JPH0665656U - オートテンショナ - Google Patents
オートテンショナInfo
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- JPH0665656U JPH0665656U JP688593U JP688593U JPH0665656U JP H0665656 U JPH0665656 U JP H0665656U JP 688593 U JP688593 U JP 688593U JP 688593 U JP688593 U JP 688593U JP H0665656 U JPH0665656 U JP H0665656U
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- pulley
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- pulley support
- tension
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Links
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルトの張力を一定に保つオートテンショナ
において、ベルトの張力変化に対してプーリを適切に追
従させる。 【構成】 固定軸1に偏心位置が回転自在に支持された
プーリ支持体の外側にプーリ7を回転自在に取付ける。
プーリ支持体に張力調整ばね11のばね力を付与してプ
ーリ支持体をベルト張り側に揺動させ、プーリ7をベル
ト12に押し付ける。プーリ支持体に円筒部8を設け、
この円筒部8と固定軸1に設けたカム面13との間にく
さび形空間14を形成する。くさび形空間14内に摩擦
部材15とばね部材16とを組込み、摩擦部材15と円
筒部8の接触部間に方向性のある摩擦抵抗を付与してプ
ーリ支持体5をベルト張り側に素速く揺動させ、ベルト
弛み側にゆっくりと揺動させる。摩擦部材15にスリッ
ト18、19、20を設け、そのスリットの部分で弾性
変形させ全域にわたり接触させる。
において、ベルトの張力変化に対してプーリを適切に追
従させる。 【構成】 固定軸1に偏心位置が回転自在に支持された
プーリ支持体の外側にプーリ7を回転自在に取付ける。
プーリ支持体に張力調整ばね11のばね力を付与してプ
ーリ支持体をベルト張り側に揺動させ、プーリ7をベル
ト12に押し付ける。プーリ支持体に円筒部8を設け、
この円筒部8と固定軸1に設けたカム面13との間にく
さび形空間14を形成する。くさび形空間14内に摩擦
部材15とばね部材16とを組込み、摩擦部材15と円
筒部8の接触部間に方向性のある摩擦抵抗を付与してプ
ーリ支持体5をベルト張り側に素速く揺動させ、ベルト
弛み側にゆっくりと揺動させる。摩擦部材15にスリッ
ト18、19、20を設け、そのスリットの部分で弾性
変形させ全域にわたり接触させる。
Description
【0001】
この考案は、自動車エンジンのカム軸駆動用タイミングベルト等のベルトの張 力を一定に保持するオートテンショナに関するものである。
【0002】
自動車エンジンのベルトの張力を一定に保持するオートテンショナとして実開 平1−69949号公報に記載されたものが従来から知られている。
【0003】 上記オートテンショナにおいては、揺動自在に支持されたブラケットにプーリ を支持するプーリ支持体を取付け、このプーリ支持体の底壁に形成した長孔にボ ルトを挿入し、このボルトの外側に嵌合した一対の摩擦板で上記底壁を挾み、一 方の摩擦板を圧縮コイルばねにより底壁に押し付け、一対の摩擦板と底壁の接触 部に作用する摩擦抵抗によってプーリの揺動を減衰し、かつベルトの振動を低減 させ、上記ブラケットに張力調整ばねのばね力を付与してプーリをベルトに押し 付け、ベルトの張力を一定に保持しようとしている。
【0004】
ところで、上記オートテンショナにおいては、振動の減衰力を大きくしようと すれば、圧縮コイルばねの押圧力や摩擦面の摩擦係数を大きくしなければならず 、押圧力の増大は圧縮コイルばねとして外径の大きい、長さの長いものを用いる 必要があるため、オートテンショナが大型化する問題が生じる。一方、摩擦係数 の増大は限度があり、ベルトの変動荷重が大きい領域ではプーリの振動が大きく なり、ベルトの振動や騒音が大きくなる不具合が生じる。
