JPH0672343A - 操舵装置 - Google Patents
操舵装置Info
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- JPH0672343A JPH0672343A JP23021592A JP23021592A JPH0672343A JP H0672343 A JPH0672343 A JP H0672343A JP 23021592 A JP23021592 A JP 23021592A JP 23021592 A JP23021592 A JP 23021592A JP H0672343 A JPH0672343 A JP H0672343A
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- housing
- steering
- valve
- input
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧式動力舵取装置のハウジングを分離した
際に、サーボ弁の作動油がギアハウジング内に漏れて、
連動機構等の潤滑油と混ざらないようにする。 【構成】 動力舵取装置のサーボ弁20が設けられた入
力軸11と出力軸13の間に中間回転部材38を偏心し
て設け、入力軸11の回転は入力ピニオン41と内歯ギ
ア42よりなる減速機構40により減速して中間回転部
材38に伝達される。入力軸11を支持する軸受17b
を弁ハウジング10aに押圧固定する筒状の軸受押え1
9の内周面と入力ピニオン41のボス部材12の間にオ
イルシール49を設けて、弁ハウジング10aとギアハ
ウジング10bを分離した場合にもサーボ弁20の作動
油がギアハウジング10b内に漏れないようにする。
際に、サーボ弁の作動油がギアハウジング内に漏れて、
連動機構等の潤滑油と混ざらないようにする。 【構成】 動力舵取装置のサーボ弁20が設けられた入
力軸11と出力軸13の間に中間回転部材38を偏心し
て設け、入力軸11の回転は入力ピニオン41と内歯ギ
ア42よりなる減速機構40により減速して中間回転部
材38に伝達される。入力軸11を支持する軸受17b
を弁ハウジング10aに押圧固定する筒状の軸受押え1
9の内周面と入力ピニオン41のボス部材12の間にオ
イルシール49を設けて、弁ハウジング10aとギアハ
ウジング10bを分離した場合にもサーボ弁20の作動
油がギアハウジング10b内に漏れないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの車輪を操
向する操舵装置、特にステアリングギア比(ハンドル回
転角/タイヤ切れ角)がハンドル回転角の増大に応じて
減少するようにした油圧式動力舵取装置に関する。
向する操舵装置、特にステアリングギア比(ハンドル回
転角/タイヤ切れ角)がハンドル回転角の増大に応じて
減少するようにした油圧式動力舵取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】出願人等は先に、ステアリングギア比が
ハンドル回転角の増大に応じて減少し、しかもその特性
の設計の自由度が高い操舵装置として、特願平3−24
0398号に係る舵取装置を提案した。この技術は図4
にその主要部を示すように、互いに所定量偏心して配置
した入力軸1と中間回転部材2の間に入力ピニオン5a
と内歯ギア5bからなる減速機構5を設け、また中間回
転部材2と出力軸3の間に回転角の増大に応じてステア
リングギア比を次第に減少させながら前者から後者に回
転を伝達する操舵特性付与機構4を設けたものである。
またこのものは、入力軸1に加わるトルクに応じて作動
するサーボ弁によりパワーシリンダを作動させて、出力
作動部材(ラックバー)にアシスト力を与える油圧式動
力舵取装置である。
ハンドル回転角の増大に応じて減少し、しかもその特性
の設計の自由度が高い操舵装置として、特願平3−24
0398号に係る舵取装置を提案した。この技術は図4
にその主要部を示すように、互いに所定量偏心して配置
した入力軸1と中間回転部材2の間に入力ピニオン5a
と内歯ギア5bからなる減速機構5を設け、また中間回
転部材2と出力軸3の間に回転角の増大に応じてステア
