JPH0665776A - 多孔質成形型及びその製造方法 - Google Patents
多孔質成形型及びその製造方法Info
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- JPH0665776A JPH0665776A JP22388792A JP22388792A JPH0665776A JP H0665776 A JPH0665776 A JP H0665776A JP 22388792 A JP22388792 A JP 22388792A JP 22388792 A JP22388792 A JP 22388792A JP H0665776 A JPH0665776 A JP H0665776A
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Abstract
あって、機械的強度の向上を図る。 【構成】 成形品と同一外形を有し、表面が導電部と絶
縁部とが微細斑状となったポーラス化用処理が成された
母型を用い、電鋳加工を行うことにより、導電部と絶縁
部との境界部で過電界が生じて水素ガスの微細な気泡が
多数発生し、ニッケルはこの気泡を包み込むように延び
ながら析出し、以て多孔質の成形型本体2を得る。この
成形型本体2の気孔2aは、裏面側において次第に径大
となる事情がある。この成形型本体2の裏面に金属多孔
体からなる裏打部3を気孔2aを塞ぐように設けること
により、機械的強度に優れ且つ多孔質状態を確保した多
孔質成形型1を得る。
Description
形品の真空成形に用いられる多孔質成形型及びその製造
方法に関する。
ールやインストルメントパネル等のプラスチック成形品
を真空成形するための多孔質成形型を、電鋳加工によっ
て製造することが行われている。このような真空成形に
用いられる多孔質成形型は、次のようにして製造され
る。
を有する反転型を製作し、その反転型から、原型と同一
の凹凸形状を表面に有する例えばエポキシ樹脂製の母型
を製造する。そして、その母型の表面層を導電部と絶縁
部とのいわば微細な斑状とするポーラス化用処理を行
い、この母型を例えばスルファミン酸ニッケル浴にて電
鋳加工を行う。
ルが析出すると共に、導電部と絶縁部と境界部で過電界
が生じて水素ガスの微細な気泡が多数発生し、ニッケル
はこの気泡を包み込むようにしながら成長し、母型の表
面にニッケルが多孔状に電着するようになる。所定厚み
の電着が行われた後、その電着層を母型から離型するこ
とにより、図4に示すような、厚み方向に連続する多数
個の気孔11aを有する多孔質成形型11が得られるの
である。
な多孔状の電着を行う際に、母型の表面では微細な気泡
が発生しこれを包み込むように金属が電着されるので、
多孔質成形型11の表面部における気孔11aは極く細
かいものとなるが、図4に示すように、電着が進行して
母型表面から外側に離れるに従って、複数個の気泡が集
合して大きな気泡となり、多孔質成形型11の裏面側に
おける気孔11aが次第に径大となる事情がある。
たとえ電着厚みを大きくしたとしても、機械的な強度が
十分に得られない不具合があり、成形時に特に高い圧力
が作用するような場合に、多孔質成形型11に比較的簡
単に割れ等が発生する虞があった。
で、その目的は、電鋳加工によって製造されるものにあ
って、機械的強度の向上を図ることができる多孔質成形
型及びその製造方法を提供するにある。
は、電鋳加工によって金属を多孔状に電着させて形成さ
れた成形型本体の裏面に、金属多孔体からなる裏打部を
設けたところに特徴を有する。
は、成形品と同一外形を有する母型の表面に電鋳加工に
よって金属を多孔状に電着させて成形型本体を得る行程
と、その成形型本体の裏面に金属多孔体からなる裏打部
を設ける行程とを実行するところに特徴を有する。
形型本体の裏面に金属多孔体からなる裏打部を設けるよ
うにしたので、成形体本体の裏面側において気孔が大き
くなって機械的強度に劣る事情があっても、裏打部によ
り機械的強度の向上を図ることができる。この場合、裏
打部は金属多孔体から構成されるから、成形型としての
通気性を確保することができ、成形型本体の裏面側の気
孔を塞ぐように裏打部を設けても、型機能が損なわれる
ことはない。
図3を参照して説明する。まず、図1は本実施例に係る
多孔質成形型1の部分的な断面を示しており、この多孔
質成形型1は、例えばニッケルから構成され、後述のよ
うに電鋳加工によって製作される成形型本体2の裏面側
(図で下面側)に、金属多孔体からなる裏打部3を設け
て構成される。この多孔質成形型1は、例えば自動車の
インストルメントパネルの真空成形に用いられ、表面に
成形品(図示せず)を反転した凹凸形状を備えると共
に、多数個の気孔を厚み方向に連続して有している。
いて述べる。ここでは、まず、電鋳加工によって上記成
形型本体2を製造する手順について、図3を参照しなが
ら簡単に説明する。電鋳加工を行うにあたっては、ま
ず、図3(a)に示すように、成形品(図示せず)と同
一形状を備えた木型等からなる原型4を製作する。ま
た、図示はしないが、この原型4の表面には、必要に応
じて例えば皮しぼ模様等の細密な凹凸模様を有するビニ
ールレザーが貼付けられている。
すような、原型4(成形品)の外形とは逆の凹凸形状を
有する反転型5が製作される。この反転型5は、前記原
型4の表面部に例えばシリコン樹脂を注型して硬化さ
せ、その後、原型4から離型することにより得られる。
この場合、シリコン樹脂の注型方式で製作されるので、
高い転写精度が得られ、また、アンダーカット形状等の
複雑な形状を有する原型4にも対応できる。
ることにより、原形4(成形品)と同一外形を有した母
型6が製作される。詳しい図示は省略するが、この母型
6は、例えばエポキシ樹脂及び強化用繊維等を積層して
いわばFRP構造とされた裏打層7の表面に、塗料が硬
