JPH0671752A - 熱回復性物品 - Google Patents

熱回復性物品

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JPH0671752A
JPH0671752A JP19387892A JP19387892A JPH0671752A JP H0671752 A JPH0671752 A JP H0671752A JP 19387892 A JP19387892 A JP 19387892A JP 19387892 A JP19387892 A JP 19387892A JP H0671752 A JPH0671752 A JP H0671752A
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JP
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ethylene
red phosphorus
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polymer
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JP19387892A
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English (en)
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Dolph Nyberg David
デイビッド・ドルフ・ナイバーグ
E Borges Christine
クリスティーン・イー・ボージェス
Joseph Weber C
シー・ジョゼフ・ウェーバー
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Raychem Corp
Original Assignee
Raychem Corp
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Publication date
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリエチレンまたはエチレン共重合体、水和
したまたは炭酸塩の無機充填剤、および非晶性の赤リン
を含む組成物から、UL VW−1燃焼試験に合格する
非ハロゲン化熱回復性の物品を製造する。 【効果】 該物品は引張り強度および伸度で測定すると
良好な物性を有し、低温での良好な可撓性を有する。特
に有用な物品は良好な難燃性を有する熱回復性の管であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は寸法回復性の物品、およ
びそのような物品を製造するのに適した組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱回復性の管のような寸法回復性の物品
はよく知られている。そのような物品は、接続したワイ
ヤの上に電気的および環境的絶縁を与え、または絶縁の
中断が存在するケーブルの区域を保護するためにしばし
ば用いられる。適当な回復性と可撓性を与えるために、
物品は一般にポリマーよりなる。多くの応用には火事の
場合の損傷の危険を最小限にするためにポリマーを難燃
性にする必要がある。デカブロモジフェニルエーテル
(DBDPE)のようなハロゲン化した難燃剤は、アンチ
モン化合物と組合せて用いた時特に、比較的少量で良好
な難燃性を与える。しかしいくつかの利用にはハロゲン
化した難燃剤はその使用が、特にハロゲン酸の気体発生
が人的なまたは鋭敏な電気設備に有害である限られた場
所では、禁じられている。アルミナ三水和物のような従
来の非ハロゲン化難燃剤を添加することは、比較的多量
の難燃剤が十分な難燃性を得るのに必要なので、ポリマ
ーの物理的性質を悪くする。その結果としてポリマーは
可撓性を、特に低温で、保持しない。それ故、非ハロゲ
ン性でかつ適当な難燃性を与える重合体組成物に対する
要求がある。
