JPH0670955A - 吸収性物品用の表面材及びその製造方法 - Google Patents
吸収性物品用の表面材及びその製造方法Info
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- JPH0670955A JPH0670955A JP4228866A JP22886692A JPH0670955A JP H0670955 A JPH0670955 A JP H0670955A JP 4228866 A JP4228866 A JP 4228866A JP 22886692 A JP22886692 A JP 22886692A JP H0670955 A JPH0670955 A JP H0670955A
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Abstract
な風合いを有し、且つ表面の液残りが少なく、ムレやべ
たつきが生じにくい吸収性物品用の表面材及びその製造
方法の提供。 【構成】 本発明の吸収性物品の表面材1は、それぞれ
凸状曲面からなり且つ連続した平面を形成していない無
数の頂部3と、それぞれ凹状曲面からなる無数の底部4
と、上記頂部3と上記底部4とをそれぞれ連結する連結
部5とを具備し、上記各孔部Pは、それぞれ上記連結部
5、上記頂部3及び上記底部4により形成され且つそれ
ぞれ上記頂部3間に空間を有する構造であり、更に、上
記表面材1には、上記底部4にそれぞれ上記頂部3間の
空間と連通する液透過用開孔6が形成されることによ
り、全体として頂部3から底部4までを包含する連続し
た巨視的な褶曲構造が形成され且つ上記頂部3にのみ微
細な凹凸パターン2が形成されている。即ち、上記表面
材1は、巨視的な褶曲構造と頂部3にのみ付与された微
細な凹凸パターン2を有する。
Description
ツ等の吸収性物品に用いられる表面材に関するものであ
る。
るために用いられる吸収性物品は、液体透過性の表面材
と液体不透過性の防漏材との間に液体を吸収、保持する
吸収体を介在させた構造となっている。この吸収性物品
において、液体透過性の表面材(外包材、被覆材、トッ
プシート、カバーストック等と称されることもある)
は、吸収すべき液体を速やかに吸収体に移行させること
(以下、「液透過性」と記す)は勿論のこと、吸収体に
移行した液体を逆戻りさせず人体に乾燥した感覚を与え
ること(以下、「液戻り防止性」と記す)、吸収体中に
拡散した体液の色を遮蔽すること(以下、「遮蔽性」と
記す)、更には、風合いが良好なこと等が要望されてい
る。また、液体不透過性の防漏材は、吸収体で吸収、保
持した排泄物が漏れ出すのを防ぐのが主な機能である
が、更に、外観、感触とも布様であることが強く望まれ
るようになった。
技術が提案されている。例えば、表面材としての疎水性
の微細繊維集合体である不織布を用い、体表面と吸収体
との間に疎水雰囲気の空間を形成することにより、液透
過性を損なわずに液戻り防止性を向上させる技術(特開
昭58−180602号公報)が挙げられる。この不織
布においては、表面の微細繊維の凹凸パターン及び微細
繊維集合体により必然的に形成される微小空間により、
使用者に柔らかで滑らかな肌触りを与えることができ
る。
においては、不織布繊維の微小空間に吸収体を移行すべ
き液体が保留しやすく、圧力が加わると保留した液体が
容易に体表面側に移行するという致命的な欠陥があるた
め、いかに疎水性の繊維を用いても液戻り防止性の向上
には自ら限界がある。一方、開孔を有する疎水性シート
(有孔フィルムシート)、具体的には開孔したフィルム
を表面材として用いることにより、液戻り防止性を向上
させる技術(実開昭54−124398号公報、特開昭
57−1340号公報、特開昭61−45753号公
報)も提案されている。この有孔フィルムシートを表面
材として用いれば、表面材中での液の保留は起こらな
い。しかしながら、開孔を有するフィルムにおいては、
しばしば美観に欠けると共に、これらのフィルムは高分
子内にヘテロ環を有するフィルムに特有の「プラスティ
ック」の感じを残しており、使用者の皮膚との接触状態
において、粘着感又は不快感を与えるという欠点があ
る。特に、フィルム表面に少量でも液が残存し、体温が
加わり更に(装着により)圧力がかかった状態では、こ
の「プラスティック」の不快感が著しく大きくなるとと
もにムレ感、べたつき感が発現し、甚だしい場合ではカ
