JPH0666509A - 形状測定装置 - Google Patents
形状測定装置Info
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- JPH0666509A JPH0666509A JP21788692A JP21788692A JPH0666509A JP H0666509 A JPH0666509 A JP H0666509A JP 21788692 A JP21788692 A JP 21788692A JP 21788692 A JP21788692 A JP 21788692A JP H0666509 A JPH0666509 A JP H0666509A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 145
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度の走査、測定、試料の傾きやうねりの
補正、測定の再現性の確保を行うことができる形状測定
装置を提供すること。 【構成】 XY粗動機構10にZ軸粗動機構11が固定
され、その上に6軸の微動機構12が固定され、その上
に試料2が載置される。XY粗動機構10とZ軸粗動機
構11により試料2の測定領域がトンネル顕微鏡の探針
5とトンネル電流が発生する間隙で対向せしめられ、微
動機構12により当該領域の走査およびこの走査中、ト
ンネル電流を一定に保持するZ軸微動が実行される。こ
のZ軸微動が形状測定データとなる。
補正、測定の再現性の確保を行うことができる形状測定
装置を提供すること。 【構成】 XY粗動機構10にZ軸粗動機構11が固定
され、その上に6軸の微動機構12が固定され、その上
に試料2が載置される。XY粗動機構10とZ軸粗動機
構11により試料2の測定領域がトンネル顕微鏡の探針
5とトンネル電流が発生する間隙で対向せしめられ、微
動機構12により当該領域の走査およびこの走査中、ト
ンネル電流を一定に保持するZ軸微動が実行される。こ
のZ軸微動が形状測定データとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル顕微鏡、原子
間力顕微鏡等を用いた形状測定装置に係り、特に広い領
域の形状測定に好適な形状測定装置に関する。
間力顕微鏡等を用いた形状測定装置に係り、特に広い領
域の形状測定に好適な形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体用の微細回路素子、光ディ
スク、磁気ディスク等、直径100mm以上の大きさを
もつ試料の表面の形状を、これら試料表面を切断するこ
となく測定する必要が生じてきた。このような形状測定
のため、トンネル顕微鏡や原子間力顕微鏡等を用いた形
状測定装置が提案されている。
スク、磁気ディスク等、直径100mm以上の大きさを
もつ試料の表面の形状を、これら試料表面を切断するこ
となく測定する必要が生じてきた。このような形状測定
のため、トンネル顕微鏡や原子間力顕微鏡等を用いた形
状測定装置が提案されている。
【0003】図10はトンネル顕微鏡を用いた従来の形
状測定装置の側面図である。図で、X、Y、Zは座標軸
を示す。Y軸は紙面に垂直な軸である。1はX軸方向お
よびY軸方向へ大きなストロークで変位するXY粗動機
構、2はXY粗動機構1に載置された試料である。3は
Z軸方向へ大きなストロークで変位するZ軸粗動機構、
4はZ軸粗動機構3の下部に固定された3軸微動機構、
5は3軸微動機構4の下部に固定され、試料2の表面と
対向する探針である。上記3軸微動機構はX、Y、Z軸
方向への微小な並進変位を発生する機構であり、その具
体例を図11および図12に示す。
状測定装置の側面図である。図で、X、Y、Zは座標軸
を示す。Y軸は紙面に垂直な軸である。1はX軸方向お
よびY軸方向へ大きなストロークで変位するXY粗動機
構、2はXY粗動機構1に載置された試料である。3は
Z軸方向へ大きなストロークで変位するZ軸粗動機構、
4はZ軸粗動機構3の下部に固定された3軸微動機構、
5は3軸微動機構4の下部に固定され、試料2の表面と
対向する探針である。上記3軸微動機構はX、Y、Z軸
方向への微小な並進変位を発生する機構であり、その具
体例を図11および図12に示す。
【0004】図11および図12はそれぞれ3軸微動機
構の具体例の斜視図である。各図で、X、Y、Zは座標
軸を示す。図11で、40XはX軸方向に伸縮する圧電
素子、40YはY軸方向に伸縮する圧電素子、40Zは
Z軸方向に伸縮する圧電素子であり、それぞれ一端が固
定され、他端は集合して探針5を保持している。各圧電
素子40X、40Y、40Zの電極の図示は省略されて
いる。
構の具体例の斜視図である。各図で、X、Y、Zは座標
軸を示す。図11で、40XはX軸方向に伸縮する圧電
素子、40YはY軸方向に伸縮する圧電素子、40Zは
Z軸方向に伸縮する圧電素子であり、それぞれ一端が固
定され、他端は集合して探針5を保持している。各圧電
素子40X、40Y、40Zの電極の図示は省略されて
いる。
【0005】一方、図12で、41は円筒状の圧電素
子、42Xは圧電素子41の表面の対称位置に設けられ
たX軸電極、42Yは圧電素子41の表面の対称位置に
設けられたY軸電極、42Zは圧電素子41の表面全周
に設けられたZ軸電極である。
子、42Xは圧電素子41の表面の対称位置に設けられ
たX軸電極、42Yは圧電素子41の表面の対称位置に
設けられたY軸電極、42Zは圧電素子41の表面全周
に設けられたZ軸電極である。
【0006】圧電素子41の下端に探針5が固定されて
いる。
いる。
【0007】次に、図10に示す従来の形状測定装置の
動作を説明する。最初に光学顕微鏡等により全体像を観
察し、この像から測定すべき領域を特定し、XY粗動機
構1により試料2の当該領域を探針5の下部に移動させ
る。次いで、Z軸粗動機構3により探針5を試料2の表
面へ向かってトンネル電流検出可能位置(試料表面との
距離がナノメートルのオーダの位置)まで移動させる。
この移動後、3軸微動機構4の圧電素子40X、40Y