【0003】ポリマー中の難燃剤の有効性は多くの異な
った試験により決定される。最も一般的なものは、AS
TM D2863により測定する限界酸素指数(LOI)
である。この試験では固定した幾何学的に垂直な試料の
燃焼を維持するのに必要な酸素量をパーセントで測定す
る。一般にLOIが高いほどその物質はより難燃性であ
る。燃焼している試料から発生する煙り密度をASTM
E662に従って試験する。その方法では箱の中の煙
による光学的透過性の変化を測定する。一般に出路を遮
へいする機会、または眼若しくは肺の化学的な炎症の機
会を最小限にするためにできるだけ低いレベルの煙密度
が好ましい。
【0004】組成物が管の形をしている場合には、多く
の製品関連燃焼試験を行う。大部分の管が合格するのに
最も容易な試験は連邦基準228(ASTM D267
1,方法B)であり、その試験では管を金属のマンドレル
上で回復させ、70℃の角度で炎にさらす。炎を垂直に
取り付けた管に5回あて、5回の炎の適用に続く燃焼時
間を記録する。合格するのがより困難なのがアンダライ
ターズ・ラボラトリーUL224オールチュービング試
験である。この試験では管を金属のマンドレルの上で回
復させ、70℃の角度で炎にさらす。垂直に取り付けた
試料へ5回炎をあてる間に、発炎および白熱時間の最大
値を記録する。管製品についての3番目の試験はアンダ
ライターズ・ラボラトリーUL224VW−1試験であ
る。この試験では炎を5回あてる間、管を回復させ次に
スチールのピアノ線により支持する。試験に合格するに
は管はいずれの5回の炎の適用に続く6秒以上発炎した
りあるいは白熱してはならない。他の試験では金属のマ
ンドレルにより与えられるヒートシンクがないことがこ
の試験に合格するのを困難にする。一般にこの試験に合
格する管は比較的多量の難燃剤を含みおよび/または比
較的厚い壁を有する。これら両方のファクターは、引張
り強度、伸度および低温可撓性により測定される物性の
悪さに寄与する。これ等の試験の開示は本明細書の一部
を構成する。
【0005】従来の材料では、LOI価を増加させるこ
とにより高分子材料の難燃性を最大限にすることに重点
が置かれている。その結果として良好な難燃性の製品を
作る場合の物性の重要性についての認識がもしあったと
しても少ししかなかった。さらにある材料についての
“良好な"LOIを達成すること、例えば29以上のL
OIを有する物質を製造すること、はUL VW−1燃
焼試験に合格するような製品の難燃性条件に合致する良
い熱回復性製品を作る材料を提供しないという事実につ
いて認識がなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハロゲンを
含まず、十分な難燃性を有し、しかも十分な物理的性質
例えば引張り強度、破断強度、低温可撓性を有する熱回
復性の物品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】非ハロゲン化(すなわち
ハロゲンを含まない)の難燃性の熱回復性の、UL V
W−1燃焼試験に合格できかつ適当な物性を有する物品
が、難燃剤が水和したまたは炭酸塩である無機充填剤と
非晶性赤リンの混合物を含んでなる重合体組成物から製
造できることを我々は今回見出した。赤リンは無機の充
填剤と共働的に作用し、比較的少量の全充填剤で高いレ
ベルの難燃性を与える。その結果は物品は良好な引張り
強度および伸度を有し、低温すなわち−40℃以下で曲
げることに耐えることができるということである。該材
料はかくして比較的薄い壁厚、すなわち0.040イン
チ(1mm)以下の非ハロゲン化、難燃性、熱回復性の管の
製造を可能にする。
【0008】かくして第一の要旨において本発明は、以
下の成分; (a) 30〜59重量%のポリエチレン、エチレン共重
合体またはそれらの混合物 (b) 30〜60重量%の水和したまたは炭酸塩の無機
充填剤、 (c) 1〜8重量%の非晶性赤リンを含んでなる重合体
組成物よりなり、UL VW−1燃焼試験に合格する熱
回復性物品を提供し、その物品は、(1) 回復した時少
なくとも1500psiの引張り強度を有し、(2) 回復
