JPH0670785A - グルコン酸の製造方法 - Google Patents
グルコン酸の製造方法Info
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- JPH0670785A JPH0670785A JP25414492A JP25414492A JPH0670785A JP H0670785 A JPH0670785 A JP H0670785A JP 25414492 A JP25414492 A JP 25414492A JP 25414492 A JP25414492 A JP 25414492A JP H0670785 A JPH0670785 A JP H0670785A
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- glucose
- gluconic acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 酵素触媒法によるグルコン酸の製造方法を
提供する。 【構成】 分子中に相互に架橋可能な官能基を有する
水溶性高分子のアルギン酸ナトリウム水溶液にグルコ−
スオキシダ−ゼと貴金属微粒子を分散させた後、該水溶
液を分子架橋剤の塩化カルシウムを含有する水溶液中に
液滴の形で滴下してゲル化させることにより得られる高
分子ゲルビ−ズ存在下にグルコ−スの水溶液に酸素含有
ガスを供給することを特徴とするグルコン酸の製造方
法。
提供する。 【構成】 分子中に相互に架橋可能な官能基を有する
水溶性高分子のアルギン酸ナトリウム水溶液にグルコ−
スオキシダ−ゼと貴金属微粒子を分散させた後、該水溶
液を分子架橋剤の塩化カルシウムを含有する水溶液中に
液滴の形で滴下してゲル化させることにより得られる高
分子ゲルビ−ズ存在下にグルコ−スの水溶液に酸素含有
ガスを供給することを特徴とするグルコン酸の製造方
法。
Description
【001】
【産業上の利用分野】本発明は、酵素酸化触媒存在下に
グルコ−スを酸素含有ガスで酸化してグルコン酸を製造
する方法の改良に関する。
グルコ−スを酸素含有ガスで酸化してグルコン酸を製造
する方法の改良に関する。
【002】
【従来技術】グルコ−スよりのグルコン酸の工業的製造
は、従来より発酵法により行われているが、発酵法は、
発酵に約12時間要し、生産性が劣るので、触媒存在下
に酸素で酸化して、短時間に製造する方法が種々提案さ
れている。しかし、この方法の大部分は、例えば、特開
昭55−7230号、特開昭62−228093号、特
開平2−72137号、特公平3−76299号、特公
平4−19985号の各公報に見られるごとく貴金属触
媒存在下に酸素または酸素含有ガスでアルカリ水溶液の
グルコ−スを酸化する方法で、4時間前後でグルコン酸
を製造できる。
は、従来より発酵法により行われているが、発酵法は、
発酵に約12時間要し、生産性が劣るので、触媒存在下
に酸素で酸化して、短時間に製造する方法が種々提案さ
れている。しかし、この方法の大部分は、例えば、特開
昭55−7230号、特開昭62−228093号、特
開平2−72137号、特公平3−76299号、特公
平4−19985号の各公報に見られるごとく貴金属触
媒存在下に酸素または酸素含有ガスでアルカリ水溶液の
グルコ−スを酸化する方法で、4時間前後でグルコン酸
を製造できる。
【003】本発明者らは、かかる触媒によらずにグルコ
−スよりグルコン酸を能率よく製造できる方法はないか
と検討した結果、酵素酸化触媒の使用でも製造可能であ
ることが判明した。すなわち、グルコ−スオキシダ−ゼ
とカタラ−ゼとをグルコ−ス水溶液中に添加して、酸素
