JPH0665403B2 - センジミアミルにおける初期圧下量の設定方法 - Google Patents
センジミアミルにおける初期圧下量の設定方法Info
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- JPH0665403B2 JPH0665403B2 JP59259921A JP25992184A JPH0665403B2 JP H0665403 B2 JPH0665403 B2 JP H0665403B2 JP 59259921 A JP59259921 A JP 59259921A JP 25992184 A JP25992184 A JP 25992184A JP H0665403 B2 JPH0665403 B2 JP H0665403B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/58—Roll-force control; Roll-gap control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/147—Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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- B21B2265/14—Reduction rate
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- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼帯の冷間圧延に用いられるセンジミアミルに
おける初期圧下量の設定方法に関するものである。
おける初期圧下量の設定方法に関するものである。
第1図に示されるセンジミアミルは、圧延板厚精度の厳
しい比較的薄物で硬い鋼帯等を冷間圧延するためによく
用いられ、第3図(a),(b)にも示されるように鋳鋼一体
構造のミルハウジング13内に上下の小径ワークロール4
をはじめ上下方へそれぞれ多数のロールが扇型の配列に
配置されていて鋼帯1を水平方向にレバースし若しくは
タンデム式に一方方向に移動しながら高品質に効率良く
冷間圧延することのできるミルである。このようなセン
ジミアミルは、そのミルハウジング13内に配置されるロ
ール本数,ロール配列,ロール支持手段,鋼帯1への圧
下機構等が、例えば第6図に模式的に表わされる4段ロ
ールミルの如き直列配列ロールミル20と比べて大きく異
なっているのである。
しい比較的薄物で硬い鋼帯等を冷間圧延するためによく
用いられ、第3図(a),(b)にも示されるように鋳鋼一体
構造のミルハウジング13内に上下の小径ワークロール4
をはじめ上下方へそれぞれ多数のロールが扇型の配列に
配置されていて鋼帯1を水平方向にレバースし若しくは
タンデム式に一方方向に移動しながら高品質に効率良く
冷間圧延することのできるミルである。このようなセン
ジミアミルは、そのミルハウジング13内に配置されるロ
ール本数,ロール配列,ロール支持手段,鋼帯1への圧
下機構等が、例えば第6図に模式的に表わされる4段ロ
ールミルの如き直列配列ロールミル20と比べて大きく異
なっているのである。
すなわち、この直列配列ロールミル20は、上下(鉛直)
方向にワークロール21やバックアップロール23といった
少ない本数の各ロールがそれぞれワークロールチョック
22やバックアップロールチョック24に支持されながら直
列に配列され配置されている構造である。従って、鋼帯
1の圧延時には圧下シリンダ25による圧下力は比較的大
径の上下ワークロール21を介してストレートに鋼帯1に
伝達され、逆にその圧下力に対抗して生ずる反力は各ロ
ール21,23及びロールチョック22,24を通してそのまま圧
下シリンダ25で受けることになる。しかもその圧下力は
圧下シリンダ25に供給される作動流体の圧力と直線的な
関係にあるので、この圧下シリンダ25の圧力を測定しさ
えすれば上下のワークロール21を介して鋼帯1に伝達さ
れる圧下力が求まるのである。そして、所望の鋼帯1の
圧延板厚又は同じ鋼帯1の圧延板厚を得るための圧下量
(ワークロールギャップ)の設定においては、たとえ上
下のワークロール21をロール組替し交換してロール径の
異なる新らたな上下のワークロール21を組込んだ場合で
も、圧下シリンダ25における移動量から直接測定し算出
して求めることが容易にでき、しかもその求められた圧
下量の設定精度は非常に高いのである。つまり、圧下力
並びに圧下量の設定と圧下シリンダ25との関係が一義的
に定まっており、両者は圧下シリンダ25の圧力とこの圧
下シリンダ25における移動量から簡単に精度良く求める
ことができるのである。
方向にワークロール21やバックアップロール23といった
少ない本数の各ロールがそれぞれワークロールチョック
22やバックアップロールチョック24に支持されながら直
列に配列され配置されている構造である。従って、鋼帯
1の圧延時には圧下シリンダ25による圧下力は比較的大
径の上下ワークロール21を介してストレートに鋼帯1に
伝達され、逆にその圧下力に対抗して生ずる反力は各ロ
ール21,23及びロールチョック22,24を通してそのまま圧
下シリンダ25で受けることになる。しかもその圧下力は
圧下シリンダ25に供給される作動流体の圧力と直線的な
関係にあるので、この圧下シリンダ25の圧力を測定しさ
えすれば上下のワークロール21を介して鋼帯1に伝達さ
れる圧下力が求まるのである。そして、所望の鋼帯1の
圧延板厚又は同じ鋼帯1の圧延板厚を得るための圧下量
(ワークロールギャップ)の設定においては、たとえ上
下のワークロール21をロール組替し交換してロール径の
異なる新らたな上下のワークロール21を組込んだ場合で
も、圧下シリンダ25における移動量から直接測定し算出
して求めることが容易にでき、しかもその求められた圧
下量の設定精度は非常に高いのである。つまり、圧下力
並びに圧下量の設定と圧下シリンダ25との関係が一義的
に定まっており、両者は圧下シリンダ25の圧力とこの圧
下シリンダ25における移動量から簡単に精度良く求める