化した塗料層8を備えてなり、この塗料層8は、裏打層
7の上面側全体にわたって付着硬化された導電塗料から
なる導電部8aと、この導電部8aの表面に無数の微細
斑点状に付着硬化された絶縁塗料からなる絶縁部8bと
から構成されている。
るにあたっては、まず、図3(c)に示すように、反転
型5の内表面に絶縁塗料を霧状に吹付けることにより、
絶縁塗料を無数の微細斑点状に付着,硬化させて絶縁部
8bを反転型5の内表面に付着した形態に形成し、引続
き、反転型5の内表面全体に導電塗料を所定厚みに吹付
け、硬化させることにより、図3(d)に示すように、
表面側において導電部8aと絶縁部8bとがいわば微細
な斑状に混在し且つ裏面側において導電部8aが全体に
渡って形成された塗料層8が、反転型5の内表面に付着
した形態に形成される。尚、この際、絶縁塗料及び導電
塗料は比較的粘度が低いから、反転型5の内表面と塗料
層8との間に気泡を巻込む虞はない。
に、前記塗料層8の上に裏打層7を構成し、最後に、前
記塗料層8を裏打層7と共に前記反転型5から離型する
ことにより、図3(f)に示すような、裏打層7の表面
に塗料層8を有した母型6が得られるのである。
凹凸形状がそのまま反転転写された、言換えれば成形品
の表面の凹凸形状がそのまま転写された塗料層8を有し
た状態に製造されるものである。そして、上述のよう
に、母型6の表面は、導電部8aの中に無数の微細斑点
状の絶縁部8bを有したポーラス化用処理がなされた状
態とされるのである。
を用いて電鋳加工を行うことにより、多孔質の成形型本
体2が得られる。この電鋳加工は、母型6を、例えばス
ルファミン酸ニッケル電鋳浴内に配置し、前記塗料層8
(導電部8a)を陰極としてニッケル電極との間に直流
電流を流す。すると、母型6(塗料層8)の表面にニッ
ケル金属が電着するのであるが、この際、塗料層8の表
面は導電部8aと絶縁部8bとがいわば微細斑状となっ
ているため、導電部8aの表面にニッケルが析出すると
共に、導電部8aと絶縁部8bとの境界部で過電界が生
じて水素ガスの微細な気泡が多数発生し、ニッケルはこ
の気泡を包み込むように延びながら成長するようにな
る。
の表面部の気泡から連続するようにして母型6の外側に
向けてさらに気泡が付着し、ニッケルはさらにその気泡
を包むように延びながら析出して行く。この場合、母型
6の表面では気孔は微細なものとなっているが、電着が
進行して母型6表面から外側に離れるに従って、気泡は
複数個が集合して径大となっていく。
着されると、電鋳加工を終了し、この後、図3(h)に
示すように、電着ニッケル層を母型6から離型すること
により、図2にも示すような、厚み方向に連続する多数
個の気孔2aを有する成形型本体2が得られるのであ
る。この成形型本体2の表面は、母型6の表面の凹凸形
状がそのまま反転転写された状態となっている。
ゲン化水素酸(例えば臭化水素酸)等の添加剤を添加し
ておけば、水素の気泡の発生が顕著となり、さらに、電
解液中に表面張力を大きくするような界面活性剤(例え
ばグリセリン等)を添加するようにすれば、気泡の付着
性が向上し、より一層高品質な多孔質電着金属を得るこ
とができる。
体2は、上述のように、電着が進行して母型6表面から
外側に離れるに従って気泡が径大となるため、図2に示
すように、裏面側における気孔2aが径大となってしま
う事情がある。そこで、成形型本体2に対し、その裏面
側に多孔質金属からなる裏打部3を設ける行程が実行さ
れる。
型本体2の裏面側の気孔2aに向けて多孔質金属(ニッ
ケル)を溶射することにより行われる。これにて、図1
に示すように、成形型本体2の裏面側の径大な気孔2a
を塞ぐようにして、多孔質金属の裏打部3が成形型本体
2に一体的に設けられ、以て、多孔質成形型1が得られ
るのである。
成形型本体2の裏面に金属多孔体からなる裏打部3を一
体的に有しているので、機械的強度に優れる。また、全
体として厚み方向に連続気孔を有しているから、通気性
を確保することができて真空成形用の成形型として供す
ることができる。さらには、この多孔質成形型1の表面
(成形型本体2の表面)は、母型6の表面の凹凸形状が
そのまま反転転写された状態となっているので、この多
孔質成形型1を用いて真空成形を行うことにより、母型
6ひいては原型4の表面形状がそのまま高精度に転写さ
れた成形品を得ることができるのである。
れば、電鋳加工によって製造される多孔状の成形体本体
2の裏面に、金属多孔体からなる裏打部3を設けるよう
にしたので、成形体本体2の裏面側における気孔2aが
大きくなる事情があっても、裏打部3により機械的強度
の向上を図ることができる。
得られないものと異なり、成形時に特に高圧が作用する
ような場合でも、割れ等の発生を防止することができ、
多孔質成形型1の長寿命化を図ることができるものであ
る。この場合、裏打部3は金属多孔体から構成されるか
ら、多孔質状態を確保することができ、真空成形に用い
られる多孔質成形型1としての型機能が損なわれないこ
とは勿論である。
面に付着硬化された塗料層8を裏打層7と共に離型して
表面がポーラス化用処理がなされた母型6を得るように
したので、反転型からの離型後に母型の表面に塗料や銀
鏡層等を付着させることによりポーラス化用処理を行っ
ていた従来技術と異なり、母型6の表面のポーラス化用
処理を後の表面処理によることなく済ませることがで
き、母型6の製造を極めて容易且つ安価に済ませること
ができる。
皮しぼ模様等の細密な凹凸模様が反転型5から確実に転
写されるようになり、しかも、反転型5と母型6との間
に気泡を巻込むことによるピンホールの発生もなくな
る。この結果、従来のものに比べて、成形型1及び成形
品に対する極めて高い転写精度を得ることができるもの
である。因みに、本実施例の方法によれば、0.1μ程
度の凹凸模様の転写も可能となった。
成形型本体2を母型6から離型した後に裏打部3を設け