リングギア比を次第に減少させながら前者から後者に回
転を伝達する操舵特性付与機構4を設けたものである。
またこのものは、入力軸1に加わるトルクに応じて作動
するサーボ弁によりパワーシリンダを作動させて、出力
作動部材(ラックバー)にアシスト力を与える油圧式動
力舵取装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の油圧式動力舵
取装置では、弁ハウジング10a内に設けたサーボ弁や
油圧反力機構を作動させる作動油はOリング8によりシ
ールされているので減速機構5側に多量に漏れることは
ないが微量の漏れは避けられず、図4に示す従来技術で
はこれが減速機構5のある室R内に次第に蓄積される。
この作動油は通常は中間回転部材2と弁ハウジング10
aの間に設けたオイルシール7により阻止されて、操舵
特性付与機構4やラック・ピニオン機構を設けたギアハ
ウジング10b内に漏れることはない。しかし保守点検
の際などに弁ハウジング10aとギアハウジング10b
を分離すると、オイルシール7は弁ハウジング10a側
に、中間回転部材2はギアハウジング10b側に付いて
分かれるので、室R内に蓄積されていた作動油がギアハ
ウジング10b内に漏れて異なる特性の潤滑油と混ざ
り、そのまま再組立をするとギアハウジング10b内の
各部材の潤滑に悪影響を及ぼすおそれがある。本発明
は、この種の操舵装置においてオイルシールの取付構造
に工夫して、このような問題を解決することを目的とす
る。
取装置では、弁ハウジング10a内に設けたサーボ弁や
油圧反力機構を作動させる作動油はOリング8によりシ
ールされているので減速機構5側に多量に漏れることは
ないが微量の漏れは避けられず、図4に示す従来技術で
はこれが減速機構5のある室R内に次第に蓄積される。
この作動油は通常は中間回転部材2と弁ハウジング10
aの間に設けたオイルシール7により阻止されて、操舵
特性付与機構4やラック・ピニオン機構を設けたギアハ
ウジング10b内に漏れることはない。しかし保守点検
の際などに弁ハウジング10aとギアハウジング10b
を分離すると、オイルシール7は弁ハウジング10a側
に、中間回転部材2はギアハウジング10b側に付いて
分かれるので、室R内に蓄積されていた作動油がギアハ
ウジング10b内に漏れて異なる特性の潤滑油と混ざ
り、そのまま再組立をするとギアハウジング10b内の
各部材の潤滑に悪影響を及ぼすおそれがある。本発明
は、この種の操舵装置においてオイルシールの取付構造
に工夫して、このような問題を解決することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、本発明によ
る操舵装置は、図1〜図3に例示するように、操舵ハン
ドルに連結されて共に回転する入力軸11と、出力軸1
3及び連動機構15を介して前記入力軸11に連結され
操舵リンクを介して車輪を操舵する出力作動部材14
と、この出力作動部材にアシスト力を与えるパワーシリ
ンダ30と、前記入力軸11に設けられこれに加わるト
ルクに応じて作動して前記パワーシリンダ30が前記出
力作動部材14に与えるアシスト力を変化させるサーボ
弁20と、このサーボ弁20を支持する弁ハウジング1
0aと前記連動機構15及び出力軸13を支持するギア
ハウジング10bからなるハウジング10を備えてなる
操舵装置において、前記入力軸11と出力軸13の間に
おいて同入力軸に対し偏心して前記ハウジング10に支
持された中間回転部材38と、前記入力軸11の前記中
間回転部材38側端部に一体的に設けられた入力ピニオ
ン41及び同中間回転部材に一体的に設けられて前記入
力ピニオン41と噛合する内歯ギア42よりなり、同入
力軸の回転を減速して同中間回転部材に伝達する減速機
構40と、前記弁ハウジング10aの内周面に前記入力
ピニオン41側から液密に挿入され、前記入力軸11を
支持する軸受17bを同弁ハウジングに押圧固定する筒
状の軸受押え19と、この軸受押えの内周面と前記入力
ピニオン41の外周面の間に設けられたオイルシール4
9を備えたことを特徴とするものである。
る操舵装置は、図1〜図3に例示するように、操舵ハン
ドルに連結されて共に回転する入力軸11と、出力軸1
3及び連動機構15を介して前記入力軸11に連結され