ことができるのである。
しかしながら、本発明が対象とするセンジミアミルの場
合には、圧延板厚精度の良い高品質な鋼帯1を冷間圧延
するために、上下のワークロール4をはじめ各ロールを
高頻度にロール組替し交換するので、その都度精度良く
初期圧下量の設定をする必要があるが、前述の如くロー
ルの本数,ロール配列,支持手段,圧下機構等が異な
り、すなわちミル自体の型式が異なり、次に述べるよう
な実情や理由によって、前記した直列配列ロールミル20
の場合と同様に圧下シリンダ9を用いた圧下方式を採用
したミルではあっても、同様にして直接測定し精度良く
圧下力並びに圧下量の設定をすることができないのであ
る。
合には、圧延板厚精度の良い高品質な鋼帯1を冷間圧延
するために、上下のワークロール4をはじめ各ロールを
高頻度にロール組替し交換するので、その都度精度良く
初期圧下量の設定をする必要があるが、前述の如くロー
ルの本数,ロール配列,支持手段,圧下機構等が異な
り、すなわちミル自体の型式が異なり、次に述べるよう
な実情や理由によって、前記した直列配列ロールミル20
の場合と同様に圧下シリンダ9を用いた圧下方式を採用
したミルではあっても、同様にして直接測定し精度良く
圧下力並びに圧下量の設定をすることができないのであ
る。
イ)例えば、通常鋼帯1のコイルを次々に連続して冷間
圧延していく場合において、図中に示すバックベアリン
グ7は45日毎に、第2中間ロール6は15日毎に、第1中
間ロール5は(4時間〜3日)毎に、特に上下のワーク
ロール4は多くとも1本の鋼帯1コイル毎に、非常に高
頻度にロール組替しロール交換されその都度初期圧下量
の設定をしなければならない実情にある。
圧延していく場合において、図中に示すバックベアリン
グ7は45日毎に、第2中間ロール6は15日毎に、第1中
間ロール5は(4時間〜3日)毎に、特に上下のワーク
ロール4は多くとも1本の鋼帯1コイル毎に、非常に高
頻度にロール組替しロール交換されその都度初期圧下量
の設定をしなければならない実情にある。
ロ)通常、ミルハウジング13内に組込まれているこの上
下のワークロール4のみは全く支持されていないので何
ら拘束力が及ばず勝手に移動する場合が生じ、ロール組
替し難く、圧下量の設定も困難な場合が出現する。
下のワークロール4のみは全く支持されていないので何
ら拘束力が及ばず勝手に移動する場合が生じ、ロール組
替し難く、圧下量の設定も困難な場合が出現する。
ハ)第4図の説明図に示すように、鋳鋼一体構造のミル
ハウジング13内に圧延される鋼帯1を挾んで上下対称に
しかも多数のロールが扇型の配列に配置されていて、圧
下方法としては圧下シリンダ9により圧下ギヤ8を上下
(鉛直)方向に作動させることによってバックベアリン
グ7を支軸している偏心軸を回転させて、この回転に基
づく偏心に従ってバックベアリング7のみを押し出した
り引っ込めたりして圧下が行われる構造となっており、
鋼帯1の冷間圧延時には圧下シリンダ9によりバックベ
アリング7から次々と各ロール6,5を経て最終的に上
下のワークロール4を介して鋼帯1に圧下力が伝達され
るのである。そしてこのような圧下力に対抗して生ずる
反力は、図中に示す如く逆に上下のワークロール4から
次々と各ロール5,6,バックベアリング7及び圧下ギ
ヤ8に対して分散しながら伝達され、最終的には大部分
の反力がミルハウジング13で受け止められるのである。
センジミアミルはこのような特有な圧下構造を有してい
るため、上下のワークロール4のみをロール組替し、ロ
ール径の異なる新らたなワークロール4を組込んだ場合
においても、この上下のワークロール4をはじめ各ロー
ル5,6,バックベアリング7同士、更にはミルハウジ
ング13の相互に接触する位置関係が総て異なってしま
い、その結果上下のワークロール4のみならずロール組
替せずに元のままの各ロールやバックベアリング7のそ
れぞれの位置関係も変化するので、圧下力に対抗して生
じて上下のワークロール4から各ロール5,6,バック
ベアリング7を経て最終的にミルハウジング13や圧下ギ
ヤ8に至るまで分散しながら伝達される反力の分散状態
(反力の方向とその大きさ)がその都度変化することに
なるのである。
ハウジング13内に圧延される鋼帯1を挾んで上下対称に
しかも多数のロールが扇型の配列に配置されていて、圧
下方法としては圧下シリンダ9により圧下ギヤ8を上下
(鉛直)方向に作動させることによってバックベアリン
グ7を支軸している偏心軸を回転させて、この回転に基
づく偏心に従ってバックベアリング7のみを押し出した
り引っ込めたりして圧下が行われる構造となっており、
鋼帯1の冷間圧延時には圧下シリンダ9によりバックベ
アリング7から次々と各ロール6,5を経て最終的に上
下のワークロール4を介して鋼帯1に圧下力が伝達され
るのである。そしてこのような圧下力に対抗して生ずる
反力は、図中に示す如く逆に上下のワークロール4から
次々と各ロール5,6,バックベアリング7及び圧下ギ
ヤ8に対して分散しながら伝達され、最終的には大部分
の反力がミルハウジング13で受け止められるのである。
センジミアミルはこのような特有な圧下構造を有してい
るため、上下のワークロール4のみをロール組替し、ロ
ール径の異なる新らたなワークロール4を組込んだ場合
においても、この上下のワークロール4をはじめ各ロー
ル5,6,バックベアリング7同士、更にはミルハウジ
ング13の相互に接触する位置関係が総て異なってしま
い、その結果上下のワークロール4のみならずロール組
替せずに元のままの各ロールやバックベアリング7のそ
れぞれの位置関係も変化するので、圧下力に対抗して生
じて上下のワークロール4から各ロール5,6,バック
ベアリング7を経て最終的にミルハウジング13や圧下ギ
ヤ8に至るまで分散しながら伝達される反力の分散状態
(反力の方向とその大きさ)がその都度変化することに
なるのである。
ニ)従って、圧下シリンダ9の作動により上下のワーク
ロール4を介して鋼帯1に伝達され加えられる圧下力に
対抗して生ずる反力のうちで圧下シリンダ9の受ける反
力を測定しようとしても、この圧下シリンダ9の受ける
反力が、ロール径の異なる新らたな上下のワークロール
4のみを組込んでもその度毎にその反力の分散状態すな