または酸素含有ガスを供給しながら前者によりグルコ−
スのアルデヒド基をカルボキシル基に酸化し、その酸化
の際に副生する過酸化水素を後者で分解して、前者が酸
化されるのを防止し、前者の活性化を維持すればよいこ
とを見いだした。
−スよりグルコン酸を能率よく製造できる方法はないか
と検討した結果、酵素酸化触媒の使用でも製造可能であ
ることが判明した。すなわち、グルコ−スオキシダ−ゼ
とカタラ−ゼとをグルコ−ス水溶液中に添加して、酸素
または酸素含有ガスを供給しながら前者によりグルコ−
スのアルデヒド基をカルボキシル基に酸化し、その酸化
の際に副生する過酸化水素を後者で分解して、前者が酸
化されるのを防止し、前者の活性化を維持すればよいこ
とを見いだした。
【004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、酵素を
水溶液中に直接添加して分散させた場合、グルコン酸と
の分離が発酵法の場合のように繁雑で、また、カタラ−
ゼでは副生する過酸化水素によって失活し、その分解が
不十分なため、反応の経過とともに過酸化水素濃度が次
第に高くなって、グルコ−スオキシダ−ゼを失活させる
という問題があった。
水溶液中に直接添加して分散させた場合、グルコン酸と
の分離が発酵法の場合のように繁雑で、また、カタラ−
ゼでは副生する過酸化水素によって失活し、その分解が
不十分なため、反応の経過とともに過酸化水素濃度が次
第に高くなって、グルコ−スオキシダ−ゼを失活させる
という問題があった。
【005】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
を解決するためになされたもので、その特徴とするとこ
ろは、分子中に相互に架橋可能な官能基を有する水溶性
高分子のアルギン酸ナトリウム水溶液にグルコ−スオキ
シダ−ゼと貴金属微粒子を分散させた後、該水溶液を分
子架橋剤の塩化カルシウムを含有する水溶液中に液滴の
形で滴下してゲル化させることにより得られる高分子ゲ
ルビ−ズ存在下にグルコ−スの水溶液に酸素含有ガスを
供給することにある。
を解決するためになされたもので、その特徴とするとこ
ろは、分子中に相互に架橋可能な官能基を有する水溶性
高分子のアルギン酸ナトリウム水溶液にグルコ−スオキ
シダ−ゼと貴金属微粒子を分散させた後、該水溶液を分
子架橋剤の塩化カルシウムを含有する水溶液中に液滴の
形で滴下してゲル化させることにより得られる高分子ゲ
ルビ−ズ存在下にグルコ−スの水溶液に酸素含有ガスを
供給することにある。
【006】
【作用】本発明者らは、浸透性能を有する物質の立体網
状組織の担体にグルコ−スオキシダ−ゼと過酸化水素分
解物質を担持させれば、前記問題が解決できるとの想定
のもとに、アルギン酸ナトリウムの水溶液にグルコ−ス
オキシダ−ゼとカタラ−ゼを分散させて、その水溶液を
塩化カルシュウムの水溶液中に液滴の形で滴下してゲル
化させることにより調製したアルギン酸カルシュウムゲ
ルビ−ズをグルコ−ス水溶液中に添加して、空気を吹き
込みながらグルコ−スを酸化したところグルコン酸の製
造が可能であることを見いだした。
状組織の担体にグルコ−スオキシダ−ゼと過酸化水素分
解物質を担持させれば、前記問題が解決できるとの想定
のもとに、アルギン酸ナトリウムの水溶液にグルコ−ス
オキシダ−ゼとカタラ−ゼを分散させて、その水溶液を
塩化カルシュウムの水溶液中に液滴の形で滴下してゲル
化させることにより調製したアルギン酸カルシュウムゲ
ルビ−ズをグルコ−ス水溶液中に添加して、空気を吹き
込みながらグルコ−スを酸化したところグルコン酸の製
造が可能であることを見いだした。
【007】すなわち、アルギン酸ナトリウムの液滴を塩
