラグメント化されたものが挙げら
れる。
然型の抗体だけでなく、遺伝子工学的方法や蛋白化学的
方法を用いて作製された人工型の抗体でもよい。遺伝子
工学的方法を用いて作製された人工型の抗体の例とし
て、抗原との結合に必要な可変領域はマウス由来で、抗
原との結合に不必要な不変領域はヒト由来のキメラ抗体
が例示される。このような抗体の作製方法は、それ自体
当業界においてよく知られている方法により行うことが
できる。また、蛋白化学的方法を用いて作製された人工
型の抗体の例として、パパインで抗体分子を切断し調製
しうるFabなど、フラグメント化されたものが挙げら
れる。
【0014】
【実施例】以下に本発明をさらに詳細に説明するために
実施例を記載するが、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。
実施例を記載するが、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。
【0015】なお実施例で用いた抗体としては、コント
ロ−ルマウス抗体、式(F1)で表される糖脂質を免疫
して得たモノクローナル抗体F1α75、式(F3)で
表される糖脂質を免疫して得たモノクローナル抗体F3
α25A3,F3α328、式(F4)で表される糖脂
質を免疫して得たモノクローナル抗体F4α3D8、F
4α3F10,F4α3E5、F4α2F11および式
(F36)で表される糖脂質を免疫して得たモノクロー
ナル抗体F36α2G4を用いた。これらの抗体は、本
発明者らによる特開平3−280894号、平成4年7
月28日付出願「モノクローナル抗体およびその製
法」、平成4年7月28日付出願「モノクローナル抗体
およびその製造方法」および平成4年7月28日付出願
「モノクローナル抗体およびその製造法」の記載にした
がって製造した。
ロ−ルマウス抗体、式(F1)で表される糖脂質を免疫
して得たモノクローナル抗体F1α75、式(F3)で
表される糖脂質を免疫して得たモノクローナル抗体F3
α25A3,F3α328、式(F4)で表される糖脂
質を免疫して得たモノクローナル抗体F4α3D8、F
4α3F10,F4α3E5、F4α2F11および式
(F36)で表される糖脂質を免疫して得たモノクロー
ナル抗体F36α2G4を用いた。これらの抗体は、本
発明者らによる特開平3−280894号、平成4年7
月28日付出願「モノクローナル抗体およびその製
法」、平成4年7月28日付出願「モノクローナル抗体
およびその製造方法」および平成4年7月28日付出願
「モノクローナル抗体およびその製造法」の記載にした
がって製造した。
【0016】実施例1 糖脂質を認識するモノクローナ
ル抗体のHIV感染細胞の認識 糖脂質を認識する各種モノクローナル抗体の、HIV感
染細胞への反応性を調べた。
ル抗体のHIV感染細胞の認識 糖脂質を認識する各種モノクローナル抗体の、HIV感
染細胞への反応性を調べた。
【0017】抗体は、コントロ−ルマウス抗体、抗体F
1α75、F3α25A3、F4α3D8、F4α3F
10,F4α3E5,およびF4α2F11を用いた。
HIVにはタイプ1のBru(Barre−Sinou
ssiら、Science,220,p868,198
3年参照)とタイプ2のRod(Clavelら、Sc
ience,233,p343,1986年参照)を用
いた。感染細胞にはT細胞株H9,リンパ腫細胞U93
7,リンパ球のPHAブラストおよびマクロファ−ジの
PHAブラストとを用いた。サイトフルオロメトリック
分析(FACS)を用いた実験は、HONDAら、J.
Immunology,145,p4131,1990
の方法に従った。
1α75、F3α25A3、F4α3D8、F4α3F
10,F4α3E5,およびF4α2F11を用いた。
HIVにはタイプ1のBru(Barre−Sinou
ssiら、Science,220,p868,198
3年参照)とタイプ2のRod(Clavelら、Sc
ience,233,p343,1986年参照)を用
いた。感染細胞にはT細胞株H9,リンパ腫細胞U93
7,リンパ球のPHAブラストおよびマクロファ−ジの
PHAブラストとを用いた。サイトフルオロメトリック
分析(FACS)を用いた実験は、HONDAら、J.