わちその反力の方向と大きさが変化してしまうので、必
然的にこの分散状態の変化に追従して圧下シリンダ9の
受ける反力もその都度変化してしまい測定しても意味が
ないのである。この上下のワークロール4のみならず、
前記イ)項に記載する頻度で各ロール5,6,バックベ
アリング7をロール組替,ロール交換する度毎に、同様
に圧下シリンダ9の受ける反力がその都度変化するの
で、圧下シリンダ9の受ける反力を測定する意味がない
のである。
ロール4を介して鋼帯1に伝達され加えられる圧下力に
対抗して生ずる反力のうちで圧下シリンダ9の受ける反
力を測定しようとしても、この圧下シリンダ9の受ける
反力が、ロール径の異なる新らたな上下のワークロール
4のみを組込んでもその度毎にその反力の分散状態すな
わちその反力の方向と大きさが変化してしまうので、必
然的にこの分散状態の変化に追従して圧下シリンダ9の
受ける反力もその都度変化してしまい測定しても意味が
ないのである。この上下のワークロール4のみならず、
前記イ)項に記載する頻度で各ロール5,6,バックベ
アリング7をロール組替,ロール交換する度毎に、同様
に圧下シリンダ9の受ける反力がその都度変化するの
で、圧下シリンダ9の受ける反力を測定する意味がない
のである。
ホ)このように本発明の対象とするセンジミアミルの場
合には、多数のロールが扇型に配列されている特有な構
造を有していて、前記した直列配列ロールミル20の場合
と全く異なる圧下機構となっているので、鋼帯1を冷間
圧延した場合の反力の大部分は圧下シリンダ9にではな
くてミルハウジング13に各ロール4,5,6,バックベ
アリング7をロール組替し交換する度毎に分散状態に変
化しながら伝達されるため、前記した直列配列ロールミ
ル20の場合のように圧下力並びに圧下量の設定と圧下シ
リンダ9との関係が一義的に定まらないのである。
合には、多数のロールが扇型に配列されている特有な構
造を有していて、前記した直列配列ロールミル20の場合
と全く異なる圧下機構となっているので、鋼帯1を冷間
圧延した場合の反力の大部分は圧下シリンダ9にではな
くてミルハウジング13に各ロール4,5,6,バックベ
アリング7をロール組替し交換する度毎に分散状態に変
化しながら伝達されるため、前記した直列配列ロールミ
ル20の場合のように圧下力並びに圧下量の設定と圧下シ
リンダ9との関係が一義的に定まらないのである。
ヘ)それでも過去において、各ロール4,5,6,バッ
クベアリング7のロール交換時に複雑な計算になるので
コンピュータを用いて計算して圧下量を設定することを
試みたが、このロール交換時に各ロール4,5,6,バ
ックベアリング7が全て新らたなものばかりではなくど
れかのロール又はバックベアリングが大抵使用されて寸
法径が変化していること、ミルハウジング13の剛性条件
やそのほんの僅かな実変形状態が複雑で特定し難いこ
と、前記バックベアリング7とこれを軸支している偏心
軸との間にガタツキが生じること、比較的小径ロール等
から構成されているため各ロール4,5,6及びバック
ベアリング7の各偏平変形量は小さいのであるがその数
が多数であり圧下力並び反力の方向とその大きさが変化
するので合算された場合の合計偏平変形量はかなりの量
になるが確実に設定できないこと等々の理由によって、
折角計算して求めてみても精度良く初期圧下量を設定す
ることができなかったのである。
クベアリング7のロール交換時に複雑な計算になるので
コンピュータを用いて計算して圧下量を設定することを
試みたが、このロール交換時に各ロール4,5,6,バ
ックベアリング7が全て新らたなものばかりではなくど
れかのロール又はバックベアリングが大抵使用されて寸
法径が変化していること、ミルハウジング13の剛性条件
やそのほんの僅かな実変形状態が複雑で特定し難いこ
と、前記バックベアリング7とこれを軸支している偏心
軸との間にガタツキが生じること、比較的小径ロール等
から構成されているため各ロール4,5,6及びバック
ベアリング7の各偏平変形量は小さいのであるがその数
が多数であり圧下力並び反力の方向とその大きさが変化
するので合算された場合の合計偏平変形量はかなりの量
になるが確実に設定できないこと等々の理由によって、
折角計算して求めてみても精度良く初期圧下量を設定す
ることができなかったのである。
つまり本発明の対象とするセンジミアミルの場合には、
4段ロールミルの如き直列配列ロールミル20の場合と同
様に各ロール4,5,6やバックベアリング7をそれぞ
れ新らたに組込んだ場合に、圧下シリンダ9のピストン
の両側に供給される作動流体の圧力差とその移動量から
上下のワークロール4を介して鋼帯1へ伝達される圧下
力並びにその反力と圧下量の設定を直接測定し算出して
精度良く簡単に求めることができなかったのである。
4段ロールミルの如き直列配列ロールミル20の場合と同
様に各ロール4,5,6やバックベアリング7をそれぞ
れ新らたに組込んだ場合に、圧下シリンダ9のピストン
の両側に供給される作動流体の圧力差とその移動量から
上下のワークロール4を介して鋼帯1へ伝達される圧下
力並びにその反力と圧下量の設定を直接測定し算出して
精度良く簡単に求めることができなかったのである。
そこで従来においては、第2図に示す如く圧下シリンダ
9内に磁気測尺センサ11を設けておき、上下のワークロ
ール4の交換前で且つ圧下シリンダ9内のピストン10の
圧下解除前のピストン10の位置を予め記録しておき、上
下のワークロール4の交換後に実際の冷間圧延された鋼
帯1が自動板厚測定機の位置まで移動してその圧延板厚
を測定できるようになるまで予め記録されていたピスト
ン10の位置にピストン10を合致させてから再圧下して冷
間圧延を行う方法がとられていた。
9内に磁気測尺センサ11を設けておき、上下のワークロ
ール4の交換前で且つ圧下シリンダ9内のピストン10の
圧下解除前のピストン10の位置を予め記録しておき、上
下のワークロール4の交換後に実際の冷間圧延された鋼
帯1が自動板厚測定機の位置まで移動してその圧延板厚
を測定できるようになるまで予め記録されていたピスト
ン10の位置にピストン10を合致させてから再圧下して冷
間圧延を行う方法がとられていた。
