JPH0666162B2 - 歪ゲージ用薄膜抵抗体 - Google Patents

歪ゲージ用薄膜抵抗体

Info

Publication number
JPH0666162B2
JPH0666162B2 JP63306318A JP30631888A JPH0666162B2 JP H0666162 B2 JPH0666162 B2 JP H0666162B2 JP 63306318 A JP63306318 A JP 63306318A JP 30631888 A JP30631888 A JP 30631888A JP H0666162 B2 JPH0666162 B2 JP H0666162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain gauge
strain
thin film
oxygen
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63306318A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02152201A (ja
Inventor
秀哉 山寺
康訓 多賀
勝彦 有賀
眞 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP63306318A priority Critical patent/JPH0666162B2/ja
Priority to US07/404,209 priority patent/US5001454A/en
Priority to EP89116555A priority patent/EP0359132B1/en
Priority to DE68911630T priority patent/DE68911630T2/de
Publication of JPH02152201A publication Critical patent/JPH02152201A/ja
Publication of JPH0666162B2 publication Critical patent/JPH0666162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歪による電気抵抗変化を利用した歪ゲージ用
の薄膜抵抗体に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
従来、歪ゲージ用薄膜抵抗体は、大きく分けて、金属ま
たは合金の歪抵抗変化を利用したものと、半導体のピエ
ゾ抵抗効果を利用したものの二種類が用いられてきた
(センサ技術vol.5,No7,49(1985))。前者(例え
ばニッケル(Ni)−クロム(Cr)合金)は、抵抗温
度係数が小さいため温度による出力の変動が小さく、か
つ歪抵抗特性の直線性に優れている。しかし、歪に対す
る抵抗変化の割合、すなわちゲージ率が低いという欠点
があった。その結果、前者は、ゲージ率が低いために、
歪ゲージのS/N比が小さく高感度の増幅器を必要と
し、歪ゲージの小型化が困難であった。一方、後者(例
えばSi)は、ゲージ率は高いが、抵抗温度係数が大き
く、歪抵抗特性の直線性が悪いという欠点があった。そ
の結果、後者は、歪ゲージの出力に直線性を改善するた
めの増幅器や温度補償回路を必要とし、制御系が複雑に
なるという問題があった。さらに、後者は前者と比べて
破壊強度が弱く、高圧用の歪ゲージには不適であった。
すなわち、従来は高感度で機械的強度に優れた歪ゲージ
用薄膜抵抗体は存在しなかった。特に高感度で歪抵抗特
性・抵抗温度特性・機械的強度がともに良好な歪ゲージ
用薄膜抵抗体は開発することが困難であるとされてい
た。
〔発明の背景〕
このような状況下、本発明者等は上記問題点を解決すべ
く鋭意努力を重ねた。本発明者等はスパッタリングによ
ってクロム(Cr)と酸素と金属であるアルミニウム
(Al)を混合した薄膜が通常の金属・合金では得られ
ないゲージ率(k=5〜10、通常の金属等は1.5〜
3)を持つことを見出した。したがって、Crは酸素と
金属を含んだ薄膜抵抗体を歪ゲージ材として用いれば、
高感度の歪ゲージ材が得られることに到達した。また、
発明者はCrへの添加剤である酸素とAl等の金属がC
rの結晶粒を微細化するように作用して、Crの伝導電
子の平均自由行程を制御でき、その結果、抵抗温度係数
を低下することができると考えた。
〔発明の目的〕
本発明は、高感度で機械的強度に優れた歪ゲージ用薄膜
抵抗体、さらには歪抵抗特性および抵抗温度特性にも優
