JPH0671793U - 起倒式車止め装置 - Google Patents

起倒式車止め装置

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JPH0671793U
JPH0671793U JP1698293U JP1698293U JPH0671793U JP H0671793 U JPH0671793 U JP H0671793U JP 1698293 U JP1698293 U JP 1698293U JP 1698293 U JP1698293 U JP 1698293U JP H0671793 U JPH0671793 U JP H0671793U
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千秋 高橋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】大がかりな設置工事が不要であり、且つ本体部
の立起状態が確実に保持されるとともに視認性にも優れ
た起倒式車止め装置を提供する。 【構成】本体1と底板部材とよりなる起倒式の車止め装
置であって、本体1の一端側部に長穴3を設けて枢軸9
を挿通し、本体1が枢軸9を介して底板部材と起倒可能
に連結され、枢軸9に対して本体1を移動させることに
よって起倒可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は不法駐車を防止するための車止め装置に関し、特に地表面に設置可能 な起倒式の車止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より駐車場等への不法侵入を防止するためには、バリカーと称されるよう な車止めを用いることが一般的であった。このバリカーと称される車止めには種 々の構造のものがあるが、基本的には地表面に立起させて使用するとともに、使 用時以外は地中に収納するものが最も一般的なものである。このような従来の車 止めの一例が、図27として示される。図例のものは板状の底板部材aと棒状の 本体bが、ネジ等の枢軸gによって起倒可能に連結されているものであり、立起 時においては枢軸g部に設けた種々のストッパー機能によって立起状態が保持さ れ、使用時外には本体bを折倒して地中に設けた空洞部dに本体bを収納するも のである。底板部材aには本体bの収納時に本体bの通り抜けうるスリットcが 設けられ、アンカーボルトeによって地表面に直接固定されるのである。そして このようなバリカーを複数本立起させてその先端部間にチェーンfを懸架するこ とにより、進入禁止領域を第三者に認識させるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述のような従来の車止め装置は、折倒時に本体部を収納すべき 空洞部を地中に設けなければならず、その設置の際には大がかりな工事が必要と なっていた。また空洞部には当然のことながら雨水や砂、泥等が溜まりやすく、 水抜き用の配管工事等の付帯工事も同時に必要であった。また砂や泥については 実質的に取り除くことは不可能であり、枢軸まわりに堆積したりすることによっ て本体部の起倒動作がスムーズに行えなくなるということもあった。またどうし ても空洞部に溜まった砂や泥を取り出す必要が生じた場合には、アンカーボルト を抜き、本体を一旦取り外さなければならず、これもまた煩雑な手間となってい るのである。
【0004】 このように、従来の車止め装置においては、その設置工事に大きな手間がかか ることから工事費が嵩み、一消費者個人で手軽に購入、設置でき得るものではな かった。また使用中に雨水や砂、泥が溜まり、動作不良を招いてしまうという信 頼性上の問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の問題点を解決せんとし、使用時外において車が跨ぐことさえで きれば、敢えて地中に埋設する必要はないとの考え方に立ってなされたものであ り、大がかりな設置工事が不要となり、且つ本体部の立起状態が確実に保持され るとともに視認性にも優れた起倒式車止め装置を提供せんとするものである。こ のような本考案の要旨は、本体と底板部材とよりなる起倒式の車止め装置であっ て、前記本体の一端側部に長穴を設けて枢軸を挿通し、本体が前記枢軸を介して 底板部材と起倒可能に連結されたことを特徴とするものである。
【0006】 そして本体内部に、前記枢軸に外嵌され且つ本体に関係付けられ得る棒材を設 けたことも本考案の特徴であり、該棒材と本体とを関係付けることによって、即 ち棒材を介して枢軸に対して本体が移動しないようにすることによって本体の立 起状態が保持されるものである。