した時少なくとも200%の破断伸度を有する。
【0009】第2の要旨において本発明は以下の成分; (1) 30〜59重量%のエチレン重合体、エチレン共
重合体またはそれらの混合物である重合体 (2) 30〜60重量%の水和したまたは炭酸塩の無機
充填剤、および (3) 1〜8重量%の非晶性赤リンを含んでなる組成物
から作られる熱回復性の物品を提供し、該組成物は標準
的な熱回復性の管として製造された時には、(a) UL
VW−1燃焼試験に合格し、(b) 回復した時25℃
で少なくとも1500psiの引張り強度を有し、かつ、
(c) 回復した時25℃で少なくとも200%の破断伸
度を有する。
【0010】本発明の重合体組成物はエチレン重合体で
ある重合体を含んでなる。本明細書においてエチレン重
合体の語は、少なくとも30モル%の−(CH2)−単位
を含む任意のポリマーを意味するのに用いる。それ故エ
チレン重合体は、ポリエチレン、エチレン共重合体、ま
たは2以上のこれらの重合体の、他のエチレン重合体ま
たは共重合体との混合物を含む。さらにエチレン重合体
または共重合体は他の型の重合体、例えばゴムまたは非
晶性ポリマーと混合できる。本発明に有用な重合体は、
ポリエチレン、例えば極低密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、中密度ポリエチレン、または高密度ポリエ
チレン、並びにエチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン/アクリル酸エチル共重合体、およびエチレン/アク
リル酸メチル共重合体のようなエチレン共重合体を含
む。重合体がエチレン共重合体であるなら、非エチレン
成分の量は応用の具体的な種類および所望の物性に基づ
いて選択する。いくつかの応用では、例えば比較的少な
い非晶性赤リンの添加でVW−1燃焼試験に合格するに
は、重合体は極性であること、すなわちエチレン共重合
体であることが好ましい。かくしてエチレン/酢酸ビニ
ル共重合体については、酢酸ビニル含量は8%以下から
25%以上までであり、エチレン/アクリル酸メチルに
ついてはアクリル酸メチル含量は15重量%以下から2
5重量%以上までである。一般に重合体は全組成物の3
0〜59重量%、好ましくは32〜55重量%、特に3
5〜50重量%を含む。ただし重合体成分の正確な量
は、無機充填剤および任意の他の充填剤の種類、粒径お
よび量に依存する。
【0011】組成物は無機充填剤、好ましくは水和しま
たは炭酸塩であるIIaまたはIIIa族の金属または金
属酸化物を含んでなる。好ましい充填剤は水酸化マグネ
シウム、塩基性炭素マグネシウム、炭酸カルシウム、お
よびアルミナ三水和物を含む。無機充填剤は単一の物質
でも混合物でもよい。充填剤は組成物中に全組成物の3
0〜60重量%、好ましくは32〜55重量%、特に3
5〜50重量%存在する。ある応用では無機充填剤を処
理助剤または分散剤、例えばシラン、脂肪酸、またはス
テアリン酸塩でコートすることが望ましい。良好な物性
を達成するために無機充填剤の平均粒径は12μm以
下、好ましくは10μm以下、特に8μm以下、特別に6
μm以下、最も特別には4μm以下、例えば1〜3μmで
ある。非晶性赤リンが組成物中に存在しない時でも限界
酸素指数で測定した難燃性および引張り強度、伸度およ
び低温可撓性で測定した物性は、無機充填剤の粒径が小
さい時、すなわち8μm以下、好ましくは6μm以下、特
に4μm以下、例えば1〜3μmである場合改良されるこ
とも我々は見出している。
【0012】非晶性赤リンは組成物中に全組成物の1〜
8重量%、好ましくは1.5〜6重量%、特に2〜5重
量%存在する。一般に赤リンの添加を少なくすることが
極性の重合体、例えばエチレン共重合体の場合、非極性
重合体、例えば低密度ポリエチレンの場合よりも必要で
ある。過剰の煙生成を回避するために赤リン含量はでき
るだけ低く、一般に全組成物の10重量%以下であるべ
きである。赤リンを改変しない状態で使用することは可
能であるが、取扱い、混合および分散を容易にするため
に、赤リンを重合体、例えば低密度ポリエチレン、また
