JPH0672368B2 - 染色されたセルロ−ス繊維材料の後処理方法 - Google Patents

染色されたセルロ−ス繊維材料の後処理方法

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JPH0672368B2 JP62149287A JP14928787A JPH0672368B2 JP H0672368 B2 JPH0672368 B2 JP H0672368B2 JP 62149287 A JP62149287 A JP 62149287A JP 14928787 A JP14928787 A JP 14928787A JP H0672368 B2 JPH0672368 B2 JP H0672368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は染色されたセルロース繊維材料、特にセルロー
ス紡織材料の後処理方法に関する。
直接染料で染色された染色物および捺染物は湿潤堅牢
性、特に、洗濯堅牢性および水堅牢性が不十分な場合が
多い。すなわち、セルロースの表面に共有結合により結
合している染料が洗濯の繰り返しによって脱離され、そ
してこのブリードした染料が同一洗濯工程において洗濯
されている未染色繊維材料に再び付着してしまう場合が
ある。
この問題を解決するためにすでに多くの試みがなされて
きた。たとえば、従来公知の陽イオン後処理剤、たとえ
ば、チノフィックス(Tinofix)EWAタイプの後処理剤で
後処理することによって水堅牢性を向上させることがで
き、かつまた僅かながら洗濯堅牢性の向上を達成するこ
とができる。しかしながら、この改良効果は永続的では
ない。洗濯を繰り返すと、特にアルカリ性条件下かつ高
められた温度、たとえば、50℃以上の温度においては公
知陽イオン後処理剤が再び繊維材料から脱出してしま
い、これによってその染色物は向上された洗濯堅牢性を
再び失ってしまう。
反応染料はセルロースと化学結合を形成するものである
から、反応染料を使用して湿潤堅牢性の問題を解決する
ことが期待されていた。しかしながら、この繊維/染料
結合は酸性加水分解に対しては十分な抵抗性を示さない
ことが判明した。すなわち、この種の染色物は洗濯、た
とえば、沸騰洗浄においては堅牢性のない加水分解され
た染色物となってしまう。化学結合を失った染料部分は
洗濯浴に溶解し、そして、たとえば、同一洗濯工程にお
いて洗濯されている未染色繊維製品を汚染する。いま1
つの欠点は、この繊維/染料結合が、たとえば綿/ポリ
エステル混合布のサーモフィクッス工程において遭遇す
るような高温乾燥空気条件下では不満足な安定性を示す
ことである。180℃以上の温度ではその繊維/染料結合
が部分的に破壊され、これによって洗浄工程において染
料の損失を生じる可能性がある。さらに、反応染料を使
用した染色物の最大の欠点として非固着染料が満足しう
るようには洗い落すことができない点が挙げられる。こ
のため、繊維から非固着染料を除去するために数回の非
常に面倒な洗浄およびすすぎ作業を実施することが必要
となる。
しかして今回、本発明によって、直接染料を使用して染
色されたセルロース系染色物の特に湿潤堅牢性を著しく
向上させうる新規な後処理方法が開発された。本発明の
方法よれば、たとえば、温度50℃以上のアルカリ性条件
下での、特に現在常用の、過ホウ酸ナトリウムを含有す
る洗剤(ISO105/CO6 C2S)を使用して60℃の温度で洗濯
する場合の条件下における洗濯堅牢性を向上させること
ができる。同様に、本発明の後処理方法によって反応性
染料による染色中における有害な酸性加水分解および熱
分解の作用を大幅に抑制することが可能である。
すなわち、本発明は染色されたセルロース繊維材料の後
処理方法に関し、本発明の方法はエピハロヒドリンを式 (式中、RはC1−C6−アルキル基を意味する)の単位の
くり返し単位を含む線状重合体と反応させることによっ
て得られたポリ第四アンモニウム化合物を含有するアル
カリ性水性浴を用いて該繊維材料を処理することを特徴
とする。
適当なアルキル基Rはメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n
−アミル、イソアミル、tert−アミル、ヘキシルまたは
2−エチルブチルである。中でもエチルが好ましく、メ
チルが特に好ましい。
式(1)の単位を有する重合体は、好ましくは遊離基触
媒の存在下において、式 (式中、Rは前記の意味を有する)のジアリルアミンの
ハロゲン化水素酸塩の重合し、ついでそのハロゲン化水
素酸塩を、たとえば水酸化ナトリウムの水溶液で中和し