ユミ、カブレなどの皮膚トラブルが発生し、使用に耐え
得ないケースすら現れてしまう。
る面のフィルム表面にミクロ的な微細な凹凸パターン
(ミクロエンボス処理と称す)を形成させ、布様感触を
付与する技術(特開昭58−1517号公報)が提案さ
れている。
滑なフィルム表面に、数十μm 程度の凹凸を付与した
(通常「ミクロエンボス処理」と称される)だけでは、
確かに「プラスティック」感触をある程度は改善するこ
とができるものの、実装着においては装着圧と肌の柔軟
性により、「プラスティック」感触を充分に改善するに
は至っていない。また、平滑な開口フィルム表面にミク
ロエンボス処理を施すことにより、平滑な表面での液の
残存安定性が増し、液残りを増大させるという問題点が
ある。更に、通常のミクロエンボス処理においてはフィ
ルムに開孔された孔の内部(通常「連結部」と称され
る)にまで微細な凹凸パターンが及ぶことになるため、
孔の壁面摩擦抵抗が増大する結果、液透過性が劣るとい
う問題もある。以上のように、従来のミクロエンボス処
理では、上述した問題点が相乗的に働いて、排出された
液が表面に極めて残りやすい状況にあり、ムレ、べたつ
きを助長し、「プラスティック」の不快感からは免れ
ず、皮膚への悪影響も改善されていない。
ク」感触のない、柔軟で快適な風合いを有し、且つ表面
の液残りが少なく、ムレやべたつきが生じにくい吸収性
物品用の表面材を提供することにある。
うに、吸収体を備えた吸収性物品の該吸収体の表面を覆
う液不透過性材料からなり且つ無数の孔部を有するプラ
スチックフィルムからなる表面材において、上記表面材
は、それぞれ凸状曲面からなり且つ連続した平面を形成
していない無数の頂部と、それぞれ凹状曲面からなる無
数の底部と、上記頂部と上記底部とをそれぞれ連結する
連結部とを具備し、上記各孔部は、それぞれ上記連結
部、上記頂部及び上記底部により形成され且つそれぞれ
上記頂部間に空間を有する構造であり、更に、上記表面
材には、上記底部にそれぞれ上記頂部間の空間と連通す
る液透過用開孔が形成されることにより、全体として頂
部から底部までを包含する連続した巨視的な褶曲構造が
形成され、且つ上記頂部にのみ微細な凹凸パターンが形
成されていることを特徴とする吸収性物品用の表面材を
提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明は、更に、上記吸収性物品用の表面材1を好適に
製造する方法として、請求項1に記載の吸収性物品用の
表面材の製造方法であって、押出し機から、編み目状の
支持体の表面側へ、プラスチック溶融樹脂を押出して、
上記支持体の編み目に対応する無数の頂部を有するシー
トを形成するシート形成工程と、上記シート形成工程に
おいて、押出された溶融樹脂を上記支持体の裏面側から
吸引して、上記シートに液透過用開口を穿孔する穿孔工
程と、上記穿孔工程において穿孔された上記シートを、
上記支持体上でその表面側からエンボス処理することに
よって、上記シートの頂部にのみ微細な凹凸パターンを
形成するエンボス工程と、を備えることを特徴とする吸
収性物品用の表面材の製造方法を併せて提供するもので
ある。
の製造方法については、本発明による方法を含め、大別
して次の3つの方法がある。即ち、肌当接面にのみ微細
な凹凸パターンを付与する方法として、シートを穿孔/
成型する際に用いられる支持体の製造時に、該支持体に
実質的な凹凸パターンを付与して製造する方法(方法
1)、もう一つは作成した支持体の一方の面に、後処理
によって、該支持体に実質的な凹凸パターンを付与する
方法(方法2)である。残る一法は、本発明による吸収
性物品用の表面材の製造方法であって、実際にシートを
穿孔した直後に、支持体上でシート表面にエンボス処理
を施す方法(方法3)である。
材として用いるに当たっては、通常表面材形成用の有孔
プレート(以下「支持体」という)の一方の面上に表面
材形成用の樹脂を供給し、該支持体の他方の面部から真
空吸引を行い、支持体の孔部に対応する孔をシートに付
与する方法が用いられる。一般には、得られる表面材
は、この支持体の表面の巨視構造を継承し、皮膚との当
接面は平面をなす。しかしながら、この支持体として、
例えば、スパイラル編みの金網を用いることによって、
金網の線材間の空間に対応する位置を孔部とし、金網表
面の曲面的な形状を表面形状とする、全体として巨視的
な褶曲構造をなす表面材を提供することが可能となる。
該表面材はその巨視的な褶曲構造の故に、皮膚との当接