を駆動することにより、又は、X軸電極42XおよびY
軸電極42Yに所定の電圧を印加することにより、探針
5を試料2の表面X−Y方向に走査させると同時に、上
記トンネル電流が一定値となるように(探針5と試料表
面との距離が一定となるように)、圧電素子40Z又は
Z軸電極42ZによりZ軸方向の微動制御を行う。この
Z軸の変位データにより試料表面の形状を観察すること
ができる。
動作を説明する。最初に光学顕微鏡等により全体像を観
察し、この像から測定すべき領域を特定し、XY粗動機
構1により試料2の当該領域を探針5の下部に移動させ
る。次いで、Z軸粗動機構3により探針5を試料2の表
面へ向かってトンネル電流検出可能位置(試料表面との
距離がナノメートルのオーダの位置)まで移動させる。
この移動後、3軸微動機構4の圧電素子40X、40Y
を駆動することにより、又は、X軸電極42XおよびY
軸電極42Yに所定の電圧を印加することにより、探針
5を試料2の表面X−Y方向に走査させると同時に、上
記トンネル電流が一定値となるように(探針5と試料表
面との距離が一定となるように)、圧電素子40Z又は
Z軸電極42ZによりZ軸方向の微動制御を行う。この
Z軸の変位データにより試料表面の形状を観察すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
形状測定装置は、以下の点で必ずしも満足できる装置で
はなかった。 (a)3軸微動機構4は図11および図12の具体例に
示すように、圧電素子が用いられるのが通常である。し
かし、圧電素子は図13に示すようなヒステリシス特性
を有するため、正確な位置決めが困難である。なお、図
13で、横軸には圧電素子に印加する電圧が、縦軸には
圧電素子の変位量がとってある。さらに、圧電素子は、
一定電圧を印加していても徐々に変位量が変化するいわ
ゆるドリフトを避けることはできず、この点からも正確
な位置決めが困難である。
形状測定装置は、以下の点で必ずしも満足できる装置で
はなかった。 (a)3軸微動機構4は図11および図12の具体例に
示すように、圧電素子が用いられるのが通常である。し
かし、圧電素子は図13に示すようなヒステリシス特性
を有するため、正確な位置決めが困難である。なお、図
13で、横軸には圧電素子に印加する電圧が、縦軸には
圧電素子の変位量がとってある。さらに、圧電素子は、
一定電圧を印加していても徐々に変位量が変化するいわ
ゆるドリフトを避けることはできず、この点からも正確
な位置決めが困難である。
【0009】(b)3軸微動機構4は、その構成上、1
つの軸方向にのみ、例えばX軸方向にのみ変位を発生さ
せようとして圧電素子40Xのみを駆動し、又はX軸電
極42Xのみに電圧を印加しても、同時に他軸方向の変
位(干渉変位)も発生してしまう。したがって、3軸微
動機構4によりX−Y方向の走査を行った場合、正確な
走査を行うことができず、結局、走査領域における各位
置に正確に対応したデータを得ることはできなくなる。
つの軸方向にのみ、例えばX軸方向にのみ変位を発生さ
せようとして圧電素子40Xのみを駆動し、又はX軸電
極42Xのみに電圧を印加しても、同時に他軸方向の変
位(干渉変位)も発生してしまう。したがって、3軸微
動機構4によりX−Y方向の走査を行った場合、正確な
走査を行うことができず、結局、走査領域における各位
置に正確に対応したデータを得ることはできなくなる。
【0010】(c)試料2が直径100mm以上のよう
な大型である場合、試料2に傾きやうねりが存在する。
これら傾きやうねりが3軸微動機構4の微動の範囲より
大きくなると、探針5を追随させることができなくな
り、再度、Z軸粗動機構3による試料2への接近過程が
必要となり、測定時間が大幅に増大する。しかも、この
ようにZ軸粗動機構3により再度探針5を接近させる場
合、X軸、Y軸方向への変位をナノメートルのオーダの
範囲内に抑えることは困難であり、したがって、探針5
の位置がずれてその再現性を確保することができない。
又、従来の方法では、試料の広域にわたるうねりと走査
に伴う機械的誤差との合計が測定値として観測されるこ
とになる。この場合、走査に伴う機械的誤差を計測又は
補正する手段がないため、上記広域にわたる試料のうね
りを計測することができない。
な大型である場合、試料2に傾きやうねりが存在する。
これら傾きやうねりが3軸微動機構4の微動の範囲より
大きくなると、探針5を追随させることができなくな
り、再度、Z軸粗動機構3による試料2への接近過程が
必要となり、測定時間が大幅に増大する。しかも、この
ようにZ軸粗動機構3により再度探針5を接近させる場
合、X軸、Y軸方向への変位をナノメートルのオーダの
範囲内に抑えることは困難であり、したがって、探針5
の位置がずれてその再現性を確保することができない。
又、従来の方法では、試料の広域にわたるうねりと走査
に伴う機械的誤差との合計が測定値として観測されるこ
とになる。この場合、走査に伴う機械的誤差を計測又は
補正する手段がないため、上記広域にわたる試料のうね
りを計測することができない。
【0011】(d)測定を高速で行うため、X−Y面の
走査は高周波を用いて行われる。通常、圧電素子はコン
デンサでモデル化することができるが、実際にはコンデ
ンサのみではなく抵抗も存在するので、高周波による走
査時には圧電素子に局部的な熱が発生し、この熱によ
り、3軸微動機構4と探針5との間に熱変形を生じて測
定精度が低下するおそれがある。
走査は高周波を用いて行われる。通常、圧電素子はコン
デンサでモデル化することができるが、実際にはコンデ
ンサのみではなく抵抗も存在するので、高周波による走
査時には圧電素子に局部的な熱が発生し、この熱によ
り、3軸微動機構4と探針5との間に熱変形を生じて測
定精度が低下するおそれがある。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、高精度の測定を行うことができ、試料の傾
きやうねりに対処することができる形状測定装置を提供
することにある。
題を解決し、高精度の測定を行うことができ、試料の傾