化カルシュウム水溶液中に滴下すると、隣接分子の各カ
ルボキシル基が同一カルシュウムと反応して、分子が相
互に架橋され、グルコ−スオキシダ−ゼとカタラ−ゼと
を含有する立体網状組織体となる。従って、カタラ−ゼ
の代わりにカタラ−ゼより過酸化水素に対して安定で高
い分解能を有する物質を担持させれば、グルコン酸の持
続的製造が可能になる。そこで、本発明者らは、カタラ
−ゼに代わる物質を見いだすべく種々検討した結果、貴
金属が優れていることを見いだし、貴金属粒子を担持さ
せた。
化カルシュウム水溶液中に滴下すると、隣接分子の各カ
ルボキシル基が同一カルシュウムと反応して、分子が相
互に架橋され、グルコ−スオキシダ−ゼとカタラ−ゼと
を含有する立体網状組織体となる。従って、カタラ−ゼ
の代わりにカタラ−ゼより過酸化水素に対して安定で高
い分解能を有する物質を担持させれば、グルコン酸の持
続的製造が可能になる。そこで、本発明者らは、カタラ
−ゼに代わる物質を見いだすべく種々検討した結果、貴
金属が優れていることを見いだし、貴金属粒子を担持さ
せた。
【008】図1は、濃度10-4〜10-2mol/lの過
酸化水素脱イオン水溶液(500ml)にグルコ−スオ
キシダ−ゼ(アスペルギルス・ニガ−起源)とカタラ−
ゼ(牛肝臓起源)を固定したアルギン酸カルシュウムゲ
ルビ−ズと前記カタラ−ゼの代わりに1.2%(ゲル化
前の含有量)のパラジウムを固定したアルギン酸カルシ
ュウムゲルビ−ズを入れ、スタ−ラ−で撹拌して、過酸
化水素の分解速度定数kH2O2の経時変化(活性安定性)
を測定したものであるが、前者の高分子ゲルビ−ズを用
いた場合は過酸化水素の分解速度定数kH2O2が急激に小
さくなるのに対して後者の高分子ゲルビ−ズを用いた場
合は150日経過しても最初の状態と変らない。なお、
過酸化水素濃度は酵素法により測定した。この図1から
明らかなように、パラジウムの触媒作用はグルコ−スを
接触分解するものでなく、グルコ−スオキシダ−ゼの触
媒作用により生じた過酸化水素を分解するものであり、
従来の触媒法とは異なるものである。
酸化水素脱イオン水溶液(500ml)にグルコ−スオ
キシダ−ゼ(アスペルギルス・ニガ−起源)とカタラ−
ゼ(牛肝臓起源)を固定したアルギン酸カルシュウムゲ
ルビ−ズと前記カタラ−ゼの代わりに1.2%(ゲル化
前の含有量)のパラジウムを固定したアルギン酸カルシ
ュウムゲルビ−ズを入れ、スタ−ラ−で撹拌して、過酸
化水素の分解速度定数kH2O2の経時変化(活性安定性)
を測定したものであるが、前者の高分子ゲルビ−ズを用
いた場合は過酸化水素の分解速度定数kH2O2が急激に小
さくなるのに対して後者の高分子ゲルビ−ズを用いた場
合は150日経過しても最初の状態と変らない。なお、
過酸化水素濃度は酵素法により測定した。この図1から
明らかなように、パラジウムの触媒作用はグルコ−スを
接触分解するものでなく、グルコ−スオキシダ−ゼの触
媒作用により生じた過酸化水素を分解するものであり、
従来の触媒法とは異なるものである。
【009】グルコ−スオキシダ−ゼとパラジウム粒子と
を分散させたアルギン酸カルシュウムゲルビ−ズは、例
えば、図2の方法によれば容易に製造できる。すなわ
ち、ビ−カ−1においてパラジウム粒子を超音波照射下
で単一粒子として均一に分散させ、これにグルコ−スオ
キシダ−ゼを添加混合したアルギン酸水溶液2をポンプ
3でスタンド4に垂直に保持させたノズル5からビ−カ
−6に用意しておいた架橋促進剤のポリエチレンイミン
含有の塩化カルシュウム水溶液7に液滴の状態で滴下
し、架橋すればよい。生成した高分子ゲルビ−ズはグル
タルアルデヒド処理後脱イオン水で洗浄して、パラジウ
ムの過酸化水素分解能に有害な塩化ナトリウム、塩化カ
ルシュウムを完全に除去しておく。アルギン酸分子を架
橋しているカルシュウムは高分子ゲルビ−ズの過酸化水
素分解能の障害にならない。なお、塩化カルシュウム水
溶液7は液滴を滴下する際にスタ−ラ−8で撹拌してお
く。アルギン酸ナトリウム水溶液2の濃度としては濃度
1〜3%、また、塩化カルシュウム水溶液7としては濃
度1〜5%のものを用いればよい。
を分散させたアルギン酸カルシュウムゲルビ−ズは、例
えば、図2の方法によれば容易に製造できる。すなわ
ち、ビ−カ−1においてパラジウム粒子を超音波照射下
で単一粒子として均一に分散させ、これにグルコ−スオ
キシダ−ゼを添加混合したアルギン酸水溶液2をポンプ
3でスタンド4に垂直に保持させたノズル5からビ−カ
−6に用意しておいた架橋促進剤のポリエチレンイミン
含有の塩化カルシュウム水溶液7に液滴の状態で滴下
し、架橋すればよい。生成した高分子ゲルビ−ズはグル
タルアルデヒド処理後脱イオン水で洗浄して、パラジウ
ムの過酸化水素分解能に有害な塩化ナトリウム、塩化カ
ルシュウムを完全に除去しておく。アルギン酸分子を架
橋しているカルシュウムは高分子ゲルビ−ズの過酸化水
素分解能の障害にならない。なお、塩化カルシュウム水
溶液7は液滴を滴下する際にスタ−ラ−8で撹拌してお
く。アルギン酸ナトリウム水溶液2の濃度としては濃度
1〜3%、また、塩化カルシュウム水溶液7としては濃
度1〜5%のものを用いればよい。
【010】貴金属粒子としては、パラジウム、パラジウ
ム黒、白金などが挙げられる。この貴金属粒子は高分子
ゲルビ−ズ中に固定してしまえば、粒径が小さくとも凝
集することがないので、小さい程少ない量で表面積を広
くでき、かつ、アルギン酸ナトリウム水溶液中への均一
分散が容易になる。このため、平均粒径10μm以下、
好ましくは1μm以下のものが適している。もとより粒
径がこれらより多少大きくても問題はない。あまり大き
過ぎると、粒子懸濁アルギン酸ナトリウム水溶液の流動
性が悪くなり、液滴化が困難となる。
ム黒、白金などが挙げられる。この貴金属粒子は高分子
ゲルビ−ズ中に固定してしまえば、粒径が小さくとも凝
集することがないので、小さい程少ない量で表面積を広
くでき、かつ、アルギン酸ナトリウム水溶液中への均一
分散が容易になる。このため、平均粒径10μm以下、
好ましくは1μm以下のものが適している。もとより粒
径がこれらより多少大きくても問題はない。あまり大き
過ぎると、粒子懸濁アルギン酸ナトリウム水溶液の流動
性が悪くなり、液滴化が困難となる。
【011】グルコン酸の製造は、グルコ−スを脱イオン
水に溶解して、その水溶液中に高分子ゲルビ−ズを投入
し、酸素を供給しながら撹拌すればよい。カタラ−ゼを
用いた場合、過酸化水素濃度が10-4mol/l以上にな
ると、まずカタラ−ゼが失活してしまい、その後グルコ
−スオキシダ−ゼが蓄積した過酸化水素によって失活し
たが、高分子ゲルビ−ズの場合は過酸化水素濃度がこれ
以上になっても問題ない。
水に溶解して、その水溶液中に高分子ゲルビ−ズを投入
し、酸素を供給しながら撹拌すればよい。カタラ−ゼを
用いた場合、過酸化水素濃度が10-4mol/l以上にな
ると、まずカタラ−ゼが失活してしまい、その後グルコ
−スオキシダ−ゼが蓄積した過酸化水素によって失活し
たが、高分子ゲルビ−ズの場合は過酸化水素濃度がこれ
以上になっても問題ない。
【012】
実施例1 (1)高分子ゲルビ−ズの調製 脱イオン水200ml中にアルギン酸ナトリウム(分子
量5〜20万)を5g添加して、加温下でスタ−ラ−で
撹拌し、均一な水溶液にした後、このアルギン酸ナトリ
ウム水溶液80mlにパラジウム微粒子(平均粒径0.