はエチレン/酢酸ビニル共重合体で、および/またはエ
ポキシ若しくは他の処理助剤でコートするのがしばしば
好ましい。本発明の多くの組成物について、良好な物性
を得るために、10μm以下の、特に7μm以下の、特別
に5μm以下の平均粒径を有する赤リンを用いるのが好
ましい。赤リンは無機充填剤と共働的に作用して、通常
の添加効果に基づいて予期されるよりも高いLOI値を
有する材料を提供する。共働的な効果は、無機充填剤が
水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、または炭酸カ
ルシウムである組成物について最も著しい。
【0013】無機充填剤および赤リンの外に、本発明の
組成物は一以上の添加物または充填剤を全組成物の約2
5重量%まで、好ましくは約0.5〜約20重量%、特
に約5〜約20重量%含有する。添加物には例えば酸化
防止剤、紫外線安定剤、プロモータ(プロラドとも呼ば
れる)のような架橋剤、処理助剤、および顔料がある。
ある組成物には付加的な従来の難燃剤および/または煙
抑制剤、例えばデカブロモジフェニルエーテル、三酸化
アンチモン、およびホウ酸亜鉛、またこれらの混合物を
用いてもよい。
【0014】本発明の組成物は、標準的な熱回復性管の
形で製造した場合、アンダーライターズ・ラボラトリー
UL VW−1燃焼試験に合格することができる。本明
細書の目的では標準的な熱回復性管は、その押出された
状態だか非拡張状態で、呼び内径(ID)0.083イン
チ(2.1mm)および呼び壁厚0.019インチ(0.5m
m)を有するものである。拡張するとその標準的な熱回復
性管は0.188インチ(4.8mm)のIDを有する。
【0015】好ましくは重合体組成物は約1.35以下
の比重を有する。そのような組成物はMIL−I−23
053/5のようなある軍用仕様書に明示されている。
その開示は本明細書の一部を構成する。赤リンを用いる
と組成物の全無機充填剤を少なくすることができ、かく
して軽量のより可撓性の材料を製造できる。
【0016】本発明の組成物は様々な応用での使用、例
えばワイヤやケーブルの被覆として、管として、または
成形部品、に適している。特に適切な使用は、組成物を
含んでなる物品の断面、例えばケーブル上のポリマー被
覆の厚みまたは管の壁の厚み、が比較的薄い、すなわち
0.040インチ(1mm)以下、好ましくは0.035イ
ンチ(0.9mm)以下、特に0.030インチ(0.8mm)
以下であるものである。多くの応用の場合、物品は管状
物品、好ましくは熱回復性管の形である。物品が熱回復
性の場合壁の厚みは物品を回復させた後に測定する。
【0017】熱回復性の物品は、その寸法的な形状が熱
処理を受けた時、実質的に変化するよう作られた物品で
ある。通常これ等の物品は加熱すると以前に変形してい
た形からもとの形に回復する。しかしここで用いる“熱
回復性"なる語は、物品が前に変形されていなかっても
加熱すると新しい形状をとる物品をも含む。
【0018】その最も一般的な形ではそのような物品
は、例えば米国特許第2,027,962号(キュリー)、
同第3,086,242号(クック等)および同第3,59
7,372号(クック)に記載されたような弾性的または
可塑的な記憶という性質を示す重合体材料から作られた
熱収縮性スリーブを含む。その開示を本明細書の一部と
して導入する。米国特許第2,027,912号で明らか
にされたように、もとの寸法的に熱安定性の形は、例え
ば押出された管が熱い間に寸法的に熱不安定性の形に拡
張される連続的なプロセスにおける一時的な形である
が、他の応用では前もって形成した寸法的に熱安定性の
物品は別の段階で寸法的に熱不安定性の形に変形され
る。
【0019】熱回復性物品の製造において重合体物質は
所望の寸法的回復性を高める物品製造の任意の段階で架
橋してもよい。熱回復性物品を製造する一つの方法は、
重合体材料を所望の熱安定的な形に賦形すること、次に
重合体材料を架橋すること、結晶の融点(非晶性物質の
場合重合体の軟化点)以上に加熱すること、物品を変形
すること、および物品の変形された状態が保持されるよ
うに変形された状態のまま物品を冷却することを含んで