【0007】 この枢軸に対する本体の移動は、枢軸に外嵌した棒材を本体内部に設けて本体 の他端側部まで延設し、該棒材の先端部を本体の他端側部適所から外部に露出さ せるとともに前記棒材の露出部を施錠装置の掛止部としてなる構造においては、 本体を手で持って上方へ引き上げることによってなされるのである。また本体内 部に、一端側部を枢軸に外嵌した棒材をその他端側部が本体内部適所の任意の一 点を中心に本体に関係付けられながら公転運動可能となるように設け、この公転 運動とともに枢軸に対して本体が移動する構造とすることや、支持軸を有する把 手部をその支持軸を本体に軸架することによって本体に対して前記支持軸を支点 として起倒可能に位置づけ、把手部適所の支持軸との離間位置には、把手部の起 倒動作とともに前記棒材の他端側部が支持軸に対して公転可能となることにより 、把手部の起倒に伴って枢軸に対して本体が移動する構造とすることが併せて考 慮される。
【0008】 さらに本考案の具体的構造としては、本体の一端側部に長穴に挿通された枢軸 を設け、底板部材には軸受け用立壁を対向配置し、枢軸を前記軸受け用立壁に挿 通することによって本体の一端側部と底板部材とが連結され、本体が底板部材に 対して枢軸を支点として起倒する構造や、本体の一端側部には案内用ピンおよび 長穴に挿通された枢軸を設け、底板部材には円弧状開口部を有する軸受け用立壁 を対向配置し、枢軸を軸受け用立壁に挿通するとともに、前記案内用ピンを前記 円弧状開口部に嵌入することによって本体の一端側部と底板部材とが連結され、 本体が案内用ピンを介して円弧状開口部に支持されながら底板部材に対して枢軸 を支点として起倒する構造が提案されるのである。
【0009】 ここで、前記円弧状開口部の一端を直線部とし、本体の立起時において該直線 部に案内用ピンが落とし込まれることや、立起状態をより確実なものとするため に立起時において本体と底板部材とが嵌合することが考慮され、盗難を防止する という観点からは立起時において本体によって隠蔽しうる位置に、地表面への底 板部材取り付け用穴を設けることが採用される。
【0010】
【作用】
本考案の起倒式車止め装置は底板部材を地表面に設置し、この底板部材に対し て枢軸を介して本体部が連結され、この本体部を起倒して使用するものである。 即ち、自車を入庫させる時には折倒させた本体部を跨ぎ、出庫後に本体を立起さ せて他車の侵入を防止するのである。そして本体部と底板部材との間は枢軸によ って折倒可能に連結されており、立起状態においては本体が底板部材上に載置さ れ、この状態において枢軸に対して本体が移動しないようにすることによって本 体の立起状態が保持されるのである。これは枢軸に外嵌しつつ本体内部に設けら れた棒材を本体に関係付けることによって、枢軸に対して本体が移動することが 阻止されるのである。そしてこの立起状態からの解放、即ち折倒可能状態への移 行は、棒材と本体との関係を解放した後、本体を枢軸に対して上方に移動させる ことによってなされるのである。
【0011】
【実施例】
以下に本考案による起倒式車止め装置の具体的構造を、図示した実施例に基づ き詳細に説明する。まず図1には本考案の第1の実施例における全体構造を斜視 図として示している。図例のものは中空柱状体の本体1と地表面に設置される底 板部材2とよりなり、本体の一端側部には長穴3と丸穴5を設け、長穴3には枢 軸9を、丸穴5には案内用ピン4をそれぞれ挿通し、さらに枢軸9を底板部材2 上の軸受け用立壁7に設けた丸穴10に、案内用ピン4を円弧状開口部6にそれ ぞれ挿通することにより、底板部材2に対して本体1が起倒可能に連結されるも のである。ここでこの案内用ピン4や枢軸9の抜け防止は、特に図示していない が、従来から一般的に用いられているCリングやEリング、またはピン等によっ て施されるものである。このような構造において、本体1は枢軸9を支点として 底板部材2に対して回動し、立起状態から折倒状態に移行する際には円弧状開口 部6に挿通したる案内用ピン4によってその重量が支持されるのである。そして 底板部材2の前記軸受け用立壁7間にはコ字状の凸部8が設けられ、これに本体 1の端面を嵌合させることによって本体1の立起状態がより確実に保持されるの である。そして4角と中央部には取り付け用穴15を設け、アンカーボルト等で 地表面に固定設置されるのである。
【0012】 さらに本体1の他端部には表示部13と把手14が設けられ、視認性を確保す るために適宜反射板16が設けられる。
【0013】 また、前記枢軸には棒材11を外嵌して本体他端部まで延長して表示部13の 上部からその先端を露出させ、その露出部に丸穴12を設けている。この丸穴1 2は南京錠等の施錠装置の掛止部となるものである。尚この掛止部による施錠に ついての詳細は後述するものである。
【0014】 このような本考案の起倒式車止め装置は、続く図2に示しているように立起状 態と一転鎖線で示される折倒時の2態様において使用されるものである。即ち、 自車を駐車する際には一転鎖線のように折倒させて跨いで入庫し、出庫後におい ては本体1を立起させて、自車の駐車スペースへの他車の不法侵入を防止するの である。従って自車が入庫している時には立起させる必要は無く、本装置の折倒 時の高さや幅は、通常の乗用車がその底部に干渉することなく跨げ得るものに、 また立起時の高さは他車が跨げ得ないものにしておく必要がある。図例の実施例 においてはその最大幅として30cm程度、折倒時の最大高さとして10cm程 度、立起時の最大高さとして70cm程度をそれぞれ想定したものである。
【0015】 そして図に示すように、立起状態において把手14を把持して本体を一転鎖線 の位置に持ち上げて本体1端面と底板部材2間に、本体1の端面が枢軸9を中心 に回転しうる間隔を確保するとともに凸部8との嵌合状態を解放し、その後は円 弧状開口部6と案内用ピン4に支持されながら本体1が折倒されるのである。ま た、折倒時における緩衝材として、ゴム足18を設けることも一考である。
【0016】 この立起状態から折倒状態への動作態様が以下図3〜図8によって示されるの である。まず図3には、本体1の立起状態における本体1と底板部材2との連結 部の要部断面図を示している。図例のものは図1に示したものと同一構造を有す るものであり、枢軸9と棒材11とが虫ネジ17によって固定されているもので ある。その他の各部分については図1に示したものと同一であるので重複説明は 省略する。本図は本体1の一端、即ち底部と底板部材2を密着させてエッジを効 かせるとともに、底板部材2上に設けた凸部8とを嵌合させることによって本体 1の転倒を防止して立起状態が保持されている様子を表している。また、この状 態においては棒材11の先端は表示部13の外部に露出しているのである。
【0017】 加えて図4に側面図として示すように、この立起状態においては案内用ピン4 を円弧状開口部6の一端に設けた直線部19に落とし込むことにより、本体1が 案内用ピン4と枢軸9による2点支持となってより堅牢に立起状態が保持される のである。
【0018】 そして本体1を折倒せんとする場合には、図5に示すように本体1を上方へ持 ち上げて折倒可能な状態を構成するのである。即ち、本体1を上方に持ち上げる ことによって長穴3の長さ分だけ本体1が上昇し、本体1と底板部材2間に本体 1の端面が枢軸9を中心に回転しうる間隔を確保するとともに、本体1の端面と 凸部8との嵌合状態が開放されるのである。同時に本体1の丸穴に挿通された案 内用ピン4の位置が上昇し、図6の側面図に示すように円弧状開口部6の円弧部 分にまで案内用ピン4が移動する。これにより、枢軸9を支点として案内用ピン 4が円弧状開口部6内を移動可能となり、本体1が枢軸9を支点に回動可能とな って折倒できるのである。この時図5に示しているように、棒材11の先端が本 体1の上昇に伴って表示部13内部に埋没している。従って棒材11先端の丸穴 12に南京錠等の施錠装置を掛止させておくことで、本体1が持ち上げられなく なって折倒不可能な状態となり、より確実に自車の駐車スペースへの不法侵入を 防止する事ができるのである。これに加えて図1にも示したように、立起時に本 体1によって隠蔽しうる位置に取り付け用穴15を設けると、本装置の盗難防止 の一助にもなるのである。
【0019】 さらに最後に本体1が折倒された状態が図7として示される。枢軸9を支点と して、本体1が底板部材2に対して折倒されている。そして図8に示しているよ うに本体1の折倒に伴って案内用ピン4が、円弧状開口部の端部まで移動するの である。従って本体1の折倒動作時には、案内用ピン4と円弧状開口部6とによ って本体1の重量が支えられることになるため、極めてスムーズに折倒作業を行 うことができるのである。
【0020】 また、図9には折倒防止方法の別の実施例を示している。図例のものは枢軸9 に外嵌させた棒材11の適所に長穴20を設け、この長穴20にピン21を挿通 して本体1に連結するとともに、本体1および棒材11に本体1の立起時におい て連通しうる位置に掛止用穴22、22、22を設けたものである。そしてこの 掛止用穴22、22、22にT字部材23を挿通して、本体1と棒材11とが相 対的に移動できないように関係付けることにより、本体1が持ち上げられなくな って折倒不可能な状態となる結果、立起状態が保持されるのである。この時T字 部材23に設けた丸穴24に南京錠等の施錠装置を掛止することにより、より確 実に自車の駐車スペースへの不法侵入を防止する事ができるのである。