07μm)を2g添加して、超音波照射によって微粒子
を単一粒子として分散させた。このようにして調製した
微粒子懸濁アルギン酸ナトリウム水溶液に濃度が4×1
0-6mol/lとなるようにグルコ−スオキシダ−ゼ水
溶液20mlを加え、均一に混合した(パラジウム含有
量2%)。この水溶液を図1の方法で撹拌下の0.2m
ol/lの塩化カルシュウム水溶液(0.3%ポリエチレ
ンイミン含有)に液滴の状態で滴下し、120分間放置
した。その後、高分子ゲルビ−ズを取り出して、0.3
%グルタルアルデヒド水溶液で表面処理(60分間)し
た後、脱イオン水で十分洗浄した。この高分子ゲルビ−
ズ中のグルコ−スオキシダ−ゼ濃度は7×10-6mol
/l、パラジウム濃度は4%で、ビ−ズ粒径は概略3.0
mmであった。
量5〜20万)を5g添加して、加温下でスタ−ラ−で
撹拌し、均一な水溶液にした後、このアルギン酸ナトリ
ウム水溶液80mlにパラジウム微粒子(平均粒径0.
07μm)を2g添加して、超音波照射によって微粒子
を単一粒子として分散させた。このようにして調製した
微粒子懸濁アルギン酸ナトリウム水溶液に濃度が4×1
0-6mol/lとなるようにグルコ−スオキシダ−ゼ水
溶液20mlを加え、均一に混合した(パラジウム含有
量2%)。この水溶液を図1の方法で撹拌下の0.2m
ol/lの塩化カルシュウム水溶液(0.3%ポリエチレ
ンイミン含有)に液滴の状態で滴下し、120分間放置
した。その後、高分子ゲルビ−ズを取り出して、0.3
%グルタルアルデヒド水溶液で表面処理(60分間)し
た後、脱イオン水で十分洗浄した。この高分子ゲルビ−
ズ中のグルコ−スオキシダ−ゼ濃度は7×10-6mol
/l、パラジウム濃度は4%で、ビ−ズ粒径は概略3.0
mmであった。
【013】(2)グルコン酸の製造 ドラフト管を有する気泡塔にグルコ−スの1%水溶液を
340ml入れて、上記高分子ゲルビ−ズを60g混合
し、気泡塔下側から空気を800cm3/minの割合で
供給しながら30℃で4時間反応させた。反応経過中p
H=5となるように水酸化ナトリウム水溶液を適時添加
した。反応完了後高分子ゲルビ−ズを濾別して、反応液
の一部をクロマトグラフィ−で定量した。この結果を次
に示す。 グルコ−ス転化率(%) 90 グルコン酸収率(%) 100 副生物(%) 0
340ml入れて、上記高分子ゲルビ−ズを60g混合
し、気泡塔下側から空気を800cm3/minの割合で
供給しながら30℃で4時間反応させた。反応経過中p
H=5となるように水酸化ナトリウム水溶液を適時添加
した。反応完了後高分子ゲルビ−ズを濾別して、反応液
の一部をクロマトグラフィ−で定量した。この結果を次
に示す。 グルコ−ス転化率(%) 90 グルコン酸収率(%) 100 副生物(%) 0
【014】実施例2 実施例1で濾別した高分子ゲルビ−ズを繰り返しグルコ
ン酸の製造に使用した。グルコン酸の製造は実施例1と
同一条件で行った。この結果を次に示す。 回数 グルコン酸収率(%) グルコ−ス転化率(%) 2回 100 90 5回 100 90 8回 100 90
ン酸の製造に使用した。グルコン酸の製造は実施例1と
同一条件で行った。この結果を次に示す。 回数 グルコン酸収率(%) グルコ−ス転化率(%) 2回 100 90 5回 100 90 8回 100 90
【015】実施例3 実施例1の高分子ゲルビ−ズ調製において、パラジウム
微粒子含有量の異なる高分子ゲルビ−ズを調製して、実
施例1のグルコン酸製造法と同一条件でグルコン酸を製
造した。この結果を次に示す。 パラジウム含有量(%) グルコン酸収率(%) 転化率(%) 1.0 100 80 2.0 100 90 3.0 100 95
微粒子含有量の異なる高分子ゲルビ−ズを調製して、実
施例1のグルコン酸製造法と同一条件でグルコン酸を製
造した。この結果を次に示す。 パラジウム含有量(%) グルコン酸収率(%) 転化率(%) 1.0 100 80 2.0 100 90 3.0 100 95
【016】実施例4 実施例1の高分子ゲルビ−ズ調製において、パラジウム
微粒子の代わりに種々の貴金属微粒子を2%添加して、
高分子ゲルビ−ズを調製し、この高分子ゲルビ−ズを用
いて、実施例1のグルコン酸製造法と同一条件でグルコ
ン酸を製造した。この結果を次に示す。 貴金属微粒子(平均粒径) グルコン酸収率(%) 転化率(%) パラジウム(0.07μm) 100 90 パラジウム黒(0.15μm) 100 80 白金(0.1μm) 100 95
微粒子の代わりに種々の貴金属微粒子を2%添加して、
高分子ゲルビ−ズを調製し、この高分子ゲルビ−ズを用
いて、実施例1のグルコン酸製造法と同一条件でグルコ
ン酸を製造した。この結果を次に示す。 貴金属微粒子(平均粒径) グルコン酸収率(%) 転化率(%) パラジウム(0.07μm) 100 90 パラジウム黒(0.15μm) 100 80 白金(0.1μm) 100 95
【017】比較例1 実施例1の高分子ゲルビ−ズ調製において、パラジウム
微粒子の代わりにカタラ−ゼを0.12g添加して、高
分子ゲルビ−ズを調製して、実施例1のグルコン酸製造
法と同一条件でグルコン酸を製造した。この結果を次に
示す。 回数 グルコン酸収率(%) グルコ−ス転化率(%) 1回 100 50〜70(保存期間に依存) 2回 0 0
微粒子の代わりにカタラ−ゼを0.12g添加して、高
分子ゲルビ−ズを調製して、実施例1のグルコン酸製造
法と同一条件でグルコン酸を製造した。この結果を次に
示す。 回数 グルコン酸収率(%) グルコ−ス転化率(%) 1回 100 50〜70(保存期間に依存) 2回 0 0
【018】比較例2 ドラフト管を有する気泡塔にグルコ−スの1%水溶液を
400ml入れた後、初期触媒活性が高分子ゲルビ−ズ
と同一になるように、実施例1で高分子ゲルビ−ズの調
製に使用したグルコ−スオキシダ−ゼを1mg、パラジ
ウム微粒子を40mg直接混合して分散させ、気泡塔下
側から空気を800cm3/minの割合で供給しながら
30℃で4時間反応させた。反応完了後パラジウム微粒
子を遠心分離して、反応液の一部をクロマトグラフィ−
で定量した。この結果を次に示す。 グルコ−ス転化率(%) 40〜80(パラジウム微粒
子の凝集状態に依存) グルコン酸収率(%) 100 通気による気泡塔内の液循環流のため、パラジウム微粒
子は塔内で均一に分散しているが、グルコン酸の蓄積と
ともにパラジウム微粒子の凝集が認められた。また、気
泡塔の代わりに通気撹拌槽を用いると、インペラ−軸に
はパラジウム微粒子の凝集が認められた。
400ml入れた後、初期触媒活性が高分子ゲルビ−ズ
と同一になるように、実施例1で高分子ゲルビ−ズの調
製に使用したグルコ−スオキシダ−ゼを1mg、パラジ
ウム微粒子を40mg直接混合して分散させ、気泡塔下
側から空気を800cm3/minの割合で供給しながら
30℃で4時間反応させた。反応完了後パラジウム微粒
子を遠心分離して、反応液の一部をクロマトグラフィ−
で定量した。この結果を次に示す。 グルコ−ス転化率(%) 40〜80(パラジウム微粒
子の凝集状態に依存) グルコン酸収率(%) 100 通気による気泡塔内の液循環流のため、パラジウム微粒
子は塔内で均一に分散しているが、グルコン酸の蓄積と
ともにパラジウム微粒子の凝集が認められた。また、気
泡塔の代わりに通気撹拌槽を用いると、インペラ−軸に
はパラジウム微粒子の凝集が認められた。
【019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、グル
コ−スオキシダ−ゼと貴金属粒子とを固定した高分子ゲ
ルビ−ズをグルコ−ス水溶液中に混合してグルコ−スを
グルコン酸に酸化するのであるから、高分子ゲルビ−ズ
を反応液より分離するのは容易である。また、高分子ゲ
ルビ−ズは繰り返し使用できるので、製造コストが安価
になる。
コ−スオキシダ−ゼと貴金属粒子とを固定した高分子ゲ
ルビ−ズをグルコ−ス水溶液中に混合してグルコ−スを
グルコン酸に酸化するのであるから、高分子ゲルビ−ズ
を反応液より分離するのは容易である。また、高分子ゲ
ルビ−ズは繰り返し使用できるので、製造コストが安価
になる。
【図1】グルコ−スオキシダ−ゼとカタラ−ゼを固定し
た高分子ゲルビ−ズまたはグルコ−スオキシダ−ゼとパ
ラジウム粒子を固定した高分子ゲルビ−ズについて過酸
化水素分解能(過酸化水素分解速度定数)の脱イオン水
中での保存期間による変化(触媒活性安定性)を示すグ
ラフである。
た高分子ゲルビ−ズまたはグルコ−スオキシダ−ゼとパ
ラジウム粒子を固定した高分子ゲルビ−ズについて過酸
化水素分解能(過酸化水素分解速度定数)の脱イオン水
中での保存期間による変化(触媒活性安定性)を示すグ
ラフである。
【図2】高分子ゲルビ−ズの製造方法を示す装置であ
る。
る。
1…ビ−カ−、2…アルギン酸ナトリウム水溶液、3…
ポンプ、4…スタンド、5…ノズル、6…ビ−カ−、7
…塩化カルシュウム水溶液、8…スタ−ラ−、
ポンプ、4…スタンド、5…ノズル、6…ビ−カ−、7
…塩化カルシュウム水溶液、8…スタ−ラ−、