きやうねりに対処することができる形状測定装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、試料表面を走査し、この走査の間に当該
試料表面と、これに微小間隙をもって近接する探針との
間に生じる現象を用いて当該試料表面の形状を測定する
形状測定装置において、ベースに固定された粗動機構
と、この粗動機構上に設置され前記試料を載置するとと
もに少なくとも走査軸に関する4軸の変位を行う微動機
構と、この微動機構の変位を測定する変位測定手段と、
前記微動機構の目標変位を出力する目標変位発生手段
と、この目標変位発生手段から出力される目標変位およ
び前記変位測定手段により測定された変位に基づいて前
記微動機構の変位を制御する変位制御手段とを設けたこ
とを特徴とする。
め、本発明は、試料表面を走査し、この走査の間に当該
試料表面と、これに微小間隙をもって近接する探針との
間に生じる現象を用いて当該試料表面の形状を測定する
形状測定装置において、ベースに固定された粗動機構
と、この粗動機構上に設置され前記試料を載置するとと
もに少なくとも走査軸に関する4軸の変位を行う微動機
構と、この微動機構の変位を測定する変位測定手段と、
前記微動機構の目標変位を出力する目標変位発生手段
と、この目標変位発生手段から出力される目標変位およ
び前記変位測定手段により測定された変位に基づいて前
記微動機構の変位を制御する変位制御手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】形状測定は、粗動機構により試料の測定領域を
探針に対向させ、当該粗動機構又は探針側に設けられた
粗動機構により探針と試料表面との間隙を所定の間隙以
内とし、次いで、微動機構により走査を行う。この走査
中、当該微動機構又は探針側に設けられた微動機構によ
り、探針と試料表面との間隙が一定に保持されるような
変位が行われる。上記走査を含む変位は、目標変位発生
手段からの目標変位の出力により行われ、変位制御手段
は微動機構を目標変位に応じて駆動させる。試料に傾き
やうねりが存在する場合、それらは微動機構の回転変位
により補正される。
探針に対向させ、当該粗動機構又は探針側に設けられた
粗動機構により探針と試料表面との間隙を所定の間隙以
内とし、次いで、微動機構により走査を行う。この走査
中、当該微動機構又は探針側に設けられた微動機構によ
り、探針と試料表面との間隙が一定に保持されるような
変位が行われる。上記走査を含む変位は、目標変位発生
手段からの目標変位の出力により行われ、変位制御手段
は微動機構を目標変位に応じて駆動させる。試料に傾き
やうねりが存在する場合、それらは微動機構の回転変位
により補正される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る形状測定装置の側面
図である。図で、X、Y、Zは図10に示すものと同じ
座標軸を示す。10はベースに固定されX軸およびY軸
方向に大きなストロークで変位するXY粗動機構、11
はXY粗動機構10上に固定されZ軸方向に大きなスト
ロークで変位するZ軸粗動機構である。12はZ軸粗動
機構11上に固定された微動機構であり、X、Y、Z軸
方向の微小な並進変位およびX、Y、Z軸まわりの微小
な回転変位を発生する。13は微動機構12上に設けら
れた変位計測用のミラーであり、レーザ変位計の一部を
構成し、図示しないレーザ光源からのレーザ光線14を
反射する。図では、Y軸方向に沿ったミラーのみが示さ
れているがX軸方向に沿うミラーも設けられる。2は微
動機構12上に載置された試料、5は上記ベースに剛体
を介して固定された探針である。本実施例では従来の装
置と異なり、探針5は固定部に固定されている。
する。図1は本発明の実施例に係る形状測定装置の側面
図である。図で、X、Y、Zは図10に示すものと同じ
座標軸を示す。10はベースに固定されX軸およびY軸
方向に大きなストロークで変位するXY粗動機構、11
はXY粗動機構10上に固定されZ軸方向に大きなスト
ロークで変位するZ軸粗動機構である。12はZ軸粗動
機構11上に固定された微動機構であり、X、Y、Z軸
方向の微小な並進変位およびX、Y、Z軸まわりの微小
な回転変位を発生する。13は微動機構12上に設けら
れた変位計測用のミラーであり、レーザ変位計の一部を
構成し、図示しないレーザ光源からのレーザ光線14を
反射する。図では、Y軸方向に沿ったミラーのみが示さ
れているがX軸方向に沿うミラーも設けられる。2は微
動機構12上に載置された試料、5は上記ベースに剛体
を介して固定された探針である。本実施例では従来の装
置と異なり、探針5は固定部に固定されている。
【0016】上記微動機構12の具体例を図2および図
3に示す。図2は微動機構の具体例の分解斜視図、図3
は微動機構の他の具体例の斜視図である。図2に示す微
動機構は、3つのブロック120UXY、120UZ 、1
20θXYZ で構成されている。各ブロックにおいて、符
号Gは各軸の変位量測定用のひずみゲージ(各ブロック
における1つのひずみゲージにのみ符号が付されてい
る)、符号Pは圧電素子を示す。又、Sに数字が付され
た符号は各ブロック相互の結合部分を示し、ブロック1
20UZ は結合部S1 、S2 でブロック120UXYに結
合され、ブロック120θXYZ は結合部S3 、S4 でブ
ロック120UZ に結合されている。ブロック120θ
XYZ の結合部S5 には図示しないテーブルが結合され、
このテーブル上に試料2が載置される。矢印に示すよう
に、ブロック120UXYはX、Y軸方向の並進変位
UX 、UY を発生し、ブロック120UZ はZ軸方向の
並進変位UZ を発生し、又、ブロック120θXYZ は
X、Y、Zの各軸まわりの回転変位θX 、θY 、θZ を
発生する。この微動機構の詳細は、昭和62年精密工学
会春季大会講演論文集「平行平板・放射平板を用いた多
軸位置決め装置の開発」に記載されている。
3に示す。図2は微動機構の具体例の分解斜視図、図3
は微動機構の他の具体例の斜視図である。図2に示す微
動機構は、3つのブロック120UXY、120UZ 、1
20θXYZ で構成されている。各ブロックにおいて、符