ところが、上下のワークロール4は同一ミルにー使用さ
れるものであってもその表面研摩を行ってはその有効径
いっぱい繰り返し使用されるため、上下のワークロール
4の径に数ミリから十数ミリの差が生じており、予め上
下のワークロール4の交換前の圧下シリンダ9内のピス
トン10の位置を記録しておいて新らたなワークロール4
を交換した後にその記録されていたピストン10の位置に
合致する迄このピストン10の位置を移動調整してから鋼
帯1の再圧下を行っても、ワークロール4の径の小さい
新らたなものと交換した場合には圧下量(ワークロール
ギャップ)の設定が所望の値より大きくなり、またワー
クロール4の径の大きい新らたなものと交換した場合に
は逆にこのワークロールギャップが所望の値より小さく
なり、ワークロールギャップを精度良く所望の状態に行
うことができなかったのである。
れるものであってもその表面研摩を行ってはその有効径
いっぱい繰り返し使用されるため、上下のワークロール
4の径に数ミリから十数ミリの差が生じており、予め上
下のワークロール4の交換前の圧下シリンダ9内のピス
トン10の位置を記録しておいて新らたなワークロール4
を交換した後にその記録されていたピストン10の位置に
合致する迄このピストン10の位置を移動調整してから鋼
帯1の再圧下を行っても、ワークロール4の径の小さい
新らたなものと交換した場合には圧下量(ワークロール
ギャップ)の設定が所望の値より大きくなり、またワー
クロール4の径の大きい新らたなものと交換した場合に
は逆にこのワークロールギャップが所望の値より小さく
なり、ワークロールギャップを精度良く所望の状態に行
うことができなかったのである。
前記イ)項からヘ)項においても詳細に説明したよう
に、センジミアミル自体が特有な構造を有し特別な圧下
機構となっているために、ロール径の異なる上下のワー
クロール4のみを交換した場合でも圧下シリンダ9の圧
下力及び圧下量の設定が前記した直列配列ロールミル20
の場合のように一義的に定まらず、このようにロール径
が変化してもこれを何ら問題なく吸収してしまって、こ
の圧下力及び圧下量の設定を直接測定し算出して精度良
く且つ簡単に設定することができなかったのである。
に、センジミアミル自体が特有な構造を有し特別な圧下
機構となっているために、ロール径の異なる上下のワー
クロール4のみを交換した場合でも圧下シリンダ9の圧
下力及び圧下量の設定が前記した直列配列ロールミル20
の場合のように一義的に定まらず、このようにロール径
が変化してもこれを何ら問題なく吸収してしまって、こ
の圧下力及び圧下量の設定を直接測定し算出して精度良
く且つ簡単に設定することができなかったのである。
つまりセンジミアミルの場合においては、高精度の初期
圧下量の設定(ワークロールギャップの設定)方法が実
質的に確立されていなかったのである。たとえAGC(A
utomatic Gauge Control)装置を配備したミルであって
も上下のワークロール4の交換後に目標とする圧延板厚
の鋼帯1が得られる迄にかなりの長さ量の鋼帯1を冷間
圧延してしまい、この間に圧延された鋼帯1の圧延板厚
が目標から大きく外れるために寸法精度の悪い冷間圧延
製品しか得られなかったり、不良部をやむを得ず切除し
て冷間圧延製品の歩留まりが悪くなるなどの問題点があ
ったのである。
圧下量の設定(ワークロールギャップの設定)方法が実
質的に確立されていなかったのである。たとえAGC(A
utomatic Gauge Control)装置を配備したミルであって
も上下のワークロール4の交換後に目標とする圧延板厚
の鋼帯1が得られる迄にかなりの長さ量の鋼帯1を冷間
圧延してしまい、この間に圧延された鋼帯1の圧延板厚
が目標から大きく外れるために寸法精度の悪い冷間圧延
製品しか得られなかったり、不良部をやむを得ず切除し
て冷間圧延製品の歩留まりが悪くなるなどの問題点があ
ったのである。
そこで本発明者らは種々の研究を行った結果、高精度で
簡単な初期圧下量の設定方法を実質的に確立するため
に、第1中間ロール,第2中間ロール及びバックベアリ
ングはロール交換しないで元のままの状態にしておいて
非常に高頻度に行われる上下のワークロールのみをロー
ル組替しロール径の異なる新らたなワークロールに交換
する時の初期圧下量を設定するに際して、前記イ)項か
らヘ)項において詳細に説明した実情や理由によってこ
の上下のワークロールを交換する度毎に鋼帯に伝達され
た圧下力に対抗して生ずる反力のうちで圧下シリンダが
受ける反力は変化するけれども、上下のワークロールの
交換前後における圧下シリンダにあって、かかる圧下力
と反力のために圧下シリンダ内において生じる作動流体
の圧力差(差圧)とこの圧力シリンダ内を往復運動する
ピストンの移動量との間に第5図に例示するようにほぼ
直線的な相関関係、すなわち比例関係にある範囲が存在
することを知見した。そしてこの知見に基づき、この比
例関係にある範囲においては被圧延剤(鋼帯)が同一で
あれば、ワークロールの径が多少変化したとしても圧下
シリンダ内に生じる差圧と実際に冷間圧延された鋼帯の
圧延板厚との関係がこの上下のワークロールの交換前後
でほぼ等しいことを多数の実験によって究明し、この交
換前後でかかる圧延板厚をほぼ同一に圧延できる本発明
に係るセンジミアミルにおける初期圧下量の設定方法を
完成したのである。
簡単な初期圧下量の設定方法を実質的に確立するため
に、第1中間ロール,第2中間ロール及びバックベアリ
ングはロール交換しないで元のままの状態にしておいて
非常に高頻度に行われる上下のワークロールのみをロー
ル組替しロール径の異なる新らたなワークロールに交換
する時の初期圧下量を設定するに際して、前記イ)項か
らヘ)項において詳細に説明した実情や理由によってこ
の上下のワークロールを交換する度毎に鋼帯に伝達され
た圧下力に対抗して生ずる反力のうちで圧下シリンダが
受ける反力は変化するけれども、上下のワークロールの
交換前後における圧下シリンダにあって、かかる圧下力
と反力のために圧下シリンダ内において生じる作動流体
の圧力差(差圧)とこの圧力シリンダ内を往復運動する
ピストンの移動量との間に第5図に例示するようにほぼ
直線的な相関関係、すなわち比例関係にある範囲が存在
することを知見した。そしてこの知見に基づき、この比
例関係にある範囲においては被圧延剤(鋼帯)が同一で
あれば、ワークロールの径が多少変化したとしても圧下
シリンダ内に生じる差圧と実際に冷間圧延された鋼帯の
圧延板厚との関係がこの上下のワークロールの交換前後
でほぼ等しいことを多数の実験によって究明し、この交
換前後でかかる圧延板厚をほぼ同一に圧延できる本発明
に係るセンジミアミルにおける初期圧下量の設定方法を
完成したのである。
すなわち本発明は、作動流体が供給且つ排出される圧下
シリンダを備えている鋼帯の冷間圧延に用いられるセン
ジミアミルにおいてワークロールの交換後に初期圧下量
を設定し再圧下するに際し、圧下シリンダ内のピストン
の移動量とこの圧下シリンダ内において生じる作動流体
の圧力差(差圧)との関係が比例関係にある範囲内にあ
って、予めワークロール交換前の冷間圧延における鋼帯
の圧延板厚と圧下シリンダ内において生じる作動流体の
差圧との関係について求めておいた差圧値のうちの任意
の値に達するまで圧下シリンダ内に作動流体を供給且つ
排出していき、達し終えた圧下シリンダ内のピストンの
位置を、前記初期圧下量の設定に際しての圧下シリンダ
における測定開始点(ゼロ点)として設定することを特
徴とするセンジミアミルにおける初期圧下量の設定方法
である。
シリンダを備えている鋼帯の冷間圧延に用いられるセン
ジミアミルにおいてワークロールの交換後に初期圧下量
を設定し再圧下するに際し、圧下シリンダ内のピストン
の移動量とこの圧下シリンダ内において生じる作動流体
の圧力差(差圧)との関係が比例関係にある範囲内にあ
って、予めワークロール交換前の冷間圧延における鋼帯
の圧延板厚と圧下シリンダ内において生じる作動流体の
差圧との関係について求めておいた差圧値のうちの任意
の値に達するまで圧下シリンダ内に作動流体を供給且つ
排出していき、達し終えた圧下シリンダ内のピストンの
位置を、前記初期圧下量の設定に際しての圧下シリンダ
における測定開始点(ゼロ点)として設定することを特
徴とするセンジミアミルにおける初期圧下量の設定方法
である。
以下、図面に基づいて本発明に係るセンジミアミルにお
ける初期圧下量の設定方法について詳細に説明する。
ける初期圧下量の設定方法について詳細に説明する。
第1図〜第5図はセンジミアミルに関する各図面であっ
て、第1図は初期圧下量の設定方法を実施するセンジミ
アミルの一事例を示す概略説明図、第2図はセンジミア
ミルに備えられた圧下シリンダ部を例示する概略説明
図、第3図(a)は鋳鋼一体構造のセンジミアミルハウジ
ングの構造概要を示す斜視図で、第3図(b)は第3図(a)
に示すセンジミアミルハウジング内に組込まれた各ロー
ルやベアリングにより鋼帯1を冷間圧延中の状態を示す
斜視図、第4図はセンジミアミルにおいて冷間圧延中の
鋼帯に加えられる圧下力に対抗して生じる反力が分散し
伝達される伝達状態を示す説明図、第5図は圧下シリン
ダ内のピストンの移動量とこの圧下シリンダ内における
作動流体の圧力差(差圧)との関係図である。
て、第1図は初期圧下量の設定方法を実施するセンジミ
アミルの一事例を示す概略説明図、第2図はセンジミア
ミルに備えられた圧下シリンダ部を例示する概略説明
図、第3図(a)は鋳鋼一体構造のセンジミアミルハウジ
ングの構造概要を示す斜視図で、第3図(b)は第3図(a)
に示すセンジミアミルハウジング内に組込まれた各ロー
ルやベアリングにより鋼帯1を冷間圧延中の状態を示す
斜視図、第4図はセンジミアミルにおいて冷間圧延中の
鋼帯に加えられる圧下力に対抗して生じる反力が分散し
伝達される伝達状態を示す説明図、第5図は圧下シリン
ダ内のピストンの移動量とこの圧下シリンダ内における
作動流体の圧力差(差圧)との関係図である。
図面中、1は冷間圧延される鋼帯、2,2′はテンショ
ンリール、3,3′はデフレクタロール、4はワークロ
ール、5は第1中間ロール、6は第2中間ロール、7は
バックベアリング、8はバックベアリング7を軸支して
いる偏心軸を回転させる圧下ギヤ、9は側方の圧力ユニ
ットから供給且つ排出される高圧の作動流体により内部
に設けられているピストン10を上下方向に往復運動させ
てピストンロッド10aに連結されている圧下ギヤ8を移
動させる圧下シリンダ、11は圧下シリンダ9のシリンダ
ロッド10aの端部に連結し設けられておりピストン10の
移動量を測長しその位置を検出している磁気測尺センサ
であり、11a,11b,11cはそれぞれ磁気測尺センサ11を構
成しているコイル,スケール,ベアリングである。12は
側方の圧力ユニットから圧下シリンダ9に供給且つ排出
される作動流体の圧力差(差圧)を測定する圧力計、13
は鋳鋼一体構造のセンジミアミルハウジングである。
ンリール、3,3′はデフレクタロール、4はワークロ
ール、5は第1中間ロール、6は第2中間ロール、7は
バックベアリング、8はバックベアリング7を軸支して
いる偏心軸を回転させる圧下ギヤ、9は側方の圧力ユニ
ットから供給且つ排出される高圧の作動流体により内部
に設けられているピストン10を上下方向に往復運動させ
てピストンロッド10aに連結されている圧下ギヤ8を移
動させる圧下シリンダ、11は圧下シリンダ9のシリンダ
ロッド10aの端部に連結し設けられておりピストン10の
移動量を測長しその位置を検出している磁気測尺センサ
であり、11a,11b,11cはそれぞれ磁気測尺センサ11を構
成しているコイル,スケール,ベアリングである。12は
側方の圧力ユニットから圧下シリンダ9に供給且つ排出
される作動流体の圧力差(差圧)を測定する圧力計、13
は鋳鋼一体構造のセンジミアミルハウジングである。
本発明に係るセンジミアミルにおける初期圧下量の設定
方法を実施するには、先ず上下のワークロール4をロー
ル組替し交換する前の冷間圧延作業中に、磁気測尺セン
サ11と圧力計12と図示していないがセンジミアミルの被
圧延鋼帯1を巻き取るテンションリール3又は3′側に
設置されている鋼帯1の圧延板厚を測定する板厚測定装
置とを用いて、予め圧下シリンダ9内のピストン10の移
動量とこの圧下シリンダ9内において生じる作動流体の
圧力差(差厚)との関係及び鋼帯1の圧延板厚とこの作
動流体の差圧との関係を同時に調査し記録しておき、次
にロール径の異なる新らたな上下のワークロール4に交
換した後において同一の鋼帯1(同程度の寸法で少なく
とも同じ材質の鋼帯の意)を再圧下していくに際して、
圧下シリンダ9内のピストン10の移動量とこの圧下シリ
ンダ9内において生じる作動流体の圧力差(差圧)との
関係が比較関係にある範囲内にあって、前以って調査し
冷間圧延における鋼帯1の圧延板厚と圧下シリンダ9内
において生じる作動流体の差圧との関係について記録し
求めておいた差圧値のうちの任意の値に圧力計12で確認
しながら到達するまで圧下シリンダ9内に側方の圧力ユ
ニットから作動流体を供給且つ排出していき、到達し終
えた圧下シリンダ9内のピストン10の位置を、この初期
圧下量を設定するに際しての圧下シリンダ9内における
測定開始点即ちゼロ点として調整し設定するのである。
方法を実施するには、先ず上下のワークロール4をロー
ル組替し交換する前の冷間圧延作業中に、磁気測尺セン
サ11と圧力計12と図示していないがセンジミアミルの被
圧延鋼帯1を巻き取るテンションリール3又は3′側に
設置されている鋼帯1の圧延板厚を測定する板厚測定装
置とを用いて、予め圧下シリンダ9内のピストン10の移
動量とこの圧下シリンダ9内において生じる作動流体の
圧力差(差厚)との関係及び鋼帯1の圧延板厚とこの作
動流体の差圧との関係を同時に調査し記録しておき、次
にロール径の異なる新らたな上下のワークロール4に交
換した後において同一の鋼帯1(同程度の寸法で少なく
とも同じ材質の鋼帯の意)を再圧下していくに際して、
圧下シリンダ9内のピストン10の移動量とこの圧下シリ
ンダ9内において生じる作動流体の圧力差(差圧)との
関係が比較関係にある範囲内にあって、前以って調査し
冷間圧延における鋼帯1の圧延板厚と圧下シリンダ9内
において生じる作動流体の差圧との関係について記録し
求めておいた差圧値のうちの任意の値に圧力計12で確認
しながら到達するまで圧下シリンダ9内に側方の圧力ユ
ニットから作動流体を供給且つ排出していき、到達し終
えた圧下シリンダ9内のピストン10の位置を、この初期
圧下量を設定するに際しての圧下シリンダ9内における
測定開始点即ちゼロ点として調整し設定するのである。
また、このように圧下シリンダ9内のピストン10の動き
をスケールで計測する必要があるが、それには従来から
マグネスケールと略称されて使用されている磁気測尺セ
ンサ11を利用して、圧下シリンダ9のピストンロッド10
aの端部に連結し設置されている磁気測尺センサ11を作
動させて、この圧下シリンダ9内のピストン10の移動量
を測長したり、その位置を検出し確認したりすることが
できるのである。
をスケールで計測する必要があるが、それには従来から
マグネスケールと略称されて使用されている磁気測尺セ
ンサ11を利用して、圧下シリンダ9のピストンロッド10
aの端部に連結し設置されている磁気測尺センサ11を作
動させて、この圧下シリンダ9内のピストン10の移動量
を測長したり、その位置を検出し確認したりすることが
できるのである。
そして、前述の如く調整し設定された測定開始点(ゼロ
点)から測長していき、新らたな上下のワークロール4
の初期圧下量(ワークロールギャップ)を所望の厚み量
に設定してから本格的に冷間圧延を開始するのである。
点)から測長していき、新らたな上下のワークロール4
の初期圧下量(ワークロールギャップ)を所望の厚み量
に設定してから本格的に冷間圧延を開始するのである。
以上に詳述したように初期圧下量を設定すれば、上下の
ロールワーク4の交換前後においてロール径が数ミリか
ら十数ミリ変化したとしても、このロール径の変化に関
係なく交換前後における測定開始点、即ちゼロ点(圧下
開始の基準点)をほぼ同一に調整し設定することができ
るので、前述したようなロール径の変化に基因して発生
する設定誤差を消失させて、交換後においても交換前と
同じくほぼ目標とする量に初期圧下量を設定することが
可能となり、その結果設定後の冷間圧延開始直後から鋼
帯1を交換前と何ら変わることなく目標とする圧延板厚
に冷間圧延することができるようになるのである。従っ
て、従来の如く交換後に被圧延材である鋼帯1を目標と
する圧延板厚になるまで圧下量を順次設定変更しながら
合致するまで冷間圧延していく必要がなくなるから、基
本的に寸法精度の良好な冷間圧延製品が製造できるよう
になり、しかもその製造における製品の歩留まりを大き
く向上させることができるのである。
ロールワーク4の交換前後においてロール径が数ミリか
ら十数ミリ変化したとしても、このロール径の変化に関
係なく交換前後における測定開始点、即ちゼロ点(圧下
開始の基準点)をほぼ同一に調整し設定することができ
るので、前述したようなロール径の変化に基因して発生
する設定誤差を消失させて、交換後においても交換前と
同じくほぼ目標とする量に初期圧下量を設定することが
可能となり、その結果設定後の冷間圧延開始直後から鋼
帯1を交換前と何ら変わることなく目標とする圧延板厚
に冷間圧延することができるようになるのである。従っ
て、従来の如く交換後に被圧延材である鋼帯1を目標と
する圧延板厚になるまで圧下量を順次設定変更しながら
合致するまで冷間圧延していく必要がなくなるから、基
本的に寸法精度の良好な冷間圧延製品が製造できるよう
になり、しかもその製造における製品の歩留まりを大き
く向上させることができるのである。
第1図〜第4図に例示した概略説明図に図示するような
センジミアミルを用いて、ワークロール径:54mmφ,第
1中間ロール径:102mmφ,第2中間ロール:173mmφ,
バックベアリング径:300mmφの各ロールやバックベア
リングを組込んで、被圧延材としてSUS304(1030m
m幅)のステンレス鋼帯を板厚3.0mmから所要のパス回数
を経て目標とする圧延板厚1.0mmにレバースしながら冷
間圧延している最終段階において、磁気測尺センサから
の信号を横軸にして圧下シリンダ内(圧力計)の作動流
体の圧力差(差圧)を縦軸として両者の関係をX−Yレ
コーダに経時的に記録し、一方同時にこの磁気測尺セン
サからの信号を横軸にして冷間圧延された圧延板厚を測
定する板厚測定装置からの信号を縦軸として両者の関係