【0021】 続いて図10には本考案の第2の実施例として、前記第1の実施例の構造をよ り単純化したものの例を示す。図例のものは前記第1の実施例と異なり、枢軸9 のみが底板部材2に設けた軸受け用立壁7の丸穴10に挿通され、枢軸9のみに よって本体1と底板部材2とが連結されているものである。ここでこの枢軸9の 抜け防止も特に図示していないが第1の実施例と同様、従来から一般的に用いら れているCリングやEリング、またはピン等によって施されるものである。この ような構造において、本体1は枢軸9を支点として底板部材2に対して回動する のである。そして底板部材2の前記軸受け用立壁7間にはコ字状の凸部8が設け られ、これに本体1の端面を嵌合させることによって本体1の立起状態がより確 実に保持されるのである。そして4角と中央部には取り付け用穴15を設け、ア ンカーボルト等で地表面に固定設置されるのである。
【0022】 さらに第1の実施例同様、本体1の他端部には表示部13と把手14が設けら れ、視認性を確保するために適宜反射板16が設けられる。
【0023】 また、本実施例においても前記枢軸に棒材11を外嵌して本体他端部まで延長 して表示部13の上部からその先端を露出させ、その露出部に丸穴12を設けて 南京錠等の施錠装置の掛止部とするものである。
【0024】 このような第2の実施例にかかる起倒式車止め装置も、続く図11に示してい るように立起状態において把手14を把持して本体を一転鎖線の位置に持ち上げ て本体1端面と底板部材2間に、本体1の端面が枢軸9を中心に回転しうる間隔 を確保するとともに凸部8との嵌合状態を解放し、その後は枢軸9を支点として 本体1が折倒されるのである。また折倒時における緩衝材として、本例において もゴム足18が設けられる。本例においても当然のことながら第1実施例と同様 の使用方法によるものであり、大きさも同等のものが採用されるのである。
【0025】 続いて立起状態から折倒状態への動作態様が、以下図12〜図17によって示 されるのである。まず図12には、本体1の立起状態における本体1と底板部材 2との連結部の要部断面図を示している。図例のものは図10に示したものと同 一構造を有するものであり、枢軸9と棒材11とが虫ネジ17によって固定され ているものである。その他の各部分については図10に示したものと同一である ので重複説明は省略する。本図は本体1の一端、即ち底部と底板部材2を密着さ せてエッジを効かせるとともに、底板部材2上に設けた凸部8とを嵌合させるこ とによって本体1の転倒を防止して立起状態が保持されている様子を表している ものである。また、この状態においても棒材11の先端は表示部13の外部に露 出しているのである。そしてこの時における底板部材2との連結部分の側面図が 図13として示される。
【0026】 そして本体1を折倒せんとする場合には、図14に示すように本体1を上方へ 持ち上げて折倒可能な状態を構成するのである。即ち、本体1を上方に持ち上げ ることによって長穴3の長さ分だけ本体1が上昇し、本体1と底板部材2間に本 体1の端面が枢軸9を中心に回転しうる間隔を確保するとともに、本体1の端面 と凸部8との嵌合状態が開放されるのである。即ち図15の側面図に示すように 底板部材2に対して本体1が上昇し、本体1が枢軸9を支点に回動可能となって 折倒できるのである。またこの際図14に示しているように、棒材11の先端が 本体1の上昇に伴って表示部13内部に埋没している。従って棒材11先端の丸 穴12に南京錠等の施錠装置を掛止させておくことで、本体1が持ち上げられな くなって折倒不可能な状態となり、より確実に自車の駐車スペースへの不法侵入 を防止する事ができるのである。さらに最後に本体1が折倒された状態が図16 、図17として示される。図示するように、枢軸9を支点として本体1が底板部 材2に対して折倒されるのである。そして図10にも示したように、立起時に本 体1によって隠蔽しうる位置に取り付け用穴15を設けて、本装置の盗難防止の 一助にするのである。
【0027】 また図18には図9と同様、折倒防止方法の別の実施例として枢軸9に外嵌さ せた棒材11の適所に長穴20を設け、この長穴20にピン21を挿通して本体 1に連結するとともに、本体1および棒材11に本体1の立起時において連通し うる位置に掛止用穴22、22、22を設けたものを示している。そしてこの掛 止用穴22、22、22にT字部材23を挿通して、本体1と棒材11とが相対 的に移動できないように関係付けることにより、本体1が持ち上げられなくなっ て折倒不可能な状態となる結果、立起状態が保持されるのである。この時T字部 材23に設けた掛止用穴24に南京錠等の施錠装置を掛止することにより、より 確実に自車の駐車スペースへの不法侵入を防止する事ができるのである。