号Gは各軸の変位量測定用のひずみゲージ(各ブロック
における1つのひずみゲージにのみ符号が付されてい
る)、符号Pは圧電素子を示す。又、Sに数字が付され
た符号は各ブロック相互の結合部分を示し、ブロック1
20UZ は結合部S1 、S2 でブロック120UXYに結
合され、ブロック120θXYZ は結合部S3 、S4 でブ
ロック120UZ に結合されている。ブロック120θ
XYZ の結合部S5 には図示しないテーブルが結合され、
このテーブル上に試料2が載置される。矢印に示すよう
に、ブロック120UXYはX、Y軸方向の並進変位
UX 、UY を発生し、ブロック120UZ はZ軸方向の
並進変位UZ を発生し、又、ブロック120θXYZ は
X、Y、Zの各軸まわりの回転変位θX 、θY 、θZ を
発生する。この微動機構の詳細は、昭和62年精密工学
会春季大会講演論文集「平行平板・放射平板を用いた多
軸位置決め装置の開発」に記載されている。
【0017】図3に示す微動機構は、6つのアクチュエ
ータ121〜126とこれら各アクチュエータ121〜
126に結合されたテーブルTで構成される。各アクチ
ュエータ121〜126は同様の構成を有し、アクチュ
エータ126に示されるように、ベースB、圧電素子
P、ベースBと圧電素子P間およびテーブルTと圧電素
子P間を結合する弾性ヒンジHで構成される。各弾性ヒ
ンジHは、圧電素子Pの伸縮方向に対して剛、その他の
方向には柔である特性を有する。テーブルT上に試料2
が載置される。この微動機構で、X軸方向の並進変位は
アクチュエータ124又は126、Y軸方向の並進変位
はアクチュエータ125、Z軸方向の並進変位はアクチ
ュエータ121、122、123、X軸回りの回転変位
はアクチュエータ122、123、Y軸回りの回転変位
はアクチュエータ121、122、123、Z軸回りの
回転変位はアクチュエータ124、126を駆動するこ
とにより発生する。この微動機構の詳細は、昭和62年
ロボット学会講演予講集「多自由度のキャリブレーショ
ン」に記載されている。
ータ121〜126とこれら各アクチュエータ121〜
126に結合されたテーブルTで構成される。各アクチ
ュエータ121〜126は同様の構成を有し、アクチュ
エータ126に示されるように、ベースB、圧電素子
P、ベースBと圧電素子P間およびテーブルTと圧電素
子P間を結合する弾性ヒンジHで構成される。各弾性ヒ
ンジHは、圧電素子Pの伸縮方向に対して剛、その他の
方向には柔である特性を有する。テーブルT上に試料2
が載置される。この微動機構で、X軸方向の並進変位は
アクチュエータ124又は126、Y軸方向の並進変位
はアクチュエータ125、Z軸方向の並進変位はアクチ
ュエータ121、122、123、X軸回りの回転変位
はアクチュエータ122、123、Y軸回りの回転変位
はアクチュエータ121、122、123、Z軸回りの
回転変位はアクチュエータ124、126を駆動するこ
とにより発生する。この微動機構の詳細は、昭和62年
ロボット学会講演予講集「多自由度のキャリブレーショ
ン」に記載されている。
【0018】本実施例の微動機構12において、少なく
ともZ軸方向の並進変位、X軸まわりの回転変位および
Y軸まわりの回転変位の各変位量は、微動機構12に内
蔵された変位計(図2および図3の例ではひずみゲージ
G)により計測される。このような変位計には、ひずみ
ゲージの他に静電容量型変位測定手段、半導体ゲージ等
が用いられ、1ナノメートルのオーダの計測が可能であ
る。X、Y軸方向の並進変位およびZ軸まわりの回転変
位は、前記レーザ変位計で測定される。
ともZ軸方向の並進変位、X軸まわりの回転変位および
Y軸まわりの回転変位の各変位量は、微動機構12に内
蔵された変位計(図2および図3の例ではひずみゲージ
G)により計測される。このような変位計には、ひずみ
ゲージの他に静電容量型変位測定手段、半導体ゲージ等
が用いられ、1ナノメートルのオーダの計測が可能であ
る。X、Y軸方向の並進変位およびZ軸まわりの回転変
位は、前記レーザ変位計で測定される。
【0019】図4は上記微動機構12の制御装置のブロ
ック図である。図で、16は目標変位発生部であり、6
軸(3軸方向の並進変位と3軸まわりの回転変位)の目
標変位を出力する。U0 は6つの目標変位を示す。17
は減算器、18は干渉マトリクスである。干渉マトリク
ス18は、この微動機構12に所定の変位を発生させる
ためには各軸の圧電素子にどれだけの大きさの電圧を与
えればよいかを定める当該微動機構12に特有のマトリ
クスであり、例えば、X軸方向の並進変位のみを発生さ
せたい場合、目標変位発生部16ではX軸の目標変位の
み設定され他軸の目標変位は0であるが、X軸並進用圧
電素子のみを駆動したとき生じる干渉変位を除くため、
他の軸の圧電素子に対しても上記マトリクスに従った電
圧が付与され、この結果、正確にX軸方向の並進変位が
達成される。Cは当該マトリクスを示し、逆ヤコビ行列
と称されている。
ック図である。図で、16は目標変位発生部であり、6
軸(3軸方向の並進変位と3軸まわりの回転変位)の目
標変位を出力する。U0 は6つの目標変位を示す。17
は減算器、18は干渉マトリクスである。干渉マトリク
ス18は、この微動機構12に所定の変位を発生させる
ためには各軸の圧電素子にどれだけの大きさの電圧を与
えればよいかを定める当該微動機構12に特有のマトリ
クスであり、例えば、X軸方向の並進変位のみを発生さ
せたい場合、目標変位発生部16ではX軸の目標変位の
み設定され他軸の目標変位は0であるが、X軸並進用圧
電素子のみを駆動したとき生じる干渉変位を除くため、
他の軸の圧電素子に対しても上記マトリクスに従った電
圧が付与され、この結果、正確にX軸方向の並進変位が
達成される。Cは当該マトリクスを示し、逆ヤコビ行列
と称されている。
【0020】19は干渉マトリクス18で決定された各
軸の信号に基づいて各軸の圧電素子に印加する電圧を発
生させて出力するコントローラであり、入力信号に対し
て比例、積分、微分、増幅等の処理を行う。A(s)は
コントローラの機能を示す。
軸の信号に基づいて各軸の圧電素子に印加する電圧を発