フロントページの続き (72)発明者 大崎 勝久 千葉県市川市高谷新町7番地の1 日新製 鋼株式会社新材料研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 分子中に相互に架橋可能な官能基を有
する水溶性高分子のアルギン酸ナトリウム水溶液にグル
コ−スオキシダ−ゼと貴金属微粒子を分散させた後、該
水溶液を分子架橋剤の塩化カルシウムを含有する水溶液
中に液滴の形で滴下してゲル化させることにより得られ
る高分子ゲルビ−ズ存在下にグルコ−スの水溶液に酸素
含有ガスを供給することを特徴とするグルコン酸の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25414492A JPH0670785A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | グルコン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25414492A JPH0670785A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | グルコン酸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670785A true JPH0670785A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17260838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25414492A Withdrawn JPH0670785A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | グルコン酸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670785A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999012873A1 (en) * | 1997-09-08 | 1999-03-18 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Polymer gel and process for the activation of active hydrogen compounds |
| KR20030035139A (ko) * | 2001-10-30 | 2003-05-09 | 김정수 | 효소반응을 이용한 글루콘산 마그네슘의 제조방법 |
| CN114699364A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-07-05 | 山东大学 | 一种海藻酸盐可注射水凝胶及其制备方法与应用 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP25414492A patent/JPH0670785A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999012873A1 (en) * | 1997-09-08 | 1999-03-18 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Polymer gel and process for the activation of active hydrogen compounds |
| US6914155B2 (en) | 1997-09-08 | 2005-07-05 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | High polymer gel and activation method for compounds containing active hydrogen |
| KR20030035139A (ko) * | 2001-10-30 | 2003-05-09 | 김정수 | 효소반응을 이용한 글루콘산 마그네슘의 제조방법 |
| CN114699364A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-07-05 | 山东大学 | 一种海藻酸盐可注射水凝胶及其制备方法与应用 |
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