【0028】 このように上述の実施例は、立起時において本体1の端面と底板部材2とが嵌 合するものであり、本体1の端面に底板部材2の凸部8を嵌入する例として示し たものである。一方これらの他の例として、図19、図20に示すものも可能で ある。尚これらは説明用図であり、本体1端面の外形および底板部材2に形成し た凸部や凹部のみを示したものである。これらのうち図19のものは、底板部材 2に設けた環状凸部25の内側に本体1の端面を嵌入するものであり、また図2 0のものは底板部材2に凹部として2つのコ字状溝26、26を設け、これらの 溝26、26に切欠部27を有する本体1を嵌入するものである。この溝26、 26は底板部材2を貫通するものでも良いし、また有底のものでも良い。さらに 図19の凸部25は環状のものに限定されるものでもない。
【0029】 以上のように本考案は立起状態から本体を持ち上げることによって折倒可能な 状態とするものであり、上述の2つの実施例に比してより少ない力で本体を持ち 上げて折倒可能とすることができる構造が、次の第3の実施例として示されるの である。図21にはこの第3の実施例にかかる全体構造を、分解斜視図として示 している。図例のものは把手部50を中空の支柱55、キャップ65よりなる本 体1に取り付けたものであり、把手部50の適所に円柱部54、54を有する支 持軸53を設け、この支持軸53を円柱部54、54を支柱55の円弧状軸受け 56、56に載置することによって本体、即ち支柱55に軸架するものである。 従ってこの把手部50は前記支持軸53を支点として支柱55、即ち本体1に対 して起倒可能に位置づけられているのである。そして支持軸53の適所には丸穴 58、58を設けた軸受け部材57、57が対向配置され、この軸受け部材57 、57間には棒材としての角形中空パイプ59が配置されるとともに前記軸受け 部材57、57の丸穴58、58および角形中空パイプ59の丸穴61、61に 連結ピン60を挿通することによって、支持軸53との離間位置に角形中空パイ プ59が連結されている。従って支持軸53を中心に把手部50を起倒させた時 、前記角形中空パイプ59との連結部が支持軸53に対して公転運動を行うので ある。
【0030】 ここでキャップ65については製造工程の都合上設けられたものであり、把手 部50を本体の支柱55に軸架する際の開口部を組み立て後に閉鎖するためのも のである。即ち、把手部50を軸架した後に取り付けられ、この時円弧状切り欠 き部66、66と支柱55側の円弧状軸受け56、56によって円形の軸受け用 開口部が形成されるのである。尚、このキャップ65にはローラー67が設けら れているが、これについては後述するものである。
【0031】 また支柱55には丸穴70を設けた掛止部材68が取り付けられており、軸架 された把手部50を立起させた際、把手部50の表示板52に設けた長穴69よ り前記丸穴70が露出する位置関係となっている。この露出した丸穴70に南京 錠等の施錠装置を掛止することによって、後述する如く本体が折倒できなくなる のである。また、把手部50の上部には起倒作業を容易とするためにハンドル5 1が設けられている。
【0032】 この把手部50が支柱55に軸架されるとともに、支柱55の内部に前記角形 中空パイプ59が内装される。そして本体、即ち支柱55の一端側部には長穴6 3が設けられ、底板部材2の軸受け用立壁7、7に設けた丸穴10、10と前記 長穴63、63および角形中空パイプ59に設けた丸穴62、62に枢軸64を 挿通することによって、本体の一端側部が角形中空パイプ59を外嵌した枢軸6 4によって底板部材2と起倒可能に連結されるのである。
【0033】 このような構造とすることによって、立起状態において前記把手部50を倒す ことによって本体1が上方向に持ち上がって折倒可能となるのである。そしてこ の把手部50の動きに伴う本体1の動きが、続く図22、図23によって示され るのである。尚、以下の図では本装置の構造をより分かりやすく説明するため、 底板部材2に設けた軸受け用立壁7、7のうち、手前のものを省略して説明して いる。まず図22には立起状態における本装置の側面図を示している。この立起 状態においては角形中空パイプ59の把手部50側の連結部は支持軸53のほぼ 横側の離間部位に位置し、一方本体1はその端面が底板部材2と密着状態で底板 部材2上に立起している。この時枢軸64は本体1の支柱55の長穴63の上部 に位置している。この状態においては把手部50側の軸受け部材57と枢軸64 間が角形中空パイプ59によって強固に連結されているめため、当然のことなが ら本体1、即ち支柱55を上方へ持ち上げることはできない。従って底板部材2 に対して支柱55の端面エッジが効いた状態となって、本体を倒すことはできな いのである。
【0034】 続いて図23には把手部50を倒した状態が示される。この状態においては角 形中空パイプ59の把手部50側の連結部が支持軸53のほぼ下側の離間部位に 位置し、角形中空パイプ59の長さが支持軸53と角形中空パイプ59の連結部 、本図においては丸穴58との間の長さ分だけ実質的に長くなったことになるの である。即ち、支持軸53を中心に角形中空パイプ59の連結部、本図において は丸穴58が90°公転したことになる。従ってこの長くなった分だけ枢軸64 に対して本体1、即ち支柱55が上昇し、底板部材2に対して支柱55の端面エ ッジが解放され、本体1が枢軸64に対して回転可能、即ち折倒可能となるので ある。ここで図22にも示すように、把手部50の立起状態において表示板52 面に露出したる掛止部材68の丸穴70に、例えば南京錠等の施錠装置を掛止し ておくことで把手部50を倒すことができなくなる。従って本体1も倒すことが できなくなり、自車の駐車スペースへの第三者の不法駐車を確実に防御すること ができるのである。
【0035】 さらに図24によって、このような第3の実施例にかかる車止め装置の立起時 から折倒時への態様変化を説明している。図中(イ)が立起状態であり、前述の ように本体1の端面が底板部材2と密着している。続いて(ロ)として把手部5 0を倒すことにより底板部材2に対して本体1を上昇させる。そして例えばハン ドル51を把持して本体を倒し、最後に把手部50を元に戻して折倒作業が完了 する。折倒してから把手部50を元の位置に戻す際、前述したように丸穴58の 公転半径分だけ本体1が本図においては左方向に移動することになり、この移動 を滑らかにするためにローラー67が設けられるのである。
【0036】 上述の第3の実施例では第1および第2の実施例と異なり、底板部材2に凸部 や凹部を設けないものであったが、凸部や凹部を設けて本体端面を嵌合させるこ ともできる。また逆に第1、第2の実施例において、底板部材2に凸部や凹部を 設けない構造も当然のことながら可能である。さらに第1、第2の実施例同様、 夜間における視認性を向上させるために表示板52に反射板を設けることも考慮 される。
【0037】 また、第3の実施例における折倒防止用の施錠手段として、図9や図18に示 すようにT字部材を用いることも可能である。さらにはこの第3の実施例による 構造と、第1の実施例において示した案内用ピンを用いる2軸支持の構造とを組 み合わせることも勿論可能である。
【0038】 以上説明したように、本考案の起倒式車止め装置は駐車場などにおいて自車が 入庫していない時に他車の不法侵入を防止するものであり、特に夜間においては 立起状態の本装置の存在を第三者に明確に視認させる必要がある。このため前述 の反射板以外に、より視認性を向上させるための手段として発光体の利用が提案 されるのである。図25には本装置に発光体を組み込む場合の例を示している。 尚、本図以降は第1、第2の実施例の構造を用いて説明するものであるが、第3 の実施例に対しても適用可能であることは言うまでもない。上述のように本装置 は駐車場等の屋外に設置されるため、煩雑な電気工事を行わないことが望ましく 、本例では発光体の電源に太陽電池を用いるものを示している。図中(イ)に示 すものは本体1の表示部13に発光体として発光ダイオードを用いた発光部90 を設け、表示部13内部の中空部に2次電池としてのニッケルカドミウム電池ユ ニット92と発光部90の点灯制御回路部93をそれぞれ設けたものである。そ して本体1に太陽電池ユニット91を取り付けたものである。このような構成と したことにより、昼間太陽電池ユニット91からの電力でニッケルカドミウム電 池ユニット93を充電し、夜間その充電された電力によって発光部90の発光ダ イオードを点灯させることができるのである。この時点灯制御回路93を設ける ことにより、点滅状態の発光を行わしめたり、太陽電池からの出力を利用して昼 夜間の検知を行って日没後の照度低下とともに発光を開始し、日の出による照度 上昇とともに発光を停止させたりすることができるのである。
【0039】 この発光部90は、発光ダイオードを例えば「NO PARKING」や「駐 車禁止」等の文字状に配列することにより、より視認性の高いものとすることが できるのである。