生させて出力するコントローラであり、入力信号に対し
て比例、積分、微分、増幅等の処理を行う。A(s)は
コントローラの機能を示す。
【0021】20はこの微動機構12の微動部を示し、
G(s)はその機械的特性を示す。Uは微動部20の動
きにより生じた実際の変位である。21は微動機構12
の実際の変位を6軸の変位に換算する換算マトリクスで
あり、換算された各軸の値が減算器17に入力されるこ
とにより、フィードバック制御が行われる。なお、上記
換算マトリクス21は論理的な機能を示すものであり、
本実施例では、前述のように、Z軸方向の並進変位、X
軸まわりの回転変位およびY軸まわりの回転変位の各変
位量は、微動機構12に内蔵された変位計により計測さ
れ、X、Y軸方向の並進変位およびZ軸まわりの回転変
位は、前記レーザ変位計で測定され、これらの数値が減
算器に入力されることになる。
G(s)はその機械的特性を示す。Uは微動部20の動
きにより生じた実際の変位である。21は微動機構12
の実際の変位を6軸の変位に換算する換算マトリクスで
あり、換算された各軸の値が減算器17に入力されるこ
とにより、フィードバック制御が行われる。なお、上記
換算マトリクス21は論理的な機能を示すものであり、
本実施例では、前述のように、Z軸方向の並進変位、X
軸まわりの回転変位およびY軸まわりの回転変位の各変
位量は、微動機構12に内蔵された変位計により計測さ
れ、X、Y軸方向の並進変位およびZ軸まわりの回転変
位は、前記レーザ変位計で測定され、これらの数値が減
算器に入力されることになる。
【0022】ここで、本実施例の動作を説明する。試料
2の表面の測定すべき領域を、XY粗動機構10により
探針5と対向する位置に移動させ、次いで、Z軸粗動機
構11によりトンネル電流が発生する間隙になるまで試
料2を探針5に接近させる。
2の表面の測定すべき領域を、XY粗動機構10により
探針5と対向する位置に移動させ、次いで、Z軸粗動機
構11によりトンネル電流が発生する間隙になるまで試
料2を探針5に接近させる。
【0023】ところで、試料2特に大径のものは、その
両端の厚さが異なる等の理由で表面が傾斜していたり、
表面にうねりを有するものがある。これら傾斜やうねり
は、予め判っている場合や、別途計測により判る場合が
ある。図5に試料2の傾斜を示し、図6にうねりを有す
る試料表面を示す。各図の傾斜やうねりは極度に誇張し
て描かれている。
両端の厚さが異なる等の理由で表面が傾斜していたり、
表面にうねりを有するものがある。これら傾斜やうねり
は、予め判っている場合や、別途計測により判る場合が
ある。図5に試料2の傾斜を示し、図6にうねりを有す
る試料表面を示す。各図の傾斜やうねりは極度に誇張し
て描かれている。
【0024】試料表面の走査を行う前に、試料表面の傾
斜が図5に示すようにY軸のまわりに角度θYCだけ傾い
ている場合、微動機構12の目標変位のうち軸θY の目
標変位をθYCに設定しておく。試料表面に図6に示すよ
うなうねりが存在している場合も同様に、軸θY の目標
変位をうねりの傾斜角度に設定しておく。このうねりの
傾斜角度は、例えば図6に示すように、試料2の両端の
点A、Bの高さを微動機構12により計測し、両者の差
に基づいてうねりの中心線Oを求め、この中心線Oの水
平線に対する傾きを求めることにより得ることができ
る。なお、他の軸まわりの傾斜やうねりに対しても同様
に目標変位を設定することができる。
斜が図5に示すようにY軸のまわりに角度θYCだけ傾い
ている場合、微動機構12の目標変位のうち軸θY の目
標変位をθYCに設定しておく。試料表面に図6に示すよ
うなうねりが存在している場合も同様に、軸θY の目標
変位をうねりの傾斜角度に設定しておく。このうねりの
傾斜角度は、例えば図6に示すように、試料2の両端の
点A、Bの高さを微動機構12により計測し、両者の差
に基づいてうねりの中心線Oを求め、この中心線Oの水
平線に対する傾きを求めることにより得ることができ
る。なお、他の軸まわりの傾斜やうねりに対しても同様
に目標変位を設定することができる。
【0025】以上のように試料2の傾斜又はうねりに応
じて目標変位発生部16に目標変位を設定した後、微動
機構12によるX−Y面の走査および一定のトンネル電
流を得るためのZ軸方向の変位を行う。微動機構12に
よる上記走査は、走査線上におけるXY座標を目標変位
発生部16に時間的に順次設定してゆくことにより行わ
れる。又、Z軸方向の変位は、図示しないトンネル電流
検出・制御装置の信号を目標変位発生部16に順次入力
してゆくことにより行われる。このZ軸方向の変位が形
状データとなる。
じて目標変位発生部16に目標変位を設定した後、微動
機構12によるX−Y面の走査および一定のトンネル電
流を得るためのZ軸方向の変位を行う。微動機構12に
よる上記走査は、走査線上におけるXY座標を目標変位
発生部16に時間的に順次設定してゆくことにより行わ
れる。又、Z軸方向の変位は、図示しないトンネル電流
検出・制御装置の信号を目標変位発生部16に順次入力
してゆくことにより行われる。このZ軸方向の変位が形
状データとなる。
【0026】このように本実施例では、6軸の微動機構
12を使用し、これを制御装置により制御するようにし
たので、前述の従来装置における問題点を解決すること
ができる。即ち、 (a)圧電素子のヒステリシスやドリフトは微動機構1
2を干渉マトリクス18を有する制御装置で制御するこ
とにより全く無関係となる。 (b)同様の理由で、干渉変位を生じることなく走査を
行うことができ、走査領域における各位置に正確に対応
したデータを得ることができる。 (c)試料2の傾きやうねりは微動機構12の回転変位
により補正できるので、Z軸方向の測定範囲が微動機構
12の微動の範囲より大きくなることはなく、Z軸方向
の再接近過程が不要となり、測定時間の増大を防止する
ことができ、かつ、再現性確保の問題も生じない。又、
仮に再接近過程の必要が生じた場合でも、あるいは他の
理由、例えばある領域を測定しているとき、そのときの
測定の観点と同じ観点で既測定領域を再度測定する必要
が生じた場合でも、上記(a)と同一の理由で正確な再