を他のX−Yレコーダに経時的に記録した。その結果、
第5図に実線で示す如く作動流動体の差圧が5kg/cm2
(A点)から実際に冷間圧延を行っている55kg/cm
2(K点)までの範囲では磁気測尺センサからの信号と
比例関係にあり、この5kg/cm2(A点)が比例関係に
ある差圧値のうちの最小の比例差圧値であることと、こ
の差圧が40.7kg/cm2において実圧延板厚が1.010mmであ
ることとが認められた。
センジミアミルを用いて、ワークロール径:54mmφ,第
1中間ロール径:102mmφ,第2中間ロール:173mmφ,
バックベアリング径:300mmφの各ロールやバックベア
リングを組込んで、被圧延材としてSUS304(1030m
m幅)のステンレス鋼帯を板厚3.0mmから所要のパス回数
を経て目標とする圧延板厚1.0mmにレバースしながら冷
間圧延している最終段階において、磁気測尺センサから
の信号を横軸にして圧下シリンダ内(圧力計)の作動流
体の圧力差(差圧)を縦軸として両者の関係をX−Yレ
コーダに経時的に記録し、一方同時にこの磁気測尺セン
サからの信号を横軸にして冷間圧延された圧延板厚を測
定する板厚測定装置からの信号を縦軸として両者の関係
を他のX−Yレコーダに経時的に記録した。その結果、
第5図に実線で示す如く作動流動体の差圧が5kg/cm2
(A点)から実際に冷間圧延を行っている55kg/cm
2(K点)までの範囲では磁気測尺センサからの信号と
比例関係にあり、この5kg/cm2(A点)が比例関係に
ある差圧値のうちの最小の比例差圧値であることと、こ
の差圧が40.7kg/cm2において実圧延板厚が1.010mmであ
ることとが認められた。
そこで、この状態で作動流体の供給を停止して(作動流
体の差圧を零として)、60mmφの新らたなワークロール
にロール組替し交換して、本発明方法の実施による精度
を確認するために、交換前と同じステンレス鋼帯を同様
に冷間圧延してみることとし、その結果も同様にして記
録した。
体の差圧を零として)、60mmφの新らたなワークロール
にロール組替し交換して、本発明方法の実施による精度
を確認するために、交換前と同じステンレス鋼帯を同様
に冷間圧延してみることとし、その結果も同様にして記
録した。
この交換後に、交換前の最大の比例差圧値:55kg/cm2
(K点)となるまで作動流体を圧下シリンダ内に供給し
ていき、この供給過程で圧下シリンダ内のピストンの移
動量と作動流体の差圧との関係がほぼ直線的な比例関係
にあることを確認してから、このK点を交換後の測定開
始点、即ちゼロ点として全ての圧下機構(圧下操作室な
ど)側の諸ゲージを含めて調整し直した後、改めて初期
圧下量として1.000mmに設定して冷間圧延を開始した結
果、この記録結果から第5図に破線で示す如く交換前と
ほぼ同一の状態が得られた。また、交換前と同じ差圧:
40.7kg/cm2において、実圧延板厚が1.008mmであること
が判った。更にAGC装置にもよるが、従来の方法では
ロール交換後の冷間圧延再開後において目標とする圧延
板厚1.110mmに対して圧延板厚を1.000±0.040mmの範囲
の揃えるまでに圧下設定変更を繰り返しながら冷間圧延
していく間にステンレス鋼帯長さとして20mを必要とし
ていたが、これを冷間圧延直後から少なくとも0〜3m
の鋼帯長さで事足りるようになり、ステンレス鋼帯の圧
延板厚の寸法精度の工場、延いては多数のコイル本数の
ステンレス鋼帯が順次冷間圧延され製造されるなかにあ
ってその製造における歩留まりが大幅に向上したのであ
る。
(K点)となるまで作動流体を圧下シリンダ内に供給し
ていき、この供給過程で圧下シリンダ内のピストンの移
動量と作動流体の差圧との関係がほぼ直線的な比例関係
にあることを確認してから、このK点を交換後の測定開
始点、即ちゼロ点として全ての圧下機構(圧下操作室な
ど)側の諸ゲージを含めて調整し直した後、改めて初期
圧下量として1.000mmに設定して冷間圧延を開始した結
果、この記録結果から第5図に破線で示す如く交換前と
ほぼ同一の状態が得られた。また、交換前と同じ差圧:
40.7kg/cm2において、実圧延板厚が1.008mmであること
が判った。更にAGC装置にもよるが、従来の方法では
ロール交換後の冷間圧延再開後において目標とする圧延
板厚1.110mmに対して圧延板厚を1.000±0.040mmの範囲
の揃えるまでに圧下設定変更を繰り返しながら冷間圧延
していく間にステンレス鋼帯長さとして20mを必要とし
ていたが、これを冷間圧延直後から少なくとも0〜3m
の鋼帯長さで事足りるようになり、ステンレス鋼帯の圧
延板厚の寸法精度の工場、延いては多数のコイル本数の
ステンレス鋼帯が順次冷間圧延され製造されるなかにあ
ってその製造における歩留まりが大幅に向上したのであ
る。
以上に詳述したように本発明に係るセンジミアミルにお
ける初期圧下量の設定方法は、非常に簡単に精度良くセ
ンジミアミルにおいて初期圧下量を設定することができ
る方法であり、その結果基本的に寸法精度の良好な冷間
圧延製品が製造できるようになり、その冷間圧延による
製造歩留まりを大幅に向上できるので工業的に大きな価
値を有するものである。
ける初期圧下量の設定方法は、非常に簡単に精度良くセ
ンジミアミルにおいて初期圧下量を設定することができ
る方法であり、その結果基本的に寸法精度の良好な冷間
圧延製品が製造できるようになり、その冷間圧延による
製造歩留まりを大幅に向上できるので工業的に大きな価
値を有するものである。
第1図は初期圧下量の設定方法を実施するセンジミアミ
ルの一事例を示す概略説明図、第2図はセンジミアミル
に備えられた圧下シリンダ部を例示する概略説明図、第
3図(a)は鋳鋼一体構造のセンジミアミルハウジングの
構造概要を示す斜視図で、第3図(b)は第3図(a)に示す
センジミアミルハウジング内に組込まれた各ロールやベ
アリングにより鋼帯を冷間圧延中の状態を示す斜視図、
第4図はセンジミアミルにおいて冷間圧延中の鋼帯に加
えられる圧下力に対抗して生じる反力が分散し伝達され
る伝達状態を示す説明図、第5図は圧下シリンダ内のピ
ストンの移動量とこの圧下シリンダ内における作動流体
の圧力差(差圧)との関係図、第6図は直列配列ロール