【0005】 また、上記オートテンショナにおいては、摩擦板と底壁の接触部に作用する摩 擦抵抗は、プーリのいずれの揺動方向にも同様に作用する所謂両方向性ダンパで あるため、摩擦抵抗を大き目に設定すると、エンジンの温度や回転数の変化に伴 なうベルトの張力変化の吸収がしにくい。また、低温始動時にベルトが急激に弛 んだ場合、ベルトの張力を瞬時に調整することがむずかしく、ベルトの振動によ って騒音や歯飛びを生じる問題が生じやすい。逆に、摩擦抵抗を小さ目に設定す ると、プーリおよびベルトが振動し易くなり、相反する問題からチューニングが 困難であり、オートテンショナに必要な機能を発揮しにくい。
【0006】 さらに、上記オートテンショナにおいては、摩擦板の接触面積を確保するため に、高い加工精度が必要となり、加工コストが高くなる原因となっていた。
【0007】 この考案は上記従来の問題点を解決し、ベルトに張力を付与するプーリをベル トの張力変化に対して適切に追従させるようにしてベルト張力を一定に保ち、騒 音の発生およびベルトの歯飛びを防止すること及び摩擦部材の加工コストの低減 を図ることを技術的課題としている。
【0008】
上記の課題を解決するために、この考案においては、固定軸と、その固定軸に 偏心位置が回転自在に支持されたプーリ支持体と、このプーリ支持体に回転自在 に支持されたプーリと、このプーリがベルトを張る方向にプーリ支持体を揺動さ せる張力付与手段とから成り、上記プーリ支持体に上記固定軸と同軸上に配置さ れる円筒部を設け、固定軸には上記円筒部との間でくさび形空間を形成するカム 面を設け、上記くさび形空間はプーリ支持体がベルト弛み側に揺動する方向に向 けて狭くなり、このくさび形空間内にそのくさび形空間と略同形状の摩擦部材と 、この摩擦部材をくさび形空間の狭小部に向けて押圧するばね部材とを組込み、 上記摩擦部材の表面に軸方向のスリットを形成した構成を採用したのである。
【0009】
上記のように構成すれば、ベルトの張力が増大してそのベルトでプーリが押さ れ、プーリ支持体がベルトから離反する方向に揺動しようとすると、円筒部との 接触により摩擦部材がくさび形空間の狭小部に向けてさらに押し込まれて円筒部 に対する摩擦力が増大し、プーリ支持体のベルト弛み方向への揺動が抑制される 。
【0010】 逆に、ベルトが弛んでプーリ支持体がベルトを押す方向に揺動しようとすると 、円筒部との接触によって摩擦部材がくさび形空間の広幅部に向けて押し出され て円筒部に対する摩擦力が減少し、プーリ支持体はベルト張り側に素速く揺動し てベルトの張力を一定に保つ。
【0011】 また、摩擦部材は、その表面に設けたスリットの部分で弾性変形して、その全 域にわたり接触するので、高精度の加工は不要である。
【0012】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0013】 図1乃至図3は、この考案に係るオートテンショナを自動車エンジンのカム軸 駆動用ベルトの張力調整用に用いた例を示す。図示のように、固定軸1はボルト 2の締付けによってエンジンブロック3に固定されている。
【0014】 固定軸1の外側にはすべり軸受4が嵌合され、そのすべり軸受4の外側にプー リ支持体5が嵌合されている。プーリ支持体5は外径面の軸心に対する偏心位置 が回転自在に支持されている。
【0015】 プーリ支持体5には軸受6を介してプーリ7が回転自在に支持されている。プ ーリ支持体5のエンジンブロック側の端部には円筒部8が設けられ、この円筒部 8は前記固定軸1と同軸上に位置している。円筒部8の外側にはアーム9の一端 部に設けた筒部10が圧入され、そのアーム9の他端部に連結した張力調整ばね 11によってプーリ支持体5はベルト張り側に揺動され、プーリ7がベルト12 に押し付けられている。
【0016】 前記円筒部8の内側において固定軸1の外周には複数のカム面13が周方向に 所要の間隔をおいて設けられ、そのカム面13と円筒部8の内面間にくさび形空 間14が形成されている。
【0017】 くさび形空間14はプーリ支持体5が弛み側に揺動する方向に向けて狭くなり 、そのくさび形空間14内にくさび形空間14と同形状の摩擦部材15と、この 摩擦部材15をくさび形空間14の狭小部に向けて押圧するばね部材16とが組 込まれている。
【0018】 ここで、カム面13は螺旋形もしくは固定軸1の軸心に対して偏心位置に中心 を有する偏心円弧形をなし、摩擦部材15との周方向の全接触面でくさび角αが 略一定とされている。
