JPH0672384B2 - ブラウンストツクの洗浄法 - Google Patents

ブラウンストツクの洗浄法

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JPH0672384B2
JPH0672384B2 JP60076886A JP7688685A JPH0672384B2 JP H0672384 B2 JPH0672384 B2 JP H0672384B2 JP 60076886 A JP60076886 A JP 60076886A JP 7688685 A JP7688685 A JP 7688685A JP H0672384 B2 JPH0672384 B2 JP H0672384B2
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ダイアモンド・シャムロック・プロセス・ケミカルス・リミテッド
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/02Washing ; Displacing cooking or pulp-treating liquors contained in the pulp by fluids, e.g. wash water or other pulp-treating agents

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は生の又は第一次セルロース繊維から使用済の又
は過剰の蒸解薬品及びピツチを除去し及び回収する方法
に関する。更に詳しくは、本発明は使用済の蒸解薬品残
留物、過剰の蒸解薬品及び、リグニン、脂肪酸ソープ及
び樹脂酸のような非セルロース性物質の回収を高めるた
めのブラウンストツクの改良された洗浄方法に関する。
[発明の背景] 広葉樹又は針葉樹の丸太から作られる生セルロース繊維
は多くの処理を経て製紙に適した状態となる。典型的な
パルプ化法においては、丸太は木材チツプにされ、蒸解
釜に供給される。後述する洗浄工程から得られ且つ溶解
し残留した蒸解薬品、使用済蒸解薬品残留物、セルロー
ス不純物及びパルプ化法の別の副生物である白液を含む
薬液は蒸解釜に供給される。蒸解薬品も添加される。こ
の蒸解薬品については後に記載する。
蒸解釜の内容物は比較的高い温度及び圧力、例えば平方
インチ当り約49.90kg(110ポンド)の圧力で約177.7℃
(350°F)、に保持される。これらの条件下で木材チ
ツプは蒸解釜で蒸解されてパルプとなる。典型的には、
これらの条件下で、チツプは約1〜5時間蒸解される。
蒸解はバツチ式蒸解釜又は連続式蒸解釜で実施される。
水性媒質内の蒸解された木材パルプはブラウンストツク
と呼ばれる。ブラウンストツクは一般に、パルプと液体
即ち液相の2層から成る。しかし、蒸解の後にも、大き
すぎるチツプ、蒸解不足のチツプ、即ちノットが残る。
これらの成分は粗いスクリーンを有するノッターにより
ブラウンストツトから除去される。
パルプを更に処理する前に、パルプを薬液から分離する
ことが必要と一般に考えられている。パルプを清浄化す
るために、使用済又は過剰の蒸解薬品を可能な限り除去
し、ピツチ不純物を除去及び回収することも必要であ
る。
蒸解後、大きすぎるチツプの除去に続いて、ブラウンス
トツクは洗浄工程のために洗浄機に送られる。洗浄工程
は一連の洗浄機を含み、ここでパルプと薬液を分離し、
更に引き続いて蒸解薬品、蒸解薬品残留物及び非セルロ
ース性不純物を除去することによりパルプは更に洗浄化
される。
洗浄方法を実施するためにいくつかの方法を使用でき
る。過去においては、ブラウンストツクは補助ボトムタ
ンク又はディヒューザ内でろ過された。薬液はそこから
排出され、パルプはこの薬液と洗浄水との重力置換によ
り洗浄された。圧力洗浄機のような他の形の洗浄機も知
られている。
現在では、回転真空ドラム又はシリンダー即ち真空洗浄
機が一般に使用されている。真空洗浄機はブラウンスト
ツク(即ちパルプと薬液の混合物)が入る大きなバツト
内で回転するワイヤーシリンダー又はドラムである。ド
ラム等の下部はブラウンストツク中に浸漬される。ブラ
ウンストツク中で回転するドラムの内側が真空にされ
る。薬液はエアイヤードラムの表面から内側に排出さ
れ、外側の表面にはパルプの層が残る。パルプの層は真
空力によりその場に保持される。
ブラウンストツク内でドラムの浸漬部分が回転するのに
従って、パルプ層が成長してマツト又はシートが形成さ
れる。シリンダー内の真空と外部雰囲気との圧力差によ
りパルプ又は繊維マツトから薬液の排出が続く。
洗浄作用はパルプシートの上方に位置するシャワーによ
り達成される。パルプシートに水がスプレイされ、ドラ
ムの回転につれてシートから薬液が置換される。真空力
が水をシート内に引き込み、そこで薬液と置換される。
薬液はシートの反対側からシリンダー内に排出され、ろ
液貯蔵タンクに貯えられ、例えば一連の洗浄機のうちの
他のもので一層汚染されたシート用の洗浄水として再使
用される。
最後に、パルプシートはドクターブレイドによりワイヤ
ードラムの表面から除去される。
洗浄水はシート内を通過する間に薬液濃度が高くなるの
で、洗浄水が適用される側のシート表面はシートの底部
でシリンダーに接するシートよりも清浄である。一連の
洗浄機を使用する場合、第一の真空洗浄機から得られた
パルプシートは第二の洗浄機に送られる前に、更に均一
に清浄なパルプを得るために再パルプ化されるのが一般
的である。この再パルプ化工程は各真空洗浄機の間で次
々と繰返される。
再パルプ化工程において、パルプ繊維は低いコンシステ
ンシー(パルプは非常に稀薄である)で攪拌される。溶
解されている固体は低濃度になり、次に洗浄機でパルプ
が集められる。低コンシステンシーでの再パルプ化はパ
ルプからの汚染液体の拡散を促進する。
連続した洗浄機内でパルプ媒質と洗浄液とは互いに交流
となるようにアレンジされる。新鮮な水は最終の洗浄機
でパルプシートを洗浄するために使用される。各洗浄機
でパルプシートを通過したろ液は前段の洗浄機でのパル
プの洗浄に使用される。これにより、蒸解薬品又はその
残留物が回収されるべきパルプから分離された薬液の稀
釈を最少にされる。
パルプ化ミルで使用された蒸解薬品は当分野で公知であ
る。蒸解システムは一般にクラフト又は亜硫酸塩法であ
る。その他の蒸解システムも知られている。
クラフトシステムは木材繊維を分解してパルプを製造す
るために蒸解釜内で水酸化ナトリウム及び硫化ナトリウ
ムを使用する。ナトリウムは硫酸ナトリウム、炭酸ナト
リウム、又は類似のナトリウム化合物として供給され
る。亜硫酸システムはSO及びマグネシウム、カルシウ
ム、ナトリウム又はアンモニアを使用する。クラフトミ
ルでは黒液が作られ、他方亜硫酸ミルでは赤液と呼ばれ
る。この明細書において、「薬液」とは赤液及び黒液の
両方、及び以下に記載するような他のパルプ処理法から
得られるパルプ混合物の液層を意味する。
あるパルプ化ミルは蒸解薬品を使用せずに木材からパル
プを形成する。かかるパルプ化法は公知であり、砕木法
のような機械的方法、リファイナー機械パルプを作るト
ファイナーの使用、又は熱機械パルプを作る熱の使用な
どがある。これらの方法の多くは熱及び機械的作用によ
り木材繊維を砕く。NSSC法のような他の方法は化学的及
び機械的な両方の作用による。これらの機械的、熱機械
的、又は半化学的な方法は洗浄工程を含まないが、洗浄
工程を使用する場合にはパルプの清浄化及び有機不純物
の回収に本発明の方法を使用できる。
洗浄前のブラウンストツクはパルプ化工程からの多くの
不純物、例えば過剰の蒸解薬品及び使用済の蒸解薬品
(パルプ化に薬品を使用する場合)、及び樹脂酸、脂肪
酸ソープ及び木材に由来する類似物質のような各種の有
機含有物を含む。この含有物はパルプ繊維にからみ、ま
たブラウンストツクの水相内に存在する。一般に、黒液
及び対応するパルプの含有物はアルカリリグニン、ヒド
ロキシ酸、ラクトン及びナトリウムであることが解っ
た。一般に、黒液は酢酸、ギ酸、硫黄、トラクチブズ、
及びメタノールも含む。赤液(亜硫酸法から得られる)
及び対応するパルプはリグノスルホネイト、モノサツカ
ライド(マンノース、キシロース、ガラクトース、グル
コース及びアラビノース)、ポリ及びオリゴサツカライ
ド、カルシウム、アルドン酸、糖−スルホネイト、エク
ストラクチブ、酢酸、メタノール、及びグルクロン酸を
含む。これらの物質は脱インク又は脱ワツクス再パルプ
化処理において遭遇する物質とは実質的に異なり、そこ
での含有物は無機物質及び非常に異なる有機物質であ
る。
再使用のために蒸解薬品残留物を回収すること及びミル
に必要な薬品の量を減少させることは非常に望ましい。
パルプ中に残るこれらの残留物は一般に回収できず、パ
ルプ製品中に残留する。薬液により運ばれるこれらの残
留物は回収可能である。従って、パルプ中の薬品量を減
らし、薬液中の量を増やすことが有利である。特に、パ
ルプから薬液に薬品を移すことが好ましい。
このような移動はパルプの洗浄により相当達成できる。
しかし、高品質即ち高純度で多量のパルプを得るための
製造レベルでの洗浄では膨大な量の洗浄水が必要であ
る。薬品の回収は蒸留即ち水性成分の蒸発を含むので、
非常に稀釈された溶液から薬品を回収することは極めて
高価になり、回収により得られるコストを上回ることに
なる。従って、パルプから過剰の及び使用済の蒸解薬品
を実質的に除去し、及び過度に稀釈することなくパルプ
を清浄化できる生パルプの洗浄方法が要望されている。
蒸解用の無機化学薬品の回収の問題に加えて、木材チツ
プ中に存在するリグニン及びその他の有機物質、例えば
樹脂酸及び脂肪酸ソープ等に起因する第二の問題があ
る。例えばトール油として回収される場合のようにそれ
らが経済的又は市場的に価値があれば、その回収が望ま
しい。高レベルのかかる物質を残すパルプを漂白するに
は一層多くの薬品を必要とするので、漂白工程がコスト
高になる。稀釈量即ち洗浄水の量を最少にし且つ一層多
量の有機物質を回収し、明度の高いパルプが得られる生
パルプの洗浄方法の提供が望まれている。
[発明の概要] 洗浄水又はブラウンストツク自体に、非イオン性界面活
性剤、分散剤、及び好ましくは溶媒を添加することによ
つて、生パルプの洗浄が予期し得ないほど改善されるこ
とが判明した。本発明によれば、所定量の洗浄水で、使
用済の又は過剰の蒸解薬品及び有機含有物の除去が驚く
ほど増大し、依って洗浄で明るい色のパルプを提供しつ
つ洗浄工程の稀釈を最少にでき、蒸解薬品残留物及び有
機物の経済的な回収が容易になる。
本発明では、洗浄工程において非イオン性界面活性剤を
分散剤と、好ましくは更に溶媒と組合せて使用する。界
面活性剤はオキシエチレングリコール鎖を含み、この鎖
の1個の末端水酸基は脂肪族エーテル基及びアルキル芳
香族エーテル基から選ばれたエーテル基で置換され、他
の末端水酸基はポリオキシプロピレン基及びベンジルエ
ーテル基から選ばれた基で置換される。好ましい界面活
性剤の典型的な構造は下記のとおりである: R(Ar)a(CO2H4)n(OC3H6)mY (式中、aは0又は1であり、Arは芳香族残基、好しく
は単環のものであり、Rは脂肪族基であり、nは約3な
いし約50であり、mは約0ないし約50であり、及びYは
水酸基及びベンジルエーテル基から選択され、mが0の
時はベンジルエーテルである)。
R基は典型的には飽和されており、少なくとも6個の炭
素原子を含む。aは0の場合Rは6〜24個の炭素原子を
含み;aが1の場合Rは通常6個以下の炭素原子を含む。
R(Ar)a基は少なくとも6個の脂肪族炭素原子及び合計2
4個までの炭素原子を含む。
前記の構造式は2つの大きなクラスの界面活性剤を含
む、即ち、(a)アルキルフェノールのアルキレンオキ
サイド付加物、及び(b)高級(C以上)脂肪族アルコ
ール又は酸のアルキレンオキサイド付加物である。界面
活性剤の製造に使用する酸はラウリル酸、ミリスチン
酸、オレイン酸、リノレン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸である。脂肪酸の付加物を使用する場合、典型的に
はRは6〜24個の炭素原子を含み、いくつかの不飽和を
含んでもよい。
使用する界面活性剤は系内で発泡問題の原因に実質的に
ならない低発泡性のものである。
これらの界面活性剤は、1979年11月13日に提出されたRi
chard E.Freis、James E.Maloney、Thomas R.Oakesの
「Methods of Deinking Secondary Fibers」と題する米
国特許出願093,744号に詳細に記載されている。この特
許出願093,744号の継続出願は1983年1月17日に退出さ
れ、その番号は458,432号である。
本発明は高分子電解質分散剤を使用する。「高分子電解
質」の用語は下記構造式の任意のホモ−、コ−、ターポ
リマー等を意味する: (式中、R1、R2、R4及びR5は独立であつて、水素、C1-C4
低級アルキル、アルキルカルボキシ(例えば、−CH2COO
H)又はこれらの混合物であり、R3及びR6は水素、カル
ボキシ、アルキルカルボキシ又はこれらの混合物であ
り、Xはカルボキシ(塩、誘導体、例えばアミンを含
む)、アセチル、遊離ラジカル単量体に通常結合した炭
化水素部分(例えば、スチレンにおける−C6H5)、a+
bの合計は15〜1000の範囲にある。) 上記の式に含まれる物質の例としては、ポリマレイン
酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸/イタコン酸コ
ポリマー、ポリアクリル酸/水素化マレイン酸コポリマ
ー、ポリマレイン酸/イタコン酸コポリマー、水素化マ
レイン酸/酢酸ビニルコポリマー、ポリアクリル酸/ア
クリルアミドコポリマー、ポリアクリル酸/メタクリル
酸コポリマー、スチレン/マレイン酸コポリマー、スル
ホン酸化スチレン/マレイン酸コポリマー、ポリマレイ
ン酸/メタクリル酸コポリマー、マレイン酸テロマー、
マレイン酸/アルキルスルホン酸コポリマーがある。
特に好ましい水溶性の高分子電解質はポリアクリレイト
化合物である。このポリアクリレイト化合物は下記構造
式のポリマー及びコポリマー、及びその誘導体を含む; (式中、R2、R5、X、a及びbは上記定義のとおりであ
る)。
最とも好ましい具体例では、Xは−COOZであり、ここで
ZはH、又は一価カチオン、例えばNa+、K+、▲NH+ 4▼で
ある。従って、好ましい高分子電解質はポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、及びアクリル酸/メタクリル酸
のコポリマー(例えば、ALCO Chemical社から市販され
ているAQUATREAT)である。
本発明の高分子電解質は水溶性である。水溶性とは一般
的に言ってポリマーが極性の水分子と相互作用しえる十
分な極性基(例えば、COOH)を含まねばならない。これ
は主に又は全て炭化水素(例えば、スチレン)である不
飽和モノマーを有するコポリマー、ターポリマー、テト
ラマー等において、それらを室温又はそれ以下の水に溶
解させるのに十分な極性官能基が存在することを意味す
る。一般に少なくとも約10モル%のモノマー含有ポリマ
ーは極性官能基(例えば、 を含み、必要な水溶性を有する。
低分子量の高分子電解質は約50,000以下の分子量を有
し、好ましくは約500〜25,000、更に好ましくは750〜5,
000の分子量を有する。従って、a+bの合計は5〜1,0
00、好ましくは10〜500、更に好ましくは12〜450の範囲
である。上記の分子量範囲の物質は数100万の分子量を
有するフロキュラントと呼ばれるポリマーよりも小さい
分子量である。フロキュラントの作用は所望の分散作用
とは逆に分散粒子の凝集である。従って、これらの高分
子物質は本発明の物質とは逆の方法で使用される。本発
明の低分子量物質は一般に分散剤と呼ばれる。
本発明においては、分散剤及び界面活性剤と一緒に各種
の公知の水溶性溶媒又は共溶媒を使用できる。溶媒はパ
ルプ不純物の除去を予想以上に向上させる。溶媒として
は、Cellosolve及びCarbitolの商標で市販されているグ
リコールエーテルのようなエトキシ化された溶媒があ
る。好ましい例としては、テトラヒドロフラン、テトラ
ヒドロフルフリルアルコール、これらのエトキシ化及び
プロポキシ化された誘導体がある。テトラヒドロフルフ
リルアルコールが特に好ましく、使用済蒸解薬品の回収
及び得られるパルプ純度レベルを改良する。
作用的には、非イオン性界面活性剤、分散剤及び溶媒は
蒸解薬品及び可溶性有機物の回収を増加し及び所定量の
水での洗浄後にパルプ純度を高めるのに十分な量で使用
される。界面活性剤:分散剤の比が約0.5:1〜2:1で最良
の結果が得られる。溶媒を使用する場合、界面活性剤:
溶媒の有効な比は約0.5:1:1である。
比イオン性界面活性剤の所望濃度は一般に約0.01〜30lb
s/乾燥パルプのトン、好ましくは0.1〜4lbs/トンであ
る。溶媒の濃度は、約0〜25lbs/トン、好ましくは0.1
〜4lbs/トンである。当分野においては、「ポンド/ト
ン」は洗浄されたオーブン乾燥パルプのトン重量に対す
る添加剤のポンド重量を意味する。
添加剤はパルプ化システムの種々の場所で、例えば、シ
ャワーヘッド、洗浄バット、ろ液貯蔵タンク、ダイジェ
スター、デノッター、リパルパー等で供給される。一連
の洗浄機の中間、例えば3連の2番目のシャワーヘッド
に供給した時、洗浄システムに良好に分配されることが
判明した。
添加剤は別々に、前もって混合して、混合物として添加
できる。好ましくは、添加剤は前もって混合される。好
ましい例では、10〜60%非イオン性界面活性剤、10〜60
%高分子電解質及び0〜50%溶媒(合計100%)の混合
物が約0.04536〜22.68kg(0.1〜50.0ポンド)/トンの
レベルで添加される。更に好ましくは、混合物は30〜50
%非イオン性界面活性剤、20〜40%高分子電解質、20〜
40%溶媒を含む。大きな経済的効果を達成するために
は、濃度は約0.2268〜2.268kg(0.5〜5.0ポンド)/ト
ンであり、混合物は一連の洗浄機の中間のシャワーヘッ
ドに添加される。
洗浄水の温度は約37.8〜100℃(100〜212°F)、好ま
しくは約60〜82.2℃(140〜180°F)の範囲である。
本発明により達成される驚くべき結果は、洗浄水のマツ
トへの浸透及び使用済蒸解薬品や有機物質のような薬液
及び不純物の有効な置換等、マツト内でのチャンネリン
グを防止できる結果であると考えられる。
[実施例] 以下の実施例により本発明を更に説明する。
実施例1 3個の回転シリンダー真空洗浄機を備えた亜硫酸パルプ
化ミルで、前実施、実施、後実施を実験した。前実施の
データは21日間の標準製造中にミルから測定した。実施
は標準条件下で本発明を利用して27日間で行なった。後
実施は実施後約21日で本発明の使用なしに再度の標準製
造中に測定した。前実施及び後実施のデータは標準であ
り、本発明の使用により得られたデータとの比較のため
である。
実施方法は以下のとおり: 使用した添加剤は第2シャワーに供給した。添加剤は40
重量%の比重0.97の変性アルコールエトキシレイト、活
性度100%の30重量%低分子量ポリアクリル酸で100%で
のPH1.5〜2.0を有する48〜50%水溶液、及び分子量約10
2で20/20℃での比重約1.0543の約30重量%のテトラヒド
ロフルフリルアルコールを含む。第2シャワー溶液の温
度は48.9〜71.1℃(120〜160°F)であつた。
結果を以下に示す: ノツトTDSはパルプの洗浄前にノツターから液層に溶解
した固体の合計である。
第1洗浄機ろ液TDSは3連の洗浄機の第1洗浄機から回
収されたろ液に溶解した固体の合計である。この値が高
くなる程、多くの不純物がパルプから洗浄されたことを
示す。
第3洗浄機マツトTDSは第3洗浄機で形成されたマツト
自体に溶解した固体の合計である。これは、マツトから
液体をスキージングし、その液体を全溶解固体について
試験することにより計算した。液体スキージングの組成
はマツト自体の組成に対応することが当該分野では理解
されている。この値が低い程、純粋なマツトであり、好
ましい。
第3洗浄機シャワー流は第3シャワーのヘツドから流れ
る洗浄水の分当りのガロンである。
赤液固体は赤液の全重量に対する固体の重量%である。
この値は蒸解後にパルプに含まれ洗浄で除去される蒸解
薬品、リグニン等の不純物の存在を示す。高い値はパル
プから多くの不純物が除去され、回収可能であることを
意味する。
サージタンク固体損失はパルプに伴送される、従って回
収できない固体、蒸解薬品、リグニン等を意味する。こ
の値が低い程好ましい。
全効率は%で表される。高い%は洗浄効果が大きいこと
を示し、好ましい。これは以下の式により計算される: 効率={(TDS第1バツト)−(TDS第3マツト)}× 100/{(TDS第1バツト)−(TDS第3シャワー)} 式中、TDSは全溶解固体を意味する。TDS第1バツトは一
連の洗浄機の第1バツト中のブラウンストツクの全溶解
固体である。TDS第3マツトは第3洗浄機で形成された
マツトのスキージングの分析から得られる。TDS第3シ
ャワーは第3シャワーヘツドからスプレイされる洗浄水
の全溶解固体である。
第3洗浄機マツト抽出可能物は全重量に対する不純物の
重量%である。このテストはTAPPI法に従って、抽出工
程にベンゼン及びアルコールでなくトルエン及びアルコ
ールを使用して実施した。この値が小さい程パルプ又は
マツト中の可溶性有機不純物が少ないことを意味する。
データに関して、Nはテストしたサンプルの数である。
得られた値はその後Student Tテストを経て分析され、
第1表の値を得た。Sは得られた値の中の標準偏差を表
わす。カツコで示した%は値の信頼限度である。
結果の検討 全実施のデータ並びに0.6804kg(1.5ポンド)/トンの
レベルで実施例に記載した混合物の添加を伴なう実施の
データを使用して回帰式を発展させた。全ての作業は複
数の線状回帰を経て実施した。式中に含まれる用語は
(P=0.05)のレベルで重要である。回帰式は以下のと
おりである: 赤液固体=9.813+1.352×第マツトTDS+1.190×使用添
加混合物のポンド/トン+0.077×第1バツトTDS−0.16
7×蒸解(No./日)。
R=0.8102。
サージタンク固体損失=117.12+(2.65×蒸解(No./
日))+(0.022×ノツター流)−(1.78×効率)+
(0.120×1日の製造)。R=0.5535。
第3マツトTDS=6.552+(0.030×ノツタ−TDS)−(0.
066×効率)−(0.041×使用添加混合物のポンド/ト
ン)。R=0.6658。
赤液固体は実施の間に増加し、後実施の間に減少した。
回帰式は、添加混合物のトン当り0.19%に等しい。又は
0.6804kg(1.5ポンド)/トンの平均実施供給流で約0.3
0%に等しい効果を示した。
第1洗浄機の全溶解固体の結果値は相当に上昇し、添加
剤混合物の使用により洗浄結果が顕著に向上したことを
示す。ノッター全溶解固体も実施の間に増加した。
第3洗浄機マツトにおける全溶解固体は前実施及び後実
施の平均に比較して実施の間に17%減少した。この値は
固体除去の驚くべき効果を意味する。回帰式は第3洗浄
機全溶解固体に関する添加剤混合物の効果が0.6804kg
(1.5ポンド)/トンで添加剤混合物を使用したことに
より0.0615%減少したことを示す。
全効率は顕著に増加した。後実施の値は前実施がサンプ
ルサイズが小さいので前実施よりも信頼できる。効率は
オーブン乾燥した全溶解固体から計算した。
第3洗浄機マツト抽出可能物は実施から後実施の間に12
%減少し、これは実施の製造速度が大きい点からみて予
想以上に大きな減少である。
実施例2 実施例2は実施例1と同様に、同一標準方法を使用して
同一亜硫酸塩ミルで実施した。
最初の前実施は8日間連続し、その後更に12日間おこな
つて、標準ミル操作に関してデータを測定した。実施期
間は12日の前実施につずいて5日間連続し、後実施は更
に3日間つずいた。
実施例2の実施方法は以下のとおりである: サンプルランで表示したように実施及び後実施の間に種
々の時間に第3マツトからスキージングを行ない、いく
つかの場合に、ベンゼン及びアルコールの代りにトルエ
ン及びアルコールを使用したTAPPIテストにより水溶性
無機物を分析した。第3マツトスキージング分析の結果
は下記にPPM単位で示した: 第3マツト溶解固体の平均は、固体重量/スキージング
重量による%で表示して、以下のとおりである: 第1前実施 第2前実施及び後実施 実 施 0.48 0.49 0.42 結果 第3マツト中の溶解固体は実施中に平均で0.49%から0.
42%に減少し、可溶性無機物及び有機物の減少を示し
た。第3マツトの水分析は実施中の無機物の顕著な減少
を確認した。これらの結果は、第2シャワーへの添加剤
混合物の使用により第3マツト中の無機及び有機固体が
予期できないほど減少する傾向を示した。
以上の記載及び実施例は本発明を限定するものではな
い。当業者は本発明の範囲内で各種の変更及び修正がで
きるであろう。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学的又は機械的に製造された生パルプか
    ら、使用済の又は過剰の蒸解化学薬品又は有機不純物を
    除去する方法において: (a)化学的又は機械的に製造された生パルプの繊維マ
    ットを形成し、及び (b)該繊維マットに、置換オキシエチレングリコール
    非イオン性界面活性剤及び水溶性低分子量の高分子電解
    質分散剤を含む水溶液を通過させることを含む上記方
    法。
  2. 【請求項2】上記の繊維マットに水溶液を通過させる工
    程は繊維マットに水溶液を適用し、該マットを通して真
    空で水溶液を吸引することを含む、特許請求の範囲第1
    項の方法。
  3. 【請求項3】上記水溶液を繊維マットに適用する工程は
    該マットの表面に水溶液をスプレイすることを含む、特
    許請求の範囲第2項の方法。
  4. 【請求項4】上記繊維マットは回転ドラム真空洗浄機を
    使用して製造される、特許請求の範囲第3項の方法。
  5. 【請求項5】上記水溶液の温度が約37.8〜100℃(100〜
    212°F)である、特許請求の範囲第3項記載の方法。
  6. 【請求項6】上記水溶液は更にエトキシ化された水溶性
    の溶媒を含む、特許請求の範囲第1項の方法。
  7. 【請求項7】上記水溶液は、水溶性溶媒として、テトラ
    ヒドロフルフリルアルコール、そのエトキシ化された誘
    導体又はその混合物を含む、特許請求の範囲第1項の方
    法。
  8. 【請求項8】置換オキシエチレングリコール非イオン性
    界面活性剤、低分子量の水溶性高分子電解質分散剤及び
    溶媒の合計濃度はオーブン乾燥パルプのトン当り約0.04
    536〜22.68kg(0.1〜50.0ポンド)であり、この合計濃
    度は界面活性剤が10〜60重量%、分散剤が10〜60重量%
    及び溶媒が0〜50重量%からなる、特許請求の範囲第6
    項の方法。
  9. 【請求項9】合計濃度がオーブン乾燥パルプのトン当り
    約0.2268〜2.268kg(0.5〜5.0ポンド)である、特許請
    求の範囲第8項の方法。
  10. 【請求項10】上記高分子電解質はマレイン酸と酢酸ビ
    ニルの共重合体である、特許請求の範囲第1項の方法。
  11. 【請求項11】上記高分子電解質がポリアクリレイト化
    合物を含む、特許請求の範囲第1項の方法。
  12. 【請求項12】上記ポリアクリレイト化合物は500〜250
    0の分子量を有する、特許請求の範囲第11項の方法。
  13. 【請求項13】上記高分子電解質は、 (式中、R1、R2、R4及びR5は独立であって、水素、C1-C4
    低級アルキル、アルキルアルコキシ、又はこれらの混合
    物であり、R3及びR6は独立であって、水素、カルボキ
    シ、アルキルカルボキシ、又はこれらの混合物であり、
    Xはカルボキシ又はその塩又は誘導体、アセチル、遊離
    ラジカル単量体に通常結合した炭化水素部分、COOZ(こ
    こでZはH、一価金属イオン又はアンモニウムであ
    る)、又はこれらの混合物であり、a+bの合計は15〜
    1000の範囲にある。)の構造を有する、特許請求の範囲
    第1項の方法。
  14. 【請求項14】R1、R3、R4及びR6が水素であり、R2及びR5
    が水素又はメチルであり、及びXがカルボキシである、
    特許請求の範囲第13項の方法。
  15. 【請求項15】化学的又は機械的に製造された生パルプ
    と使用済の又は過剰の蒸解化学薬品又は有機不純物を含
    有する水性パルプ媒質から、使用済の又は過剰の蒸解化
    学薬品又は有機不純物を除去する方法において: (a)該水性パルプ化媒質を置換オキシエチレングリコ
    ール非イオン性界面活性剤及び水溶性低分子量の高分子
    電解質分散剤と混合し、 (b)この水性パルプ化媒質から生パルプを実質的に分
    離し、及び (c)その後、使用済の又は過剰の蒸解化学薬品又は有
    機不純物を水性パルプ化媒質から除去することを含む上
    記方法。
  16. 【請求項16】水性パルプ化媒質から生パルプを実質的
    に分離する工程において、生パルプを洗浄工程で洗浄す
    る、特許請求の範囲第15項の方法。
  17. 【請求項17】水性パルプ化媒質から生パルプを実質的
    に分離し及び回転真空シリンダー洗浄機で洗浄する、特
    許請求の範囲第15項の方法。
  18. 【請求項18】上記工程(a)で更にテトラヒドロフル
    フリルアルコール、そのエトキシ化された誘導体又は混
    合物を含む溶媒を混合させる、特許請求の範囲第15項の
    方法。
  19. 【請求項19】置換オキシエチレングリコール非イオン
    性界面活性剤、低分子量の水溶性高分子電解質分散剤及
    び溶媒の合計濃度はオーブン乾燥パルプのトン当り約0.
    04536〜22.68kg(0.1〜50.0ポンド)であり、この合計
    濃度は界面活性剤が10〜60重量%、分散剤が10〜60重量
    %及び溶媒が0〜50重量%からなる、特許請求の範囲第
    18項の方法。
  20. 【請求項20】合計濃度がオーブン乾燥パルプのトン当
    り0.2268〜2.268kg(0.5〜5.0ポンド)である、特許請
    求の範囲第19項の方法。
  21. 【請求項21】上記高分子電解質はマレイン酸と酢酸ビ
    ニルの共重合体である、特許請求の範囲第15項の方法。
  22. 【請求項22】上記高分子電解質がポリアクリレイト化
    合物を含む、特許請求の範囲第15項の方法。
  23. 【請求項23】上記ポリアクリレイト化合物は500〜250
    0の分子量を有する、特許請求の範囲第22項の方法。
  24. 【請求項24】上記高分子電解質は、 (式中、R1、R2、R4及びR5は独立であって、水素、C1-C4
    低級アルキル、アルキルカルボキシ、又はこれらの混合
    物であり、R3及びR6は独立であって、水素、カルボキ
    シ、アルキルカルボキシ、又はこれらの混合物であり、
    Xはカルボキシ又はその塩又は誘導体、アセチル、遊離
    ラジカル単量体に通常結合した炭化水素部分、COOZ(こ
    こでZはH、一価金属イオン又はアンモニウムであ
    る)、又はこれらの混合物であり、a+bの合計は15〜
    1000の範囲にある。)の構造を有する、特許請求の範囲
    第15項の方法。
  25. 【請求項25】R1、R3、R4及びR6が水素であり、R2及びR5
    が水素又はメチルであり、及びXがカルボキシである、
    特許請求の範囲第24項の方法。
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