操舵リンクを介して車輪を操舵する出力作動部材14
と、この出力作動部材にアシスト力を与えるパワーシリ
ンダ30と、前記入力軸11に設けられこれに加わるト
ルクに応じて作動して前記パワーシリンダ30が前記出
力作動部材14に与えるアシスト力を変化させるサーボ
弁20と、このサーボ弁20を支持する弁ハウジング1
0aと前記連動機構15及び出力軸13を支持するギア
ハウジング10bからなるハウジング10を備えてなる
操舵装置において、前記入力軸11と出力軸13の間に
おいて同入力軸に対し偏心して前記ハウジング10に支
持された中間回転部材38と、前記入力軸11の前記中
間回転部材38側端部に一体的に設けられた入力ピニオ
ン41及び同中間回転部材に一体的に設けられて前記入
力ピニオン41と噛合する内歯ギア42よりなり、同入
力軸の回転を減速して同中間回転部材に伝達する減速機
構40と、前記弁ハウジング10aの内周面に前記入力
ピニオン41側から液密に挿入され、前記入力軸11を
支持する軸受17bを同弁ハウジングに押圧固定する筒
状の軸受押え19と、この軸受押えの内周面と前記入力
ピニオン41の外周面の間に設けられたオイルシール4
9を備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】操舵ハンドルと共に回転する入力軸11の回転
は入力ピニオン41及び内歯ギア42よりなる減速機構
40により減速されて中間回転部材38に伝達され、出
力軸13、連動機構15及び出力作動部材14を介して
車輪を操舵する。
は入力ピニオン41及び内歯ギア42よりなる減速機構
40により減速されて中間回転部材38に伝達され、出
力軸13、連動機構15及び出力作動部材14を介して
車輪を操舵する。
【0006】保守点検などのためにハウジング10を分
解した場合、軸受押え19と入力ピニオン41は何れも
弁ハウジング10a側に組み付けられた状態で分解され
るのでオイルシール49によるシールは保持され、サー
ボ弁20から漏れて弁ハウジング10a内に蓄積されて
いた作動油はオイルシール49により阻止されてギアハ
ウジング10b側に漏れることはない。
解した場合、軸受押え19と入力ピニオン41は何れも
弁ハウジング10a側に組み付けられた状態で分解され
るのでオイルシール49によるシールは保持され、サー
ボ弁20から漏れて弁ハウジング10a内に蓄積されて
いた作動油はオイルシール49により阻止されてギアハ
ウジング10b側に漏れることはない。
【0007】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ハウジ
ングを分解した際に弁ハウジング内の動力舵取装置の作
動油がギアハウジング側に漏れることがないので、ギア
ハウジング内の潤滑油に異質の作動油が混入して、再組
立後のギアハウジング内の各部材の潤滑に悪影響を及ぼ
すおそれがない。
ングを分解した際に弁ハウジング内の動力舵取装置の作
動油がギアハウジング側に漏れることがないので、ギア
ハウジング内の潤滑油に異質の作動油が混入して、再組
立後のギアハウジング内の各部材の潤滑に悪影響を及ぼ
すおそれがない。
【0008】
【実施例】以下に図1〜図3に示す実施例により本発明
の説明をする。図1に示すように、本実施例の操舵装置
のハウジング10は、互いにねじ止め固定された弁ハウ
ジング10a及びギアハウジング10bにより構成され
ている。互いに同軸的に配置された入力軸11及びその
後半部11aは、軸受17a,17bを介して弁ハウジ
ング10a内に支持され、トーションバー16により弾
性的に相対回動可能に連結されている。
の説明をする。図1に示すように、本実施例の操舵装置
のハウジング10は、互いにねじ止め固定された弁ハウ
ジング10a及びギアハウジング10bにより構成され
ている。互いに同軸的に配置された入力軸11及びその
後半部11aは、軸受17a,17bを介して弁ハウジ
ング10a内に支持され、トーションバー16により弾
性的に相対回動可能に連結されている。
【0009】後半部11aを支持する軸受17bの外輪
は、弁ハウジング10aの内周面に入力ピニオン41側
からOリングを介して液密にねじ込まれた筒状の軸受押
え19により押圧されて、弁ハウジング10aに固定さ
れる。また入力軸11の後半部11aの後部には、先端
部に入力ピニオン41が形成されたボス部材12がキー
11cにより回り止めされ、軸受17bの内輪と共にナ
ット11bにより後半部11aに締め付け固定されてい
る。
は、弁ハウジング10aの内周面に入力ピニオン41側
からOリングを介して液密にねじ込まれた筒状の軸受押
え19により押圧されて、弁ハウジング10aに固定さ
れる。また入力軸11の後半部11aの後部には、先端
部に入力ピニオン41が形成されたボス部材12がキー
11cにより回り止めされ、軸受17bの内輪と共にナ
ット11bにより後半部11aに締め付け固定されてい
る。
【0010】ボス部材12は入力ピニオン41に隣接す
る中間部が軸受17cを介して軸受押え19により支持
され、2つの軸受17b,17cの間には軸受押え19
の内周面により液密に嵌合支持され内周のリップ部がボ
ス部材12の外周面に液密かつ相対回転可能に当接され
るオイルシール49が設けられている。後半部11aと
ボス部材12の嵌合面はOリング11dにより液密にシ
ールされている。
る中間部が軸受17cを介して軸受押え19により支持
され、2つの軸受17b,17cの間には軸受押え19
の内周面により液密に嵌合支持され内周のリップ部がボ
ス部材12の外周面に液密かつ相対回転可能に当接され
るオイルシール49が設けられている。後半部11aと
ボス部材12の嵌合面はOリング11dにより液密にシ
ールされている。
【0011】入力軸11の後側にはこれと平行に偏心し
て中間回転部材38が、2個の軸受18cを介してギア
ハウジング10b内に支持され、この両者11,38の
回転軸線O1,O2の間の偏心量はeである。この中間
回転部材38の前半部に同軸的に形成された内歯ギア4
2はボス部材12に形成した入力ピニオン41と互いに
噛合して、入力軸11の回転を減速して中間回転部材3
8に伝達する減速機構40を構成している。
て中間回転部材38が、2個の軸受18cを介してギア
ハウジング10b内に支持され、この両者11,38の
回転軸線O1,O2の間の偏心量はeである。この中間
回転部材38の前半部に同軸的に形成された内歯ギア4
2はボス部材12に形成した入力ピニオン41と互いに
噛合して、入力軸11の回転を減速して中間回転部材3
8に伝達する減速機構40を構成している。
【0012】後述する操舵特性付与機構45の出力フラ
ンジ39がキー39aを介して同軸的に前端に固定され
る出力軸13は、軸受18a,18bを介して入力軸1
1後方のギアハウジング10bに支持されている。ギア
ハウジング10bには出力軸13と立体的に交差して軸
動可能にラックバー(出力作動部材)14が支持され、
この両者13,14は連動機構15により連動されてい
る。本実施例においては、連動機構15は、出力軸13
に形成されたピニオン15aと、ラックバー14の一部
に形成されてピニオン15aと噛合するラック15bに
より構成され、ラックバー14の両端はそれぞれ操舵リ
ンクを介して左右の前輪(何れも図示省略)に連結され
ている。
ンジ39がキー39aを介して同軸的に前端に固定され
る出力軸13は、軸受18a,18bを介して入力軸1
1後方のギアハウジング10bに支持されている。ギア
ハウジング10bには出力軸13と立体的に交差して軸
動可能にラックバー(出力作動部材)14が支持され、
この両者13,14は連動機構15により連動されてい
る。本実施例においては、連動機構15は、出力軸13
に形成されたピニオン15aと、ラックバー14の一部
に形成されてピニオン15aと噛合するラック15bに
より構成され、ラックバー14の両端はそれぞれ操舵リ
ンクを介して左右の前輪(何れも図示省略)に連結され
ている。
【0013】次に図1及び図2により、操舵中立位置か
らの回転角の増大に応じて減速比を次第に減少させなが
ら中間回転部材38の回転を出力軸13に伝達する操舵
特性付与機構45の説明をする。中間回転部材38の後
端面には、直径方向に延びるカム溝47が形成され、ま
たこれと対向する出力フランジ39の前端面には、突起
48が出力軸13の回転軸線O3から距離Rだけ偏心し
て軸方向に突出して設けられている。この距離Rは両部
材38,13の回転軸線O2,O3の間の偏心量eより
も大である。突起48は、回転軸線O3と平行に出力フ
ランジ39に植設固定されたピン48aと、ニードルロ
ーラ48cを介してピン48aに回転自在に設けられた
ローラ48bにより構成され、ローラ48bの外周面は
カム溝41内に実質的に隙間なく転動可能に係合されて
いる。
らの回転角の増大に応じて減速比を次第に減少させなが
ら中間回転部材38の回転を出力軸13に伝達する操舵
特性付与機構45の説明をする。中間回転部材38の後
端面には、直径方向に延びるカム溝47が形成され、ま
たこれと対向する出力フランジ39の前端面には、突起
48が出力軸13の回転軸線O3から距離Rだけ偏心し
て軸方向に突出して設けられている。この距離Rは両部
材38,13の回転軸線O2,O3の間の偏心量eより
も大である。突起48は、回転軸線O3と平行に出力フ
ランジ39に植設固定されたピン48aと、ニードルロ
ーラ48cを介してピン48aに回転自在に設けられた
ローラ48bにより構成され、ローラ48bの外周面は
カム溝41内に実質的に隙間なく転動可能に係合されて
いる。
【0014】ギアハウジング10b内に位置する減速機
構40、操舵特性付与機構45及び連動機構15は潤滑
油により潤滑される。なお本実施例では、操舵特性付与
機構45のカム溝47を中間回転部材38側に、突起4
8を出力軸13側に設けたが、これと逆に突起48を中
間回転部材38側に、カム溝47を出力軸13側に設け
てもよい。
構40、操舵特性付与機構45及び連動機構15は潤滑
油により潤滑される。なお本実施例では、操舵特性付与
機構45のカム溝47を中間回転部材38側に、突起4
8を出力軸13側に設けたが、これと逆に突起48を中
間回転部材38側に、カム溝47を出力軸13側に設け
てもよい。
【0015】図1に示すように、本実施例の前輪操舵装
置は、サーボ弁20とパワーシリンダ30よりなる油圧
式の動力舵取り装置を備えている。サーボ弁20のロー
タ弁部材21は入力軸11の入力側部分の後部に一体的
に形成され、スリーブ弁部材22は内外周面がそれぞれ
ロータ弁部材21の外周面と弁ハウジング10aの内周
面にそれぞれ回転可能に嵌合され、係合ピン23により
入力軸11の後半部11aに連結されている。弁ハウジ
ング10aにはサーボ弁20の4つのポート、すなわち
入力ポート25、排出ポート26及び1対の分配ポート
27a,27bが形成されている。
置は、サーボ弁20とパワーシリンダ30よりなる油圧
式の動力舵取り装置を備えている。サーボ弁20のロー
タ弁部材21は入力軸11の入力側部分の後部に一体的
に形成され、スリーブ弁部材22は内外周面がそれぞれ
ロータ弁部材21の外周面と弁ハウジング10aの内周
面にそれぞれ回転可能に嵌合され、係合ピン23により
入力軸11の後半部11aに連結されている。弁ハウジ
ング10aにはサーボ弁20の4つのポート、すなわち
入力ポート25、排出ポート26及び1対の分配ポート
27a,27bが形成されている。
【0016】一方パワーシリンダ30はラックバー14
の途中に設けられており、ギアハウジング10bと一体
的に形成されラックバー14を同軸的かつ液密に貫通さ
せるシリンダ31と、ラックバー14に固定されシリン
ダ31の内周に液密に嵌合してその内部を左右の作動室
に分離するピストン32により構成されている。この左
右の作動室はそれぞれ連通路によりサーボ弁20の各分
配ポート27a,27bに連通され、また入力ポート2
5及び排出ポート26はそれぞれ連通路により供給ポン
プ35及びリザーバ36に連通されている。
の途中に設けられており、ギアハウジング10bと一体
的に形成されラックバー14を同軸的かつ液密に貫通さ
せるシリンダ31と、ラックバー14に固定されシリン
ダ31の内周に液密に嵌合してその内部を左右の作動室
に分離するピストン32により構成されている。この左
右の作動室はそれぞれ連通路によりサーボ弁20の各分
配ポート27a,27bに連通され、また入力ポート2
5及び排出ポート26はそれぞれ連通路により供給ポン
プ35及びリザーバ36に連通されている。
【0017】このサーボ弁20は入力軸11とその後半
部11aの間に作用するトルクによるトーションバー1
6の僅かの捩れに応じて作動し、供給ポンプ35からパ
ワーシリンダ30の各作動室への作動流体の供給及び各
作動室からリザーバ36への作動流体の排出を、各分配
ポート25,26,27a,27bを介して制御するも
のである。これにより前記トルクに応じた操舵アシスト
力がラックバー14を介して前輪に与えられる。なお、
入力軸11とその後半部11aの間には、この両者1
1,11aの間の捩りばね特性を変化させて動力操舵特
性を変化させる反力機構29が設けられているが、詳細
な構造は省略する。
部11aの間に作用するトルクによるトーションバー1
6の僅かの捩れに応じて作動し、供給ポンプ35からパ
ワーシリンダ30の各作動室への作動流体の供給及び各
作動室からリザーバ36への作動流体の排出を、各分配
ポート25,26,27a,27bを介して制御するも
のである。これにより前記トルクに応じた操舵アシスト
力がラックバー14を介して前輪に与えられる。なお、
入力軸11とその後半部11aの間には、この両者1
1,11aの間の捩りばね特性を変化させて動力操舵特
性を変化させる反力機構29が設けられているが、詳細
な構造は省略する。
【0018】次に上記実施例の作動の説明をする。
【0019】入力軸11がハンドル軸を介して操舵ハン
ドル(何れも図示省略)と一緒に回転すれば、トーショ
ンバー16を介して後半部11aも共に回転され、中間
回転部材38は入力ピニオン41及び内歯ギア42より
なる減速機構40により減速して回転される。図2に示
す前輪操舵中立位置から中間回転部材38が左右何れか
に回転するにつれて、突起48のローラ48bはカム溝
47内に沿って半径方向外向きに転動して出力軸13は
回転され、この回転は連動機構15を介してラックバー
14の軸動に変換され、図略のリンクを介して前輪を操
舵する。中間回転部材38の回転角α及び操舵ハンドル
に連結された入力軸11の回転角βに対する出力軸13
の回転角θは、それぞれ次の通りとなる。
ドル(何れも図示省略)と一緒に回転すれば、トーショ
ンバー16を介して後半部11aも共に回転され、中間
回転部材38は入力ピニオン41及び内歯ギア42より
なる減速機構40により減速して回転される。図2に示
す前輪操舵中立位置から中間回転部材38が左右何れか
に回転するにつれて、突起48のローラ48bはカム溝
47内に沿って半径方向外向きに転動して出力軸13は
回転され、この回転は連動機構15を介してラックバー
14の軸動に変換され、図略のリンクを介して前輪を操
舵する。中間回転部材38の回転角α及び操舵ハンドル
に連結された入力軸11の回転角βに対する出力軸13
の回転角θは、それぞれ次の通りとなる。
【0020】
【数1】 α=tan-1(sinθ/(cosθ−r)) β=tan-1(sinθ/(cosθ−r))/g 但し r=e/R g:減速機構40の減速比 中間回転部材38と出力軸13の間の減速比は前式の微
分値dθ/dαであり、中間回転部材回転角αが中立位置
から離れて180度に近付くにつれて次第に減少し、そ
れを過ぎれば増大する。また操舵ハンドル回転角βに対
するステアリングギア比の特性は後式の微分値dθ/dβ
に比例し、減速機構40の減速比gに応じて図3に示す
ようになる。すなわち、操舵中立位置ではステアリング
ギア比は大きく、操舵ハンドル回転角の増大に応じて次
第に減少し、減速比gに応じた所定の操舵ハンドル回転
角位置で最小値となり、それ以上の操舵ハンドル回転角
では増大傾向、すなわち逆の特性となる。このステアリ
ングギア比が最小となる操舵ハンドル回転角位置は、図
示のように、減速機構40の減速比gが1の場合は18
0度であり、減速比gの増大に応じて増大する。図3は
r=0.4の場合に減速比gを変化させた一例を示す。
本実施例では減速機構40の減速比gは1.4であり、
そのときの特性を実線で示す。この場合のステアリング
ギア比が最小となる操舵ハンドル回転角位置は252度
であるが、ストッパにより240度以上は操舵されな
い。
分値dθ/dαであり、中間回転部材回転角αが中立位置
から離れて180度に近付くにつれて次第に減少し、そ
れを過ぎれば増大する。また操舵ハンドル回転角βに対
するステアリングギア比の特性は後式の微分値dθ/dβ
に比例し、減速機構40の減速比gに応じて図3に示す
ようになる。すなわち、操舵中立位置ではステアリング