Immunology,145,p4131,1990
の方法に従った。
【0018】結果を表1,2に示す。表1,2は、HI
V感染した各種細胞が、各種抗体により細胞染色された
割合(%)を示す。表から明らかなように、H9にBr
uを感染させると、F1α75の細胞染色の割合が低下
した。またU937にRodを感染させてもF1α75
の細胞染色の割合が低下したが、F4α3E5,および
F4α2F11の細胞染色の割合が増加した。さらにU
937にBruを感染させると、すべての抗体において
細胞染色の割合が増加した。
V感染した各種細胞が、各種抗体により細胞染色された
割合(%)を示す。表から明らかなように、H9にBr
uを感染させると、F1α75の細胞染色の割合が低下
した。またU937にRodを感染させてもF1α75
の細胞染色の割合が低下したが、F4α3E5,および
F4α2F11の細胞染色の割合が増加した。さらにU
937にBruを感染させると、すべての抗体において
細胞染色の割合が増加した。
【0019】一方、PHA−ブラスト(マクロファー
ジ)がRodまたはBruに感染すると、すべの抗体に
おいてほとんどの場合、細胞染色の割合が増加した。
ジ)がRodまたはBruに感染すると、すべの抗体に
おいてほとんどの場合、細胞染色の割合が増加した。
【0020】以上の結果から、本方法がムチン型糖鎖を
認識する抗体によるエイズ感染細胞の検出方法を提供す
ると共に、本抗体がエイズ診断薬として有用であること
が理解される。
認識する抗体によるエイズ感染細胞の検出方法を提供す
ると共に、本抗体がエイズ診断薬として有用であること
が理解される。
【0021】実施例2 糖脂質を認識する各種モノクロ
ーナル抗体のHIV感染の阻害 糖脂質を認識する各種モノクローナル抗体による、細胞
へのHIV感染の阻害効果を調べた。抗体は、コントロ
−ルマウス抗体、抗体F1α75、F3α25A3、F
3α328、F4α3D8、F4α3F10,F4α2
F11,およびF36α2G4を用いた。HIVには,
感染にCD4抗原を介さないタイプのNDK(Cher
mannら、Human Retroviruses
(eds.Stehelin,D.)14,1988年
参照)と、タイプ1のBruとタイプ2のRodを用い
た。感染細胞にはU937リンパ腫細胞を用いた。感染
の程度はHIVのコア蛋白質であるp24抗原量を抗p
24抗体を使用した固相酵素免疫測定(ELISA)に
より測定した。測定は各細胞にHIVを感染させた当
日、3日目,7日目に、その感染細胞中のp24量(p
g/ml)を測定した。
ーナル抗体のHIV感染の阻害 糖脂質を認識する各種モノクローナル抗体による、細胞
へのHIV感染の阻害効果を調べた。抗体は、コントロ
−ルマウス抗体、抗体F1α75、F3α25A3、F
3α328、F4α3D8、F4α3F10,F4α2
F11,およびF36α2G4を用いた。HIVには,
感染にCD4抗原を介さないタイプのNDK(Cher
mannら、Human Retroviruses
(eds.Stehelin,D.)14,1988年
参照)と、タイプ1のBruとタイプ2のRodを用い
た。感染細胞にはU937リンパ腫細胞を用いた。感染
の程度はHIVのコア蛋白質であるp24抗原量を抗p
24抗体を使用した固相酵素免疫測定(ELISA)に
より測定した。測定は各細胞にHIVを感染させた当
日、3日目,7日目に、その感染細胞中のp24量(p
g/ml)を測定した。
【0022】結果を表3,4に示す。表からも明らかな
ようにHIVの細胞への感染が、各種抗体により阻害さ
れることがわかる。例えば、NDKの感染はF1α7
5,F4α3D8,F4α3F10,およびF4α2F
11により完全に阻害された。またBruおよびRod
の感染についてはすべての抗体において、多少の阻害が
観察された。
ようにHIVの細胞への感染が、各種抗体により阻害さ
れることがわかる。例えば、NDKの感染はF1α7
5,F4α3D8,F4α3F10,およびF4α2F
11により完全に阻害された。またBruおよびRod
の感染についてはすべての抗体において、多少の阻害が
観察された。
【0023】以上の結果から、本方法が、ムチン型糖鎖
を認識する抗体による細胞へのHIVの感染の阻害効果
を詳細に解析する方法を提供するとともに、本抗体がエ
イズ治療薬として有用であることが理解される。
を認識する抗体による細胞へのHIVの感染の阻害効果
を詳細に解析する方法を提供するとともに、本抗体がエ
イズ治療薬として有用であることが理解される。