れた歪ゲージ用の薄膜抵抗体を提供することを目的とす
る。
〔第1発明の説明〕 本第1発明(特許請求の範囲に記載の発明)は、物理的
蒸着法または化学的蒸着法によって形成されたCr60
〜98原子%、酸素2〜30原子%、金属0〜10原子
%が均一に分布した薄膜であって、膜厚が0.01〜10
μmであることを特徴とする歪ゲージ用薄膜抵抗体に関
するものである。
本第1発明に係る歪ゲージ用薄膜抵抗体は、従来ある金
属または合金の歪ゲージに比べ5以上という高いゲージ
率を示す。また、Si等の半導体歪ゲージに比べ歪抵抗
の直線性に優れ、抵抗温度係数も±100ppm/℃以下
と小さい。また、120℃前後の温度に長時間保持して
も抵抗変化率がほとんど変わらず優れた高温耐久性を示
す。さらに、従来の金属抵抗体に近い強度が維持されて
おり、Si等の半導体系抵抗体に比べ著しく高い強度を
示す。このような優れた特性を示す理由ははっきり明ら
かにされていないが、抵抗温度係数が小さい理由とし
て、酸素、および金属がCrの伝導電子の流れを妨げる
散乱体として作用しCrの伝導電子の平均自由行程を制
御していること、Al等の金属を添加することにより組
織が極めて微細であること等によるものと考えられる。
また、Crと添加元素との混合状態が均一なため高温強
度に優れているものと推定される。
したがって、本発明に係る薄膜抵抗体を用いれば、高ゲ
ージ率で高温耐久性に優れた圧力センサ、ロードセル等
への応用も可能である。
〔第2発明の説明〕 以下、本第1発明をより具体化した発明(本第2発明と
する)について詳しく説明する。
薄膜抵抗体を構成するCrの含有量は、60〜98原子
%で、酸素の含有量は2〜30原子%の範囲で用いる。
これらの範囲外では、高ゲージ率を得るのが困難であ
る。望ましくは15〜20%が良い。また、金属はA
l、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ジルコニウム
(Zr)、インジウム(In)等を用いる。金属の含有
量は、高ゲージ率を保ち良好な歪抵抗特性・抵抗温度特
性を得るために、0〜10原子%の範囲が望ましい。C
r、酸素および金属は、少なくともμmオーダー以下で
ほぼ均一に分布していないと良好な性質は得られない。
膜厚は連続膜を形成でき安定な歪抵抗特性を得るため
に、0.01μm以上で、かつ、膜の内部応力による破壊
を防ぐために10μm以下が望ましい。
本第2発明に係る薄膜抵抗体の製造方法は通常の薄膜形
成に用いられるイオンプレーティング法、スパッタリン
グ法、蒸着法やプラズマCVD法等のPVD法あるいは
CVD法のいずれを用いてもよい。ただし、Cr、酸素
と金属の混合状態を緻密かつ均一にするためには、スパ
ッタリング法または蒸着法が望ましい。また、Cr、酸
素と金属の混合状態を一層均一にするために、薄膜形成
後、200〜500℃で1〜2時間程度の熱処理を施し
てもよい。薄膜抵抗体中に酸素を含ませるためには、ス
パッタリング等の処理雰囲気中に酸素が含有されていな
ければならない。
膜の特性が特に優れているのは、酸素量が15〜20at
%の範囲であるが、15at%以上の酸素を膜中に含ませ
るためには不純物として雰囲気中に含まれている酸素量
以上の酸素を雰囲気中に積極的に添加する必要がある。
しかし、雰囲気中に酸素が含まれていなくても、Al、
Ti等の金属を酸化物の形でスパッタリング等を行えば
30at%までの酸素量であれば薄膜中に含ませ得る。
〔実施例〕
実施例1 第1図に、本実施例によって製作した歪ゲージを示す。
薄膜抵抗体は、二元同時スパッタリング法により形成し
た。まず、コーニング0313ガラス基板1に、トリク
レン煮沸洗浄およびアセトン超音波洗浄を施し、乾燥後
スパッタリング装置内に歪ゲージ用SUS製マスクを介
して配置し、装置内で5×10-6Torrまで真空排気
した。次に、Arガスを上記装置内に5×10-3Tor
r導入し、CrターゲットにDC300W、Al
ターゲットにRF150W(13.56MHz)の電力を印
加し、6分間スパッタリングを行った。このように製作
した抵抗体である歪ゲージ膜2の組成をEPMA、XP
S、厚さを触針式膜厚計によって調査したところ歪ゲー
ジ膜の組成はCr−21at%酸素(O)−4at%アルミ
ニウム(Al)膜厚は0.20μmであった(表)。歪ゲ
ージ膜を形成した基板を大気中に取り出し、電極用マス
クを取り付けた後スパッタリング装置内で前記と同様の
方法で、AuターゲットにDC250Wの電力を印加
し、1分間のスパッタリングを行い、Au電極膜3を0.