なる。使用時においては物品の変形された状態は熱不安
定であるので熱をかけると物品をそのもとの熱安定な形
態をとらせる。
【0020】架橋は化学的な手段で、例えば過酸化物
で、または照射により、または二者の組合せにより行
う。用いる照射は、電荷を持った粒子、例えばα粒子ま
たは高エネルギー電子、および電磁的な照射、例えばγ
または紫外線照射を含み、様々な種類がある。任意の照
射量を用いることができるが、一般的には1〜50Mra
ds、好ましくは2〜20Mradsの線量で十分である。
【0021】本発明の熱回復性の物品は室温(本明細書
では25℃と考える)でASTM D2671により測
定して少なくとも1500psi(10.34MPa)、好ま
しくは少なくとも1600psi(11.03MPa)、特に
少なくとも1700psi(11.72MPa)、特別には少
なくとも1800psi(12.41MPa)の引張り強度を
有する。たいていの応用では引張り強度は最高で220
0psi(15.17MPa)であることが好ましい。本発明
の物品についてASTM D2671により測定した室
温での最終の伸度(すなわち破断伸度)は少なくとも20
0%、好ましくは少なくとも300%、特には少なくと
も400%である。本明細書ではすべての引張り強度と
伸度%は、回復した熱回復性物品または試料について測
定する。大きい引張り強度および大きい伸度の組合せは
一般的に低温、すなわち−40℃以下、好ましくは−5
5℃以下での使用に適当な可撓性を与える。低温可撓性
は一般にASTM D2671、方法Aに従って測定す
る。その開示は本明細書の一部を構成する。
【0022】
【実施例】本発明を次の実施例により説明する。 実施例1〜21 表1に示した調合物を、成分をバンバリーミキサー(商
標)で約180℃で混合することにより調製した。生じ
た調合物を1.25インチ(32mm)エクストルーダーで
0.083インチ(2.1mm)の呼び内径、および0.0
19インチ(0.5mm)の呼び壁厚を有する管の形に押出
した。その管を電子線を用いて16Mradsの線量まで照
射した。試験前に管を200℃で3分間加熱し、拡張し
た材料の回復性をシミュレートした。
【0023】結果より、少なくとも5%の赤リンを含む
すべての調合物はVW−1燃焼試験に合格することが明
らかであった。一般に極性のポリマーを含んでなり2%
の赤リンを有する試料はVW−1燃焼試験において良好
に挙動する。
【0024】VW−1燃焼試験 1981年2月20日出版された“Extruded Insula
ting Tubing−−UL224"中のアンダライターズ・
ラボラトリーVW−1燃焼試験を用いて(その開示は本
明細書の一部を構成する)、管を試験した。この試験で
は、チリルガスバーナからの816℃の炎を管にあてな
がら、回復させた状態で長さ22インチ(0.56mm)の
管サンプルを細いばね鋼ピアノ線と接触させて垂直位置
でドラフトのない排気室中に保持した。試験に合格する
ためにはサンプル炎を5回15秒あてた後60秒以上サ
ンプルが“火炎を発し"または白熱光を発してはならな
い。炎を継続的にあてる間の時間は(1)サンプルが15
秒以内に炎を発することを止めるならば15秒、または
(2)炎を発することが15秒以上60秒以内続くならば
サンプルが炎を発する時間である。さらにサンプルの底
にある綿は試験中に発火してはならず、またサンプルの
上部にあるクラフト紙の“旗"はその面積の25%以上
燃焼してはならない。それぞれのヒーターについて少な
くとも5個のサンプルを試験した。試験した5個のサン
プルのすべてが試験に合格したならばその組成物はVW
−1燃焼試験に合格したと考えた。
【0025】LOI試験 限界酸素指数をそれぞれの調合物について試験した。表
1の調合物をバンバリーミキサー(商標)で混合し、圧縮
成型し、6×6×0.125インチ(150×150×
3.2mm)の大きさのサンプルを得た。そのサンプルを
16〜20Mradsまで照射した。ASTM D286
3,NES714の方法に従って(その開示は本明細書の
一部を構成する)、垂直位置にあるサンプルの燃焼を維
