JPH0666902U - 可変回転数による面削り加工時の平面精度補正装置 - Google Patents

可変回転数による面削り加工時の平面精度補正装置

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JPH0666902U
JPH0666902U JP1315893U JP1315893U JPH0666902U JP H0666902 U JPH0666902 U JP H0666902U JP 1315893 U JP1315893 U JP 1315893U JP 1315893 U JP1315893 U JP 1315893U JP H0666902 U JPH0666902 U JP H0666902U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧チャックでワークを把持し、定周速制御
で切削速度をほぼ一定にして端面切削する際に、把持爪
に作用する遠心力の変化で発生する平面精度不良をなく
して安定した平面精度を得る。 【構成】 油圧チャック2にエアノズル8がワーク当接
面に開口する着座当て金7を設け、エアノズルへのエア
供給路12の途中にエアセンサ13を設けて、着座当て
金とワークとの隙間変化による路内圧力の変化を検出
し、この検出信号で電圧制御部21により出力電圧を変
えて電磁比例減圧弁17のソレノイドSOL1へ供給
し、定周速制御にる回転数変化によって変わる把持力の
変化を抑え、ワークのZ軸位置の変位を微小にして良好
な面精度を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はNC旋盤等工作機械において主軸を可変回転してほぼ一定切削速度を 保って面削り加工する際に生じる平面精度不良を補正する装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、NC旋盤においてチャックに把持したワークを、ほぼ一定の切削速度に なるよう可変回転制御(定周速制御)して面削り加工を行うと加工面が中高に仕 上がる。これは図2に示すようにチャック101の把持爪102に作用する遠心 力の変化によるもので、低速回転時のワークWは仮想線にて示すように所定把持 力によりZ軸方向前側に浮き上がった状態になっているが、切削点が次第に回転 中心側に移るに従って高速になると、遠心力の作用で把持力が減り実線に示すよ うにZ軸方向後側に変位するため生じる現象である。この変位量を刃物台103 に取付けたギャップセンサ104で測定した結果の一例が図3のグラフ図であり 、これによれば500〜3500rpmの変化で、9μmワークが−Z軸方向に 引き込まれる。 この平面精度不良は面板作業を行うことにより解消するが、取付治具が必要で 着脱時間が長くなるため一般に常用されていない。そのため図4に示すようにカ ウンタウエイト105を本体106内に有する遠心力補償付チャックを用いるこ とが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた遠心力補償付チャックは、本体内の限られたスペースに納 まる程度の小さなバランスウエイトであり、把持力の減少を補正するだけの効果 はなく、面精度不良を解消するには不十分であるという問題を有している。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的するところは通常のパワーチャックを用いて定周速制御により面削り加工 を行っても精度のよい平面が得られる平面精度補正装置を提供しようとするもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における可変回転数による面削り加工時の平 面精度補正装置は、パワーチャックにワークを把持して可変回転数で面削り加工 を行った際に把持爪に作用する遠心力の変化で把持力が変わることによって生じ る平面精度不良を補正する装置であって、前記パワーチャックにエアノズルがワ ーク当接面に開口する着座当て金を設け、前記エアノズルへのエア供給路の途中 に前記着座あて金とワークとの隙間の変化による路内圧力の変化を検出するエア センサを設け、該エアセンサの検出信号により前記パワーチャックに供給する流 体圧力を変える手段を設けてなり、チャック供給圧力を変えて可変回転により変 わる遠心力を相殺するものである。
【0005】
【作用】
開かれた把持爪内にワークを挿入し、着座当て金のエアノズルが開口するワー ク当接面にワーク後端を押し付けて把持爪を閉じワークを把持すると、把持爪の 浮き上がり現象でワークと着座当て金との間に僅かに隙間ができる。この隙間量 は主軸回転数によって変化し、高速回転時に把持爪に作用する遠心力が増して隙 間が小さくなるので、定周速回転で面削り加工中の隙間の微小変化をエアセンサ で検知して電磁比例減圧弁のソレノイドへの供給電力を変えて把持力を一定に保 ち、ワークのZ軸方向変位量を微小幅に抑え、安定した平面精度に仕上げる。
【0006】
【実施例】
以下本実施例について図1に基づいて説明する。 NC旋盤の主軸1先端に油圧チャック2が同心に嵌着されており、油圧チャッ ク2の把持爪3にワークWが把持されている。把持爪3は主軸1後端部に設けら れた回転シリンダ4のピストン5によりドローチューブ6を介して開閉され、油 圧チャック2に着座当て金7が取付けられている。当て金7の中心にワーク当接 面7aに開口するエアノズル8が穿設されており、エアノズル8にはドローチュ ーブ6内を貫通するエアパイプ9によりエアが供給される。エアパイプ9は回転 継手11を介して外部のエア供給路12と連通されており、エア供給路12の途 中にエアセンサ13が取つけられている。
【0007】 エアセンサ13はシーケーディ(株)製ペルシステム等市販の非接触式エア検 出装置を使用することができ、このものは電気回路のホイートストーン・ブリジ をエア回路に応用したもので、エアノズル8とワーク後端面との隙間δが変化し て、空気抵抗が変われば空気圧ブリッジ回路のA,B間に差圧が生じ、これによ り永久磁石を内蔵するフロートMKを上下に変位させて、リードスイッチCaの 接点が切り変わるものである。エア源Paからこのエアセンサ13までのエア供 給路の途中には脱タール用サブミクロンエアフィルタ14,脱油用マイクロエレ ッサ15,減圧用レギュレータ16が直列に取付けられている。
【0008】 一方回転シリンダ4には油圧源Poより電磁比例減圧弁17を介して圧力調整 された圧油が電磁切換弁18を介して供給され、この調整圧力供給路の途中に最 高圧力を制限するリリーフ弁19が取付けられている。電磁比例減圧弁17のソ レノイドSOL1には電圧制御部21を介して電圧が供給される。この電圧制御 部21は、エアセンサ13のフロートMKが上昇したときのリードスイッチCa の検出信号により所定速度で電圧が上昇し、フロートMKが下降して信号が切れ たとき、その時点の電圧を維持するようになっている。リセット部22は端面加 工時の定周速制御が終わったときのリセット指令で、電圧制御部21の出力電圧 を設定圧対応電圧記憶部23に記憶する通常の定回転速度時の設定電圧に戻すも のである。
【0009】 続いて本実施例の作用について説明する。 ワークWを開かれている把持爪3内に挿入し、当て金7のワーク当接端面7a にワーク後端面を押し付けて、電圧制御部21より出力される所定回転速度時の 設定電圧により圧力調整された圧油を電磁切換弁18を介して回転シリンダ4の 右室に供給し把持爪3が閉じ、ワークWが把持される。このとき把持爪3とチャ ック本体間には摺動に必要な隙間があるため把持爪の浮き上がり現象で、図で仮 想線にて示すようにワークWがZ軸方向前側に僅かに押し出されて当て金7との 間に隙間δができる。 次いでエアノズル8にエアを供給して主軸1をプログラム指定の回転速度で回 転し、エアセンサ13の可変絞りRvを調節してフロートMKがかろうじて下側 位置を保つように調整する。
【0010】 端面切削に入って定周速制御となり、バイト刃先のX軸位置が次第に回転中心 側に移動すると主軸回転が高速になり、把持爪3に作用する遠心力が大きくなっ て、把持力が減少し把持爪3の浮き上がり量が減って隙間δが小さくなる。この 隙間の例えば0.1μm単位の微小変化でA,B間の差圧が変化してフロートM Kが上昇し、リードスイッチCaが閉じ、電圧制御部21に信号が出力される。 電圧制御部21にこの信号が入力されている間SOL1への供給電圧が連続して 上がり、電磁比例減圧弁17の調整圧が上がると、把持力が増して隙間δが大き くなる。そしてフロートMKが下がってリードスイッチCaが開き信号が停止し 、電圧制御部21のSOL1への供給電圧はそのままの電位を維持する。 上述の繰り返しで隙間δの微小な調節を行いながら端面切削が終わると定周速 制御が解除され、リセット指令が出ると、リセット部22から電圧戻し信号が出 されて電圧制御部21内で維持されていた高電位の電圧が設定圧対応電圧に戻さ れる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 パワーチャックに設けられた着座当て金と把持ワークとの隙間の変化量をエア センサで検知してパワーチャックへの供給流体圧力を変え、回転数上昇分の把持 力の減少を補って把持爪の浮き上がり量を微小幅に抑えるようにしたので、ワー ク端面を定周速加工しても安定した平面精度を得ることができる。また高速回転 時の把持力の減少がないのでワークの飛び出し事故がなく、安心して定周速加工 を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のNC旋盤における平面精度補正装置
の構成図である。
【図2】把持力の変化によるワークのZ軸方向移動量測
定の状態図である。
【図3】図2の測定結果のグラフ図である。
【図4】従来の技術の遠心力補償付チャックの断面図で
ある。
【符号の説明】
2 油圧チャック 3 把持爪 4 回転シリンダ 7 着座当て金 8 エアノズル 13 エアセン
サ 17 電磁比例減圧弁 21 電圧制御

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーチャックにワークを把持して可変
    回転数で面削り加工を行った際に把持爪に作用する遠心
    力の変化で把持力が変わることによって生じる平面精度
    不良を補正する装置であって、前記パワーチャックにエ
    アノズルがワーク当接面に開口する着座当て金を設け、
    前記エアノズルへのエア供給路の途中に前記着座あて金
    とワークとの隙間の変化による路内圧力の変化を検出す
    るエアセンサを設け、該エアセンサの検出信号により前
    記パワーチャックに供給する流体圧力を変える手段を設
    けてなり、チャック供給圧力を変えて可変回転により変
    わる遠心力を相殺することを特徴とする可変回転数によ
    る面削り加工時の平面精度補正装置。
JP1315893U 1993-02-26 1993-02-26 可変回転数による面削り加工時の平面精度補正装置 Expired - Lifetime JP2551314Y2 (ja)

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JP1315893U JP2551314Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 可変回転数による面削り加工時の平面精度補正装置

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JPH0666902U true JPH0666902U (ja) 1994-09-20
JP2551314Y2 JP2551314Y2 (ja) 1997-10-22

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JP (1) JP2551314Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005046918A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Aisin Aw Co Ltd クランプ装置
JP2011502806A (ja) * 2007-11-13 2011-01-27 ハイダック フルイドテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 弁装置

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JP2551314Y2 (ja) 1997-10-22

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