現を行うことができる。 (d)探針5は走査を行う微動機構12とは隔離して固
定部に固定されているので、熱変形による測定精度の低
下を防止することができる。
12を使用し、これを制御装置により制御するようにし
たので、前述の従来装置における問題点を解決すること
ができる。即ち、 (a)圧電素子のヒステリシスやドリフトは微動機構1
2を干渉マトリクス18を有する制御装置で制御するこ
とにより全く無関係となる。 (b)同様の理由で、干渉変位を生じることなく走査を
行うことができ、走査領域における各位置に正確に対応
したデータを得ることができる。 (c)試料2の傾きやうねりは微動機構12の回転変位
により補正できるので、Z軸方向の測定範囲が微動機構
12の微動の範囲より大きくなることはなく、Z軸方向
の再接近過程が不要となり、測定時間の増大を防止する
ことができ、かつ、再現性確保の問題も生じない。又、
仮に再接近過程の必要が生じた場合でも、あるいは他の
理由、例えばある領域を測定しているとき、そのときの
測定の観点と同じ観点で既測定領域を再度測定する必要
が生じた場合でも、上記(a)と同一の理由で正確な再
現を行うことができる。 (d)探針5は走査を行う微動機構12とは隔離して固
定部に固定されているので、熱変形による測定精度の低
下を防止することができる。
【0027】図7は微動機構の制御装置の他の具体例の
ブロック図である。図7で、図4に示す部分と同一又は
等価な部分には同一符号を付して説明を省略する。この
制御装置ではフィードバック制御は行われず、減算器1
7は省略されている。なお、必要であればフィードバッ
ク制御を行うことができるのは当然である。22は記憶
装置である。この記憶装置22には6軸の実際の変位U
およびコントローラ19からの出力電圧が順次記憶され
てゆく。なお、本具体例における微動機構は、X軸方向
の変位およびY軸方向の変位を測定する変位計を内蔵し
ている。
ブロック図である。図7で、図4に示す部分と同一又は
等価な部分には同一符号を付して説明を省略する。この
制御装置ではフィードバック制御は行われず、減算器1
7は省略されている。なお、必要であればフィードバッ
ク制御を行うことができるのは当然である。22は記憶
装置である。この記憶装置22には6軸の実際の変位U
およびコントローラ19からの出力電圧が順次記憶され
てゆく。なお、本具体例における微動機構は、X軸方向
の変位およびY軸方向の変位を測定する変位計を内蔵し
ている。
【0028】本具体例の制御装置とさきの具体例の制御
装置とは、前者が記憶装置22を備えている点で異な
る。この記憶装置22の機能を以下に説明する。さきの
具体例の制御装置も本具体例の制御装置もX、Y方向の
並進変位とZ軸まわりの回転変位はレーザ変位計で計測
される。ところで、レーザ変位計は長ストロークの計測
が可能であり、大型の試料の測定には適しているが、そ
の分解能は1〜10ナノメートル程度であり、実際には
測定環境における「ゆらぎ」等の問題が存在するので、
ナノメートルのオーダの計測を正確に行うのは困難であ
って、通常市販されているレーザ変位計は分解能10ナ
ノメートル程度のものが多い。
装置とは、前者が記憶装置22を備えている点で異な
る。この記憶装置22の機能を以下に説明する。さきの
具体例の制御装置も本具体例の制御装置もX、Y方向の
並進変位とZ軸まわりの回転変位はレーザ変位計で計測
される。ところで、レーザ変位計は長ストロークの計測
が可能であり、大型の試料の測定には適しているが、そ
の分解能は1〜10ナノメートル程度であり、実際には
測定環境における「ゆらぎ」等の問題が存在するので、
ナノメートルのオーダの計測を正確に行うのは困難であ
って、通常市販されているレーザ変位計は分解能10ナ
ノメートル程度のものが多い。
【0029】ここで、本具体例で用いられているレーザ
変位計が10ナノメートルの分解能を有するものとす
る。このようなレーザ変位計は、10ナノメートルの変
位を測定する毎に1つのパルスを発生し、発生したパル
スの数を加算することにより変位量を検出する。この場
合、X−Y面の走査において測定点とし得る座標は最小
10ナノメートル間隔となる。したがって、さらに詳細
な形状情報が必要な場合、レーザ変位計を使用している
限りはそのような形状情報を得ることはできない。本制
御装置では、このような問題点を解決するものである。
変位計が10ナノメートルの分解能を有するものとす
る。このようなレーザ変位計は、10ナノメートルの変
位を測定する毎に1つのパルスを発生し、発生したパル
スの数を加算することにより変位量を検出する。この場
合、X−Y面の走査において測定点とし得る座標は最小
10ナノメートル間隔となる。したがって、さらに詳細
な形状情報が必要な場合、レーザ変位計を使用している
限りはそのような形状情報を得ることはできない。本制
御装置では、このような問題点を解決するものである。
【0030】本制御装置の動作を図8を参照しながら説
明する。この図で、pは実際の変位として記憶装置22
に記憶されるX軸方向又はY軸方向のレーザ変位計の出
力パルス、vはコントローラ19から出力され記憶装置
22に記憶される同一方向の変位を発生させる電圧であ
る。パルスpが記憶装置22に入力される毎に電圧vの
値(図でv1 、v2 )を記憶しておけば、値v1 、v2
の差に基づいて各パルスの間の位置(座標)を設定する
ことができ、レーザ変位計の所定軸に対する長ストロー
ク測定可能という特徴を生かすとともに、当該軸方向の
より精細な変位測定も可能とすることができる。なお、
圧電素子の印加電圧と変位との間にはヒステリシスやド
リフトが存在するが、10ナノメートルの微小距離間で
はその影響は無視でき、しかも電圧v1、v2 の差が1
0ナノメートルに相当することが判っているので、正確
な座標設定が可能である。
明する。この図で、pは実際の変位として記憶装置22
に記憶されるX軸方向又はY軸方向のレーザ変位計の出
力パルス、vはコントローラ19から出力され記憶装置
22に記憶される同一方向の変位を発生させる電圧であ
る。パルスpが記憶装置22に入力される毎に電圧vの