持するのに要する酸素量(パーセントでの)を測定した。
【0026】引張り強度と破断伸度 引張り強度(TS)(psi)および破断伸度(%E)をAST
M D2671に従って測定した(その開示は本明細書
の一部を構成する)。上に記載した照射した管からサン
プルを切断して試験用試料を得た。試験は室温で行っ
た。
【0027】低温可撓性試験 管状サンプルをVW−1燃焼試験用と同様に調製し、−
55℃で4時間貯蔵した後に、ASTM D2671、
方法Aに従って直径0.31インチ(7.9mm)のマンド
レルの周囲に360°サンプルを包むことにより試験し
た。破損はクラッキングにより示された。
【0028】
【表1】
【0029】表1の注 重合体の種類:EMA1はエチレン/アクリル酸メチル
共重合体(アクリル酸メチル約15%)である。EMA
2はエチレン/アクリル酸メチル共重合体(アクリル酸
メチル約20%)である。EVA1はエチレン/酢酸ビ
ニル共重合体(酢酸ビニル約25%)である。EVA2は
エチレン/酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル約9.3%)
である。EEAはエチレン/アクリル酸エチル共重合体
(アクリル酸エチル約22%)である。LDPEは密度
0.92g/cm3およびメルトフローインデックス0.2
を有する低密度ポリエチレンである。VLDPEは密度
0.905g/cm3およびメルトフローインデックス0.
81を有する極低密度ポリエチレンである。 無機充填剤の種類:Mg(OH)2は平均粒径約1μmを有す
る水酸化マグネシウムである。ATHは平均粒径約1.
6μmを有するアルミナ三水和物である。%RAPは商
標アムガードCPC102でアルブライトアンドウイル
ソン社から入手できる非晶性赤リンの重量%である。C
PC102は低密度ポリエチレンと平均粒径約4μmの
赤リンの50:50混合物よりなる。表1の%RAPは
LDPEコーティングについて補正し、ポリマーコート
量は%Add欄に含めた。%Addは調合物中の添加物の量
である。それぞれの調合物は、酸化防止剤、安定剤、プ
ロラドおよび顔料からなるマスターバッチ7.8重量%
を含む。残りはホウ酸亜鉛および処理助剤を含む。VW
−1は、VW−1燃焼試験に合格したサンプルの数/試
験したサンプルの全数を示す。TS(psi)はポンド/イ
ンチ2で表した引張り強度である。%Eは破断伸度の%
である。LOIは限界酸素指数である。LTFは−55
℃での低温可撓性試験に合格したサンプルの数/試験し
たサンプルの全数を示す。
【0030】実施例22〜31 表2に示した調合物を混合し、圧縮成型し、6×6×
0.040インチ(152×152×1mm)の大きさのサ
ンプルを得、そのサンプルを16〜20Mradまで照射
した。すべての調合物用の重合体は約15%のアクリル
酸メチルを有するエチレン/アクリル酸メチル共重合体
である。添加剤(%)は処理助剤、酸化防止剤および架橋
剤を含む。そのRAP含量のみが異なる類似の調合物に
ついてのLOIの差を示す。RAPと無機充填剤の両方
を含む調合物(実施例25、27、29および31)は、
無機充填剤を含まない調合物(実施例22)に比べてLO
Iの実質的な差を示す。
【0031】
【表2】
【0032】実施例32〜35 実施例1〜19の方法に従って、15%のアクリル酸メ
チルを含むエチレン/アクリル酸メチル共重合体、約1
μmの粒径を有しステアリン酸塩で表面処理したMg(O
H)2、および表3に示した割合の赤リンを含む調合物か
ら管を製造した。それぞれの調合物は酸化防止剤、安定
剤、プロラド、および顔料からなる少なくとも7.8%
のマスターバッチを含んでいた。表3に示した添加物
(%)の残りはホウ酸亜鉛、および処理助剤を含む。その
管は実施例1〜19のように引張り強度、伸度(%)、お
よびある場合にはVW−1燃焼試験に関して試験した。
結果は最小粒径の赤リンを有する調合物が最良の物性を
有する管を製造することを示した。
【0033】
【表3】
【0034】実施例36〜43 約15%アクリル酸メチルを有するエチレン/アクリル
酸メチル共重合体48.54%重量%、表4に示した充