【0019】 上記の摩擦部材15の内表面の中央部分に軸方向にスリット18が形成され、 該摩擦部材15の外表面において上記スリット18の両側部分の各中央部分にそ れぞれ軸方向のスリット19、20が形成される。
【0020】 上記の構成から成るオートテンショナにおいて、ベルト12の張力が増大し、 そのベルト12でプーリ7が押されると、プーリ支持体5が固定軸1を中心に図 1の矢印で示すベルト弛み側に揺動しようとする。このとき、摩擦部材15は円 筒部8との接触によってくさび形空間14の狭小部に向けてさらに押し込まれて 摩擦部材15と円筒部8の接触部に作用する摩擦力が増大し、プーリ支持体5の 揺動が抑制される。
【0021】 ここで、くさび空間14のくさび角αはすべり条件に設定されているため、ベ ルト12がプーリ7を押す押圧力がさらに増大すると、摩擦部材15と円筒部8 の接触部に作用する摩擦力と張力調整ばね11のばね力の合力を越えた分だけプ ーリ支持体5はベルト弛み側に揺動する。
【0022】 一方、ベルト12の張力が減少すると、張力調整ばね11のばね力によってプ ーリ支持体5はベルト張り側に揺動しようとする。このとき、摩擦部材15は円 筒部8との接触によってくさび形空間14の広幅部に向けて押し出されて円筒部 8と摩擦部材15の接触部における摩擦抵抗が減少する。このため、プーリ支持 体5はベルト張り側に速やかに揺動する。
【0023】 このように、プーリ支持体5の揺動抵抗は、ベルト弛み側に大きく、ベルト張 り側には小さい、所謂一方向性ダンパの特性を有し、これにより、ベルト12の 張力変動に対するプーリ7の振動及びベルト12の振動を抑制しながら過大な張 力増加や張力の減少にはプーリ7が揺動してベルト12の張力を一定に保ち、オ ートテンショナとしての機能を発揮する。
【0024】 なお、ベルト張力の減少時には、プーリ7は速やかにベルト張り側に揺動し、 張力変動の最小値と張力調整ばね11のばね力とほぼ釣り合うように作用するの で、エンジンの加減速時の張力変化にも良好に追従し、低温始動時のベルト12 の急激な弛みを速やかに解消する。
【0025】 また、上記の摩擦部材15は、その内外両表面にスリット18、19、20を 設けているので、該摩擦部材15の内外両表面の設計公差として、図4に示すよ うに、内表面と外表面の各曲率半径の方が、それぞれ固定軸1のカム面13及び プーリ支持体5の円筒部8の内径面の各曲率半径よりも小さくなるように設定さ れていても、図5に示すようにその公差は上記スリット18、19、20の部分 の弾性変形により吸収される。このため、摩擦部材15の内外両表面はほぼその 全域にわたり接触する。
【0026】 なお、図4の3個所の○印及び矢印は、摩擦部材15の変形前の状態における 接触位置と、その位置における摩擦部材に作用する応力の方向を示す(以下同じ )。
【0027】 図6は、設計公差は前述の場合と同様に設定され、スリット21の形状が前記 と異なった例である。この場合のスリット21は外表面のほぼ中央部一個所に形 成される。このスリット21により設計公差が吸収され、図7に示すように全域 にわたり接触する。
【0028】 図8及び図9に示すものは、設計公差として、内表面と外表面の各曲率半径の 方が、それぞれカム面13及び円筒部8の内径面の各曲率半径よりも大きく設定 された場合である。摩擦部材15は、前述の図5及び図7の場合とそれぞれ同様 であり、全域にわたり接触することも同様である。
【0029】 図10に示すものは、内表面の曲率半径の方がカム面13の曲率半径より大き く、外表面の曲率半径の方が円筒部8の内径面の曲率半径より小さく設定された 場合である。この場合の摩擦部材15は、内表面中央部分に1本のスリット22 が設けられると共に、両端面にもそれぞれ軸方向のスリット23、23が設けら れ、これらのスリット22、23、23の部分で設計公差が吸収される。全域に わたり接触した状態を図11に示す。
【0030】 図12に示したものは、内表面の曲率半径の方がカム面13の曲率半径よりも 小さく、外表面の曲率半径の方が円筒部8の内径面の曲率半径よりも大きく設定 された場合である。この場合の摩擦部材15には図10の場合と同じものを用い る。全域にわたり接触した状態は、図11と同様である。
【0031】
以上のように、この考案に係るオートテンショナにおいては、ベルトの張力を 調整するプーリ支持体の揺動に方向性のある摩擦抵抗を付与したことにより、プ ーリおよびベルトの振動を抑制しながら、ベルトの張力変化に対してプーリを適 切に追従させることができ、ベルトの張力を常に一定に保ち、ベルト寿命の向上 と低騒音を実現できる。