て重合体遊離塩基を生成させることによって製造するこ
とができる。
式(1)の重合体へ重合しうるジアリルアミンのハロゲ
ン化水素酸塩の特定例を示せばつぎのものである: N−メチルジアリルアミン塩酸塩、 N−メチルジアリルアミン臭化水素酸塩、 N−エチルジアリルアミン塩酸塩、 N−エチルジアリルアミン臭化水素酸塩、 N−イソプロピルジアリルアミン塩酸塩、 N−n−ブチルジアリルアミン臭化水素酸塩、 N−tert−ブチルジアリルアミン塩酸塩、 N−n−ヘキシルジアリルアミン塩酸塩、 使用しうる遊離基形成触媒の例は対称形過酸化ジカーボ
ネート、過酸化ジカーバメート、過安息酸塩、過ホウ酸
塩、ペル硫酸塩または過酸化物硫酸塩である。好ましい
触媒がペル硫酸カリウムまたはアゾビスイソブチロニト
リル、あるいは好ましくは、アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)塩酸塩である。
これらの触媒はN−アルキルジアリルアミンを基準にし
て0.05乃至5重量%、好ましくは0.5乃至2重量%の量
で使用することができる。
N−アルキルジアリルアミン重合体と反応させるエピハ
ロヒドリンは、任意のエピハロヒドリンでありうる。た
とえば、エピブロモヒドリン、エピフルオロヒドリン、
エピヨードヒドリン、β−メチルエピクロロヒドリン、
好ましくはエピクロロヒドリンなどが使用できる。
エピハロヒドリンは重合体中の第三アミンの合計の1モ
ル当り0.5乃至1.5モル、好ましくは1.5モルの量で使用
される。
ポリ第四重合体の製造のための反応条件は、反応媒質の
pH価が高過ぎる結果としてあるいは温度が高過ぎる結果
として移動性置換基の早過ぎる置換が起こらないように
選択すべきである。したがって、できるだけ温和な温度
ならびにpH価の希釈水性媒質中で操作を実施するのが好
ましい。30乃至85℃の温度かつ6乃至8.5、好ましくは
7乃至8のpH価が有利である。この場合、所望のpH価を
得るためおよびハロゲン化水素酸塩を形成するために好
ましくは塩化水素酸のごときハロゲン化水素酸を使用す
る。
本発明による染色されたセルロース繊維材料の後処理
は、一般に染色の後で、ただし好ましくは新鮮な浴中で
実施される。
繊維材料は再生セルロースまたは、特に、天然セルロー
スでありうる。たとえば、スパーレーヨン、ビスコース
シルク、麻、亜麻、黄麻、好ましくは綿、さらには合成
繊維との混紡糸、たとえば、ポリアミド/綿または特に
ポリエステル/綿でありうる。この場合ポリエステル部
分は分散染料で予め染色されていてもよい。
本発明による方法によって処理される繊維材料は全部ま
たは一部分が天然または再生セルロースからなる任意の
形状でありうる。たとえば、フロック、糸、チーゼ、か
せ糸、織物、編物、フェルトでありうる。
これらセルロース繊維材料の染色は一般に反応染料また
は好ましくは直接染料を使用して実施される。染色は吸
尽法または二段階法たとえばパッド染色法によってある
いは捺染法によって実施しうる。特に適当なパッド染色
法いわゆるパッドスチーム法、サーモフィクッス法また
は常温パッド−バッチ法である。
染料の使用量は所望される色濃度に依存する。一般には
被染色材料の重量を基準にして0.1乃至10重量%、特に
0.5乃至5重量%で十分であることが判明している。
適当な直接染料は、たとえば、カラー・インデックス、
第3版(1971)第2巻、第2005乃至第2478頁に記載され
ている常用の直接染料である。
反応染料とはセルロースと化学結合を形成する常用染
料、たとえばカラー・インデックス、第3巻(第3版,1
971),第3391乃至3560頁および第6巻(改訂第3版,19
75)の第6268乃至6345頁に記載されている反応染料を意
味する。
本発明の方法の利点は、特に直接染料で染色された染色
物の後処理においてきわめて顕著である。
アゾ染料およびアントラキノン染料が特に適当であり、
とりわけ2乃至6個のスルホン酸基を有するポリアゾ染
料が適当である。
本発明の後処理は吸尽染色法を使用して実施するのが好
ましい。
浴比は広い範囲から選択でき、たとえば、1:4乃至1:10
0,好ましくは1:5乃至1:40の範囲の浴比が選択できる。
特別な装置は必要でない。標準的な染色装置を使用でき
る。たとえば、開放浴、ウインス染色機、ジッガー染色
機、パドル染色機、ジェット染色機あるいは循環型染色
機などが使用できる。
本方法は20乃至70℃、好ましくは30乃至50℃の温度で都
合好く実施することができる。処理時間は20乃至60分間
であることができる。一般的には30乃至40分間の処理時
間で十分である。通常は本陽イオン後処理剤で15乃至20