【0024】 表1 単位(%) 細胞 H9 U937 ──── ──────── ──────────── 抗体 ウイルス (−) Bru (−) Bru Rod ─────────────────────────────────── コントロール 0.7 1.0 0.7 0.7 0.9 F1α75 48.5 19.6 19.5 12.5 4.9 F3α25A3 0.6 0.6 0.6 2.7 1.4 F4α3D8 5.7 4.8 0.5 2.4 1.0 F4α3F10 5.7 4.3 0.3 1.5 0.7 F4α3E5 3.7 4.6 0.3 2.4 1.0 F4α2F11 5.0 4.7 0.2 1.7 1.3 表2 単位(%) PHA−ブラスト PHA−ブラスト 細胞 (リンパ球) (マクロファージ) ──── ──────────── ──────────── 抗体 ウイルス (−) Bru Rod (−) Bru Rod ─────────────────────────────────── コントロール 1.0 1.0 1.0 0.9 0.8 1.0 F1α75 24.3 24.9 19.7 65.9 89.7 82.2 F3α25A3 1.7 1.0 2.2 0.9 0.6 2.6 F4α3D8 5.4 7.1 9.4 2.1 11.3 23.3 F4α3F10 5.5 6.0 8.8 1.5 10.2 26.8 F4α3E5 5.6 5.2 9.3 1.0 4.2 17.9 F4α2F11 4.9 6.5 8.7 1.2 NT 12.3
【0025】 表3 単位(pg/ml) NDK Bru ────────── ────────────── 抗体 日数 0 3 7 0 3 7 ──────────────────────────────────── コントロール ND ND 140.4 ND 127.3 531.0 F1α75 ND ND ND ND ND 157.9 F3α25A3 ND ND 132.9 ND 110.5 157.3 F3α328 ND ND 146.6 ND 98.0 128.6 F4α3D8 ND ND ND ND 101.7 205.3 F4α3F10 ND ND ND ND 102.3 117.9 F4α2F11 ND ND ND ND ND 144.2 F36α2G4 ND ND 424.3 ND 128.6 266.5
【0026】
【発明の効果】本発明が提供する、ムチン型糖鎖を認識
する抗体を認識する抗体のエイズの診断薬及び治療薬へ
の応用は、今後増加が予想されるエイズの診断及び治療
に大きく役立つことが期待される。また、これらの抗体
を用いた研究により、HIV感染、エイズ発症について
の基礎研究が進展し、より詳細な機構が解明されること
が期待できる。
する抗体を認識する抗体のエイズの診断薬及び治療薬へ
の応用は、今後増加が予想されるエイズの診断及び治療
に大きく役立つことが期待される。また、これらの抗体
を用いた研究により、HIV感染、エイズ発症について
の基礎研究が進展し、より詳細な機構が解明されること
が期待できる。
Claims (1)
- 【請求項1】式(F1),(F3),(F4),または
(F36) Galβ1→4GlcNAcβ1→6GalNAcα1→1Cer (F1) Galβ1→4GlcNAcβ1→3GalNAcα1→1Cer (F3) Galβ1→4GlcNAcβ1→6(Galβ1→3)GalNAcα1 →1Cer (F4) Galβ1→4GlcNAcβ1→6(Galβ1→4GlcNAcβ1 →3)GalNAcα1→1Cer (F36) で表されるムチン型糖脂質を認識する抗体を有効成分と
して含有するエイズに関する医薬品組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23760092A JPH0665100A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | エイズに関する医薬品組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23760092A JPH0665100A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | エイズに関する医薬品組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0665100A true JPH0665100A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17017727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23760092A Pending JPH0665100A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | エイズに関する医薬品組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0665100A (ja) |
-
1992
- 1992-08-14 JP JP23760092A patent/JPH0665100A/ja active Pending
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