1μm形成した。さらに、大気中で300℃、1hrの熱
処理を施した後、Au電極にリード線4を半田付けし
た。このようにして製作した歪ゲージを用いて特性評価
試験を行った。
歪ゲージとしての特性評価は、歪抵抗特性、抵抗温度特
性、高温放置試験により行った。第3図は、本実施例に
よって製作した歪ゲージの歪と抵抗変化率の関係を示し
たものである。ゲージ率Kは歪と抵抗変化率の関係を示
す直線の傾きから求めた。抵抗温度特性は、−30℃か
ら120℃まで温度を変化させ、抵抗温度係数TCR
(ppm/℃)を測定した。また高温放置試験は、120
℃で500hr放置した後の抵抗変化率ΔR(%)を測定
した。表に評価結果を示す。
実施例2〜4 実施例1と同様の方法で、酸素およびAlの組成を変え
て歪ゲージ膜を形成した。表に、歪ゲージ膜の組成・膜
厚を示す。つぎに、実施例1と同様の方法で電極・リー
ド線を取り付けて、実施例1と同様の評価試験を実施
し、表に評価結果を示す。
比較例 実施例1と同様、二元スパッタリング法を用いて、組成
がCr−18at%O−13at%AlおよびCr−26at
%O−11at%Alである薄膜抵抗体ならびに従来使わ
れてきた歪ゲージ材であるNi−CrおよびSiをガラ
ス基板上に歪ゲージ膜として形成した。表に組成・膜厚
を示す。次に、実施例1と同様の方法で電極・リード線
を取り付けて歪ゲージを製作し、実施例1と同様の評価
試験を実施した。表に評価結果を示す。また、Ni−C
r合金の歪抵抗特性を第3図に示す。
評価 表からわかるように、本実施例1〜4に係るCrと酸素
ならびにCrと酸素とSiで構成される歪ゲージ膜は、
比較例のNi−Cr合金と比べて、3〜5.6倍のゲージ
率を有する。すなわち、本実施例の歪ゲージは従来の金
属抵抗型歪ゲージよりも感度が数倍も優れていることが
明らかである。また、Cr、酸素に対しSiを11%な
らびに13%添加した比較例5、6は抵抗温度係数が劣
っている。これは、本実施例の歪ゲージでは、Crに酸
素とAlが適当量混合していることにより高いゲージ率
を有し、抵抗温度係数の小さい薄膜が形成された効果に
よるものである。
さらに、表からわかるようにCrと酸素ならびにCrと
酸素とAlからなる歪ゲージは、比較例 のSiの歪ゲージと比べ、抵抗温度特性・高温耐久性が
優れていることが明らかである。これは、Cr中に酸素
とAlが適当量混合することにより、Crの伝導電子の
平均自由行程が短くなり、抵抗温度係数が小さくなった
ためであると考えられる。また、Crと酸素とAlの混
合状態が均一なために、高温放置しても薄膜は安定であ
った。また第3図から本実施例により製作した歪ゲージ
は直線性を維持したままで歪感度が著しく改善されてい
ることが明らかである。
また、本実施例1および2に係る歪ゲージはSi等の半
導体系の歪ゲージに比し、強度が著しく優れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例において用いた歪ゲージの平面
図、第2図は該歪ゲージの断面図、第3図は実施例1と
比較例1の歪−抵抗変化率の関係を求めた図である。 1…ガラス基板、2…歪ゲージ膜 3…Au電極膜、4…リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 眞 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 審査官 飯高 勉 (56)参考文献 特開 昭52−139992(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物理的蒸着法または化学的蒸着法によって
    形成された、Cr60〜98原子%、酸素2〜30原子
    %、Cr以外の金属0〜10原子%が均一に分布した薄
    膜であって、膜厚が0.01〜10μmであることを特
    徴とする歪ゲージ用薄膜抵抗体。
JP63306318A 1988-09-12 1988-12-02 歪ゲージ用薄膜抵抗体 Expired - Fee Related JPH0666162B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63306318A JPH0666162B2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 歪ゲージ用薄膜抵抗体
US07/404,209 US5001454A (en) 1988-09-12 1989-09-07 Thin film resistor for strain gauge
EP89116555A EP0359132B1 (en) 1988-09-12 1989-09-07 Thin film resistor for strain gauge
DE68911630T DE68911630T2 (de) 1988-09-12 1989-09-07 Dünnschichtwiderstand für Dehnungsmesser.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63306318A JPH0666162B2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 歪ゲージ用薄膜抵抗体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02152201A JPH02152201A (ja) 1990-06-12