【0040】 そして同図(ロ)として示すように、本体の立起時と折倒時のどちらでも有効 な発電ができるよう、表示部13の肩部にも太陽電池ユニット91を設けること や、図示はしていないが底板部材2に太陽電池ユニット91を設けることも併せ て提案されるものである。
【0041】 以上のように本考案の車止め装置は、個人の駐車スペースへの侵入防止用途が 一般的な使用方法であるが、他の使用方法として図26に示すように表示部13 の両側にフック94を設けた本装置を複数個設置し、その間にチェーン95を懸 架して使用することもできる。尚、本図の例ではフック94を表示部13に設け たものとして示したが、この他にも例えば把手14に設けることも可能であり、 本図のものに何ら限定されるものではない。
【0042】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の起倒式車止め装置は、地表面にアンカーボルト 等で設置する構造であるため、設置に際しての大がかりな工事が不要となるので ある。そして地表面に設置するために、従来のように雨水や砂、泥が溜まること もなく、長時間使用しても従来のように動作不良を招くことがなくなり、極めて 信頼性の高い車止め装置を実現することができるのである。
【0043】 また、本体の立起状態が枢軸に外嵌した棒材によって保持されるので、極めて 簡単な構造でありながら堅牢な立起状態が得られるのである。さらに本体を上方 に持ち上げなければこの立起状態から解放されないため、南京錠等の簡便な施錠 装置と組み合わせるだけで立起状態を維持することができ、自車の駐車スペース への不法侵入を確実に防御することができるのである。さらに底板部材の取り付 け用穴を立起状態の本体によって隠蔽しうる位置に設けているので、本装置の盗 難防止にもつながるのである。
【0044】 加えて本体には反射板や発光体を設けているので、夜間においても良好な視認 性を確保することができる。特に発光体の電源として太陽電池により充電される 2次電池を用いるため、特別な電源工事を行うことなく極めて視認性の高いもの が得られるのである。
【0045】 このように本考案の車止め装置は、その立起状態も極めて堅牢であって、しか も地表面に設置できる構造であることから一般消費者が購入後に手軽に設置する ことができるものである。加えてその構造も簡単なものであり、経済性にも優れ たものとなるのである。従って取り付けの簡便さと経済性とを従来に無い高い水 準において両立するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における全体構造を表す説
明用斜視図
【図2】本考案の第1実施例における2つの使用態様を
表す説明用側面図
【図3】本考案の第1実施例における本体立起時の要部
構造を表す説明用断面図
【図4】本考案の第1実施例における本体立起時の要部
形態を表す説明用側面図
【図5】本考案の第1実施例における本体引き上げ時の
要部構造を表す説明用断面図
【図6】本考案の第1実施例における本体引き上げ時の
要部形態を表す説明用側面図
【図7】本考案の第1実施例における本体折倒時の説明
用正面図
【図8】本考案の第1実施例における本体折倒時の説明
用側面図
【図9】本考案の第1実施例における折倒防止用の掛止
部の一例を表す説明用斜視図
【図10】本考案の第2実施例における全体構造を表す
説明用斜視図
【図11】本考案の第2実施例における2つの使用態様
を表す説明用側面図
【図12】本考案の第2実施例における本体立起時の要
部構造を表す説明用断面図
【図13】本考案の第2実施例における本体立起時の要
部形態を表す説明用側面図
【図14】本考案の第2実施例における本体引き上げ時
の要部構造を表す説明用断面図
【図15】本考案の第2実施例における本体引き上げ時
の要部形態を表す説明用側面図
【図16】本考案の第2実施例における本体折倒時の説
明用正面図
【図17】本考案の第2実施例における本体折倒時の説
明用側面図
【図18】本考案の第2実施例における折倒防止用の掛
止部の一例を表す説明用斜視図
【図19】本体と底板部材との嵌合部構造の一例を表す
説明用斜視図
【図20】本体と底板部材との嵌合部構造の一例を表す
説明用斜視図
【図21】本考案の第3実施例における全体構造を表す
説明用斜視図
【図22】本考案の第3実施例における本体立起時の要
部構造を表す説明用断面図
【図23】本考案の第3実施例における本体上昇時の要
部構造を表す説明用断面図
【図24】本考案の第3実施例における立起時から折倒
時への態様変化の様子を表す説明用側面図
【図25】本考案において発光体を設けた場合の一例を
表す説明図で、(イ)は発光体を本体上の表示部下方に
のみ設けたもの、(ロ)は表示部の肩部にも設けたもの
【図26】本考案の車止め装置の使用態様の一例を表す