【0032】 また、低温始動時のベルトの弛みを速やかに解消し、ベルトの歯飛びや騒音を 防止することができる。
【0033】 さらに、くさび形空間のくさび角を周方向の全体で一定としたことにより、摩 擦面の面圧が小さくなり、摩擦面の摩耗が少なく、摩擦特性が安定し、摩擦面が 少々摩耗しても初期の押圧状態を維持でき、耐久性、信頼性に優れたオートテン ショナを提供することができる。また、部品点数が少なく、小型、軽量化と低コ スト化とを図ることができる。
【0034】 また、摩擦部材は、その表面に設けたスリットの部分が弾性変形して全域にわ たり接触する。そのため、高い加工精度を必要とせず、従って加工コストを低減 することができるとともに、接触部分における面圧が低下し、耐久性が向上する 。また、使用の初期からオートテンショナとして安定した特性が得られる。
【図1】この発明に係るオートテンショナの一実施例を
示す正面図
示す正面図
【図2】同上の縦断側面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図
【図4】同上の摩擦部材の変形前の一部断面図
【図5】図4の変形後の一部断面図
【図6】他の摩擦部材の変形前の一部断面図
【図7】図6の変形後の一部断面図
【図8】他の設計公差の場合の摩擦部材の変形前の断面
図
図
【図9】他の摩擦部材の変形前の断面図
【図10】他の設計公差の場合の摩擦部材の変形前の断
面図
面図
【図11】図10の変形後の一部断面図
【図12】他の設計公差の場合の摩擦部材の変形前の断
面図
面図
1 固定軸 5 プーリ支持体 7 プーリ 8 円筒部 13 カム面 14 くさび形空間 15 摩擦部材 16 ばね部材 18、19、20、21、22、23 スリット
Claims (1)
- 【請求項1】 固定軸と、その固定軸に偏心位置が回転
自在に支持されたプーリ支持体と、このプーリ支持体に
回転自在に支持されたプーリと、このプーリがベルトを
張る方向にプーリ支持体を揺動させる張力付与手段とか
ら成り、上記プーリ支持体に上記固定軸と同軸上に配置
される円筒部を設け、固定軸には上記円筒部との間でく
さび形空間を形成するカム面を設け、上記くさび形空間
はプーリ支持体がベルト弛み側に揺動する方向に向けて
狭くなり、このくさび形空間内にそのくさび形空間と略
同形状の摩擦部材と、この摩擦部材をくさび形空間の狭
小部に向けて押圧するばね部材とを組込み、上記摩擦部
材の表面に軸方向のスリットを形成したことを特徴とす
るオートテンショナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP688593U JPH0665656U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | オートテンショナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP688593U JPH0665656U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | オートテンショナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0665656U true JPH0665656U (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=11650694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP688593U Pending JPH0665656U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | オートテンショナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0665656U (ja) |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP688593U patent/JPH0665656U/ja active Pending
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