分間処理、ついでアルカリを添加し、そのあとさらに15
乃至20分間処理して後処理剤を固着させる方法で実施す
るのが好都合である。
浴比とは無関係に、本後処理剤は所望の堅牢度を達成す
るために、セルロース材料の重量を基準にして活性成分
0.5乃至5重量%、好ましくは0.8乃至2重量%の量で使
用される。
本陽イオン後処理剤のほかに、本発明によって使用され
る浴は、たとえば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ
ウムのごときアルカリを含有しうる。処理浴1当り2
乃至10ml、好ましくは4乃至6mlの30%水酸化ナトリウ
ム水溶液を使用するのが好ましい。アルカリは最初に後
処理剤と一緒に浴に添加してもよいが、後処理剤で15乃
至20分間処理したのちに添加するのが好ましい。
したがって処理浴のpH価は一般的には8乃至13.5であり
得,好ましくは10.5乃至13である。
処理浴はさらに他の常用添加剤をも含有することができ
る。たとえば、塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウムの
ごとき電解質、分散剤および湿潤剤さらには消泡剤、お
よび他の陽イオン性固着剤(これは繊維反応性であって
もよい)を含有しうる。
本発明によるセルロース繊維材料の後処理は、その繊維
材料を染色後に、ただし新規に仕立てた浴内で、後処理
剤、アルカリおよび所望の場合は電解質、好ましくは硫
酸ナトリウムを含有している水性浴で処理する方法によ
って実施するのが好都合である。好ましくは、染色され
たセルロース材料を、後処理剤と硫酸ナトリウムとを含
有している温度30℃の浴に浸漬し、この温度で15乃至20
分間、好ましくは15分間染色された材料を処理する。つ
いでこの浴にアルカリを添加し、そして30℃においてさ
らに15乃至20分間処理する。
本発明による後処理のあと、そのセルロース材料を水洗
いし、所望の場合は酢酸で中和し、そして常用法によっ
て乾燥することができる。
反応染料及び特に直接染料を使用して製造されたセルロ
ース繊維材料染色物および捺染物に本発明の方法を適用
して、湿潤堅牢性、たとえば、洗濯堅牢性および水堅牢
性が著しく向上されたセルロース繊維材料染色物および
捺染物が得られる。
他方、染色物のカラー・イードル、色相、耐光堅牢性等
に悪影響をおよぼすことは全くない。また、本発明によ
り後処理された染色物および捺染物がこわばりを示すこ
ともない。
以下、本発明を製造例と使用例とによってさらに詳細に
説明する。後記例中のパーセントは特に別途記載のない
限り重量パーセントである。量は染料の場合は市販製
品、すなわち最終製品としての量であり、添加剤の場合
は活性物質の量である。
製造例 例1 N−メチルジアリルアミンの92.5gに温度20℃において3
0分間にわたって30%塩酸101.4gを滴下する。この混合
物を均質溶液となるまで攪拌する。ついで温度を60℃ま
で上げ、この溶液にペル硫酸カリウムの10%水溶液13.5
gを混合し、そして45分間で80℃まで温度を上げる。こ
のあと5時間70℃において後重合を実施し、その生成物
を水696.75gで希釈する。希釈前にブルックフィールドL
V粘度計で測定したこの生成物の粘度は850mPa・sであ
る。40℃まで冷却後、水酸化ナトリウムの30%水溶液11
gを添加してそのpH価を7.8に調整する。つぎにエピクロ
ロヒドリンの77gを50℃において20分間において20分間
かけて滴下し、さらに1時間攪拌をつづける。このあと
37%塩酸20gを添加し、そして低温でこの浴を攪拌す
る。
しかして、透明な低粘度の溶液1012gが得られる。これ
は活性成分を16.7%含有している。
例2 N−エチルジアリルアミンの125gに最高温度20℃におい
て30分間にわたって37%塩酸98.64gを滴下する。この混
合物を均質溶液となるまで攪拌する。ついで温度を60℃
まで上げ、この溶液に2,2′−アゾビス(2−アミジノ
プロパン)二塩酸塩の10%水溶液9.35gを混合し、60分
間で85℃まで温度を上げる。このあと2,2′−アゾビス
(2−アミジノプロパン)二塩酸塩の10%水溶液21.8g
を30分間で滴下する。これによって温度は92℃まで上昇
する。このあと80℃において6時間攪拌を続け、そのあ
とこの混合物を45℃まで冷却する。この混合物のブルッ
クフィールドLV粘度計で測定した25℃における粘度は91
0mPa・sである。この混合物を830gの水で希釈し、そし
て水酸化ナトリウムの30%水溶液10gを添加してそのpH
価を6.5に調整する。つぎにエピクロロヒドリンの92.5g
を45℃において40分間かけて滴下し、温度を50℃に保持