填剤48.54重量%、架橋剤1.46重量%、酸化防
止剤0.49重量%、処理助剤0.97%を含む調合物
をブラベンダーミキサー(商標)で混合した。その調合物
を圧縮成型して、6×6×0.040インチ(152×
152×1mm)の大きさのサンプルを得た。そのサンプ
ルを15Mradまで照射した。サンプルを実施例1〜1
9に記載したようにLOI、引張り強度、伸度(%)およ
び−55℃における低温可撓性について試験した。最良
の物性および最良の低温可撓性は3μm以下の粒径を有
する無機充填剤を含む調合物について得られた。
【0035】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00 4F (72)発明者 クリスティーン・イー・ボージェス アメリカ合衆国94043カリフォルニア州マ ウンテン・ビュー、ジェイソン・ウェイ 234番 (72)発明者 シー・ジョゼフ・ウェーバー アメリカ合衆国94061カリフォルニア州レ ッドウッド・シティ、アサーウッド・アベ ニュー105番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 UL VW−1燃焼試験に合格し、以下
    の成分; (a) 30〜59重量%のポリエチレン、エチレン共重
    合体またはそれらの混合物、(b) 30〜60重量%の
    水和したまたは炭酸塩の無機充填剤、および(c) 1〜
    8重量%の非晶性赤リンを含んでなる重合体組成物を含
    んでなる熱回復性物品であって、(1) 回復した時、2
    5℃で少なくとも1500psiの引張り強度を有し、か
    つ(2) 回復した時、25℃で少なくとも200%の破
    断伸度を有する、物品。
  2. 【請求項2】 以下の成分; (1) 30〜59重量%の、エチレン重合体、エチレン
    共重合体、またはそれらの混合物である重合体、 (2) 30〜60重量%の、水和したまたは炭酸塩であ
    る無機充填剤、および (3) 1〜8重量%の非晶性赤リンを含んでなる組成物
    から製造される熱回復性物品であって、標準的な熱回復
    性管として製造される時、該組成物が、(a) UL V
    W−1燃焼試験に合格し、(b) 回復した時25℃で少
    なくとも1500psiの引張り強度を有し、かつ(c) 回
    復した時25℃で少なくとも200%の破断伸度を有す
    る熱回復性物品。
  3. 【請求項3】 1.5〜6重量%の赤リンを含んでなる
    請求項1または2に記載の物品。
  4. 【請求項4】 無機充填剤が水酸化マグネシウムまたは
    アルミナ三水和物を含んでなる請求項1〜3のいずれか
    に記載の物品。
  5. 【請求項5】 回復した時、物品が最大0.040イン
    チ(1mm)の壁厚を有する管の形である請求項1〜4のい
    ずれかに記載の物品。
  6. 【請求項6】 重合体組成物が、ポリエチレン、エチレ
    ン/アクリル酸メチル共重合体、またはエチレン/酢酸
    ビニル共重合体を含んでなる請求項1〜5のいずれかに
    記載の物品。
  7. 【請求項7】 −40℃での低温可撓性試験に合格する
    請求項1〜6のいずれかに記載の物品。
  8. 【請求項8】 無機充填剤が6μm以下の平均粒径を有
    する請求項1〜7のいずれかに記載の物品。
  9. 【請求項9】 非晶性赤リンが10μm以下の平均粒径
    を有する請求項1〜8のいずれかに記載の物品。
  10. 【請求項10】 ハロゲン化されていない請求項1〜9
    のいずれかに記載の物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006091388A1 (en) * 2005-02-18 2006-08-31 Tyco Electronics Corporation Heat-recoverable article and composition therefor

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