ギア比は大きく、操舵ハンドル回転角の増大に応じて次
第に減少し、減速比gに応じた所定の操舵ハンドル回転
角位置で最小値となり、それ以上の操舵ハンドル回転角
では増大傾向、すなわち逆の特性となる。このステアリ
ングギア比が最小となる操舵ハンドル回転角位置は、図
示のように、減速機構40の減速比gが1の場合は18
0度であり、減速比gの増大に応じて増大する。図3は
r=0.4の場合に減速比gを変化させた一例を示す。
本実施例では減速機構40の減速比gは1.4であり、
そのときの特性を実線で示す。この場合のステアリング
ギア比が最小となる操舵ハンドル回転角位置は252度
であるが、ストッパにより240度以上は操舵されな
い。
【0021】この操舵の際に、サーボ弁20、反力機構
29、パワーシリンダ30及び供給ポンプ35などより
なる動力舵取装置が作動してラックバー14に操舵アシ
スト力を与える。供給ポンプ35からサーボ弁20及び
反力機構29に供給される作動油は、微量ながらOリン
グ28から漏れてオイルシール49の手前の軸受17b
を設けた空間内に少しづつ蓄積されるが、オイルシール
49及びOリング11dにより阻止されて、減速機構4
0、操舵特性付与機構45及び連動機構15等が設けら
れたギアハウジング10b内に漏れることはない。
29、パワーシリンダ30及び供給ポンプ35などより
なる動力舵取装置が作動してラックバー14に操舵アシ
スト力を与える。供給ポンプ35からサーボ弁20及び
反力機構29に供給される作動油は、微量ながらOリン
グ28から漏れてオイルシール49の手前の軸受17b
を設けた空間内に少しづつ蓄積されるが、オイルシール
49及びOリング11dにより阻止されて、減速機構4
0、操舵特性付与機構45及び連動機構15等が設けら
れたギアハウジング10b内に漏れることはない。
【0022】保守点検などのために弁ハウジング10a
とギアハウジング10bを互いに分解した場合でも、オ
イルシール49が取り付けられる軸受押え19と、オイ
ルシール49の内周のリップが当接される入力ピニオン
41のボス部材12は、何れも弁ハウジング10a側に
組み付けられた状態で分解される。従ってサーボ弁20
及び反力機構29から漏れて弁ハウジング10a内の軸
受17bが位置する空間に蓄積された作動油は、オイル
シール49により阻止されてギアハウジング10b側に
漏れることはない。これにより、ギアハウジング内の潤
滑油に異質の作動油が混入して、ギアハウジング内の各
部材の潤滑に悪影響を及ぼすおそれがない。
とギアハウジング10bを互いに分解した場合でも、オ
イルシール49が取り付けられる軸受押え19と、オイ
ルシール49の内周のリップが当接される入力ピニオン
41のボス部材12は、何れも弁ハウジング10a側に
組み付けられた状態で分解される。従ってサーボ弁20
及び反力機構29から漏れて弁ハウジング10a内の軸
受17bが位置する空間に蓄積された作動油は、オイル
シール49により阻止されてギアハウジング10b側に
漏れることはない。これにより、ギアハウジング内の潤
滑油に異質の作動油が混入して、ギアハウジング内の各
部材の潤滑に悪影響を及ぼすおそれがない。
【0023】なお本発明は、連動機構15としてボール
スクリュー式、ウオームピン式などラックピニオン式以
外のものを使用した前輪操舵装置に実施することもでき
る。また前輪操舵装置に限らず、後輪操舵装置にも適用
することができる。
スクリュー式、ウオームピン式などラックピニオン式以
外のものを使用した前輪操舵装置に実施することもでき
る。また前輪操舵装置に限らず、後輪操舵装置にも適用
することができる。
【図1】 本発明による操舵装置の一実施例の全体縦断
面図である。
面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 本発明による操舵装置のステアリングギア比
特性の一例を示す図である。
特性の一例を示す図である。
【図4】 従来技術による操舵装置の要部を破断した側
面図である。
面図である。
10…ハウジング、10a…弁ハウジング、10b…ギ
アハウジング、11…入力軸、12…ボス部材、13…
出力軸、14…出力作動部材(ラックバー)、15…連
動機構、19…軸受押え、20…サーボ弁、30…パワ
ーシリンダ、38…中間回転部材、40…減速機構、4
1…入力ピニオン、42…内歯ギア、45…操舵特性付
与機構、49…オイルシール。
アハウジング、11…入力軸、12…ボス部材、13…
出力軸、14…出力作動部材(ラックバー)、15…連
動機構、19…軸受押え、20…サーボ弁、30…パワ
ーシリンダ、38…中間回転部材、40…減速機構、4
1…入力ピニオン、42…内歯ギア、45…操舵特性付
与機構、49…オイルシール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 悟 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 河上 清治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 久代 育生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 操舵ハンドルに連結されて共に回転する
入力軸と、 出力軸及び連動機構を介して前記入力軸に連結され操舵
リンクを介して車輪を操舵する出力作動部材と、 この出力作動部材にアシスト力を与えるパワーシリンダ
と、 前記入力軸に設けられこれに加わるトルクに応じて作動
して前記パワーシリンダが前記出力作動部材に与えるア
シスト力を変化させるサーボ弁と、 このサーボ弁を支持する弁ハウジングと前記連動機構及
び出力軸を支持するギアハウジングからなるハウジング
を備えてなる操舵装置において、 前記入力軸と出力軸の間において同入力軸に対し偏心し
て前記ハウジングに支持された中間回転部材と、 前記入力軸の前記中間回転部材側端部に一体的に設けら
れた入力ピニオン及び同中間回転部材に一体的に設けら
れて前記入力ピニオンと噛合する内歯ギアよりなり、同
入力軸の回転を減速して同中間回転部材に伝達する減速
機構と、 前記弁ハウジングの内周面に前記入力ピニオン側から液
密に挿入され、前記入力軸を支持する軸受を同弁ハウジ
ングに押圧固定する筒状の軸受押えと、 この軸受押えの内周面と前記入力ピニオンの外周面の間
に設けられたオイルシールを備えたことを特徴とする操
舵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23021592A JPH0672343A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23021592A JPH0672343A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 操舵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0672343A true JPH0672343A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16904373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23021592A Pending JPH0672343A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 操舵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672343A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100417963B1 (ko) * | 2001-02-09 | 2004-02-11 | 주식회사 만도 | 파워스티어링장치의 오일씰 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP23021592A patent/JPH0672343A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100417963B1 (ko) * | 2001-02-09 | 2004-02-11 | 주식회사 만도 | 파워스티어링장치의 오일씰 |
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