ミルを摸式的に表す説明図である。 1……鋼帯 2,2′……テンションリール 3,3′……デフレクタロール 4……ワークロール 5……第1中間ロール 6……第2中間ロール 7……バックベアリング 8……圧下ギヤ 9……圧下シリンダ 10……ピストン 10a……ピストンロッド 11……磁気測尺センサ 11a……コイル 11b……スケール 11c……ベアリング 12……圧力計 13……ミルハウジング 20……直列配列ロールミル 21……ワークロール 22……ワークロールチョック 23……バックアップロール 24……バックアップロールチョック 25……圧下シリンダ 26……ミルハウジング
ルの一事例を示す概略説明図、第2図はセンジミアミル
に備えられた圧下シリンダ部を例示する概略説明図、第
3図(a)は鋳鋼一体構造のセンジミアミルハウジングの
構造概要を示す斜視図で、第3図(b)は第3図(a)に示す
センジミアミルハウジング内に組込まれた各ロールやベ
アリングにより鋼帯を冷間圧延中の状態を示す斜視図、
第4図はセンジミアミルにおいて冷間圧延中の鋼帯に加
えられる圧下力に対抗して生じる反力が分散し伝達され
る伝達状態を示す説明図、第5図は圧下シリンダ内のピ
ストンの移動量とこの圧下シリンダ内における作動流体
の圧力差(差圧)との関係図、第6図は直列配列ロール
ミルを摸式的に表す説明図である。 1……鋼帯 2,2′……テンションリール 3,3′……デフレクタロール 4……ワークロール 5……第1中間ロール 6……第2中間ロール 7……バックベアリング 8……圧下ギヤ 9……圧下シリンダ 10……ピストン 10a……ピストンロッド 11……磁気測尺センサ 11a……コイル 11b……スケール 11c……ベアリング 12……圧力計 13……ミルハウジング 20……直列配列ロールミル 21……ワークロール 22……ワークロールチョック 23……バックアップロール 24……バックアップロールチョック 25……圧下シリンダ 26……ミルハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 橋口 編「金属工学講座6 加工編▲I I▼ 塑性加工」(S35年1月10日発行) 第32〜50頁 朝倉書店
Claims (2)
- 【請求項1】作動流体が供給且つ排出される圧下シリン
ダ(9)を備えている鋼帯(1)の冷間圧延に用いられるセン
ジミアミルにおいてワークロール(4)の交換後に初期圧
下量を設定し再圧下するに際し、圧下シリンダ(9)内の
ピストン(10)の移動量とこの圧下シリンダ(9)内におい
て生じる作動流体の圧力差(差圧)との関係が比例関係
にある範囲内にあって、予めワークロール(4)交換前の
冷間圧延における鋼帯(1)の圧延板厚と圧下シリンダ(9)
内において生じる作動流体の差圧との関係について求め
ておいた差圧値のうちの任意の値に達するまで圧下シリ
ンダ(9)内に作動流体を供給且つ排出していき、達し終
えた圧下シリンダ(9)内のピストン(10)の位置を、前記
初期圧下量の設定に際しての圧下シリンダ(9)における
測定開始点(ゼロ点)として設定することを特徴とする
センジミアミルにおける初期圧下量の設定方法。 - 【請求項2】圧下シリンダ(9)内のピストンロッド(10a)
の端部に連結し設けられている磁気測尺センサ(11)を作
動させて、この圧下シリンダ(9)内のピストン(10)の移
動量を測長すると共にその位置を検出する特許請求の第
1項に記載のセンジミアミルにおける初期圧下量の設定
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59259921A JPH0665403B2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | センジミアミルにおける初期圧下量の設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59259921A JPH0665403B2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | センジミアミルにおける初期圧下量の設定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61137618A JPS61137618A (ja) | 1986-06-25 |
| JPH0665403B2 true JPH0665403B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=17340779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59259921A Expired - Lifetime JPH0665403B2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | センジミアミルにおける初期圧下量の設定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0665403B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007090437A (ja) * | 2007-01-09 | 2007-04-12 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | リバース式圧延機における板厚制御装置 |
-
1984
- 1984-12-11 JP JP59259921A patent/JPH0665403B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 橋口編「金属工学講座6加工編▲II▼塑性加工」(S35年1月10日発行)第32〜50頁朝倉書店 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61137618A (ja) | 1986-06-25 |
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