し、50℃において1時間攪拌をつづける。このあと水48
g中37%塩酸28gの溶液を添加し、そして低温でこの浴を
攪拌する。しかして、透明な低粘度の溶液1263gが得ら
れる。これは活性成分を20%含有している。
例3 N−イソプロピルジアリルアミンの125gに最高温度20℃
において30分間にわたって37%塩酸88.8gを滴下する。
この混合物を均質溶液となるまで攪拌する。ついで温度
を60℃まで上げ、この溶液に2,2′−アゾビス(2−ア
ミジノプロパン)二塩酸塩の10%水溶液9.38gを混合
し、50分間で71℃まで温度を上げる。
さらに2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩
酸塩の10%水溶液21.9gを50分間で滴下する。これによ
って温度は95℃まで上昇する。このあと80℃において7
時間攪拌を続け、そのあとこの混合物を45℃まで冷却す
る。この混合物のブルックフィールドLV粘度計で測定し
た25℃における粘度は750mPa・sである。この混合物を
793gの水で希釈し、そして水酸化ナトリウム30%水溶液
8.5gを添加してそのpH価を6.8に調整する。つぎにエピ
クロロヒドリンの83.25gを45℃において30分間かけて滴
下し、温度を50℃に保持し、50℃において1時間攪拌を
つづける。このあと水48g中37%塩酸28gの溶液を添加
し、そして冷却するまでこの浴を攪拌する。しかして、
透明な低粘度の溶液1205.5gが得られる。これは活性成
分を20%含有している。
使用例 例1 漂白し、シルケット加工した綿トリコット各20gの複数
枚の試料布片を、通常の吸尽染色法を用いて下記染料で
別々に染色した: 1)下記式の染料1.9%; 2)下記式の染料1.5%; 3)下記式の染料1.2%; 染色後、冷水で5分間すすぎ洗いした。これによって黄
染色物、赤染色物、青染色物がそれぞれ得られた。
これら3つの染色試料(各20g)を、前記製造例1によ
る反応生成物1.6%とカ焼硫酸ナトリウム5g/lとを含有
している水性浴を使用して30℃の温度、1:20の浴比にお
いて15分間処理した。そのあと30%水酸化ナトリウム溶
液5ml/lを添加し、しかるのち再び染色物を30℃におい
て15分間処理した。上記により後処理された染色物試料
をスイス標準規格(SN)により次ぎの堅牢性試験にかけ
た: ア.洗濯試験No.3(SN ISO 105/C03) イ.ISO C2S洗濯試験(ISO 105/C06 C2S) ウ.キセノン光試験(SN ISO 105/B02)。
比較のため、3%チノフィックス・イーダブリューエー
(Tinofix EWA)で後処理された対応する染色物をも同
時にテストした。
これらの堅牢性試験によって得られた堅牢度の数値を表
1に示す。
例2 (A)シルケット加工されていない木綿クレトン20gを
常温パッド−バッチ法により、下記成分を含有している
水性浴を用いてパジングして染色した: 下記式の染料 30g/l カ焼炭酸ナトリウム 10g/l 水酸化ナトリウム水溶液(30%) 5ml/l。
飽じゅう度は80%であった。パジング後6時間放置し、
そしてくり返し洗浄して非固着染料を洗い落した。
(B)前記により染色された木綿布20gを前記製造例1
による反応生成物1.5%を含有している水性浴を使用し
て30℃において15分間処理した。このあと30%水酸化ナ
トリウム溶液5ml/lを添加し、30℃においてさらに15分
間処理した。
しかして赤染色物が得られ、これは酸性加水分解に対し
て優れた堅牢性を示した。
前記(A)において式(104)の染料の代りに下記式 の染料30g/lを使用して染色し、そして得られた染色物
を上記(B)に記載した方法で処理した場合にも同じく
酸性加水分解に対して堅牢な染色物が得られた。酸性加
水分解に対する堅牢試験の結果を表2に示す。
例3 例2(A)に記載の方法で染色し、ついで(B)に記載
したように後処理を実施した。ただし、今回は含浸され
た試料織物をパッド染色後、熱風固着装置で10℃の乾燥
熱に2分間暴露した。後処理のあと、隣接布として多繊
維交織帯を使用して水堅牢性試験(過酷)を実施した
(試験法はスイス標準規格ISO 105/E01)による)。試
験結果を表3にまとめて示す。
例4 例1と同様に操作を実施した。ただし、今回は製造例1
による反応生成物の代りに製造例2による反応生成物の
2.4%を後処理のために使用した。
後処理された染色物をISO C2Sの洗濯試験にかけた。試
験結果を表4に示す。
例5 (A)漂白綿糸のチーズ(500g)を、浴比1:20で下記成
分を含有している水性浴を用いて染色した: 下記式の染料 1.5% 下記式の染料 1.5% 下記式の染料 5% 硫酸ナトリウム 80g/l。
染色を50℃で60分間行った。このあと、無水炭酸ナトリ
ウム5g/lと30%水酸化ナトリウム水溶液1ml/lとを染浴
に添加し、そして染色物をさらに60分間50℃において処
理した。これによって得られた染色物を冷水で10分間、
そして80℃の温水で10分間それぞれ洗浄し、10分間沸騰
ソーピングを実施し、このあとさらに40℃の水で10分間
すすぎ洗いした。
(B)前記(A)によって黒色に染色された木綿を、前
記製造例1による反応生成物1.2%と硫酸ナトリウム5g/
lとを含有している水性浴を使用して、1:20の浴比、20
℃の温度において処理した。温度を20分間で50℃まで上
げ、このあと30%水酸化ナトリウム溶液4ml/lを添加
し、そして50℃でさらに30分間処理した。しかるのち処
理物を冷水で10分間2回すすぎ洗いし、乾燥した。しか
して、洗濯堅牢な黒色染色物が得られた。
(C)前記(A)において使用された染料混合物に代え
て、式(104)の染料5%と下記式 の染料0.5%とを使用して染色し、そして得られた紫色
染色物を前記(B)に記載した方法で処理した。この場
合にも同じく洗濯堅牢な染色物が得られた。
これらの染色物について実施した沸騰洗濯堅牢性試験
(洗濯No.4,スイス標準規格SNV 195814/1962の試験法に
よる)の試験結果を表5に示す。比較のため従来の後処
理剤チノフィックス(Tinpfix)EWAで後処理された対応
する染色物の試験結果を併わせて示す。
例6 (A)漂白綿糸のチーズ(500g)を、式(102)の染料
2%を含有する水性浴を使用して1:20の浴比で染色し
た。染色は40℃において開始され、そして30分間で98℃
まで温度を上げた。硫酸ナトリウムを5分間隔で1回6.
5g/lづつ3回添加し、そしてさらた98℃で45分間染色を
続けた。その染色物を最初は40℃の温水で10分間すすぎ
洗いし、そして次ぎに冷水で10分間水洗した。引続きこ
の染色物を製造例1の反応生成物1.2%を含有する後処
理浴を使用して例5(B)に記載したように処理した。
この後処理された染色物をISO C2Sの洗濯試験にかけ
た。比較のため公知後処理剤のチノフィックスEWAで後
処理された対応する染色物も同様に試験した。
これらの試験結果をつぎの表6に示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】染色されたセルロース繊維材料の後処理方
    法において、エピハロヒドリンを式 (式中、RはC1−C6−アルキル基である)のくり返し単
    位を含む線状重合体と反応させることによって得られた
    ポリ第四アンモニウム化合物を含有するアルカリ性水性
    浴を用いて該繊維材料を処理することを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】ポリ第四アンモニウム化合物がエピクロロ
    ヒドリンを式(1)の単位のくり返し単位を含む線状重
    合体と反応させることによって得られたものである特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】式(1)中のRがメチル、エチルまたはプ
    ロピルである特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】Rがメチルである特許請求の範囲第3項に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】後処理を吸尽染色法によって実施する特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】後処理を20乃至70℃の温度において実施す
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】温度範囲が30乃至50℃である特許請求の範
    囲第6項に記載の方法。
  8. 【請求項8】水性浴が付加的に2乃至10ml/lの水酸化ナ
    トリウム30%水溶液を含有している特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  9. 【請求項9】反応染料または直接染料を用いて染色され
    たセルロース繊維材料を使用する特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
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