説明図
【図27】従来の車止め装置の構造例を表す説明図
【符号の説明】
1 本体 2 底板部材 3、20 長穴 4 案内用ピン 5、10、12、24 丸穴 6 円弧状開口
部 7、21 軸受け用立壁 8 凸部 9 枢軸 11 棒材 13 表示部 14 把手 15 取り付け用穴 16 反射板 17 虫ネジ 18 ゴム足 19 直線部 21 ピン 22、24 掛止用穴 23 T字部材 25 環状凸部 26 コ字状溝 27 切欠部 50 把手部 51 ハンドル 52 表示板 53 支持軸 54 円柱部 55 支柱 56 円弧状軸受け部 57 軸受け部
材 58、61、62、70 丸穴 59 角形中空
パイプ 60 連結ピン 63、69 長
穴 64 枢軸 65 キャップ 66 円弧状切り欠き部 67 ローラー 68 掛止部材 90 発光部 91 太陽電池 92 電池ユニット 93 点灯制御
回路 94 フック 95 チェーン a 底板部材 b 本体 c スリット d 空洞部 e アンカーボルト f チェーン g 枢軸

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と底板部材とよりなる起倒式の車止め
    装置であって、 前記本体の一端側部に長穴を設けて枢軸を挿通し、 本体が前記枢軸を介して底板部材と起倒可能に連結され
    たことを特徴とする起倒式車止め装置。
  2. 【請求項2】本体内部に、前記枢軸に外嵌され且つ本体
    に関係付けられ得る棒材を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の起倒式車止め装置。
  3. 【請求項3】枢軸に外嵌した棒材を本体内部に設けて本
    体の他端側部まで延設し、 該棒材の先端部を本体の他端側部適所から外部に露出さ
    せるとともに前記棒材の露出部を施錠装置の掛止部とし
    てなる請求項2記載の起倒式車止め装置。
  4. 【請求項4】本体内部に、一端側部を枢軸に外嵌した棒
    材をその他端側部が本体内部適所の任意の一点を中心に
    本体に関係付けられながら公転運動可能となるように設
    けたことを特徴とする請求項2記載の起倒式車止め装
    置。
  5. 【請求項5】支持軸を有する把手部をその支持軸を本体
    に軸架することによって本体に対して前記支持軸を支点
    として起倒可能に位置づけ、 把手部適所の支持軸との離間位置には、把手部の起倒動
    作とともに前記棒材の他端側部が支持軸に対して公転可
    能となるように連結され、把手部の起倒動作によって枢
    軸に対して本体が移動することを特徴とする請求項4記
    載の起倒式車止め装置。
  6. 【請求項6】本体の一端側部に長穴に挿通された枢軸を
    設け、 底板部材には軸受け用立壁を対向配置し、 枢軸を前記軸受け用立壁に挿通することによって本体の
    一端側部と底板部材とが連結され、 本体が底板部材に対して枢軸を支点として起倒すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の起倒
    式車止め装置。
  7. 【請求項7】本体の一端側部には案内用ピンおよび長穴
    に挿通された枢軸を設け、 底板部材には円弧状開口部を有する軸受け用立壁を対向
    配置し、 枢軸を軸受け用立壁に挿通するとともに、前記案内用ピ
    ンを前記円弧状開口部に嵌入することによって本体の一
    端側部と底板部材とが連結され、 本体が案内用ピンを介して円弧状開口部に支持されなが
    ら底板部材に対して枢軸を支点として起倒することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の起倒式車
    止め装置。
  8. 【請求項8】前記円弧状開口部の一端を直線部とし、本
    体の立起時において該直線部に案内用ピンが落とし込ま
    れることを特徴とする請求項7記載の起倒式車止め装
    置。
  9. 【請求項9】立起時において本体と底板部材とが嵌合す
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の起倒式車止め装置。
  10. 【請求項10】立起時において本体によって隠蔽しうる
    位置に、地表面への底板部材取り付け用穴を設けてなる
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の起倒式車止め装
    置。
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