部分が平面的に密着せず、近似的には、点状(スポット
的に)接触するため、プラスティック感触を大幅に免れ
ている上に、液の表面残留性についても、原理的には表
面に液の残りうる平面部分が存在しないため、これを大
幅に改善することが可能となっている。
材1は、それぞれ凸状曲面からなり且つ連続した平面を
形成していない無数の頂部3と、それぞれ凹状曲面から
なる無数の底部4と、上記頂部3と上記底部4とをそれ
ぞれ連結する連結部5とを具備し、上記各孔部Pは、そ
れぞれ上記連結部5、上記頂部3及び上記底部4により
形成され且つそれぞれ上記頂部3間に空間を有する構造
である。更に、上記表面材1には、上記底部4にそれぞ
れ上記頂部3間の空間と連通する液透過用開孔6が形成
されることにより、全体として頂部3から底部4までを
包含する連続した巨視的な褶曲構造が形成され且つ上記
頂部3にのみ微細な凹凸パターン2が形成されている。
即ち、上記表面材1は、巨視的な褶曲構造と頂部3にの
み付与された微細な凹凸パターン2とを有することにな
る。
特に上述した方法2、及び本発明の製造方法である方法
3を実施するに当たっては、必ずしも必須の技術要素と
はならないが、上述した方法1を実施する上で不可分の
技術要素となる。以下、本発明の吸収性物品用の表面材
の製造方法における、頂部に微細な凹凸パターン2を付
与する上述の方法1、2及び本発明である方法3につい
て、更に詳細に説明する。
及び(b)に示すようになスパイラル編み、もしくは通
常の編み方の金網10を用い、この金網10に用いる線
材11をより細かい複数本の線材の束(単に束ねたもの
であっても、これらを縒り合せて縒り線化したものであ
ってもよい)とする方法、あるいは線材自体は単線とす
るが、線材を予め表面処理してその表面に微視的(微
細)な凹凸パターン(例えば図2(a)、図2(c))
を付与しておく方法である。
面に後処理にて微視的(微細)な凹凸パターン(例えば
図2(a)、図2(c))を付与する方法である。この
場合、方法1と同様な支持体としてスパイラル編みの金
網10を用いることが、表面材接触面積低減、可撓性向
上等風合い面から見ても好ましく、より好適に使用する
ことができるが、基本的には同様の表面処理を通常の有
孔プレート(支持体)に施すことも可能である。
な凹凸パターンの付与に関しては、次の何れの方法、も
しくは次の何れの方法の組み合わせを用いることができ
る。即ち、エッチング処理、研磨性のある高硬度粒子の
吹き付け(「サンドブラスト」と称される)等による表
面欠損の付与、あるいは溶融金属粒子の吹き付け(「溶
射」と称される)等による凸面付与、又は対象より硬度
の高い型(エンボスロール等)を押しつけることによ
り、型の表面に予め形成された微細パターンを転写する
方法等である。上記方法1については、更に、線材作成
時点、あるいは作成した線材を真円度の低い異型断面の
ノズル(型)に通す、更には、高硬度の表面や型で擦り
キズをつける等の方法を用いることが可能である。
のように実施される。即ち、図7に示すように、まず、
押出し機としてTダイ40から溶融樹脂41を編み目状
の支持体としてのスパイラル編みの金網10上に押出
し、網目に対応する無数の頂部を有するシートを形成す
る(シート形成工程)。次いで、吸引装置42により金
網10上のシート(溶融樹脂)を金網10の裏面側から
吸引して、金網10の網目に対応する部分に液透過用開
口を穿孔する(穿孔工程)。その後、得られたシートの
皮膚当接面側(表面側)から予め微細な凹凸パターン形
状を表面に付与した型(エンボスロールに代表される
が、例えば、メッシュの大きい金網のような平板状の型
でも可能である)43を押しつけて、この表面パターン
を転写してエンボス処理することによって、シートの頂
部にのみ微細な凹凸パターンを形成する(エンボス工
程)。尚、エンボスロール43は、硬い金属ロールを押
しつけるのではなく、スパイラルネットに追随できるよ
うに、表面が柔軟性を有しているゴムロール等に凹凸を
つけたものが好ましい。エンボス処理におけるパターン
の転写性を高めるにはエンボス工程を可能な限り穿孔工
程に近付け、シートを構成する樹脂が熱過疎性を有する
温度領域にあるうちに処理を完了する必要がある。穿孔
工程後に樹脂が軟化していなければ、穿孔工程の後に加
熱機44により再加熱して樹脂温度を成型可能温度に高
めるか、またはエンボスロール43を加熱してエンボス
工程を行う方がよい。この方法によりエンボス工程の加
圧による支持体の歪みが穿孔工程に波及して穿孔性に影
響する危険性を厳密に排除できるほか、後加熱を熱風を
当接面側からノズルで吹きつけるなどの方法により、後
処理による開孔性の向上も可能となる。
持体の表面部分にのみ微細な凹凸パターンが付与される
結果、支持体の他方の面部から真空吸引を行って穿孔と
成型を行う際に、この微細な凹凸パターンが表面材の表
面部分(孔部でなく梁を形成する部分)に選択的に転写
されることになる。このとき支持体に載っていない孔部
は、微細な凹凸パターンが形成されず、孔部(内)壁の
壁面摩擦抵抗は低いレベルに止まり、液の透過性に悪影
響を及ぼさず、かつ孔部に残存する液量も低いレベルに
押さえることが可能となる。
いては、転写圧を適当に制御することによって微細な凹
凸パターン2を付与する領域を制御することが容易であ
る。特に、支持体にスパイラル編みの金網を用い、表面
に巨視的な褶曲構造を有する表面材と組み合わせた場合
においては、表面材頂部の最頂部分にピンポイント的に
微細な凹凸パターン2を付与することで皮膚に当接する
スポットにのみ微細な凹凸パターン2が存在し、表面構
造でも皮膚と接触しにくい裾の部分には、微細な凹凸パ
ターンが存在せず、その曲面構造と相俟って極端に液残
りの少ない表面材が形成される。
は、図2(a)、2(c)に示すように、互いに隣接す
る凸間の距離(ピッチ)Hが概ね、20〜150μm、
より好ましくは50〜100μmであり、高さ(凹凸の
深さ)Tが5〜60μm、さらに好ましくは10〜40
μmの範囲にあることが必要である。ピッチが150μ
mより大きいと、凸部と凸部との間で人間の皮膚の柔軟
性により皮膚が凹部にも接触することになり、「プラス
ティック」感を感じてしまい好ましくないからであり、
20μmより小さいと凸部間の間隔が狭すぎて連続した
平坦面と同様な感触となり「プラスティック」感を感じ
てしまい好ましくないからである。また、高さが5μm
より低いと、皮膚との接触面積が十分に減少せず、「プ
ラスティック」感を感じてしまうからであり、60μm
以上では使用者がその凹凸感をざらつき/かさつきとい
った好ましくない風合いとして認識するため好ましくな
い。尚、図2(b)、図2(d)においても同様にピッ
チH及び高さTが設定されている。
ざけるには凹凸パターンがこの領域内でピッチ/高さ/
パターン共に不規則に分布しており、凸の形状が丸い山
状をしているものが風合い上人工的な触感がなく好まし
いが、一方で方法1に於いて線材を細線の束にした方法
や、ひっかいて線状の傷を付けた方法では、形成するシ
ートの表面構造が織物フィラメント集合構造に酷似し、
不規則パターンの微細な凹凸を付与したものと同様に好
適に使用できる。
凹凸パターンを頂部の最頂部分に選択的に付与すること
は、風合いと液残り性を両立させ、もっとも理想的な表
面構造を提供する。このときの微細な凹凸が付与される
凹凸パターン領域は、頂部にほぼ楕円形をなして形成さ
れ、その領域は、それぞれ0.002mm2 〜15mm2の
範囲にあることが好ましく、更に0.006mm2 〜6mm
2 の範囲にあることがより好ましい。凹凸パターン領域
が15mm2 を越えて大きくなると、風合い上は特に問題
を生じないものの、液残りを生じ易い凹凸の多い表面は
不必要に大きく存在する結果となり、全体として表面に
残る液量が多くなって好ましくないからであり、凹凸パ
ターン領域が0.002mm2 より少なくなると、着用時
の装着圧が大きい場合(50g/cm2 以上)、微細な凹
凸パターンを付与した領域の外側までが皮膚に接触して
「プラスティック」感を生じるため好ましくないからで
ある。上述のように上記凹凸パターン2の領域同士が独
立して存在し、該領域間が離間している場合には、この
領域間が中心間距離で50μm〜500μmの範囲にあ
ることが好ましく、100μm〜500μmの範囲にあ
ることがより好ましい。
該表面材1を容易にしかも柔軟性を失わずに得るには、
熱可塑性を有する樹脂を予めシート成型したものを加
熱、可塑温度にして支持体としてのスパイラル網の金網
10上に送る方法と、これらの樹脂を溶融状態にしてT
ダイ40などより金網10上にフィルム状に流し出し穿
孔する方法が代表的であるが、疎水性のフィルムと繊維
集合体が一体化されたラミネート不織布を、支持体とし
てのスパイラル編みの金網上10で加熱し、方法3に従
って微細な凹凸パターンを付与する方法でもよい。後者
のラミネート不織布の微細な凹凸パターンの処理品を開
孔するには、針により穿孔する方法、流体の圧力差を利
用する方法などがあるが、本発明にかかる凹凸のパター
ンが損傷しないのであれば、何れの方法を用いてもよ
い。開孔Pはシートのほぼ全面にわたって一様に設けら
れ、形状は、円、楕円、スリット状の何れでもよく、開
孔の密度は、一般に50〜500個/cm2 、好ましくは
70〜300個/cm2 である。
スティックシートとしては、特に限定されないが、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリオレフィン、オレフィンと他のビニルモノマ
ー(酢酸ビニル、アクリル酸エチル等)と共重合樹脂、
ポリエステル、ナイロン、アセテート及びこれらのブレ
ンドポリマーといった疎水性樹脂が好ましく、風合いも
考慮すると、ポリオレフィン、オレフィンと他のモノマ
ーとの共重合樹脂又はこれらのブレンドポリマーが好ま
しい。
して用いる場合には、微細な凹凸パターンを付与したラ
ミネート不織布をそのまま用いることが好ましい。この
場合には、支持体上で真空吸引する際に吸引力を適宜制
御することによって、支持体孔部(又は孔部に相当する
部分)に対応する位置に凹みを付けたプラスティックシ
ートを用いることができる。シートの柔軟性、風合いな
どの点で、微細な凹凸と巨視的な凹みの混在する後者の
形態の方がより好ましく用いることができる。また、表
面材と防漏材が一体化して外包材を形成する使用形態で
は、吸引圧を表面部分に相当する部位とそれ以外(側面
及び背面)に相当する部位とで変え、表面材部分では支
持体開孔部分を完全に開孔させ、その他の部分では開孔
させず凹みにとどめておくことで両者を一度に生産する
ことが可能である。
状の曲面構造と、皮膚との当接面となる頂部に選択的に
付与された微細な凹凸パターンを有することで、使用時
における皮膚との接触面積を極力少なくでき、従来のプ
ラスチック感のない、サラットした感触を与える。ま
た、本発明の吸収性物品用の表面材は、表面シートとし
て、平滑面が無く、且つ孔部に微細凹凸パターンが無い
ため表面摩擦抵抗を小さく抑え、液吸収後の表面液残り
が少ない。更に、本発明の吸収性物品用の表面材の製造
方法は、上記吸収性物品用の表面材を好適に製造するも
のである。
明は、これらの実施例に限定されるものではない。な
お、下記実施例においては、生理用ナプキン表面材を例
に挙げて説明するが、本発明は、ナプキン防漏材、バッ
クシートの他紙おむつなどにも同様に使用することがで
きる。
品用の表面材の製造に用いられるスパイラル編みの金網
を示す。図1(a)は、金網の平面拡大図、図1(b)
は図1(a)に示す金網の拡大斜視図である。上述のよ
うに有孔プレートを支持体に用いることも可能である
が、柔軟性、風合い、液残り性で最も特徴的な、表面に
特有の褶曲構造を有する代表例として示す。以下に示す
実施例は、何れもこの図に示した編み方を基本パターン
とし、それぞれ記載した表面処理を施すことによって微
細な凹凸パターンを付与している。金網の編み方はここ
に記載したスパイラル編みに限定されず、平織り、サテ
ン織り等金網/織物に適用されるいかなる織り方も用い
ることができる。
の針金を用い、図1に示すスパイラル編みの金網を形成
し、幅40cm、長さ10mの支持体ネットを得た。
金を用い、この針金に平均粒径100μmの石英の微粉
を吹き付け処理し、表面の深さ平均50μm、凸間距離
平均150μmの微細な凹凸パターンを付与して、図2
(a)に示す針金11aを作成し、この針金11aを用
いて図1に示すスパイラル編みの金網を形成し、幅40
cm、長さ10mの支持体ネットを得た。
金を用い、この針金5本を束ねて撚り線化して、図2
(b)に示す針金11bを作成し、該針金11bを用い
て図1に示すスパイラル編みの金網を形成し、幅40c
m、長さ10mの支持体ネットを得た。
金を用い、図1に示すスパイラル編みの金網を形成し
た。この金網に溶融したステンレスを吹き付けて固着
し、図2(c)に示すような表面に高さ平均40μm、
ピッチ平均100μmの微細な凹凸パターンを付与し、
幅40cm、長さ10mの支持体ネットを得た。
金を用い、図1に示すスパイラル編みの金網を形成し
た。この金網を予め深さ30μm、ピッチ150μmの
微細な凹凸パターンを付与したステンレス製のエンボス
ロール二本の間に挟み込んで成型した。結果として、金
網の針金11dの両面の頂部に微細な凹凸パターンが付
与された(図2(d))幅40cm、長さ10mの支持体
ネットを得た。
工業(株)製)を単軸押出成形機(VZ−32−T、住
友重機械工業(株)製)にて押し出し、上述の支持体1
0(支持体として支持体2を用いる)上に流しだす。支
持体10は予めベルト状に成型され、押し出された樹脂
の落下位置に設置された吸引ノズルにより下方から吸引
され、成型と開孔を同時に行う。得られたフィルムをベ
ルトごと搬送しながら冷却し、巻き取って図3に示すよ
うな、坪量30g/m2 のポリオレフィンフィルム(実
施例1)を得た。
は同様の方法によりフィルム坪量30g/m2 のポリオ
レフィンフィルム(実施例2)を得た。
は同様の方法によりフィルム坪量30g/m2 のポリオ
レフィンフィルム(実施例3)を得た。
は同様の方法によりフィルム坪量30g/m2 のポリオ
レフィンフィルム(実施例4)を得た。
工業(株)製)を単軸押出成形機(VZ−32−T、住
友重機械工業(株)製)にて押し出し、支持体1上に流
しだす。押し出された樹脂の落下位置に設置された吸引
ノズルにより下方から吸引され、フィルムの成型と開孔
を同時に行った直後、フィルムは支持体ベルト上に設置
された直径50mmのエンボスロールを押しつけた。エン
ボスロールには予め無機微粒子を配合したゴムをライニ
ングしてあり、柔軟で且つ平均深さが25μm、ピッチ
が150μmの微細な凹凸パターンが付与されており、
これを頂部に転写することで図2に示すような、坪量3
0g/m2 のポリオレフィンフィルム(実施例5)を得
た。
い状態で再度上方より広口ノズルにより120℃の熱風
を吹き付け、さらに下方より真空吸引した後、実施例5
で用いたものと同様のエンボスロールを押しつけた。こ
うして坪量30g/m2 のポリオレフィンフィルム(実
施例6)を得た。
ロール化した後、通常の搬送ベルト上に巻き出して、再
度上方より広口及びノズルにより120℃の熱風を吹き
付けた後、実施例5で用いたものと同様のスチール製エ
ンボスロールを搬送ベルトと同調する角角度で回転させ
ながら表面材の表面(頂部)にタッチさせた。こうして
坪量30g/m2 のポリオレフィンフィルム(実施例
7)を得た。
は同様の方法によりフィルム坪量30g/m2 のポリオ
レフィンフィルム(比較例1)を得た。
工業(株)製)10部と平均粒径10μmのシリカ(ミ
ズカゾルC−1;水沢化学工業(株)製)10部とを2
軸混練機(ラボプラストミル、ME型、東洋精器(株)
製)で混練ペレット化した。得られたペレット2部と前
述のポリエチレン8部とを単軸押出成形機(VZ−32
−T、住友重機械工業(株)製)にて支持体1上に押し
出し、フィルム状に巻き取り、坪量30g/m2 の微粒
子含有ポリオレフィンフィルム(比較例2)を得た。
工業(株)製)を単軸押出成形機(VZ−32−T、住
友重機械工業(株)製)にて搬送ベルト上にフィルム状
に展開し、直後に実施例5で用いたものと同様のスチー
ル製エンボスロールを上方より押しつけ、表面に深さが
25μm、ピッチが150μmの微細な凹凸パターンを
有する以外は概ね平滑な坪量30g/m2 のフィルムを
得た。このフィルムを支持体1上に設置し、搬送しなが
ら上方より広口ノズルにより150℃の熱風を吹き付
け、直後に下方より真空吸引することにより、開孔部内
壁にまで微細な凹凸パターンを有するポリオレフィンフ
ィルム(比較例3)を得た。
に示す吸収性物品を構成した。即ち、吸収体部22aの
下側に、吸収保持シート22aを重ねて吸収体22と
し、この吸収保持シート22bは、吸収紙22c、22
c間に散布された吸収性ポリマー22dを挟持したもの
である。次いで、吸収体22、ポリエチレンをラミネー
トした液不透過性の防漏シート23、及び本実施例の表
面材1を、ズレ止め用ホットメルト粘着剤25を用い
て、図5に示す吸収性物品としての生理用ナプキンを作
成した。尚、図5中、符号27は両面テープ、テープ等
で、表面材1を吸収体22及防漏シート23に脱着可能
な固定を行ってサンプル20とした。
女性腰部モデル30に装着させ、ショーツをはかせた後
100歩/分(50m/分)の歩行速度で10分間歩行
させた。その、カルボキシメチルセルロースナトリウム
(和光純薬(株)製)を加えて動粘度を5万cpに調節
した脱繊維馬血(高粘性液)をチューブ31によって歩
行させながら3g注入し、その後同じ速度10分歩行さ
せ、さらに同様の脱繊維馬血(高粘性液)3gを歩行さ
せながらチューブ31から注入、同様に10分跛行させ
たのち装置を止めてサンプル20を取り出し、サンプル
20上での液拡がりを(縦方向の拡がり長さ)×(横方
向の拡がり長さ)として計測した。この後サンプルより
表面材を取り外し、その重量を測定、予め測定した最初
の表面材重量をもとに表面材に残った液量を珪酸した。
同様の評価を各サンプル20について15点ずつ繰り返
し、各々平均値にて液拡がり面積、液残り量とした。
について風合い評価を以下の手順で実施した。なお、評
価には何れも女性35名に実際に手で触れてもらい、そ
れぞれの手順に従って評価してもらった結果を平均化し
て表現した。 2−1.サラット感(べたつき感) 切り出したサンプルを指の先で触れたり、手のひらを表
面材上に起き瞬時に手を引き上げてまとわりつく感じを
見たりしながら、全体として得られる感触を表現する言
葉としてもっとも適切な言葉を次の5項目のなかから選
択してもらい、評価した。 5:サラットしている。 4:ややサラットしている。 3:中立。 2:ややべたつく。 1:べたつく。
得られる感触を表現する言葉としてもっとも適切な言葉
を次の5項目のなかから選択してもらい、評価した。 5:好き。 4:やや好き。 3:中立。 2:やや嫌い。 1:嫌い。
それぞれについて、上述の評価法に基づいて評価した結
果を下記表1に示す。
おいては、本実施1〜7の液広がり面積は55mm×47
mm〜60mm×50mmの範囲であるのに対し、比較例1〜
3の広がり面積はいずれも66mm×55mmであり、本発
明品は、いずれの比較例1〜3の広がり面積より小さ
い。高粘性液残量は、本実施例ではいずれも2.00g
以下であるのに対して、比較例2、3においては2.3
5g、2.19gと、本実施例では高粘性液残量が低
く、良好な値を得た。これに対して、比較例1は高粘性
液残量が1.79gであり一見実施例より優れているよ
うに見えるが、サラット感及び全体評価が1及び2と著
しく劣っている。従って、サット感及び全体評価を加味
した総合的に判断すると比較例1は本実施例1〜7より
劣るものである。即ち、本実施例品は比較例品に比べ、
サラット感、ソフト感のバランスに優れ、且つ微細な凹
凸パターンが付与される領域が制御されている結果、表
面材上に残る液量も抑制され、残存液がもたらすべたつ
き感からも解放されている。これらは言い換えれば「プ
ラスティック」感触がなく、且つムレやべたつきの少な
い、風合いに優れ肌に優しい表面材の実現を意味するも
のである。
ば、「プラスティック」感触のない、柔軟で快適な風合
いを有し、且つ表面の液残りが少なく、ムレやべたつき
が生じにくい吸収性物品用の表面材を得ることができ
る。また、本発明の吸収性物品用の表面材の製造方法に
よれば、上記の吸収性物品の表面材を好適に製造するこ
とができる。
製造に用いられるスパイラル編みの金網の平面拡大図、
図1(b)は金網の拡大斜視図である。
加工した金網の拡大図である。
図であり、図4(a)は拡大斜視図、図4(b)は一部
を断面して示す拡大斜視図である。
示す図である。
程を概略的に示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 吸収体を備えた吸収性物品の該吸収体の
表面を覆う液不透過性材料からなり且つ無数の孔部を有
するプラスチックフィルムからなる表面材において、 上記表面材は、それぞれ凸状曲面からなり且つ連続した
平面を形成していない無数の頂部と、それぞれ凹状曲面
からなる無数の底部と、上記頂部と上記底部とをそれぞ
れ連結する連結部とを具備し、上記各孔部は、それぞれ
上記連結部、上記頂部及び上記底部により形成され且つ
それぞれ上記頂部間に空間を有する構造であり、 更に、上記表面材には、上記底部にそれぞれ上記頂部間
の空間と連通する液透過用開孔が形成されることによ
り、全体として頂部から底部までを包含する連続した巨
視的な褶曲構造が形成され、 且つ上記頂部にのみ微細な凹凸パターンが形成されてい
ることを特徴とする吸収性物品用の表面材。 - 【請求項2】 上記微細な凹凸パターンの互いに隣接す
る凸間の距離が、20〜150μm、凸の高さが5〜6
0μmの範囲にあることを特徴とする請求項1記載の吸
収性物品用の表面材。 - 【請求項3】 上記微細な凹凸パターンが付与される領
域が、実使用状態において、それぞれ0.002mm2 〜
15mm2 の範囲にあることを特徴とする請求項2記載の
吸収性物品用の表面材。 - 【請求項4】 上記微細な凹凸パターンが付与される隣
合う領域同士が、実使用状態において、中心間距離で5
0μm〜500μmの範囲にあることを特徴とする請求
項2記載の吸収性物品用の表面材。 - 【請求項5】 該表面材が、プラスティックフィルムと
不織布のラミネートから構成されていることを特徴とす
る請求項1〜4記載の吸収性物品用の表面材。 - 【請求項6】 請求項1に記載の吸収性物品用の表面材
の製造方法であって、 押出し機から、編み目状の支持体の表面側へ、プラスチ
ック溶融樹脂を押出して、上記支持体の編み目に対応す
る無数の頂部を有するシートを形成するシート形成工程
と、 上記シート形成工程において、押出された溶融樹脂を上
記支持体の裏面側から吸引して、上記シートに液透過用
開口を穿孔する穿孔工程と、 上記穿孔工程において穿孔された上記シートを、上記支
持体上でその表面側からエンボス処理することによっ
て、上記シートの頂部にのみ微細な凹凸パターンを形成
するエンボス工程と、 を備えることを特徴とする吸収性物品用の表面材の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4228866A JP2741821B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 吸収性物品用の表面材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4228866A JP2741821B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 吸収性物品用の表面材及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670955A true JPH0670955A (ja) | 1994-03-15 |
| JP2741821B2 JP2741821B2 (ja) | 1998-04-22 |
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ID=16883109
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|---|---|---|---|
| JP4228866A Expired - Fee Related JP2741821B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 吸収性物品用の表面材及びその製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2741821B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001137285A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-22 | Shiseido Co Ltd | 体液吸収用物品の表面材 |
| JP2006515539A (ja) * | 2002-12-20 | 2006-06-01 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 柔らかく絹のような触感を示すポリマーウェブ |
| EP1121916B2 (en) † | 2000-02-02 | 2011-04-20 | Uni-Charm Corporation | Top sheet for disposable body fluids absorbent garment and method for making this topsheet |
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-
1992
- 1992-08-27 JP JP4228866A patent/JP2741821B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| Publication number | Publication date |
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| JP2741821B2 (ja) | 1998-04-22 |
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