るようにしたが、成形型本体2の裏面に裏打部3を設け
た後に母型6から離型するようにしても良い等、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱し
ない範囲内で種々の変形が可能である。
の多孔質成形型及びその製造方法によれば、電鋳加工に
よって金属を多孔状に電着させて形成された成形型本体
の裏面に、金属多孔体からなる裏打部を設けるようにし
たので、機械的強度を向上することができ、ひいては長
寿命化を図ることができるという優れた実用的効果を得
ることができるものである。
の部分的な拡大縦断面図
孔、3は裏打部、4は原型、5は反転型、6は母型、7
は裏打層、8は塗料層、8aは導電部、8bは絶縁部を
示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 電鋳加工によって金属を多孔状に電着さ
せて形成された成形型本体の裏面に、金属多孔体からな
る裏打部を設けてなる多孔質成形型。 - 【請求項2】 成形品と同一外形を有する母型の表面に
電鋳加工によって金属を多孔状に電着させて成形型本体
を得る行程と、その成形型本体の裏面に金属多孔体から
なる裏打部を設ける行程とを実行することを特徴とする
多孔質成形型の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4223887A JP2716323B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 多孔質成形型及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4223887A JP2716323B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 多孔質成形型及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0665776A true JPH0665776A (ja) | 1994-03-08 |
| JP2716323B2 JP2716323B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=16805269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4223887A Expired - Fee Related JP2716323B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 多孔質成形型及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2716323B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009220397A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Murata Mfg Co Ltd | インプリント用金型、およびそれを用いたインプリント方法 |
| JP2011518687A (ja) * | 2008-04-23 | 2011-06-30 | エアバス オペレーションズ リミティド | 熱可塑性複合材料のテープ載置の方法 |
| CN102134732A (zh) * | 2010-12-21 | 2011-07-27 | 北京化工大学 | 一种析氢模板法制备镍及镍基合金一维超结构纳米功能材料的方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62292408A (ja) * | 1986-06-12 | 1987-12-19 | Konan Tokushu Sangyo Kk | 電鋳金型 |
| JPS62292409A (ja) * | 1986-06-12 | 1987-12-19 | Konan Tokushu Sangyo Kk | 電鋳金型 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP4223887A patent/JP2716323B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62292408A (ja) * | 1986-06-12 | 1987-12-19 | Konan Tokushu Sangyo Kk | 電鋳金型 |
| JPS62292409A (ja) * | 1986-06-12 | 1987-12-19 | Konan Tokushu Sangyo Kk | 電鋳金型 |
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| JP2009220397A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Murata Mfg Co Ltd | インプリント用金型、およびそれを用いたインプリント方法 |
| JP2011518687A (ja) * | 2008-04-23 | 2011-06-30 | エアバス オペレーションズ リミティド | 熱可塑性複合材料のテープ載置の方法 |
| CN102134732A (zh) * | 2010-12-21 | 2011-07-27 | 北京化工大学 | 一种析氢模板法制备镍及镍基合金一维超结构纳米功能材料的方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2716323B2 (ja) | 1998-02-18 |
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