値(図でv1 、v2 )を記憶しておけば、値v1 、v2
の差に基づいて各パルスの間の位置(座標)を設定する
ことができ、レーザ変位計の所定軸に対する長ストロー
ク測定可能という特徴を生かすとともに、当該軸方向の
より精細な変位測定も可能とすることができる。なお、
圧電素子の印加電圧と変位との間にはヒステリシスやド
リフトが存在するが、10ナノメートルの微小距離間で
はその影響は無視でき、しかも電圧v1、v2 の差が1
0ナノメートルに相当することが判っているので、正確
な座標設定が可能である。
【0031】図9は本発明の他の実施例に係る形状測定
装置の斜視図である。図で、図1に示す部分と同一又は
等価な部分には同一符号を付して説明を省略する。30
はZ軸微動機構、31はレーザ光源等より成るレーザ変
位計、32はベース、33はベース32に固定されたブ
リッジ型の構造体である。Z軸粗動機構11は構造体3
3に固定され、Z軸微動機構30はZ軸粗動機構11に
固定され、当該Z軸微動機構30に探針5が固定されて
いる。レーザ変位計は3個所に設置され(そのうちの1
つが符号31で示され他は図示が省略されている)、微
動機構12のX、Y軸方向の並進変位およびZ軸まわり
の回転変位を測定する。微動機構12の他の変位および
Z軸微動機構30の変位は内蔵する変位計で測定され
る。
装置の斜視図である。図で、図1に示す部分と同一又は
等価な部分には同一符号を付して説明を省略する。30
はZ軸微動機構、31はレーザ光源等より成るレーザ変
位計、32はベース、33はベース32に固定されたブ
リッジ型の構造体である。Z軸粗動機構11は構造体3
3に固定され、Z軸微動機構30はZ軸粗動機構11に
固定され、当該Z軸微動機構30に探針5が固定されて
いる。レーザ変位計は3個所に設置され(そのうちの1
つが符号31で示され他は図示が省略されている)、微
動機構12のX、Y軸方向の並進変位およびZ軸まわり
の回転変位を測定する。微動機構12の他の変位および
Z軸微動機構30の変位は内蔵する変位計で測定され
る。
【0032】本実施例は、さきの実施例とはZ軸粗動機
構11およびZ軸微動機構30が探針5側に設置されて
いる点で異なるのみであり、その動作はさきの実施例の
動作に準じる。又、本実施例の効果もさきの実施例の効
果と同じであるが、さらにその効果に加えて、Z軸微動
機構30を小型に構成することができるので、機構の共
振点が高くなって振動を抑制することができ、したがっ
て、測定をより高速に行うことができるという効果も有
する。
構11およびZ軸微動機構30が探針5側に設置されて
いる点で異なるのみであり、その動作はさきの実施例の
動作に準じる。又、本実施例の効果もさきの実施例の効
果と同じであるが、さらにその効果に加えて、Z軸微動
機構30を小型に構成することができるので、機構の共
振点が高くなって振動を抑制することができ、したがっ
て、測定をより高速に行うことができるという効果も有
する。
【0033】なお、上記実施例の説明では、トンネル顕
微鏡を用いた形状測定装置について説明したが、原子間
力顕微鏡等他の探針型顕微鏡を用いることもできる。
又、変位計測手段として微動機構に内蔵される変位計と
レーザ変位計とを併用する例について説明したが、精度
の観点からレーザ変位計以外の他の適宜の変位計を使用
することもでき、さらに、それほどの長ストロークの変
位を必要としない場合には微動機構に内蔵される変位計
のみを用いることもできる。
微鏡を用いた形状測定装置について説明したが、原子間
力顕微鏡等他の探針型顕微鏡を用いることもできる。
又、変位計測手段として微動機構に内蔵される変位計と
レーザ変位計とを併用する例について説明したが、精度
の観点からレーザ変位計以外の他の適宜の変位計を使用
することもでき、さらに、それほどの長ストロークの変
位を必要としない場合には微動機構に内蔵される変位計
のみを用いることもできる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、少なく
とも走査軸に関する4軸の変位を行う微動機構を設け、
目標変位に基づいて前記微動機構の変位を制御するよう
にしたので、圧電素子のヒステリシスやドリフトの影響
を排除することができ、又、干渉変位を生じることなく
走査を行うことができ、さらに、試料の傾きやうねりが
存在しても測定時間の増大を防止することができ、さら
に又、測定の再現性を確保することができる。又、探針
は走査を行う微動機構とは隔離して固定側に設けられて
いるので、熱変形による測定精度の低下を防止すること
もできる。
とも走査軸に関する4軸の変位を行う微動機構を設け、
目標変位に基づいて前記微動機構の変位を制御するよう
にしたので、圧電素子のヒステリシスやドリフトの影響
を排除することができ、又、干渉変位を生じることなく
走査を行うことができ、さらに、試料の傾きやうねりが
存在しても測定時間の増大を防止することができ、さら
に又、測定の再現性を確保することができる。又、探針
は走査を行う微動機構とは隔離して固定側に設けられて
いるので、熱変形による測定精度の低下を防止すること
もできる。
【図1】本発明の実施例に係る形状測定装置の側面図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す微動機構の具体例の斜視図である。
【図3】図1に示す微動機構の他の具体例の斜視図であ
る。
る。
【図4】図1に示す微動機構の制御装置のブロック図で
ある。
ある。
【図5】試料の傾斜を示す図である。
【図6】試料のうねりを示す図である。
【図7】図1に示す微動機構の他の制御装置のブロック
図である。
図である。
【図8】図8に示す制御装置の動作を説明する図であ
る。
る。
【図9】本発明の他の実施例に係る形状測定装置の側面
図である。
図である。
【図10】従来の形状測定装置の側面図である。
【図11】図10に示す微動機構の具体例の斜視図であ
る。
る。
【図12】図10に示す微動機構の他の具体例の斜視図
である。
である。
【図13】圧電素子のヒステリシスを示す特性図であ
る。
る。