JPH0666162B2 true JPH0666162B2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=17955666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63306318A Expired - Fee Related JPH0666162B2 (ja) 1988-09-12 1988-12-02 歪ゲージ用薄膜抵抗体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0666162B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2838361B2 (ja) * 1994-06-06 1998-12-16 大阪府 受圧管一体型圧力センサ
JP3391115B2 (ja) * 1994-09-27 2003-03-31 エヌオーケー株式会社 クロム−酸素合金薄膜の製造法
JP3292099B2 (ja) * 1997-07-31 2002-06-17 松下電工株式会社 薄膜素子及びその製造方法
JP3717136B2 (ja) * 1998-05-21 2005-11-16 富士写真フイルム株式会社 間隙寸法検出方法、間隙寸法検出用積層体および間隙寸法検出装置
JP6850566B2 (ja) * 2016-08-31 2021-03-31 公益財団法人電磁材料研究所 歪抵抗膜およびその製造方法、ならびに高温用歪センサおよびその製造方法
JP6774861B2 (ja) * 2016-12-02 2020-10-28 公益財団法人電磁材料研究所 歪抵抗膜および高温用歪センサ、ならびにそれらの製造方法
JP6850642B2 (ja) * 2017-03-10 2021-03-31 公益財団法人電磁材料研究所 圧力センサ
JP2020008527A (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 ミネベアミツミ株式会社 ひずみゲージ、センサモジュール、軸受機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02152201A (ja) 1990-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4952904A (en) Adhesion layer for platinum based sensors
US4454495A (en) Layered ultra-thin coherent structures used as electrical resistors having low temperature coefficient of resistivity
US5001454A (en) Thin film resistor for strain gauge
US4063211A (en) Method for manufacturing stable metal thin film resistors comprising sputtered alloy of tantalum and silicon and product resulting therefrom
JPH0666162B2 (ja) 歪ゲージ用薄膜抵抗体
EP4350313A1 (en) Strain resistance film, physical quantity sensor, and method for manufacturing the strain resistance film
US4100524A (en) Electrical transducer and method of making
US12411000B2 (en) Strain gauge
JP7025995B2 (ja) 歪ゲージ用薄膜抵抗体
JP2562610B2 (ja) 歪ゲ−ジ用薄膜抵抗体
JPH0770367B2 (ja) 歪ゲージ用薄膜抵抗体
US3912611A (en) Film material and devices using same
JP2001110602A (ja) 薄膜抵抗体形成方法及びセンサ
JPH01202601A (ja) 金属薄膜抵抗ひずみゲージ
Bethe et al. Thin-film strain-gage transducers
JP4622522B2 (ja) 金属抵抗体材料、抵抗薄膜、スパッタリングターゲット、薄膜抵抗器およびその製造方法
JPH0350801A (ja) 歪ゲージ用薄膜抵抗体
JPH06213613A (ja) 歪抵抗材料およびその製造方法および薄膜歪センサ
WO2023053606A1 (ja) 感温感歪複合センサ
JPS5999243A (ja) 感ガス素子
JP2022150486A (ja) 歪抵抗膜、圧力センサおよび積層体
JPH0684602A (ja) 薄膜抵抗材料
JP4238689B2 (ja) 金属抵抗体およびその製造方法
US6480093B1 (en) Composite film resistors and method of making the same
JP2000331808A (ja) 薄膜抵抗体形成方法及びこの方法により形成された薄膜抵抗体とこの薄膜抵抗体を用いた歪センサ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees