JPH0667288U - 自転車用フロントギヤ - Google Patents

自転車用フロントギヤ

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JPH0667288U
JPH0667288U JP009786U JP978693U JPH0667288U JP H0667288 U JPH0667288 U JP H0667288U JP 009786 U JP009786 U JP 009786U JP 978693 U JP978693 U JP 978693U JP H0667288 U JPH0667288 U JP H0667288U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェンガードが作用しても騒音発生やチェン
損傷が発生しにくく、しかも、軽量でコンパクトにかつ
美観面で優れた状態に容易に作成することが可能な自転
車用フロントギヤを提供する。 【構成】 チェンガード5が樹脂製のガード作用部5a
とアルミニュウム製の環状補強体5bとから成り、チェ
ンガード5の全体を軽く、コンパクトに形成しながら、
ガード作用部5aと補強体5bとによってガード強度を
確保できる。チェンの外れ止めを行う際、ガード作用部
5aが補強体5bに優先してチェンに当たり、接当音が
でにくく、チェンに傷もつきにくい。ガード作用部5a
と補強体5bとを連結する連結具6と7がガード作用部
5aと一体成型の樹脂製で、補強体5bの周方向に分散
し、ガード作用部5aと連結具6,7を形成するための
型に補強体5bを型に入れておいてガード作用部5aと
連結具6,7を樹脂成型する製作方法が採用でき、か
つ、連結具6,7の間から補強体5bの色や光沢が見え
て美観が高まる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、少なくとも1枚の大径フロントギヤと、少なくとも1枚の小径フロ ントギヤとを備える自転車用フロントギヤ、詳しくはチェンガードを備えるフロ ントギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記自転車用フロントギヤにおいて、従来、例えば、実公昭59−41916 号公報に示されるように、チェンガードを備え、変速時などチェンが大径フロン トギヤから脱落することを防止できるようになったものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のフロントギヤにあっては、チェンガードがその全体にわたって単一の部 材で形成されていた。したがって、たとえばチェンがチェンガードに接当してチ ェンの脱落防止が行われる際、騒音が出にくいとかチェン損傷が発生しにくいよ うに、チェンガードを樹脂で作成する場合、樹脂製にかかわらず所定のガード強 度を備えるようにするためには、肉厚を厚くするとか、形状を強度的に有利なも のにする必要が生じ、重くなるとか大型になる問題が発生しやすくなっていた。 本考案の目的は、騒音発生やチェン損傷を抑制しながらチェン脱落が防止でき 、その上、軽小であるとか美観面で優れたものに容易に作成することが可能な自 転車用フロントギヤを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による自転車用フロントギヤにあっては、目的達成のために、冒頭に記 したものにおいて、 チェン落ち防止の樹脂製のガード作用部と、このガード作用部に沿って前記ガ ード作用部を補強し、かつ、前記ガード作用部とは別体に形成して前記ガード作 用部に連結してある環状補強体とを備えるチェンガードを、前記大径フロントギ ヤの横外側に配置し、 前記ガード作用部の作用端部を、前記環状補強体に優先してチェンに接触する 状態に前記環状補強体より前記大径フロントギヤ側に配置し、 前記ガード作用部と前記環状補強体とを連結している樹脂製連結具を、前記ガ ード作用部に一体成型してあるとともに前記環状補強体の周方向に分散配置して あることを特徴とする。
【0005】
【作用】
チェンが大径フロントギヤから外れかけると、ガード作用部がチェンに当たっ てこれをギヤから落ちないように支持する。この時、ガード作用部が樹脂製であ ることにより、金属で作成する場合に比して接触音が出にくいとともにチェンに 傷が付きにくい状態でチェンとガード作用部とが接触する。 しかも、ガード作用部を樹脂で形成し、環状補強体を金属やカーボン素材など で形成するとか、ガード作用部と補強体とのいずれもを樹脂で形成するも、たと えばガード作用部を熱軟化性樹脂で形成し、補強体を熱硬化性樹脂で形成するな どにより、ガード作用部と補強体とを別体に形成して連結してある。 すなわち、補強体を金属やカーボン素材などで作成する場合、チェンガード全 体を樹脂のみで形成するに比してチェンガード全体の重量が軽くなるとか、肉厚 が小になるようにしながら、チェンガード全体としては、補強体とガード作用部 との両者によって所定のガード強度を発揮するようにできる。この場合でも、チ ェンの脱落防止が行われる際には、樹脂製のガード作用部が補強体に優先してチ ェンに接触し、接触音が出にくくなり、かつ、チェンに傷が付きにくくなる。ま た、ガード作用部と補強体との連結具が補強体の周方向に分散することにより、 補強体が露出してその色や光沢が見えるようになる。さらに、チェンガードを作 成するに当たり、予め所定形状に形成された補強体をガード作用部と連結具の形 成のための型に入れておいてガード作用部と連結具の樹脂成型を行い、ガード作 用部と連結具を形成すると同時にガード作用部と連結具が補強体に連結してチェ ンガードの全体が出来上がる製作方法を採用できる。 他方、ガード作用部も補強体も樹脂で形成する場合、補強体を熱硬化性樹脂な ど、ガード作用部を形成する際にガード作用部と融合しない特性を備える樹脂で 所定形状に、かつ、ガード作用部とは異なる色に予め形成しておき、ガード作用 部と連結具とを形成するための型に形成済みの補強体を入れておいてガード作用 部と連結具とを所定の形状および色に樹脂成型する製作方法を採用できる。すな わち、ガード作用部と連結具を形成すると同時にガード作用部と連結具が補強体 に連結してチェンガードの全体が出来上がるようにして、しかも、補強体を形成 する樹脂とガード作用部を形成する樹脂とが融合しないでガード作用部と補強体 との色が異なるようにしてチェンガードを製作できる。 つまり、チェンガードの全体を同時に樹脂成型し、この後に着色をすることに よっても、色分け状態に仕上がるが、この場合には着色作業が必要になる。これ に対し、本考案による場合には、補強体のガード作用部とは異なる色や光沢が見 えるように着色手間を要しないで形成できる。
【0006】
【考案の効果】
したがって、チェンガードのガード作用部による支持作用によってチェンの脱 落防止ができるだけではなく、ガード作用部の樹脂製による作用により、脱落防 止が比較的静かに、かつ、チェン損傷を防止しながら行われて軽快に走行できる とともに使用寿命が長くなるようにできた。 しかも、環状補強体を金属やカーボン素材などで形成し、ガード強度を充分に 備えてチェンの脱落防止が確実に行われるようにし、しかもその割りには、比較 的軽いとかコンパクトで有利に使用できるようにすることが可能になった。そし て、この場合、環状補強体のガード作用部とは異なる色や光沢が見えて美観面で 優れたものに作成し、しかもその割りには、補強体を成型型に入れ込む前記製作 方法を採用して容易にかつ安価に作成することが可能にできた。 また、ガード作用部と補強体とのいずれもを樹脂で形成しながら、色分けによ って美観を高める場合でも、補強体を別に形成して成型型に入れ込む製作方法を 採用し、着色手段を採用するよりも手間が低減するとともに色分け精度がよくな って、仕上がり精度がよいものを容易に安価に作成できるようにできた。
【0007】
【実施例】
図1および図2に示すように、3枚のフロントギヤ1,2,3をクランク4に 連結するとともに、フロントギヤ1〜3のうち、最も車体横外側に配置され、か つ、外径が最も大きい大径フロントギヤ1の横外側に環状のチェンガード5を備 えて、3段変速が可能で、かつ、大径フロントギヤ1からのチェン落ち防止が可 能な自転車用フロントギヤを構成してある。
【0008】 チェンガード5は、大径フロントギヤ1の歯先部に沿うように図1の如き環状 に形成したガード作用部5aと、このガード作用部5aに沿ってガード作用部5 aを補強するように環状に形成した補強体5bとによって形成し、そして、図1 に示すように、補強体5bの周方向に分散配置してある複数個の第1連結具6と 第2連結具7とによってガード作用部5aと補強体5bとを連結し、ガード作用 部5aの周方向に分散配置した複数本の取り付けアーム8によってガード作用部 5aを大径フロントギヤ1に連結することにより、大径フロントギヤ1に取り付 けてある。すなわち、大径フロントギヤ1により取り付けアーム8を介して支持 されており、チェンCが大径フロントギヤ1から横外側に外れかけると、ガード 作用部5aがチェンCに接触して支持作用するとともに、このチェン支持を行う ために必要なガード強度をガード作用部5aと補強体5bとの両者によって発揮 することにより、チェンCが大径フロントギヤ1から横外側に落ちることを防止 するのである。 取り付けアーム8をフロントギヤ1に連結するに、図3に示すように、フロン トギヤ1の組付け用長孔に入り込む連結用突起8aを取り付けアーム8に備え、 取り付けねじ9をフロントギヤ1の前記組付け用長孔を通して取り付けアーム8 に螺着してある。
【0009】 補強体5bは、図1に示す環状に屈曲成形したアルミニュウム製の丸棒体で作 成してある。すなわち、前記ガード作用部5aに対してギヤ径方向外側に位置し てガード作用部5aに沿うとともに、両端間にクランク4の本体部分が通る隙間 を備える環状に、アルミニュウムによって作成してある。そして、ガード作用部 5aを樹脂で形成するとともに、図3および図4に明示するように、ガード作用 部5aの作用端部5tを補強体5bより大径フロントギヤ1の歯先部側に寄った 箇所に配置することにより、軽量化やコンパクト化を可能にしながら、かつ、騒 音やチェン損傷の発生を抑制しながらチェンの脱落防止が行われるように、さら には、美観面で優れたものになるようにしてある。 すなわち、補強体5bが金属製であることにより、樹脂で作成するに比して優 れたガード強度を発揮する。これにより、チェンガード5全体としては、所定の ガード強度を備える割りには軽量化したり、小型化することが可能になる。 チェンCの脱落防止が行われる際、ガード作用部5aの作用端部5tが補強体 5aとの前記位置関係のために補強体5bに優先してチェンCに接触し、補強体 5bはチェンCに接触しにくくて金属どおしの接触音が出にくくなる。ガード作 用部5aとチェンCとが接触しても、ガード作用部5aが樹脂製であることによ り、比較的接触騒音が出にくいとともにチェンに傷が付きにくくなる。 連結具6と7が補強体5bの周方向に分散していることにより、連結具間で補 強体5bが露出する。これにより、補強体5bが金属製のために備えるガード作 用部5aとは異なる色や光沢が見えて美観が高まる。 尚、補強体5bは、断面形状が矩形とか六角形など、円形以外の各種形状のも のに変更してもよい。
【0010】 補強体5bのギヤ径方向での肉厚T1をガード作用部5aのギヤ径方向での肉 厚T2より大に形成してある。すなわち、フロントギヤの全体を横外側から回転 軸芯方向に見る場合、補強体5bがガード作用部5aに対してギヤ径方向外側に 位置していることと、補強体5bとガード作用部5aとには前記肉厚差があるこ ととにより、補強体5bの色や光沢がよく目立って美観が一層高まるように構成 してある。 尚、前記補強体5bには、補強体5bの両端側を連結するとともに、クランク 4の本体部分が入り込むところの図5の如き凹入部10aを備える樹脂製の連結 具10を備えてある。すなわち、クランク4の本体部分が大径フロントギヤ1に 極力近づいて、ペダルを極力車体内側に寄せて配置できるように配慮してある。 この配慮が不要な場合には、補強体を、両端間の前記隙間や連結具を備えないで 、両端が直接に連結する完全なリング形の環状に形成してもよい。
【0011】 前記連結具6と7および10、ならびに、前記取り付けアーム8を樹脂で形成 するとともにガード作用部5aと一体に成型し、チェンガード5や取り付けアー ム8などを形成するに当たり、つぎの製作方法を採用して容易に製作できるよう に配慮してある。 すなわち、ガード作用部5aなどを形成するに先立って環状補強体5bを予め 形成しておき、ガード作用部5aと連結具6,7,10および取り付けアーム8 を形成するための型に形成済みの補強体5bを入れておいてガード作用部5aと 連結具6,7,10および取り付けアーム8の樹脂成型を行うことにより、ガー ド作用部5aと連結具6,7,10および取り付けアーム8を形成する製作方法 を採用する。すると、ガード作用部5aと連結具6,7,10および取り付けア ーム8を形成すると同時に、ガード作用部5aと連結具6,7,10が補強体5 bに連結するとともに、取り付けアーム8がガード作用部5aに連結し、チェン ガード5が取り付けアーム8の取り付けを完了した状態に出来上がる。
【0012】 前記連結具6と7のうちの第1連結具6を取り付けアーム8の延長上に取り付 けてある。連結具6と7の全てが取り付けアーム8と補強体5bの周方向に位置 ずれしてガード作用部5aに連結するよりも、第1連結具6の方だけでも取り付 けアーム8に直接に連結する方が第1連結具6と取り付けアーム8の連結強度が 高まり、チェンガード5の取り付けアーム8による支持強度が高まるように構成 してある。
【0013】 〔別実施例〕 チェンガードを構成するに、つぎのように変形して実施してもよい。 取り付けアーム8の延長上に連結する第1連結具と、取り付けアーム8の延長 上には位置しない第2連結具とのうちのいずれか一方だけで作用部5aと補強体 5bとを連結して実施してもよい。 連結具10を省略して実施してもよい。この場合、作用部5aはクランク4の 本体が通る切れ目が存在する形状になる場合がある。 取り付けアーム8としては、5本以外の設置本数で備えてもよい。また、取り 付けアームをこれのギヤ外側面側から挿通する取り付けねじでギヤに連結する構 成にしたり、途中に飾り孔が存在する形状をしてもよい。さには、長さが図1の ものに比して長いとか短いものに形成してもよい。要するに、ギヤとの連結構造 、具体形状や長さなど各種異なるものに形成してもよい。 ガード作用部としては、環状に形成する他、ギヤの周方向に点在するように形 成して実施してもよい。また、補強体との間に隙間が存在するように形成して実 施してもよい。
【0014】 補強体5bとしては、アルミニュウム製以外に、鉄などの各種金属で作成した ものや、カーボン素材で作成したものを採用する場合にも本考案は適用できる。 また、樹脂で作成したものを採用する場合にも本考案は適用できる。ただし、こ の場合、補強体として熱硬化性樹脂製を採用し、ガード作用部として熱軟化性樹 脂製を採用するなど、補強体とガード作用部とを別々に形成して連結する際、補 強体を形成する樹脂とガード作用部を形成する樹脂とが融合しないようにしなが ら連結できる樹脂を採用するのである。
【0015】 本考案は、3段変速の他、2段変速が可能なフロントギヤにも適用できる。す なわち、少なくとも1枚の大径フロントギヤと、この大径フロントギヤより小径 のフロントギヤを少なくとも1枚備えるフロントギヤに適応できる。したがって 、フロントギヤ1を大径フロントギヤ1と称し、中径フロントギヤ2を小径フロ ントギヤ2と称する。
【0016】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自転車用フロントギヤの側面図
【図2】自転車用フロントギヤの断面図
【図3】チェンガード取り付け部の断面図
【図4】チェンガードの断面図
【図5】補強体の連結箇所の底面図
【符号の説明】
1 大径フロントギヤ 2 小径フロントギヤ 5 チェンガード 5a ガード作用部 5b 環状補強体 5t 作用端部 6,7 連結具 8 取り付けアーム C チェン T1 環状補強体の肉厚 T2 ガード作用部の肉厚

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚の大径フロントギヤ
    (1)と、少なくとも枚の小径フロントギヤ(2)とを
    備える自転車用フロントギヤであって、 チェン落ち防止の樹脂製のガード作用部(5a)と、こ
    のガード作用部(5a)に沿って前記ガード作用部(5
    a)を補強し、かつ、前記ガード作用部(5a)とは別
    体に形成して前記ガード作用部(5a)に連結してある
    環状補強体(5b)とを備えるチェンガード(5)を、
    前記大径フロントギヤ(1)の横外側に配置し、 前記ガード作用部(5a)の作用端部(5t)を、前記
    環状補強体(5b)に優先してチェン(C)に接触する
    状態に前記環状補強体(5b)より前記大径フロントギ
    ヤ(1)側に配置し、 前記ガード作用部(5a)と前記環状補強体(5b)と
    を連結している樹脂製連結具(6),(7)を、前記ガー
    ド作用部(5a)に一体成型してあるとともに前記環状
    補強体(5b)の周方向に分散配置してある自転車用フ
    ロントギヤ。
  2. 【請求項2】 前記環状補強体(5b)が金属製である
    とともに前記ガード作用部(5a)に対してギヤ径方向
    外側に位置し、前記環状補強体(5b)のギヤ径方向で
    の肉厚(T1)が前記ガード作用部(5a)のギヤ径方
    向での肉厚(T2)より大である請求項1記載の自転車
    用フロントギヤ。
  3. 【請求項3】 前記ガード作用部(5a)を前記大径フ
    ロントギヤ(1)に連結している取り付けアーム(8)
    が、樹脂製であるとともに前記ガード作用部(5a)に
    一体成型されている請求項2記載の自転車用フロントギ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 前記取り付けアーム(8)の長手方向延
    長上に前記連結具(6)が取り付けられている請求項3
    記載の自転車用フロントギヤ。
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