2 試料 5 探針 10 XY粗動機構 11 Z軸粗動機構 12 微動機構 13 ミラー 16 目標変位設定部 18 干渉マトリクス 19 コントローラ 20 微動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 昭 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 五十嵐 照夫 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 福地 康彦 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内
Claims (7)
- 【請求項1】 試料表面を走査し、この走査の間に当該
試料表面と、これに微小間隙をもって近接する探針との
間に生じる現象を用いて当該試料表面の形状を測定する
形状測定装置において、ベースに固定された粗動機構
と、この粗動機構上に設置され前記試料を載置するとと
もに少なくとも走査軸に関する4軸の変位を行う微動機
構と、この微動機構の変位又は前記粗動機構と前記微動
機構との合成変位を測定する変位測定手段と、前記微動
機構の目標変位を出力する目標変位発生手段と、この目
標変位発生手段から出力される目標変位および前記変位
測定手段により測定された変位に基づいて前記微動機構
の変位を制御する変位制御手段とを設けたことを特徴と
する形状測定装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記変位測定手段
は、前記微動機構に設けられたミラーを用いるレーザ干
渉変位計であることを特徴とする形状測定装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記変位測定手段
は、前記微動機構に内蔵されたひずみゲージであること
を特徴とする形状測定装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記変位測定手段
は、前記微動機構に内蔵された静電容量型変位測定手段
であることを特徴とする形状測定装置。 - 【請求項5】 請求項1において、前記探針は、前記ベ
ースに剛体を介して固定されていることを特徴とする形
状測定装置。 - 【請求項6】 請求項1において、前記探針は、前記試
料の方向への変位を発生する変位機構に固定されている
ことを特徴とする形状測定装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の形状測定装置において、
前記変位測定手段により得られた変位と前記変位制御手
段の前記微動機構の駆動信号をとを同時に記憶する記憶
手段を設けたことを特徴とする形状測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21788692A JPH0666509A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 形状測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21788692A JPH0666509A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 形状測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0666509A true JPH0666509A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16711310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21788692A Pending JPH0666509A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 形状測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666509A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6501777B1 (en) | 1999-01-29 | 2002-12-31 | Nec Corporation | Distributed feedback semiconductor laser emitting device having asymmetrical diffraction gratings |
| JP2016017862A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | 株式会社日立ハイテクサイエンス | 3次元微動装置 |
| CN116026271A (zh) * | 2022-03-14 | 2023-04-28 | 松山湖材料实验室 | 膜厚测量装置 |
| EP4722736A1 (en) * | 2024-10-01 | 2026-04-08 | Nanosurf AG | Positioning system for nanoscale positioning |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP21788692A patent/JPH0666509A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6501777B1 (en) | 1999-01-29 | 2002-12-31 | Nec Corporation | Distributed feedback semiconductor laser emitting device having asymmetrical diffraction gratings |
| JP2016017862A (ja) * | 2014-07-09 | 2016-02-01 | 株式会社日立ハイテクサイエンス | 3次元微動装置 |
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